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水鏡に映る自分の姿は何に見えるだろう。
人か、それとも――。
どうやらこの中には、村人が11名、人狼が1名いるようだ。
崩壊都市 □□□□が「時間を進める」を選択しました。
うーん、
[くすくす笑うイノリくんの表情を伺い知る事が出来ず、少し残念な気持ちもあるものの、笑みを零しているのなら良かったとも、口元にも妖精がぱたぱたと飛び掛かってきて困っている僕。>>424
イノリくんはこの惨状を置いていいのか悩んでるようだったけど、どこからか聞こえてくる音色に血相を変えた様子で駆け出して行った。>>425
誕生日を祝う音色だったと思うけど、はて、何か見かけたのかな。
まあ、イノリ君が何か見たいものがあるというのなら、僕の役目はここまで。
その背中は……良く見えなかったけど、紡がれた言葉に手を振って応える。]
おお〜、
[再会の言葉には微笑んで。
さて、この妖精たち、どうしてくれようか。*]
夜は更けて、夢は深く。
今日も遊園地には様々な来園者が訪れる。
人も、機械も、人形も、魔女も、人狼だって!
ここではみんな友達になれる夢の世界。
さあ、夜明けまでまだたっぷり時間はある。
思い思いに楽しもう、この遊園地を!
── 遊園地のバックヤード ──
[遊園地の目玉たるパレードの用意が裏方で進む。
色とりどりなフロートの飾り付けと動作確認に、各エリアを象徴する踊り子や演者たちとの打ち合わせ。
遊園地の最高責任者レオーネは大忙しだ]
ああ、忙しい、忙しい。ですが楽しい!
パレードの締めの花火ビームも準備万端!
これも全ては来園者様たちの笑顔のため。
あ、スタッフのみなさん。
パレードの宣伝をお願いしますよ。
はい、チラシをどうぞ。
[スタッフたちにチラシを託すと思い思いにチラシを配りに行く。
夜明け前の一層深い夜空の下、パレードがあるよ!と]
── >>0:426の続き ──
うーん、
[くすくす笑うイノリくんの表情を伺い知る事が出来ず、少し残念な気持ちもあるものの、笑みを零しているのなら良かったとも、口元にも妖精がぱたぱたと飛び掛かってきて困っている僕。>>0:424
イノリくんはこの惨状を置いていいのか悩んでるようだったけど、どこからか聞こえてくる音色に血相を変えた様子で駆け出して行った。>>0:425
誕生日を祝う音色だったと思うけど、はて、何か見かけたのかな。
まあ、イノリ君が何か見たいものがあるというのなら、その意思を尊重しよう。
その背中は……良く見えなかったけど、紡がれた言葉に手を振って応える。]
おお〜、
[僕の役目はここまでと思っていたけど、再会の言葉には微笑みつつ。頼られるのは存外悪くはなかった。
……さて、この妖精たちはどうしてくれようか。*]
/*
きゃっきゃ!!村建て狼うわーい♪
これで遊園地の裏話を赤茶で語るのが夢だったのー。
うぅーん、でも今日は体調大事にでお休みしちゃおう。
夜はまだまだこれからだもの。(ごろんちょ)
いえ、どちらかというと貴方のお身内の子かなと思いましたが――違うみたいですね。
もしかしたら、そのお知り合いの方と何か繋がりがあるのかも?
私はまだ、この子と知り合ったばかりで、、、
[考えつつ、私も子犬に視線を落とします。>>0:407
この方が元気(正常?)になって安心したのか、今は傍に近寄って大人しく?クン活に勤しんでいるようでした。]
貴方のこと確認中?
[私はそっと笑いかけます。
この機械容姿の方が本当は人間なのだろうかとかは考えません。
目に見えるそのままに自然に受け入れていました。
ひとつだけ付け加えるとしたら、頭のレオーネくんカチューシャが、好印象の手助けをしていたかもしれません。
そうして、改めて私は、先ほどの最後の問に向き合いました。]
知り合ったばかりですが大切な………友達だと思っています。
[この方のカメラアイを通した私の姿は人間なのでしょうか。
それとも、友達かと尋ねる辺り、白狼に見えていたりすることもあるのでしょうか。>>0:160
子犬のほうはチェック?の気が済めば、満足げに尻尾をフリフリさせて、私の元へと戻って来たのでした。]**
あらあら、いいのよ?私へのお礼なんて。
[と言いつつも、自分のためにお人形さんが売店内を探し始めれば>>0:418、止めることはしない。
やがて、星屑が散りばめられたような柄が特徴的な藍色基調のガラスペンを魔法の杖として差し出されれば、その発想に感心と愛おしさを。]
まぁまぁまぁ!なんて素敵な杖なんでしょう!
おばあちゃまにいただけるの?
ありがとう、ラピスちゃん。大切にするわね。
[なかなか贈り物をもらう機会がなかったのに、この遊園地では贈り物をもらってばかり。
心がじわりとあったかくなって。ついつい、嬉しくなって、杖を手に取った時に魔力をほんの少し通わせれば、淡く光り始めたことだろう。こっちは本当の魔法。]
うふふ、とっても素敵な杖を選んでくれたのね、おばあちゃまの魔力に馴染むみたい!
[そう言って小さく杖を振れば杖の光はふわりと消えた。ちょっとしたパフォーマンスではあるが、ついつい慣れないことをしてしまう。
それはきっと彼が喜ぶところを見たいから**]
―――そうだね、会えたら。
[会えたら遊ぼうという言葉に私は目を細めます。
この夜の遊園地の招待を受けても、私がマウスくんのことを探さなくなったのはいつからでしょうか。
それは勿論、彼のことを避けているのではなく、“次”があるからという期待からでもなく。
この場所で、マウスくんが出会いと別れを繰り返しながら、沢山の友達を作る姿を見てきたのもあるけれど、ただ、彼が寂しくなければいいと願う気持ち。
私が居なくても寂しくないように、私が居なくても寂しくないなら、それが1番だと思うようになっていました。]
『マウスくんは私が居たら、寂しくないですか?』
[あの日の言葉が、糧ではなく>>0:236枷になってしまわないように。
君の寂しい時間がいつか、無くなりますように。
会わなくても、会えなくても。――――会えなくなっても。
君が寂しい時は傍に居るから。
ずっと、友達で居るから。]
[私はメッセージを大切に胸に仕舞います。
花束に顔を近づけると、マウスくんの香りがするような気がしました。]
君もいい匂いだと思う?
[鼻を近づける子犬に微笑みます。
現実世界だと花束は早く花瓶に移さないとですが、そこは“夢”のご都合主義が発揮されるでしょうか。
でも、どうせなら――――私は想像を働かせます。
すると花たちが宙に浮かび、はらはらと雪のように舞い始めたかと思うと眩い光を放って、持っている傘の生地に吸い込まれて行きました。]
上手くいったみたい。
[私は明るさが元に戻ってから、傘を確かめます。
無地だった生地には想像通り、色とりどりの優しい花の模様が浮かびあがっていました。]**
[話がふっと止まるまで、少年は食い入るように聞き入ってうんうんと頷き心で噛み締めていた。>>0:384
その熱意はろくに写真に触れたことなどない聞き手にも伝わる程。
拘りだなどととんでもない。マストの話は三日三晩の酔狂で語れる内容ではない。
尊敬の念を強め続ける一方、ふと小さな頭に浮かんだ疑問。
この人はもしかして、今では居なくなってしまった人をその生前に撮影した経験があるのだろうか?
仮に仕事として行っただけの話でも聞くのは躊躇われるもので、一瞬過ぎっただけの思考として消える。]
でもそれって、撮ってる人が感情豊かだからこそ……ですよね
もし機械みたいな人だったら、思い入れもなく撮影してたら
きっと何も想いが見えてこない写真になるのかも、なんて
[だからマストさんに撮られる人はきっと幸せですね、と
少年は話を聞いた上で感じた自分なりの言葉を述べて、笑いかける。
彼のイメージするマストはそれはもう売れっ子の写真家で、沢山の人を撮影し感謝されている存在に違いない。]
[こちらが気にしないように言ってくれたのだろう言葉。>>0:385
しかし、少年は悩む様子を深めてしまう。
仕事でも趣味でも、マストが素晴らしい写真家であることは違いない──まだその腕前を見てもない癖に、素直な子供は確信していたから。
それでもなんだかんだでその言葉に甘え結局お願いする流れに落ち着くが、恐縮がどこかに残っていたのは確かだろう。
鋭い観察眼を持つ大人に察されていることも、遠巻きに見ているスタッフ達の視線にも全く気づかずに一生懸命笑顔と目線を保とうとしていた>>0:386]
ひゃっ……
[故に突然集まってきたスタッフ達には思わず小さく声を上げる。
その後はもう百面相の如く、誰かの悪戯心とスタッフの陽気さに翻弄され、最後にはそれすら楽しくなり自然に笑みを零す子供がいた。
少年が思っていた撮影とは全然違った形になったけど、結果的にレンズを変に意識しすぎずに撮影してもらえたのだった。]
わあ、ありがとう……!
[古い機械じみた音と共に、撮影主の手元に現れた写真。
両手を出して受け取り、一つ一つをじっくりと眺める。
自分はここにいるのに写真の中にもいる。少年にはそのように感じられた。
ただ写り込んでいるのではなく、一つ一つについさっき出来たばかりの思い出と感情が焼き付いているかのよう。まさしく先程語り聞かせてもらった通り。
マストが写し出したイノリは──まるでただの子供のようだ。
そんな風にまた自分を感じる時がくるとは、まるで思っていなかった。]
僕、この写真凄く好きです
施設に戻っても……楽しい気持ちを思い出せる気がする
[目を細め、大切そうに胸に抱いてそう零した。
遊園地の思い出の始まりは、魔法使いのような写真家と。*]
[ラピスの選んだ『魔法の杖』に、
ローズおばあちゃまは、それはそれはとても喜んでくれました>>7!
その杖先(ペン先)から輝く魔法の光に、素敵なを選んでもらえたという言葉にその喜びの気持ちはより一層暖かく自分の中に溢れ、嬉しさのあまり顔が綻ぶのが止まりませんでした。]
すごい、でス すごいです…!
ろーずおばあちゃまは
ひと ヲ シアワセにしてクレル まじょサマデス…!
[スノードームに魔法をかけるおてつだいをしてくれたスタッフさんは、ラピスの見えないところから素敵な魔女様にグッ!と親指を立てて三人の勝利を喜びます>>6
こうして、マウスにプレゼントするお星様とローズおばあちゃまへのお礼のプレゼントができたラピスは次にマウスに会えたら、直接渡してあげよう…!と意気込むのでした。
だって、ろーずおばあちゃまがこんなに喜んでくれたから!
きっと直接渡したら、マウスもきっと喜んでくれるはずです
ラピスはそのお星様を大事に大事に仕舞い込みました。
持ち歩くのは大変と思っていたら、そこにササッと店員さんが夜空の模様のの肩掛けのバッグを下さいました。これで、お星様を割ることなく、のびのび遊園地を楽しめます!]
"…もしも魔法が使えたらなあ…
xxxと自由に遊んでみたいなあ…おしゃべりしたいなあ
[…と、その時、ふと脳をよぎる記録のノイズ
だれかが…そう。
誰かが、魔法を使うことを望んでいたような
それを 叶えられなかった記憶
悲しませてしまった記憶が ざらつくように]
ろーずおばあちゃま
ぼく…ボク 僕も 魔女様 ニ
なりたいデス…!
どうすレバ 魔女様に ナレマスカ?
[憧れた少年人形は、過去の記憶を頼りにふとそんなことを訪ねました]
まほうをつかったら ジユーで幸セと
きき マシタ。ソシテ ボクモ幸せでス。
ジユーにして、あげたい…トモダチ が
イタ ような きがするんデス
だかラ、ボクモ
ろーずおばあちゃまの ぇと、えっと
おでしサン に なりタイです…!
[魔法使いが弟子を取る絵本をどこかで読んだのか、魔女様には弟子がつきもの…!とラピスはそのようにお願いしてみました。壊れてしまった機械でも魔法使いになれるのでしょうか?そもそも魔力なんてものはこれっぽっちもありませんが、お星様の魔女様への憧れは止まりません。
『トモダチ』のために、楽しい魔法が使えるようになりたい!と無邪気に憧れの眼差しを向ける少年人形。SFの世界エリアのはずなのになんだかチグハグなおねだりをしてしまうのでした**]
[傘の主いわく、この白い子犬は特にその人――にまだ見えていた――の身内という訳ではないらしい。>>4
「そうか」と短く返しながら、鷺型の頭を小さく傾げる。
ヘロー自身も、この犬とはまさに今「知り合った」ばかりのはず、なのだが。]
私の知り合い――ああ、パップって言うんだが、
パップの遠縁、なのかもしれないな。
なんというか、この子、毛並みだけじゃなく
気質も微妙に似ている気がしてきてな……実は警戒されてる……?
[子犬が「懐いてくる」というこれまでの認識を、ここでヘローはふっと改める。
このクン活は寧ろ捜査官の取り調べ並みに相手の素性を徹底的に確かめている行動なのではないか……と件の知り合いとの初対面のことを思い出したのである。子犬のそれはただの興味深々からの行動>>0:255だったのかもしれないが。]
君は、私について何か解りそうかい?
[「確認中?」と笑う傘の主>>5に続く形で、子犬にそう問うてみる。人間の言葉らしい言葉ではその答えは返ってこなかったけれども。
すぐ傍にその子犬の気配を感じる中で、目の前の人の姿へと改めてカメラアイを向け直し――…
ほんの少しだけ間を置いてから、柔らかい声調の合成音を返す。]
そうか。……良かった。
譬え知り合ったばかりでも、大切な友達だと思える
そんな相手に、君も巡り合えて。
[こういう自分もこの夢の中で「友達」の語を交わした相手がいる、ということまでは口にしなかったまま。
いま一度改めて、機械の目は、傘持つ人の姿にキリリと照準を合わせる。]
[機械工ヘローは、相手が機械であれば、人間らしい偽装の中にもささやかな違和や特性を感じ取る勘に長けている。
けれども機械ならぬ「人間にみえる」生命体の素性まですぐに見破る程度の勘や魔術的な才覚までは有していない。
それでもこの時、カメラアイを通してヘローに“その姿”>>0:160が視えたのは、白い子犬を介しての縁か、それとも夢の不思議か。
いずれにせよ、ヘローはここで“人間以外の姿”が垣間見えたことには小さく驚いたものの、その姿そのものについてはすんなりと納得できていた。]
日々の生活の中で、自分の真実を
生きていく身であるなら、なおのことな。
いやまあ、君がそうとは限らないんだが。
[「人の姿纏う白き狼として」と直接声に出すことは避けながら、こう言い添える。
ヘローの出身地での公共の場で「人のカタチ」を強いられるのは機械>>0:264だけでなく、人間とかけ離れた姿の魔獣や、人間と部分的に異なる姿の妖精も同じだったのだ。]
しかし、「君」ってばかり呼ぶのも煩わしいな。
[現に子犬と傘の主、両方とも同じ呼称で呼んでしまっている状態だ。
傘の主のほうに戻っていった子犬
私はヘロー。
挨拶のヘローとも、光輪のヘローとも覚えてくれていい。
雨傘の主よ、君の名をここで聞いてもいいかい?
[手足の先に黒の映える白狼の姿にも映って見えた人の姿に対し、ヘローは機械の無表情のままのつもりで、問う。]
[さてこの時、
抽象的な鷺の機体にホログラムのように重なる形で、生身の人間の姿が映っていることが。
(ちなみにだが、この人間の姿もちゃんとレオーネくんカチューシャを被っている)
銀色の細かい三つ編み>>0:127は、前髪の辺りに左右対称に数本ずつと、ポニーテールのように一つにまとめた後ろ髪からたくさん。後ろ髪の三つ編みの束は、機体の後頭部から伸びる何本もの長いコードに相当する。
そして、ヒトとしてのその面立ちは――…。
もしもこの真の姿が見えたならば、これもまた、白い子犬が繋ぐ縁が為した不思議だったのだろう。**]
[ヒトとしての面立ちは、比較的若くはあるが大人びてもいるもの。30代の人間としてはやや若作り。
眉は細く整えられ、両目の瞼には濃い黒のアイシャドウが引かれている。目の周りにも黒いシャドウが薄くぼかすように広げられ、どことなく目の隈のよう。
口紅は薄めのグレー。肌の色は薄く、やや血色悪め。
こうしたメイクと合わせて、女性的な男性とも、男性的な女性とも、どちらとも捉えられ得る容貌をしている。
この容貌が、ユラが知る人間のうちの誰かを想起させるか。
あるいはどの人間ともかけ離れたものであるか。
いずれにせよ、ヘロー……ヘロンはあくまで別の世界線の人間であり、ユラが生きる世界の人間たちとは特に関わりないだろう。**]
[気付けば森の妖精たちも俺たちの周りに集まって来る。
そうして俺たちの周りをくるくる飛ぶ。
周りを見渡せばここは何の施設もない森の中。
木立から覗く妖精の光や足元の不思議なキノコ。
それから来園者の休憩スペースも兼ねた切り株なんかもあった]
ひとまず、あっちの切り株に座って休憩しようぜ。
あ、立てる? 水とか飲む?
[立てるなら一緒に傍にある切り株に腰掛けて。
夢の力で具現化したペットボトルの水を差し出した]
/*
基本チップ名は変えない主義なので、マウスって名前なのですが。
「ねずみちゃん」なんて名前どうしてお母さんつけたんでしょうね。
ミッ〇ーマウスが好きだったとか?(遊園地だし)
夢の遊園地にいるねずみ。
あっ…………(手の込んだ自殺)
/*
それよりもラナさんがログの海に溺れてないか心配ですね。
けっこうなRP猛者さんたちが集いましたから……。
本当ね、自分のペースでゆっくり遊んでくれればいいんだけど。
焦る人は焦るかなぁーって……心配(おろおろ)
--- アドベンチャーエリア・デラックス・イーグル前 ---
[アドベンチャーエリア と 光る文字が地面に大きく表示された。
ああ、ここがジェットコースターのあるエリアか、と周囲を見回す。
密林部分 >>0:29 には、案内人 レオーネさんのお薦めの「デラックス・イーグル」>>0:202 があるらしい。
鷲をモチーフにしたその絶叫マシンは、先ほど動いているような気配を感じたけれど、来客とは未だに誰ともすれ違っていない。
遊園地は混むものだと聞いていたのだけれど、これなら待ち時間もなく乗れるだろう。
そうこうするうちにたどり着いた場所でその大きさを見上げる。
初めて乗る乗り物だ、すごい速度で移動するという。
ジェットコースターと絶叫マシンはどう違うのか?などと逡巡しているのは、別に怖いからというわけでは−−− おそらくない。
何事も経験だ、とは思うものの、なぜか足が前に出ない。
これが、足がすくむという経験だろうか。]
[先に、『ジャングルの秘宝を探せ』のほうを楽しんだほうがいいんだろうか。
これって謎解きなのかな、などと、と首を傾げて考えているうちに、ゆったりとした足取りで似た色の髪をした大柄な男性が現われるようなら
「ああ、僕はまだいいので、お先にどうぞ」と先を譲ることだろう。]*
[子犬に問いかける姿は、この方の心根を反映するように私の目には優しく柔らかく見えました。>>22
その後に告げられた“音”も同じくらい、温かなもの。]
貴方“も”、巡り合えたみたいで良かった。
[私は心に届けられた温もりに応えるように微笑みます。
詳細を話されなくても、この方もそういう誰かと巡りあったのだということはわかりました。]
[子犬が繋いだ不思議な縁。>>23
機械容姿の方の視線が改めて、私に向けられます。
たぶん、この時。
もうひとつの私の姿がそのカメラアイに映ったのでしょう。]
…………そう、ですね。
[その事実に、私は困ったように眉根を下げてしまいます。
心をも見透かす機能が、この方にあるのかどうかはわかりません。
もしそうなら、人間の私も、白狼の私も。
酷い雨に打たれて、ずぶ濡れになっている様子が見えるのでしょう。
けれど幸いなのか、配慮なのか。
話は互いの呼称に移っていきます。]
え?
[不意に「君」と呼ぶのが煩わしいと言い出す機械容姿の方に私は瞬きました。>>24
言われてみれば、特にこうして話していると最もなのですが。
私に関していえば、これまで自分から名乗ることはなく、聞かれてから応えることばかり。
そういえば、子犬にも名前、聞いていないし、つけてあげてもいませんでした。]
…ヘローさん、ですね。
私はユラ。ユラ・サブリィテ。
ユラと呼んでください。
[全く同じ台詞をふれあいエリアでも言っていたことを思い出しながら>>0:345、ヘローさんの顔を見つめていると、その姿が何かに滲みました。>>25]
――…?
[私はまた、瞬きます。
それまで見えていた姿に重なる、別の面影。
レオーネくんカチューシャが、それが同一人物であることを私に伝えます。
沢山の三つ編みが施された髪型は初めて目にするもの。]
ヘローさんは―――…人間の方、なのですね。
[なぜ機械人間の姿に見えるのかはわからない。
けれど私は、見たことをそのまま、ヘローさんに伝えました。]**
[ニンゲンの成長が、私達のそれとは違うことは知っていました。
ヘローさんの姿から考えると、年齢で言えば、私と同じくらいなのでしょう。
綺麗に整えられた眉や、特徴のあるお化粧。
グレーの口紅は肌の色をより暗く見せる印象を受けましたが、こういったことは国や地域毎に変わってくるもので、まして世界が違えば猶更に思えました。
私の居る世界には精巧な機械の存在しないので、十中八九ヘローさんの世界とは異なっている筈。
その姿が私の知る誰かに似ていると言ったことはありませんでしたが、その性別が、女性であるようには感じられていました。]**
/*
>>31
たーたらったーたーたたー♪たーたらたーたらたーんたーんたん♪
(例の有名なテーマソング)
参加者は鞭も持ちましょう!鞭も!!(わくわく!!)
あ、怒らないで、怒らないでー!!
─アドベンチャーエリア─
[宛もなく緩やかに歩く調べは遅く。
華やかに輝く電球の灯りと、夜空に煌めく星明りを見上げながら
前髪に隠れた瞳が夢の世を見渡す。
その視線が、似た色の髪を見つけたならば、]
おや。
……愈々、“夢”に縁があるねぇ。
[笠がないから分からなかったのだろうか。
それとも、この夢の中では時間軸が違うのだろうか。
こちらは見覚えのある顔に、大きな手をひらりと振る。]
やぁ、三ノ宮氏。奇遇だね。
[彼の記憶に己が在るならば、
声と仕草で分かるといいが。]*
/*
再演ペア(ソロ)ってどんな感じなのか全く分からない初心者なのですが
触れられるときに触れちゃってもいい感じなのかな?
触れて貰った分は間接的でも返すつもりではあるんだけども。
秘話でやれ?それはそう()
[邸宅へと向かう日、身なりを整えられて慣れないシャツを着せられた僕は、怪訝そうな表情が妙に似合う初老の使用人に案内されて邸宅の奥……寝室へと通される。 ]
『" お嬢様"は病床に伏している。
あまり興奮させぬように。』
[隣で語る使用人の言葉に僕は眉を顰めるのを隠そうともしない。
寝室に通された事もそうだけど、そんな状態ならもっと万全の時に呼んで貰えば良いのにと思ったから。
事ここに至っても僕は何故"今"なのかを考えようともしなかった。その事は今でも反省すべき浅慮な点だよ。
戸を開いた時、中には暖炉が設置されていた筈なのに、冷たい風が頬を伝っていくのを感じた。
目線の先には、ベッドに座りこちらを見定める少女の顔。そしてその表情にはこの世の全てに飽いた様な虚無が色濃く張り付いていた。
第一印象は生きているようで、死んでいる。
しかも恐ろしく冷たい瞳でこっちを威圧してくるんだもん。
『こんな人と楽しく話せる訳ないじゃん!』と僕は孤児院の先生の前情報に内心キレる羽目になった訳。
……話してみたら意外と可愛い人だった事に気付くのは別の話。** ]
[前髪に隠された瞳が己を捉えて大きな手がひらりと振られる。
知己であるかのように「三ノ宮氏」とかの人は僕をそう呼んだ。
その声に多少の親しみが感じられたのは、僕の気のせいでもあるまい。
己も相当背の高い自覚はあるのだが、その人は自分よりも頭1つ以上大きくて、思わず、不躾にならない程度にかの人を見上げる。
そう年は違わないように見えるけれど、父や姉たち、あるいは祖父の知り合いなのだろうか。であれば、失礼があってはいけない、三ノ宮の長男の非礼をあとで誹りを受けるのは、家だ、とまで考えた。
けれども、「三ノ宮氏」という呼び方から、他の三ノ宮の人間は彼にはかかわりがないのだろうと判断する。]
[ユラに瞬かれ――此方の素性をストレートに言い当てられ>>36、機械の身体の筈なのに何故かドキっとする感触を得た。
機体はあくまで無表情のままだが、人間の姿のほうは明らかに眉を寄せて弱り果てた顔をしている!]
あー…バレたか。いや、他の子にもいきなりバレたんだけどな。
私も気が付いたらこの
別に正体を隠す心算はなかったんだが……いや、隠してた。
[偽名を名乗った時点で隠す気満々だったよな??と内心振り返りつつ、ユラに耳打ちをしようと前に踏み出す。
あまり遠慮する素振り無しにユラに近づこうとしたのは、相手がヘローを女性だと感じているらしい……と思ってのことではなく、素の行動。]
ヘロン・メイファ。こっちが本名。
この名は極力、他人に聞こえる場所では
呼ばないで貰えると、ありがたい。
[囁くような小声でわざわざこの名を明かしたのは、嘘をついたことへの罪悪感から。とはいえ此方からも「白き狼なのか」と切り出さない程度には、さっき垣間見た雨とふたつの影の色>>34が心のうちに未だある。
ちなみにだが、「ユラ・サブリィテ」の名が偽名だとは特に考えてはいなかった。聞いたことのない姓名ながらも、なんとなく本名と捉えていいような、そんな気がしていただけのことだ。**]
うふふ、光栄だわ。ありがとう、ラピスちゃん。
[人を幸せにする。
たとえば医学、たとえば遊園地、たとえば料理。
いかなる方法でも、ニーズに合えば人を幸せにできる。
そう、文明が違っても。これが機械でも、科学でも、そして魔法でも。
それが私の場合、魔法だっただけで。
破顔する彼>>18は、いずれ廃れゆく魔女になりたい>>19という。
未来のことはほとんど分からないが、彼ならもっと良い道もありそうだけれど。
それに、恐らく彼は魔力を全く持っていない。魔法を教えるなんて易々と言えるわけもなく。だから]
あらまぁ、おばあちゃまのお弟子さんになってくれるの?
それじゃ、ラピスちゃんはおばあちゃまの最後のお弟子さんね!
でも、残念。魔法のお勉強をするには、一晩じゃ到底足りないの。
[嫌がられなければ、お人形さんの髪を優しく撫ぜながら続ける]
だからね。魔法を使うにあたっての心得、教えてあげる。
相手のことを、想うこと。
相手にどうなって欲しいか、願うこと。
その方向性によって、魔法は善にも悪にもなるの。
幸せにも、不幸にもするの。
想いは希望となり、力となって。
たとえ、魔法が使えなくても、力不足でも、希望を捨てないこと。
相手に届くと願い続けるの。
そうすれば、きっと願いは叶うわ。
だって、おばあちゃまも、そうしてきたのだから。
・・・・・・すこし、難しかったかしら。
[煙に捲いたような言葉の羅列。
だけど大切なのは、手段や方法ではない。
力の有無ではない。たとえ魔法が使えなくても。
この言葉が、どうか、目の前の彼に届きますように。]
はい、レッスンはこれでおしまい!
これで、今日からラピスちゃんも立派な魔女よ。
[おめでとう、とにこりと微笑んだ**]
[前髪に隠された瞳が己を捉えて大きな手がひらりと振られる。
知己であるかのように「三ノ宮氏」とかの人は僕をそう呼んだ。
その声に多少の親しみが感じられたのは、僕の気のせいでもあるまい。
己も相当背の高い自覚はあるのだが、その人は自分よりも頭1つ以上大きくて、思わず、不躾にならない程度にかの人を見上げる。
そう年は違わないように見えるけれど、父や姉たち、あるいは祖父の知り合いなのだろうか。であれば、失礼があってはいけない、三ノ宮の長男の非礼をあとで誹りを受けるのは、家だ、とまで考えた。
けれども、「三ノ宮氏」という呼び方から、他の三ノ宮の人間は彼にはかかわりがないのだろうと判断する。]
すみません、私をご存知ですか?
[その貌に、その声に、覚えはないのだけれど。微かに脳の奥にちらつくその髪の色。
あれは、いつのことだったか。
確かに、僕は――――
この人を、知っているような気がする。
とても大切なことのはずなのに、思い出そうとすると靄がかかるような感覚につい眉が寄った。
隠すように手を額に当てると、お名前をうかがってもいいですか? と首を傾げた]*
― 回想・子守唄といばら姫 ―
『――・・・ください。
さぁあさ、起きれますかお師匠さん。お師匠さん!』
[その声に、次第に意識が覚醒して。ゆっくりと起き上がる。
少しばかり身体が重い、しかしそれは病気とかではなく。しばらく動かなかったせいで身体の動きが鈍く感じる。]
・・・△△ちゃん、私、どれくらい意識なかった?
『丸1日と半分ですね。ちょっと薬効が強すぎたんじゃないですか。』
[そう、と小さくうなずけば、深呼吸する。
全身麻酔の理論は構築した、後は実践のみ。]
そうね、大体1日程度に抑えられれば、治療中の覚醒もなさそうだし、身体への負担も少ないかしら。
『お師匠さん、なんで、自分の身体で実験するんです?
もし、このまま、起きなかったら。僕たちはどうすれば良いんですか。』
[頑なに他への臨床実験を拒む魔女への抗議。怒るのは分かる。けれど。]
私が考えて、作り出した毒だもの。その効果は私の想像を超えないわ。
だとすれば、毒を飲むなんてつらい役目、他にはさせられないもの。
大丈夫、起きないなんて事はないわ、まだまだやることはあるもの。
[困ったように笑えば、弟子はため息をつくだろう。
これを約1年続ければ。その1年のほとんどはベッドで寝ていたことから、弟子の中では、魔女のことをとある童話になぞらえて、眠れる森の美女、もとい、"いばら姫"なんてささやかれたりして。
そしてようやく完成にこぎ着けた麻酔毒は、当時全身麻酔として優れた効力を示し、毒を飲み麻酔が回るまでの苦しみもないことから、"メディレアの子守唄"と名付けられるのである**]
/*
あっれ、勘違いしてたけど、1日目って今日と明日しかないじゃない?明日が終わったら2日目突入だもんね?
てなると。今日明日中にどこか回れなかったら、後はなくしたもの見つけるのとパレード鑑賞だものね?わーぉ、時間が。
[ラピスの言葉に嬉しそうに顔を綻ばせてくれるろーずおばあちゃま。
ラピスは無事に、ろーずおばあちゃまのおでしさんになれました!>>45
しかし残念、魔法のお勉強には一晩では足りないという言葉にガガーン!となりました。
いわれてみればそのとおりです。この遊園地は一夜限りの夢の世界。レオーネサマにもここでは『楽しむ』をすることが大事と言われました。
それなら、魔法のお勉強をする時間は足りないし、またここにきてろーずおばあちゃまに会える保証もありません。
これではマジョサマになれません…と
しょんぼりしていると…
おばあちゃまはそんな幼い人形を優しくなでてくれて。
そして「魔法を使うための心得」を、レッスンしてくれたのです]
…アイテのこと ヲ おもう
どうなっテほしい か …は、わかりマス…!
ボクは 『トモダチ』にわらってホシイです
しあわせになッテほしいでス…!
僕と であってくれタ ニンゲンサマ に
えがお に なってもらいたいです…!
ぼく キボウ すてまセン
しあわせ ニなって ほしいが 届くように
願って そうできるように
そうなるように 想い続けます…!
それで ろーずおばあちゃまみたいに
すてきなまじょさまに なります…!
いえ ありがトウございましタ
なんだか わかった きがします。
[ろーずおばあちゃまのレッスンは、たしかに少し難しい言葉選びもありました。
しかし、ラピスには伝わっていました。ろーずおばあちゃまが、ラピスのことを大切に想って、魔法にとって大切なことを教えてくれたことを。
相手を想うことがどんなことなのかを。
ラピスはおばあちゃまの…いえ、お師匠様の笑顔にあわせて
今まで以上に笑顔になりました!]
はい ラピス は マジョサマ になりました…!
これから いっぱい おともだちを にんげんさまを
しあわせする マジョサマになります…!
ありがとうございました…!
[話し方が少し流暢なものに変わります。それは、記憶の穴や心の穴からくる使命の抜け穴がどこか埋もれて、思考プログラムが真っ直ぐに通ってきたからでしょう。
ラピスは早速、マウスにプレゼントを届けようと思いたち、おばあちゃまにお礼を言って売店から出たことでしょう。お星様が輝きます。
お星様の魔女になった少年人形は、にんげんさまとの新しい出会いと笑顔を夢見て。**]
***********
この
率直に言えば私も興味がある。あるが……。
「ひとりきり」の彼に寄り添えるように、だなんて。
君だって、あの貿易商のことはひどく怨んでいたんじゃないのか?
「ええ、うらんでいるのは変わらないわ。
あの人間が森のイチイやオークを傷つけたことを許す心算はない。
それでもあたし、彼をあんなに苦しませたかったのに、
今は苦しんでほしくないって思っちゃうの。ふふ、不思議ね」
………エナガ、まさかとは思うが。
あの人間に惚れ込んだとか、そういうオチじゃないだろうな?
「あら、あら、ヘロン。
あなたにも解ってしまうの? もっと不思議だわ」
エナガ、君は私を何だと…… ……、
あのな、エナガ。人間の男は基本的にロクでもない奴らだぞ?
王城の連中だけじゃなく、外リージョンの奴らもだ。
無害そうな顔に下心を隠して近づいてくる輩ばかり――
「ヘロン、あなた、おとうさんやおにいさんのことも
『ロクでもない』人間って思っているの?」
あ、いや、そういう訳じゃ……。
「ふふ。でも確かに、そういう人間の男もいるわ。
けれどマーチェンドって、そういう気が全然ないみたいなのよね」
は? 本当か? いや、なんか……解らなくもないが……
「ええ、本当よ」
それならいい……いや……、ともかく用心はしてくれ、エナガ。
私もあの男のことは、注意深く見ておくから――
***********
[これからかの
忠告の心算の余計な一言なんて必要ない、
――忠告したって変わらない、
そんな場面を、ヘロンは経たことがある。**]
/*
現状
ローズおばあちゃまと別れる
レオーネサマフリー、
ラナ様は機材トラブルぽい
ヘロー&ユラ
マウス&ユラ
隠&暉
マストと祈がわかれたところ、かな?
/*
お疲れ様です!
ロル関連で一つ質問と言うかやりたい物?といいますか触れたい事が出来ましたので秘話失礼します。
現軸進めの際に写真館>>0:383最下段に訪れようと思っているのですが、ノリで()ファンタジーエリアのお城(資料館)と併設したので、レオーネさんのロストガーデンの資料や>>0:203 創造主さまの肖像(マストはうまく認識できない感じの予定)>>0:420 >>0:421を見て周ったりしても良いでしょうか。
村建て様の都合が悪ければ流し見ていく形でもいい感じにするので、お手隙の際にお返事頂ければと思います。
ひとまず資料館に向かうまでのロルを落として、その時までにお返事なければメモでもお伝えすると思います〜。
よろしくお願いします!
うふふ、ラピスちゃんならきっとなれるわ。
どういたしまして、素敵な魔女様。
[笑顔が眩しい魔女様を見れば、きっと大丈夫だろうと。
嬉しそうに売店を後にする背を見送って。]
ラピスちゃんラピスちゃん、――――またね。
[別れの言葉を小さくこぼし。
さて、とパンフレットを広げて次の行き先を思案する。
周りのスタッフからパレードの予告を聞けば、クライマックス、夜明けが近いのだと察する。
あと、行けるのは1カ所くらいだろうか、なんて**]
ー SFエリア:天駆ける魔女の弟子 ー
[さて、魔女様の弟子になれたことで、
マウスやオトモダチのために、素敵な魔女様になろう!とより一層ニンゲンサマへの想いを高めた少年人形は、周りを見ながらトテトテと歩き、メカとロボと星にあふれる未来チックなSFエリアのことを眺めます。]
おほしさま たくさんデス
ボクも さっきみたいニ お星様になって飛んで
ニンゲンサマに そらをとぶよさを
しってもらいたいです
[と、ネオンの光が瑠璃の瞳に反射してキラキラしておりましたところ、ふと目に入った看板に目が行きます。
『君も流星群になろう!
シューティングスターコースター!』
…どう見てもそれは絶叫マシンのたぐいなのですが]
…おほしさまに なれます…!
おほしさまになる れんしゅう シマス…!
[この子にわかるわけはなく。早速少年人形は荷物を預けてコースターの機体に乗り込みます。流星をイメージしたのか流れる星のようなネオンライトの直線がなぞられた機体はかっこよく、これでお星さまになれる…!と期待した矢先…]
"3!2!1!
いってらっしゃーい!!!"
わ、あ、!わああああっっっ!!!!
[びゅううううん!!!!
夜空の星めがけて疾走する一筋の流星コースター!!!
夜空全部が流れ星に変わったかのように目まぐるしく変わります!これならお願い事もつぶやき放題です!問題は速度が速すぎて口の中から出てくるのが驚きの悲鳴ばかりなところ!!!
ゴオオオ!!!シュウウウウ!!!!
シャラアアアアアアアン!!!!
流星をモチーフにしているからか、カーブや急降下のところでは、まるで星が流れるかのような幻想的でスピーディーな効果音までついてきます。
ラピスはおもいました。
そうか…流れ星様はいつも、こんなにたくさん頑張って空を流れているんですね…と。全身の装甲が吹き飛びそうになる感覚に襲われながら、流星の旅を思い切り満喫し、そしてヘロヘロになって外に出てくるのでしたとさ。
やはり、そらをとぶのは、ピーターパンくらいがちょうどよさそうです**]
/*
お疲れ様です!(もっふもふ!)
写真館でのロル、楽しそうですね!!
ご自由に書いてもらっていいですよ。
では、秘話をくれたサービスとして隠し情報をお教えします。
参考程度にお使いください。
・ロストガーデン裏話
ここは一見すると綺麗な庭園ですが、花や生垣に埋もれて子供が遊ぶ公園の遊具なんかがツタに絡まってたり今も誰かが使うのを待ってるかのように置いてあったりします。
・創造主裏話
レオーネの創造主はローズが生まれるよりも前の魔術黄金時代にいた魔術師の一人です名前はあえて内緒☆(村建ては創造主ビジュとしてアレッキーノをイメージしてます、肖像画にするなら秘話チップみたいなポーズかな?)。
創造主は子供の頃、寂しがり屋で夢の中にイマジナリーフレンドのレオーネを創造したんですね。
彼の夢見る強さに惹かれ、夢の世界に色んな人の落とし物が流れ込むようになり、次第に落とし物を探して迷い込む人なんかも増えてって創造主の夢がいつしか訪れる人みんなの夢になっていって今の遊園地になったのです。
創造主は老衰するまで生き家族に看取られ幸せな最期を迎えますが、魂は生きていて今も色んな夢の世界を旅して人々に笑顔を届けているんですね。
/*
と、こんんな遊園地裏話があったりします。
ロストガーデンも昔、創造主とレオーネが遊んでた始まりの草原の名残りです。
上記設定をどこまでロルに反映してくれてもオッケーです!
要約すると「すごい魔術師が作ったすごい遊園地」ですね。
今は旅する創造主に変わってレオーネが定期的に遊園地のメンテとかして色んな世界の技術を貪欲に取り込んでいるのです。
赤茶でもレオーネの遊園地裏話を語ってくつもりなので。
エピもお楽しみに!
それでは、楽しい遊園地ライフを引き続きお楽しみください☆
[そこからレオーネくんの話題でいくつか話したか。
ふと、バンドマンのような服装に問いかけた>>0:313。
ロボットなのか?とか聞くべきなのかもしれなかったが、この時点でもうこの世界観なんだ、ロボットがお客様のこともあるんだろうと、納得していた。
というかもう気にしてなかった。
同士っぽいから!
それはまぁ、おいといて。
その問いには、不思議というか、住む世界が違うような解答だった。
私の服装だと最悪逮捕>>0:313という言葉には思わず驚いた声を出してしまった。]
その…えっと、大丈夫なんですか?
[心配の言葉を発してしまったのは、つい。
言葉の節々にあまり好きではないんじゃないか、と想像してしまって。
住む世界を悪く言うのはよくないことだけれど、私にはきっと耐えられない。
バンドマンのような、その服装が悪い訳じゃないけれど。
強制されるって、心をすり減らすから。*]
[少し変わっただけ。
いつか、元通りになるって思ってたのに。]
「はああぁぁ」
[深い溜息が聞こえちゃった。
私には見せない顔をして。]
「疲れた」
[知らない声をしていて、
それがとても痛くて。
ごめんなさい、が言いたかった。]
ー おめめさまぐるぐる おほしさまきらきら ー
[さて、コースターで思いっきり流星の気分を味わったラピスは、もっとちょうどいい感じにニンゲンサマを笑顔にできないかと考えながらトテトテ歩きます(もちろん、肩掛けカバンもプレゼントもしっかり持って!)
ここにいるニンゲンサマたちは、みんな幸せそうです
みんなたのしそうです。けど、どこか寂しそうに感じます。
何故でしょう。ラピスは思います。
楽しいのに、ポッカリとしているような…
そう、ちょうど…ラピスも感じていた、胸の穴を
みんなが、誰しもが持っているかのような。
そんな感覚。
たのしい。けど何かを探しているのです。みんな。
…ラピスは、ラピスもまた、なにか、
大事な何かが足りない感覚は残っています。
やりたいことや、やるべきことは分かるのに、
その対象となる尽くしたいその”ナニカ"が。
何故抜けてしまったのかすら、 ラピスには分からない]
…へろーも、まうすも、レオーネサマも、
ろーずおばあちゃまも、……✕✕✕サマも
みんな、が
胸に空いた穴が 塞がればいいです。
[ラピスはそう願います。そう祈ります。
彼らの幸せを。
…自分は一体誰のことを忘れたのでしょう?
ソレは、この遊園地で見つかるのでしょうか。
ふと配られたチラシから、もうしばらくすると
パレードが行われることを知ります。>>1
パレードならば、きっとたくさんのひと達が集まります。
…新しい魔女様見習いは、そこで、自分の望むものが見つかることを願いながら、遊園地の中をさまよい歩き…そして、気づいたらファンタジーエリアとアドベンチャーエリアの間。『ジャングルの秘宝を探せ』にいつの間にやら迷い込んでいたのでした…>>31。さて…思考回路のバグった小さな少年人形一人にこのジャングルの秘密を解き明かすことはできるのか…???好ご期待…!
(※ネタばれ:できません。そもそも寺院にたどり着く前に迷います。…もしかしたら助っ人がいたほうがいいかもしれないですね…?はい)**]
[なんて話してると、「風船可愛いね」って言われ。
得意気に胸を張って語り出すんだ]
ふふーん、実はこの風船。可愛いだけじゃないぜ?
妖精が魔法を込めると空を飛べるんだ!
なっ、そうだよな?
[そう言って周りの妖精達に促せば、ふわりと妖精が風船に魔法をかけてくれる。
すると、本当に体が空にふわふわ浮き出した。
オルゴールをポケットに入れ、イノリに手を差し出す]
なっ、すごいクールだろ?
イノリも一緒に手を繋いで飛ぼうぜ!
星空を飛ぶのすっげー楽しいから!
[満面の笑顔でイノリに手を差し出す。
イノリが手を取れば一緒に星空を見に飛び立つし。
取れなかったら妖精に頼んでいったん地面に降りるつもり。*]
何処の世界でも………人ならざる者は、
排除されるものなのでしょうか。
[こんなことまで口にしてしまっては、私自身がそうだと言うようなもの。
いくら“楽しい夢”の中の、ニンゲンではない相手だとしても、判断力が狂っていたと言わざるを得ません。]
あ、ごめんなさい。
私…つい、パップさんに感情移入してしまって。
忘れてください。
[誤魔化すようなことを口にしても今更、でした。
このことも後にヘローさんに“私”を見せる要因になっていたのかもしれません。>>42]
[ヘローさんが巡り合ったという友達については、私からは何も尋ねませんでした。>>41
ただ、濁すような返事には一言。]
きっと、そうだと思います。
[そう伝えたことでしょう。]
[ヘローさんの配慮に甘えた形で、私は名前を告げます。>>43
偽名を使うことが私自身頭になかったため、相手も本名だと信じて疑っていませんでした。]
ありがとうございます。
[良い響きの名前だというヘローさんの声は、まるで笑ってくれたみたいに聞こえました。
そうして、偶然か必然か、知ることになる本来の姿。
ヘローさんがニンゲンだと言うことは、推理して辿り着いたものではなく、私にとっては事実として目に見えることでしたが、その指摘はとても困らせてしまったみたいです。>>44]
………望んだわけでもなく、なのですね。
[気づいたら機械の姿だったと聞いて、私は驚きます。
ヘローさんが機械工だとは想像も出来ず、何の繋がりもないのだろうかと不思議に思っていました。
けれど、この後のヘローさんの行動は更に私を驚かせました。]
…………それは構いませんが、
ヘロンさんは私が怖くないのですか?
[本名はヘロン・メイファ。
そのことを耳打ちするために私に踏み込むヘロンさんについ、尋ねてしまいます。
パップさんのお話の時に、人間たちによる迫害の話もしていましたし、私の何者かだって知っていることはわかっていましたから。>>34
今は機械だから?
この世界は安全だから?
だとしても、“見た”のなら、恐ろしく思うのではないでしょうか。]
…っ、ごめんなさい。
忘れて、ください。
[私は自分の言動に気づき、目を伏せます。
怖いか怖くないか、そんなことを聞いて私はヘロンさんに何を求めていると言うのでしょうか。
どう考えても、過敏になっているように思いました。
だから、あからさまであっても話を逸らしました。]
…フェアリーエリアにあるラプンツェルの大脱出というアトラクション、ご存知ですか?
私、今から行こうと思ってて。
[私はヘロンさんから静かに距離を取ります。]
ヘロンさんも大丈夫そうですし、私、もう行きますね。
[きちんと笑えていても、心が見えるのなら、この悲しみも苦しみも隠すことはできないでしょう。
これ以上一緒に居たら私は、ヘロンさんの“楽しい夢”を邪魔してしまいます。]
貴女に会えて、良かったです。
遊園地の時間、楽しんでくださいね。
そして────
[だから、もう離れないと。]
貴女の失くした大切なものが見つかりますように。
[どうかこの瞬間だけは、笑顔に見えていますように。
私は精一杯微笑むと、その場を離れるために背を向けました。]**
え、御本?
本…まさか、作家さ…え
[本、そうだ、まさにそう。
作家じゃなくて、まさに絵本の住人。
完全に思い出した。
ローズ・メディレアといえば医術に名を遺す魔女、メディレアの子守唄なんて何度か仕事で扱った題材。]
え?…ほんにん…?
[それを作り上げた本人が目の前にいるなんて、さすがに。
と信じられない気持ちと、だからかという気持ちがせめぎ合っている。
流石夢の遊園地、なんでもありなんだ。]
[というか、]
(え?この人が絵本に出てくる悪い魔女なの?)
[幼い頃に、読み聞かせされた絵本。
夜更かしをしたら悪い魔女に連れ去られちゃうぞ、なんて言われて慌てて寝た幼少期の記憶もある。]
そうですね、東洋の出では…あります
あ、えっと、ローズさんも…とても、綺麗なお名前、です
[混乱で、少し、いやちょっと硬くなっちゃうのは仕方のことだと思います!
東の人だとか、おばあちゃまだとか、イメージと全然違うんですけど!
もっと悪いことをしてそうな悪い人って感じなのかと思っていた。]
(え?こんな人が来たら全然安眠できそうというか、寝かしつけてくれそうな感じがするんですけど…?)
ローズさんは、どうですか?
このエリア見てみて実現したらいいなぁって思うものありました?
[生きる時代が違う、ローズさんはどうなんだろう?
そう思った。**]
/*
おぉ……沢山裏話感謝です!
色々摘まんだりしつつ資料館をもりもり彩りたい所!
お返事感謝です〜!
時間が許す限り遊園地楽しみます!
……では諸君らに新たな任務を命ずる。
また、哨戒任務としてA班はここで件の人物が現れるかどうか監視する事!
[賢明な妖精達ならば、この命令でイノリくんを見つけてメッセージを伝えてくれるに違いない!
更に次善策として留守番も用意する我ながら完璧な采配。
怖い、自分の知略が怖いぜ。
僕は上機嫌なまま桟橋を後にして、王城へと足を進めるのだった。]
[なお、この際に本当に怖いのは命令が曲解されて全く別の人物に呼び出しが掛かった場合だが、そのケースが発生するリスクを僕は完全に失念していたのだった。
茶色掛かった髪の長い人物はイノリくん以外にも居る。
僕よりもずっとずっと前に生まれ、偉人としても名高いとある人物が。>>0:5
これが見つからずに終わるならば何も問題はない。
しかし、もしも妖精が歴史に眠る魔女を見つけてしまった場合。
悪戯妖精は子供みたいなものだと語ってしまったが、実際は人よりも長生きで目に見える者すべてが『子』に見えていたら。
未だにイノリくんの性別を判断し切れていないが故の命令。これを『男の子』と指定さえ出来ていたら。
全ては未然の事故ではあるけど、さてはて。*]
/*
うふふ!いっぱい遊園地を楽しんでね!
それでは、See you☆
[ほわんと魔法の煙と共に消えるれおにゃん。**]
[今より遥か昔の魔術黄金期。
ローズ様の生まれるより前の時代。
小さな少年が生まれたのです。
彼は卓越した魔法の才を持つ魔法の申し子。
常に周囲に期待され、敬われる子。
──でも、天才であるが故、常に孤独な子でした。
だからでしょうか。
彼は夢の中に自分だけの遊び場を創造したのです。
広い広い見渡す限りの草原。彼の心象風景。
──そこに創造されたのが私、レオーネでした。
少年のための、少年だけのお友達]
『君の名前はレオーネにしよう!
僕、ライオンが好きなんだ。
今は子犬みたいに小さいけど、待っててね。
もっと夢見る力を鍛えて綺麗にしてあげる』
『ふわふわの毛並み、星屑の煌めき。
白と黒のカッコイイ毛皮!
うん、そうだ、それがいい!』
[最初は小さな子犬のような獅子だった私。
でも、アナタが大きくなるにつれイメージは強まり。
そうして今の私が創造されたのです]
[どこまでも広がる草原に、少しずつ出来る遊具。
最初は他愛ない公園の遊具が大半。
でも、現実世界では遊べない彼の憧れの場所。
夢の中でだけは彼は一人の子供。
偉大な魔術師ではない普通の少年でした]
『レオーネ、ずっと友達でいようね』
ええ、マイロード。
私たちはずっと友達ですよ。
[夜空またたく草原の下。
夜明けまで遊んだ思い出の場所。
それこそが今のロストガーデンの原型。>>0:203
在りし日の創造主との愛しい思い出。**]
え?
シャチとかイルカとも触れ合えるの!?
流石夢の遊園地だ〜
[色々なことができると驚きと感心。
宛てもなくレオーネくんの説明以外の情報を仕入れていなかった私は、彼女の話を聞いて一つ一つにへぇーとびっくり。
海の生き物達ともふれあえるなんて、できること凄いなぁ。]
/*
そう!レオーネの創造主のイメージはアレッキーノなのです。
村建てがアレッキーノ好きすぎてつい出しちゃう病。
だってぇ、前に参加した村の自PCに性癖を焼かれて……。
アレッキーノ分を自給自足する毎日ですよ。
イケメンピエロ、らぶ……。
(一次創作に脳を焼かれた悲しき和菓子、桜餅)
[この心優しい男の子がもし知り合いについて更に聞いてきたら、自分のせいで楽しい雰囲気が消えるかもしれないという懸念もあり話を逸らした。
まあ、全て少年の杞憂の可能性も充分にあったのだが。
つまり風船の本質も理解していない少年が別の意図から触れた話題だったが、マウスは得意げに興味深い話をしてくれた。>>67]
ええっ!?そうなの?すごい!
わ……マウスくん本当に飛んでる
[予想外の内容に少年は目を見張り、まるで見知った友達のように自然に妖精と関わるマウスを、妖精が齎した変化をその翠色で見ていた。
ゴンドラで大人達と共に翻弄されていた彼と異なり、まるでこの人ではない者達と既知の友人のようにすら見える。
意識が全てそちらに向いた為に空になっていたペットボトル─会話の途中に少しずつ飲んでいた─を思わず落とし、慌てて立ち上がり拾い上げる。
そして顔を上げると、さながらファンタジーの主人公のようになった相手の風船を持っていない方の手がこちらに向いていることに気づいた。]
うん、うん、マウスくんかっこいいよ
僕も飛んでみたい……!
[その通りだと、興奮で頬を染めて返す。>>68
服を切り替えた要領で一生懸命念じ、役目を果たしたペットボトルを虚空に返すと、大きさのそう変わらないだろう手と手が重なる。
子供は目の前の楽しいことに弱い。特に、随分長い間空すら見上げられてなかったこの少年は。
写真家との別れ際のやり取りを思い出せば、自分が唐突に駆け出したせいで合流については何も話してなかったと思い至る筈なのだが──少なくともそれはまだ先になりそうだ。]
でもちょっと怖いかも、これ……
手、ぎゅっとしててね、落とさないでね……!
[持ち上げられるように少年の足も浮き、二人が星空へと飛び立っていく最中、早々にほんの少し情けない声を上げてお願い事をする。
ゴンドラから見上げた時には得られなかった浮遊感と遠のいていく地上に、やや怯んでしまった。
それでもどこか楽しげなまま。本気で恐がっているわけではない。*]
/*
見ず知らずの訳あり臭凄い子供に夢の中とはいえここまで心配りしてくれるマストさんなのに現実があまりにお労しいのは何故
マウスくんは男の子のロールプレイが完璧。活発で優しく無邪気で沢山に愛されるべき子供。なのに現実(以下省略)
[落とさないでねと言われれば、
安心させるようにぎゅっと手を握って笑いかけ]
大丈夫!俺がしっかり手を握ってるから!
あ、見ろよ流れ星っ!
やっぱ空を飛ぶっていいよな、ロマンがあって。
嫌な事も全部空に吸い込まれてくみたいでさ!
[ある程度の高さになるとイノリが空中散歩に慣れるようその場でふわふわと漂っている。
慣れれば、ちょっとだけ速度を出して飛んでみたり。
イノリもなんだかんだで楽しそう!
だから俺もはしゃぎながら空の散歩を楽しんだ]
[ちなみに、俺はイノリが誰かと後で合流予定というのを聞いていないのでフリーダムに空を飛んでいるがわけだが──]
そういや、行きたい場所とかある?
ファンタジーエリアは面白い場所が多いぜ。
「ジャングルの秘宝を探せ」とか。>>31
「ラプンツェルの大脱出」とか。>>0:365
ここの王城は資料館にもなってたはず。>>0:383
よかったら案内するよ。俺、実はここの常連なんだ。
遊園地のことなら大抵のことは知ってるよ。
まっ、レオほどじゃないけど?
[空を飛びながらジャングルの中の寺院やら高い塔やら王城やらを指さしてみせて、イノリが行きたい所があるなら飛んで案内するつもり。
ないならしばらく空中散歩を楽しんで元の場所に降りるつもり。**]
── ロストガーデン ──
[パレードの準備が終わると一時の休憩時間。
遊園地の喧騒遠く、静かな庭園でレオーネは微睡む。
美しい庭園の中、片隅にツタが絡まるブランコが遊び相手を待つように静かに揺れる。他にも、素朴な公園の遊具がちらほらと。
夢の中で、アナタの夢を見ましょう。
ああ、でも──……]
むにゃむにゃ……、もう食べられませんー……。
うふふ、すぴー……すぴー……。
[食欲には抗えないのでたくさんの*クリームシチュー*を食べる夢を見ます。
ああ、幸せ──……。
ちなみに今なら眠るレオーネくんをもふり放題である。
いわばもふもふチャンスである。**]
[のんびりと時間を掛けてフェアリーエリアから抜ければ、ファンタジーエリア内で屈指の大きさを誇る王城へと足を踏み入れる。
城門前の兵装に身を包んだスタッフは僕を見て、『勇者様の入城です!』 と大声で周知するものだからとても恥ずかしいんだけど。
そうか、ファンタジーエリアだからそういう感じの対応というわけね……。
思わぬ罠に帽子を目深に被って入城した僕は、迎えられた内装に溜息が漏れた。
荘厳なシャンデリアと庭園。中庭も兼用の空間は煌びやかな中に爽やかさも存在していた。
正面には玉座へと続く階段が伸びていて、さながらドラゴソなクエスツを彷彿とさせる王城1階。
そこにはファンタジーエリア限定の売店が立ち並んでいた。
ひとまずそれらの確認は後回しにして、目当ての資料館(と写真館)は2階かなと階段を上がっていけば、恰幅の良いthe 王様と言わんばかりの人物が玉座に鎮座ましまして、僕に話しかけてくる。]
『おお ゆうしゃよ こたびは まおう たいじ の にん──』
[……まで聞いた所で回れ右。
何かしらの没入型アトラクションに片足を突っ込んでしまったらしい。
背中から王様の視線をヒシヒシと感じる。ごめんって。
階段を降りて、改めて周りを見回せば『資料館はこちら』の看板が。
売店から脇に逸れた渡り廊下、丁度王城の側面部を歩いていけば、
城の一角を改装した資料館のフロアへと辿り着く。
写真館は資料館の中に併設される形だったので、資料館はある程度流し見る程度で抜けてしまおうと思っていたのだけど……。
ふと壁に掛けられた絵画に足が止まった。
それは、レオーネさんが言っていたロストガーデンと呼ばれる場所の絵だった。>>0:203 >>95
ただし、それは聞いていた今現在のロストガーデンの様相とは若干異なっていた。
花畑、と言うには少し疎らな花々は未だ発展途上の様な印象を与え、遊具は真新しさが残ったまま置いてあり、真ん中には小さな子供とライオンの幼子が寄り添って眠っていたからだ。
ともすればこれは過去の絵なのかもしれない、と思えばこの人物は……。*]
…………
[異変に気付いてか、戻って来た子犬が足元で心配そうに鼻を鳴らしていました。
パップさんを慎重な方だと評していたヘロンさんの声が脳裏に過ります。>>40
話しぶりから、迫害を受けていたという存在に対して、理解があるようにも感じられました。
だからきっと、寧ろ私のほうが必要以上に恐れているのでしょう。
心が見透かされているような気がするのだって、ヘロンさんからは確たることは何も言われてませんでした。
けれど、それが錯覚かもしれないと自分にとって都合の良い思考に逃げようとすればするほど、そうではないと確信していきました。
私は背を向けたまま、何もなければ、意を決して歩き出そうと、そして、秘めた気持ちを抑えるように、傘を持つ手に力を籠めました。>>76]**
うふふ、作家さんじゃないわ。
だって、おばあちゃまは魔女だもの。
[狼狽える彼女>>78とは対照的に、穏やかに言葉を紡ぎ。
魔女と言う単語を聞けば、彼女は確信を得るだろうか。
あるいは、現世の知識と相まってより混乱するだろうか。]
んー、多分、その本人だと思うの。
他の子からも名前を言ったら、知ってたみたいだし。
なんだか有名人みたいで恥ずかしいわ。
[悪い意味での有名人>>79なのだが、その点は気にもせず、落ち込んだり怒ったりどころか少しだけ顔を紅潮させる。]
まぁ!やっぱり東の方だったのね?
東の方は初めて見るから、お目にかかれて嬉しいわ。
綺麗なお名前だなんて、おばあちゃま嬉しくなっちゃう。
[若い同性からそんなことを言われたらお世辞でも嬉しいもので。
緊張している彼女とはこれまた対照的に声を弾ませている魔女。]
[本の話題>>80に移れば、そこから彼女の仕事の話にもなるだろう。]
あらまぁ、"子守唄"なんて。麻酔毒なのに洒落た名前の方が残っているのね。
それで、ええと。ラナちゃんは女優?さんで、どらま、とか、映画?
お芝居の中で小道具としてでてくるのね?
私の名前が悪い魔女として残っているから、それを使うことでお芝居の中でネガティブなイメージを持たせる演出ってことなのね。
[悪い魔女として名が残っていることには気にも留めず、むしろドラマの演出だとか、女優という仕事の内容に関心を持って。時々感嘆するように相づちを。]
ラナちゃん凄いわぁ、お仕事でいろんな性格や境遇を演じる、ってことでしょう?
おばあちゃまにはできないことだわ。
[頑張っているのね、と尊敬の眼差しを。
・・・ふわふわした魔女が豹変したらそれはそれで見物かもしれないが、残念ながらそんなことはない。]
あら、ラナちゃんの時代でも、まだ空飛ぶ車はないのね?
空飛ぶ車があったら、気軽にどこへでも飛んで行けそうね。
それこそ、森から東の国まで旅行も行けちゃうのかしら。
[1日くらいの休みで気軽にどこへでも行けるのであれば。良い気分転換になりそう、と共感を。いや、実際、若いうちにそんなもの手にしていたら仕事に手がつかなかったかも。
あるいは、遠くに住む人にまで治療の手を差し伸べて、ワーカーホリックに磨きがかかったかも。
むしろ後者の方が予想ができて、小さく苦笑した。]
宇宙船の旅のアトラクションに乗ったのだけれど、素敵だったわ。
本当に、宇宙に行ったみたいな体験だったの。
お星様も、ここから眺めるのとは印象が違ってね?
なんというか、今の人、というか、科学って、いろんなことを定義しちゃうから凄いわよね。
私の世代は、分からないことは神秘という言葉でそういうもの、としようとしたもの。
ここにきて、お星様も神秘的なものから、科学的にこういうもの!って示されたから、なんかこう、私の中で考え方が変わったから、不思議な感覚ね。
もし、宇宙旅行が実現したら、アトラクションよりももっと感動するのかしら。
[未来どころか、現代の生活もあまりイメージできないけれど、きっと科学のおかげで自分の時代とは違うのだろうと思いを馳せる**]
[きょろきょろ。きょろきょろ。
閑静な公園を眺めながら、少年人形は
レオーネサマにちかづきます。
どうやら、良く眠っているようでした。
こんなにぐっすり眠っているのであれば、
起こすのは申し訳ありません。
けどもしかしたら、レオーネサマは
ここにいる 『忘れ物』たちの一人なのかもしれません
ここで眠っている姿が随分様になっているのは
そういうことなのかもしれません。]
………失礼シマス
[もふっ。少年人形はレオーネサマの大きなお腹のちかくにモフりと座り込み、よりかかりました。
ここは不思議な場所です。何か忘れていることを思い出します。
ガラクタといっしょに捨てられた思い出はなんなのでしょう。自分は、誰を忘れたのでしょうか。…思い出せないまま、しばらくレオーネサマの身体に身を委ねていたことでしょう。
……あのスノードームと同じように。忘れられたものたちやレオーネサマに寄り添うように…誰かに抱きしめてもらったときのことを思い出す暖かさの中で**]
/*
フェアリーエリアゆっくり回ってることにしたし、ラピスくんの所いくかーー
キャパオーバーだけがちょっと怖いんだけど
寺院いってくれる人がいるなら、私は…私は…!!
へえぇ……そうなんだ。素敵な友達だね
そういうのって、プレゼントだけじゃなくて
相手のことももっともっと好きになるよね
[マウスと友達の話は、兄にチケットを貰ったからこそここにいる少年にも共感出来る部分がある気がした。>>91
その曲を知らないのがどれくらいおかしいのかも知らない少年は素直に頷き、良い曲であると肯定し、感心した様子で説明と繊細な音色に耳を澄ませた。]
──あれ、今誕生日っていった?
誕生日なんだ……!そっかぁ おめでとう、マウスくんっ
[ぱちりと瞬き、あっと口元を覆う。
話に強く関心を向けたばかりに、大切な情報に遅れて気付いた少年だった。
ここは夢の世界。現実での相手のことをろくに知らない会ったばかりの仲だけど、胸に感じた暖かさと祝福の言葉は本当のもの。
一年に一度のその日を迎えられる尊さを少年はよく理解しているのだから。]
へぇ、やっぱりそうなんだ。なんとなくそんな気がしてた
マウスくん、まるで遊園地の一員ってくらい慣れてるなって
うん。じゃあ、お願いしちゃおうかな……?
[二人で空中散歩しているだけでもう充分面白いのだけど、いつか目覚めるのだろうと思えば最後まで遊園地を楽しむべきなのかも。>>94
案内人さんになってもらうことにし少し後、指差された寺院を見てあっちのほうが気になるとお願いしてみる。
秘宝探しが自分にできるのかは少年には分からなかったけど、どちらかと言うとジャングルの景色を見てみたくなった。
ほんの少しこの時間を惜しむ気持ちもありつつ、夜空に浮かんだ姿は目的地へ向かって降りていくのだろう。]
えっとね、お願いがあるんだ。手を出してくれるかな?
そうそう、掌を上にして……
[そうしてひとしきり風景を楽しんだ後にマウスへ改めて向き直ると、お願い事をする。
唐突過ぎて相手にはよく分からなかったかもしれないけど、なんとかそこは頼み込むのだった。]
……うん、出来たみたい
これ、僕からの誕生日プレゼント
形はね、マウスくんはお水を出す時も飛ぶ時もかっこよくて
本当に魔法使いみたいだったから!
[お願い通りにしてくれた後に少年がきゅっと目を閉じると、マウスの掌に杖型のキャンディが現れた。
緑と白の斜めストライプ。上手くいってるならきっとミルク風味とメロンの味が調和してるでしょう。
形に残るものでもいいけど、沢山貰ってポケットに詰め込みすぎて穴が空くのもよくないから。その役目は別の人のものとしよう。]
― SFエリア・妖精の要請>>83 ―
[SFエリアで、次に行くところを思案しながらパンフレットの文字とにらめっこしていたら。ふわふわと近づいてくる淡い光球が2つほど。見慣れた、とまではいかずとも、時折見かける懐かしい光。
それが自分の時代のものと同質かまでは判断はつかなかったが。
光球は近づくにつれて小さな透明の羽根をはやした人型を浮かび上がらせる]
あら、こんばんは、"良き隣人さん"。おばあちゃまに何か御用事かしら。
[パンフレットから視線を外し、妖精たちに微笑みを。
すると、妖精たちは魔女の周りをぐるぐる周り、姦しく、はしゃぐように声を発して]
「いたいた!茶髪の」『茶髪のー』
「髪の長い」『髪の長いー』
「子・・・・・・?」『子ー・・・・・・?』
「ババアじゃねぇか!」『おばあちゃんだー』
うふふ、おばあちゃまですよ。どなたかお探しかしら。
[妖精たちには本来の姿が見えているのか、少なくとも"子"ではないことを看破されて。失礼な物言いではあるが、子供のような性質の妖精たちに怒るなんてとんでもない。
妖精たちはうーん、と何やら迷っている様子。]
「うーん、ババアだけど」『ニンゲンには子に見えてるかもー』
「それじゃコイツかぁ?」『きっとそう、きっとそう』
「よし、それじゃついてきな!」『おばあちゃん、一緒に行こー』
あらあら、どこに連れて行ってくれるのかしら!
"良き隣人さん"、どうぞよろしくね?
[くるくると魔女の周りを回る光球。
魔女はパンフレットをポーチにしまい、代わりに白詰草の種子を掌にのせ魔力を流す。]
≪咲いて≫
お代はこれでいいかしら。
[掌の種子は四つ葉のクローバーを2つ生やす。妖精たちは、それを見るや、勢いよくそれぞれクローバーを1つずつ手に取って。]
「へぇ、気が利くじゃん!」『ありがとーおばあちゃん』
「へへっ、ババア、こっちだ!」『こっちこっちー』
[現金なもので、思わぬ贈り物に機嫌を良くすれば。妖精たちは大はしゃぎで、ゆったりとした足取りの魔女を目的地まで案内する。
目指す先はファンタジーエリアの王城、資料館。**]
/*
多分妖精をどっちが拾うべきなのか僕とローズさんの間でお互いの様子を見てるターンがあった気がします……
実はサプライズ後に妖精が来るロルも用意してましたが一回ステイさせました。
ローズさんが拾うほうが面白い展開になるのでこうなって良かったなぁ。
[今の自分の
そんな自分の出身世界の説明――「最悪逮捕」という話に驚かれた時>>62には、「そうだろうな」と納得を示していた。
これまでに他の
大丈夫、とは言えないな。
ヘアメイク……も毎日、手間かけてやらないといけないし。
[機械の身で人間らしい「ヘアメイク」の語をうっかり口に出したことに気づくが、特に撤回などはせずそのままにした。
この機械人間、自分はそういうメカなんだ!という設定で押し通す気でいる。抽象的な形状なりに顔はあるし、髪っぽいコード束もあるし。]
とはいえ、慣れている、というのも事実でな。
私自身、友……住民の中に、服装の強制に
苦しんでいる者がいると知るまでは、
これが普通だとしか思ってなかったよ。
そうだな、私はそろそろ、ここのアトラクションを
色々見て回ってくるとするよ。
レオーネくんグッズ巡りも後でしたいところだが……。
っと、名乗りが遅れたが、私はヘロー。光輪のヘローだ。
[もしかしたらこの時点で相手からも「
ともあれ自分から名乗った後――相手からの名乗りもあればそれを聞いて――ここで一旦別れる形に。
その後、ヘローはショッピングエリアの外へと歩き出していく。>>0:143 **]
― → ―
[ファンタジーエリアへ向かう途中、フェアリーエリアの桟橋付近を経由すれば、どこに隠れていたのか、一斉に光球が多数浮かび上がる。そりゃもうぶわっと。]
「とまれとまれー」「あんたたち、そいつだれや!」
「なつかしいなつかしい匂いがするぞ」「魔女だ、魔女だ」
「へへっ、一番最初に見つけたぜ」『茶髪の髪の長い子ー』
「まじかっ、・・・・・・まじか?」「子?子?いやーキツイでしょ」
「ババアじゃねぇか!」「ずるい!ずるっこだ!」
「いいじゃん、ニンゲンには子に見えるだろ?」『ニアピンニアピンー』
「ニアピン・・・・」「ほなら、しゃあないか・・・」
「ニアピンだもんなー」「ニアピンおばあちゃん」
[先ほどよりずっと賑やかな光球達の会話。
妖精というものは気まぐれで飽き性だ。遊び半分に始めるときは勢いは良いものの、ずっと見つけられなければ、やがて違うものに気が散ってしまう。"ニアピン"の魔女を見つけたのは彼らにとって遊戯を終えるには十分な理由。
問題は目的の人物を見つけられてないと言うことであるが、妖精たちにとっては些末なこと。]
「でもどうするー?」「あんちゃん、わいらの声聞こえてへんもんな」
「どうやって教えるー?」「そうだ、魔力ちょうだい、おばあちゃん!」
「オレからもお願い」『おばあちゃん、クローバーちょうだい!』
[無邪気なおねだりに、思わず口元が緩み。
先ほどと同じように人数分の四つ葉のクローバーを生み出せば、我先にと魔女の掌のクローバーに群がる光球。]
「OK!それじゃ報告だー」「A班しゅっぱーつ、いっくでー」
「おばあちゃん発見!」「いや違うでしょ、ニアピンはっけーん」
[次々はしゃぎながら言葉を発し、光球は勢いよく飛んでいく。
その様子を見送り、ふと疑問をぶつけてみる]
ところで、おばあちゃまを探してたのはだぁれ?
「めがね!」『男の人だよー』
眼鏡の男の人?あらあら・・・・・・どなたかしら。
[今まで遊園地で出会った人物に該当するのはいない。
もしかしなくても、その男性の尋ね人ではないのだろう。]
恐らく私じゃないけれど、おばあちゃまが行っても大丈夫かしら。
「んー、大丈夫だろ」『だって困るのはー』
「メガネだもんな」『おばあちゃんである可能性もぜろじゃないもん』
[そんな言葉に、困ったように笑顔を作るしかなかった。彼らに悪意はないのだ、多分。
ゆっくりとした足取りは着実に王城へと向かっていく**]
[それは肖像画……と言うには些かお茶目なもの。
片目を閉じてウインクをする好青年の絵画だった。
でもそのスペースだけは他とは全く違う装飾が施されているから、遊園地にとって余程大事な人物なんだろうな。
具体的にどう違うのかと言うと、星屑の数が段違い。
資料館はやや暗いフロアとなっていて、壁は夜をイメージして黒を基調としたものになっている。
絵画や資料に人が近づくと、淡い光の星屑がそれらを照らし、よく見えるようになるのだけど。
その肖像画のある場所は部屋全体が光る。
まるでその人に引き寄せられるように、無数の人々の
……偉大な創造主、その魔術は星がきらめく限り続く、か。
[肖像画の下にはプレートがあったけど、その名前の部分はよく見えなかった。
辛うじて読めたのは、『創造主』『魔術師』と言った断片的なもの。
なので僕の今の言葉はこの場から受けた感想を元に補完した呟きだ。
魔術と聞くと古い時代の魔法使いを思い出すけど、学の浅い僕ではピンと来る事はなかった。
ちなみに僕が勉学の徒であっても恐らく気づくことはなかったと思う。
だってその人物は魔術黄金時代の魔術師、そもそも文献が残っているかも怪しい程だったから。* ]
[そしてこちらからユラに近づいた時には、さらに驚かれたようで……。>>73
この時はまだ「つい日頃の習慣でやらかしたな」程度にしか思わなかったまま、けれどもそのままユラの耳の近くに顔を寄せていた。
本名についての返事に安堵しながら、ここで問われたことには、「うん?」ときょとりとした声をあげてから]
別に怖くもなんとも。
君のような存在とは、これまでにも
仕事とかで付き合いがあったからな。
[この時のヘロンは、素でこう答えていた。
本当に何の恐怖も感じていないことを示す、気楽な口ぶりで。
この態度は、まだこの時、その白狼が「人を喰らわないと生きていけない」>>0:225可能性が頭から抜け落ちていたからでもあったが……。]
ー少し前: ロストガーデンにてー
[眠っているレオーネサマのふかふかな体毛の暖かさを感じながら、空から聞こえる小鳥の声や、風に凪ぐ草木の音に耳を傾けます。
…蔦が育った揺れる遊具。
穴の空いた山のような遊具。
上り階段とスライダーがついた遊具。
どれもラピスの記憶にはほとんどありません。
何に使うものなのかもわかりません。
…けど、たしか、そう。
見たことが、ある気がするのです。
それは大きな窓でした。
✕✕✕がずっと、外を見ていました。
大きな大きな広い夜空や夕焼けを。
外から聞こえる 子供たちのはしゃぐ声を。
…けれどここは静かです。穏やかです。
みんながみんな、眠っているようです。
ここに流れ着いたものさえも。]
――――、ユラ?
[あからさまに目を伏せ話を逸らす様>>74に、ヘロンは小さく驚きを零す。ユラのこの様子だと、先程の返答>>もちゃんと相手に聞こえていたかどうかわからない。実際、
唐突に出てきたフェアリーエリアの「ラプンツェルの大脱出」>>75については、「そういえばあったな……確かにあったな!」と、ややきょとりとした調子で頷くも。]
ああ、ええと、……。
[静かに距離を取るユラにこう困惑の声を漏らすも、
「どうしたんだ」も言えないまま戸惑ううちに、この場を離れていく傘の主>>76からの「失くした大切なもの」の語が耳に響き――。]
…レオーネサマ。
ここに いる 『もの』たちは
わすられてしまったのでしょうか
おいていかれてしまったのでしょうか
…ボクと おなじように
ずっとここにいるのでしょうか
レオーネサマもおなじなのでしょうか
それは さびしいではないのでしょうか
…ずっとずっと、さがしてくれるのをまちつづける
ここにいるみんなは レオーネサマは
胸に空いた穴のさびしさを
うめられているのでしょうか
[眠っているレオーネサマに、起こさないようにこっそりと、小さな声で訊ねます。それは『大事なものをなくしてしまった』側ではなく『無くされてしまった、手放されてしまった』側の言葉。何もかも忘れても、大切な何かは忘れたくなかったのに、おいていかれる寂しさが、ここにあるとしたら、ラピスは…ここにいる『取り残されたもの』達だって、寂しくないように、幸せになってほしいと心から願うのでした)
[過った思考>>131を振り払う形で、ヘロンは漸く言葉を声に出す。
結局、ユラを引き留める言葉の一つもこの口からは出てこなかったが……]
ああ、私も、君に会えて良かった。
どうか君も、楽しい素敵な夜を。
(君の失くしたものも、……)
[「大切なもの」への願いまで安易に紡げなかったのは、雨の冷たさを思うが故であり、自分自身のことがあった所為でもあり。
ともあれ向けられた精一杯の微笑に、自分の機体では表情を作れないと分かっていながらも、笑う心算で精一杯の別れの挨拶を。
実際のところ、ヒトとしての顔のほうではきちんと穏やかな笑みを作れていた。
それも、背を向けてしまった相手の目に映らないものではあったが。]
[もーふもーふ。ふーわふーわ。
はてさて、その問に答えはあったでしょうか。
それとも、ラピスの願いの魔法が心に満ちた辺りでしょうか。
もし対話があったなら、それについての話をして…
思う存分、その天の川のような優しいフカフカを堪能したラピスは、また、マウスを探して遊園地の方に向かったことでしょう…
…そしてたどり着いたのはジャングル。
前も後ろもわからない、秘宝探しの大冒険!!!>>66
深い森の中で、おろ…おろ…としながら、どこが出口かはたまた入り口かと探していたことでしょう…**]
(それにしても。
私が女だってことも、あの子には解ったのか)
[これは本当に勘だったが、なんとはなしにそう思った。「あなた」と呼ぶ声を聞いて自然と「貴女」が思い浮かぶ、そんな感触だ。
とはいえここでは至って些末なこと。一旦忘れてしまってもいいことで]
……って、ああ、そうだ!
[ユラとの急の別れでそれこそ本当に忘れてしまっていたこと――白い子犬への言伝だ。]
それと……これは私の我儘と心配症と、まあお節介だが。
ユラにも一応、こう伝えておいてくれるか。
何かの術で伝えられるなら、でいいから。
[あの時口にした言葉>>127をそのまま、白い子犬に対して告げる。これ以上の
子犬にしてみれば色々とタスクを押し付けられている状態ではあっただろうが、どちらもあくまで任意だ。
こうして白い子犬とも別れてから、ヘロンは――ヘローはアドベンチャーエリアを一度後にする。
え? 「ジャングルの秘宝を探せ」はスルーするのかって?
別にすさまじいネタバレ記事>>31を見てしまった訳ではなかったが、なんとはなしに、この時は気が乗らなかったのだ。**]
― ファンタジーエリア・王城前 ―
*勇者様の入場です!*
[大きな声で両脇のスタッフから、思わず身体を震わせて。]
あらまぁ!びっくりしちゃったわ。
「アハハッ、勇者じゃなくて魔女なのになっ」『おばあちゃんだいじょうぶー?』
[魔女の周りでくるくると光球が舞えば、城を守るスタッフは一つ咳払いを。そして、穏やかな声で、お通りくださいマドモワゼル、と言えば。魔女は、ご丁寧にどうも、と微笑んでゆるりとカーテシーを。
その様子を見て、妖精がババアなのにと笑えば、再度咳払いが聞こえた。]
それじゃ、お邪魔しますね。
「王城内に資料館あるんだぜ!」『おばあちゃんこっちー!』
[はしゃぐ光球の先導で、王城内を歩く。
靴音を吸収する赤いカーペットの上を歩きながら、辺りを見回して。お城は観光地で近くにあったが、ついぞ行くことはなく。
煌びやかな装飾に目移りしつつ、光球は売店から脇にそれて渡り廊下へ、そして目当ての資料館へと続く。
・・・・・・一匹のいたずら好きな光球が売店まで戻り。品物の一つを手に取り、また先導に戻る。]
― → 資料館 ―
[薄暗い館内>>121の照明は夜空に浮かぶ星屑を連想させる。先ほど行ってきた宇宙のような。しかしその夜の見え方はどちらかというと昔のように科学で理屈を暴かれる前の神秘を込めたもの。
ネバーナイトランドの名を冠するにふさわしい演出と言えるかも知れない。]
「もうすぐ、会いたい人のところにつくぞ」『もうすこしだよー、おばあちゃん』
[静謐な雰囲気のためか、はたまた創造主への敬意のためか。光球の声も魔女の耳元でささやくように。]
思ってた以上にいろんなエリアがあるのねぇ。
残念だけど、一晩じゃ全部回れないわねぇ。
[オリエンタルエリアの絵画を見れば、先ほどまでSFエリアで話していた彼女の姿を思い浮かべるも、東の国と行っても様々で。中華もあれば和もあり、そして中東のように砂漠の景色もある。ほぅ、と小さくため息をついた。世の中は広いようだ。]
「なぁ、ババア、これつけて」『えぇっ?それって・・・・・・』
「いいのいいの、それが紳士淑女の"マナー"だろ?」『んぅ。』
── イノリとの空中散歩 ──
[魔法の風船でイノリと手を繋ぎ空に浮かんでく。>>106
なるべくイノリが怖がらないよう笑いかけつつ、イノリが慣れてくれば星空の中を飛んだり、空からフェアリーエリアを見下ろしたり。
きゃっきゃと楽し気な笑い声と共に空を飛ぶ]
俺は流れ星に願い事したりするぜ。
本当に叶うかわかんねーけど。
こうっ、決意表明みたいな感じで!
[思えば今日はローズとの宇宙の旅やラピスとの空中散歩で何度も願い事をしたから、そう願う事もないかと思ったが、イノリを見つめて願いを一つ呟く]
イノリの大事なもの、見つかりますよーに!
なんて、俺はそう願ってるよ。
[星空の下、手を繋ぐイノリに屈託なく笑いかけた]
[遊園地の案内を頼まれれば快く頷いて。
イノリが行きたいのはジャングルの方だった。
なら、俺はそっちに向かって飛んでいく]
おっ!「ジャングルの秘宝を探せ」面白いよ!
俺さ、常連なのに実はまだクリアしたことなくて……、
べ、別にミイラが襲ってくるのが怖いわけじゃ
と、とにかく、冒険が本格的なんだ!
魔法の秘宝石ゲットできたら「伝説の冒険家」の称号が手に入るらしいぜ。
[他愛ない話をしながら俺たちはジャングル地帯に飛んで行く]
── アドベンチャーエリア・ジャングル ──
[フェアリーエリアからアドベンチャーエリアへ!
ジャングルに降り立てば妖精の森とはまた違う雰囲気。>>108
どこかから聞こえる鳥や獣の声に、冒険家のヒトガタ。
何度来てもワクワクできるよう植物やヒトガタはランダムに置かれてたりして、常連の俺も飽きない工夫が随所に感じられた]
くぅー!やっぱこういうの男のロマンだよな!
おっ、あの花すげー派手な色!初めて見た!
あははっ、イノリあれはヒトガタだよ。
でも実はよーく見たら動く本物のスタッフの時もあるんだぜ。
来園者を飽きさせない工夫ってヤツかな?
[なんて、イノリの初めてのリアクションに一緒に驚いたり解説したり、楽しくジャングルの中を歩いていく]
[はにかむイノリを見ると胸の奥がくすぐったい。
ちょっと照れて赤くなった頬を掻きつつお礼を言う]
……ありがと。幸せな一年かぁ。
うん、誕生日にここに来れたんだし。
きっとこの一年は俺にとって良い一年にしてみせるよ!
[イノリの言葉に今年一年の元気をもらう。
そうしてもらったキャンディを大事に握りしめるんだ。*]
── 挑戦!「ジャングルの秘宝を探せ」 ──
[歩きながら訪れた「ジャングルの秘宝を探せ」!!>>31
入り口ではどこか聞き覚えのある勇ましいBGMが流れ、
これ著作権大丈夫?まあ、夢だし……。
案内スタッフが「ようこそ!見習い考古学者さん!」と迎えてくれて探検用の鞭なんかくれたりもして……、
ねえ本当に大丈夫!?訴えられない?まあ夢(略)
そうして俺たちをジャングルの冒険に誘ってくれる。
俺はイノリの手を引っ張り、ジャングルの冒険に踏み出すんだ。
大丈夫、もし難しかったらスタッフに言えば入り口にすぐ帰って来れるし]
よーっし!今日こそ魔法の秘宝石ゲットするぞー!
冒険王に、俺はなるっ!!
[そう意気込みながら、ジャングルの密林を寺院に向けて歩き出す]
はじめマシテ イノリサマ。
僕はラピスです マウスの オトモダチ です。
ボクは ニンゲンサマと おともだちに なりたいです
だからよかったら イノリさま の オトモダチ に
していただけませんか?
[ラピスは、ニンゲンサマの身分的な違いはわかりません。なんならメカと人間という根本的な種族的な違いさえも分かりません。若干バグっているからです。
そのため、目の前の少年が現実世界でどんな立場の人間であったとしても、等しく『ニンゲンサマ』と認識し、『ニンゲンサマ』の笑顔を願います。
だって イノリサマの姿は ラピスと同じくらいの
どこにだっている 日々の幸せを感じるべき子供のそれと同じに見えたのですから。だから、ラピスはイノリサマに楽しんでほしいと思います。
ですので、マウスの提案にも>>149、イノリサマから許可をいただけるのであれば喜んで参加したことでしょう]
[そういえば、マウスに渡したいものがあるのですが、
…どうやらここは、アトラクションのなかのようです。
それならば、アトラクションがおわった後に渡すのがちょうどいいでしょう。ラピスは、プレゼントのことはまだ内緒内緒にする予定です。]
そういえバ、あっちのほうに、石造りの
オオキナ ニンゲンサマがいました。
たてものの まえに たってました。
おしゃべりできなかったのは ざんねんです。
[と指差した先はまだジャングルでしたが…
たしかに森の梢の隙間から何か石造りのものがみえます。
…あれがもしや遺跡なのでは?
とはラピスは考えることはできないので、とりあえず、
このアトラクションの探索は、二人をメインに自分はあたりを見回して、何か見つけたら報告する方向で協力しようと考えているようです。
これぞ、適材適所…!(?)*]
──なるほど、だからお客様の笑顔が代金な訳か。
[これだけの規模を持つ遊園地が稼働するのには相応のエネルギーが必要そう……と言うのは個人の感想として。
遊園地のエネルギーが金銭では語れない、僕達から得られるものである事を理解してそう独り言ちる。
そして、それはこの創造主の理念の様なものにも感じて、もう一度肖像画を見直した時、ふと異変に気付く。]
……!? 指を、さしてる?
[先ほどと同じ表情の肖像画が変化している!
その不気味さたるや。夜の明るさも相まって急に周りがホラーエリアの様相を呈してきて、背筋が凍り付く。
しかも、その肖像画は
『――――もし。』
── ロストガーデン・微睡む獅子と幼い子 ──
[たくさんのクリームシチューを食べる夢を見ました。>>95
マイロードの大好きな、思い出の味。
微睡の中、小さな子供が寄りかかる感触。>>104
それはまるで幼い彼との日々を>>98思い出すかのよう。
無意識にもふりと小さな体を温かく包み込みます]
ふふふっ……、
甘えん坊さんなんですから……
[優しい声音で囁きながら優しくもっふもふ。
聞こえてくるのは小鳥の声に風にそよぐ草木の音。>>129
遊園地の喧騒を離れた、一時の微睡み]
[小さな声が聞こえてくる。>>132
微睡の中、ゆっくりと目を開けラピスを包み込み。
おとぎ話を読み聞かせるような声音で語りましょう]
ふふふっ、大丈夫ですよ。ラピス様。
私たちは忘れられてはおりません。
ずっとずっと、マイロードの心の中におります。
マイロードが忘れない限り私も遊園地も永遠です。
だから……寂しくはありませんよ。
私はマイロードが創った最初のお友達。
ずっとずっと、友達ですから……。
あの方の帰りを、私はここで待ち続けるのです。
私は──……幸せですよ。
いままでも、これからも……。
マイロードは今も世界中を旅しております。
人々の笑顔の為に。
遊園地に流れ着いた落とし物を持ち主に届ける為に。
……そりゃあ、少しは寂しく感じます。
旅立ったマイロードの帰りを百年待ったでしょうか?
いえ、まだ昨日のことだったかも知れません。
夢の世界は時間軸すら曖昧ですから……。
でも、これだけは断言できます。
マイロードは必ずここに帰ってくる。
そうしてまた私の毛並みを撫でてくださる。
その日を夢見て、信じているから。
私は──……幸せですよ。
[今も昔も、これから先もずっと──……]
[もふもふふわふわ、ラピスに優しく囁いて]
どうか、ラピス様も幸せに……。
なくした大切なものが見つかりますように。
[たくさん包み込んで寄り添い合って。
やがてラピスが何処かへ行くなら見送りましょう。
優しく私に寄り添ってくれた幼い子。
どうかアナタにも幸せをと願いながら。**]
/*
レオーネの幸せも願ってくれるラピスたん天使!!
どうしてこんな健気で可愛い子を捨てたんだー!
元の持ち主出てこいっ!!
レオーネビームを食らわせてやるーーー!!(カッ!!)
/*
Q.レオーネは本当に幸せですか?
A.今も昔もずっと幸せです。
レオーネと遊園地が存在し続けているのは、つまり創造主たるマイロードがずっと覚えてて愛し続けてるっていう証明なので。
遠く離れてるのはそりゃ寂しいなって思う時もあるものの。
マイロードが人々の笑顔の為に世界中を旅してるのをレオーネは理解してるので、いつか帰ってきた時に毛並みをもふもふしてくれる日を夢見てレオーネは今日もマイロードが創った遊園地を護り続けるのです。
遠く離れていても想い合える永遠の友情。らぶ。
ん?
[普段のように「憶之ヰくん」と返ってくるものだと思っていた。
しかしこちらに返されたのは「私をご存知ですか?」という声。
驚いて目を丸くしたとは言えど、長い前髪に隠れた瞳は見えもしなかっただろう。
ふむ、と数秒の沈黙が生まれる。
ここは夢の中、だとすれば相手の記憶が無い場合もあるだろう。
思考がそこまで行き着いたなら、漸く首をゆっくりと縦に振る。]
知っているよ。
君は三ノ宮の家の長男、名は暉。
小生とは同級生にあたるねぇ。
こちらは友人だと思っているが。
[安直に友人と言えるだけの仲ではないし
特別な感情が無い訳でもないが、説明して混乱させてもいけないだろうと余計な情報は省いて。]
嗚呼、名乗るのが遅くなったね。
小生は、憶之ヰ 隠という。
思い出す──ものなのかどうかは分からないが
君の好きに呼ぶといい。
[その身に宿した呪いを戒める名を告げたなら、頭一つ分高い背が一歩とアトラクションへ向かう。]
ジェットコースターか、子供の頃以来だが…
君も乗りに来たのだったら、どうだい?
[一緒に、と煌めくアトラクションを指さした。]*
あらあらまぁまぁ。
「ぎゃははははあ!」『いや、そんな、笑っちゃ、クスス』
*何事ですか!?* *おおっと*
[大惨事。妖精たちは泣き笑い、男は泡を吹き、仮面の魔女はおろおろ。
資料館で聞くはずがない悲鳴が聞こえれば、何事かとスタッフが総員してくるだろう。ちなみに創造主の絵も顔を背けて笑いをこらえている。ように見える。]
「おっと、そろそろ怒られそうな予感」『にげろにげろー』
「楽しかったぜ、じゃあなー」『ばいばい、おばあちゃん』
[一目散に散っていく光球。スタッフは怒りながら追従する。
そして、ぽつんと残される気絶している男と魔女。]
ええと。どうしたものかしら。
[とりあえず顔につけているものを外して。
男に近づき介抱を。どこかに運べるならそれが良かったが、魔女の細腕では意識を失っている男性の身体を運ぶことは難しく。
幸い、気絶しているだけであることを確認すると、その場に座り、意識が戻るまで男に膝枕を**]
[勿論、妖精の勘違いによってお呼び出ししてしまった事に対する謝罪が第一。
そして第二に、いくら薄暗かったとはいえ、女性を見て卒倒するという僕の免疫システムの脆弱性による粗相。
第三に、目の前の少なくとも20代前半だと思われる女性を捕まえてトンデモワードを口走っていた妖精の言葉。
で第四に、膝枕をさせてしまった事。←New!
初対面の女性に何をさせているのだ僕は。
他にも余罪があるかも知れないが、一先ず土下座をするに足る理由としては十二分過ぎる、ああああ。
……そう言えば妖精の言葉が聞こえていたのはどうしてだろう。
まさか彼女の魔力を受けてこちらと意思疎通が図れるようになっているとは全く思わず。>>119]
[落ち行く意識と共に聞こえてきた言葉は以下の通り。]
「おーいめがね〜、オレ達頑張ったぞ!」『頑張ったぞー』
「ニアピンおばあちゃん!」「あんちゃんの指示どおりやからね」
「ちょ、泡吹いためがね!」『ぶくぶくー』
「あはははは」「仮面着けたくらいで……ないわ〜」
[人間、意識を失う寸前でも聞こえてきたワードは意外と覚えてるものだなあ……と言うのは置いといて。
……ええい、その口を閉じなさい悪い子フェアリー共!
と悪態をつきたくても怒られる前に退散しているというのだから、始末に負えない。
何はともあれ、起きてしまった事に対処をせねばなるまい。
しょも……とどんどん身体が小さくなっていく感覚になりつつも、彼女の様子を伺う。]
ええと……僕はマスト・レテと申します。
その、一応写真家やってます……。
本当はイノリくん……貴女と同じ茶髪の子を妖精達に探して貰っていたんですけど、僕の指示が色々なミスを呼んでしまい……。
この度は誠に申し訳ありませんでしたァ……!
[改めて、自己紹介と共に深々と頭を下げて陳謝の姿勢。
この後僕は彼女の名前を聞いて、再びひっくり返る可能性が残されているが、それは一旦隅に置いておく事にしよう、そうしよう。**]
ー 少し前:ロストガーデン ー
[甘えん坊、そんな言葉とともに暖かく包み込まれると、>>157、かつていた✕✕✕が、✕✕✕や✕✕✕にそのようにあやされていたような記憶が、ノイズのように走りました。
この身体には眠気という機能は存在しませんが、
それでも、どこか、身体中が暖かくなる感覚は、ひどく心地よいものでした]
……ーーー。わすれられて ない?
[お伽噺を読み聞かせるように、レオーネ様が語ってくれたお話に、ラピスは眼を少しばかり丸くしました。
何年もガラクタの中にいました。
ガラクタとともに捨てられていました。
打ち捨てられた自分は誰にも見向きもされませんでした。
探してくれるニンゲンサマなんて だれもいなくて。
ここには、『そんな子』たちがたくさん集まっているようにみえたのに。レオーネサマの『マイロード』サマは、そんなぼくたちのことをずっとずっと覚えていて、レオーネサマも、ぼくたちも、『マイロード』サマの心の中にいる、なんて
待ち続けることすら、許されませんでした。
待ち続ける機能も、記憶も、過去も空っぽで。
自分には何もなかったはずなのに。
この遊園地の主様は、とてもとても…お優しい方なのだと、知りました]
…マイロードサマ は
おやさしい かたですネ
わすれられた
そうまでしてみんなを えがおにするために
とどけて くれる
…まじょさまみたいです。
やさしい まほうつかいさんです
……帰ってくるのですね いつか会えるのですね
…永遠の別れでは、ないのですね
ああ、よかった。本当に良かった。
はやく みんな 元の場所に帰れて
はやく おしごとがおわって
はやく なでなでしてもらえたら いいですね
そしたらレオーネサマも
もっと笑顔になれるから
ぼくも すこしでも そうなってくれるようにって
まほうのちからに おねがいするんです。
こころから あいてのことをおもって…
お仕事頑張ってくださいって気持ちが届きますようにって
[もふもふ。ふわふわ。
わすれられた者たちを見守ってくれるひとがいる。
それだけで、ラピスは胸がいっぱいでした。
まだ記憶には欠けたところがありますが、
そう、たしかに自分はかつて、こんなふうに大切に思ってもらったことがある気がするのです。…この遊園地でなら、その正体を、知ることができそうなのです]
アリガトウございます。レオーネサマ
はい。みつかるトいいです。
まだ、なんなのか は わからないけれど
けれど、それでも みつけたい です
みつけたいと ねがうのが ぼくのまほうです
[そう言って、こちらもギュッとレオーネ様を抱きしめて、そして、今度こそマウスを探しにロストガーデンの外へと足を向けたでしょう。…ここに来たときの寂しい気持ちではなく。どこか、守られているような気持ちで**]
『バッカお前――……、………、』
[ヘロンさんと別れて、アドベンチャーエリアの密林を歩いていると幼いころ、いつも聞きなれていた人の声が纏わりつくように頭に響いてきました。
お父様やお母様の前では“お嬢様”とか言って従順にしている癖に、2人きりになると途端に口が悪くなって、“お前”呼ばわり。
ちっとも、変わらない。]
脳内に直接話しかけないでよ………
[乾いた地面に落ちた一雫はその影すら残さず、跡形もなく吸い込まれて行きます。
ここでは足元を照らすのは青白い月明かりだけ。
所々、木々の間に設置されている探検家を模したヒトガタは景色の一部となって溶け込んでいました。]
『ワン!ワン!』
[エリアの演出として聞こえてくる獣や鳥とは別の声に私は振り向きます。
私を追いかけるみたいに、小さな身体で懸命に掛けてくる子犬が目に映りました。
その小さな点だった姿は声が近くになるにつれ、段々大きく鮮明になっていきます。]
わっ!っ、……ヘロンさんとの用はもういいの?
[迎えるように屈むと、子犬は走って来た勢いのまま飛び込んできました。]
[ちなみに、アトラクション“ジャングルの秘宝を探せ”はこの近くにありますので、参加者のどなたかに子犬の鳴き声が聞こえたかもしれません。
私の方は、寄り道しているとラプンツェルさんを救えなくなってしまうので、訪れることはありませんでした。] *
いいえ、こちらこそ、ごめんなさいね?
頭打ってない?大丈夫?
[土下座する彼>>163に、少し慌てて。妖精がやったこととはいえ、原因は半分くらいは自分にあることを自覚している。]
イノリちゃん、は、ごめんなさい、私は見ていないわ。
・・・・・・本当はイノリちゃんを探してたのね、おばあちゃまが来ちゃってごめんなさい。
マストちゃんは写真家さんなのね。
私は、ローズ・メディレアといいます。そんなに謝らないで、ね?
[謝らないといけないのはこちらの方ではないか、目の前の彼がさらに謝ろうとする>>166のをおろおろと止めようとする。
その様子を、絵の中の彼は、引き続き顔を背けて必死にこらえている。ように見える**]
そこだっ!!
[トンっと背後の停止スイッチを押し、
二体のゴーレムを鮮やかに機能停止させた。
ふふ、クールに決めたぜ、と。
そう思った矢先──…………]
***********
「ヘロン姐さん、俺からこれだけは言っておく。
譬えそこにどんな事情があったとしても、
俺は■■を肯定できない。
犠牲と争乱を伴う計画に、俺は、頷けない」
まあ、君ならそう言うと思ったよ。
さっきああは言ったが、別に君が「部外者」をやめて
王城に全てをリークしたって構わないんだぞ?
「ッ、アンタまで俺を惑わすようなことを言うのは
やめてくれませんかねえ……」
くく。流石に冗談だ。私にだって義理ってものがある。
それに、……あの
「…………、ああ、そうだな、姐さんは。
まあ、『口の堅いマーチェンド』の評価を
裏切ることはしないさ。そこは信じてくれ」
「短い間だったが、世話になった、ヘロン。
―――どうか、無事でな」
ああ。君もどうか無事な道行きを、マーチェンド。
クロウ、君もマスターをよろしくな。
『オマカセクダサイ エンジニア・ヘロン
コレカラモ マスター・マーチェンドヲ
オマモリシマス』
ああ、それでいい。
***********
[実のところ“パンパス・コート”にも、この飯店とどこか似た風貌の「飯店」は存在する。
とはいえアップルパイ以外の料理は微妙だとか、誰かが言ってくれなきゃ普通に素通りしてたとか、観光客からの評判はわりと散々なところもあった訳だが……。
また貿易商から伝え聞いた他の
褙子に飯店を選んだヘローの直感は、この辺りの経験からきたものでもあったのだろう。]
へえ、この菜の花炒めは美味しい。
ジャスミン茶も、こんないい香りだったのか。
[
ともあれ、これはあくまで夢のこと。ついうっかり人間同様の食事をやってしまったって、「そういうメカです」で押し通せばよいのである。たぶん。]
頭は正常に働いてるので大丈夫です!
ただ、僕の方が歳上な筈なのに色々と情けないです。
[そう答えて軽くストレッチをしてみて元気な事を伝えつつ、見た目は僕よりも若いであろう女性に苦笑いを浮かべる。>>173
目の前の彼女のびっくり姿を笑って受け入れるだけの胆力すら持ち合わせていない僕は、邸宅の"彼女"と会った時もビビり散らかしていた事を思い出して、成長を感じぬ我が身に肩を竦めた。
そして、一応彼女がイノリくんを見つけてくれている可能性も聞いてはみたものの、有力な情報は得られず。
力になれずに申し訳なさそうな女性に慌てて手を振ってそんな事は無いと伝えようとするが。
その時にも自身を『おばあちゃま』と呼ぶ彼女の様子に首を傾げる。]
[一応食事中だったこともあり、ショーの最中にあまり歓声を上げることはしなかったのだが……。
剣の道を修めた正義の侠客と、魔剣に魅入られた闇の剣士とが切り結ぶ演舞。
舞台の趣向こそフェアリーエリアでのサーカスと異なれど、その立ち回りの真に迫る派手さと、真剣な面持ちの中にも伝う心からの楽しそうな気配は、妖精たちを交えたあのサーカス団と同じよう!]
(ゲッカでのショーも、こんな感じなんだろうか。
いや、あの地の妖魔たちの演目となると、
また違ったテーマが好まれたりするんだろうか)
[などと(所々舞台装置の仕組みや挙動がどんな感じかとかで目のやり場に困りながら)ぼんやり考えたところで。
貸し切りが如く空席だらけだった席の一つにいつの間にか座っていた、ゆったりとした黒衣にスカーフを合わせた民族衣装の別の来園客と思しき人のかたち。
ショーの終演後にその人影がふっと席を立ち、歩き出して――]
……妖精達も言ってましたけど、その『おばあちゃま』って……? 僕には、貴女はとても綺麗な人に見えるのですが……。
[と、名前を聞く前に差し込もうとした言葉は伝わっただろうか。>>173
伝わらなくとも、すぐその後に伝えられた名前に僕の思考はフリーズする訳だけど。 ]
………………ローズ・メディレア?
[その名を知っていたのは偶然だった。
"彼女"の治療法を探る際に、見つけた古文書のひとつに記されていたのを僕は目ざとく覚えていた。>>0:138
しかしそう言われると、妖精達の言葉が急に僕にも認識できた事も、妖精のみならず彼女自身が
……彼女の仮面の姿が妙に様になっていたと思ったのは、流石に僕の思い込みではあると思うけども。 ]
……聞きたい事があります、魔女様。
[答えでも、参考になる事でも、なんでもいい。
聞いてどうにかなるものでは無い事も、薄らと過ぎるものの。
もしかしたら"彼女"はもう、とは考えない。
ただ、真摯に、その瞳に僅かな絶望の色を滲ませながら言葉を紡いだ。* ]
あらまぁ、綺麗だなんてお上手なのね?
・・・・・・あぁ、ごめんなさい、きっと若く見えるのはここのおかげね。
本当は、本当におばあちゃまなの。夢から覚めたら98歳の老婆だもの。
[>>186困ったように笑って。若い頃の肉体がここまで快適だなんて。
もしかすると夢であるということも影響しているのかも知れないけれど。
なんて素敵な夢。命が燃え尽きる前に見る夢としてはとても素敵で、なんて残酷か。]
そうなの!今日お会いした人、全員、私から見て未来の人なんだもの。
科学や機械、というのは、幸せを生み出してくれてるのよね。
[おそらく。多分。少なくとも、私と一緒に居るときは幸せそうに笑ってくれていたから。
そんな目の前の彼とずれた思考を巡らせていれば、不意に手を取られた。>>188
びっくりしたように彼の表情を見れば、とても切実に、とても]
――。
[わずかに震える手を感じ取り、続く言葉を聞けば。
すぐに生業の思考へと切り替えて。]
まず、呪い、は私の専門外ね。もしそちらの答えが欲しかったのならごめんなさいね。
毒なら何個か、あるかも知れない、けれど。
あと、病気なら。診察をしてみないことには断言はできないけれど。
[一拍おいて。もしかすると、この言葉のせいで間違った治療をしてしまう可能性もある。そう思うと、言葉を発するのをためらうも。
彼の瞳が揺れるのを見れば、ここまで口に出して教えない、なんて不義理はできない。]
・・・・・・思い当たるのは魔力免疫不全症候群。生まれつきなら先天性、他の要因があるなら原発性、後天性に分かれるわ。
・・・・・・でも、未来って魔法文明は廃れているんじゃ。
[魔力自体は消えていないのだろうか。それならば良いのだが、そうでないのであれば――――]
[さて、そんな矢先のことでした。
マウスの悲鳴が!建物の方を見てみると…三人の…!>>176]
???
ニンゲンサマ コンニチハ
ぼくタチは ジャングルの ひほうをさがしています
ニンゲンサマたちも いっしょに いきますか?
『ヴァー…?』『ヴァー???』『ヴァーー???』
[このバグった機械人形に、ニンゲンサマとミイラの違いがわかる訳ありませんでした。</b
>マウスが大悲鳴をあげ、お母様に助けを求めているのも気にせず、どうしたんだろう?ここにはおばけじゃなくてニンゲンサマしかいないのに。と平然とミイラに近づいていきます。
流石にこれにはミイラ側も大困惑。
ヴァー?ヴァー?と互いに相談したあと…]
『『『……ヴァーーーー!!!』』』
[やっぱり、チャレンジャー判定入りました!!!
ミイラたちのうち3(3x1)人はこの少年人形を取り押さえようとガシッ!としておきます!(ちなみに、万が一、暴れられてもミイラたちは頑丈に出来ているので、変なトラップに落っこちる事故も起こりません!!!あくまで取り押さえだけの優しさ設計です)]
ワー、ワーーー
ニンゲンサマ、とつぜんのぎゅーはいけません〜
[わたわた!わたわた!
ラピスは捕まった!!!…
またの名を、立派な囮になった…!!!**
[…どうやらあまりに無防備過ぎて、先に進むと危ないとミイラたちも思ったようだ!
3人いたミイラが3人ともラピスに気を引かれている!!!
ついでにいうと、ゔぁーゔぁーとニンゲンゴではないが、
「ここはあぶないんだぞ〜???」とトラップについてのレクチャーもしてくれている!!!
……このさきにはまだまだトラップはたくさんあるだろう。転がる岩(※ふんわり仕様)や崩れる床(※クッション完備)などなど…
しかし!少なくとも敵に関する心配は多少軽減された…かもしれない!
いざゆけ!ジャングル探検隊!**]
/*
ラピスーーーーーーーー!!!!
楽しいwwwwこのカオスwwwww
でも、あんまりイノリ君を置いて展開を書きすぎてイノリ君の負担になってもいけないからお返事はステイしよう。
……写真家の性みたいなものです。
なるほど、ここは自分の思い通りの姿になれますもんね。
[>>191後で余裕があれば一枚撮らせて貰っても良いかも知れないと考えつつ。
彼女の本来の年齢を考えるなら、こうして話せた事は本当に幸運な事なのだとも認識している。
『科学や機械は、幸せを生み出してくれている。』
その事を嬉しそうに語る彼女は、自身がどう言われているのかは知った上で話しているのかな。
……それを今掘り返すのは違うと、微笑みと共に同意した。
古文書に記された彼女の"行い"は僕も知る所ではあるけど、こうして面と向かって話している限りでは、話に聞くような人物ではないと断言出来るだけに、悔しい思いも湧いてくる。]
[僕の言葉に、その表情を魔女とはまた別種のものに変えた彼女は、自身の見解を述べてくれた。>>192
ここに来てようやく、ローズさんが毒を以て毒を制す事もある医者の側面がある事に僕は気付く事になる。
一つ一つ、食い入るように耳を傾け、反芻する様に言葉を続ける。
結論から言えば、手がかりになりそうなものは『魔力免疫不全症候群』……それも、断言はできないとローズさんは言った。]
いえ、十分です。本当に、ありがとうございます。
僕では、いえ、僕の時代ではそう言った状態に関しての資料もまともには手に入らないので。
……仰る通り、魔法文明は廃れています。
ですが、魔法使いが居なくなった訳ではないんです。
[ローズさんの疑問に対して、実際に診察をする程にはないにしろ、答える事で何かしらの手がかりに繋がるのならばと僕は話を続ける。]
[ローズさんの疑問に対して、診察程ではないにしろ、何かしら引っかかるものがあるのならばと僕は話を続ける。]
[僕は魔法を使える訳ではないんですけどね。
と前置きをした後に、僕はぽつりぽつりと語った。
先天的に身体が弱く、五感……とりわけ聴力が弱くなった"彼女"の話。>>0:136
その時に、ハッと思いだして彼女の写真を幾つか想像し、産み出せば並べていく。
入院着の様な服装をした、痩せぎすの女の子。
よく手入れされた髪の毛は艶やかな栗色で、やや柔和な笑顔が良く似合う精緻な人形の様な女性だ。
精緻な人形の様な、と言うのは比喩表現ではなく四肢もそれに準ずる程度には現実離れした細さ故。
そんな彼女の耳から頬にかけてが青く変色しているのは魔力による侵蝕だろうか。
これだけで情報になるかなんて分からない。
だけど、きっと、これまで以上に進む"彼女"への理解に、僕はローズさんの見解を待つ事になる。]
……この子は、僕の時代では力を失った筈の魔法使いの中でも更に特異なようで、機械文明ではどうしようもないと。
持って、20歳を迎えられれば御の字だろうと言われました。
僕は、この子に救われたんです。
何としても助けたい……。
[生きているなら既に、余命を5年も過ぎている事は言えなかった。
言った事でローズさんからも絶望的だと言われるのを無意識に避けた為に。
その逡巡の様子は、彼女から見れば「まだ伝えてない事がある」と思わせるには十分だろう。*]
── ロストガーデン・優しい魔法使いと ──
[今は壊れて捨てられた優しいラピス様。
どうかアナタの大切なものが見つかりますように。
別れ際、同じように>>169ぎゅっと抱き締めてあげて。
耳元で優しく囁いて──、見送った。
どうかラピス様が幸せでありますように。
大切なものを見つけられますように。**]
もし現実でラピス様のお体が壊れて、
それでも誰かの役に立ちたいと願うなら。
私、ラピス様の魂をお迎えにあがりましょう。
その時はこの遊園地のスタッフとして共に働けますよ。
大丈夫、ラピス様は一人じゃありません。
……なんて、これは企業秘密なのですが。
ラピス様にだけこっそり教えてさしあげましょう。
他の方には内緒ですよ?
[優しい魔法使いへ、遊園地の秘密を一つ語る。
スタッフの中に元来園者が働いている事を。
遊園地を愛する者ならば、誰でも働く資格がある事を]
[実際に現実を捨てて遊園地に残りたいという来園者は多い。
でも、ここはあくまで夢の世界。
夢で力をもらい現実を生きていってもらうのが理念だ。
だから軽はずみに遊園地のスタッフの勧誘はしない。
すれば、喜んで命を絶つ者が出る危険もあるから。
──でもラピス様なら大丈夫だろう。
そう思わせる何かがラピス様には確かにあった。
だから、こっそり秘密を教えてあげよう。
ここにもラピス様の居場所はある、と。
愛し愛される選択肢が確かにあるのだ、と。
優しい魔法使いにそっと示す道標。
星屑の獅子からの秘密のエールだった。**]
[数秒の沈黙。
その間に、どんなことが思考されたのか知る由もないが、
ゆっくりと縦に首が振られる。導き出された答えは是であった。]
同級生、友人。
[彼の答えた情報に首肯して、繰り返す。
小学校、中学校、高校。机を並べた級友を思い返してみても、彼のような印象深い前髪をした人はいなかった。
ということは。
これから出会う、同級生?
…夢の世界だもの、そんなこともあるのかもしれない。
ほんの少し。この人が自分のなくした大切なものなのではないか、などと考えてしまっていたので恥ずかしくなった。
未来で出会う人を失くしたりできるのだろうか、と。]
/*
>遊園地を愛する者なら魂を迎え入れて共に働ける。
本当はエピまで秘密のはずだったのですが……。
(そうしないとさくっと現実を捨てて死んじゃう人もいそうで悲しかったから)
ラピス君から感じる爽やかな希望の風に賭けてみました。
ここにも君の居場所があるんだよー!!
一人じゃないんだよー!!覚えておいてねー!!
ということは、学園の、ですか?
[答えが返ってくれば、すっかり余所行きの顔は剥げる。
けれども少しだけ年上だということに、敬語は解けないでいた。]
ふだん、僕はあなたのことをなんて呼んでるんですか?
自分は学園できちんとついていけてますか?
[などと、矢継ぎ早に問いかけては、また自分のことばかりと、はっとなって口を噤む。]
そう、なのね。魔法使いは居る、のね。なら・・・・・・
[それならば、と言いかけるも、引っかかる言い方>>198に少しばかり不安がよぎる。
一先ず、口を挟むのは後にして。彼の口から、更に情報がもたらされれば>>199、口元に手を当て、目を閉じる。
力を失ったはずの魔法使いという言葉>>200に、一つ治療法が潰されたかも知れない、と眉尻を少し下げる。
彼の心情を察するにはあまりある。きっと、専門ではないのに、なんとか資料かき集めて一人で頑張ってきたのだろう。なんとかしてあげたい、と思うのは魔女としての矜持か。
何かしら開示していない情報があったとしても、それが治療の妨げにならないのであれば追求することはない。]
一つ、お伺いしても。
機械文明で魔力の神秘性は解明されてるのかしら。
・・・・・・ああ、ええと。いわゆる、科学的に魔力は解析されているのかしら。
[一応聞いてみる程度。魔力自体が何か、科学的に分かっているのであれば、採れる方法も増えるが、きっと希望の持てる回答はないだろう。]
・・・・・・私の見解、ね。
先に行っておくけれど、呪いの可能性は排除しているわ。
魔法文明が廃れているのに呪いがあるとは考えにくいのと、もしそうであれば私は力になれないから、ね。
[前置き。小さく息を吐き、彼の目を見つめる。]
まず、話を聞いている限り。魔力が原因であることが確定してるなら、先ほど言った魔力免疫不全症候群でほぼ間違いないでしょう。肌が青く変色するのは個人差があるけれど、症例では爪先に出たり、指に出たり様々。だから、彼女さんの場合はその部位に発言した、ということでしょうね。
何個か対処法があるのだけれど。
対症療法としては、魔法使いの人が、患者の魔力の流れを中和すること。
・・・・・・これは、魔力操作ができる魔法使いの人が知り合いに居れば簡単だけれど。
[魔法使いがいても、魔法が使えなかったり、魔力操作ができなければこの方法は採れない。]
原因療法、だけれど。
まず1つめは患者の魔力を封印すること、だけれど。
魔法使いの人がその術式を知らないといけないし、患者の魔力の源泉を特定しないといけないわ。それにその魔法使いの人の魔力も大分使うから・・・・・・
あと、一つ。あるにはあるけれど・・・・・・
憶之ヰ、お寺さんの?
[貰った答えに首を傾げる仕草は、長じても変わらないだろうけれど自分ではそれはわからない。
軽く目を伏せた後]
一門の名前で呼ぶのはなんだか距離を置こうとしているみたいに聞こえてしまうから…
僕は、隠さんて呼びますね。
[なばり。…珍しい名前だ。けれども、おそらくは何かを秘すための術が授けられているのだろう。
一番自然に数多く、人口に膾炙される名に封じるほどの、大きな何か。
口に出せば出すだけ、その守は強いものとなろう。そんなことを考えて、僕は未来の僕とは違う呼び方を選択した。]
[一緒に乗ろう、と、彼がアトラクションを指さすのに頷いて、すこし遅れて歩き出す。
目の前で、赤い髪が揺れる、揺れる。
ちり、とまた記憶の底の違和感が主張した。]
”それでは、いってらっしゃい”
[スタッフの声とともに、デラックス・イーグルが動き出す。
激しく揺れる機体は、ふわりと高く浮かび上がったかと思うと
重力のまま落下する。]
[降車場で暉が呆然としていたのは、デラックス・イーグルの影響ではない。
白い顔をして目を見開くと、目の前の、かの人を見る。]
あの時、もう一人、いた。
[呼び覚まされた記憶に、声が震えた。]*
[降車場で暉が呆然としていたのは、デラックス・イーグルの影響ではない。
白い顔をして目を見開くと、目の前の、かの人を見る。]
あの時、もう一人、いた。
[そんな言い方をされても、隠さんには伝わらないかもしれないのに。呼び覚まされた記憶に、声が震えた。]*
[イオリに向かってこっそり相談]
……なあ、今なら隙をついてラピス助けられるんじゃね?
大体の罠の位置はゾンビたちが教えてくれたし……、
後は駆け抜ければいいだけなんじゃ……。
[どう思う?って、俺はイオリを見つめた。*]
………嫌だよ、シィの肉なんて絶対不味いに決まってるし
私、お腹壊したくないもの……
[2人で森の中の洞窟に隠れて、下男の大怪我で止まらない血を小さな手で必至に抑えていました。]
(止まって……止まって!お願いだから止まってよっ!!)
[次から次へと溢れてくる赤が私の両手を染めます。
下男は憎まれ口に苦笑しながら、私の頬に手を伸ばしました。]
『…………お前は、生きてくれ。』
[息も絶え絶えなのに、優しい目で私を見つめて。
その手が、意識と共に落ちる――――]
『――――居たぞ!!』
[其処にニンゲンたちが現れます。]
…ッッ
[シーシャが彼らを弱らせてくれたことを知っていた私は、火のように燃え盛る憎悪を彼らに向けました。
姿は自然に狼に、瞳は紫から赤へと変貌していったのでしょう。
私は、手負いのニンゲンなどには到底捕らえることの出来ないスピードで襲い掛かりました。
捕食ではなく、ただ殺すためだけに、この牙をとがらせたのです。
幼狼の反撃に驚いたニンゲン達の動揺、恐怖。
擘くような悲鳴が響き、けれど、呆気ないほどすぐに、辺りは静けさを取り戻しました。
追手は殲滅、真紅の海に佇む血濡れの狼を見たニンゲンは誰も居ませんでした。]
[この優しい“夢”の遊園地で、血の海に佇む狼の姿なんてふさわしくないですし、到底。
見せられるものじゃありません。>>75
………違いますね。
私が、見せたくありませんでした。
あからさまな私の話に困惑しながらも合わせてくれたヘロンさんを思います。>>130
機械工のこととか、もっとお話していていたかったけど、ごめんなさい。>>126
そして、ありがとう。
貴女に会えて、良かった。
そのことをきちんと伝えられて良かった。>>76
この“夢”の時間がヘロンさんにとって良いものになりますように。]
え、マウスくん?
[私は思わず、顔を上げます。
方向的に“ジャングルの秘宝を探せ”に参加しているのだろうことは想像出来ました。
本人はそれどころじゃないかもだけど、沈みそうになってた気持ちが吹き飛ばされる感覚に私はつい、笑ってしまいます。]
楽しんでいるみたいで、良かった。
[夜空に溶かすように呟いて、私は子犬と共に歩き出しました。
妖精たちがマウスくんからの花束を運んできたのは、この後のことでした。>>8]**
[問われた質問には首を横に振る。>>204
機械文明の進歩と共に、異端扱いとされていった魔法は歴史の流れと共に埋もれていった。
僕の伝手でも一から古文書を掘って解読する様な変人からしか話を聞いた事がない。
僅かに眉を下げたローズさんの表情は、魔法文明が廃れている事に対する一抹の寂しさだったのだろうか。
語られる見解、前置きに頷き、続く言葉を待つ。>>205]
そう、なんですね……魔力免疫不全症候群……。
いえ、確信はしませんけど、ローズさんの見立てがあるだけでも、かなり真相に近づけたように思います。
[きっと一人では辿り着く事は無かったと断言できる。
"彼女"が生きている事を願いながら、それを見届ける事のない人生に一筋の希望が入り込んだだけでも、僕はローズさんに救われていた。]
[問われた質問には首を横に振る。>>204
機械文明の進歩と共に、異端扱いとされていった魔法は歴史の流れと共に埋もれていった。
僕の伝手でも一から古文書を掘って解読する様な変人からしか話を聞いた事がない。
僅かに眉を下げたローズさんの表情は、魔法文明が廃れている事に対する一抹の寂しさだったのだろうか。
語られる見解、前置きに頷き、続く言葉を待つ。>>205]
そう、なんですね……魔力免疫不全症候群……。
いえ、確信はしませんけど、ローズさんの見立てがあるだけでも、かなり真相に近づけたように思います。
[きっと一人では辿り着く事は無かったと断言できる。
"彼女"が生きている事を願いながら、それを見届ける事のない人生に一筋の希望が入り込んだだけでも、僕はローズさんに救われていた。]
……対症療法は、厳しいですね。
魔法使いが極少数と言う事もありますが、使える魔法も質も、少なくともこの遊園地で見る物とは比べるべくもなくて。
[1つ目の対処法には被りを振る。
魔法使いの知り合い自体はいるが、どれも一発芸のような域を出ない。
迫害程ではないにしろ風当りの問題もあるので、大っぴらに練習できない事も起因しているだろうか。]
原因療法、ですか。……そう言うのもあるのか。
"彼女"の先祖返りした魔力が何処から来た血筋なのか、もしも調べる事が出来れば、術式の種類は……いや、でも負担か……。
[夢から戻ってから出来得る行動の指針すらも見解として伝えてくれるローズさんには頭が上がらない。
そして、彼女が口ごもる最後の方法について、僕は即座に続きを促した。]
──大丈夫です。
どんなに危険が伴おうと、そこに一縷の望みがあるなら、僕は進めます。
[死ぬつもりもない、という意志も込めた。
……死んでも救う、という覚悟もないとは言わないけど。*]
[それから少し後に今度こそヒトガタなどではない小さな姿一つ。どうやらマウスが見知った相手らしい。
自分達より年下のように見える──恐らく子供型のアンドロイドだと、すぐに彼は察した。遊園地のスタッフに対してそうしたように。>>149>>150
それについて触れはしないし、態度に差をつけることもない。研究区のAI達とこの世界の機械達の違いはとっくに少年も理解していた。]
マウスくん、紹介してくれてありがとう
宜しくね、ラピスくん
ええっと……お友達になるのは嬉しいんだけど
様は付けなくていいと思う、かな
[どこかの写真家さんがそうしてくれたように目線を合わせつつ、にこやかに返した。それからこちらからもお願いをしよう。>>151
少年の知る友達の形とは違ったから、ラピスとこれから親しくなりたいからこその内容だ。
勿論提案には首を横に振る理由なんてありはしなかった。三人一組、子供だけで冒険に出るのだ。]
あ、あれだよね……?
じゃあ石造りの人間っていうのは多分……
[会話が一段落した頃合いか、ラピスが不意に指差した方向に少年も目を向け、そしてその言葉の真相を理解しあっと口許を覆う。>>152
この夢の中の存在なんだからそこまで危険ではないのではと思いながらも、少なくとも自分達よりは大きそうなゴーレム達の姿に足が竦んだ。]
あっ、マウスくんあぶな……うわ、わっ、危ないよ……っ
──あっ、や、やったの?すごいよマウスくん……!
[板みたいなのに乗って颯爽と脇を抜けるように駆けていった流星に、忠告など遅すぎるかつ不要なもの。>>174
少年は自分の手と手を握り締め、ハラハラ半分熱狂半分の気持ちで見守ったのだった。夢の中でも手汗をかくんですね。
そしてどうやら華麗にゴーレム達を無効化したらしいと理解した時には、共に観客になったラピスと共に声を上げた。>>175>>193
だが、ゴーレムをなんと撫で始めた観客仲間を止める間もなく──]
……っ
[死人を彷彿とさせるその姿は確かに被験体の心臓を跳ねさせた。
しかし実のところ、果敢に活躍したばかりの同行者の叫び声や一転した様子や。>>176
そして初めて外界に出た赤ん坊レベルの警戒心の無さでミイラに近づいていくさっきまで観客仲間だったはずの相手の姿のほうが。>>194
少年をよっぽど驚かせたのであった。どこかから動物の鳴き声がしてたとして耳に留める余裕など全くありはしない。前を後ろをきょろきょろ繰り返し見て自分は何をするべきなのか困り果てるばかり。>>177]
ま、待ってラピスくん……!
それは人間じゃないよぉ……っ
[仮に人間様でも、頭に元と付けたほうがいいタイプの人間様である。
引き止めたい気持ちと背後のマウスが気がかりな気持ちとミイラへの抵抗感が混ざり合い、伸ばした手はすんでのところで届かずに空を切る。
狼狽して細くなった声も多分届かなかったのだろう。
でもミイラのほうも戸惑ってるように見える気が?]
あわわ……
[と思った時もあったが、すぐ少年は言葉にならない恐れを音にし、叫びに対してコーラスのなり損ないを奏でた。>>195>>212
年下の男の子の見目をしたその機械人形対ミイラ三体は客観的に見るとかなり危険度の高い光景。子供にもそれくらい分かる。
ミイラから戸惑いが無くなったならラピスは一体どんな目に合わされてしまうのか。どうしたら彼を救えるのか──!?]
う、うん。僕にもそう見えるよ……
じゃあ僕は真っ直ぐあの建物に行って扉を開けるよ
だからマウスくんはラピスくんの手を掴んで連れて走ってきて?
[マウスに見つめ返し肯定する声はどこか脱力したものであった。>>213
全て杞憂であった。どう見てもミイラはあの子を心配している。何か教えているようにすら見える。ニンゲンゴではないので少年には内容は解らなかったが。
ラピスに対してはそうでも通してくれるかは分からない。
だから隙がある今を狙わないといけないと、頭を回して提案する。恐らく少年自身が救いに行くともたついて失敗するかもしれないと計算し、活発な相手に重要な役目を求めた。
了承されるのなら小声でカウントダウンし、ゼロのタイミングで寺院へと走り出し扉を押し開くだろう。*]
[話を促されれば>>223、言葉が詰まる。しかし、彼の眼差しに宿る意志を感じ取れば、やがてぽつりぽつりと話を再開する。]
・・・・・・魔力に対する疑似免疫を作るの。
その方法は――――
[曰く、現代や未来でも毒薬あるいは劇薬の成分がある植物。
決められた5種類、適切に調合し、決められた分量を毎日3回服薬する。
適切な分量を守れば死に至ることはない。が、毒には変わりなく、身体の不調はその人を蝕むだろう。それを10日ほど続ければ、身体が馴染んでくる。そうすれば疑似免疫が血液内に生まれている。]
患者自身が行う方法は話を聞く限り、身体の不調に耐えられるだけの体力がないわ。
そうなると、健康体の魔力を持たない人の身体で疑似免疫を作って輸血する方法が必要になってくるの。
[説明はしたが。その調合を誤れば、服薬する分量を誤れば、もし身体の体力が持たなかったら。いずれも結果は]
[色々と飲み込む言葉、聞き入れるべき言葉はあっただろう。
ただ、何よりも早く。
唱えられた言葉に僕は即座に首肯した。]
僕の命で"彼女"が救えるなら、勿論。**
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