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水鏡に映る自分の姿は何に見えるだろう。
人か、それとも――。
どうやらこの中には、村人が6名、人狼が1名、C国狂人が1名いるようだ。
赤い木の実 ハムスターが「時間を進める」を選択しました。
[ 続けて少年から、似たような質問が飛んでくる。
少女はすこし眉を下げて首を傾げた。 ]
……いえ、その、…………分からなくて
貴方と似てる、かも。
なんというか……自己の喪失、のような…………
[ 彼の「知っている場所じゃないと思う」という返事を、
嘘や冗談だと思わなかったのは
自分も同じようなものだからだ。
打算は叶えてあげられないが。 ]
…………名前くらいなら、分かるんですが。
[ いや、考えれば考えるほど
本当にこれが自分の名前かは自信が無くなるけれども。
話しているうちに彼はオムライスを頼んだらしい。
老婆も子どもも、慣れた様子で応じていた。
子どもはまだ小さく、幼いように見えるが
ともすれば少女よりきびきびと仕事をこなしている。 ]
/*
ところで。
恋愛するならびーえるしたいと思ってたんですけど、学生くらいの年齢の男の子にびーえる仕掛けるのは無理だな……w
/*
好き嫌いとかじゃなくて倫理観の問題で
一応成人済みのつもりなのだ 手癖が少年って書いたから18歳とかかもしれないけど
[>>0:76 新たな客人の訪れはいつ頃だったか。
その姿を視界に捉えて、ぐるり店内を見渡せば、
客人はニコラ含め年若いものばかりである。
喫茶店の客層としては物珍しい光景に思えた。
あるいは善い魔女を自称する魔法使いの仕業かもしれない。
少年少女を集めてあくじを成そうとしているのではと
訝しむ心が過りもするが。
皴深い顔の温和な笑みに、ふう、とかぶりを振った。]
[やがて 店のなかは
煮詰めたベリーの甘酸っぱさだったり
オーブンから漂うパイ生地だったり
ふうわりとした卵の匂いだったりが
混然と広がって、ニコラの食欲を刺激させる。]**
[途中で入ったオムライスのご注文>>0:90は、ばーばさまがやるみたい。
りんごのジュースは、ボクでもできる。
ボクはといえば、ボウルとクリームとを受け取って>>0:85、それをぜんぶ台の上に置いた。]
ありがとう、ばーばさま。
パンケーキはパイを出したら、焼きますね。
ベリーのパイとパンケーキは、クリームを分けたいです。
[パンケーキには、とろけるバターがいちばんしあわせ。
その塩気を立てるためには、チーズが入ってないほうがいい。
きんきんのボウルでかしゃかしゃ、かしゃかしゃ、泡立てて。
かたすぎず、でも流れてしまわないくらいのクリームに仕立てる。
途中、クリームを半分に分けたら、片方には少しあたためてやわらかくしたクリームチーズ。
とろとろクリームにチーズを合わせて、ふわっとやわらか、すっきりほんのり酸味と塩気。
もう片方は、お出しする直前にもう少しだけ泡立てて……]
[スープを飲みながら、少女は返事を返してくれた。>>1
暁の街出身だろう、と推測していたが。どうやら少女も、この街の住人ではないようだった。>>2]
え、そうなんですか。あの……あれ。魔法……? に驚いてなかったから、てっきりこの街の住人なのかと。
似てる……ってことは、貴女も、気づいたら、他の場所から、ここに?
[そんな不思議な現象、一致するものなのか。
打算は叶いそうもないが、同じような状況の人間がいる、ということは、安心を呼ぶものである。
ほっと一息ついて、少しだけ頬をほころばせながら言葉を返した少年は、次の少女の言葉に、思わず目を丸くした。]
自己の喪失……そう、ボクも色々、覚えてなくて。どうして、この街に来たのかとか……。
そんな感じ……です?
[もし記憶喪失まで一緒なら、まさしくシュクルと同じ状況だ。
まさかここまで一致しているとは。奇妙な一致だと思った。そんな偶然あるものなのか。
老婆の言う『同じ』とは、果たしてこの奇妙な一致を指しているのだろうか。
他の客も、もしかして。過ぎりはするものの、今の少年には確かめる機会もなく。
もし話す機会があれば、聞いてみるのもいいかもしれない。]
[ちらと厨房らしきスペースに目を向ければ、店員の少年と老婆がてきぱきと料理を作っている様子が見えた。
ジャムが煮込まれていく様子も、パイが焼かれていく様子も、オムライスが形作られていく様子も、どれもこれも少年にはまるで魔法のように見えた。
甘い匂いとケチャップの匂いが、少年の鼻をくすぐって、また、ぐうとお腹がなる。
店内には、老婆と少年が料理を届けるには少し多いように感じる人数がいるように思っていたから、待つかと思ったけれど。この様子なら待ち時間も程々に料理が届くかもしれない。
老婆にケチャップアートについて問われれば。>>0:94]
ケチャップアート、好きです。
でも描けないので、描いてくれたら嬉しい……です。
[と、返して。
お腹の音を誤魔化すようにスープを飲み干すだろう。]**
[あっちにふらふら、こっちにふらふら。
行く宛もなく、街の中をぶらついていると、いつしか日は落ちて夜のとばりが下りてきた。
寒くなってきたし、家に帰りたいところだが。
自宅の場所はわからない。知らない街である。
実は家がないというオチだったりしないだろうか。
割と途方に暮れながら、だいぶ空腹を覚えて一つの店の前に吸い寄せられた。ドアに『黎明街』と書かれている。
肩にかけていたカバンからベージュ色の財布を取り出し、中身を確認した。入っていた小銭はあまり見慣れていないように思えたけれど、財布に入っているということはお金なのだろう。]
……こんばんは。
まだ開いてますか。
[そしてそっと、私は扉を開いた。]
[一人だし、席はどこでも良かったが、なんとなくカウンター席のひとつを選び。]
はあ………
お腹は空いているけど、何を食べたらいいのやら。
なんだかやけ食いしたい気分だった気もするし、お腹が空いているのに何も食べたくないような気もしていて。
[何を食べるべきなのか、店員らしき方々に逆に尋ねるという普通の店なら困りそうな問いかけをし。]
とりあえず……外寒かったから、あったかいもの欲しいな。
スープ?じゃあそれで。
他に何かおすすめとかありますかね。
[何を食べたらいいのか迷う私は、日替わりメニュー等がないかを確認してみるのだった。**]
/*
しかしねえ
こんな時間に見るものじゃないね
めっちゃお腹すくよお料理描写……ww
バーバさんもテッドさんも美味しそうなもの作ってる様子が伝わってくる……
[さてさて、お客さんのお名前は聞けたかどうか。
たくさんおしゃべりしたいけれど、別のお客さんをあんまり待たせてもいけないから、キッチンにはすぐ戻ることになる。
今度はパンケーキ、パンケーキ。
ちいさめ、のリクエスト。その通りに、少しちいさめのまんまるになるように、生地をとろーり、垂らします。
丸はふたつぶん。生地がふつふつ、泡をたてたら返しどき――なので。
その間に、さっきより分けたクリームをもうちょっと、ぽてっとするまで泡立てる。]
どうやって、のせよかな。
[ジャムに、クリームに、ばらの砂糖漬け。
ちいさめパンケーキのお皿に、どう盛り付けるのがいちばんか。
ちいさい割にはよぉく回る頭をうんうん悩ませて、ボクはココットをふたつ出す。
ジャムとクリームは、別添えにしよう!]
えいっ。
[パンケーキの裏側が、シロップとおんなじ金色に焼けたなら、ターナーを差し入れて一息に返す。
ぽむ、と気持ち良い音がして、もう片面も焼けていく。]
はちみつ多め、レモンソーダ。
[お飲み物の準備だって、お手の物。
ばーばさまが漬けたレモンのシロップをふたすくい、そこにはちみつを足していく。
氷を入れて、よく冷えたソーダをそそいだら、しゅわしゅわ涼しい音がする。
くるりくるりかき混ぜて、できあがり。]
[こんがりきれいにパンケーキが焼けたら、お皿に二枚かさねて。
バターをひときれその真ん中に置いたら、ばらの砂糖漬けも飾り付け。
ジャムとクリームの入ったココット、シロップを入れたミルクポットと一緒にトレイに乗せて、はちみつレモンソーダもかどっこに置いたら。]
よっと。
[トレイを持って、キッチンを出る。
押し扉を、どうにかこうにか押しまして……]
お待たせいたしました、お客さん!
ちいさめパンケーキ、ばらの砂糖漬け、ベリーのジャム。
それからそれから、はちみつレモンソーダです!
[いちばんにやってきたお客さんのところへ、トレイを持っていく。]
/*
そういえば心の傷、飼ってたペットの死にしようかと思ったけどこの雰囲気だとそぐわないかしら……?
自キャラの家族を軽率に殺しがち人間
魔法……は、そうですね、驚かなかったな……
……実感がないです、けど、知ってるんだと思います。
どこにいたかも、思い出せないですが……
たぶん、貴方の推測が近いかも……です?
[ 喋り慣れてきたのか、少年の雰囲気のおかげなのか、
少女も徐々にスムーズな話し方を習得してきた。
うーん、と悩みつつも言葉を返していると
振り向いた先で少年はわずかに頬を綻ばせている。
同じような存在がいて、安心したのだろうか。
重ねて問われ、少女はうん、と頷いた。 ]
シュクルさん。
私、ドールと…申します。
よかったら、ええと、……仲良くしてください……?
[ こういう時の言葉や挨拶とは、これでいいのか。
最初に話しかけた自分から名乗るべきだったのか。
なんだか人間社会一年目のような疑問ばかりだが、
記憶が無いなら今はそれでも間違っていまい。
どうやら彼のところにオムライスも到着するようだし、
にこ、とまた笑いかけて、少女は前を向いた。 ]
[ まずはパンケーキにシロップをかけて、バターを広げ。
添えられたジャムやクリームはいったん置いておき、
シンプルな味のまま頂くことにする。
食べやすい大きさにナイフを通し、
生地へフォークを刺して、口に運んだ。
雲を噛んだようなやわさと、シロップの甘さ。
ふたつが味覚に伝わり、少女の空腹を刺激する。
そうか、結構お腹が空いていたのか──と
今更そんなことに気が付いた。
少女を満たしてくれる彩はまだ傍らに控えている。
迷いながら、また一切れを口に含んだ。** ]
まずはこのスープを召し上がって頂いてから。
あとはお客さまの心のままに。
何も思い浮かばなければ、まずはおなかいっぱいになるまで
味を変えながらスープを召し上がるのも
ひとつの過ごし方ですよ。
[スープはいたってシンプルな味付けだから、
調味料を少し加えるだけで様々な味になるだろう。
その味が記憶のトリガーになることもあるし、
単に満腹に導いて心を落ち着かせるだけのこともある。
メニューはないのだ、とほほ笑んだ。*]
あの、私、記憶がない状態でして。
そんな贅沢をしたら、手持ちでお代をお支払いできるか心配で……。
も、勿論、足りない場合は働いてお返しいたしますがっ。
[食い逃げなどをする心算ではないとのアピール。
この店にいる客人達が、皆、記憶を失っているとはまだ知らず。*]
ここに来るお客さまはみぃんな
十分お支払い頂けますのでご心配なく。
それとは別に、こちらで働きたい、
お料理をつくりたい、というのなら、
ぜひどうぞ。
[客人の財布に入っている金額は、元々の彼らの持ち物ではない。
「喫茶店で食事をする」という行為を発生させるために
一文無しではハードルが高かろうと入れてある飾りのようなもので、会計の際はそれで足りるように告げるだけ。
そしてまた来店するのなら、財布にはまた貨幣が補充される。
ここは、そういう街にある、そういう店だから。]
ああ、それともこの街のどこかで別のお仕事を、というのも
必要であれば紹介しますよ。
そうして「この街の人」になった人もいますからね。
[客人が住人になることを選ぶのもまたひとつの選択だ。
老婆は静かに付け加え、ドアの方を見た。
帰れない/帰らない人に対して魔女は
強引に帰す手段を取らない。*]
/*
なるほどなるほど多分日付更新でポイント増えたんだ 48h村初めてだからびっくりした
ありがたいねえ ゆるしてるから多分そんなに使い切れないけど……
[>>9 小ぶりの、しかしどこも欠けていない
まるいベリーのパイがニコラの元に供される。
紅茶もぴったりのタイミングだ。>>26>>27
料理人兼給仕の少年の顔 浮かぶ笑み見れば
その出来栄えはわかるというもの。]
ありがとう 綺麗な焼き色だね
それに、とても良い匂い
[ニコラはツヤツヤのパイの表面と
星の輪郭を保っている砂糖をカップに認めて
満足そうに頷いた。]
テッド……?
え 、とぼくはニコラ
記憶ちがいじゃなかったら、ニコラだよ
よろしく
[テッドに答えようとして、するり音に乗る名前。
それなのに、
記憶ちがいなんて付け加えてしまったのは
「忘れてしまいましたか?」そんな彼の問いで
ニコラはほんとうに自分がニコラなのか
疑念を抱いてしまったからだ。
何故なら、それ以外のことがあまりに不確かだから。]
いただきます
[ナイフとフォークを手に取って、
どことなく静粛な心持ちで、
黄金色のパイにナイフを入れた。
サクッと美味しいそうな音が立つ。
切り開いた断面から、
ジャム状のベリーと果実のままのベリー両方が
いっぱいに詰まっているのが見える。
ニコラはワァと小さく、声をあげた。]
…… うん、 うん
おいしい
[バターのコクを感じさせつつも軽い触感の生地に
ベリーの酸味と甘さのバランスが絶妙だとか、
チーズクリームの完璧な量と滑らかさだとか、
一瞬だけ清涼さを運んでくるミントの葉だとか、
具体的で色取られた言葉は持ち合わせて
いなかったらしく、零すのはシンプルな感想だけ。
ひとくち、もうひとくちと口に運んだ。]
[>>13>>14 新しい客人はカウンターに向かった。
ニコラはちらと目を向けながら、
ガラスのティーカップを手に取る。
綺麗な水色のなか 星のかけらは、
ほんの少し角が取れて優しい形。
口に含んで、
心地よい温かさと柔らかな甘みを堪能する。]
記憶が……?
[お屋敷にお仕えしてるような恰好した少女の、>>33
零した言葉を拾う。
そういえば、カウンター席の少女も>>2
少年も>>10 そんなことを口にしていた。
ここを訪れる者は皆そうなのだろうか。
カップから立ちのぼる湯気の奥、
不確かな自分を探るように水面を見つめた。]**
ええと……それでは、このトーストに、レタスとトマトを挟んで頂いてもよろしいでしょうか。
[控えめに微笑みながら、先程、店主が言っていた野菜をリクエストした。
自分の名前と、悲しんだ記憶しかない状態で、迷い込んでしまったような街。
とても心細かったが、そこでこの店を見つけ、美味しいスープを頂いて。
街にいてもいいと言われ、それもいいのかもしれない、と思ってしまった。
厚意に甘えるのは申し訳ないから、その時にはしっかりと稼げるようになる心算だけれど。
──一方で、そんな考えは、逃避とも考えられる。
けれど、自分が“何”に傷ついていたかを思い出すのは、怖い。*]
[カウンター席で語らう少年と少女は、一つ間を開けて座っている。
おひとり様用のカフェなので、此処で知り合ったのだろう。
女の目には、二人のやり取りが微笑ましく映る。
彼女達の頼んだのは、オムライスにリンゴジュース、パンケーキに蜂蜜の入ったレモンソーダ。
一部は記憶に引っ掛かりがないものの、何とも美味しそうなメニューだ。
>>0:73ベリーのパイを注文をした少年は、のんびりと注文の品が出来るのを待つ心算のようだ。
瞳は前髪に隠れて見えないが、料理人の少年に急がない事を告げる辺り、優しい人のように見える。
出来立てのパイをサーブされた後、>>38少年と話す様子に、彼も自分と似たような状態なのではないか、と思った。
>>14女の後からやって来た女性客は、少年達と同じくカウンター席へ。
その恰好は女には見慣れないものだったが、彼女にとてもよく似合っていた。
女のようにメニューに悩んでいる様子で、スープを勧められていた。**]
魔法、知ってるんですね。すごいなあ。ボクが知ってる限りでは、ボクの世界には魔法なんて存在してなかったから。
それじゃあボクたち、別の世界の人間同士ですね、きっと。
[まるで夢物語のようなことを喋っているという自覚はあったが、事実なんかそんな感じのことが起こってそうだから。
まあ魔法がある世界だし。何が起きてもおかしくないよね。うん。少年はそんな気持ちですべてを受け止めていた。
硬く、途切れ途切れだった少女の言葉は、少しずつ、なめらかになってきたようだった。>>20
そして少女は、少年の問いかけに、うんと頷くと、肯定の言葉を返してくれた。>>21]
そうなんですか。
本当に奇遇ですね。すごいや。
[すごい……という言葉が適切なのかはわからないけれど。こんな不思議な境遇の人間がふたり。それはもうすごい偶然だろう。多分。
見慣れないこと、不思議なことの連続で、少年のテンションは高まっていた。
いや、どうやって帰ろうかとか、この後どうしようかとか、そんなことを考えると楽しんでる場合じゃないんだけど。
それでも今は、この状況が楽しかった。]
[てんやわんやとする少年にも、少女は笑いかけ、名前を教えてくれた。>>22
呆れられないでよかった。という思いと、ひとりでじたばたしちゃって恥ずかしいな、という思いがぐるりと渦を巻き、少年は顔を赤らめながら頬を掻いた。]
ドール……さん。
ドールさん。こちらこそ、……えーと。仲良くしてください。
[『仲良くしてください』。と、その言葉に、返す言葉が見つからなくて、思わず鸚鵡返しをしてしまう。
見知らぬ人と交友関係を結ぶことは、この体はあまりしてこなかったのだろうか。慣れない会話に、(いや、記憶喪失の身に慣れるも慣れないもないのだが)それでも新たな交友関係が嬉しかった。]
[と、どうやら少女のところにパンケーキが届くらしい。
こちらの頼んだオムライスも、ケチャップで彩れば完成だ。
にこ、と再びこちらに笑いかけてくれた少女に、こちらも笑顔を返しながら小さく頭を下げた。
また、喋れるかな。]
[それから前を向こうとしたところで、『記憶がない』、と聴こえた気がして、少年はメイド服の女性をちらと見やった。>>33
目があったならば、慌てて会釈するだろう。]
[話していれば、いつの間にやらもうひとり、客人がこの『黎明街』へとやってきたようだった。>>14
カウンター席に座った少女に、少年もまた、目が合えばぺこりとちいさく頭を下げるだろう。]
[彩られるのを待つばかりのオムライスは、優しいたまごの黄色が、きらきらと光っていて、とっても美味しそう。
ベリーのジャムの匂いも、とてもいい匂いで。きっとりんごのジュースのりんごも、老婆が言うように新鮮なのだろうと思いを馳せる。
少年は、この待つばかりの時間が嫌いではないようだった。少女……ドールさん、とも、話せたし。]
[オムライスのケチャップアート。老婆に何を描こうか問われれば。]
ハートマーク、似合うと思うけどなあ。店員さんに。
ああでも、そうだな、うん。もしできるなら、どうぶつのケチャップアート、お願いできますか。
[恥じらう老婆に心からの感想を告げて。
なんとなく、どうぶつがいいなと思って。そうお願いする。
お耳にリボンのうさぎさん。きっと少年は喜ぶだろう。>>28]*
/*
RP村、ガチ村と同じくらい窓開く
ガチ村は鳩でもできるけどRP村は箱じゃないと難しいからRP村のほうがガチ説ある
……おかわりください。
[味変用にもう一杯注文する。
おいしくて温かい物が流し込まれた胃は、その優しい味わいに感動し、もっと寄こせと欲しがっている。つまりスープが呼び水となって、食欲が湧いてきたのだ。
悲しいことがあったことは覚えている。目の腫れは、時間がたったから多分ひいていると思うのだけれど。多分それで、食事が美味しく感じなくてあまりまともに食事をしていなかったのではないかと私は推測した。
とても美味しい、と思う感覚が久しぶりに感じられたからだ。
おかわりを頂けたのならば、まず塩を少し振ってみよう。
しょうゆや胡椒もいいかもしれないが、砂糖を試すつもりはなかった。]
[食事もとりたくなくなるくらい落ち込んでいたような気がするが、あいにく今は忘れてしまっている。となれば、わからない原因の為に落ち込んだ気分を引きずって食事をしないなんて勿体ない。
本当だ、ゆっくりだが一歩一歩進んでいるような心持になる。
では次は、何を食べるか考えようか。
周囲の会話を耳に入れながら、どことなく不思議な雰囲気の店だな、と思う。
ついで、他の客たちが何を食べているのかをちらちらと伺った。
何を頼むのかの参考に。
目があうと軽く会釈をして盗み見を誤魔化した。
甘そうなパンケーキ。
ケチャップ画つきオムライス。
パンとチーズにサンドイッチ。
さくさくのベリーパイ。]
……………迷う。
[添えられた飲み物も含めて、どれも大変においしそうだ。
しかもメニューはないらしく、好きな物を頼めばいいという事実。
最初に決めたことは、食べたい気分になってきたので、すぐではなくとも料理と食後のデザートというやつを両方頼むこと。**]
[自由、と評されると、老婆は微笑む。]
お客さまがそう思われるのでしたら、
お店を開いている甲斐がありますね。
他のお客さまのご迷惑にならない範囲でしたら
食べたいものを食べて
したいことをして
……眠れるようなら眠って、
お過ごしください。
[忘れてしまっているとはいえ、
とても大きなかなしみによって眠ることすら
忘れたい人もいるから、もし、眠ることが怖くなければの話だ。]
まあ。まあ!
とっても、とってもありがたいことですねえ。
ババも、テッドも大歓迎ですよ。
[少女の身体は覚えているのかもしれない。
掃除や洗濯のやり方を。
もしかすると日常的にしていたのかもしれない。
そうすることによって記憶が蘇ることもあると
老婆は知っているが、それは彼女には告げないまま、
単純に申し出を喜ぶ言葉を。]
お待たせしました。
崩れちゃうから、ナイフとフォークで
お召し上がりくださいね。
味が薄ければこの玉ねぎドレッシングを少ぅし
かけてもらえれば美味しく頂けると思いますよ。
[これで物足りなければ改めてもう少し挟みやすい薄さで
パンを切るつもりだ。*]
[一番最後に入店した客人は、スープのおかわりをご所望だ。
味変に興味があるらしい。
それならば、と戸棚から引き出したのは引き出しが
マンションのように並ぶ調味料ラック。
砂糖、塩、ブラックペッパー、ピンクペッパー、
クミン、カルダモン、唐辛子、ガーリックパウダー、
刻み生姜(引き出しの中に瓶が入っている)、
それから冷蔵庫から米味噌、キムチ、パルメザンチーズ、
ミルクとソイミルクのピッチャー。
バイキングのようにカウンターにずらりと並べた。
引き出しに書かれた文字は、客人がどの世界どの国から
来たに関わらず読めるようになっている。*]
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