7 【誰歓RP】少年合唱団“ユズリハ”の風【ソロル有】
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伝説通りに狼の血が目覚めたらしい。
さぁ、鏡を見てごらん。
君の心と身体は、どうなっているかな……？
どうやらこの中には、村人が3名、碧狼が1名いるようだ。
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在団生 ナタリー
[後に。夏の親睦会でバーベキューをすることになって。
あの言葉がほんとうかどうか、確かめてみることにした。
一応。お肉、野菜、マシュマロは用意されてたけど。
それ以外で食べたいものがあったら、持ってきてもいいっていわれていて。
ナタリーはジャムを持っていった。
なにも知らない子たちは、なんでジャム？？って。
びっくりしてたみたいだった。]
在団生 ナタリー
｢おっ…。おいしい！！｣
[恐る恐る。一口食べてみて驚いた。
じゅわっと。さっぱり、食べやすくって。
たっぷりジャムをかけたのに。
ちゃんとお肉の味がする。
どうやったって、ヘンな組み合わせなのに。
どうしてこんなにおいしくなるのか不思議だった。
口いっぱい頬張るものだから。
『ゆっくり食べようね。』と先生にいわれて、すぐに｢はい！｣っていえなかった。]
在団生 ナタリー
[おやつにマシュマロを焼きながら。
余ったジャムは、みんなで分けることに。
チョコとか。ビスケットとか。ミックスナッツとか。
みんな、いろいろ持ってきていて。
交換こしたり、食べ比べたりしながら、どれが好き？なんていいあったり。
それが、おもしろくって。
あれから。
バーベキューのときには、なるべくジャム瓶を持っていくのが、ナタリーのお決まりとなっていた。]
在団生 ナタリー
[一度経験をしたからなのか。
ナタリーは、食わず嫌いをあまりしなくなっていた。
ニンジンがケーキになるなんておかしい。
といって口をつけなかったキャロットケーキも、すっかり食べられるようになった。
野菜のポタージュが残されることもあまりなくなって。
母は『食べられるものが増えて嬉しい。』と喜んでいた。]
在団生 ナタリー
ｰ現在･お別れ会ｰ
[一度ピアノホールに戻ったあと。
そういえば。声がうまく出ないときは、はちみつが効くなんて誰かに聞いたのを思い出して。
(はちみつのジュース…。確か、こっちにあったはず。)
そうだそうだと、林檎シロップをコップについだ。
とりあえず一口飲んでみて。
鼻に突き抜ける林檎の香り。
それから、ねっとりとした甘さについ、むせかえる。
なにごとかと駆け寄ってきた子に『それ、そのまま飲んだの！？』といわれて。]
在団生 ナタリー
｢これって、林檎ジュースなんじゃないの？｣
[てっきりそうなんだと思っていたけど。
どうやら、正しい飲み方があるらしくって、やり方を教えてもらった。
｢お水いれるの？炭酸水？｣
これだけいれたら、薄くならないだろうかと心配になりながら。
まず物は試しということを、もう学んでいるから。]
在団生 ナタリー
｢あっ。おいしい。｣
[完成したそれは思いの外、優しい味わいになった。
｢ありがと。｣
『どういたしまして。』
そんなやり取りのあと。
ナタリーは喉の調子を確かめる。
(うーん。まだちょっとヒリヒリするけど…。)
でも、大丈夫そうだ。
ほっとため息をついて。]
在団生 ナタリー
[それから。
せっかくだから、なにか食べておこうとテーブルに手を伸ばす。
お菓子はさっき、いつも掛けているポシェットにいくつかしまっていたけど。
なんだか、食べれる気がしなくて。
ちょっとつまんだきり、なにも口にしていなかった。]
【削除】 在団生 ナタリー
[お腹はなんでか、すかなかった。
それでも。
ちいさなサンドイッチを、一つ。二つ。三つ。
どれもおいしかった、けど。
やっぱり、お腹はすかなかった。]
在団生 ナタリー
[お腹はなんでか、すかなかった。
それでも。
ちいさなサンドイッチを、一つ。二つ。三つ。
どれもおいしかった、けど。
やっぱり、お腹はすかなかった。]**
在団生 バラニ
─お別れ会/アレウスと─
[>>0:202ジュースを貰いに行った時、周囲には既に飲み物を貰った何人かの団員達の姿があったか。
少年はいつも注いでもらう方。
飲み物を注いだコップを運ぶ係を申し出ると、大丈夫かという顔をされる事もあるが、今のところ零した事はない。
あと一、二年もすれば合唱団の中の中程の年頃になるので、年下の子の面倒を見てあげなければとは思っている。
今のところ出来ている事と言えば、移動の時に小さな子の手を繋いであげたり、空き時間に連れて遊んだりする程度。
アレウスの事は、お兄ちゃんの先輩だと思っていた。
優しくて、落ち着いていて、頼れて、大人みたいにコーヒーも黒いまま飲める。
少年の理想の兄像だ。
コーヒーの入ったコップを差し出されれば、大人の仲間入りをする気分でどきどきしながら口を付けた。
すぐににがーいと、眉尻を垂らす結果になってしまい、ミルクと砂糖たっぷりのミルクコーヒー―もはやコーヒー味のミルクだったかもしれない―にする事になった。
そうしてあんなに苦いコーヒーを飲めるなんて格好いい、と憧れを新たにしたのは間違いない。]
在団生 バラニ
[>>0:203アレウスはオレンジジュースの入ったコップを少年に渡してくれる。
卒業しても元気でね。
今までありがとう。
また会える？
歌は続けるの？
そんな言葉が頭に浮かびつつも、何も言えず、近くにいた友人達の元へと向かった。
だけどこれで彼も卒団――お別れだから。
何か言いたかったけれど何を言ったらいいのか分からなくて、そんな自分が歯がゆくて。
視線だけちらちらと向けていれば、どうしたの、と声を掛けられて少年は水色の瞳を見開いた。]
……えっと……。
[言葉に詰まるのは、普段は必要ない事まで賑やかに話す少年には珍しい事。
言葉が出なくて首をふるふると振ってみせた。]
在団生 バラニ
[友人とのやり取りで頬を膨らませていれば、一つお兄ちゃんになった、との言葉がかかる。]
そうだよ。
もうじきティトも一歳になるんだ！
[えっへんと少年は胸を張る。
弟の事が可愛くてたまらない少年は、休憩時間の時に団員達に弟の事を話していた。
お兄ちゃんだから守ってあげるのだと。
大きくなったら合唱団で一緒に歌いたい、と。
アレウスにもそう話した事があっただろう。]
在団生 バラニ
あのね、アレウスお兄ちゃん。
さっきお兄ちゃんが段の上に立ってるとこ、僕、静かに見てたよ。
今日からは、僕、式の邪魔しない、から。
[口をついて出たのは、決意表明。]
アレウスお兄ちゃんの歌、僕、好きだから。
最後の歌、一緒に歌うの、楽しみにしてるね。
[最初に浮かんだのとは違う言葉を彼に向けた。]*
【独】 在団生 バラニ
/*
はぐもしたいんだけど、いつ拾おうか迷っておりまする。
多分、時間軸的に少し後なんだよな。
ナタリーお姉ちゃんとも話したい。
在団生 ナタリー
｢また歌ってる。｣
[むしろ、そうしていない日を見たことがないってほど。
あたりまえになっていた歌声。
彼がいればどこだって、たちまち音楽で満たされる。
まさに、歌の王さま。
そんなふうに思っていた。
けど、彼は16歳。
即席ミュージカルだって、今日で聞き納めだった。]
在団生 バラニ
―現在/お別れ会―
[アレウスと別れた後の事。
ナタリーが何処かからホールに戻ってくる。
>>6飲み物を注いで口にした途端、何やら噎せ込む様子に少年は驚いてしまった。]
ナタリーお姉ちゃん、大丈夫？！
[その時ばかりは寂しさも忘れてしまって、そう声を掛ける。
>>0:10真っ赤な蜂蜜林檎シロップがこうしたイベントの時に何度か見せていたなら、少年は真っ先に飲みたがっただろう。
年長の子に水入りにして貰って飲んだなら、幼い子供の下にも丁度良かったかもしれない。]
もしかしてお姉ちゃん、そのまんま飲んだ？
前に飲んだ時、デボラお姉ちゃんにお水で割ってもらったよ。
[そんな風に正しい飲み方を伝えてみた。]
在団生 バラニ
[テーブルの上に並んだお菓子を摘まみながらナタリーの横顔を見上げる。
>>10食が進んでいないので彼女はあまりお腹がすいていないようだ。
彼女とは去年の肝試しで同じチームになったのだったか。
普段と様子が違って見える洋館に、少年はわくわくが止まらず。
怖がるというよりは楽しむという色合いが強く、自分を驚かせてきたお化け役に抱き着いたりして、楽しそうに笑っていた。
イベントごとでもよく姿を見かける、歌の上手なお姉ちゃん。
というのが、少年のナタリーに対する認識である。
少年の方は慕っていたが、彼女の認識はどうだったか。
彼女の姉ヴァネッサとは年が離れていた所為で一緒にいた期間が短かかった為か、少年の記憶には薄い。]
在団生 バラニ
あのさ。
お姉ちゃんはさ、まだ合唱団にいるよね……？
[そう言いながら、窺うように彼女を見る。
今回退団するのはアレウスだけではない。
声変わりが遅かったのか、アレウスよりも二歳年上のトラヴィス。
唐突に歌い出す姿はまるで彼に歌が日常に寄り添っているみたいで、最初は驚いたものの、アレウスとは違う意味で格好いいお兄ちゃんだった。
退団する子が出来るたびに退団式は開かれる。
自分より五歳年上の彼女は何人とお別れしてきたのだろうか。]**
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