情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
翌朝、 崩壊都市 □□□□ の死が告げられた──……。
夜が明け、村人達は互いの安否を確認する。
どこからか上がる悲鳴。
村人の一人が、凄惨な赤い跡を震える指で示した。
噂は真実だったのだろうか。隣人の顔すら歪んで見える。
猜疑心に苛まれた村人たちは、怪しい人物を排除する事にしたのだった――…。
現在所在が確認できるのは 国枷警察 ウィレム、 縫合修善 ハリコ、 贖務執問 バレンス、 『パイロープ』 ミランダ、 片愛 ルミ、 屍揮者☆キラキラちゃん アレッキーノ、 渇仰光舞 スルガ、 運び屋? ケンチク、 欠落 フィア、 苔蟲磐永 ガァド、 堕涙残夜 レイル の 11 名。
『パイロープ』 ミランダは、 国枷警察 ウィレム を投票先に選びました。
堕涙残夜 レイルは、 国枷警察 ウィレム を投票先に選びました。
屍揮者☆キラキラちゃん アレッキーノは、 国枷警察 ウィレム を投票先に選びました。
……噂から30日……。
その日の刑務も、いつもどおり始まる。
ただ一つ違うのは、囚人たちの反応。
朝礼時に立ち並ぶ看守たちに対して、
いつもは感じさせない殺意を漲らせて。
互いに視線を送り合う。
どこかの階層では自由を求めて暴動が起きる。
『…お前ら!やるぞ!!!今しかねえええ!!!』
どこかの牢獄では施設破壊が起こる。
壁をぶち抜いて外に出られないかと。
『こんなところに、こんなところにいられるか…!!!』
どこかの廊下では囚人たちが密告する。
この慌ただしい監獄の中、少しでも生きる目を増やすために。
『アイツが!!!看守さんたちを殺して外に出るって話をしてました!!!』
どこかの取調室では、
脱獄を企てた凶悪犯が取り調べの末拷問死した。
『クソ、ゴミどもが騒がしい!
脱獄しようとするものは全員ぶち殺してやる…!!』
…いつもと同じ、けれど少し違う。
そんな日が、脱出劇が幕を開ける…!!!**
欠落 フィアは、 国枷警察 ウィレム を投票先に選びました。
贖務執問 バレンスは、 国枷警察 ウィレム を投票先に選びました。
渇仰光舞 スルガは、 国枷警察 ウィレム を投票先に選びました。
片愛 ルミは、 国枷警察 ウィレム を投票先に選びました。
苔蟲磐永 ガァドは、 国枷警察 ウィレム を投票先に選びました。
[遂に訪れたXデー。
待ちわびたお嬢様との再会。
私の罪を罪で洗ってください。
いくらでも、いくらでも。
お嬢様の下に会いに行けるのなら、
私は────……]
― 今日と言う日 ―
[朝起きて、顔を洗い、歯を磨き、髪をとかす。
それから出来る限り衣服を整えると、仕上げに桃色のリップを塗って。
ああ、とっても楽しみ。]
[独房に着くまでに襲い掛かってきた看守は
全て投げ飛ばして気を失わせてきました。
これでもお嬢様の側係。
護身術は得意なのです。
その内のひとりから独房の鍵を拝借して、
ひとつの独房の檻を開ける。]
お迎えに上がりました。
レディ・ハリコ。*
[近づき過ぎては巻き込まれる。
けれど遠くては結果を知る事が出来ない。
近くも無く、遠くも無く。丁度良い位置に待機して、派手な爆発音を確認した。
厨房前の廊下に居合わせた無関係な者も複数巻き込まれたが、それがどうしたのだと言うのだろう。
たっぷり日付をかけた愛を、炎に混ぜ振り撒いて。
わたしは成果を期待しながら、笑顔で現場へと走って行く。]
[ああ、みんな酷い怪我!
かわいそうに、死にぞこなってしまったのね。
跳んだコンクリートの破片に、身を強く打たれた者。
吹きあがった炎にあぶられて、火傷を負った者。
衣服が燃えている者も居た。
そんな者達を尻目、扉が無くなり開け放たれた厨房の中を覗き込めば、壁に大きな穴が開いて居るのを確認した。
向こう側には広い空と海が見え、大きな音に驚いたのだろう、羽ばたいた海鳥がニャアニャアと鳴いている。
厨房の中で転がって居るのは、今日の検査担当者らだろう。
爆発で死ぬ事が叶わなかったらしく、僅か動いて居るのが見て取れた。
未だ熱いその現場、室内に足を踏み入れる。]
不運な人
でも大丈夫よ
[そう言いながら、転がっていた重い、焦げた木製のペストリーボードを手に取ると、その者の頭に向かって力いっぱい振り下ろした。>>1:278]
[感じた確かな手応えに安堵する。
良かった、楽に死ねたかしら。
きちんと私の手で愛してあげられて、本当によかった。
うっとりとした顔で、血の付いたソレを片手にぶら下げながら、わたしは部屋を後にする。
そうして周囲を見回せば、負傷し、血を流し、廊下に転がっている男性看守が目に留まって。
彼の腰に拳銃を見つけた。]
それ、ちょうだい
[彼の頭部にペストリーボードを振り下ろす。振り下ろす、何度も何度も振り下ろす。
動かなくなったら重いソレを放り投げ、屈んで腰の拳銃を拾い上げた。
重いけれど小ぶりなソレは、女の自分の手にすっぽり収まって。
いつかの映画で見た通りに、わたしはきちんと安全装置を外したの。]
[遠くから爆発音がダクトを通じて回ってきた。
レディ・ルミは、上手くやっていただけたようだ。
貴女の深い愛を、どうぞ存分に振り翳してください。
"ショー"の騒ぎに向かっただろう看守も、
ダクトからの炎に弱っていることでしょう。
後程、輸送船まで共に参りましょう。
その後は、共に、愛した方について、
思うままに話をし合いましょう。]*
― フィアと話した夜 ―
[ええ、とっても素敵でしょう?きっと楽しいわ。
だから貴女も行きましょう。>>1:362>>1:363
そうやってわたしは、イエスの返事を期待しながら彼女の返事を待って居た。でも帰って来たのはそうではなくて。]
……フィアが行かないと言うのなら
無理強いはしない
[少しだけの沈黙の後、口を開く。
脱獄すれば、余計に罪が積み上げられる。
彼女の刑期は35年だが、さらに増える事となるだろう。もし計画が失敗し、捕まってしまったら。その時は生きて此処を出られるのかどうか、それすら分からない。
自分は失うものが何もない。だから何も考えず出て行く。
でもフィアにはもしかしたら、此処を普通に出て行く未来があるのかもしれないのなら。]
行かないのなら
ごめんなさい、そのまま置いて行くと思うわ
[笑みではなく、悲しげな顔を浮かべて。暗い目で彼女の瞳を覗き込む。
残念だけど、貴女を愛す機会は逃してしまうのでしょうね。
わたしは皆の幸せを願っている。>>1:158
フィア、フィア、貴女の幸せもよ。愛する人を奪われ欠けてしまった悲しい貴女、この場所ではきっと、苦しむだけだから。
だから外の世界なら、幸せになれるチャンスが来るかもと、わたし勝手に思っていたの。
残された傷が腐り落ちてしまう前に、時間と環境、それと出会いが傷を癒す事もある筈と。>>0:205
そうしていつか、幸せになった貴女を愛したかった。
不幸せなままでは悲しいから、幸せになって欲しかったわ。*]
── Xデー前夜・キラキラちゃんの断罪ショー ──
[それは脱獄のチャンスが巡るXデー前夜のこと。
そのクズ>>1:57の独房に音もなく現れる復讐代行人。
鍵開けはピエロのたしなみ。
アレッキーノにとって牢の鍵などあってないようなもの。
明日の脱獄を夢見て幸せそうに眠るクズの口に──
ガッ! 布をぶち込み呼吸を封じる。
突然の事に驚き目を見開くクズが動くより早く、
ボキッ! グシャッ! 手足の関節をへし折り一切の抵抗を封じたダルマにする。
そうして準備が終わったなら撮影用ビデオを定点固定で録画スタートだ]
[撮影が始まれば仄暗い照明の室内にダルマ状態のクズを映す。
この時間帯の独房一帯の巡回看守は買収済み。
”仕事”の途中で邪魔が入る事もない。
そうして屍揮者☆キラキラちゃんがカメラの前に降臨!
(顔や声は機材で加工できるので身バレする事もない)
笑顔で手を振り画面の前のみんなに挨拶!]
素敵なみなさま、こんばんわー!
屍揮者☆キラキラちゃんの断罪ショーの時間だよっ☆
今日はなななんと! あの地獄のアンダーテ監獄からの配信だぁ!
そうして今回の断罪はあの極悪非道の人身売買クソ野郎!
いまからコイツにたーっぷりお仕置きしていくよー☆
[目を血走らせ豚のように呻くクズを横目にキラキラちゃんは元気いっぱい絶好調だ!]
今日のお仕置き道具はー。
ジャジャーン! この万年筆!>>1:187
監獄だからねー、拷問道具はいつもより充実してないんだぁ。
でもでも! 今回はシンプルだからこそ奥深い万年筆での拷問方法についてもレクチャーしていくよー☆
みんなも復讐したいクソ野郎がいたら試してみてねっ☆
じゃあまず拷問初級編からいっくよー!
まずはこの万年筆の尖った部分で指と爪の間をグリグリグリー!!
[ブモオォ!? クズから豚のような悲鳴が上がる。
だが、キラキラちゃんは鼻歌を歌いながら全ての指という指を責め立て──……]
[ブチッ…、ブチッ… 次は情け容赦なく爪を剝ぎ取っていく]
これはねー、お前が8番目に殺した子供と同じ拷問っ☆
イエーイ! 遺族のみんな見てるー?
今このゴミクズに被害者と同じ痛みを与えてるからねー♪
ねえ、クズ聞いてる? 今どんな気持ち?
自分が殺した相手と同じ痛みを一方的に受ける気分は?
え? なに? 聞こえなーい♪
豚の言葉なんか分かるかよクソがッ!!!
[ダァン! 今しがた拷問した指先を踏み躙り手指の骨を粉砕する音が豪快に響く]
[激痛に涙やら脂汗やら血にまみれたクズは無様に痛みに呻き、のたうち回る。
だが、まだこれからだ。
後12通りのクズが被害者に加えた拷問が残っている]
ねえ、まだこれからだよ? 頑張って!
痛かったら手を挙げて教えてね?
あっ!腕の骨が折れてたね。ごめーん☆
じゃー次の拷問っ! 生きたまま眼球抉り出しだよぉ♪
さあっ!いっきまーす☆
[そうしてキラキラちゃんは万年筆をクズの眼球に──……]
[更には■■を万年筆で××し、●●を抉り、◇◇を潰した後はじっくりと■■を──……、
■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■(以下、全年齢版の為割愛)
──そうして既に”死んだ方がマシ”な状態のクズの頭を掴み、口に詰め込んでいた布を取り出してやろう。
もちろん慈悲などではない。
これが復讐のクライマックスなのだから]
[キラキラちゃんは慈愛に満ちた声で問いかける]
……ねえ、殺した相手の気持ち、分かった?
「ごめんなさい」って言える?
[そう言えば、既に絶命寸前のクズは口を開き
『ごめ…、なさ…… ご、ごろじ、で……』
その言葉が聞けたなら、
キラキラちゃんは画面の前のみんなに向けて最高のスターライトスマイルを見せ]
[グチャッ…! クズの頭を頭蓋骨ごと踏みつぶした。
しん……、と、先程まで呻きと拷問でうるさかった部屋が静まり返る。
キラキラちゃんは画面に向き直り恭しく一礼する]
はい、これで復讐代行は終了です。
遺族と被害者の人々にこの復讐を捧げましょう。
どうかどうか。
みなさまが悪に怯えず安眠できる日が来ますよう祈ります。
善良でか弱い皆さまの平穏な日々が続きますように。
その為にキラキラちゃんはこれからも戦い続けます!
では、また次の復讐の舞台にてお会いしましょう。
それではみなさま、さよーならー。
[ぷつん、と動画配信を終了。
アレッキーノは血まみれの万年筆を手にその場を後にした]
── 自身の牢獄 ──
[いよいよ明日は脱獄予定のXデーだ。
はてさて、どうなることやら。
嵐の前の静けさの監獄を看守の目を盗み、自身の牢獄に戻れば翌朝まで体力温存の為に仮眠を取ろう。
”仕事”で汚れた服は捨て、身ぎれいに血を拭えば替えの囚人服を着よう。
そうしてベッドに横たわる]
…………。 すぅ…、すぅ…。
[ハリコが綺麗にしてくれた二匹のクマのマスコットを握りしめながら眠る。
そうすれば自然と悪夢を見ることもなく、その日は朝まで泥のように眠った。**]
[その手を取って貴女が描く紅い世界を共に歩きたい。
……気付いて、その道の果てに待ってるのは終わりの道。
貴女が肯定してくれた。その怒りは正しいと。憤怒のままに動いてもいいと。
……それは誰でもない、あなた自身が決めるべきだよ。
どうして私の邪魔をするの? 私には何ももう残ってないのに。
残ってるよ。たくさん、沢山。
────────。]
[長い沈黙の後、苦しくなる胸を抑えながら……小さく呟いた。]
……それなら……残念だけど明日でお別れなのよ。
[ああ、願わくば。
ルミ・ビリヴァーがこの先どんな大罪を犯そうとも、最後まで幸せに笑っていられるよう。
せめて、心だけはと、そう願い。
こうして、私はルミに決別の言葉を送った。**]
― 狂気は凶器と踊る ―
[銃を拾い上げた頃、ようやっと遅い野次馬が集まって来ており、わたしは暴動が始まる気配を感じ取っていた。
爆発音を聞きつけたのだろう。向こうの方に、駆け付けた看守の姿を確認する。
そうして看守も、わたしを見つけたのだろう。
手に拳銃をぶら下げ、足元には血を流す看守の死体を転がして。
ああマズイ、わたしはそう思った。
多分相手も、そう思った筈。
相手に飛び道具は無いらしい、警棒片手に、恐ろしい顔で此方へ向かって走って来る。
わたしを唯の、か弱い女と見くびって居るのだろう。]
[重い拳銃を両手でしっかりと構え、即座に発砲。
反動で銃口が跳ねあがり、狙った胴から弾が逸れる。
初めて扱った銃にややよろめくも、腰を落とし地を踏む足に力を入れる。
弾が相手の肩に当たった事を確認し、間髪入れず2発目。今度は少し下を狙った。
跳ね上がる事を前提にした狙いと、距離が詰められた事もあってか、2発目の弾は相手の胸を肺を貫いた。
それでも、血を吐きながらもまだ足を止めてくれない。
3、4、5発。
トリガーを引き、何度も発砲音を響かせる。
ああやっと床に倒れた。手が反動でビリビリする。
それにしても、1人殺める為だけに沢山の弾を使ってしまったわ。
手にしているのはオートマチックハンドガン。弾数は15か17程度。
看守らが持つ武器の大体のスペックは、事前に他の囚人らから情報を拾って居る。
型番までは分からないけれど、凡その弾数が知れたのは有り難かった。
屈みこみ、先殴り殺した看守の装備を漁ればマガジンが2つ。
ありがとう、大切に使わせてもらうわね。拾い上げポケットにしまった。]
[♪ぴょんぴょんぴょんと、野うさぎさん。
跳ねてお散歩、何処へ行く。
かわいい、かわいい、野うさぎさん。
さあ、さあ、一緒に踊りましょう。
キイチゴをどうぞと、さしだして。
こんなに素敵な日ですもの。
うさぎのパイに、したりしないわ。]
[その場を囚人らの暴動に任せ、
わたしは笑いながら走り出す。*]
/*
治安最悪バイオレンス監獄だから、断罪ショーぐらいのグロ描写も大丈夫かなって思ったけど、苦手な人いたらごめんね……。
ねえ、
最後に抱きしめて良い?
かわいい人
[自分と違う、淡い色の髪の貴女に向かい、微笑み小さく両手を広げて。
さよならぐらい、きちんと言わせてちょうだいな。**]
[そうして、いつもより2分早く、点呼が行われた。
そのまま真っ直ぐ、目的地へ向かう。
暴れている囚人達を殴り飛ばし、踏みつけ、叩きのめす。
邪魔をしてくる看守はおらず、すれ違った新人に後始末を任せる。]
[目的地の場所、所長室の扉をノックする。]
ウィレム所長、バレンスです。
[返事はない。再度ノックする。
返事はない。人の気配はしない。
ドアノブを回し部屋へと入る。
部屋を見渡し、主の不在を確認してから『休暇届』をデスクに置く。
このまま救助艇のある場所に向かおうとしてーー振り返り、一つ前の角を曲がる。
ここを出る前に、確認しておきたいものがあった。]**
縫合修善 ハリコは、 国枷警察 ウィレム を投票先に選びました。
[その言葉に彼は酷く寂しそうな顔を浮かべていただろうか。
突き放す言葉を紡いだ時、その顔を正視する事は出来なかった。
彼は、それでも言葉を尽くしてくれた。
『遊園地に行こう、可愛い服を着よう、美味しいものを食べよう』
……どれも、とても素敵な提案で、心がこんなにも暖かくなるのに、どうして張り裂けそうな程に胸が痛いのか。一歩踏み出す事すら出来ないほど、足の震えが止まらないのか。
知ってる、その答えを私は知っている。]
……私じゃなくて、
[だから紡ごう。誰にも話してこなかった私の真実を。]
[一度堰を切った言葉は、止まることなく紡がれる。
滂沱の涙は、拘束具を伝って地面を濡らしていく。]
……遊園地に行きたいって言ったのは、本当は私じゃなくて、
今も毎日夢に見る……っ!
そして目がさめる度に世界をのろうの、ああ、こんな世界にどうして私はいるんだろうって。
眠るのがこわくてたまらないのよ! あなたなら分かるのよ!?
消えてしまいたい、きえてしまいたいとねがい続けてるっ! いつも、いつもいつもいつもいつもっ!
あなたはっ……あなたはぁっ、こんな私なんかといても……しあわせなかぞくになんて、なれないのよ……っ……!
わかったら……ここから
[言葉を紡ぐ度、ひとつ、またひとつと心が剥がれるような感覚。そして新たな雫が紫紺の瞳から溢れ落ちる。
とっくに限界なんて超えていた。私には立ち直る期間も、心構えもなかったのだから。*]
……私はいつもっ……独りだったのよ…っ
[何者にもなれない自分に蓋をし続けて、救われてなんかなかったと八つ当たりする自分に、もう何度目かも分からない自己嫌悪に陥る。]
/*
ああーーーー!!なきじゃくる幼女最高ーーーー!!
抱き締めてよしよしして慰めてあげたーーい!!(溢れる父性ビックバン)
[ ピシリ。
[その背に、脊柱に沿って縦一直線に裂け目が入る。
メリメリとせり上がってくる肌は瑞々しく。
鞭が刻み込んだ痣は綺麗に消えている。
毒にまみれたものから。
薄汚れたものから、新しいなにかに変わるのだ。
例え、見た目は全く同じだったとしても。]
[きょうだいは、甲殻が柔らかかったから大怪我をした。
自分だって、脱皮直後のこの時だけは柔らかい。
鋏化させた指を折り曲げ、手首の縛めを解く。
苦心はしたが、少し緩んでいた首輪すら、
輪になった形をそのままに外すことができた。]
……行かなくては。
「応えた」連中が、いる。戦っている。
きっと、待ってる。
[昨日彼を閉じ込めた看守が、
その頭をねじ切られることはついぞ無かった。
暴動の対応に追われていたからだ。]
[続けざまに伝わる振動。
遠くから響く怒号の群れ。
……始まったのだ。] *
人外たーのしー!!
虫ダメの民には後で怒られよう……
幼少期に手塚治虫を膝に受けると、メタモルフォーゼが性的描写に見える大人が出来上がります……ふ、ふふ
[それでも看守たちとは異なる顔のその人が檻の鍵を開け、“レディ・ハリコ”を迎えに来た旨を告げた>>5時には、ハリコの身体が勝手に示した怯えもすぐに消えてくれた。]
あなたがミスター・レイルね。
売れっ子のピエロさんから話は聞いているわ。
[安堵を笑みの形で示しながらハリコは立ち上がり、「ちょっと待って」と小さく告げてから、備え付けの洗面台の蛇口を捻った。
こぽこぽと流れる微かな水音は、程なくダクト越しに響く爆発音>>4>>11――まるで花火のスタートのよう!――に比べれば些細なもの。
それから、粗末な寝台の枕元に置いていた手提げ鞄(買収で得た品ではなく、正規の購入品だ)を一つ手にして、鍵の開いた扉の前へと。]
お待たせ。
それじゃあ、素敵なクルーズの旅に連れて行って頂戴――
陽だまりのお姫様の隣が似合うあなた。
[ここでの“陽だまりのお姫様”とはハリコ自身のことではない。素面でそう自称できる女では流石になかった!
貴族に仕える使用人の顔こそろくに覚えてはいなかったが、クライアントの少女が度々口にしていた名――“レイル”であれば聞き覚えがあった。その名の記憶と、今目の前にいる“レイル”の装いから、ハリコは「もしかして」をさりげない形でくちびるに載せていた。
こうして片手にはレイルの手を、もう片手には
[さて、ハリコが水を少しずつ流し始めた洗面台の排水口には予め、看守の目が離れたタイミングを見計らって、あの時ケンチクから“詐取”した保冷剤>>0:371>>1:52>>1:264の中身が流されていた。
念押しとばかりに、支給されていた生理用品の中身まで混ぜ込んで。その下にはさらに幾らかの札束も丸めて詰め込まれていて……。
つまりこれから何が起こるかというと、この洗面台は、詰まる。
洗面台に少しずつ溜まっていく水は溢れ、独房の床を水浸しにしていく――というもくろみ。看守の注意を多少でも引き付けられるだろうし、大水でもない浸水であれば“花火大会”の火を消すまでには至らないだろう、とも。
序に言えば、手提げカバン及び排水溝に入りきらなかった残りの資金――独房の床に残してきた札束の包みを、他の誰かに安易に使わせないための工作でもあった。
水浸しのカネでもいいなら、持っていくがいい泥棒!**]
『ウオ〜!今がチャンスだ!!!!
クソ看守共に目にモノ見せてやれええ!!!』
な、なに!?なになになに!!?
うわっっ!!!?ちょっっ!!!!?みんな!!!!?
『一人も逃がすな!!!場合によっては射殺しろ!!!』
わ、わ、わああああああ!!!
ちょっとそれはいきなりすぎんじゃねえかなあああ!?
[例の轟音が弾みになったのだろう、
脱獄を目論むものや看守に恨みを持つ者たちが一斉に感情を爆発させ、朝礼のための広場はあっという間に乱戦地帯になった!!!!!
人間がもつれ合い、罵倒しあい、弾丸が飛び交う戦場と化した中、男は必死になって人ごみを押しやって人気の少ない廊下の方に逃げ出した!!!]
も、もうやだこんなとこおおお!!!
なんでこんなことになるんだよおおおおお!!!!
[必死に逃げ惑う男は決意した、とにかく生き残らなくては!!!そのためならば、脱獄だってやむを得ないと!!!!!**]
── Xデー前・泣きじゃくる君へ ──
[日が陰り夕闇に彩られていく畑地域にて、>>35
フィアを見つけたなら声をかけようとするが──……]
フィア、お別れだなんて…、そんな……。
[突き放すような言葉にこの関係の終わりを感じる。
酷く寂し気にフィアを見つめ、>>36
それでも諦めきれずにフィアに一緒に来てほしいと手を差し伸べる。
すると涙と共に返ってくる「フィア」の正体。
嗚呼、ああ、どうか泣かないで小さなレディ。
今の私には
[しばしその場に立ち竦み滂沱の告白を聞こう。
──最後に『
アレッキーノは当然のようにこう言うだろう]
いいえ、いいえ! 我輩、決して諦めません。
何よりも今ここで泣いている小さな君を置いていくなんて、できるわけがないだろう……!
[泣いている
それがピエロの、アレッキーノの美学だ。
差し伸べた手はそのままに。
拒絶し逃げ出そうとする君に追い縋る。
そうして叶うならその手を掴もうとする。
掴めずとも、追いかけながら声をかけ続けるだけだ]
[そうして、微かに聞こえた声に反論しよう]
君は本当にずっとずぅっと独りだったのか?
この監獄で私以外に出会った温かい人は?
君の大切な<ruby>フィア(主人格)の存在は?</ruby>
それら全てが無意味だったと言うのか?
違う、ちがう。違うだろう!?
この世は確かに地獄だ、残酷だ。孤独そのものだ。
だがそれでも!君を愛してくれた人は確かにいたはずだ!
現に今! 目の前に! 私がいるッ!
君を娘のように愛したこのアレッキーノ・コールマンが!
[例えこの声が届かずとも構わない。
泣いている子供に手を差し伸べるのは自然な事。>>0:306]
[語り掛ける声は真っ直ぐでどこまでも真摯だ。
ただ泣きじゃくる君の為、アレッキーノは続ける]
独りぼっちで幸せを拒んで泣きじゃくって、この地獄の監獄で甚振られ続ける君の姿を!
「ざまあみろ」とでも思うのか? 違う、違う!
きっと君の幸せを願ったはずだ。
もしかしたら今も君の心の奥底で
外の世界が怖くて怖くて、隠れて閉じ籠っているだけかもしれない。
君はそれでいいのか?
[いいわけがないだろう、と言外に口にしつつ]
[斜陽に沈む最後の残光。
その逆光を背に、アレッキーノは君を諦めない]
君は幸せになるべきなんだ。
君の為に、何より
君が
……、レディ・ラビィ!
[名前のない君に、そう名付けて呼びかけよう。
かつて人参をかじる姿を見て>>1:356咄嗟に思いついた名]
ねえ、うさぎのように可愛い君。
寂しがり屋のうさぎはいつか死んでしまうのだから、
だから私のそばにいてほしい。
幸せな家族になれなくとも、その道が地獄であろうとも。
既に地獄を独り歩く私には関係のないこと。
真摯に呼びかけ続ける最後。
やがて去り行く君の背に向け呟こう]
私は、我輩は、諦めませんよ。
いつか貴女を遊園地に連れて行きましょう。
そうして日が暮れるまで面白おかしく遊ぶのです。
どうぞお覚悟を……。
[やがて最後の陽が落ちたなら、アレッキーノの顔に影が落ち、その表情を窺い知る事はできなかっただろう。*]
/*
>>53
Q.影に隠れた表情はどんな感じなんですか?
A.ものすごく真剣で力強くも道化としての優雅な所作を感じるなんともいえずエモい表情してます。
[騒ぎの起きる方向に向かう。
道中、何人かの看守を無力化してきたが、
そのいずれにも気付かれず、後ろを取れた。
無意識の内に発現した保護色のお陰のようだ]
あ、……あ。レイル。
それと、ええと“Harrikoの女”。
[囚人たちにそう呼ばれていたのを聞いたに過ぎない。
それが本名かどうかも知らないが、
片目に包帯を巻いた女に見覚えはあった。]
生きていたか。よかった。これからどこへ?
[少々気まずそうに声を掛ける。
かき集めてきた服は、大分ボロになっていて。]
[レイルが話していたお嬢様とは彼女のことだろうか?
思い返せば、この推測は間違っているとすぐに気付く。
相手が誰であれ。
今嫌われてしまうことは、避けねばならなかった。]*
進化ではなく、「適応」あるいは「変態」ですね。
某ポケモンのせいか、世代交代を経ずに形質変化を起こす事象に進化という用語が当たり前に宛てがわれている気がする。
そりゃあ「変態」よりかっこいいもん、「進化」。
── it's showtime ──
[来るXデー当日。
もしかしたら特別独房で壮絶な拷問の末、頭蓋骨ごと頭を粉砕された囚人が発見される時が来るかもしれないが、この囚人は”特別”であるため点呼にも参加する事はないので発見は遅れるだろう。
何より、この騒ぎで監獄内は死体と負傷者の山!
発見されたとて騒ぎにもならないだろう。
動画配信も生配信ではなく録画したものを脱獄後に加工・編集したものを配信するので、現状。キラキラちゃんの”仕事”の完了を誰も知らない。
それはそれとして!
さあ! 楽しいショーの始まりです!]
it's showtime!!
[各所で起こる暴動の数々。>>#1
調理場から起こる大爆発!!
アレッキーノはうきうきとこの騒ぎに便乗して”ショー”を始める]
[まずは武器の調達!!
手ごろな看守を背後から不意打ちの首絞めで落とす。
懐から手に入れたのは手ごろな銃!!>>27]
男のロマンなら二丁拳銃でしょう、とうっ☆
[と、サクッと別の看守も手刀で落とし、
イエーイ! 男の子の憧れ、二丁拳銃だッ!!]
くふふっ! まるで西部のガンマン!
ではせっかくなので華麗なヘッドショットとパルクールをご披露いたしましょう♪
[と、迫りくる看守たちを華麗な二丁拳銃捌きで次々に仕留めていく。
時にパルクールで高所から低所へ、低所から高所へ、壁や備品などを伝って自由自在に移動し看守の攻撃を華麗に避けては始末していく]
[やがてアレッキーノの周りには看守の屍の山が!
その様子に看守たちは次々と増援を呼んでくる。
嗚呼!楽しいッ!!”仕事”もいいがこいうのもいい。
まさに男の子のロマンだ!!
アレッキーノは屍の山の上で優雅に一礼。
そうして増援の看守たちに向け楽し気に星屑のようにキラキラとした笑顔を浮かべながら]
素敵な皆さま! 本日はようこそおいでくださいました!
さあ楽しいショーを始めましょう!
まずは”鬼ごっこ”などいかがです?
[などと言いながら、屍のうえからタンッと身軽に降り立ち増援部隊を惹きつけながら”鬼ごっこ”で遊び始めた]
[ハリコやレイルたちが逃げやすいよう。
脱出ルートとは正反対の方向へ!
楽し気に笑いながら”鬼ごっこ”をしている。**]
>>59 レイル
[提案を聞き、暫し考える。
どちらの道でも、事態は進む。
正面から3人以上と鉢合わせしなければ問題はない。
この場を遊戯場と定めたらしい少女>>59も、
まだ遊ぶつもりらしい。撤退線は守られるだろう。]
[合流しなければいけない人間……ケンチク。
口輪の少女、フィアは無事だろうか?
あの道化師の男は?絵描きは?
他にも様々な連中が囚われていたはずだ。
彼らと合流する確率を少しでも上げるなら、
行くのは暗くて狭い道。今更のことだ。
それ以外の何が、俺たちにあっただろう?]
ダクトを行く。無理はしなくて構わない。
[鋏は1トン超の咬合力を持つペンチへと形を変えた。
継ぎ目に埋め込まれたボルトを掴み、捻りを加え。]
全部、取れれば、……そら、中は入れそうな穴だ。 *
純粋にヒーローやるには、逃しちゃいけない登場人物が多すぎないか?
まあいっか。それもまた自由。
(そもそもヒーローではない)
鋏はバルタァンな感じじゃなくて、有機的曲線を描いて手の甲からバキバキ浮き上がった外骨格が指の背側と一体化してすっと伸びてるイメージです。造形美。
― お別れの晩に ―
[>>66
目を閉じ、委ねられた彼女の身体をぎゅっと抱きしめる。
細い首に手を伸ばし、絞め殺してしまわないよう、強い衝動を必死に押さえつけて。
いつか、大好きな妹へ贈っていたように、愛してるのハグをした。
暖かに、朗らかに笑っていた妹はもう居ない。
あの日私が殺しちゃった。
とうの昔に冷たくなった妹の記憶を、抱きしめたフィアの温もりの中に微か見つけたものの、永遠にこうして居る訳には行かないから。
だから自分はそっと手を放す。
たった数秒だけれど、思い出としては十分よ。
この記憶を、貴女の代わりに座らせておくから。>>0:206
空いてしまう自分の心の中の椅子の上、愛した証だときちんと書いて。
そうしてずっと覚えておくからね。]
フィア、
貴女と出会えてよかった
[こんな場所でそんな事を思うなんて、おかしいわよね。
でも、出会えて本当によかった。
さよならの挨拶をするときは、いつも笑って居たいから。
にっこり笑って、これでお別れ。
その後はおやすみなさいと言って、見回りの看守さんが来る前にベッドに潜り込んだの。**]
/*
ルミ、殺人の素質と才能バリ高なんですけど、それ以外は普通の子なので(むしろめちゃくちゃ良い子ですらある)
こう、こう…!!!!みんなだいすき。
隣人愛めちゃくちゃある。
あるのに?!どうしてこんな風に育った?!?!
/*
こんな人間世に解き放ったらあかんやで。と思ってエピローグ入ったら撃たれて死ぬか…と計画してたんですけど、
ふふ、死ねなくなってきたかもしれん。
[そのガァドからも、ダクトの道を選ぶ回答>>64。
囚人たちの暴動の現場はまだ保ちそう、との判断も>>65。
既にペンチ――の形に変じた身体の部位でボルトを外す姿を妙に冷静な心地で見遣りながら(後で「我ながら」と驚く類の冷静さだ)、ハリコ自身の意思を問うレイル>>69に、努めて口角を上げて告げた。]
ええ、あたしもダクトからの回り道に賛成。
熱いってだけなら、あたしは大丈夫だから……大丈夫だと、思う。
[先程は迷いから心のうちにだけ留めていた思いを、ここではっきりと声に出して]
あの人……ケンチクにも色々助けて貰ってるの。
その人を見捨てることだって、したくないから。
[今のハリコがあのルミと互いに顔を合わせ、同じ船に乗り合わせることは――この答えは、後に取っておこう。
ともあれ今肝要なのは“熱さ”を越えられるかということ。そしてハリコは、それを越えること>>70を、選んだのである。*]
[──陽がじきに落ちるその時、彼の背からもたらされる希望のような光と、そして紡がれた名前に大きく目を見開いた。>>52
今まで、自分がフィアであると信じて疑っていなかった。
だからフィアが欠けて、私が欠けて。足りないものが何かも分からないまま、恐怖から逃げて、今まで走ってきた。
でも、今。私の中で、ぴたりとラビィと言う名前が嵌った。
欠けたフィアという器に、かけがえのない義父から送られた
……ラビィ。
ラビィ、ラビィ……!
私は、ラビィ……なのよ……!
[まるで、産まれて初めて贈り物を受け取った子供のように、嬉しそうにその名前を繰り返す。
その時にも瞳から涙が零れ落ちたが、それはアレッキーノから見ても嬉し涙に見えただろう。もしも許されるなら、彼の胸元に顔を埋めて喜びも表現する。]
[やがて落ち着けば、晴れやかな顔で彼から一歩離れるだろう。
そして、泣き腫らした目を少しだけ擦りつつ、しゅんと義父に謝意を示す。]
……ごめんなさいなのよ、全部に蓋をして閉じこもって……私、どうかしてたのよ。
フィアだって、残ってるって。沢山残っているって言ってくれてたのよ。
まだ、
……あなたがラビィって名付けてくれたから、受け入れられそうなのよ。
[大きく胸を張れば、もう大丈夫だと、アレッキーノに告げる。
脱出の為に手を引かれれば、その手を握り返すつもりも。]
……こんな素敵な名前をつけてくれた
だから、もう大丈夫なのよ。
[にこりと笑みを零せば、差し込んだ最後の陽光がきらきらと表情を彩ってくれただろう。*]
[ダクトの中を膝をついて這う姿勢で進めば、
必然、触角が前方を探る形となる。
もし外部から見る者がいれば、
良からぬものを連想させることとなっただろうが]
風は前から流れてきてる。
……ごちゃごちゃした臭いもする。こっちだ。
[這い進みながら、“Harrikoの女”ことハリコについて。
これまで身近には存在しなかった人種だ。
あれこれと思いを巡らせる。]
ひとに着せる服を、作ってると聞いた。
どんな服を作るんだ? どれくらいの時間が掛かる?
作った服、大事だったのだろう。
……ぜんぶ焼いてしまったのは、どうして?
[冤罪だということは知らないから、そう言った。
火に撒かれていく彼女の“作品”について、考えた] *
[外側からボルトで固定された栓は全て緩めてある。
どうやって?
この日の為に清掃作業を行う時、
自由時間、模範囚として与えられた自由を使い、
何処からでも出入りできるように。
飛び出すために勢いをつけて、
ダクトの蓋を蹴り飛ばせば、
其処には逃げて来たばかりのケンチク様。
と、幾人かの看守達。]
お迎えに上がりました。
[勿論、迎えに来たのはケンチク様。
看守はお呼びではありません。
拳銃を構えられる前に、
膝を顎に入れて機能不良に落とせば、
その拳銃を拾ってケンチク様に手渡す。]
護身用にどうぞ。
[そんな中、警棒を振り翳した看守には、
掌を開いて目元を狙って目潰しをし、
側頭部を蹴り飛ばせば、気絶することでしょう。]
ケンチク様、ダクトにお入りください。
もうひとり、探したい方がいますが……
レディ・フィアは、きっと大切な方と
一緒にいらっしゃるでしょうから。
[アレッキーノ様のショーに何人もの看守が誘導され、
こちらとしては動きやすい。
ケンチク様がダクトに入ってくだされば、
その後ろ……今度は最前になる道程で、
ダクトの中を通ることになるだろう。]*
/*
しまったな、向かう先の傾向が一本道になってて、
その道に乗ってないメンバーが取り落とされてる気がする。
ルミはノリノリでいってるし、スルガもノリノリだろうが、バレンスとミランダが落ちる。駆け回るか
…拳銃、サンキュ。受け取っとくわ。
けどわりい、助けに来てくれたのにさ。
俺はいけねえ。だって…だってさ
…こんなところに、ガキ一人おいていけるかよ!!!
大切なやつと一緒にいるったって!!!
それでも、そいつが倒れてたらまずいだろ!!!
どんな凶悪なことしててもあいつはタダのガキなんだから!!!
だから…!!!
[そう叫ぶのは、遊園地に行きたいと言っていたときの
彼女の表情が目に浮かぶから。
クソ生意気なのに笑いやがって!ただのガキを置いていくほど、俺は腐っちゃいない!!!]
[男はレイルに向き直って、笑う。
震えながら、けど笑う]
レイルさん、俺のことは心配すんな。
先に行ってくれ、アンタには待ってる人がいるだろ?
それにハリコさんだっている、あんたが先導してくれるから彼女も逃げられたんだろ?
俺のことは心配すんな、図面のことも頭に入ってる。
ガキ一人見つけたら、すぐダクトに滑り込んで救助艇を探すなり、その『フィアの大切な人』と合流したりできるさ…、任せろ。
大事なものの優先順位は間違えんな。
女子供が最優先!だろ?こういうもんは
[震えるのは逃走本能、けれども逃げたくないのは…まもりたいという男の本能。
男はダクトの方にいるガァドにも目を向けて]
…かっけえじゃん!ヒーロー!
どこからでも飛び出してきて、弱いやつを守れる!!!
見た目もめちゃくちゃいいじゃん、その腕のやつ!!!!
……な、ガァド。
お前はヒーローになれるぜ。俺が保証する。
だから、困ってる奴らを助けてやってくれよな
…俺が困ってたらそれはそれで助けてくれたら助かるけどな!!!
まあとにかく任せるわ!!!頼んだぞ!!!!
っつーわけだ…!またあとでな…!!!
…生きてたら外で会おうぜ…!!!
[男は拳銃を片手に、人のいない方を探しながら廊下をかける。
小さな子どもが隠れられる場所を探して。
あいつが頼りにしそうなところを目指して*]
── Xデー前・愛娘のラビィと ──
[追いかけて掴んだ手は振り払われることなく、>>79
ぺたりと座り込むその隣に目線を合わせてしゃがみ込もう。
憎まれ口を言われれば、はは、と苦笑して──]
はは、越権行為ですか……。
それはかの「規律の人」バレンス様に叱られそうですね。
[などと「越権行為」から連想したバレンスの名を出そう。
罵りながらも掴んでくれる服の裾。
それがとてもとても、嬉しく思えた]
[自身の言葉に聞き入ってくれる君。>>81
──レディ・ラビィ。>>82
そう名付けて呼びかけたなら、
ラビィは初めて贈り物をもらった子供のように喜んでくれた。
零れる涙は今度は悲しみではなく嬉し涙なのだと分かる。
胸元に顔を埋められれば慈しむように抱き締めて、優しく頭を撫でてあげよう。
そうしてあやすように優しい声音で答える]
ああ、そうだよ。 ラビィ。それが君の名前だ。
うさぎのように可愛いラビィ。
ラビィ……。
[何度も繰り返して言うラビィに、
こちらも応じるように何度も呼びかけよう]
[しばらくして、落ち着いた様子のラビィは一歩離れていく。>>83
どうやらラビィの気持ちは前向きになったよう。
紡がれる言葉にほっと安堵の表情を見せる]
よかった、ラビィ。 落ち着いたみたいだな。
怖い時はパパに言うんだぞ?
ラビィに最高の笑顔を届けてやるからな。
[お義父さんと言われれば少し気恥ずかしくも誇らしい。
”一人にしない”と言われ、自身も救われた気がした。
差し込む最後の陽光を受けたラビィの笑みに、こちらも最高の笑みを見せてしばし”親子”で笑い合っていようか。*]
── Xデーまでの作戦会議・ラビィと ──
[そうしてラビィと二人でXデーの話をしようか。>>84
当日の自分は看守たちを惹きつける”ショー”がある。
ラビィを守ってやりたいが、それはできない。
どうしても不安が過る。
自分の妻子は仕事で留守の時に強盗に殺された。>>0:225
離れるのは本当は──……とても怖い。
どこか不安げな表情を隠すことができず、
だがラビィの念押しに覚悟を決めて頷こう]
ああ、分かった。必ず助けに行く。
どこにいても見つけ出してみせる、助けて見せる。
だから、パパを信じて待っていてくれ。
[付きつけられる指に決意を込めて頷けば、離れていくのを見送ろう]
……今度こそ、必ず助けてみせる。
[ぽつり、と。そう小さく呟いて。
日が沈み切り影が落ちた顔。
その表情は決意に満ちた”父親”の顔をしていた。*]
/*
>>106
Q.なんでさっき灰で言った表情と変わったんですか?
A.ロルは水物だからです。
移り変わる表情キラキラ☆プリズム!
[外に出るまでに、どれだけの看守を
アレッキーノ様が引き付けてくださり、
レディ・ルミが愛を囁くかわからない。
救助艇には看守達が既に警備についているだろう。
他の囚人が脱獄しているなら、
もう救助艇の数も少ないかもしれないのだから。
だから、必ず出航までにお戻りください。
人のいない道を手繰り背を向ける貴方に一言。]
大丈夫、貴方なら守れます。
[それが餞の言葉にならないように、
出てきたダクトへと戻る。
早く出口に向かわないと、
手が回らなくなってしまう。]
足元にお気を付けください。
危険物が転がっておりますので。
[手が汚れないように足でそれらを転がし、
レディ・ハリコが降りやすいように
手を差し出してゆっくりと足を着かせる。]
[爆破の影響で破壊された調理室の壁は吹き飛び、
空と海が見えている。
さぁ、外は目前だ。
だが、外が安全とは限らない。
輸送船までの道程も、当然看守が見張っている。
それをどう潜り抜けていくか。
そう考えていれば、外の見張りの看守達が
この出口に少量ながら流れ込んでくる。
調理室の外は囚人と看守が暴れていて、
目の前の出口には看守達。
ガァド様を見遣る。
その特異な姿。
力を貸して下さるという貴方に、
期待してもよろしいでしょうか?]*
[動かない元同僚達から、”支給品”を借りる。その
二人とも大量の銃やナイフ、牢の鍵まで持っていた。
ほら、こうなるのだ。我々がミスをすれば、奴らに機会を与えてしまう。
帰ってきたら、ウィレム所長に訓練メニューの見直しと強化を提案しなければならない。]
[ピエロのショーを見たことはない。
幼い自分には、彼らの顔が怖かった。
白く塗られた面に、星やドロップのメイク、耳まで塗られた真っ赤な口が、とても恐ろしかった。]*
姉を殺した者たちは、その罪を世に見せなかった。
証拠の残らない方法で、証拠をたやすく消せる方法で
姉の死は隠蔽された。
上層の者たちも、警視総監の娘が署内いじめで死んだとなれば世間体が悪いのだろう。優秀だった彼女は責任感のあまり過労で足を滑らせた、なんてことにした。
[休暇届をだしてから、随分と遠回りをしてしまった。
おもちゃ箱をひっくりかえしたような騒ぎに、少しうんざりしている。
計画に支障はないが、やってくる全ての問題に対応していては時間がかかりすぎてしまう。
血と硝煙、怒号と啼泣が溢れる廊下から壁一つ分内側の、普段であれば囚人が立ち入ることはできない通路へと入っていく。
換気扇の格子を外し、体を滑らせ、腕の力だけで体を引き上げる。
ダクトやケーブル、水道管の間を縫って近道を抜ける。このときばかりは、小柄な体格の者を少しだけ羨ましく思った。]
[目的の場所付近で表の廊下に戻る。
救助艇が仕舞われている場所から離れたこの場所には、重犯罪者の一部が収容されている。
やはりと言うべきか。
残っている者は、動けないものや騒動に興味のない者ぐらいで、殆どの牢が空になっていた。]
「…よぉ、ゴミども1年ぶりィ♪
どう?新しく入れた延命装置は。
メトロなんとか?ってとこの特注品でさあ?」
…とある場所にある警察署の
とある課にいる警察官が
次々"
「体に直接埋め込むタイプは初めてやったけど…
おかげでグチャグチャになってもすぐ元気になれるだろ?」
辞表はすべて直筆、筆跡も本人のもの。
やめる理由は、かつての自分の行いが人を殺めたと自覚したから。
「まだまだ試してない
まだまだ元気でいてくれなきゃ困るよ。
これも"正義"のためだもんな?」
職を離れた先の話は、プライバシーや個人情報の問題もあるため、警察署もあずかり知らぬところである**
[こうして(自分の頭では順路を覚えきれたか自信のない)ダクトを進んだ先、レイルが蹴り飛ばした蓋の彼方にケンチクはいた>>91>>96。伝わるざわめきから察するに、その後方には看守やら他の囚人たちも。
そのケンチクがレイルとガァドとそれぞれ話を交わす様を――拳銃を渡したのも>>92>>98――ハリコの左目はダクト内の後方から見つめていた。
「タダのガキ」だという“レディ・フィア”のもとへ、このおとなの「運び屋」が向かう、という意思も耳にしながら――]
「女子供」だとかナメた言い方したこと、
船の中でみんなに謝るのよ!
[この冤罪の男に助けられていながらも、この場で彼に対して何の助けも寄越せなかった冤罪の女。
せめて「生きてたら」>>101の別れ際に、この
[こうして(自分の頭では順路を覚えきれたか自信のない)ダクトを進んだ先、レイルが蹴り飛ばした蓋の彼方にケンチクはいた>>91>>96。伝わるざわめきから察するに、その後方には看守やら他の囚人たちも。
そのケンチクがレイルとガァドとそれぞれ話を交わす様を――拳銃を渡したのも>>92>>98――ハリコの左目はダクト内の後方から見つめていた。
「タダのガキ」だという“レディ・フィア”のもとへ、このおとなの「運び屋」が向かう、という意思も耳にしながら――]
「女子供」だとかナメた言い方したこと、
船の中でみんなに謝るのよ!
[この冤罪の男に助けられていながらも、この場で彼に対して何の助けも寄越せなかった冤罪の女。
せめて「生きてたら」>>101の別れ際に、この
/*
バレンスがこんな螺子がキマりきった感じになったのは、収監所の環境も影響してると思うんだよなあ。
警察官続けててもいずれこうなっただろうけど、
この場所に来て3倍速ぐらいで成長を遂げました。やったね。
…バレンスは…
今コレの対処してるんだろうなあ…おつかれさん…
無事であって…いや、無事なんだろうけど。
あいつが死ぬとこ全然想像できねえし
[まさか休暇(※事後承諾)を取っているとはついぞ思わず、今頃頑張ってんだろうなあと思いつつ。男は無事を願う。なに、あいつは規則については頭が硬いが、目の前のことを柔軟に考える脳は出来てきている。やばくなれば、あいつもあいつで逃げるだろう。
強いて上げるならば規則に縛られすぎて、変な行動を取らないかだが…
今は休暇中なのである意味もっと変な行動取っていると言えなくもないような気がする。これは男の知る由もない話。
まず覗いたのは、ガキンチョに勧めたあの運び屋ネットワークの休憩所…ハズレ。いない。ここじゃないなら、と思考を重ねる。
次はあいつ自身の牢屋。
これもなんとなく場所は把握してるが、ずっとじっとしてると思えない。少しずつ、候補を削りながら考え、歩き始める。
人気のない階層といえば…
……あああった、デンジャラスな、あの階層が]]
[ソウルメイトと再会を果たしたあの日。かの女児との出会いから、ずいぶん気にかけているようでしたなぁ。仕事を終えて、かの女児と共に、空を目指したりするのであろうか。
ソウルメイトと呼び合う中ではあるものの、我はソウルメイトのことはあまり知らぬ。魂で引き合うのがソウルメイトよ。
しかし我、ソウルメイトのショーが好き故にここでは見れぬのが残念であるな。
ああ、また特等席でみたいものである。]
ー地下:思想犯の階層ー
……………な、な、なんだよここ…、!!!!
[男が訪れたのは、屋上ではなく地下の階層。
前に一度来たときに感じた静寂や妙な雰囲気は、殺意の熱気に溶かされてむしろ変な方にネジ曲がって辺りに漂う。
元々開いていたことが予想される鉄格子たちは全て開け放たれ、その中にいた者たちも、逃げ出したかあるいはその思想をもとに信者たちと共に進軍を始めていたのかもしれない。
あまりに危険すぎる環境。ここにいたら脳ごと食われそうな気がする。
……流石にここに子供は逃げ込まないだろう。
男はそう判断し、踵を返そうとして…1つだ家、大きく振り返って叫ぶ]
…逃げるなら、さっさと逃げろよ!!!
今、囮役してるやつとか、逃げるための船確保してるやつがいるから!!!ここで隠れてたら、いずれ見つかるぞ!!!醤油煎餅食べれなくなる前に、早く逃げろ!!!地図ここにおいていくから!!!
[そう語り掛けたのは、かつて一度だけ取引を、やり取りをしたあの女。
抜け目なくて、色気たっぷりで、烟る煙が美しかった人へ。逃げろと。
そして女がどう反応したかは置いておいて、
男は踵を返し、屋外畑エリアへと向かっていく。
彼女なら大丈夫だと二人の女に信頼を寄せて、オトコは走るのだ*]
あげるわ! マーちゃん資金!
[本土における最高額の紙幣を100枚、帯封で束ねたもの。どこかの世界のどこかの国の額で言えばおそらく150万1000円!!
ハリコの小さな手の一つかみでこの小束をひとつ掴み、くれてやった!]
[……「突然手提げ鞄から何かを取り出す」という挙動を取ってもハリコに看守の銃口が向かなかったのは、それだけ“か弱い”ものとナメられていた、ということか。
ともあれ一体何が起こったのか分からない(と思われる)看守のひとりの目の色が、さっと変わる――これゲットしておいてわざわざここで囚人たちの暴動に対応して死んでたまるかというやつである!!!!]
死なないうちにッ、これ持ってバカンス行って頂戴!!
[なおこの小束、残りはけっこうある。けっこうある。損害賠償対応までしている筈の“Harriko”のマーチャンダイザー一体どこから資金繰りしてるんだとか聞いてはいけない! 聞いてしまえば後悔するかもしれないから!
これもハリコが差し入れのカネで豪奢の限りを尽くしたり、不真面目に刑期を減らしたりしなかったおかげである!]
[こうしてこの場の障壁たる看守がひとり、どこへとも知れぬバカンスを目指してこの地獄の調理場から退場(この世からの退場ではない、筈だ)して――このファッション成金の鞄の中身が超成金だということもこの場で明らかになってしまった。
これはこれで少々ハリコが他の看守やら暴動の囚人やらのターゲットになるおそれもあった訳だが、馬鹿力の“ヒーロー”に銃や鞭を構える看守たちの意識は、レイルの吹いた指笛にすら向いていないだろう。
ともあれこうして場が一通り落ち着いたら、大穴の先、未だ看守たちの警戒が敷かれている道程を越えて、解放の輸送船へと駆けるだけ――!]
[―――だけれども。
今この左眼に映らない人たちの――“力になる”と心寄せてくれた人たちのことを、痣だらけの背中で意識もしてしまうのだ。**]
!
[走り出した私の後ろで、知った声が自分を呼ぶ。>>74
反射的に振り返るものの、飛び交う銃弾と暴動の向こう側には既にハリコの姿は見えなくて。
あの向こう側に居るのかしらと目を凝らせば、此度の爆発計画の提案をしてくれた人の姿がチラと見えた。]
(付き添いかしら。)
[少なくとも、一人ではないように見える。
大騒動の真っ只中、隠れもせず顔を出すと言う事は、ハリコにも大事な用事があるのだろう。
それこそ、脱獄する、とかね。]
ハリコ!後でね!
[それなら後で合流出来るかしら。……出来るといいな。
別れを伝え、縋る事もしなかった。けれど本音は、まだ貴女と仲良くしたいの。
後でと、わたしはそう言い、彼女とは反対の方角に再度走り出す。
逃げるなら、混乱は大きければ大きいほど良い。安全に出られるよう、少しでも場を引っ掻き回しておきたかったから。
銃を持った自分を、彼女にあまり見られたくなかったと言うのは内緒よ。*]
/*
それはそれとしてなかなかバレンスの下の妹さんにお手紙書けないなやみ
ルミちゃんにもね……ちょっと出したいものがあるんだ……2d中に間に合わせたい……んです……が……
/*
ルミーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[文字通り、男は乗った。ビッグウェーブに。
爆風に扉をサーフィンのごとく。
そして、スポーンっと牢獄の外へ。]
爆風に吹き飛ばされてしまっただけ故!
しばし、留守に致す!
[そう言って、暴動を抜けて廊下に出た後ろの先ほどまでいた牢の中では、囚人、看守ともに倒れていた。相打ちではない。暴動のさなかで怪我を負っているものはいるものの,一人として死人はおらず、ただ気を失っているだけであった。*]
[ガァド様のお陰で減りつつある看守達を尻目に、
その横を何食わぬ顔でレディ・ハリコの手を引き
────外へと、出る。
其処には、まだまだ看守が立ちはだかっていることだろう。
支配者の手足足る看守達を金で買収するのは難儀で、
それでいて後からやってくる彼らの負担になる。
この自由への狼煙を無駄にしないために、
決して殺しはしないと決めて、
輸送船を目指すべく、警棒を振り翳して応戦する。]*
―― バレンスとの楽しい”鬼ごっこ” ――
[たくさんの看守を時に始末し、時に避け、逃げ周り。
楽しい楽しいピエロのショー!お代は命で結構です。
そうして看守を惹きつけていれば混ざる人物。>>116
会話を交わすのはこれが初めてか。
お互いに存在は認識していたが>>1:303>>1:305
アレッキーノはバレンスの己への認識を知らず。>>1:304
今こうして最悪な初対面と相成ったわけだ]
これはこれは! 「規律の人」バレンス様!
こうしてお話するのは初めてでしたな。
バレンス様も我輩のショーに興味がおありで?
[と、看守たちの銃弾や鞭、警棒をショーのように華麗にかわしながらにこやかに雑談に興じる]
[そうしていればバレンスの袖に忍ぶ小さなナイフ!
思わずピエロとして指摘してあげよう]
おやおや、袖から”手品のタネ”が見えておりますよ!
いけません、手品はタネが見えては台無しというもの。
タネはこうやって隠すのです。
ほぉら! このように!
[二丁拳銃の片手から器用に三本のナイフを取り出し、バレンスの足元の地面に当たらぬようにカカカッ!と鮮やかにナイフ投げ!]
[そうして鬼ごっこと雑談に興じながら、
ふと疑問を覚えてバレンスに問いかけよう。]
はて、バレンス様はもしや”鬼ごっこ”ではなく”看守ごっこ”で遊んでいるのですかな?
そうでなければ囚人の貴方が我輩を追う理由もございません。
くふふ! 遊び心があるのはいいことです!
バレンス様は普段から生真面目でございましたからな。
楽しむ心は大切ですよ。
ほぉら、スマイル、スマイル☆
[イカレたピエロはイカレた問いを投げかける。
そうしてキラッ☆とピエロスマイルを送ろう。
バレンスがピエロの顔を恐れている>>117事も知らずに!]
[銃を握るのは初めて。
故に狙いはあまり定まらず、走りながらと言う事も相まり、とっても使いにくい玩具だわと、わたしは内心酷く拗ねていた。
それでも胸の前、両手でしっかりと握りしめて。曲がり角で看守に出くわせば即座に銃口を向け、胸や頭部に向かって発砲した。
これぐらいの近距離なら、ヘタクソでも当てられる!
ハンドガンに入れられていた最初のマガジンを使い切る頃、腕前は随分と、――初心者にしては上出来な程になっていたか。
飲み込みも良く、判断も早く、機転も効く。
人殺しの才だけが抜きん出ている事もあり、始末の手順は徐々にスムーズに。
銃弾を出来る限り節約しながら、物陰に隠れ、不慣れな手つきで次のマガジンをセット。
そうしてまた走り出す。
建物内をぐるりと回り、ゴール地点は出発地点の調理室。
空いた穴から出た先、それから如何するかまではあまり知らないのだけれど、遅刻しなければいいなと考えながら。
廊下に点々と、血の花を咲かせていく。*]
[そうしてそうして駆け抜けた先、わたしは1人のおじさまを見つけたのです。>>145]
あら、絵が得意なおじさま
ごきげんよう!
[そこに居たのは、絵が得意で手先が器用で、結構な有名人な賑やかなおじさま。
話すのは初めてだったか、そうでなかったか。
少なくとも自分は、彼の名物吊し上げを見た事が2回ある。つまりあと1回でラッキーガールになれるらしい。>>0:40
わたしは息を切らしながらもしっかりと銃を握って。
もしかしたら、自分よりもおじさまの方が上手に銃を扱えるのかしら?
そうであればプレゼントしてあげるのも悪くないと、何時も通りにこやかに。
スポーンと飛び出して来た彼に向かって笑いかける。*]
/*
>>135
ソウルメイトとまたお話したいよぉー。
魅力的なPCがいっぱいで中の人のキャパではソウルメイトと絡む余力がなくって……!!ある意味贅沢な悩みかも?
[それ以上はいくらお嬢様に懇願しても、
司法を買収できないだろうから。
元より私の罪を洗うところからせねばならない。
それも、お嬢様が冤罪を晴らしてくれるのを待つばかり。]
[軸足を踏みしめて、警棒を一周。
側頭部に打撃を受けた看守達がよろめく間に、
頭頂部へと叩き落す。]
さて、次は何方が相手でしょうか。
[黙って折檻を受けていた模範囚と侮るなかれ。
私は、お嬢様を守る盾であったのだから。
この数の暗殺者の相手くらいなら、
力尽きるまでお相手致しましたとも。
勿論、この場では、
お嬢様にお会いするまで、
力尽きるつもりはありませんが。]*
/*
>>155
うわーーーー!!!戦う執事最高ーーーーーー!!!!
(古今東西の戦う執事大好き侍)
[スポーンと飛び出した先で、可愛らしい声がかかった。]
おおおお、これはルミ嬢殿!
ああああ!行き過ぎぃい!!
[勢いあまり、彼女の目の前をポーンと通りすぎていく。スポーンと飛び出す勢いを反転させ、着地したあとズザー!と丘サーファーのように彼女の前に戻って着地した。]
はっはっは!なんと、銃がお似合いでござるなぁ!!
[銃を持つ彼女に驚きもすることもなく、そう言う。息を切らし、不慣れながらも銃を構える姿のなんと美しいことか!
ちなみに彼女との出会いは彼女の独房前へと落書きをしたときだった。その場で吊るされ、それが彼女のラッキーガールへの第一歩であった。]
今日はずいぶんと空の下を目指すものが多いですなぁ!
ロディたんステージはまだ先なはずですがなぁ。
[銃を構える彼女もまた空の下を目指すのだろうか。なれば、ラッキーガールのバフをつけてあげたいところ!*]
今は”鬼”の気分だ。
[煽りを使う相手への対処法は、まともに取り合わないこと。
怒り、焦り、悲しみ、不安、同情、羞恥、
心を揺さぶり、感情を露わにし、隙ができたところを刺す。
そういう相手に真正面から退治するのは得策ではないが、そのようなことを言っていられる状況でないので仕方ない。]
お前を追う理由?
”面白そうだから”だ。
[意外?想定外?どちらでも変らない。]
ピエロと遊ぶ感覚はどのようなものか、体験してみたかったんだ。
サーカスやピエロが出てくるショーを見たことがないのでな。
[道化は笑う。そうするのが当然であるように、そうあらねばならないかのように。
仮面の下の心など、バレンスにはわからない。]
間もなく武装した者達がくるだろう。
”上”の連中は、一人で相手取れるほど柔ではない。
……どこへ行きたい?
[背後の壁に、視線を向ける。
いたって普通の壁。非常時には扉へ換わる、仕掛け扉だ。
不真面目な看守たちの中にここの存在を知っている者は、果たして居るだろうか。]
[いつの間にか一緒に遊んでいた者たちは数を減らし、残った子たちは息も絶え絶え。
遊びの時間は、いつかは終わるものだ]。*
理由?
……そうしたいと、思ったからだ。
なあ、わざわざ脱出経路から離れた場所で暴れて、
私達を引きつけて、そこまでするものがあるんだろう。
″看守ごっこ″をしている人間に、正当な理由なんて求める必要はないだろう?
[目を付けたのは壊れた扉。
普段であれば通行者を拒む重厚なそれであったが、今は見る影も無く。
凹んでしまう程に何かで殴りつけられ、バールでメチャクチャにこじ開けられた後は、死体のように放置されている。
かわいそうに。
でも、わたしが上手に使ってあげるからね。
そうして、扉に張り付いていた複数本の細いワイヤーを引き剥がしにかかる。
絡まる有刺鉄線で傷を負わないよう、丁寧に作業して。
誰も彼もが喧嘩で忙しくて、わたしの事なんて目もくれない。でも今はそれが有り難かった。
そうして伸ばしたワイヤーの先を水溜りの隅の方に放り投げ、ぽとんと水面に横たわった事を確認すれば、わたしは小走りで扉の向こう側へ。
床を濡らす水たまりは、そこそこの広範囲を覆っていたものの、扉付近までは迫っておらず。
それを良い事に、わたしは足元を殆ど濡らさぬまま、全ての作業をこなしていた。]
[扉の向こう側は、本来は看守らのテリトリー。
しかし今は開け放たれ、皆好き放題出入りしている。
そんなものだから――、]
みなさーん!
ちゅうもーく!
[壁に備え付けられた重いレバーに両手をかけ、その場に居合わせた者全員に呼びかける。
些細な声に暴動が止む事は無かったものの、近くに居た数人であれば此方を向いたか。
視線が注がれたのを確認し、にっこり微笑む。
皆がじわじわと、状況を理解していく。
あらあらまあまあ、とっても顔色が悪いわ、大丈夫?]
「は?おま、それ――……」
「馬鹿!手を放せ!!」
[水浸しの床の上、慌て声を荒げる者らを全て無視し、わたしはレバーの取っ手を力いっぱい押し上げる。]
だめ、やめてあげない
[オフを、オンに。
扉に貼り付けられていた電気柵のケーブルを水に浸して、自分が居るのは安全圏。
重い電源スイッチをバチンと入れれば、火花と共に電流が走り、水面に足を付けている者らを等しく襲った。
乱暴でかわいそうな人達には、わたしが愛を教えてあげなくちゃね。
大丈夫、死に損なう事は決して無いから。だから安心してちょうだいな。
水溜りの中、感電死した者らを置き去りに。わたしは扉の向こうへ消えて行く。
此処からであれば調理場へのショートカットが可能な筈だわ。
転がるバールを丁度良いとばかり拾い上げ、鼻歌交じりに走り去った。**]
―― 最ッ高の鬼ごっこ・バレンスと ――
[アレッキーノはバレンスを恐れたことがない。>>159
どこか同類じみたものを感じ取っていたからだろうか。
同類なら仲良くしたいとも思うこともあったほどだ。
魂で惹かれ合うソウルメイトのように。>>135
何故ここでスルガを思い出したのかは分からないが。
そうこうする間にバレンスが近付いてくる。
パフォーマンスに投げたナイフも怯むことなく一瞬で詰められる距離!
左拳が振り抜かれればその速さに対応しきれず――……]
おっ……とぉ? ありがとうございます。
お優しいのですね。 くふふっ!
[拳の一発くらいは覚悟していたが、実際は己の背後にいる男が犠牲になった。よく分からないが助かったらしい、ピエロ感激!]
[イカレた問いにはイカレた答え!>>160
そう言われれば最ッ高にハイになり大げさに喜ぼう]
ブラボー! なんって最高な理由なんだッ!!
面白いこと大歓迎! ショーの観客大歓喜!
くふふっ! ならばもっと遊びましょう!
今から我輩が最ッ高のショーというものをバレンス様にお見せいたしましょう☆
[そうして華麗に避ける避ける!数多の攻撃!!
どうです? 楽しいでしょう? とでも言いたげに最高のスターライトスマイルを見せる、が――……]
[気付けば図面ですら知らない場所に来ていた。>>161
――いや、追い込まれていた……!?]
…………くっ!
[距離を詰められればピエロの仮面が微かに歪む。>>162
そして距離が詰まり――……]
[一瞬、囁かれた言葉にあっけにとられた顔をする。
だが理由を聞けばクスクスと笑う。
嗚呼、貴女も最ッ高にイカレている!!
ならばこちらもその言葉に甘えようか]
……輸送船に行く最短経路をお願いいたします。
娘のラビィ……。
ここでは「フィア」と言いますが、
彼女と遊園地に行く約束をしたのです。
だから、彼女を連れてここを出たいのです。
教えて、いただきますかな……?
[どこか縋るように見つめよう]
[そうこうしている間に遊び相手は随分減った。
残った子たちもへとへとだ。
どうやら遊びの時間はそろそろ終わりのようだ。
いずれもっとこわーい”鬼”も来ることだろう。
引き際を感じれば壁を背にくふふと笑おう]
楽しいショーでしたがそろそろ引き際のようだ。
……そうでしょう? バレンス様?
[バレンスへと視線を映し、遊びのお開きを促す。
はてさて、貴女はどう動きますかな?**]
/*
ルミちゃん最ッ高にイカレててエモすぎ……。
無邪気で可愛いシリアルキラー最高かよ、新しい性癖の扉が開きそうだ。
/*
Q.どうしてアレッキーノはルミだけ「ルミ嬢」と呼ぶんですか?
他の女性陣は「レディ・〜」なのに。
A.村を始めた初期段階でまだ大仰なピエロロルに照れがあったので「レディ・ルミって呼ぶの恥ずかしい……」からのルミ嬢呼びになりました。(キャラブレの痕がこんな所に!!)
/*
他の女性陣……。
あ、バレンスはなんか見た目が男っぽく見えるのでアレッキーノ視点で「ふぅむ、女性扱いされるのが嫌なお方かもしれませんので無難に様呼びにいたしましょう!」と思ったので、バレンスも例外です。
今度はキャラブレじゃなくアレッキーノの細かい気遣いだよ!
[さて、何故突然周辺の様子を確認しているのかと言うと……先ほど、食糧庫側でガサゴソと異音が聞こえた気がして、私は小さく息を吞んでいたからである。
看守? 囚人? 気のせい?
もしもここで襲撃を受けた場合、お世辞にもウォールオブフィア(要塞)は耐久性に優れているとは言えないので、この場所を放棄するか迎撃を余儀なくされる。
逃げる場合には見通しのいいグラウンドエリア側に踊り出るしかなく、脱走囚人だと撃たれる可能性は半々。
後ろから挟撃されれば更に絶望的な為、脱出は却下。
迎撃をするには、武器が必要だが人の波に飲み込まれるのを避けるのを優先した為に荷物は必要最小限。
手元には義父からのお菓子に、畑の中で栽培されていた野菜と周辺に設置された体格的に振り回せない農具のみ。
……せめて口が使えれば。
咬合力には自信があり、首筋を狙う捨て身戦法であれば、余程相手が警戒していなければ、先手と怯みがほぼほぼ成功し、
しかしそれは拘束具がない場合の話で、私の膂力では残念ながらピエロしか倒せない。か弱いレディなのである。>>1:283
いずれにせよ、そっと息をひそめて様子を見る。不用心に近づいて来ようものなら、玉ねぎの汁でもかけて目潰しを狙うべきか。**]
[さて、何故突然周辺の様子を確認しているのかと言うと……先ほど、食糧庫側でガサゴソと異音が聞こえた気がして、私は小さく息を吞んでいたからである。
看守? 囚人? 気のせい?
もしもここで襲撃を受けた場合、お世辞にもウォールオブフィア(要塞)は耐久性に優れているとは言えないので、この場所を放棄するか迎撃を余儀なくされる。
逃げる場合には見通しのいいグラウンドエリア側に踊り出るしかなく、脱走囚人だと撃たれる可能性は半々。
後ろから挟撃されれば更に絶望的な為、脱出は却下。
迎撃をするには、武器が必要だが人の波に飲み込まれるのを避けるのを優先した為に荷物は必要最小限。
手元には義父からのお菓子に、畑の中で栽培されていた野菜と周辺に設置された体格的に振り回せない農具のみ。
……せめて口が使えれば。
咬合力には自信があり、首筋を狙う捨て身戦法であれば、余程相手が警戒していなければ、先手と怯みがほぼほぼ成功し、一撃必殺初見殺しで相手を無力化させる事が可能で、だからこそ脅威だとみなされていたりする。
しかしそれは拘束具がない場合の話で、私の膂力では残念ながらピエロしか倒せない。か弱いレディなのである。>>1:283
いずれにせよ、そっと息をひそめて様子を見る。不用心に近づいて来ようものなら、玉ねぎの汁でもかけて目潰しを狙うべきか。**]
/*
はっ、ビリビリ感電の電源オフにすれば良かった。
そのままにしちゃった。
まあ感電死した死体転がってるし、分かると言えば分かる…か…?
──魔女の宴:下準備
[長い時を掛けて密かに集め続けた材料から、
産出した手作りのダイナマイトは数知れず。
而してそれらは定期的に何処へ消えたのか?]
[その殆どは看守らの私室に“置き去りにされた”。
開封するのが憚られる様な、数十年ものの立派なワインボトル。
暫くは島の外で買い換える必要もないであろう最新鋭の空気清浄機。
とある国の名高き勇猛な獄卒を模したミニチュア。
美術品、模型、家電、観葉植物……
常に部屋の片隅にあってなおかつ盲点になりやすい物達。
ありとあらゆる品々に偽装された贈り物は、長い間人々の目を欺いたままそこにあり続けた。あり続けただけ。
それらはX-Dayに至るまでなりを潜めていた。]
[灯台下暗しとはよく言ったものだ。
後は予め伝えておいた約束の日時に合わせて、
この手元のボタンを押し込むだけで事は済む。
これまであらゆる手を尽くして毒を仕込んで来た。
もう一度以前の様な熱狂に満ちた生活を、だなんて思っちゃいない。
教祖の再臨を期待していた信者には見放されるかも知れない。
だとしても一度手放したも同然の命だ。
どうなろうが構いやしなかった。]
(それでも私は、知りたい。
何故あの日の計画は完全に至らなかったのか。
何故最も傍に置いていた人物は行方を眩ませたのか。
死ぬならば、其れを確かめてから死にたいのよ。)
[緻密に仕込まれた悪意のプレゼント。]
[ ────その全てが、各所で断続的に爆発した。 ]
[ 十五年前の大事件の再来であるかの様に。]
[狡猾で、傲慢で、我が身の惜しい一部の看守達は。
異常事態における職務になど目もくれず、
自室のコレクションの安否を確かめるべく道を急ぐ事だろう。
故に緊急事態であるのに、警備がやたら緩いと感じる囚人も居るかも知れない。或いは、少数精鋭の優れた看守だけが職務を全うしていたのかも知れない。
いずれにせよ、その合図は島の外までも響き渡った。
反撃の狼煙の如く高らかに。
メディアの飛ばしたヘリコプターやドローンが島の上空に到着する頃には、緊急生中継を見た市民達の誰もが否応なしに思い出すのだろう。
忘れかけていたはずのあの事件を。
世界を震撼させた、理由なき悪意によるテロリズムを。*]
その手には一つのボタンがある。
遠距離から"あるもの"を起動できるスイッチだ。
これだけ大きい爆発を起こしてくれたんだ。
島一つ吹き飛ばしたって、そう結果は変わらないだろう?
もろとも全て爆破すれば、証拠は何も残らない
……悪いことは隠れてやれって言ってるのに
これだけ大きくことを動かしちゃあねえ…
仕方ないよなあ?
な?オルサ姉さん。
『悪』は、この世に残しちゃいけねえんだもんな♪**
/*
あ!ドSの王子様(中の人勝手に命名)ことウィレム様だ!!
きゃーーー!!罵ってーーー!!!(うちわフリフリ)
でも、中の人は極端に暴言ロルに弱い雑魚メンタルなので本当に罵られたら泣いちゃうからめっちゃ遠い距離から見てるだけ☆
シリアス派、ギャグ派、ギャップ派。
自PC生き残らせたい党、自PC殺したい党。
トループ島はこれらの勢力に分かれ、
大きく揺れていた――
私の目からはこう見えるな。
フィアッ…チビ!!!チビか!!!
俺だ、ケンチクだ!おいいつもの生意気口叩いてみな!!!
[男はバリケードを覗きこんだ。
隙間から見えたその小さな頭を見て、ほっと胸をなでおろす。
まだ大きな怪我なんかはしていない…!
これなら自分で動けるだろうし、フィアのサイズ感なら悠々とダクトの中を通れるだろう。脱出口のある厨房までは簡単に行けそうだ]
…てかこんな時にもこんなものつけられて…!
少しは気ぃ効かせた看守はいなかったのかよ…!!!
《…ガタン!!!》 っひい!!!?
[と、男はバリケードの中に手を差し込んで、彼女の口の周りのマスクの止め金を外し、穴の中から彼女を取り出そうとしただろう。…その瞬間に聞こえてきた食糧庫の音!!!>>175ヘタレな男は震えながら拳銃を取り出し、食糧庫にむけて銃を構える…
銃身はブレブレだ…!!!**]
/*
ところどころでお相手の心情を決めてしまっているような書き方になってますが、そのような意図はなく、あくまでバレンス視点のものです。
書きたかが下手くそ……。
すみません……。
[…バリケードをのぞき込んだとき、
"君"には見えただろうか。男のその表情が]
"フィア"、お前が無事でよかった…!
[それは彼がやり取りをしていたもう一人の"君"の無事に安堵したものであったかもしれない。けれど、それ以上にお前の内面がどんなものであれ。隠れて潰えてしまったものがそこにあったとしても。
それらすべてをひっくるめて。
そこにいる"フィア"が無事なことに安堵した顔。
何も知らないけど、
それでも"ただの子供"を大切にする大人の顔。
『君』が当たり前に心配されて、愛されていい存在であることを知っている顔**]
壁と床の間、僅かな隙間を押し込めば、壁が傾いて二人分の隙間ができる。
そこに男と共に滑り込む。
男がそこにいることを確認して、一度壁を戻す。
こちらの様子に気が付いていない看守達を気絶させてから、一人分だけ隙間をつくり、再び壁の内側へと戻る。
しっかりと閉めれば、すぐには気づかれないだろう。
持っていたライトで内側を照らす。
薄暗くカビ臭い壁の内側は、碌な手入れもされていない。
]
[ここはかつて、非常口として使われていた。
改築改装増設により、使われなくなって久しい場所だ。
張り巡らされた細い階段、残った手摺りは錆びており、体重をかけるのはお勧めしない。
半年前の自主点検の際に大きな異常はなかったので、問題なく使えるだろう。]
[通り過ぎる最中、子猫のように追ってくる目のなんと可愛らしいことか!一瞬の出来事ではあるが、我はしかとみた。嬉しいと、くすくす笑うその姿]
はっはっは!
その姿、創作意欲が実に湧きますぞ!
今度、ぜひ描かせていただきたいもの!
[今すぐにでも描きたいところではあるが、今描いてしまえばきっと爆風ですぐに描き消えてしまう故。]
そうでしたな!今日はイベント日であったな!
[皆のものが時間をかけて準備したのであろう!]
もちろん。
イベントは最大に楽しまねば、
準備いただいた者に失礼にあたる故!
[自身の胸をどんっと叩き、思いっきり楽しむ所存である!と示した目の前に差し出されたのは、ちょっぴりの赤が混じったハンドガン。]
失礼!拙者、近接型でありまして!
それに盛り上げるなら、サイリウムが最適解でありましょうぞ!
[と、彼女の差し出した銃を一度受け取り、そして銃創側をクルッと自分側に向けて持ち直し、]
ともに、このパーティー盛り上げましょうぞ!
ルミ嬢殿!
[握手代わりに、再びそれを差し出した。
受け取っていただけるかな?*]
フィア・アニマか?どこに居るか分かっているなら、そこまで連れていこう。
そこからは、図面に載っている道を教える。
[予備のライトを、男に手渡す。]
── 鬼ごっこ終了のお知らせ・バレンスと ──
[壁際に追い詰められるが恐怖はない。>>187
囁かれた言葉がとても不器用で優しいものだったから。
後ろの壁が動き出し出来る二人分の隙間。>>188
そこは秘密の隠し通路!
ほぅ、と感嘆とともに見渡していればバレンスがてきぱきと外の看守たちを気絶させてくれていた。
薄暗い通路、ライトで照らされた先を見渡す。
どうやらここは非常口のようだ。>>189
張り巡らされた細い階段、おそらくここを通れば看守や囚人たちにも遭遇せず移動できるだろう]
ほぅ、これは……、すごい。
[予想外の展開にピエロはいつもの大げさな喋り口を忘れて素直な感想をぽつりと零す]
[予備のライトを手渡されれば受け取って。
ラビィの居場所を尋ねられれば、思考を巡らそう。
──さて、ラビィはどこにいるだろう?
屋内は暴動祭りで危険だからまずいないだろう。
ならば屋外施設。
それもなるべくラビィが地理を把握していそうな──……
そうして思い出す、よくラビィがいる場所]
居場所は分かりませんが、恐らく畑区画かと。
あそこはよくラビィがいた場所ですから。
逃げるにも隠れるにもうってつけでしょう。
[憶測を話しつつ、その顔がいつもの道化ではなく娘の身を案じる父親の顔になっている事にアレッキーノは気付かない]
[鬼ごっこは終わりと告げられて。>>192
移動を促されればこくりと頷き]
ええ、では今度は”かくれんぼ”をいたしましょう。
バレンス様。我輩は畑区画にラビィが隠れていると思います。
──ああ、貴女にはラビィではなく「フィア」でしたね。
何はともあれ急ぎましょう。
[と、バレンスと共に隠し通路から畑区画へ進み始める。*]
[さて、ハリコはこの1年程で虐待の手口を己の身をもって知ってしまったが、殺人術についてまで学ぶ機会はなかった(監獄側からしても望ましいことだろうが)。
“ヒーロー”からの盛大な殴打が、果たして看守たちを死に至らしめているかは知れない――あの善き市民>>100が彼を「ヒーロー」というなら、という考えは脳裏にあったけれど。
そして今手を取ってくれている“手摺り”が看守たちの頭部に打ち込む警棒が、その命をも奪うものか否かも>>154。
(倒れた看守の呼吸の有無でもみれば生存>>153確認はできたかもしれないが、そこまでの余裕がハリコにある訳でもなかった)]
…………………
[ハリコは、殺しに対しての非難ができる身分ではもはやない。
復讐の代行を受け入れ――自らの殺意>>1:88>>1:296をも受け入れ。
あの彼女からの「後でね」>>144をも受け入れている、そんな人間になっていたのだから。]
[それでも殺しへの是非以前に、大穴の外で立ちはばかる看守たちを文字通り殺す力は、今のハリコにはない。
ちょっとした時間稼ぎその他の工作の心算だった水漏れが、文字通りの死地構築>>166>>167>>168>>169に発展するとはまさか考えていなかった。
150万1000円×nのM資金程度には揺らがないレベルの精鋭たちを相手取る>>155レイルの手を取ったまま、ハリコはその大穴の方を、ちらと振り返る。
――あの人/子たち>>101>>144>>194は、ちゃんとここまでたどり着けるのか。善き市民が探しに行った小さな淑女、と、その「大切な方」>>92だという誰かも。
話と噂の中でだけなら知っている、大して重くないラクガキの罪の――という側面しかハリコは聞いてはいない――ロディたん担の画伯のことも、この時何故かふっと思い出されていた。“放火魔”のレッテルを張られたコラボレーターとしての自分が、その人にどう思われているか>>1:132は分からなかったが……。]
(あの人は、今、どうしてる?
……あたしはきっと、あの人の思い遣りを、裏切っている)
[ハリコは結局今に至るまで、己の口からこの脱獄の話をバレンスに打ち明けてはいなかった――できなかった。誰が何と言おうと、これはれっきとした逃走罪。こんなことには「出来る限りのこと」もしてくれるはずがない、と。
その人がこの騒動の中でハリコの保護に動いていたこと>>86にも、己の手を引くレイルを見逃していたこと>>87>>88にも気づかぬまま。勿論、『休暇届』>>34の存在も知らぬまま。
……ちなみにだが、このXデーの前に、ハリコはバレンスの下の妹に手紙>>1:361を書き綴っている。
この絶海の監獄故、その手紙が検閲を経た上で(ザル検閲の可能性もあるが)実際に彼女のもとに届くのは大分先になるだろう。]
[それでも、その時に浮かべていた表情に私は一つ嘆息を吐くと、言葉を紡ぐ。]
……当たり前なのよ。
あなたとの約束はまだ有効なのよ?
[彼が浮かべた表情は、心底からの安堵だった。
"大人"は"子供"を大切にするもの。ただそれだけの為に彼は危険を冒して"私"をここまで探しに来てくれた、それだけで"私"は、とても救われた気持ちになった。
"ラビィ"だって"フィア"の一部だから。どちらがじゃなく、ただ、"私"を心配してくれたあなたに笑顔を送った。
あの時の、叶うか叶わないか曖昧なゆるい約束の時の。
優しい嘘を受け入れた時のような愛想笑いではなく、心からの笑顔。]
そもそもの話。妙だとは思わなかっただろうか。
やたらと通りのいい賄賂。毒物や爆発物を作らせる階層。
サイバー攻撃からの防衛に囚人を使い、
囚人が看守を暗殺しようと大きな問題にならない。
看守が殺人罪によって囚人へと身を堕としても、
その巡回や過度な折檻について邪魔するわけでもなく、刑期が伸ばされるだけ。
私欲に取り憑かれた、無能な看守も野放し。
この地獄の終焉がどこにあるのか
そんなことを、一度としても?
こんなゴミの掃き溜めにいておいて
そんなものがあるわけ無いだろう?
ここに来た時点で、お前らは全員"終わって"るんだよ**
[ケンチクが銃を構えながら看守と対峙している様子に思わず顔を引っ込める。
状況は最悪だった。拘束具は完全に外れず、両者共に銃を持っているので撃ち合いは避けられない。
幸いなのは、ケンチクの威嚇行為のお陰で私の存在は看守にばれておらず、意識もそちらに向いていた事。
何時どちらが発砲してもおかしくない状況。
ケンチクが先手を取って無力化できればいいが、もしそうでなければ──。
私は首を振り、頭を高速で回転させる。一瞬だけでも看守の視線が逸れれば……と逡巡した時に手元にある野菜が目に入る。
私はさっと身を翻すとバリケードの反対側から機会を伺った。
看守は完全にケンチクの様子に勝利を確信した様子で「今投降するなら命だけは助けてやるぞ」なんて事を言っていた。
そんなやり取りが終わって銃撃戦が始まってしまう前に、私は空に向けて野菜を思い切り放り投げた。]
『は?』
[警戒を向けていた看守は、思わぬ方向から飛び出す投射物に視線を上にあげ──。
その刹那に私は姿勢を低く保ち、脱兎の如くバリケードから飛び出した。目指すは看守、ただ一点。
思わぬ伏兵に驚いた看守だったが、致命の間合いまでは一歩、及ばず──
──私が看守の首元に飛び込むよりも僅かに、突き付けられた銃口の方が早かった。]
[鉄が火を噴く音が屋外エリアに鳴り響く。
銃弾は飛び込む私の顔に吸い込まれていき……口元の拘束具に命中した。
鋭い衝撃に顔を顰めつつ、銃弾は拘束具に沿って横に逸れていった。
その時に、耳元に着けていたリボンが犠牲となり結われていた髪が片方大きく振り乱れる。
こうして遂に私は捨て身の突進で、次弾が放たれるより先に看守へと飛び込むことに成功する。]
っ……ああああぁぁっ!
[雄たけびと共に看守目掛けて飛び込む。
ドッ、と鈍い音がそこで響けば、看守がふらりと背中から仰向けに倒れる。
拘束具を使った頭突きならぬ、拘束突き。
九死に一生を得る一撃は、何とか看守へと届いた。
その時に、緩められていた拘束具は、度重なる衝撃と共に留め具が完全に破壊されて、私の口も解放される。
食事以外での久しぶりの外の空気を大きく吸い込めば、よく通る声で彼に呼びかける。]
ケンチクッ!
無力化するのを手伝うのよっ!
[看守が起き上がるよりも先に制圧が優先だとケンチクに叫べば、二人で看守を縛り上げただろう。]
[いつか自分の絵を描いてくれると言う言葉を喜んで受け取り、素晴らしい絵になるだろうから、大切に額に入れて、サインまで入れて貰えたら素敵だわって、私はそう思ったわ。>>190
だから、爆風に持っていかれてしまうなんて勿体無い!
悲鳴、怒声、それと派手な爆発音。>>181
参加者のボルテージは最高潮に。
もしかしたら、招待状の無いご近所さんも駆けつけてしまうかも。>>182
それも素敵な事だけれど、今はまだ、招待状のある人だけで楽しみましょう?]
あら、ごめんなさい
既に道具をお持ちだったのね
[わたしったらうっかり!>>191
差し出した銃はくるり返され、持ち手は自分の方に。
ずしりとしたそれを再び手に取って、]
そうしましょう!
まだまだ催し物は沢山あるわ
大勢の人に楽しんでもらわないとね
[パーティーの盛り上げには大賛成。
花を飾って、ご馳走を振舞って、クラッカーを鳴らして、紙吹雪でいっぱいにしましょうね。
そうやって愛を振り撒き、愛する良い機会であると、わたしは胸の高まりを抑えきれずに。
その後は、暫く行動を共にしたかもしれないけれど、手分けをした方が盛り上がるからと言い、彼と別れたのだと思う。
厨房、調理室の壁の向こう側、とっても広い空と海が見えるから。
またそこでお会いしましょうね、おじさま。**]
あ、あああああ!!!!
[看守のもった拳銃が火を吹いた瞬間>>206
男は既に駆け出していた、その手に持った拳銃も投げ捨てて。
少女の頭突きが看守を襲った瞬間には既に>>207
男は全力で看守のところに突っ込んできていて]
っっっ、無茶!ばっかすんじゃねえ!!!
助かったよ!!!サンキューーー!!!!!
[がっっっ!!!と看守の頭を掴んで地面へと打ち据えた!!!
頭を揺らしてる間に男はガッツリとその腕を後ろに回させ拘束する。]
運び屋を舐めんな!!!梱包は得意なんだよ!!!
[近くに落ちていた1本のロープでガッチリと固めたあとは、口にも猿ぐつわをして騒げないようにして、食糧庫の裏手にでも放り込む。これなら、発見されるまでの時間はしばらくは稼げるだろう]
[こんな状況で昔のことを思い出したのは、彼の声音が父を思い起こさせるものだったからだろうか。
年もそう離れていないだろう男に、父の面影を感じるのはなぜか…………
軽く頭を振って、思考を閉じる。]
はやく見つけてあげなければ。
[こんな状況で昔のことを思い出したのは、彼の声音が父を思い起こさせるものだったからだろうか。
年もそう離れていないだろう男に、父の面影を感じるのはなぜか…………
軽く頭を振って、思考を閉じる。]
はやく見つけてあげなければ。
では、屋上へ行こうか。
手摺りは脆くなっているから、気をつけて。
[畑区画を目指して、頼りない階段の足下を照らしながら登ってゆく。
喧噪が壁を通して響いてくる。
二人分の足音と、呼吸音。
アレッキーノの様子を見ながら、安全に且つできるだけ急いで上を目指す。
あと約1フロア分のところで、小さな踊り場となっている場所で足を止める。
ライトで壁の下側を照らし、スイッチを探す。]
少し離れて。
[壁に耳をつけ、外の様子を探る。]
[…………
少なくとも、大きな音は聞こえない。
先ほどやって見せたように、壁を少し傾ける。]
…………
大丈夫だ。
[誰もいないことを確認してから合図をし、男が出てきたら開いた壁をしっかり閉める。]
ここは古い倉庫だ。
あのダクトは、屋上へ続いている。
[そう言って、天井を這う古びたダクトを示す。]
約束、もちろん有効に決まってんだろ?
それならお前に元気でいてもらわなきゃじゃん?
お前に笑ってもらえなきゃ、
おいちゃん男として情けねえよ
うあああああ!出たあああああ!!!
…あっ違う!!!バレンス!!!
バレンズだずがっだああああああ!!!!
おいちゃんねえ!もうねえ!
だめかとねえ〜〜〜〜!!?
逃げる!!!逃げるぞ!!!!
脱獄はルール違反かもしれないけど
生存最優先で!!!逃げましょ〜〜〜〜!!!?
[大人の威厳の壊滅したおいちゃんの姿がそこにあったのでした。
さあ!!!逃げよう!!!!厨房へ!!!
この地獄の出口へ!!!!!**]
[ハリコが運び屋ネットワークなどを訪ねてそれとなく探していたのは、ルミの姿もだった。とはいえ血眼になって探し回っていた訳ではない。折に触れてふっとその顔と名が過る、くらいのものだ。
けれども結局あれから(来るXデーの時まで)ルミと鉢合わせる機会はまるでなく、彼女とはひどく疎遠になっていた>>1:354。]
『で、子猫ちゃん。
結局あのルミちゃんとは上手くいってるの?』
うーん……なかなか、うまくは
いきませんね、やっぱり。
『そうなんだー。
[あの時偽りの告白>>0:315を聞かせた看守からの揶揄いには(あの時の『せいぜい頑張って』の意味も、もうこの時のハリコには幾らか察しがついていた)、曖昧に濁す形でカバーストーリーの維持に努めたのだが……。]
( 今日も、会わなかった )
( …………会わなくて良かった )
[脱獄計画のみならず通常の刑務を――それ以外の日常も――抱える中で、残り続けていた引っかかり。
“普通の市民感覚”から当然の如く抱く忌避と、それに対する“いいの?”>>1:217。ハリコはそんな矛盾を漠然と抱えたまま、Xデー前夜を迎えていた。
これと同様のことが15年程前にもあったのだが、ここでは置いておこう。]
( 明日、上手くここを出られたら。
もう二度と会うこともないのかしら )
[果たしてルミが――そのままでいればいずれ絞首刑に処される彼女が、明日の脱獄機会を知っていたとしてそれを望むのか。“花火大会”>>1:266の具体的な花火師についても特にアレッキーノから聞かされていなかったハリコには、それは分からなかった。]
[ハリコは獄中の机にレターセットの残りを広げ、ルミ宛てに何かを書き綴っていた。「残り」とはつまり、この前にも書いていた手紙があったということだが、そのうちの一通については別の機会に。
それを封筒に入れて糊付けし、件の看守へと託す。]
『へー、ラブレター? これ。
あー別に何も言わなくて大丈夫大丈夫。
[これは脱獄に関する手紙でも何でもない。だから別に覗き見られたって支障はない。
にやにや笑う看守が懐に手紙を納める様を、ハリコはまるであたかもはにかむような面持ちで眺めていた。]
[それは、無地の便箋にペンで走り書きされた手紙。]
「あなたがどんな子だって
誰に疎まれたって 蔑まれたって
あなたが望む通りの あなたのままでいい
わたしの服は そんな服なのに
わたしは あなたを受け入れることが
うまくできなくて ごめんね
ハリコ 」
[あの改造マグナムを振るう女の看守に、この手紙をルミに届ける気があったとしても。
検閲作業を挟むこともあり、Xデー前夜のうちに宛先に届くことはないだろう。
――この手紙を託された看守が今、果たして生き延びているか、それとも死んでいるかは、ハリコには知れない。]
/*
は〜〜〜フィアの特攻がかっこよすぎてな〜〜おいちゃんやられちゃったよ〜〜〜!!!
あとバレンスはさてはおいちゃんのことが好きだな!!!(ソウルメイトとして)
/*
あああ〜〜〜〜〜手紙〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!手紙〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
拾いたい拾いたい拾いたい〜〜〜〜!!!!死体漁りするっきゃない
[私は、レディ・ハリコを突き飛ばした。
突き飛ばした先は輸送船の前、ガァド様の手元。
銃弾は、私の脇腹に穴を開けた。
すぐさま看守の顔面を蹴り飛ばし、昏倒させる。]
レディ・ハリコ、ご無事ですか……
[レディ・ハリコは、今回死守せねばならぬ方だ。
アレッキーノ様とお約束した輸送船を使用するのに
利用してしまっているというのは心が痛むが……
だから、私は命を投げ打つ覚悟で
レディ・ハリコをお守りしたのだ。
お嬢様にドレスをお贈りできた礼が、
そこに多大に含まれているというのは
誰も知らない私だけのエピソード。]
[お嬢様、どうか微笑んでください。
私に、貴女の笑顔をお見せください。
たった一言、呼んでほしい。
アリシア、君に「レイル」と、また呼んでほしい。
ただそれだけの為に、私は……
────僕は、立っていられるよ。
支えてくれたのは誰だったか。]*
── バレンスとかくれんぼ ──
[どうやらバレンスはかくれんぼの天才らしい(そこまで言っていない)>>214
子供時代の意外なエピソードに思わず微笑む]
くふふ! それは頼もしい!
ならば我が娘も早く見つけられそうですな。
ええ、ええ。本当に──……
[努めて楽しそうに振る舞ってはいるが、内心ではラビィの安否が心配で心配でたまらない。
そんな自分を見てバレンスがどう思ったのか──……
分からぬものの、小さく聞こえた声に父親の顔のまま頷いた]
[ラビィを探しに畑区画へ行こうと提案し、バレンスの案内のもと自身も手渡されたライトで足元を照らしながら進んでいく。>>215
足元は頼りなく手すりは脆くて使えないが、綱渡りもお得意なピエロからすれば危なげもなく登っていける。
むしろ、ラビィの心配から少し足取りが急いていたかもしれない]
…………。
[静寂の隠し通路。遠くから聞こえる喧騒。
二人の足音と呼吸音のみの空間に今は道化を演じる余裕もない。
やがて辿り着いた小さな踊り場。
離れて、と言われれば素直に離れよう。
壁に耳をつけ安全を確認しているバレンスを祈るように見つめ──……]
── ケンチクとの再会 ──
[やがて、大丈夫だと言われれば隠し通路から外へ出る。>>216
そこはどうやら古い倉庫のよう。
ダクトと裏口、どちらにするか聞かれ。>>217]
ふむ、そうですな……、
……おや、貴方はケンチ…、おっと!
[移動方法を考えている間にケンチクが倉庫に入ってくる。>>220
名前を呼びかけるが彼はパニック状態だ。
バレンスに縋り付いてしきりに逃げようと叫んでいる。
怖かったんだね。ケンチクさんじゅうごさい(句読点の位置はご自由に!)
アレッキーノは同情するような眼差しを送ろう]
[ずいっと自身も進み出て存在を主張しよう]
我輩も来たからにはもう大丈夫ですよ。ソウルメイトNO.2!
共に自由の青い空に飛び立ちましょう!
よーしよしよし、怖かったですね。
ですがご安心を!
最強ピエロの我輩が守ってあげさしあげましょう。
我輩も武の心得がありますがゆえ!
ほら!ほらほら!
見てくださいこの華麗な二丁拳銃捌き!!
最ッ高にクールでしょう?
[と、ケンチクを安心させるためにジョークと鮮やかな二丁拳銃捌きのパフォーマンスを交えてそう告げる]
──
[ケンチクのインパクトで気付かなかったが、
彼と同行しているラビィを見つけたなら急いで駆け寄ろう]
ラビィ!! 大丈夫か? 怪我はないか?
口の拘束具はケンチクに外してもらったのか?
ああ、リボンが片方ないじゃないか……!>>206
でもリボンだけでよかった。
ラビィにもしもの事があったら、私は、私は……!
嗚呼、本当に無事でよかった……!
[今すぐにでも抱き締めてあげたい。
だが、人目もあるので必死に堪える]
[そうしてラビィを見つめて慈しむように微笑もう]
ラビィ、約束通り助けに来たよ。
今までよく頑張ったな、偉いぞ。
パパが来たからにはもう大丈夫だからな。
さあ、一緒に外の世界に行こう。
[手を差し伸べ、外の世界へラビィを導こう]
[そうしてバレンスに向かって]
……くふふ。
やはりバレンス様はかくれんぼの天才ですね。
ここまで導いてくださってありがとうございます。
[と、バレンスに感謝の笑みを送ろう。**]
/*アレキはいやし…
みんな〜〜!たのしんでくれてるかい〜〜〜?!
お兄さんはねえ!それだけがねえ!!!不安でね〜〜〜!!!
/*
それはそうと中の人予測ですが
一部は確信ありますがほかはわからんですはい
ハリコ、スルガはわかる
すむろさんミランダかと思ってたけどもしやルミの方???という
/*
すみません、質問よろしいでしょうか?
脱出ロルは2d以内に必ず落とさなければダメですか?
ロルのテンポや進行などを考えると2d以内に脱出ロルまで書ききれるか不安で……。
書ききれない場合はエピでも書いていい事にしていただけるととても助かる……(というか、たぶん絶対2d以内に全員脱出ロル完成!は無理だと思うので何卒お慈悲を!!神様仏様ウィレム様ぁー!!)(全力で媚びてくスタイル←)
/*
質問ありがとう、
配信いつも見てるぜキラキラちゃん♪
脱出ロルについては、ちょうど俺の方でも検討してたところなんだ。
というのも、ミランダが脱出まで追いつけない可能性が高いのと、
脱出組の奴らとの合流ロルなどが入るとかなり混乱して脱出の描写まで行けない可能性があり得る…というか可能性高いと思ってたとこなんだ。
なので、エピ入り直後の村建てログはあくまで『早く脱出しないと危険だぞ〜!』と追討ちをかけるかたちのものにする予定。
そして脱出に関しても、エピ入り後での描写を可にする予定だ。
今から村建てメモでそれアナウンスするからよろしくなあ
/*
よっと、こんなかんじでどうかな?
追い打ち後もすぐすぐ生命の危険がやってくる感じにはしない予定なので各々自分のペースで脱出してくれよな♪
/*
きゃー!!ウィレム様がキラキラちゃんの配信見てくれてるー!!
最ッッッ高にハイってやつだァーーーー!!
(*訳:回答ありがとう村建て様。)
/*
くふふっ! いつも配信みてくれてありがとねっ☆
村建てメモと方針、いいと思います!!
自分のペースでレッツ脱獄! 最ッ高じゃないですかー!
それでいいと思います!!
迅速な回答と対応ありがとうございます!!
では、引き続き村を楽しませていただきますー。
脱獄村、最ッ高に楽しいねっ☆
ケンチク、落ち着け。ああ、怖かったんだな。
そこかしこで脱獄を目論む輩と看守達が争っていたからな。
私もここに来るまでに何人か処罰してきた。
脱獄は”規則違反”だからな。
彼は娘を探しているというので、ここまで連れてきた。無事に見つかってよかった。
君が保護してくれていて助かったよ。
これから”避難場所”への道を教える。
騒動の起こっている場所を避けられる、”安全なルート”だ。君も一緒に行くだろう?
[バレンスにとって最大限、精一杯、これ以上はもう無理!というぐらいの柔軟な考え方で導き出した
余計なことは言うな、という圧力付きで。
(世間ではこれをパワハラや察してちゃんというのだろう。)]
ケンチク、図面はあるか?無ければ頑張って覚えてくれ。
[調理場への裏道を更にショートカットできるポイントをいくつか教える。
そして、もうひとつ ]
とある囚人が、看守達に金を渡して輸送船を手配したらしい。
その船がある場所が、調理場に近い。
今その場所は、かなり混乱しているだろう。
(危険地帯が避難場所になりえるのかという疑問は置いておく。)
[もうひとつは、昔使われていた下水道。]
水は流れていないが、かなり老朽化している。ここは看守達の目につきにくい。
……もし、ここから輸送船へ入ろうと思うなら少し泳がなければならないが、そこまでする奴もいないだろう。
[一通り説明を終えれば、持っていたライトをケンチクへ渡す。
何に使えるかわからないが、何にかには使えるかもしれない。使わなくても、大した荷物にはならないはずだ。]
今日から休暇を取る予定なんだ。
随分と、残業をしてしまった。
[本当に、らしくもないことをした。]
最後まで案内できずにすまない。
まだ、仕事が残っている。
気を付けて。
[彼らが出ていくのを確認したら、倉庫を出る。
目指すのは、最初の目的地。
救助船を控えさせている場所だ。]*
/*
バレンス笑う。無茶振りしちまった…ぜ…!(親指グーッ
バレンスがどんどん柔軟になってくのみててたのしすぎる
/*
すまねえ見落としてた!
小島に行くことは全く問題ないぜ!
ただし、ウィレムはどの小島に向かったとかそういう情報は一切所長室に残していないので、『ウィレムを追ってたら小島についた』系のものは難しいと考えてくれ。
小島自体は近くにあるので、辿り着くことに関しては全く問題ないぜ!
だ、だから、あのまま撃ち合ってたらケンチクが死んじゃうかもしれなかったし、運よく勝てたとしてもケンチクが殺してたかもしれないのよ!
それならまだ、私が飛び出した方が良いって……あたっ……。
うう……ごめんなさいなのよ……。
["子供"である自分が護られる立場だという事を理解してない様子におしおきのデコピンを受ければ、私はおでこを抑えつつ、しゅんと謝るのだった。
ケンチクにも身体周りを確認して貰ったが、飛び込んだ時に少し擦りむいた以外には殆ど外傷はなかった。
銃を持った相手に丸腰で挑んだにしては奇跡の戦果だと言えるだろう。]
/*
この場合の灰挟まりと言うのは私が個人的に挟まらずチャレンジをしていた(別に私自身は挟まってもいい派閥)と言う勝手な理由で灰程を活用してなかったみたいなそう言うあれ(語彙力)
続きを書け?それはそう…
島の惨状をテレビで眺めながら、
男はケラケラと笑い、おろかな害虫共の乱戦を楽しむ。
"あはは、どう思いますぅ?部長?
正義だなんだ、悪だなんだと言いつつ
死の間際にはみぃンな同じじゃないっすかぁ???"
そう笑いかけられた"部長"は死を懇願する。
もう解放してくれともはや枯れ果てた涙で乞う。
罵ることも、逃げる力もとうになくなった。
もう十分悔いた、もう許されたい、助けてほしい。
もうそれ以外の思考なんてありはしない、解放されたい
けれども男は笑って答えるのだ
"姉さんが『やめて』って言ったときは
やめなかったくせに"
[なあ、この罪深さがわかる?
あんたは、この世に人類悪を生み出してしまったんだよ
正義の象徴がいなくなってしまったから
世界の損失を贖うためには、こんなものじゃあ済まされない**]
[義父と目が合った瞬間に、私の方からも駆けだしていた。>>237
こちらの方は人目も憚らず、一歩間違えれば死んでいたかも知れない状況からの安堵感から、そのまま勢いに任せて義父に抱き着くだろう。そして彼の言葉に頷く。]
大丈夫なのよ、ケンチクが不甲斐なかったから頑張ったのよ。
でも最終的にはケンチクも頑張ってくれたから、怪我もなかったのよ。
あ、拘束具とリボンは……ちょっと……えと……怒らないで聞いてなのよ?
[少し伏し目がちに義父に自分が看守との交戦で銃弾を受けてしまった事を告げた。
幸いにも怪我がない事は伝えたものの、後に続く義父の言葉を聞けば、危険な事をしでかした事に後悔の表情を浮かべる。]
[それでも、お互いに無事だった事を喜んでくれた彼の言葉に、表情に私も口元を綻ばせる。]
ありがとうなのよ。私もちゃんと約束を守ったのよ。
お義父さんも無事で良かったのよ。
……うん、連れていってほしいのよ。私も、フィアも
勿論、ケンチクも。それに、バレンスも……。
[気付けば、私に温かく接してくれていた人物に囲まれていて、こうして無事に集まれた事にも笑みを零す。>>240
義父から差し出される手を握れば、バレンスとケンチクの話に耳を傾ける。>>241 >>242 >>243
そして、バレンスがついてこれない事も。>>244]
バレンスはまだやる事があるのよ?
……無事でいてなのよ。
[彼(彼女)が何を成すのかを私は知る由もないけど、無事を祈れば、ケンチクとアレッキーノの誘導に従っていくだろう。*]
/*
ウィレム・パニッシュメント(設定)
正義感、倫理観の狂いきった男。
『悪事はバレなければ悪事ではない』という思想を地で言っており、表沙汰にならない罪は決して罰しない。また、己自身にもそのルールは適応されており、姉を追い詰め殺したかつての上司達に対する非人道行為や、監獄島各所への改造なども誰にもバレぬように自ら行っている。
逆を言えば『表沙汰になった悪事』はすべて断罪対象としており、どんな罪も必ず暴き立て、それが『冤罪』であろうとも、そういう事実として表沙汰にされたのであれば断罪の手はゆるめない。
正義の概念は彼の中にはなく、断罪という遊びを繰り返す人類悪であることは他の人間には秘匿されている。
/*
ノンストップロルはどっかでミスってそうで怖い勢()
いや実際誤字ってるしな!でもすぐ返したくなるこの気持ち抑えられないin the night wow wow~
/*
トループ島の大規模テロ事件は
本土にすでに詳細を伝えられ、大きな騒ぎになっていた。
『…ごらんください…屋外エリアに多数の怪我人が居るのが…
まだ監獄内では凶悪犯達が反乱を続けており……ザザ…
警察本庁は、救援・鎮圧部隊の要請を……』
ニュースリポーターの声が上空を駆ける。
屋外エリアの痛ましい惨状が生放送されていく中
/*
そう、ミランダへの回想ロルを書く為にじっくり昼間読み込んでて
>>0:34 牢屋
>>0:35 階層
>>0:56 看守
>>0:59 リップスティック
>>0:244 純粋な感情
>>0:261 刑務作業
>>0:262 階層に向かう為の手段>>0:263>>0:264
ルミのリップスティックから広げて、ケンチクとの話、ハリコのお金で思想犯エリアに侵入?
意図→ウィレムが秘匿するほどの区画の存在を知る事それが弱みに繋がる可能性
結果→確かにウィレムが手を出す場所ではなさそうだが、それ以上でも以下でもなく、ここの囚人達はある意味では無気力とも言えた〆
みたいなメモは書いてたんですね〜〜!(落とせてない切腹)
/*
他のロルが来る前に落としてエピ迎えたーい!ギャオー!
ガァドの読みつつそういえばレイル撃たれてたなちょっと読み直そう
この後半で爆発する灰Twitterムーブ
<*b>< large>ドおおおぉン!!!!
すさまじい轟音が海上を揺るがした。
たくさんの人々が避難している屋外エリアが爆破されたのだ。
それだけではない。
監獄島の至るところから爆炎が上がる。
順番に、追い詰めるように、ジリジリと。
それは、先の爆発と同等、いやそれ以上の速度で
館内を混乱へと連れて行く。
まるで、ここにいるすべての生命を奪い取らんとする灼熱がすべてを襲う
/*
< font color=red> お前の言うとおりだぜ?思考犯
『罪を裁くのにそれらしい意味や理由は必要なのか?』
『いいやそんなものはなく、やりたいからやるだけだ』</font>
[それからレイルの手を取り、ガァドと共に、実は精鋭でもなんでもなかった看守たちがバタバタと倒れ込む道を往く>>228。ちゃんとサボりの看守に見えていたならば、ここで痛烈な殴打では無くたのしいバカンスの資金を貰えたかもしれなかったのに! 残念だったね!
……だったのだが]
――――あっ、
[昏倒から目を覚ました看守の殺気に、ハリコは気づけなかった。故にその乾いた音>>229が響いた時、何が起こったのかを理解できなかった。
気が付けば身体に衝撃が走り、視界が揺らぎ――何かが身体に当たったような感触>>230。
ガァドの姿は目で捉えられず(丁度彼の手元のほうに突き飛ばされたためだ)、すぐ傍にいたはずのレイルが何故か――]
なに………どうしたの、その血!?
レイル、あなたこそ――…
[無事じゃない――脇腹から滴る赤いものを目にしながら、そんな言葉が頭を過る。
こちらへの無事かという問いに答えるのも忘れたまま、ハリコの左目は動揺に揺らいでいた。]
レイルを船まで運んでッ、ガァド!!
[そう言うなり、ここまでレイルに守られてきた――アレッキーノもまた守ろうとしていた――ハリコは、まず自らが輸送船へと飛び移る!!*]
[そして、パニックになっていたのが落ち着き、
あやしてくれていた人に対してお礼を言おうと顔を上げた瞬間…!
そのピエロに対して大きく一言]
…いやお前が父親かよ!!!?
あんな!!!宙吊り天国祭りしてたやつが!!!?
あっけどなんかすごい!!!
二丁拳銃ちゃんと使えてる!!!
ANIMEみたいかっけえ!!!
いやけどツッコミどころしか…!!!
ツッコミどころしか!!!ねえけど!!!!
[と一気にまくし立て、ゼーハーと肩で息をしたあと今はそれどころではない…!!!と気づく。とにかく逃げねば!!!]
今はとにかく逃げるのが、いきのこるのが先決だ!!!
いいか!!!もう
[…そういうわけで、男たちはバレンスと別れて、
彼女に教わったショートカットや下水道を通って
厨房の騒ぎの近くまでやってくる。
道中、話すことはいっぱいあったろう…
足早に駆け抜けながら、親子の会話を聞きながら……
たどり着いたのは大穴の空いた厨房。
青空が見える場所だ*]
[ルミ嬢と会話を楽しんでいる間にも、さらに爆発音は響く。観客の歓声も聞こえれば、パーティーはさらなる盛り上がりを]
ふふ、まだ道具持たぬ身ではありますが、
手に入れましょう。
会場グッズ!!
[会場盛り上げには必須ですからなぁ!]
ルミ嬢殿とは気が合いますなぁ!
[このパーティー、盛り上げ役、我も一役買おうではないか!ルミ嬢殿の愛を振り撒き、愛する盛り上げ方と我は我の盛り上げ方で!]
── 倉庫にて・再会の喜びと別れ ──
[お義父さんと呼ばれる聞きたかった声。>>249
目が合えば駆け寄って来てくれるラビィ。>>250
そのまま胸に飛び込んで抱き着いてくれる小さな体を抱き締め返して慈しむようにその頭を撫でよう。
そうして言葉を交わし──……、
伏し目がちに語られる看守との交戦の話を聞く]
っ……! 銃弾を、撃たれた……?
そうか……。
ちょっとその看守が転がってる場所を教えてくれるか?
パパ、そいつぶち殺してくる。
[と、何の躊躇もなく銃を構えようとして、
いや、ここで殺したらラビィの教育に悪いだろうと思いとどまり──……]
なーんてねっ☆ はははっ!!
ラビィが無事ならそれでいいんだよ!
[と、笑って銃をしまった。
(笑っているがその目は最高にヤバさに満ちている)]
[そんな事がありつつ、ラビィとお互いの無事を喜ぶ。>>252
差し伸べた手を握る小さな手。
その温かさに優しく優しく微笑もう。
バレンスが教えてくれる”避難場所”。>>241
ルートをケンチクに教える様子を見守りながら。
どうやらバレンスとはここでお別れのようだ。>>244
アレッキーノは恭しく一礼して敬意を示そう]
ここまでのご案内ありがとうございます。
バレンス様もどうかご無事で。
休暇をどうぞ楽しんでくださいませ。
[バレンス様の道行きに幸多からん事を──……]
[やがて始まる怒涛の神ツッコミ!!>>260
思わず楽し気にくふふと笑おう]
おや、ツッコミスキルに磨きがかかりましたね!
そろそろ神の領域も近いかもしれません。
それでこそケンチク様!!
是非今度一緒にコントショーなどいかがです?
きっと盛り上がりますよ!
[などとぜーはー肩で息をする姿を眺めつつ。
最後の言葉には──……]
……ええ、もう離しませんよ。絶対に。
[と、先程までの道化ではない父親の顔を見せて頷こう]
[そうしてバレンスの”避難経路”で進んでいく。>>261
やがて辿り着く厨房。
周囲の惨状に思わずラビィが怯えぬよう気遣いつつ。
厨房の壁に空いた大穴から見える青空──……
見上げながら、二人に告げよう]
二人とも、先導は我輩にお任せを。
行く手の追手は全て我輩が始末しますゆえ。
[そう言えばタンっと軽やかに穴から飛び出そう。
道中、追手がくれば可能な限りラビィの情操教育のため殺しはせず無力化し、輸送船を目指す]
[やがて見えてくる輸送船の姿。
ケンチクとフィアに視線を向け、声をかける]
見えてきました! あの船です!!
さあ行きましょう二人とも、後少しですよ!
ラビィ、大丈夫か? 疲れてないか?
キツかったらパパが抱えて走ってやるからな。
[ラビィに気遣うように視線を送り。
もう少し、自由まで後もう少しだ──!*]
[視聴率の取り合いに夢中な彼らに、新しいおもちゃをあげよう。
エンジンをかけ、自動操縦モードにする。(本来は手動で操作するものだが、改造マニアが勝手にいじっていた。)
目的地へのルートを設定したら、後は船出を見送るだけ。
通常のものより激しいエンジン音に、思わず耳をふさぐ。
本当に煩い。]
[今まさに、収監所から逃げ出した艇を、我先にとメディアが追いかける。
本国へ行くには随分と遠回りをするそれを、彼等はいつまで追いかけるのだろうか。]*
[そして、しばらくはルミ嬢と行動を共にし、大いに盛り上げていったことだろう。
途中、使えそうなものを拾っては作り出来上がった6色のサイリウム!それを振るって我もルミ嬢殿を盛り上げるのである。
みよ、この素晴らしきヲタ芸を!
そうして、手分けした方が盛り上がるという提案には]
なるほど!我も他の場所を盛り上げるとしよう!
お互いパーティーを最高なものにしようではないか!ルミ嬢殿!
また、会おうぞ!
[壁の向こうの空の下。海が見えるその場所で、向かう方向が違うとも、また会おう。*]
/*
お〜。
囮の船を流したんだな。んじゃ村建て発言ちょろっと変えるか。
いや〜〜〜こういうの助かる〜〜〜たのしい☺
/*
>>276
殺人ピエロとその養女とツッコミの神のドタバタ☆脱獄B級コメディホラー映画!!!!
ハリコ・レイル・ガァド組の感動大作と大違いやでぇ!
[そして先に乗り込んでいただろうハリコさんもすぐに見かける。]
ハリコさん!あんたも無事で何よりでした…!!!
…思ったより無事そうっすね…!!!
[と安堵する。女子供と甘く見ていたのは謝らねえとなあははは、と思いつつ…それより先に優先順位がある…!>>124]
……っとそうだ、謝るのは後!!!
…レイルの怪我を早くなんとかしねえと…!!!ぶじで、ぶじでいてくれ…!!
この船の形状なら、ここを曲がって下の階層に行った突き当りに医務室が備えられてるはずだ!!!見てくれ!!!!!
俺は、船をいつでも出せる状態にしておく!!!
[そういって、男は船の操縦室へと向かう。
船に乗ったものであれば、あとはいつでもケンチクと会うことができるだろう。
船のエンジンをいつでも動かせるようセッティングをはじめる…!!!*]
[ドア伸ばした手が、一瞬止まる。
頭を振って、艇に乗り込む。
目的地は、近くの小島。
港は何処も厳戒態勢だろうから、いま本国へ行くのは難しいだろう。
せめて、野次馬の数が減ってからでなければ。]
[テレビがひとつ、置いてあった。
周囲の埃の積もり方や床の汚れなどから、先程まで人がいたことが窺える。
電気は通っているようで、テレビを付ければつい先ほどまでいた職場が映っている。
生活感のないこの場所に訪れるような人物 ]
[あと少し、もうすこししたらゴール地点。
汗に濡れた顔に、何時も通りの微笑みを浮かべながら。わたしは走る、走って行く。
そうして厨房、調理場付近、自分が爆破した瓦礫が見え始めた頃、はたと足を止めた。
そこに立って居たのは知った顔、いつか、わたしを揶揄った女看守。
ハリコとの仲はどう?って。>>0:379
そう言ってた、ちょっぴり失礼な人。
肩で息をしながらバールを引きずるわたしの姿を目ざとく見つければ、銃を持った女看守はにやにや笑いでこう言った。]
「かわいそうに、
恋人に置いて行かれちゃったんだ?」
[何の事か分からないまま、わたしはただ荒い呼吸を繰り返す。
下種な笑いにちょっと腹を立てて。
喧騒はどこか遠く、足りない酸素に耳鳴りを覚えながらも、わたしは続く言葉を聞いて居る。]
「知ってるよ、ハリコに振られちゃった事」
[なあに?どうしてハリコの名前が出て来るの?彼女とはそんなんじゃないの、大事なお友達なのよ。
距離を置かれてしまったのは確かだけれど、貴女には何も関係ない事だわ。]
どうして知ってるの?
盗み聞き?あなた悪い人ね!!
[ムッとした顔を向けながら、思わずわたしは言い返す。
交流スペースでのやり取りを見て居たのかしら。>>1:184
人のプライベートを好きに掘り返して、そうやって誰かを傷付ける、可哀そうで、とってもいやらしい人!]
「どうしてって、
此処に、ほら
ジャーン!あんた宛てのラブレター!」
「読みたい?読みたいよね?」
[懐から取り出され、見せびらかすよう高々と掲げられたのは、一通の手紙。検閲済みらしく既に開封されくしゃくしゃで、雑な扱いにわたしはまたムッとした。>>224]
当たり前だわ
[読みたいに決まってるでしょう。当たり前の事を、何故聞くの?]
わたし宛なんだもの、渡してよ
貴女はもう読んだんでしょう?
[そうしてわたしは、先より声を荒げる。
読んだのなら、貴女にとっては既に不要な品だわ。此方の反応が面白いのか、看守は「どうしよっかな」なんて言って、薄い封筒をひらひら振る。嫌な笑みをずっと張り付けて。]
「
それを渡してくださいな
[ほら、これで良いでしょ。貴女のお願いはちゃんとかなえてあげたわ、だから渡して。
貴女に屈する気は無いけれど、それでもプライドなんてどうでもいい。
看守の、やや驚いたような顔をじっと睨みつけながら、急く気持ちを必死に抑えて。
待ち合わせに遅れるとか遅れないとか、そう言う事じゃない。手紙を永遠に失ってしまう前に、看守から取り上げないと。
ハリコとのばいばいが諦めきれないから。またねって、本当はあの時言いたかったから。
彼女の気持ちを全部知った上で、ハリコの事、追いかけたいから。
「後でね」って、言ったから!>>144
だって、わたし宛なんでしょう?けれど看守は、くしゃくしゃの手紙を懐に仕舞い直す。]
「……死ななかったら
読ませてあげる!」
[そうしてにやにや笑いのまま銃を構え、まるで弄ぶかのよう私の足元へ発砲した。
大きな音と共に、コンクリートの破片が勢いよく跳ねる。
見慣れない型番。改造マグナムとまでは分からなかったものの、威力の高い銃だと何となく判断する。>>225
一瞬の怯えを覚えつつも、わたしは重い鈍器を強く握りしめて。]
[しばらくの乱闘の末、廊下には血だまりが出来ていた。
1人は意識なく倒れ、1人はぐったりと座り込んで。
勝者は天を仰ぎ、大きく息を吐く。]
――どうしよう、
殺しちゃった
[わたし、初めて人を殺しちゃった。大嫌いなまま殺しちゃった。
憎いと思って、腹が立って、
そうして怒って殺しちゃった!
どうしよう、どうすれば、よいのかしら。
何度もバールで殴りつけた、生々しい感触が手に残って居る。]
(わたし、自分の事がとっても怖い)
[動揺を隠しきれないまま、震える手をじっと見下ろす。
それでもなんとか荒い息を整えると、転がる死体の懐からくしゃくしゃの手紙を奪う。
封筒から無地の、血のついた便箋を取り出し、広げ黙読する。]
(いいの、謝らないでハリコ
わたしが人と違うだけだから)
[どうしようもない程にわたしは他者と違うのだと、
今更になって理解する。]
(――沢山怖がらせて、ごめんね)
[手紙の上に、涙の粒が1つ、2つ。
文字ではなく視界が滲んでいるのだと気付けば、
わたしは強く唇を噛んだ。]
[ただ、既にこの道中でそこまでの脅威は既に存在して居なかったようだった。
まず、最後の脱出経路だというのに看守の数は思っていた以上に少ない。一体どうしてなのかその痕跡は既に残っていなかったので知る由はなかった。>>140
そしてあちらこちらで効率的に撃破されている、打撃痕が目立つ看守がいれば。>>153
何かものすごい膂力で吹き飛ばされたのか、木々の枝葉から垂れさがって気絶している看守もいたり。>>127
後は数名、気絶からかろうじて起き上がり始めている看守の首元を義父がトン、と叩いて再度眠らせればいい程度しか残っておらず。
あっという間に駆け抜けていけば、義父の激励の言葉が耳に届く。>>270]
全然大丈夫なのよ! あ、でもケンチクがもしかしたらついてこれてないかもなのよーっ!
[きっとそんな事はなく、ケンチクも泣きべそをかきながらついてきていたのだろう。
気遣われる義父からの視線に笑みを返せば、最後は彼の手を取り、共に輸送船へと飛び乗ったのだった。*]
/*
今回はね、イン時間不安定&ズレまくりでソロルばっかりになって、あんまり他の人と交流できなかったのがね、反省点&心残りです。
でもやりたいことは沢山やれたので良かったな。
/*
銃持った看守VSバールのルミの戦いがどうであったのかは適当にぼかしつつ、
どうやって勝ったんでしょうねこの子。凄いな…
すごいボロボロだとは思うけれどもね!
「愛しているわ、レイル。」
[貴女のその言葉に、私は支えられたのです。
たったひとりの側係に与えられるには
十分すぎる程の愛を一身に受けて、
私は十分に幸せです。
ですから、お嬢様。
辛いときは仰ってください。
そうでないと、私はわからないから。]
[知らぬとはいえ毒を注ぎ続けた私に、
それでも微笑み続けてくれたアリシア。
どうか、それでもまた愛してほしい。
君ともう一度、あの幸せな日々を送りたい。]
[愛した、君のことを。
愛された、君の全てに。
だから、あの日々のように、
ふたりで手を繋いで歩こう。
大丈夫、君の"手摺り"は、
君の為だけに傍に居るのだから。
料理が出来ない君の代わりに
美味しいシチューを作るよ。
裁縫が出来ない代わりに、
解れたワンピースを縫い合わせるよ。
何もできなくていいんだ。
ただ、君が笑ってさえいてくれれば。
さぁ、呼んで。]*
── 逃走中の出来事 ──
[殺人ピエロとその養女とツッコミの神の珍道中。
映画化されれば是非見てみたいものだ。
逃走の為、下水道を歩けば道端に転がる骨やコウモリ。>>280
ケンチクやラビィが怖がらぬよう露払いをしようか]
大丈夫ですよ、二人とも。
露払いは我輩に任せてください。
[そんな自分をラビィが格好いいと思ってくれていたと知れば、少し照れつつも誇らしく思っただろうに]
[厨房前に到着すれば広がる惨状。>>281
ラビィを気遣えば「血は慣れている」の言葉に胸が痛む。
そしてルミに
離れたがるラビィに不安を覚えつつも手を放し見守る。
そうして愛された死体に呟くラビィに──……]
……ラビィはルミと仲がいいんだな。
彼女の愛をよく知っている……。
[ルミとは狂った者同士、同類であるがゆえ。
ルミの愛を理解はしていた、していたが──……]
……もしラビィがルミに
パパは、私は、迷いなくルミを殺すよ。
私は私の大切な家族を奪う者をを決して許さない。
……それだけは覚えておいてくれ。ラビィ。
[愛した家族を失って狂った自分。
その狂気と殺意を淡々と語りながら逃走を続けただろう。*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新