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翌朝、 崩壊都市 □□□□ の死が告げられた──……。
夜が明け、村人達は互いの安否を確認する。
どこからか上がる悲鳴。
村人の一人が、凄惨な赤い跡を震える指で示した。
噂は真実だったのだろうか。隣人の顔すら歪んで見える。
猜疑心に苛まれた村人たちは、怪しい人物を排除する事にしたのだった――…。
現在所在が確認できるのは 夢の案内人 レオーネ、 鋳薔薇姫 ローズ、 残鷺の君 ヘロー、 鋳薔薇魔女の弟子『ラピス』 ジュベナイル、 薬理薬厄 マウス、 蝴蝶兰 ユラ・サブリィテ、 彩歌散花 ラナ、 退魔士 憶之ヰ 隠、 取材考証 マスト、 高校生 三ノ宮 暉、 被験者 天海 祈 の 11 名。
夜が一等深くなるその頃、パレードはやって来る。
『パレードだ!パレードが来たよ!』
どこからか聞こえる来園者の歓声や楽し気な音色。
そのパレードは遊園地の各エリアを一周する壮大なもの。
各エリアを象徴する華やかなステージに踊り子や演者。
各々が持てる個性を発揮してパレードは往く。
/*
流石に間に合わせないといけないと思って無理やりねじ込みました!!!!!!!!!!!!
間に合って!!!!!!良かった!!!!!!!!!!!!!!!
・・・・・・調合比率や、服薬の分量、は。
私の治療ノート、に、書いてある。
私が、なくした大切なもの。
[彼に教えるためにノートをなくしたのであれば、なんて数奇な巡り合わせだろう。あるいは、なんて残酷な巡り合わせだろう。
治療について自分が行わない、責任放棄も甚だしい。方法だけ煽って、もし目の前の彼が悲しむことがあれば。私は――]
フェアリーエリアの妖精や童話のキャラたち。
幻想的に、あるいは悪戯も交えつつキラキラと舞い踊る。
ラプンツェルも塔を抜け出し来園者に手を振った。
王城の王様も玉座から手を振り兵士が続く。
SFエリアからは近未来のメカたちが集結!
空飛ぶバイクでアクロバティックに人々の頭上を飛び交う。
『宇宙の彼方へさあ行こう!』そんな掛け声と共に、
流れ星に見立てた光が幾筋も空に輝いた。
ふれあいエリアからは動物たちの大行進!
ステージの上に乗ったカルガモの親子やペンギン達。
もふもふのうさぎや子犬たちも元気にじゃれ合う。
その後ろから、巨大わんこがのしのし歩いていくだろう。
アドベンチャーエリアからは伝説の探検家の登場!
ステージに乗り来園者に手を振っている。
時に現れる古代のゴーレムやミイラと戦いながら。
颯爽と鞭を操り探検家の演者たちと共闘する。
ホラーエリアからはゴーストたちの大行進!
幽霊や様々な怪物・魔物たち。
おどろおどしい動きと共に来園者たちを驚かせる。
ただ、もし本気で泣く子供がいれば比較的怖くないタイプのお化けがフォローでキャンディをくれたりする場面もあるだろう。
オリエントエリアからは様々な民族の踊り子が舞う!
東方の芸者やチャイナの舞い、アラブの魅惑的な踊りまで。
更にはワイヤーなしの本格アクション剣戟まで!
色とりどりの民族の演者が共に同じ舞台を彩っていく。
[そうして最後のステージの上にはレオーネが!!
来園者のみなさまにご挨拶いたしましょう]
皆様、素敵な夜を楽しめていますでしょうか?
どうか皆様のなくした大切なものが見つかりますように。
皆様がどうか幸せでありますように……。
私、これからもずっと祈っております。
どうか目覚めた後も良い夢を見れますように。
祈りを込めて、私、花火を打ち上げましょう!
[ステージの上から夜空に向けて。
祈りと共に目を閉じてカッと見開いて──]
行きます!
レオーネビーーーーーーム!!
スペシャル☆レボリューションッ!!!!
[カッと口から迸るビームが連続して空に放たれていく。
すると、夜空に次々と花開く大輪の花火!!
パレードはクライマックスを迎える]
──花火の粉がキラキラと星屑のように地上に降り注ぐ。
様々な色の、来園者への祈りの星屑。
やがてパレードが過ぎ去った後。
一等深い夜の闇に東の空から光を感じるだろう。
夜の闇とは違う、朝日が昇る前の淡く優しい紫の空。
ああ、いずれ夜が明ける、朝が来る。
それまでどうか良い夢を。
ここで出会った全ての友達よ!
どうかアナタのなくした宝物が見つかりますように。**
取材考証 マストは、 夢の案内人 レオーネ を投票先に選びました。
被験者 天海 祈は、 夢の案内人 レオーネ を投票先に選びました。
蝴蝶兰 ユラ・サブリィテは、 夢の案内人 レオーネ を投票先に選びました。
高校生 三ノ宮 暉は、 夢の案内人 レオーネ を投票先に選びました。
[それはまさしく毒を以て毒を制すを体現した古の魔女の言葉だった。>>1:229
服毒する事で、魔力に対する免疫を作る。
これは使いようによっては魔力を持たない人間に魔法を植え付ける様な使い方もできるのではないかと過ぎって、今回とは関係ないと思考から切り捨てる。
考えるべきは、
現実の僕の身体はそれなりにボロボロだったりする。>>0:139
きっとこれを伝えたらローズさんは僕を引き留めるだろう事は彼女が絞り出した声音から確信できる。
だからこそ、笑みを作った。]
大丈夫です、ローズさんの言葉は無駄にさせません。
貴女の医術は遠い未来の果てでも失われる事なく続いて、誰かを救っているという事を僕が証明して見せます。
[もう既に救われている未来の人が最低でも一人、ここにいるのだから、安心してほしいとその手を握る力を僅かに強めた。]
うおおおりゃーーーー!!!!
[鞭を振り回しながらミイラスタッフに突撃!
相手が怯んだ隙にラピスを横抱きに抱えて扉に走る!
扉が押し開かれればそこは罠だらけの危険な場所!
……なのだが、先程の優しいゾンビスタッフのレクチャーのお陰でおおよその罠の位置は把握済み!
転がる大岩(スポンジ製)を避けたり、
閉じ込められる部屋の謎解きをしたり、
落とし穴を事前に察知したり。
俺たち、まさに冒険家って勢いで寺院の中を進んでく]
よーし! もうすぐで魔法の秘宝石の間だ!!
ははっ、もしかしたら初クリアできるかもっ!?
[息を切らせながらも興奮で目を輝かせ。
(ラピスはずっと横抱きで抱えて走ってる)
イノリのほうを振り向いた。*]
[そして、ローズさんの口から語られる『なくした大切なもの』>>0
僕にとっても、それはこの遊園地で噂される"宝物"だと思う。
ぽつり、ぽつりとたどたどしくも伝えられるその言葉に、より一層握る手に力を込めて胸を張って欲しいと伝える。]
僕は、何もない暗闇を手探りで歩いてきました。
治るかどうか分からない問題に、衰弱していく"彼女"に。
何も出来ない無力感に苛まれていたのを、貴女が救ってくれたんです。
貴女のお陰で、僕はもう一度立ち上がれる。
[これで救われるのは人生で二度目になってしまうな、と思うとこんな言葉なんかで感謝の気持ちを言い尽くせるのか心配になってくる。]
見つけましょう、貴女の為にも大切なノートを。
薬理薬厄 マウスは、 夢の案内人 レオーネ を投票先に選びました。
[そして、ローズさんの口から語られる『なくした大切なもの』>>0
僕にとっても、それはこの遊園地で噂される"宝物"だと思う。
ぽつり、ぽつりとたどたどしくも伝えられるその言葉に、より一層握る手に力を込めて胸を張って欲しいと伝える。]
僕は、何もない暗闇を手探りで歩いてきました。
治るかどうか分からない問題に、衰弱していく"彼女"に。
何も出来ない無力感に苛まれていたのを、貴女が救ってくれたんです。
貴女のお陰で、僕はもう一度立ち上がれる。
[これで救われるのは人生で二度目になってしまうな、と思うとこんな言葉なんかで感謝の気持ちを言い尽くせるのか心配になってくる。]
──見つけましょう、ローズさんの為にも大切なノートを。
[そこまで話した所で、にわかに外が騒がしくなってきただろうか。>>#1
気付けば夜明けが近くなっていた事に遅まきながら知った僕は、ずっとローズさんの手を握っていた事に気づいてぱっと手を放す。]
す、すみません!
ええと……どうやら外はパレードが始まったみたいですね
沢山話させてしまいましたし、少し休憩でもしましょうか。
[想像すれば、望み通りの飲み物が出るんだったっけ。
……コーヒーを愛飲してるんだけど、ローズさんの時代には缶のタイプはあったのだろうか。
なんて思いながら、想像していたら二本程コーヒーが出てきてしまった。
……飲みます? とはちょっと言いづらい。
よくよく考えると割と僕は大胆な事をしていた自覚もあったので。** ]
夢の案内人 レオーネは、 薬理薬厄 マウス を投票先に選びました。
/*
うぅーん、私はマウス君に一票投じましょう♪
別に委任でもいいのですが、なんか寂しいので。
獅子はネズミを狩る時も全力なのです、がおー。
打倒!ネズミの遊園地!!(まて←)
[遠くで賑やかな音が聞こえてくれば、パレードのことを思い出す。
ぱっと手を離されれば、先ほどの雰囲気と打ってかわって柔らかくなった彼の表情にくすりと笑う。]
あら、そういえばパレードのことを忘れてたわ?レオーネちゃんも出るのよね。
とりあえず、外へ出ましょう?資料館の中より外の方が、パレードも見えるかもだし、ね?
[そう言って外へ行こうと促そうとすれば、彼の手に金属製の円筒が2つ手に収まるのをみて、目を丸くする。]
まぁ。ずいぶんと不思議なものを出すのねぇ、マストちゃん。
[それはなぁに?とすっかりいつも通りのふわふわとした雰囲気になれば、とりあえずは彼の行動にあわせるつもりで。
ちなみに缶コーヒーについて魔女は知らないため、開け方も検討つかないだろう**]
/*
1分30秒足らずでローズさんのロルに爆速反応して返してるの
今見ても多分私史上意味わからんモンスターリプだと思う
マストの魂乗り移っとる
/*
ローズさんのなくした宝物の話に繋がるの綺麗過ぎてすごい
示し合わせた訳じゃないのに……これがRP村のトロの部分か
色々考えてたマストのノーマルend吹っ飛んだもの
/*
ちなみにマストのノーマルENDは"彼女"ことティアの名前を思い出すだったんですが
これどうしようね? ペアEND的な感じでよいのかな? いいよ!
ありがとう。マウスくんは本当に優しいなぁ……
僕も……うん
その資格があるなら、そうなるといいと思う
[空中散歩の最中では今度は相手から祝福や願掛けめいた言葉をもらった。
決意表明だという話に、そういうものなのかと興味深そうにしていた少年にとって、その話の転換は予想外なもの。>>1:143
驚きや照れ臭さ──それと僅かな切なさで、屈託のない笑みにへにゃりと彼は笑いかえした。
そうして他愛もない話をしながら、空中散歩の終点たるジャングル地帯へと二人は飛んでいく。
この時はふーん?と、強がりめいた言葉を特に指摘することもなく受け止めたけども。ミイラに会ったマウスの反応は予想外なほどに凄いものであった。]
[届きにくい星の光、その割に騒がしい、そんな密林に降り立った後。
明るく声を上げ、感情豊かに返事をし、解説もしてくれるマウスが手を引いてくれていたから良かったけれど。一人で興味本意で足を向けたらもうUターンしていたかもしれない。>>1:145
出会った時からずっと、マウスは少年を助けてくれているのだ。本人に自覚があろうとなかろうと。
そんな感謝の意味も篭めた消費物のプレゼントを、相手はたっぷりの喜びが伝わる声で喜んでくれた。>>1:146
兄代わりもこんな気持ちで自分を見ていたのだろうかと密かに思いつつ、はにかんで祝福を重ねる。
オルゴールと比べたらそんなものは全然大したことがないと理解しつつも、キャンディの甘さを心が疲れた時に思い返す思い出の一つにでもしてもらえたらいいなと思った。*]
/*
出すかどうか怪しくなってきたので&メモってないので備忘録兼ねて
ティアの魔力、魔術は『忘却』の魔法。
その抑制が出来てないばかりに、ティアは身体の衰弱と徐々にその存在を忘れられていく様に。
ただ、写真を始めとした機械文明による産物は影響の範囲外。
心霊写真に人が見えない幽霊が映り込む現象と似てる。
だからティアの周りにいる使用人は実はアンドロイド。
マストの禁術による時間稼ぎは功を奏していて、ティアは25歳の今も生きていた。
更に、マストが禁術を使った事を公にしないよう、『忘却』の魔法を行使した。
→マストがティアの名前を思い出せないのはその影響を受けた為。
マストに『レテ(忘却)』の苗字を与えたのはティアで、最期を迎える時はマストに自分の事ごと忘れて幸せに暮らして欲しいと願っている。
こんなところかな
[閉じ込められての謎解きは大変だった。
部屋中にピースが散らばった金属製のパズルを完成させ、光が差し込む天井の穴へと掲げると反射し、扉を開く仕掛けが隠された壁の一部を照らして教えてくれる。
そんな仕組みだったが、少年にはその意外な発想力がなく、協力できたお陰で進めたといえる。
落とし穴のエリアはドキドキしながら慎重に進み、一歩でも目前のマウスの足取りから逸れないように一生懸命神経を使った。
余裕の瞬間ななど少なくとも彼には一度もなかったが、仲間のお陰ですっかり冒険家の気分。]
やったね、マウスくん。ラピスくんも!
じゃあ早速行ってみようよ
[興奮した様子の相手に対し、少年の目もきっと同じくらい期待を宿していた。>>6
そうして三人は寺院の最奥にあたる魔法の秘宝石の間へと進み、足を踏み入れる。]
やったー!ついにここまで辿り着いたぜ!
って、ええー!?
イノリ、なんか体の色変わってってるんだけど……。
秘宝石の呪い?
あ、でもガイドではすぐ解けるみたいだし。
まあ放っておいても大丈夫か!
[色が濁った白に変わったイノリを気にしつつ。
俺たちは迷宮攻略できた喜びを噛みしめ合ってた]
[その時、祭壇の間が大きく揺れて部屋が崩壊していく。
そこに現れる伝説の探検家(スタッフ)!
『ここは危ない!
さあ、ここから外に脱出するんだ!』
その台詞と共に祭壇の間の外に続く長い滑り台が出現!
俺たちはそれを使って寺院の外へと脱出し──。
『『『迷宮攻略おめでとうございまーす!!』』』
そんな探検家スタッフたちの盛大な拍手と共にアトラクション入り口まで無事に帰還した]
この夢が覚めればまた離れ離れだけどさ。
俺は二人と遊んだ記憶、ずっと覚えてるよ。
ありがとな。夢で会えた俺の友達。
[どこか寂しさを滲ませつつも笑って見せて。
二人との冒険をずっと覚えてようって思ったんだ。**]
残鷺の君 ヘローは、 夢の案内人 レオーネ を投票先に選びました。
[雲をも突き抜ける塔の天辺からは、遊園地の賑やかさは遠く。
けれど、雲海を泳ぐ蛍のように、ちらちらと瞬きが揺れて見えました。
私は1人、屋根に座り、満天の星空を背景に、この“夢”を眺めます。
その場に居なくても、各エリアのパレードは目を閉じれば、瞼に浮かびました。]
…………ごめんね。
[上から見るレオーネくんの花火に私は零します。
来園者の幸せを祈るレオーネくんに、この“夢”への招待に、私はずっと応えられていない。
生きていくには、あまりに大切なものを失くしすぎて。
疑似であったとしても本当は許されない、この自らを殺すような行為も、温かさを閉じ込めたような優しい幻影の中だからこそ出来ること。]**
[安全性を考慮して>>17、担いでくれたまま走るマウスに、ラピスは言われたとおりおとなしくしているでしょう。しかし、案外役目が皆無というわけではありませんでした。
というのも、ゾンビサマが身振り手振りで教えてくれた場所の目星がついたり、ちょっとした色合いの変化から床の様子がおかしいと気づいたり]
マウス、イノリ
あっちの ほうから音がします。
ごろごろごろ、って。(スポンジ製大岩)
それから、むこうから、ニンゲンサマのこえがシマス
カチャカチャカチャ〜って。(ガイコツの群れ)
[意外のことに、人の声を聞き逃さないように聴力の機能が普通の人より高いのか、ラピスは静かな迷宮の中から聞こえる音の方向についてかなり正確に把握できていたのです!そんな感じで、トラップの場所を教えたり、敵の出現位置を予測したりして伝えられたことで、無事迷宮の奥へ奥へと進めました…!]
[閉じ込められてしまった部屋については、>>15>>18、どうやら金属製のパズルを解くことで開く仕掛けの様子!
四苦八苦している様子のイノリが持っている金属片を見て]
イノリ そのぱーつ とってもキレイデスね ほら、ひかりにあてたら、きらきら しておほしさまみたいにみえます
コッチ のぱーつもきれいです なんだかくっつきそうです
[と、何気なく金属片を光に当ててみたり、パーツとパーツを組み合わせてみたり…そしてみんなで協力して作った黄金のパズルを三人で光の中に掲げれば…!ゴゴゴゴゴ!と大きな扉が開かれました…!]
やり、ました…!いえーいっ
[と、三人でハイタッチ!>>15>>18
なんて楽しいんだろう。みんなと、誰かと何かをするのがこんなに楽しいなんて思いませんでした…!
探検隊はさらに先に進みます。輝く魔法の秘宝石を前に、]
おほしさま、です…!!!
とっても、キレイ…って、わああっ…!
イノリ、が まっしろしろです!
[と、慌ててイノリのお顔をペタペタゴシゴシしたりして、危険がなさそうな様子を見てホッとしたことでしょう。そこでようやくキラキラピカピカのお星様(秘宝石)に見惚れることができるようになったのでした]
[その後、崩れていく迷宮と、颯爽に救助に来た伝説の探検家(スタッフ)!>>21
シャーーーッ!!!とすべり台で脱出して…!!!クリアを祝う言葉が贈られ…!!!
そう…!僕達はついに「伝説の探検隊」になったのです…!]
わ、わ…!やり、ました…!やりました…!
うれしいです…!マウス、イノリ…!
とっても たのしかったです…!!!
[と、ハイタッチ!喜びは尽きません。
こんなにも楽しい旅は初めてでした。
ずっと子供部屋の窓の外の夜空を眺めていたあの日々とは違う、ハラハラとした楽しい冒険に、ラピスは心から笑ったのでした]
[その後、崩れていく迷宮と、颯爽に救助に来た伝説の探検家(スタッフ)!>>21
シャーーーッ!!!とすべり台で脱出して…!!!クリアを祝う言葉が贈られ…!!!
そう…!僕達はついに「伝説の探検隊」になったのです…!]
わ、わ…!やり、ました…!やりました…!
うれしいです…!マウス、イノリ…!
とっても たのしかったです…!!!
[と、ハイタッチ!喜びは尽きません。
こんなにも楽しい旅は初めてでした。
ずっと子供部屋の窓の外の夜空を眺めていたあの日々とは違う、ハラハラとした楽しい冒険に、ラピスは心から笑ったのでした]
[ふと、花火の音が聴こえてきます。
どうやら、パレードが始まった様子です。
胸元に光る秘宝石のネックレスが光るなか、
なんだかマウスは寂しそうです。
さっきまで、あんなに楽しかったのに。>>23]
…マウス…
はい、僕 も 僕も忘れません
マウスと イノリと 遊んだこと。
とっても、楽しかったこと…!!!!
ぼくは 僕は だれかといっしょに
こうやって、笑顔になりたい、なりたかったから
だから、お二人に、出会えて、良かったです
…マウス。あの。
よかったら。これ。
お誕生日、おめでとうございます。
[…落ち込んだ様子のマウスに、渡すなら今だと差し出したそれは、獅子の人形とラピスそっくりな人形がはいったスノードーム。少し振るとまるで満天の星空のように輝きが舞い踊り、中にいる獅子やラピス人形も嬉しそうでした]
僕、ろーずおばあちゃまに教えてもらったんです。
お星様をもらったんです。
この、お星様をどうしても
マウスにあげたかったんです。
一緒に空を飛んだこと…お星様を目指したこと…ジャングルで冒険したこと…全部、全部、嬉しかったんです…!
だから、だから…マウスが、寂しいにならないように、一番きれいなお星様を選んだんです。…これからも、ずっと一緒にいられるように、
ぼくの想いが、『アイ』が、このお星様を通して届きますようにって
受け取って、くださいます か?
[ラピスは、マウスにこっそりと誕生日プレゼントを渡します。
それは、イノリのぶんのプレゼントは用意していなかったので、それでは不平等だと思ったから、こっそり、こっそり。
そして、イノリに対しては]
イノリ…イノリは、冒険中、僕のこと
タクサン たくさん
心配してくださイマシタよね
僕、ぼくは ひとに、だれかに
心配されたこと ありませんでした
ただの人形だから
大事なのはニンゲンサマだから
僕に、心配をしてくれる方ハ いなかったのです
けどイノリ は してくれた。だから、…だから、ずっと、胸の穴が満たされるようでした、暖かかった。
ありがとうございます、心優しい 僕の友達。
夢から さめても イノリとお友達でいたいです。…ふふ、ワガママ、かも、しれませんが
[そんなふうに、
ラピスは胸の中にある『心』のうちを話します。
とても、とても楽しかった。
まだまだ、楽しみは、終わりません。
もっと、楽しいは、あるのです…!!!]
もっと、モット あそびましょう…!!!!
今は、パレードの時間 だそうデス…!!!
ボク、パレード、見て、みたいです…!!
[そう言って、ラピスは一度二人の手を握手するようにぎゅっと握ると、コッチデス!と手を離して指を指して。賑やかな方へと駆けていきます。
初めてできた大切な友達ともっと遊びたい。
その気持ちがはやりすぎて、走っているうちに二人とはぐれてしまったことには気づかず、ラピスはパレードの方へ向かうのでした…
…その先で、抜け落ちた記憶の欠片を見つけるとも知らずに**]
"…今日から、あなたの名前は✕✕✕…!
ジュベナイルは長いし…それに、異国の言葉で「月」って意味があるの。夜空みたいなおめめにぴったり!よろし、…っこほっこほっ…!げほっ…!"
僕の主様は、体の弱い幼い少女でした。
外で元気に遊ぶことなんてもってのほか、家の中を散歩することでさえ彼女にとっては大変なことでした。そんな彼女が寂しくないように、苦しくないように、遊び相手として傍にいるのが、僕の役目でした。
"みて、✕✕✕…!あれは、はくちょう座っていうのよ。
それからあっちはわし座で…あっちは天の川…!
きれいねえ、あの星々はね、実は生きてるのよ
自分を燃やして、周りの星を温めて、
…私達を照らしてくれてるの"
"へえ…お星様はすごいですね。
夜だけじゃなくて、
ずっといてくれればいいのに"
"あはは、実はねお昼にもお星様はいるのよ。ただ見えなくなるだけで…ずっとそばにいてくれているのよ"
彼女の唯一の楽しみは、大きな窓から見える星空や街を眺めることでした。大きな図鑑を立てかけて、細い手でページをめくりながら星を眺めて。そんな日々がずっとずっとつづくと思っていて
…その日は、たくさんの星が降る流星群の日でした。
少女は、その日をとてもとても楽しみにしていました。今までに見たことがないほど多くの流れ星が輝き、彗星が流れる様を見てみたいと、父親に望遠鏡をねだったり、外に出たいとねだったり…
…結局外に出ることは叶いませんでしたが、
部屋の中に望遠鏡を取り付けることは許可されました。
望遠鏡のキットを受け取ったときの彼女の笑顔と言ったら!✕✕✕も嬉しくなって、今晩は楽しみですね。と二人で笑って昼の間から準備をして。窓をほんの少しばかり開けてその間から望遠鏡を通して、その夜を待っていました。
…流れる星々を眺めるその子の笑顔は綺麗でした。
"すごい…!ねえみてxxx…!
こんなにきれいは星空があるなんて…!"
…彼女は、もっと大きく星空が映らないかと。
いえ、今度は自分の目で広大な星空を見たいと窓を開け放ちました。そのすぐそばにあった望遠鏡の三脚に、足が取られることさえ気づかずに
"あっ"
彼女が、四階の窓から転落したのはその瞬間でした。
XXXは一部始終をみていました。
XXXは咄嗟に手を伸ばしました。
XXXは少女の腕をなんとか掴み、
XXXは陶器の身体の軽さのせいで、
そのまま いっしょに 星空が見える空中へ
壊れた四肢と遠くから聞こえる悲鳴、怒号。
一ミリも動かない身体。あの子はどこへ行ったのでしょう。きれいだった瑠璃色の瞳も宝石もヒビが入ってしまったのか、周りのことはよくわからなくて。
遠くから、多くの大人たちが集まってきて。少女のお父さんとお母さんが泣き叫んでいて。何があったのかの検証のため、カメラ記録が残っているであろう少年機体の記憶媒体を調査したい…と現場を調べる人の声がして…
"もう いらない もうこわれてしまった
あのこがもういないのにもっていてもしかたない
こんな人形 忌々しい…!!!"
それが、記憶媒体を抜き取られる前の最後の記憶
そして、ガラクタと共に捨てられることになった記憶
…ッ! あ…!!!
[その記憶が戻ったとき、
少年は咄嗟に塔の方へと駆け出していました。
そこのスタッフさんにお願いし、中に入れてもらい、
ぐるぐると巡る階段をできる限りの速さで走り続けます。
塔のてっぺんに辿り着けば、お姫様のいない部屋の窓や、天窓などを探してなんとか屋根の上に上がろうとします。ファンタジーエリアにあるからか、妖精たちの力がここにはあるからか、それとも気がはやっているからか、グイッ、と身体を屋根の上に預け、なんとかよじ登ると]
…っ、だめ、です…!!!
ここは、だめです…!!!!
おちたら、おちたら…
ひとりぼっちに、なってしまいます…!!!
[そう、必死に少女に話しかけたろう。
かつて、手を離してしまった…あの子をひとりぼっちにしてしまった後悔を胸に**]
[この山のように高い塔には、妖精の魔法が掛けられています。
上に上がる手段はひとつではなく、中心で真っすぐに伸びる透明の丸い筒のようなものに入ることで一瞬で目的地に辿り着くことが出来たり、階段でも、来園者の思いに応じて、その長さが変わりました。
簡単に言うと、来園者が望めば、一段上がるだけで目的地、ということも可能ということ。
複数回訪れているからこその知識ですが、この場所を訪れる来園者の殆どは初めてですから、想像も出来ないでしょう。
私を見た心優しい機械人形が必死にこちらに向かっていることも知らず、私は1人………正確には1人と一匹ですが、花火を眺めていました。
飛び降りる時は子犬は預けるつもりで。]
…?
[その子の足取りは覚束ないように見えました。>>40
懸命な訴えに、私はきょとりとします。
人形のような小さな男の子。
アンドロイドという存在でしょうか。
パレードの時間に私以外にここを訪れるような子がいるなんて。]
………大丈夫ですよ。
落ちても、本当に落ちることはありませんから。
[ひとりぼっちになるとはどういうことなのか疑問に思いながら。
私とは真逆のことを言う、その子に微笑みました。]*
***********
……、は。
イヤな予感はしていたが、まさか貴方が差し向けられるとは。
「ヘロン、お前、……どうして、こんな」
どうして、は私の台詞ですよ。
今日の
一体どうなされたんですか?
「…………、……」
まあ、その辺りは今はどうでもいいでしょう。
いくら私でも貴方から逃げることはしません。
どうぞお捕まえくださいな、“残鷺の君”から晴れて
“群鷺の君”になられた、エグレット・メイファ様。
「ヘロン! 一体どういう心算で、そんな、こと、を……」
何を躊躇われているんですか、“群鷺の君”。
「肉親の情で国王暗殺計画の協力者を見逃した」とあらば、
減給や解雇どころの話ではないでしょうに。
ほら。貴方を慕う
「……、下層民ヘロン・メイファ。
反政府組織“涙を謡う夜の女王”によるテロ計画の
幇助及び、銃器・メカ等規制法違反の容疑で
身柄を拘束する」
それでいいんですよ、兄様。
……災難でしたね、兄様も。
国王陛下の煌びやかなパレードの傍にいられなくて。
[ところで別の問題として、来園客がパレードに夢中になっている時こそ、普段大行列や混雑でなかなか行けていないアトラクションに行ってみるチャンス!! というのも遊園地あるあるとして語られるとか語られないとかとのことだが……。
この夜の遊園地は“夢”見るものだけの貸し切り状態であり、そもそも混んでない。なのでパレードタイムの恩恵も特にない。たぶん。]
ご馳走様。ここの料理、すごく美味しかった。
「漢中飯店」のオーナーにも教え……失礼、こっちの話だな、これは。
ふたりの剣士の心打つショー共々、ありがとう。
[ともあれこうしてヘローは飯店を後にし、ひとり、夜の夢にあって更に夜の暗さに満ちる(と大雑把なパンフレットに書いてあった)ホラーエリアへと歩き出す。
なお中華風の褙子は、電子的アバターが如く瞬時に通常衣装に変換して返還……なんてもったいないことはせず、ちゃんと物理的に脱いで貸出カウンターに返却した。**]
[ミイラから逃げるときは呑気な様子に感じられたラピスのほうもまた、聴力が鋭いらしくマウスに抱えられた上から罠や敵の察知に沢山役に立ってくれた。>>27>>28
謎解きでは少年もせめてと率先してパズルには取り組んだのだけど、発想力からヒントを与えてくれたラピスやこの部屋の謎解きを明確に掴んだマウスがいなければ決して出られなかっただろう。
お陰で体感的には次に進むまでそう時間はかからなかった。役割分担が出来ていて頼もしいといまいち役には立ってない三人目としても感じた。流石、彼に会う前から友達だったらしい二人である。>>29>>18
でも流石に落とし穴には早急な対応がマウスも出来なくて、ここが一番ハラハラドキドキを長く味わうターンになっただろうか。>>19
落ちてもきっと怪我しないようになっているなんて問題ではないのだこういうのは。]
えっ、僕変になってる……!?
わ、わわわっ……ラ、ラピスくん……大丈夫だよぉ……
[そんなこんなで漸く辿り着いた最深部。少年の達成感も感動もひとしおだったので、秘宝石の呪いに掛かったことを気づいたのはマウスとラピスからの指摘があってからになった。>>20
驚くやいなやのペタペタゴシゴシアタックに更にびっくりおろおろと、そうしていたからこそ、対ミイラの時から相変わらずこの機械人形に翻弄され気味の自分から何も変わってないと少年は自覚出来た。
脱色されゆく髪と思いがけず着てしまった白服をどうしようかと考える前に、悪戯めいた最後のアクシデントよりもよっぽど大きな出来事が起きる。>>21
焦っていた少年も、長い滑り台を下る時にはスリルごと楽しんでいた。]
[そしてぽつりぽつり、言葉を紡ぎます]
…僕は、今は『ラピス』っていいます。
……レオーネ様がお名前をくれました。
僕には昔、主様…いえ、『オトモダチ』がいたんですけど…
…星空を見ていて、高いところから落ちたんです
それで、にどと 会えなくなったんです。
僕は…壊れてしまって。
その子の名前も顔も覚えてないのです。
覚えてないまま、誰も迎えに来てくれない暗闇に一人で、ずっといることになって…
……だから、その。…ニンゲンサマ…あなたも。
そうなったら、それは、あなたから、笑顔がなくなってしまうことな気がして……それだで、思わず、声を、かけたのです
…夢から覚めたら何もない、ガラクタな僕とちがって
あなたは、生きてるようなきがするから
だから、落っこちて、ひとりぼっちになってほしく、なかったんです*
[最初はあまり友達らしくない呼び方をしてきたラピスも、今や胸の内を語ってくれる。
実際に行動して呼びかけてもいたマウスのほうが、余程この機械人形を助けていただろうと少年は思う。>>17
でもきっとそういうことじゃないんだって分かったから、自分を下げる言葉は口にせずにその言葉を受け止める。]
じゃあ、僕もわがままかもね……ふふふ
……これからもいつだって、君の友達は君を心配してるからね
[打ち明けにそう返し、目を細め微笑んだ。
誰かと笑顔になりたかったラピス、心配してくれる人はいなかったラピス。
哀れむよりも、もう今の君はそうじゃないと少年は伝えようとした。
この夢に落ちるまでの少年の知っていた機械とは、大地を永遠のような争いに包むもの、状況を打開する為に集められた者達を管理する為のもの。
こんな健気な機械はあの世界にはいないだろうと、薄々気づいていた。けれどそれも、言わないことを選ぶ。]
あっ、待ってよぉ。あははっ
[手を握ってくれたと思いきや先んじて駆けていくラピス、マウスと共に後に続く時に少年が上げた声はもう困惑や戸惑いではなく、今この瞬間すら楽しむような笑い声。>>33
しかしその少し後どうやらはぐれてしまったらしいと気付いたときには、どうしたものかと残された二人で顔を見合わせてしまう。
小さな子供の相手をするとは本来これくらい大変なのだろう。管理されない、本来のあるべき幼い無邪気さが思わぬ展開を産んだ。]
……
[その時少年はやっと気づいた。あのラピスの後ろ姿は、マストを置いて行った時の自分だと。
相手は大人だから、きっと一人でもそれなりに遊園地を楽しんだり誰かと関わっているだろうけども。大人だからこそどうやって再会するか、考えてくれたりもしていたのかもしれない。
わざと無視していたわけではないけれど、「また」と言っておいて悪いことをした──と少年は感じた。]
ごめんねマウスくん。僕も行かなきゃ……
えっと、話した知り合いのほうじゃなくて
もしかしたら別の人を僕はずっと待たせたかもしれなくて
[つまり、完全な解散という形になる。
ネックレスの石を握りつつ、申し訳なさそうに語る。
折角絆を深めたのだけれど──。
どのようにこの遊園地から目覚めるのかも知らない少年にとって、マストと出会わないまま終わるかもしれないことは気掛かりであった。]
沢山ありがとう、マウスくんのお陰で本当に楽しかった
マウスくんがいなきゃ出来なかったことが沢山あったよ
……最後まで楽しんでね!
[手を振り、征く宛もまだ知らないまま駆け出した。*]
[何処に行けばいいのか分からないなりに、とりあえず桟橋に戻るべきだろうかとフェアリーエリアの方向へと足を進める。
パレードの幻想的な光景を横目に見ている時にはその姿は茶髪と黒服に戻っていた。>>#1
そして──何故かその周りを突然仄かに光る妖精達が取り囲み、くるくる回り出す。]
えっ!?なに……!?なに〜!?
[そして総出で背中をぐいぐいと押し始め、どこかへと少年を強引に運び始めた。
残念ながら彼が持ち合わせた異能は魔法とは異なる上に科学的再現、妖精との会話を可能とはしない。
そして一体パンフレットはどこに忘れてきたのか。持っているのは最早懐に収まる程度のものだけ。会話手段は存在しなかった。]
[ローズさんの反応を見ながらやがて城外へと出れば、丁度パレードがファンタジーエリアに足を踏み入れる所だった。>>#1
そして、僕は視界の奥にある湖の入り口で、手を振る人物に気が付き、ローズさんにちょっとしたサプライズを思いついた。]
──お代と言う訳じゃないんですけど、もう少しだけローズさんの時間を頂戴しますね。
[彼女に断りを入れて、その手を引く事の許可を貰えば少し小走りで……パレードの予定進路を横切る形でエリアの端、湖の方へと駆け出していく。
手を振っていた
隣に座るのはね、魅力的な提案だけど僕がこれからやろうとしている事にちょっと不向きなので一旦隅に置いておき。]
これ、『マーメイドリバー』って言うんです。>>0:202
実はさっきも乗っていて、その時の船頭さんがいたので……サプライズです。
[にこりと微笑みながら、ローズさんにここに連れてきた意図を話して、後ろにやってきたパレードを指さす。
色とりどりの特色に満ちたパレードのステージは、僕がまだ見た事のないエリアのものもあり回る時間が無かった事を少し残念に思う。
きっと彼女の視線は後ろに広がるパレードに釘付けだろう。
その様子を見れば、事後承諾になってしまうけど、僕は首に掛けていたカメラを手に取って、ローズさんをフォーカスする。
彼女は目の前に広がる景色を見てどんな表情を見せただろうか。
その一つ一つの様相を、横顔を何枚か写真に収めていき。]
──ローズさん。
[呼びかけたとほぼ同時。巨大な花火レーザーを発射したライオンと、その夜空に煌々と輝く大輪を背に彼女が此方を向いたなら、シャッターを切る僕の姿が彼女には映っただろうか。>>2]
……大きい花火が後ろで起きましたね。
[重要な一瞬を邪魔したかもしれない事にやや悪戯っぽく笑いつつ。
それでも、火の大輪は夜空にその余韻を暫く残していたから、その美しさを見る事は出来たと思う。
そうして、パレードが去っていく姿を見送り、ゴンドラから降りた後改めてローズさんに頭を下げて、隠し撮りしていた事を伝える。]
一応、未来の写真技術をお伝えしたいなと思ったのと、想い出として如何でしょうか、なんて……。
[『マーメイドリバー』サプライズに見せかけた隠し撮りサプラーイズ……は捕まらないか若干心配だが、すぐに謝れば許される。
謝って済んだら警察は要らない? あーあーあー聞こえない。
そんなこんなで、少しだけ緊張しつつ、彼女の反応を待つ事にする。** ]
[俺の寂しさを感じ取ったのかこっそり話すラピスの声。
祝福と共に差し出されたのは綺麗なスノードーム。
中でレオーネとラピスが寄り添ってるみたいだ。
星屑みたいに綺麗なそれを俺は目を輝かせて見つめた]
うわあ……! ありがとう!ラピス!!
へえ、これローズとも選んでくれたんだ……!
星がキラキラしてすげー綺麗……。
思えば俺たちいっぱい冒険したよな。
星空を飛んだり、迷宮探検したり……。
星を追うみたいに楽しい時間だった。
これを見ればいつでもラピスを思い出せるな。
この愛、ずーっと大事に持ってるから。
ありがとう、ラピス。
[スノードームを大事に胸に抱き、親愛を込めて笑った]
── パレードの列を追いかけながら。 ──
[パレードはいつ見ても見事なものだった。
各エリアごとの演出や音楽、パフォーマンスの個性が光る。
(ホラーエリアのパレードは全力回避しつつ)
そうしてラピスの事も探しつつ歩いていると……。
パレードの反対側に見える人影。
遠くても分かる。その人は俺の大事な──……]
母さんっ!!
[俺の呼び声は花火の音にかき消されて届かない。
その間に母さんがどこかに行ってしまう!
俺はパレードの列を夢中で横切り反対側へ!]
── アドベンチャーエリア → ロストガーデン ──
[俺は母さんの後を追いかけて静かな庭園へとやって来た。
たしかここは『ロストガーデン』。
遊園地のはじまりの場所……だったっけ。
そこで、周囲を見回す母さんに声をかける]
母さん! 母さんだよね?
久しぶり、あの人……父さんに連れられて以来だね。
文通はしてたけどさ、元気だっ……わあっ!?
[母さんは俺を見るなり駆け寄って抱き締めてくれる。
そうして、会いたかったって涙ぐみながらも昔みたいに優しく頭を撫でてくれた]
[俺も嬉しくなって母さんを抱き締め返すんだ。
会いたかった、大好きだよって気持ちを込めて]
母さんもなくしたものを探しに遊園地に?
え?知らない?気付いたらここにいた……?
ああー……じゃあ、俺が呼んだのかも。
[時折、昔遊んだ友達なんかが「大切なもの」としてこの夢の遊園地に現れる事があった。
その時は夜明けまで一緒に遊んだりしたっけ。
母さんも、俺がなくした大切なものの一つ。
母の愛。誕生日に一目だけでも……、
そんな想いが母さんをここに呼び寄せたんだろうと思う]
[俺はこの遊園地のことを語りながら、今までの事を話す]
父さんはさ、勉強漬けで厳しいけど……研究は好きだよ。
あんま自由はないけどさ、ははっ。
それよりこの遊園地!すごいでしょ?
俺、ここの常連なんだ。
夢の中だけに現れる遊園地でさ。
友達もいっぱいできたんだよ。
さっきだってジャングルでさー……
[俺は今まであった夢の出来事を全部母さんに話したんだ]
[ユラって言う常連仲間の女の子の話。
誕生日にオルゴールとマスコットをくれた。
それをポケットから出して見せて、
ラピスっていう人形の男の子の話。
誕生日に綺麗なスノードームをくれた。
これもポケットから出して見せて、
イノリって年が近い子の話もする。
誕生日にもらった杖状のキャンディを見せて。
ジャングル探検した仲だとも話す。
そうして話せば、自然と話題が俺の誕生日になるわけで──]
[母さんは申し訳なさそうに俯いた。
『誕生日なのにプレゼントがなくてごめんね。
現実ではマウスの為にケーキを焼いたんだけど……。
夢にまでは持ち込めないわよね……?』
俺はうーんと唸りつつも、迷わず]
現実と同じかは分からないけどさ。
夢の力でそのケーキを出すことならできるよっ!
俺、食べたいな!母さんの手作りケーキ!
[目を輝かせて母さんにケーキをねだる。
その間にも庭園に夢の力でテーブルセット一式を出しつつ]
[母さんが戸惑いながらも祈るように目を閉じれば。
ぽんっと手作りケーキがテーブルの上に出現した。
しかも、ご丁寧に火のついたロウソク付きだ!]
やったあ!!ねえ母さん、一緒に食べようよ!
他にもご馳走やジュースなんかも出してさ!
誕生日パーティー、しよっ?
[俺はユラがくれたオルゴールの蓋を開ける。
すると流れるHappy Birthday to you
温かな音色と共に俺はロウソクの火を吹き消す]
[母さんが誕生日おめでとうって優しく笑ってくれた。
俺、それだけで泣きそうなほど胸が温かくなる]
へへっ、ありがとう母さん。大好き!
[いつも静かなロストガーデンに柔らかなオルゴールの音色が鳴る。
温かく、なくした全てを包み込むように。
そうして俺と母さんはしばらく庭園で誕生日パーティーをしながら色んな話をしたりじゃれ合ったりして過ごしたんだ。
──ああ、すごくすごく、あったかい。**]
[母さんと話をしながらローズのことも話す。
優しくて綺麗なおばあちゃん。
一緒に宇宙旅行もしたしスノードーム作りも手伝ってくれた]
ねえねえ、俺のおばあちゃんってどんな人だったの?
ふぅーん……そうなんだ。
なんだかローズと似てるなぁ。
[母さんと今は亡きおばあちゃんの話をしつつ。
雰囲気がローズっぽいおばあちゃんだったそうだから、あながちローズの孫になりたいと言った自分の言葉は間違ってなかったのかなって思ったりもした。**]
/*
ラピスの昔の名前は
ジュベナイル→ジュナ(ネパール語で月という意味だったので採用)なのですが、
ラピスという名前をもらったのもあるし
ラズリ(青・空という意味)もありだったかもしれない。
ジュナ・ラピスラズリになるのかもしれない(妄想
/*
プレゼント、マウスに喜んでもらえてうれしい
お母さんとも会えたみたいだし素敵なバースデーになってよかった
[私の言葉受けて、安心したような男の子は疑うことを知らない無垢な幼子そのもの。
そのまま傍まで来ると、隣に腰を下ろします。>>48
事前に許可を申し出るしっかりした部分には内心、意外にも感じつつ、拒むことはしませんでした。
子犬の方はと言えば、突然の来訪者に警戒しつつも、チェックという名のクン活を開始。
せっかくのパレードを見に行かないのだろうかと思いつつも私は何も言わず、男の子と共に雲下で瞬くパレードの光や咲き誇る色とりどり火花を眺めていたでしょうか。
不意に、男の子が語り出しました。>>54]
[最初は自己紹介。
男の子の名前はラピスと言って、レオーネくん命名だということ。
その“オトモダチ”のこと。
何故、私に声をかけたのかの理由を説明するために、壊れてしまったという自身のことを含め、沢山のことを話して下さりました。]
……そう、だったのですね。
[花火の乾いた音を聞きながら、私は静かに応えます。
名前も顔も覚えていないという“オトモダチ”を暗闇で1人待ち続けていたラピスくんを思うと胸が痛みましたが、話の途中で余計な口を挟むことは控えました。]
[私のことを“ニンゲンサマ”と呼ぶラピスくん。
自分のことを、ガラクタだというラピスくん。
ひとりぼっちになって欲しくないというラピスくん。
私は視線を落として、それからゆっくりとラピスくんを見つめて微笑みます。]
ラピスくんは、私のことを心配してくれたのですね。
[ありがとう、と感謝を伝えながらも眉尻はどうしても下がってしまったことでしょう。]
[私はニンゲンではありませんし、どちらかと言えばニンゲンと相対する存在。
現実では大切な存在を全て失い、既にひとりぼっちです。
更には言えば、正体を知られれば追われる立場であり、生きていくためにはニンゲンを食べる必要があります。
誰にも真実を隠して、ニンゲン達と血で血を洗い続けなければならない毎日は私にとっては地獄でしかなく。
けれど、小さなこの子にそのことを伝えることなど出来る筈がありませんでした。]
…ラピスくんは命を持って生きる存在になりたいですか?
[夢から覚めたら何もないガラクタだというラピスくんに尋ねます。
代わってあげられたらいいのに。
私の命をラピスくんに、そして私がガラクタになれたら、皆の元に行けるだろうかと。
そんな風に考える慟哭を胸に秘めて。]**
/*
さてどんな感じで行くか
ローズさんと行動したいけど一旦大切な物を見つけるまでは別れてる方が綺麗かな?
それとも進めるだけ進めて見つけてしまって後の時間を他の人に使ってもらうか
見つける部分をサクッとしたいかはローズさん側にも委ねたいから今の所は前者かなー
後は時間をゆるく取って向こうから来てもらえる隙を作りつつイノリくんピックアップか
書くぞ書くぞ書くぞ
独白…
[小さな仔犬の警戒に少しオロオロっとしていると、
その子は危険度チェック!のクン活を開始しました>>81]
わわ。ふわふわもこもこ様がすんすんしてます
…フフ、なんだか、可愛いです
この子は、ニンゲンサマのオトモダチですか?
[とびっくりしていますが、ラピスは人形ですので大した香りはしないはずです…強いて上げるなら、来ている衣装からかすかに土埃や草木の香りがしたかもしれません。ロストガーデンに行ったり、ジャングルで探検隊をしていたものですから、そういう自然な香りがおおく残っていることでしょう。
ともあれ、一緒にいるということはもしかしたら目の前の少女のお友達かもしれません。少年人形は仔犬ちゃんには好きなだけクン活をさせてあげながら、自分のお話をしたでしょう。
高いところから落ちて、壊れて、ひとりぼっちになるのはとてもこわいことだということを]
はい。僕はニンゲンサマが…
あなたが 心配でここまで来ました。
僕と同じように ガラクタとして捨てられるなんて
そんなことはとても "悲しい"ことです
[ありがとうと笑う彼女の顔に>>83、
ラピスははっきりイエスと、心配していたと答えました。
申し訳なさそうに眉根が下がる様子に、ラピスはまた、既視感をおぼえます。
それは、✕✕✕が自分の体調を崩しているときに良くしていた顔でした。
ごめんなさい、ありがとうと言葉ではいうのにその内面は痛々しそうで、自分が酷い悪者であるような顔をしていたのをなぜか、覚えていました。
自分は心配しないでと、無理をして。
人を遠ざけるような笑顔を✕✕✕はしていたのを、ラピスは、覚えていました。
彼女の笑顔が、ありがとうが、それとかぶったのです。
この幸せな遊園地の中で、罪悪感に苛まれ、楽しむことさえ自分に許せていないような、そんな顔に、見えてしまったのです]
[…命を持って生きる生き物になりたいか?>>85
そう訊ねられると、ラピスは深く考えます。
命、生命、血の通ったものに自分は…]
……いいえ。命があるのは素敵なことだと思います。
けど、僕は…そうじゃなくて。
確かな命があるヒトの
今をどうしょうもなく生きてるヒトの
胸にポカリと穴を開けてしまったヒトの
オトモダチになりたい です。
あの子もそうでした。あなたもよく似ています。
僕は そんな人の寂しさを埋められるような
人を幸せに…笑顔にできるオトモダチになりたいです。
[それは、自分の身体がどうであれ、目の前の少女がなんであれ…寄り添いたいという気持ちでした。この体は陶器の機械人形。人形はいつだって…人を笑顔にするためにいるのです]
…逆に、あなたはどうですか?
[…少年人形も少女に訪ねます。あなたの孤独の意味を]
…僕は、さっきの笑顔の意味を知りたいのです。
……例えば、自分の身体にどうしようもない病気を抱えていて…それを人に見られてしまったとき、あなたは悲しいですか…それとも申し訳ないですか?
あなたは…いま見知っている人たちと、仲良くなりたいと思いますか?
それとも、その病気を終わらせるために…迷惑をかけないために…身体を捨てたいと思いますか?
…僕には、分からないんです。
僕は、…病気があったって、そばにいるというのに申し訳なさそうにしていたあの子の気持ちがわからなかったんです。
…僕は、あなたの友達にも
あのこの友達にも、なりたいのです
[…それは、命の選択の話ではない。
仲良くしたいのか、迷惑をかけたくないのか。
よく似ているけれども違うそれの区別がつかない少年は…その気持ちを尋ねることしかできないのです**]
/*
そういや目が覚めたら何もないガラクタとか言ってますが、
絆はちゃんと持って帰るぜよ〜〜〜!!!の気持ちはあります!!!
けど今多分遊園地で働くルート濃厚(ボディのほうは色々あって回収されます)
パレードのなかであの子と再会して、あの子が成仏したら、かな〜〜
[例えば、とパンフレットを取り出して本が集まりそうな場所を指さして見せてみる。
そこにはホラーエリアの一画、『魔女の幻想サロン』と呼ばれる占いの館が示される。
ぶっきらぼうな魔女が園内の星辰の流れを汲み取って、その人の失せ物探しを手伝ったり手掛かりを教えてくれたりする、ホラーエリアの中でも少し特殊な、怖くない場所。
なくした宝物が何なのか、自分でも分からないような人達の駆け込み寺としてある程度需要もあるのだとか。
"魔女"繋がりで安易に指さしした場所ではあるけど、存外いい線も行ってそうなラインだと思う。]
ローズさんが良ければ、どちらか手分けして探すのも手だと思いますけど、どうしましょうか。
[もしも彼女が別行動を望むのであれば、後で合流できるように何かないか考えて、卵型の通信機とやらの話を聞いただろうか。>>0:272 >>0:56
そうなら、恐らく僕は子供の頃に欲しくて堪らなかった事を思い出して、懐かしさに咽びつつローズさんに具現化して渡していただろう。ビバノスタルジー。
共に行動するなら、歩きがてら資料館に置かれていた肖像画……創造主が魔術師だった事を話して、ローズさんが知っているかどうか聞いていただろうか。
ただ、その人物はローズさんの代よりも更に昔の魔術黄金時代の人物、ローズさんが創造主に対してピンと来るかどうかは未知数ではある。
いずれにせよ、指針を決めて行動開始しようとした所で、僕はハッとする。]
せ、船頭さん。
──イノリくんは見かけましたか?
[こちらを生暖かく見守っていた船頭さんは(一体何を想像していたというのか)、僕の言葉に目を小さく見開けば、首を横に振って否定の意を示す。
……ううむ、ローズさんの事で集中していたとはいえ、イノリくんの安否を失念していたのは大人としてどうなんだい僕。
未だ妖精からの連絡は途絶えたまま。
……もしや完全に飽きたか、あ奴ら。
今度会ったらとっちめてやると思いつつ、実際は此方の為に行動を尽くしてくれているのだが、それを僕が知るのは後の話。>>59 >>60
ローズさんが隣にいれば、少し寄り道が増えてしまうかも知れない事に謝罪しつつ、イノリくんを探す為の時間や、別エリアに足を運ぶ時間を経て治療ノートがある場所へと向かっただろう。** ]
[ハンカチを彼の手から受け取れば>>61、目元を拭う。
次第に感情の揺れは収まり、頬を伝うものも止まれば]
ごめんなさいね、マストちゃんのハンカチ、汚しちゃって。
おばあちゃまの、みっともないところを見せちゃった。
[綺麗だなんてフォローされれば、よしてちょうだいな、と小さく笑って。]
あ……ハンカチ、どうしましょう。洗って返す、いとまがないわね?
[おろおろ。
ふと、何かを思い出したか、ポーチから魔女のローブを連想させる黒色のハンカチを取り出して。]
おばあちゃまのハンカチ、と、交換しましょう?価値的に同じくらいかわからないけれど、汚しちゃったハンカチをそのままお返しするのは申し訳ないわ。
[魔女のハンカチは、薬草のような香りがほのかに香るシルクのハンカチ。彼は受け取るだろうか。]
[城の外に出れば、ちょうど>>63パレードの集団が目に入る。初めて見るパレードに心が躍る。]
まぁまぁまぁ……なんて賑やかなの。
[ふと、彼に手を引かれれば、彼の後に続くように小走りで。ブーツのせいで少しばかり走りにくかったけれど、そこはきっとパレードの集団が気を利かせて横断するまで待ってくれていたことだろう。
彼のエスコートの下、ゴンドラに乗り込めば]
あらまぁ、アトラクションを楽しみながらパレードを楽しめるのね。素敵だわ。
ありがとう、マストちゃん。
[対面に座る彼に微笑みながらお礼を言えば、パレードのほうに視線を向けて。時折見知った妖精やスタッフを見つければ、手を振ってみたりなんかして。
年甲斐もなく無防備ではしゃいでしまっている、対面の彼が何をしようとしていたかなんて気にも留めていなかった。]
[不意に名前を呼ばれれば、笑顔で振り向いて。続いて発射音に驚いて、思わず振り返る。
まぁ、と夜空に消えゆく光の花に小さく感嘆の声を漏らした。もし、発射した獅子と目が合えば、笑顔で手を振ってパレードを見送っただろう。]
綺麗。あれは、はなび、っていうのね?
[対面に座る彼の言葉>>65に、問いかけたりして。やがてゴンドラは目的地へ到着する。]
……?カメラ?もしかして、その小さいの?暗幕とか必要ないのね。
[隠し撮りに云々、というより、未来のカメラに興味がいく。隠し撮りという文化がないならある意味当然か。]
うふふ、本当は私からお願いしようと思ってたの。おばあちゃまの写真なんて、1枚も持ってなかったから。
[でも現像するのに時間かかるんじゃ、と昔の知識で問いかけた*]
/*
色んな物語が綴られていきますねー。
それぞれ色んな輝きがあって素敵です。
レオーネはここでにこにこ見守っているのです。
/*
そういえば中身当てをしておりませんわ!
まあやった所で恥になる可能性しかないんですけどねハハッ
知ってる方だと桜餅さん、さかのかさん、しーぷさんかな
とりあえず桜餅さんはマウスくん確定として
さかのかさんがヘローさん、しーぷさんがラピスくん読み……どうだろ、あたってるかな
[ラピスくんは真っすぐに私に“思い”を伝えます。>>87
その目は宝石であっても、生きた感情があるように見えました。
優しい少年人形は大丈夫と伝えても>>43、私が落ちて“壊れて”、捨てられると思ったと繰り返します。
その要因が私の所為にあるとも知らず、私はラピスくんを落ち着かせようと穏やかさを声に乗せて伝えました。]
…同じようにって、私はラピスくんのこと、ガラクタだと思ってないですよ。
それに、私に捨てられる予定はありませんから。
大丈夫。
[それに、と私は付け加えます。]
仮に落ちて壊れたとしても、私にとってはそのことが、悲しいことではないですから。
[その声に重なるように、パァンという花火の音が空に響きました。
時間差で咲く花たちは美しくも、最期にはパチパチという儚さを残して散っていきます。]
[私の問いかけは、ラピスくんを困らせてしまったのでしょうか。
小さな少年人形は、暫く考え込んだ後、命を持ちたい訳ではないと応えました。>>88
ラピスくんはあくまで、ヒトのオトモダチになりたいのだと言います。
私に似ているという“あの子”というのは、かつての、高いところから落ちたというオトモダチなのでしょう。]
そういうヒトのオトモダチになることが、ラピスくんの幸せ………願い、なのですか?
[ヒトの役に立とうとする思考は、機械にあるというプログラムというものなのでしょうか。
ヒトのために、人を笑顔にするためにいるという存在。
生きる意味が──ラピスくんの場合は存在する意味となるのでしょうか、それが自分にはないところが同じように感じて、苦い思いが心を過ります。]
[そしてラピスくんは、私に“笑顔の意味”が知りたいと言いました。>>89
この子の目に私の笑みは、笑っているようには見えていなかったということでしょう。
“あの子”に私を重ねて、わからなかったと話すラピスくんはとても苦しそうで、泣いているようにも見えました。]
…ラピスくん……
[私は深く息を吸うと、ゆっくりひとつずつ、答えていきます。
まずは例えについて、自身が病気であることをヒトに見られたら悲しいか。
ラピスくんのいうヒトは他人という意味でしょう。
これについては、基本的にはどちらとも思わないだろうと伝えました。
ただ相手が、自分にとって大切な人で、そのことで悲しませてしまうと思った時は病気について打ち明けることを躊躇することも考えられるけれど、それは悲しいとか申し訳ないといった感情ではないだろうということ。]
[見知ったひとと仲良くなりたいかについては、仲良くなれるならば、と返答。
病気を終わらせるためや迷惑をかけないためにその身を捨てたいかとの問いかけには、病状と関係性によるだろうと話しました。]
色々な事情や思いがあるから、みんながみんな同じではないし……
全ては一概に言えることではないかな────
[ラピス君には難しいだろうかとも思いながら、私は締めくくります。]
……ラピスくんのオトモダチのことは、その子にしかわからないけど、
たぶん、ラピスくんに心配させたくなかったのじゃないかな。
ラピスくんのことが大好きだったから、自分の病気のことで悲しませたくなかった。
苦しんでいるところを見せたくなかった。
ラピスくんがニンゲンの笑顔を願うように、その子もラピスくんの笑顔を望んでいたのだと私は思います。
ラピスくんはその子の友達になりたいと言いましたが…………
[拒まれなければ、私はその頭をそっと撫でるでしょう。]
もう十分、友達だったと思いますよ。
君が望むなら、私も。
[もう友達なのだと示すように。]**
[時間は少しだけ遡る。
パレードを見送った>>90後、パンフレットを広げつつ、彼と今後の予定について話し始める。]
ロストガーデン……お庭、とか、お外ってことかしら。
確かにノート、が、その辺に落ちてる可能性もあるけれど。
[古いノートなので、できれば屋内に。なくした手前、本棚に納まっていて欲しいとまでは言わないが、あまりぞんざいに扱われていると。それはそれで泣いちゃうかも。
彼が指差す場所の説明>>91を受ければ、ぱぁ、と表情が明るくなる。]
まぁ、サロンなんて素敵ね。ここにあると嬉しいわぁ。
[同族に会えるから、というのもあるが、こういう場所にあれば大事にしまってありそう、というのもあり。彼に薦められたから、ではないが、なんとなくここにあるかもしれないという期待がある。]
んー、ここは手分けしましょうか。
探す場所、たくさん回れた方が見つけられる可能性も上がるでしょうし。それに、サロンで見つけられなくても、何かヒントもらえるかもしれないし。
[そう口に出してから、あ、と何かに気付く。]
どうしましょう、手分けしちゃうと、合流するの難しいかしら。
マウスちゃんが持ってた、アレ、なんていうのかしら。卵っぽい形した機械?かしら。アレでマウスちゃんとラピスちゃんが連絡をとってたみたいなのよねぇ。
[そこまで言えば彼の雰囲気が変わる>>92。
そして、少々興奮気味な彼が卵形の何かを具現化し、使い方を教えてくれる。通信機というらしい。
男の子ってこういうのが好きなのね、なんて、思ったりして。
ふと、彼について気になったことをぶつけてみる。]
手分けするなら、マストちゃんの大切なものも一緒に探しましょう?よかったら、おばあちゃまに教えてくれる?
[さて、彼の反応はどうだったか。]
[自分の心情を正直に語ると(そもそも心情を偽る機能はありませんが…)、目の前のニンゲンサマは、少年人形はのことをガラクタではないと…捨てられる予定はないと安心させてくれました。>>99]
…よかったです、暗くて寂しいところは怖いですから
[ほっと安堵のため息をついたとき、大きな花火の音がして、彼女が僅かに口を動かした言葉は完全に掻き消え、少年人形には届きませんでした。
…いえ、もしかしたら、聞こえなくてよかったのかもしれません。
だって…きこえていたら、きっと。その言葉を言ったという事実にショックを受けていたかもしれませんから。」
[そして少女は、ラピスの喜びについて。
幸せについて再度訊ねます>>101。
その返事については、少しの間悩んで、考えて]
はい。そうだと思います。
最初は、全部忘れていて、何もわからなかったけど。
けど、ヘローといっしょにとんだり、まうすやイノリと冒険したり、プレゼントをわたしたり、レオーネサマをもふもふして…ろーずおばあちゃまに、魔法の秘訣を教えてもらったりして…そのうち、思うようになったんです。
オトモダチに、幸せでいてほしい、って。
もし、胸に空いた穴を持っている人がいるなら、オトモダチになって、その穴を埋まられるようになりたいって。
僕は、『オトモダチ』用の機械人形ですから、そういう思考になりやすいのは理解できています。しかし…初めてここに来たときは、役目も、名前も、何もかも覚えていませんでした。
何をすべきかわからないなか…一番嬉しかったのは…人と人とすごして…胸に空いた穴が埋まって、暖かくなるのを感じたときだったから。
…魔法を使うコツは、相手のことを思いやって、相手がどうなって欲しいか願って、諦めないで、希望を捨てないで願い続けることなので、だから、僕も、みんなに暖かくしてもらったぶん…誰かの胸の穴を塞いであげられたら、と思うのです]
[一気に答えて少し息をつきますと、
今度は少女が彼に答えてくれました。>>102>>103>>104
ずっと胸につかえていたこと。
『あの子』が申し訳なさそうに笑う理由。
『あの子』自身の存在そのものを疎んでしまっているのではないかという不安。
…自分が不必要だと思えば、その身を捨ててしまうのではないかという…
それは、『オトモダチ』である自分を遠ざけて…自分自身を傷つけて責めてしまっているのではという不安……
……けど、少女は…それとは別の回答を少年人形に提示してくれました>>104]
…だいすき、だったから…?そんな…ぼくのことを…?
……大好きで、心配かけたくなくて、それで黙ってて……
[それは、体の不調はすぐにメンテナンスして対応しなければならない機械人形には思っても見ないことでした。
自分は、ただ、尽くすだけで幸せだと思っていました。
…けどそれだけじゃなかったって。あの寂しそうな『大丈夫』は、友達を思っての…思いやりの言葉で。彼女は自分を、思ってくれていたんだって]
…はい、はい…!
オトモダチです、オトモダチになりたいです…!
あなたとも、もふもふ様とも…
もう一度あの子に会えるなら、
あの子とも…もういちど…!
ボクは、あなたにも、あのこにも、
たのしいって…シアワセになってもらいたいです…!
[撫でられた頭に心地よさそうに目を細めます。>>105
そしてうれしそうに顔をほころばせます。
そうして、改めて、あなたと、もふもふ様のお名前を教えてくださいと訪ねるでしょう。オトモダチの名前を忘れないために。
これから先、いつか、この少女の悩みが解決できるよう、
そばにいるために、彼女を探せるように*]
彩歌散花 ラナは、 夢の案内人 レオーネ を投票先に選びました。
***********
「あら、あら。ふふ。
そんなに木登りが怖いなんて、可愛らしいヘロン。
大丈夫よ。あたしがいれば、落ちてしまったりなんてしないわ」
***********
「あたしには機械のことはよく解らないけれど、
機械に向かうあなたの真っすぐな横顔が、
あたしは好きよ、ひたむきなヘロン。
他の
***********
「――…ほんとうに、やさしいヘロン。
『守る』とか『側に立つ』とかってだけじゃないわ。
あたしの手がいくら機械を壊しちゃっても、
あなたはこの工房を、あたしの居場所にしてくれる」
***********
「あら、あら! じゃああたしも一緒に、
このシップを飾り付けちゃうわ。
トーチバードって名前なのよね? これ。
それなら可愛らしい鳥の姿にしてあげなくちゃ。
――あの人間が気に入るかとかどうでもいいわ。やりましょう?」
***********
「……ねえ、ヘロン。もしもの話よ?
あの木の上から眺めた星々も、もっと近くで見られるのかしら」
***********
[ここの骸骨たちは
ヘローは機械工のオタクぶりを(幸いにも)晒すこともなしに、短い生を駆け抜ける人間の死の先の賑やかな幻想に出迎えられていた。]
〜〜〜〜〜〜いや、そこの君が悪い訳じゃない。それは解ってる。
ただ、なんというか……上手く言えないんだが、
そのヘラっとした感じが知り合いに似ている気がしてな……ッ!
[……などと、花模様のメイクに彩られた陽気な骸骨たちに車上から声を掛ける迷惑ドライバーっぽいシラサギ型メカがそこにはいた。
パレードを彩る花火>>1>>2の音は、ここには届かない。
打ち上げ花火の轟音や火花には、重火器の製造にも通じたヘローには華やかで平和なお祭り以外の連想もされるものだったから、ここでその音を聴き拾うことがなかったのもまた幸いだったのかもしれない。**]
/*
レオーネはラピス君の選択を尊重するよーー!!
ここで働いてもいいし、
悲しいけど思い出と共にスクラップになってもいい……。
選択の数だけ物語がある、ああロマン……。
── パレードの来園者様がたへ ──
[ステージの上から誰かと目が合えば手を振ったりして応える。
ファンサを惜しまないマスコットのレオーネくん。
ローズとも目が合えば笑顔で手を振ろう。>>97]
どうか皆様に素敵な一夜を!
[そうしてレオーネは来園者の幸せを祈るのだ。
今までも、これからも──。
ああ、夜明けが近い、別れの時も近い。
魔法使いの決断の時も……。
東の空に今はまだ見えない朝日を幻視する。**]
/*
トーチバードくんっっっ…!!!(ブワッッッ
あのはではでトーチバードくんの影にこんなエピソードが…!
── 在りし日の追憶・広がる夢の世界 ──
[マイロードと遊んだ小さな公園。
ある時、そこに見慣れぬぬいぐるみが落ちていました。
マイロードも私も知らないぬいぐるみ。
後日、夢に迷い込んだ少女のなくしものと知りました。
『ありがとう!魔法使いとレオーネくん!』
そう言って自分の夢へ帰っていく少女。
私たちは内心、驚きました。
だってこの世界は二人きりの世界だったのですから。
ですがマイロードの夢見る力と魔力が人々の夢に、心に干渉してこの世界に様々な「誰かのなくした大切なもの」が迷い込むようになったのです]
『ねえレオーネ、せっかく人が来てくれるんだ。
せっかくならここをもっと楽しい場所にしないか?
例えば……遊園地とか!!』
[楽し気にウィンクするマイロードは夢の世界をどんどん賑やかに創り変えていきました。
始まりの公園はそのままに。
様々な遊園地の施設を創っては私に笑いかけてくれる。
私、マイロードと創る遊園地が、
来園者たちの笑顔が大好きになりました。
友達もたくさんできました。
この場所が、マイロードが私は大好きでした]
[時折、夢の魔力で迷い込んだ妖精や幻想生物が遊園地を盛り上げてくれたり。
行き場をなくした機械たちがスタッフになってくれたり。
遊園地を愛する来園者様たちの中にも、
スタッフとして働く者も増えてまいりました。
その頃にはもうマイロードは少年ではなくおじいちゃん。
現実では温かな家庭を持つ幸せな人生を見つけた人。
もう孤独な少年ではない。
人々の幸せを心から願える素敵なお方でした。
彼が家族に看取られ穏やかに天寿を全うする時。
魂となってマイロードは夢の世界に降り立ちます。
そうして、ここからマイロードの旅が始まるのです]
『レオーネ、世界には大切なものをなくした人がたくさんいる。
私はこれからもそんな人たちの為に夢を旅していくよ。
ここの留守はレオーネに任せた。
大丈夫、レオーネならできるさ。
だって君は今も昔も私の大切な相棒なんだから。
大好きだよ、レオーネ……いってきます!』
[そう言って数多の夢の世界を旅するマイロード。
何度見送ったでしょう、何度待ったでしょう。
とてもたくさん、たくさん見送りました。
今日も私はこの遊園地でマイロードの帰りを待つのです]
マイロード……、私、とても幸せですよ。
帰ってこられたらまた頭を撫でてください。
話したいことがたくさん、たくさんあるんです……。
[東の空を見つめながら呟く声は花火の音に消える。
ただ、いつか帰ってくるアナタを恋しく思う。
星屑の魔術師。
または夢渡りの魔術師と呼ばれた。
私の大切なマイロード。**]
いえいえいえ、謝らないで下さい。
[>>94ただの安物なので、と付け加えつつも過去と未来で値段にどれほどの差異があるかは分からないけど。
咄嗟に零れた本音で意識を逸らす事に成功して、小さく笑った様子にほっと安堵を浮かべれば、続く言葉に両手をふるふると振って。]
ああ、いえ……ハンカチなら他にも予備がありますし、全然、気にしないでください。
[一緒におろおろ。
夢の世界なので多少の汚れはすぐに落とせるのだけど、その時は二人共気付かなかったのである……。
そうこうしている内に、漆黒の布地が夜の帳を思わせる綺麗なハンカチを取り出したローズさん。
一目見て高価な物だろう事を確信した僕は、受け取れないと言いかけて、ローズさんの言葉に口を噤む。]
/*
ちなみに、レオーネくんと遊園地のイメソンは「Year N」です。
https://www.youtube.com...
歌詞の曲も全部エモい……らぶ。
でも、微妙にネタバレになりそうなので伏せてました。
……分かりました、交換ということで。
[彼女の形見、と言う訳ではないけど、関りのあったという証と言う意味で少し惜しくなった僕は、ローズさんの申し出を受けた。
ほのかに香るハンカチを大事に畳んで懐にしまい込めばコーヒーの話へと移っていって。>>95]
ええ、ただの、コーヒーです。
……へ? ああ、えっと……。
[昔の人にとってはコーヒーが高級品と言う事を失念していた僕は、未来では安価に手に入る事を伝えれば彼女は驚いただろうか。
そして缶を開く彼女のチャレンジを見守りつつ、無事に開けたなら拍手を送り二人並んでコーヒーを飲んで歩く。]
現代の人達はいつも時間に追われてるので、飲みながら歩いていたります。
[はしたない、と言う言葉に対してキリッと嘘(あながち嘘でもない)を交えながら問題ありませんと伝えれば、城外へ。]
[勝手な行動をした事に内心謝罪をしつつも、ローズさんはお気に召してくれたようで、こちらもどういたしまして、と返した。>>96
そして、パレードが始まり、無言の撮影会が始まれば、シャッターを切っていく。>>97
名前を呼んだ時に見せた笑顔は満点の笑みで、夜空の灯りに彩られたその表情はとても美しく、素敵などこか儚げさもある写真が撮れた。
うん、僕史上最高を更新する勢いだな、これは。
夜空に輝く大輪について問いかけられれば頷いて。]
ええ、燃えると色の変わる金属と火薬を組み合わせた物……ですけど、レオーネさんが発射する場合は何が原料ナンデショウネ……。
[そう言えば彼のビームだったなと思い返せば、初めて見せて貰った時の事を思い出して少し乾いた笑いが零れる。]
[そして、そこでようやくローズさんが僕の持っているカメラに気付いた様子で、首を傾げながら問を重ねる。]
ふふ、興味津々ですね。
カメラも日進月歩してますよ。これだけ小さくても、今見た光景をしっかりと写し出せますし。
……え、写真を1枚も? 確かに未来の貴女の文献は文字によるものが多かった気がしますね。
それならもっと撮っておけば良かったですね。
現像の事なら、心配しないで下さい。
専用の設備はありませんけど、夢の中なら……ほら。
[想像すれば、カメラにある画像と同じ写真が手元に現れ、先ほど撮った分の全てをローズさんに手渡した。
……ふと、もしも写真を持って帰る事が出来たら、どこかで未来が変わったりしてしまうのだろうか、と過ぎったけど。
出所が未来の技術だとバレる事はないだろう、多分……。
そんな具合に、パレードの思い出をローズさんと作ったのだった。* ]
[子犬を“ふわもこ様”と呼ぶラピスくんを微笑ましく見守ります。
子犬はどうやら、ラピスくんに対する調査を無事終了し、信頼に値するとの評価を下したのか、私の時と同じように、懐くように身体を擦り付けていました。>>109]
そうですね、一夜限りの関係ですが、この遊園地に来られる方はみんな、
心根の優しい方達ばかりですから。
[基本的には、みんな、失くしたとされる大切なものを見つけて現実へと帰っていきました。
常連のような存在で、私が知っているのはマウスくんだけ。
私はラピスくんから戻って来るなり、抱っこをせがむような仕草をする子犬に手を伸ばすと、膝に乗せます。]
[2回目の大丈夫はどうやら、ラピスくんに伝わったよう。>>110
安心したような様子に私は目を細めます。
付け加えた言葉は本音ではありましたが、花火の音に掻き消えて、ラピスくんの耳には届かなかったらしいことは幸いだったと言えるのでしょう。]
[確認したラピスくんの願い。>>111
その幸せは、予めプログラムされたものではないことは肯定の返事だけではなく、その話しぶりからも信じられるものでした。
ラピスくんの口から私も知る名前が出れば、自然と顔が和らいだでしょう。]
ラピスくんの願いはとても大きいものですね。
[私は感心します。
この場所で受けた、ラピスくん自身が嬉しく思った事を他のヒトにもしてあげたという純粋な気持ちは、とても眩しく思いました。
胸に穴の空いたヒトのオトモダチになって、それを埋めたいなんて。
そんなヒトは沢山いるのに、それらのヒト全員とオトモダチになるつもりでしょうか。]
[私は、それがたった1人であっても簡単ではないことを、悲しいほど身をもって知っています。
けれど、ラピスくんのこの穢れのない思いに水を差すような感情はひとつも沸きませんでした。
それがこの子の願いであるのなら、今、私に出来ることは、それが叶えられるように見守ることしかないのでしょう。
その願いが私自身に向けられることについては考えませんでした。]
うん、私は、そう思うよ?
[ラピスくんの大切な“あの子”の気持ちの本当は、私にはわからないけれど、私はしっかりと頷いてみせました。>>112]
もし、この場所で会うことがあったら、
ラピスくんの気持ちも今みたいに話したらいいのじゃないかな。
ラピスくんがその子の気持ちがわからなかったように…オトモダチでも言わなければわからないことって、沢山あるから。
その子のどんな姿を見たって、ラピスくんの気持ちは変わらないし、オトモダチで居たいんだって知ったら、嬉しいと思う。
[私はラピスくんが“あの子”に会えるよう祈ります。]
大切な人であればあるほど、自分の“本当”を見せることはとても…
とても怖いことだから。
[これは私自身の事実から出た言葉でした。]
[ラピスくんの気持ちをここまで聞いておきながら、ニンゲンのフリを続けることはもう出来ませんでした。>>113
このまま何も言わずオトモダチになると言うことは、この子の思いを無碍にすることに他なく。
だから、私は打ちあけます。
オトモダチになりたいと思ってくれたことは嬉しいと伝えた上で、話していないことがあると。]
…私はね、ニンゲンじゃないの。
どちらかと言うと、ラピスくんが大切にしたいニンゲンには忌み嫌われる存在。
[ラピスくんに見せるように白狼に姿を変えたのは僅かな間。
すぐにニンゲンの姿に戻れば、あの時と同じように眉根を下げた
>>83、けれど、どこかとても悲しく痛々し気な私の顔が見て取れたでしょう。]
人狼───なの。
[そうして、名前を教える前に、それでもオトモダチになりたいか、
もう1度よく考えるよう告げたのでした。]**
/*
ローズさんから無くしたものが何かを聞かれているのに答えてから寝たいけど
どう答えるか
名前でいいか?本当に?混乱させない??w
[オタク特有の早口でその有用性とアイデア、なつかしさや色々な感情がない交ぜになった様子で呟いていれば、同じモデルの端末を作り出して、ローズさんに1個手渡す。>>107
そこまでした所で、微笑みを浮かべている気がするローズさん。
『好きなんだ、こういうの』って言う目に、居た堪れなさを感じるぅ……。
そして、話題は手分けから僕の大切なものの話に移っていき、頷いた。
ローズさんが手伝ってくれるなら、"彼女"が生きているなら。
きっと一気に話が進むかも知れなかったから。
その時まで、僕は一切疑っていなかった。
僕のなくした大切なものは"彼女"なのだという事を。
取り出した写真を見せながら、僕はなくした大切なものを共有しようとして──。]
ええ、ローズさんも御存じだと思いますが、先ほどの写真の"彼女"を探して貰えればと思います。
──そう言えば伝え忘れてました。
"彼女"の名前……は…………。
[──思わず閉口した。
………厳密に失くしたものが"彼女"と言うのは間違ってはいない。
ただ、どうして僕からそれが無くなったのかが分からなかった。
動揺をその瞳に堪えながら、僕は信じられない事の様に言葉を紡いだ。]
……僕は、" お嬢様"の名前を失くしていたみたい……です。
[ローズさんにはただ、『お嬢様の名前を失くしていた』と聞こえただろうか。
だけど、僕は確かに"彼女"の名前を紡ごうとして……紡げなかった。
顔も思い出せる、想い出だって覚えている。
積み重ねた写真が、その姿を写し出しているから。
ただ、名前だけが、ぽっかりと。
僕の中から消え失せてしまっていた。]
[動揺を隠せずにいたけど、失くしたものが名前なら探し出すあてが僕にはあった。]
……大分驚きましたけど、僕の『大切なもの』は、きっと写真館の方に手掛かりがあるので、大丈夫です。
なので、ローズさんには御自身の大切なもの探しを集中して貰う方が良いかも知れません。
[一つ、二つと大きく息を吐いて顔をしゃきりとさせる。
そして、いざ行動を開始しようとして……イノリくんの事も思い出す事になる。>>93
ローズさんの事のみならず、自分の事でもいっぱいいっぱいでかっこ悪い大人だなあと自嘲しつつ。
彼女に心の中を指摘されれば、苦笑も零して。>>108]
そうですね。ローズさんの言う通り、まずはイノリくんの事を優先しようと思います。
……僕、見ての通り目が悪いのですけど〜? まあ、魔女様の言う事なら間違いないかも知れません、ふふ。
[悪戯っぽく微笑むローズさんに僕もおどけてみたりして、彼女とは別れただろうか。**]
[夢の中の彼はどうにも普段とは違う反応を返している。
夢は記憶の整頓だと言われているが、願望が現れるなどとも言う。
つまるところ、これは自身の願望なのだろうか。]
そうだね、同級生。
友人でもあり───、いや。
そう、学園の。
出自もそうだね、寺の憶之ヰだ。
拾われ子だけれどもね。
[その血筋に純粋なそれはない、と暗に示すように呟いた。]
[名に刻まれた口術は、その身に呪いを“隠す”もの。
彼が感じた通り、その名を呼ぶものが増えれば増えるほど
眸に巣食う悪しき呪いは弱まる。
とはいえ、夢の中では半分死んでいるようなもの。
呪いも今ばかりは無効化されているようだけれど。]
……そうか。
なら、こちらも応えなければ、だねぇ。
“今は” 暉くん、と呼ぼうか。
[普段一度も口にしたことのない呼び名は
紡ぐとどこかむず痒い。]
[揺れる髪、似た色が二つ。
ライオンの鬣ほど長くはないけれど。
遠い昔に戯れたあの時も、こんな風に髪を揺らし
鳥居の下で追いかけっこをしていた気がする。]
そうだねぇ、それなりには。
修学旅行や付き合いでね。
浮き上がるような感覚は慣れないが、それが気持ちいいものだよ。
[初めてというジェットコースターは大丈夫だろうか。
不快にならなければいいがと、多少の心配をのせつつ
面白い機械のスタッフに促され座る。
横でそわそわしている気配を肩に感じつつ
心配より、その愛らしさに笑みが勝った。]
怖かったら、手でも繋ぐかい?
[そうして差し出した手は、取られたかどうか───]
[重力のまにまにカートは夜空を泳ぐ。
起動は星屑のように尾を描き、誰かの夢の中を走る。
過去を、未来を、願望を、失くした何かを
探すように。
救うように。]
[コースターは徐々にスピードを落とし、発着場へと戻る。
降りた場所で呆然とする彼の顔は
先程よりも随分と白く。]
……あの、時?
[いつのことを指した言葉なのか、さすがに理解できず首を傾げる。
その顔の蒼白さの方が気になって
言葉より早く、手が伸びていた。
“あの時”、かの少女にしたように
その手を伸ばして、頬に触れようと。]*
[ふわもこ様を膝の上に載せて、>>127>>128
少女はこの少年人形の話を静かに聞いてくれて。
そして人形の願いを…大きなものだと褒めてくれました>>130
その願いは…ずっと埋まらなかった胸の穴をふさいでくれたニンゲンサマたちに、同じように返してあげたいという、そんな単純な思考。どれだけ多くの人が胸に穴を開けて過ごしているかなんて、わからないけれど。けれど。
どんな人にだって、満たされる時が合っても、良いと思うのです]
/*
>>1:130の上段灰文字のくだりも、>>1:99を見て「これ『別に怖くないな〜』ってヘローが答えてたらユラはこの思考にはならないかな」と早とちりして書いたものだったんですが、実際にはその場でちゃんと聞こえていたことにしてもらえた>>1:214ので、「〜いなかっただろう」で締めくくることはなかったなと。
反応確定しちゃう形になってしまって、こちらも大変失礼いたしました。確定返しありがとうありがとう。
今回、ぼくアンカー周り相当なミス立て続けにやってしまってるんですよね……。
アンカーにせよログ読み込みにせよ、お返事急がなきゃ〜ってなるあまりにずさんになっちゃうのは本当になんとかしたいな……。元々が相当な遅筆なので悩ましくもあるんですが。
[そして、『あの子』との話も…静かに肯定してくれました。
ラピスくんの気持ちも、少女に会えたら、今みたいに話したら良いと頷いてくれたのです>>131]
はい、ハイ…!
あの子に、会ったら、会えたら…
僕の気持ちを伝えます。ずっと友達だって…!
[また一つ埋まる心の闇。また一つ生まれる願い。
『あの子に会いたい』。顔も名前もわからない。
けれど、たしかに友達だったあの子と。
パレードの方に彼女はいるのでしょうか。
ラピスはそちらの方向に顔を向けます。
ここからでは少し遠くてよく見えませんので、また足を運ぶ必要がありそうです]
/*
ログ読み込みと言えば、今回自分が関わっていない箇所のログもあまり読めてないんですが(すみません……)
今回、既出のエリアとか施設とかどんな感じだっけ〜というのを把握するのに、単語検索機能に非常に助けられています。
表記揺れや異称の併用などがあると検索漏れが起きてしまうのと(デラックス・イーグル→機械仕掛けの鷲、など)
サーバー負荷の問題から多用は勧められない、というのもあるんですが、
種別抽出と個人抽出の併用ともども、この機能にすごく救われています。管理人様に多大な感謝を。
/*
(そんなぼくはラピスくんとユラさんをそっとみまもりちゅう)
(ぼ ぼくのほうは ちょっと まってね! 最悪エピで……)
[…そして、目の前の少女の胸の穴も埋めてあげたいと思っていた…オトモダチになりたいと言って、彼女はそれを受け入れてくれました。
…同時に、本当の自分を晒すことは怖いということを。>>131
彼女にとって、命にさえ関わる自身の正体の秘密をこぼしてくれました。>>132>>113]
…わ…!かっこい…あ…
[一瞬だけ見せた星月夜に照らされた美しい白い毛並みの獣の姿に、ラピスは最初、かっこいいと言おうと思いました…しかしそれはすぐに取りやめます。だって、彼女はその姿を見せて…ひどく傷ついたような顔をしていたから。
…本当の姿を見せること。それは見せるだけでも心に酷く傷を残してしまうような、彼女にとってはとても恐ろしいことだったのでしょう。
それを、『かっこいい』なんて簡単な言葉で片付けてはいけないと思ったのです。
少年人形は、きゅっとてをむすんで、そして]
/*
>ローズさん全体メモ今気づいた
鳩環境の方に激長お返事かえしてる私の方があれがそれ()
待たせてるようなことは全然ないので、焦らず〜!(めもでかけ)
/*
(↑ぼくのほうのロル投下は最悪エピローグで間に合えば、ということですね! ちょっと誤解を招きそうな書き方だったので念の為に)
僕だって 人形です。
ニンゲンサマではありません。
[…一生懸命に考えて、出た言葉はそんなことでした]
ニンゲンサマと本来対等になれるものではありません。
ニンゲンサマにとって、忌々しいと言われたものです。
ニンゲンサマに、いらないといわれたものです。
けれども、ここで出会ったニンゲンサマはみんな
僕を、忌み嫌わないでいてくれました。
僕は、僕は、だから。
ニンゲンサマじゃないとオトモダチになれないとは
おもえません。
あなたが、ニンゲンサマに忌み嫌われるものでも
僕が あなたとオトモダチになれない理由には
なりません。
僕は あなたと友達になりたい。
僕は あなたの名前が知りたいです。
月光に当てられたあなたの姿は…本当に美しかったと
あなたの名前とともにつたえたいから**
/*
そーいえばエピ後とかで遅刻見物人的なものってあるんだろうか
ティア入れられるなら(複垢規約とか要読み返し)入れてロルしようかとか画策したけどそもそも出来ない可能性を考えてた方がよさげ
[ラピスくんの優しい願いは、子犬にとっても暖かい子守唄だったのもかもしれません。>>146
膝の上で微睡む子犬に私は思います。
この場所からは煌びやかな電飾も遠く、賑やかな音楽も聞こえませんがパレードもまだ続いているのでしょう。
“あの子”に会ったら気持ちを伝えると嬉しそうなラピスくんには私も笑みを返しました。>>147]
[本当に私とオトモダチになりたいと思うかどうか。
狼の姿を見せれば、純粋に驚いたような声が漏れ聞こえました。>>148
もう1度良く考えるように告げると、ラピスくんはその小さな手を結びます。
私も、すぐには答えを求めてはいませんでした。
ニンゲンのために作られ、ニンゲンを幸せにしたいと望んでいるラピスくんが、私という存在をどう理解するのか、簡単なことではないと思っていましたから。
けれど、ラピスくんはこの場で答えを出しました。]
────¨うん。
[自身も人形だと、言葉を紡ぐラピスくんの声に私は耳を傾けます。>>149
私と同じように忌々しいと言われたラピスくんの過去の現実。
けれど、この場所のニンゲンたちはそうではなかったこと。
だから、ニンゲンでなくてもオトモダチになれないことはないと思うこと。
この辺りは補足して考えるに、忌み嫌われるとされる存在でも、そうは思わないニンゲンも居るし、ラピスくん自身も同じように考えたということでしょうか。
ラピスくんは改めて私に友達になりたいと、名前が知りたいと応えてくれました。>>150]
…ラピスくん
[私は、狼を見ても……寧ろ、その姿も美しいと言おうとしてくれているラピスくんに頷きます。]
私の名前はユラ。
ユラ・サブリィテ。
これからは君の、ラピスくんの友達。
[私はラピスくんの申し出を受け入れると、ありがとうと囁いて、微笑みました。]**
[この後、子犬の名前については、実は名前を知らないことを伝えました。
そうして、もし良ければ一緒に名前を考えてくれると嬉しいと提案したのでした。]**
── ロストガーデン → マーメイドリバー ──
[ロストガーデンで母さんと誕生日会を満喫する。
ひとしきりケーキやご馳走を食べ終わったら、母さんを遊園地に案内するんだ]
そうだ!せっかくだしパレードを見に行こうよ!
母さんとの遊園地、久しぶりだなぁ。
ねえ、他にも行きたい場所があったら言ってね!
[食器が置かれたテーブルは夢の力ですぐ片付く。
便利ね、って感心してる母さんに笑いかけながら。
俺はパレードを見るため駆け出していく。
目指すのはパレードを見る時の穴場、マーメイドリバー。
ここならゴンドラに座りながらパレードを見れるし、
何より煌めく水面がすごく綺麗な場所]
── マーメイドリバー ──
[俺は母さんとゴンドラの上からパレードを見つめる。
パレードの喧騒、花火の輝き、煌めく水面。
どれもこれも綺麗で、夢みたいな時間で、でも夜明けには覚めてしまう一夜の夢。
でも、それでも──……。
俺は母さんを見つめて気持ちを伝える]
夢から覚めたらまた自由がない暮らしだろうけどさ。
でも、俺なりに立ち向かっていくよ!
俺だってずっと子供ってわけじゃないし。
母さんが心配しなくても俺、生きていけるよ。
だから母さんも元気でね。
離れててもずっと想ってる……、大好き!
[普通に言うと照れくさいけど、今は遊園地の高揚感から素直に自分の気持ちが口に出せた。
そうしてゴンドラの上で並んで手を繋いで寄り添う]
[母さんからも、昔と変わらず優しい声で。
『私も離れててもずっと想ってるわ。
大好きよ、マウス』
そう言われて、胸が温かくなるのを感じた。
離れていても絆は消えない。
そう思えると目が覚めた後も強く生きていける気がしたんだ。
ゴンドラの上、母さんと寄り添って。
もし誰かに声をかけられたら手を振って挨拶するかな。
俺の母さんだよって母さんを紹介しながら。**]
[少年人形の答えに、願いに、
少女はゆっくりと頷き、そして、
その名前を教えてくれました。
これから、友達だと言ってくれました>>154。
その返事がどれだけ嬉しかったことか、胸が暖かくなったか、少年人形にはわかりませんでした。それを、人は…『幸福』と、『アイ』と呼ぶ感情に近いものだと、幼い彼はまだ知らないのでした]
はい。ユラ。
ボクは、ボクの名前は…ーーー
[改めて、自分の名前を名乗ります。
彼女に近づいて、その手を取って握手をして。]
僕の名前は
ラピス・ジュナ
ラピスは、レオーネサマがくれた名前。
ジュナは…僕の『オトモダチ』が、
一番最初にくれた名前。
お月様という意味らしいです。
…夜空みたいでぴったりだって言ってくれたんです。
僕は、みんなが呼んでくれる『ラピス』も
あの子が呼んでくれた『ジュナ』も
どっちの名前も大好きです。
…みんなには内緒の、ホントの名前です
/*
>>47
『プロジェクトNNL――夜の遊園地密着ドキュメンタリー――』
余談ですが、すごくこれ見てみたい!!
誰か作って!!
いつももふもふふわふわマスコットなレオーネくんの遊園地最高責任者としてのプロの顔が見れる貴重なDVD!!
これから、僕はユラのお友達です。
どうかよろしくおねがいします。
[満面の笑みを、
君に出会えてよかったという本心を
ずっと苦しんできたお友達に、むけたのでした]
[その後、いろんな話をしました。ふわもこ様の名前がわからないとのことでしたので、一緒に名前を考えたり…名前を出すうちに、わたげやたんぽぽなどの連想ゲームからいろんなおしゃべりをしたりしたかもしれません。
ふわもこ…ろこもこ…わたあめ…くもだま…なんだかふわふわしたものや話題をかんがえて…
ふと空を見上げ、おおいぬ座とこいぬ座を見つけたりして]
カニスくん は どうでしょう。
カニス・メイジャー(おおいぬ座)と
カニス・マイナー(こいぬ座)があるって
…ふふ、なんとなく、思い出してきました。
いろんな話を、あの子はしてくれたんです…
[…そんな、名前の提案などもして…
パレードの盛り上がりが大きくなってきたのが見えた頃、少年は今度こそ『オトモダチ』を探しに行きます、とその塔のてっぺんから降りていくことでしょう(今回は妖精さんの力を借りたエレベーター方式です。落下は流石に勇気が出ませんでした)]
また会いましょう、ユラ。
[そう言って、笑顔で彼女と別れを告げます。
また会えることを、心から望み、そしてそれが叶うと信じているように**]
[ラピスは、その全てに魅入りました。
ニンゲンサマにはこんなにも素晴らしい『夢』を見られるのだと。
…そんな夢を一緒に見たかった人がいたと。
パレードを見に来た人やパレードの行列で賑わう中、それを横目に少年人形はずっとあたりを見回し続けます。ずっと探し続けます。
見つからない。分からない。
誰かも思い出せない。
顔も名前もわからない、それでも会いたい。
手を取ったのに離してしまった、あの子に]
……あ……
[…そして、大勢の人の中、遠く遠く。
パレードに魅入る『その子』の横顔を見て、
ラピスは、……そうだ…… 記憶の蓋が開き、
とっくのむかしに壊れてしまった幻想の脚で駆けて、
とっくのむかしに潰れてしまった夢幻の腕を伸ばし、
[その少女は、あの日最後に見た姿のままでした。
いつでも寝られるようにネグリジェとナイトキャップを被って。あの日使っていた望遠鏡をぎゅっと両腕で抱きしめて。
しかし、彼女が振り返ったとき、
現実の世界との違いがわかりました。
…全身が透けて、向こう側が見えるから。
少年人形は、わかります。
少女は…、ラズリはもう、
肉体の身体を持っていないということを]
『………ジュナ………? ジュナなの……?』
[懐かしい呼び方、君にしか呼ばれなかったその名前が呼ばれて、ああ自分の名前は、そんな名前だったなと改めて実感します。体にしみるのです。月を表す、君が自分のためだけに選んでくれた名前が]
はい、ジュナです。ラズリ。
ずっと、忘れていました。別の名前を…ラピスという名前をもらったりしました。
けど、忘れられなかったこともあって…ラズリ、……ラズリに、会いたかったんです。
『…あはは…!ラピス、ラピスっていうんだ…!
じゃあ、ふたりそろって ラピス・ラズリね…!
ジュナ、いい名前をもらったのね。』
はい、ここの遊園地のマスコットの…レオーネ様にもらったんです。ここでは、僕も楽しんでほしいって。
『そっか、あのライオンさん、やっぱり優しいライオンさんね
…けど、どうして?どうして何も覚えてなかったの?
ううん、それよりも……』
[ラズリは一度は笑いました。
しかし、その後すぐに俯いて、唇を噛み締めました。
その口からは、震えるような声で]
『………お父さんは。
お父さんは、私と、あなたを、どうしたの?
…私、空に飛び出したあと、その後ずっと、この遊園地にいたからわからないの…
けど…けどわかるの…ジュナが手を繋いでくれてたのに、居なくなってて、何かずっと、嫌な予感が…してて…!!!ずっとずっと…私のせいで、何か悪いことが、あったんじゃないかって…!!!』
…………。
[少年人形は、一度言葉をつぐみます。
なんともなかったということもできます。ただ、夢に見ているから記憶が曖昧なだけだ…なんて嘘すらつけます。主様の心の安寧が第一である友好型機械人形なのですから、不安な気持ちにさせたくないという思考に真っ先に行くのは間違いありません。
…けど。少年人形は…いえ、いまの『ラピス』は致命的に壊れていて。機械人形としてでの思考ではなく…目の前の友人のために、言葉を述べます。ああ…これが、本当の事を話すことの怖さ、なんですね。ユラ。]
ラズリ。ラズリと僕は…
あの日、窓から落ちて、夜空に飛び出しました。
手を繋いでいたのは確かでしたが、
その後、僕の機体は大破し…お父上様はその場で僕の廃棄を決定しました。
ラズリがいないというのなら、こんなものはいらないと
『…っ!そんな…!ジュナは悪くないのに!私が、私が勝手に転んだだけなのに…!』
[少女は目を見開き、そして望遠鏡をギュッっっ!!!と抱きしめて涙をボロボロと流しました。少女は…自分のせいでと呟いて、何度もごめんなさい、ごめんなさいと繰り返していました。…ラピスは、それをぎゅっと抱きしめました]
ラズリ……。それは違います。
…ラズリがいなければ、僕が不要になる。
それは当然の帰結と言えます。
『…っ、じゃあっ…!私が、私が転ばなければ…!
お外に出て天体観測に行けるくらい元気だったら…!
私の病気も何もなかったら…!!!
私が…!普通の女の子だったら…!!!
私なんかが…!!!』
"いなければ"
[そう叫ぶ前に、ラピスはラズリの体をぎゅうっ!と抱きしめました。
透明でも、少しばかりの実体はあるのか、体に触れた感覚がして。冷たくなった半透明の体から流れる涙だけは熱くって。
彼女がずっと抱えていた罪悪感を受け止めて。
聞くことができなかった本音を聞いて。そして、僕も]
けど、ラズリがいなければ、
僕はラズリのお友達になれませんでした。
ラズリの最期の瞬間まで、
一緒にいることはできませんでした。
一緒に空を
一緒に見た一面の夜空の流星群は、
あんなにきれいだったじゃないですか
(…現実世界。少年人形から抜き取られた記憶媒体から
得られた『少女ラズリの最期』の瞬間。)
(体が逆さまになって、腕を惹かれて
二人とも空を見上げるようにさかさまに落ちて)
(風のなびく音の中で、小さく、小さく)
『…こんなにきれいだったんだね』
ラズリ。僕は、ラズリのお友達です。
ラズリのために作られ、ラズリのためにありました。
僕はラズリのことが心配でした。
僕はラズリと星空の話をするのが好きでした。
僕はラズリとお外を歩きたいと思いました。
僕はラズリに笑顔になってほしいと思いました。
ラズリの胸の穴を埋めてあげられるような。
病気のことなんか忘れられるくらい
楽しい人生をプレゼントしたかった。
だってラズリは…いつも、いつだって
自分のせいだって、病気のせいだって
苦しい思いをしてたから、悲しそうにしてたから
けど僕はラズリが悪いことをしたとは思ってません。
僕は…僕は、最期の瞬間に広い広い星空を見て…
しあわせだったのに、それなのにラズリをひとりぼっちにしてしまったことのほうがずっと苦しかったです
[ぎゅうっっっ。
半透明な身体を強く抱きしめます。
望遠鏡からキシリと少し音がして、
少女の両目から大粒の涙が溢れてきて
それが、星屑のようにボロボロと空を落ちて]
『…うえ、ええええ、ん…!!!
ジュナ、ごめん、ごめん…!!!!
私も、私もジュナと、いっしょでっ…!!!
しあわせ、だった…!たのしかった…!!!!
もっと、もっと、
おねえさんになっても
おばあちゃんになっても…!!!
いっしょにあそんで、星を見て…!!!!
ずっとずっと、しあわせが、
つづいて、ほしかった…!!!』
[ジュナは、ただ泣きじゃくる彼女の背中を撫でてうなずきます。]
はい…はい…
僕もです、ラズリ。
僕もずっとラズリといっしょにいたかった。
ラズリの生命が途切れた瞬間に、
一緒にいられなくて、ごめんなさい。
ラズリをひとりぼっちにしちゃって、
ごめんなさい。
……ずっと忘れていてごめんなさい。
………迎えにこれてよかった。
ラズリ、今度こそ、僕は君の最期を見送れます。
[…二人で泣きました。
二人であの日言えなかったことを言いました。
二人であの日後悔を許し合いました。
ああ。流れる涙が触れたところから、
ラズリの、小さな少女の身体が光の粒に変わっていきます。]
『…ぐすっ、ジュナ…。
ジュナ、大好き…。仲直りできて、良かった…
…けど、ジュナを置いてきたくないのにまた身体が…
ジュナ、ジュナをひとりぼっちにしたくない、のに…!
生まれ変わっちゃったら、
ジュナがまた、ひとりぼっちに…!』
[そう涙を流す少女に、少年人形は笑います]
……いいえ。ラズリ。
僕はね。魔法を教えてもらったんです。
人を幸せにする魔法を。
一緒に空を飛ぶ楽しさを。
お友達とつなぐ『愛』を。
誰かを思いやる『友情』を。
だれかの『お友達』になることを。
ラズリが生まれ変わるというのなら、
またお友達になります。また出会えるのを待ち続けます。
この遊園地で、この星空の下で、またラズリと遊べる日を。僕は待ち続けます。
僕はガラクタじゃないって、ラズリも、みんなも教えてくれたから。
……僕は、ずっとずっとラズリのお友達です。
だから、安心してください。…きっといい夢が見れますから
[その言葉を聞いた光の少女は、
すこしきょとんとして
また両目から大粒の涙をこぼしました。
こんどは、満面の笑顔で…]
『……そっか、独りぼっちじゃないんだね…
生まれ変わっても、ジュナと会えるのね……
ああ、よかった…ジュナ……ううん…ラピス…。
…私のこと…もう、忘れないでね……
次、あったら…今度こそ…たくさんたくさん…
あそぼうね……ーーー』
[…その言葉を最後に、少女は空へと消えていきました。
……遊園地で彷徨い続けていた、待ち続けたいた魂が…出会うべきものと出会えたから…その輝きはどの星よりも美しく、広い広い星空へと消えていったのでした]
…おやすみなさい、ラズリ。
また会いましょう。また出逢いましょう。
僕は…、『ラピス・ジュナ』は貴女の来園を待ち続けています**
― → ホラーエリア ―
[道すがら、写真家の彼から貰った写真のうち>>126、お気に入りの1枚>>125をポーチの中で分けて入れる。
今向かっている場所はホラーエリアの魔女の幻想サロン>>91。なにかあれば、卵形の通信機>>136で連絡を取り合うことになっている。使い方も>>135、シンプルでなかなか間違えようがないとは思うが教えて貰っている。]
うん、きっと大丈夫、よね。
[自分のこともそうだが、彼のなくしたもの>>137のことを考えると、胸が痛くなる。大事な相手、身を捧げても救いたい相手、にもかかわらず相手の名前が抜け落ちたように呼ぶことができないなんて。
思わず、彼を抱きしめて慰めてあげたかったが、今は希望のために動かねば。]
[さて。ホラーエリアは、恐怖をそそるものが多数置かれている。
棺桶、墓石、青白く燃える炎が入ったランタン、枯れ木、等々。
他のエリアより辺りが暗めで、静かな環境であり、ちょっとした音でも響くように作られているのか、自身の靴音が妙に響く。実際これはジャンプスケアがより効果的に行われる仕組みになっている。
現在地の確認のため、パンフレットを広げてみれば。パンフレットから飛び出すかのようにシーツをかぶったようなおばけが、ばあ、と魔女と対面した。]
あらあらまあまあ。こんばんは、おばけちゃん。
[思った反応ではなかったのか、おばけは相当狼狽えて。先に通行した訪問者>>114はどうだったろうか。ともあれ、ぷぅ、と頬を膨らませるおばけ]
・・・・・・?なんか気に障っちゃったかしら、ごめんなさいね?
[実際、魔女は大きな音や振動には驚くかも知れないが、ホラー要素に関して、エリアの趣旨を理解していないせいで、怖がりもしない魔女との相性はある意味最高で最悪と言える。まぁ、自分自身がこのエリアにいるような存在なのだから仕方ないのかも知れないが。
サロンはどちらかしら、と。にこやかに訪ねてみれば、スタッフであるおばけはむくれつつも案内を開始して。
着いた先は、煉瓦に蔦が被う純喫茶。占いがメインではあるものの、占いの順番待ちや、純粋に休憩所としても使われる。
扉を開けてみれば、からんころん、と来客を告げるドアベルが音を鳴らした。]
[…少女が消えたあと、ラピスのその両腕には彼女が残した望遠鏡が残っていました。これもまた、ある意味一つの『彼女の落とし物』なのでしょう。
ラピスは望遠鏡を大切に大切に抱きかかえます。
ラズリが残した『忘れ物』同士、身を寄せ合うように。
彼女がまたここに来てくれる日を待ち続けるために**]
― ホラーエリア・魔女の幻想サロン ―
[中には革張りの心地よさそうなソファの席、木の椅子のカウンター席、カウンターの奥には瓶詰めの液体や乾燥した薬草束等が納められている。中に居るスタッフは全員何かしらのローブや装飾を身につけており、魔女(の役割)であることを示していた。]
「いらっしゃい、空いてる席へどうぞ。注文もついでに。」
[カウンターに居る魔女が来客に促せば、カウンターの真ん中の席に座る。辺りを見渡して、客は自分一人であることを確認して。]
こんばんは、同胞さん。大切なものを探しているの。
[そう告げれば、カウンターにいた魔女はピタリと動きを止めた。そして、客を一瞥し]
「そう。貴女があのノートを。それじゃ幻視≪スクライング≫も要らないわ。」
[魔女はカウンターに紫色のサテン生地のオルタークロスを敷いた後、棚から一冊、黒色の装丁の本を丁寧に置く。
ノートというには中の紙がたくさん挟まれ、分厚くなっているそれは、確かに見覚えのあるもので。
中身を検めてちょうだい、と言う言葉に促され、クロスの上でノートを開く。一枚ずつページをめくり、自分の筆跡であることを確認しつつ、写真家の彼と約束したページも確認すれば]
・・・・・・私のノートだわ。拾ってくれていたの?
「そうさね、私らにとっても貴重な遺稿・・・・・・というと言い方は悪いけど。
ともあれ、野ざらしのままおいとくわけにはいかんでしょ。貴女が取りに来てくれなかったらどうしようかと思ってた。」
[苦笑するカウンターに立つ魔女に、つられて笑みを零した。]
「でも。その遺稿を持って行くと言うことはどういうことか、分かってるんよね。それは、未来を少し、変えてしまう可能性がある。持ち帰るなら何かしら考えてるんよね?
考えなしだったら、あるいはできれば。このままこのサロンに置いといてくれれば。
サロンの目玉にもなるし、何より貴女は衰退期の魔術文明で功績を残してる。"リピーター"として、もしくは、あわよくば私たちと一緒にスタッフになってくれると嬉しいんだけれど?」
[カウンターの魔女が意地悪そうに笑みを浮かべれば、客の魔女は困ったような笑みを浮かべて。]
ごめんなさいね。どうしても、これが必要なの。
最初は、なくしたものがないことに気持ちが悪かっただけ、見つかったら嬉しいな、程度だったわ。だけど、このノートが必要な人が居るの。
[それに。この遊園地で慕ってくれた人。慕っていた相手が悪い魔女、だなんて。その人たちに悪いもの、と。自分が死んだ後のことなんて、気にしてなかったのに。]
思ってたより。私ってわがままみたい。
「残念、フラれちゃった。」
[カウンターの魔女は肩をすくめて、それじゃ、と。]
「過去の失せ物の代償。いただきましょうか。
幻視≪スクライング≫しても良いけれど、過去に持って帰っちゃいけないもの、持ってるでしょう。できれば、自分から出してちょうだいな。」
・・・ここでのもらった贈り物なのだけれど、仕方ないかしら。
[観念したように、気落ちしながらポーチの中から次々とりだしていく。青色の薔薇、魔法の杖、そして写真の"束"。ああ、あと食べかけの宇宙食。サテンのなめらかな手触りのクロスの上に載せる。]
「青い薔薇はいいわ、魔力を使えば作れるし。ガラスペンも、別に良いわ、貴女なら作ろうと思えば作れるでしょうし。・・・・・・宇宙食、お口に合わなかったかしら。なんかごめんなさい。置いといて。」
[ただ、と写真の束は、と。]
「ざっと見た感じでも、他のお客様が写っていたり、貴女の時代にはあってはならないものが写ってたりしてるわ。分かるでしょう?」
・・・・・・ええ。残念だけれど。思い出は胸にしまっておくわ。ごめんね、マストちゃん。
[小さく頷けば、クロスが敷かれた"祭壇"上の写真の束は火に包まれ、塵も残らなかった。]
ごめんなさい、通信機、これだけは最後に使わせてちょうだい。連絡を取りたいの。
[そう言えば、どうぞ、とカウンターの魔女は肩をすくめて。]
――――マストちゃんマストちゃん。
聞こえるかしら。大切なノート。見つけたわ。
そちらの用事が済んだら、門の近くで落ち合いましょう。
通信機、サロンの対価で置いていくからこの後通信はできなくなるわ。
門の近くで待ってるからね。またね、マストちゃん。
[通信機を使い終えれば、彼から応答はあっただろうか。
しばらく待って、"祭壇"の上に通信機を置けば、通信機もまた火に包まれ塵も残さずに消えた。
持って帰る許可を得た、青い薔薇と魔法の杖はポーチにしまい直す。・・・・・・宇宙食は置いておく。]
ありがとう、同胞さん。良き別れをいたしましょう。
「どういたしまして、偉大なる同胞さん。
さようなら、貴女の道に平穏が訪れますように。」
[椅子から降りて、カウンターの魔女に対しカーテシーを。
そして、ゆったりとした足取りで、ドアベルを鳴らし、サロンを後にする。目指すは入り口の門の近く*]
「・・・・・・ま。"あれくらい"なら。
偉大なる同胞さんに免じて、サービス、いいでしょ、レオーネちゃん?」
[…少女が消えたあと、ラピスのその両腕には彼女が残した望遠鏡が残っていました。これもまた、ある意味一つの『彼女の落とし物』なのでしょう。
ラピスは望遠鏡を大切に大切に抱きかかえます。
ラズリが残した『忘れ物』同士、身を寄せ合うように。
彼女がまたここに来てくれる日を待ち続けるために。
…少年は、レオーネに心の中で訪ねます。
パレードの邪魔をしてはいけないので、
こっそりこっそり、静かにと]
レオーネ様。僕、無くしものを見つけました。
けど…また生まれ変わったら遊ぼうって、
約束をしてしまいました。
僕らはまたラズリの『忘れ物』になりました。
……あの話。僕の魂を回収して…ここで働かせてもらえる話は、まだ、有効でしょうか?
現実世界では、もう廃棄されて、あとは潰されるのを待つだけなら…寂しいまま何もできないままならば…
それなら、この世界で…たくさんの人の胸の穴を暖めてあげて…そんな魔法使いになって…ラズリが、僕達に会いに来てくれるのを待ちたいんです。…どうでしょう…?**
/*
あぶねえええええ!!!!書いてる途中にごばくしたああああああああおばあちゃまごめんなさい!ごめんなさい!!!
邪魔しちゃなんねえ!!!!じゃましちゃなんねえ!!!!!
/*
ああ、駆け足になっちゃうけど。とりあえず、大事なロールのために急いじゃった。
皆幸せになぁれー。ラピスちゃんが切ない。。。
/*
ああーーー!!!ラピスたんのロル美しい……。
ローズ様のロルも鮮やかっ……!!
眼福ですっ……!!
そして、ラピスたんからスタッフの申し出がっ!!!
おおおおおっ!!ルフィみたいに大声で「当たり前だろ!(ドンッ!!)」って言いたいけど、諸々の用事を済ませてからゆっくり書いていくね……はあぁ、幸せ……。
── 消えゆく光と新しい仲間 ──
[空に消えていく輝き一つ。>>176
それは儚くも夢叶う光のように美しい。
その輝きを見つめながらレオーネは呟きます]
アナタもようやく大切なものを見つけられたのですね。
ラズリ……。
アナタが遊園地に来た時の事を思い出しますよ。
星に焦がれた、片割れを求めるようなアナタ。
[ラピス・ラズリ。>>166
それは巡り合わせのように二人を引き合わせた。
どちらも大切な、私の友達。
ああ、今日の星空は一段と美しい──……]
── 魔法使いの約束 ──
[心の中に聞こえる声──。
私も、優しい声でアナタの心に語りかけます]
ふふっ、無くしものが見つかってよかったです。
そして今度はラピスたちが忘れ物になったのですね。
ええ、ええ、もちろんあの話は有効です。
誰かの忘れ物はここで大事に持ち主を待たなくては。
1年、10年、100年……1000年の時を経ても。
私たち、ここでいずれ来る誰かを待ち続けましょう。
それが魔法使いの約束。
ラピスも、今日から私たちスタッフの一員ですよ。
ようこそ! 小さな魔法使い『ラピス・ジュナ』!
[最後のほうは嬉しさと親愛を滲ませて歓迎します]
[レオーネはパレードの後半、翼を広げて離脱します。
花火は、レオーネビームではなく普通のもので!
そうしてラピスの元へと舞い降ります。
今度は心の声ではなく、きちんと声に出して]
ふふっ、ようこそ新しい遊園地のスタッフさん。
今はお客様ですが、明日からは我らと同じスタッフですよ。
共にたくさんのお客様を笑顔にしていきましょう。
そしてたくさんの友達を作るのです!
では、スタッフの証である証明書を差し上げましょう。
さあどうぞ、小さな魔法使い『ラピス・ジュナ』
[レオーネの言葉とともに小さな光がラピスの胸元へ。
やがて光が落ち着けばそこにはスタッフ証明の名札が!
星屑と獅子モチーフのブローチに『ラピス・ジュナ』と名前が書かれている]
[スタッフ証明たるブローチを渡せばにこにこ。
新たな仲間を迎え入れた喜びを全身で表現する]
さあ、明日からスタッフとして頑張りましょうね。
ラピスはどこで働きたいですか?
フェアリーエリア?SFエリア?ホラーエリア?
ふふっ、気に入る場所を探しておいてくださいね。
引き続き分からない事があれば私やスタッフに相談を!
みな親身に相談にのってくれるはずですよ。
アナタと同じ境遇のスタッフも多いので。
[レオーネの声を聞けば新たなスタッフの誕生に周りのスタッフが集まり歓迎の意を示してくれる。
その中にはラピスに風船をくれたピエロもいただろう。>>0:87
彼もまた、ラピスと同じかつては見捨てられた機械だ。**]
/*
レオーネと遊園地のイメソンの「Year N」って魔法使いの約束のOPでもあるんですよね。
ロルに絡められてよかったです。(ほくほく)
/*
ちなみに、マウスのイメソンはYOASOBI「アドベンチャー」だ!
https://www.youtube.com...
余談として、村のパスワードを当初は「yoasobi」にしようと思ったくらいYOASOBI好きだったんだけど、もうちょいひねりを効かせたいなーって思って「ticket」にしました!
「参加者(来園者)に届ける遊園地のチケット!」みたいな感じでみんなにワクワクを届けたいなーと思って!
[再会できた事に思わず声が弾みつつ、駆け寄っていく。
その声は届いただろうか、少し距離が離れていたからもしかしたら集中していて、聞こえなかったかもしれない。>>140
もしもまだ気づいていない様なら、そっと肩をとんと叩いて微笑みを浮かべてイノリくんの前に立とう。
イノリくんは僕がここにいる事を驚くだろうか、それとも予想していたのだろうか。
その表情を伺いながら、僕は言葉を紡ぐ。]
別行動してから結構時間が経っちゃって心配してたんだ。
一応妖精にイノリくんを探して貰おうと思って上手く乗せたんだけど……別の人を連れて来ちゃってさ。
[妖精達は既に任務達成して飽きたのだとばかり思っていたので、僕はイノリくんが僕の行動先を予測してくれたのだと信じ込んでいる。>>93 ]
/*職員証だやった〜〜〜!!!!
こんなに歓迎されるとはおもってなくてテレテレ
ヌクモリティユウエンチ…
……遊園地はどう? 楽しめてるかい?
[僕は此方で起きた事をざっと話しつつ、イノリくんの遊園地での出来事も聞いただろうか。
イノリくんが楽しく過ごせているのなら、それ以上に望むべく事もないと思っていた僕なので、内容を聞けば瞳を輝かせつつ「青春だねえ……」とかよく分からない事を口ずさんでいただろう。
そして、自然と僕は続く言葉を紡ぐ。
この遊園地のもう一つの噂についての事を、イノリくんに。]
……イノリくんは『なくした大切なもの』、見つけられたかい?
[そこに踏み込むかどうかは、直前まで悩んだ。
だけど、
もしも、見つけられていないのなら、大人として……いや、僕自身がイノリくんの為に動きたいと思ったから踏み込んだ。
見つけられているならいい、話す事が憚られるならそっと背中を押そうと思いつつ。
イノリくんが食い入るように見つめていた絵画……『ロストガーデン』とイノリくんを交互に見ながら言葉を待った。**]
…いや?
[何かを言いかけて、そのまま淀んでしまった言葉に。
強敵と書いて「とも」と読むやつだろうか、などと首を傾げ。
自分が退魔士の見習いとしてどのくらい”強い”のかもわからず
夢の世界だからか、彼がどのくらい”強い”人なのかも感じ取ることすらできないが。
退魔士になるものは非常に限られている。
突然能力に目覚めるものを除けば、同年代の子の顔は知っていると思っていた。
しかも、退魔で高名なお寺の子。
養い子だというのなら−−−秘蔵っ子なのかもしれないと興味を惹かれて]
隠さん強そうですよね。
夢から醒めたら、手合わせお願いしたいです。
お寺の憶之ヰさんを訪ねて行ったら、僕の時間でも会えるでしょうか。もし、僕が勝ったら−−−
[―――。
…いつか出会う同級生に、自分が何を願おうとしていたのか、ふとわからなくなって口を噤んだ。]
‷怖かったら、手でも繋ぐかい?"
[と、笑みを含んだ声。少し上がって見える口角。
差し出された手。
子ども扱い、というよりは、――― まるで。
―― 夢は願望を表すものだともいう。だとすれば、僕、は]
…じゃあ、お言葉に甘えて。
[豪華な鷲が大空へと出発する直前。差し出された手に、己の手を遠慮がちに重ねて。
出会ったばかりの未来の同級生と手を繋ぐという行為が
なぜこんなにも、心の臓を軋ませるのか。]
[夜の中を飛び越えていく。
彼の言う、慣れない浮き上がる感覚は
本当にカートの動きだけだろうか。
まるで翼が生えたような。
どこまでも、飛んでいけるような万能感と
記憶の渦に落ちていく僕を
繋ぎとめてくれる手の感触]
[そうしてたどり着いた地上で、首を傾げた彼が頬に手を伸ばす。
触れられた指先に、覚えがある。
あの子も、こんな風に整った指の形をしていた。]
…子どもの頃に、狐の妖に拐わかされたことが、あって。
[見開いた目で、目の前の人を、まっすぐに見上げる。
触れられた手に、あの時のように己の手を重ねて]
赤い髪と、指の綺麗な子と一緒だった。……あなたみたいな。
[前髪に深く隠されたあの下に、あの子の顔があるのだろうか。
でも、
なばり。そんな名前だっただろうか。…どうしても、思い出せないけれど。]
[ロストガーデン。
そこに行けばあの子の名前を思い出すことができるんだろうか。
……いや、きっとそんなことはないだろう。
破られてしまえば、それはもう守ではなくなってしまう。
彼の名前が、何を隠すものなのかまでは、わからないけれど。」
[触れている君の指先に頬を押しつけた。]
もし君なら
生きていてくれてよかった。
[ああ、そうか。
やっぱり、僕が失くしていた大切なものは
感情だけじゃない。……… 君だ。
僕は、思い出すために。ここに、きたのだ。]*
…ありがとう、ございます…!
僕…待ち続けます。いつまででも。
今度こそ…ラズリと、
心から楽しいと笑って遊べる日が来るまで。
…ここに来た胸にポカリと穴を開けてしまった人たちを暖められるように
みんなが…教えてくれたように
ここにいるみんなが、僕の寂しさを埋めてくれたように
[パレードはいよいよ佳境を迎え、
もうすぐ夜明けが近づいてきます。
わぁっ!と歓声が上がる中…
レオーネ様は、そのパレードの舞台から颯爽と翼を広げて飛び…そして、今は周りに人の少ないラピスのすぐそばに降り立ちました>>185]
レオーネ様…
…はい…はい!
僕は…たくさんの人とお友達に、なりたいです…!
お友達になって…!胸に空いた穴が埋まるように…
笑顔になれるように…
"あなたは、僕の大切な友達です"って言えるように…!
僕は、頑張ります。
何もないかもしれないけど、
できることはすくないかもしれないけど
それでも…!
[そして、その決意に答えるようにレオーネ様は頷き、
小さな光をラピスへと集め…その胸に、名前の入った星屑と獅子モチーフのブローチをつけてくださいました。>>185
どちらも大切な名前で…これからもずっと大切な名前。
夢の遊園地で出会ってきたみんなと…ラズリと…ずっと友人でいるという何よりの証。]
ありがとう、ございます…!
僕…僕、明日から…!がんばります…!!!
どこに行きたいか>>186…は、正直どこも魅力的で…
まだ、検討もついていないけど……
僕の、お役に立てる場所を探したい、です…!
[レオーネの歓迎やラピスの意気込みを聞いて、周りのスタッフたちも嬉しそうに歓迎の意を全身で表現してくれました。
その中でも、あの時風船をくれたピエロさんは、本当に本当に嬉しそうに、ロボなのに涙を流すのではないかと思うほど喜んでくれて。ぎゅうっ!!!とラピスのことを抱きしめてくださいました。]
『坊っちゃんが、本当の笑顔になってくれて、元気な顔を見せてくれてよかったぁ…!不安なことやわからないことは何でも聞いておくんなさい…!』
わ、わ…!ピエロさん…!
[なんて風船を渡してもらったときから、まさかこんなに心配されていたとは思わなくて。そして彼もまた同じ境遇のロボットだったとは思わなくて…。少年人形は驚きつつも、その優しくて暖かな抱擁を受け入れて…]
/*
ラピスくん、ワンチャン会えたら持って帰るルートも有り得たなあってちょっと思ったりはした
会いにいけなかったけど、子供組のやり取りが微笑ましかったのでモーマンタイ…
…そうだなあ…。
僕 僕は やっぱり
星がよく見えるところで、
ニンゲンサマを笑顔にできる
魔法使いに なりたいなあ
[そう言って、まだまだ小さな魔法使いは
気恥ずかしそうに 笑うのでした**]
***********
――…あれはいつかは君のもとを去る過客。
流浪の貿易商ってだけじゃない。そもそも短命の人間だ。
いいのか?
「そうね。確かに、そう。
それでもあたしは、もう、――――。
ええ、とても、とっても、うらめしいわ」
……、私は、君の傍にいるから。
私だって命短い
それでも命あるうちは、ここから飛び立ったりはしない。
「あら、あら。ヘロン、急にどうしたの?
……………………、ふふ。もしかして、やきもち?」
何を言ってるんだエナガ。いや、本当に。
[あの時は確かに、自分自身でも、気づいていなかった。
おそらくエナガも、まさか「本当に」そうだとは“みえて”なかったんだろう。]
***********
「――…そうそう、ヘロン。マーチェンドは元気みたいよ!」
本当か? 良かった……っておい待て、
アイツ、
って訳じゃあないのか。「みたい」ってことは。
「ええ。まだ会えてはいないけれど……
彼、手紙を書いてくれたの。あたしのことが心配だって。
それで今も、手紙のやりとりをしているのだけれど――」
うん。
「ふふ。マーチェンドったら、本当に可愛らしいのよ!
『貴女の隣にいます』とか、『あなたを守ります』とか。
ほんとうに彼ってば、いじらしくて可愛くて、いとしい人」
本ッ当にバカバカしいな、君たちは。
[誰かがここでヘロンの人間の顔を垣間見ていたならば、参ったとばかりの柔らかな苦笑がきっと見えたことだろう。
無表情な機工のシラサギはこの箱庭の
死すべき人間の誰もが、悲喜交々で必死に生きてる。
改めてそう思わせられたよ。
……いや、“人間”、だけじゃないな。
[それは人ならぬものたち――時に人間からおそれられ人間に追われる存在も、と。
或いは生命の無い機械だって、「生きてる」、と言ってもいいかもしれないと。
“獣”とも機械とも、
[卵型の通信機に ピピピとメッセージを送る。
ここで初めてであった最初の友達に。
僕に『愛』を教えてくれた君に]
マウスへ
僕、全部思い出しました。
僕のお友達と再会して…
また遊ぼうって約束したんです。
僕は お友達の『愛』を
たしかに持っていたんです。
だから、ありがとうございましたを伝えたくて。
…僕は、現実世界ではこれからスクラップされます。
けど…レオーネ様が、僕とあの子の約束を守るために、ここのスタッフにしてくれるって、言ってくれたんです。
だから、マウスが遊園地に来てくれたら、またいつだって会えます。また遊べます。…その日が来るのを 楽しみにしています。
マウスの友達 ラピス
(そういえば、夢だったな、ここは。忘れていたが)
[ホラーハウスから外に出て見なければ、今がまだ夜明け――閉園の頃>>0:3かはわからない。もしかしたら屋内施設でも園内アナウンスがあるのかもしれなかったが、まあそれはそれとして。
ライド降車地点でオープンカーから降りた後、ヘローはふと脚を止める。]
(そろそろ土産物でも買う頃か? 持って帰れないだろうが……
ああでも閉園まで粘りたくもあるな〜…
……………、……)
[まだ巡っていないエリアや施設は多くある。
限界機械工が迂闊に足を踏み込めば本気で帰ってこられなくなる懸念のあるSFエリアだったり、合法的にもふもふをもふもふできそうなふれあいエリアだったり、各エリアを巡りゆくマーメイドリバーだったり。
「ラプンツェル」が何者なのか知らないなりに、その「大脱出」の塔にふと気を惹かれたり――。]
/*
>>200
う……うっ……、ピエロさんと一緒に私も泣いちゃった……。
ラピスきゅん……よかった、よかった……。
うえええん……。
[――――。
ヘローの乗っていたものから2台後ろにあったオープンカー。
そこから降車し、機工のシラサギの跡を静かに追う影がひとつ。
ちょっとした音でも響いてしまうこのホラーエリアにあって、その影は足音も衣擦れの音も響かせない。
その2本の脚は、小鳥がごとく細く鋭く。
囁く声は、けれども小鳥のさえずりがごとく、周囲の音に融け込んでしまう。
他の誰に気づかれることもなく、気配を漂わすこともなく、
そっと、じわり、忍び寄る影がひとつ――。]
[この静かなる怪異>>212は、ホラーエリアの趣向の一つ?
それとも2回連続でびっくりばあに失敗してご不満なおばけさん>>177>>178のかなしみが生み出した魔物?
いいえ、どちらも違います。
誰かさんの心の空白に引き込まれて、ふとここに来てしまっていただけの誰かさんです。]
(
例の
……それにしてもあのブーツ、思い切って脱いで正解だったわ)
[サンドイッチもあんぱんもない代わりに、遊園地の屋台のチュロスをくわえて。
その「気づかれなさ」具合は、寧ろニンジャか、小鳥か、あるいは
[鳥の姿をしたヘローから頂いた、ルリビタキの模様が入った缶バッチ>>0:274。
ラピスはそっとそれに『どうかよろしくお願いします』と声をかけました。]
ヘローへ
なんだかお久しぶりです。連絡が遅くなりました。
コトリサマがきちんとメッセージを届けてくださると嬉しいです。
…ヘローに教えてもらったとおり、
僕は、たくさんの楽しさを思い出しました。それに…過去の記憶のことも。
大切な友達を亡くしてしまったこ。…けど、また遊ぶって約束したんです。会えたんです。この遊園地で、また、生まれ変わってもって。
それが何より、幸せでした。
…それは、思えばヘローが『楽しむ』ことを教えてくれたから、この遊園地の楽しさが過去の記憶を呼び起こしてくれたから…できたことだと思います。
本当にありがとうございました。
…僕は、現実世界ではこれからスクラップされます。けど…レオーネ様が、僕とあの子の約束を守るために、ここのスタッフにしてくれるって、言ってくれたんです。
だから、ヘローが遊園地に来てくれたら、またいつだって会えます。また遊べます。…ヘローの楽しみがこれからも続けばいいなと願っています。また会えたら嬉しいです。
ヘローの友達 ラピス
/*
>>183
ここのお返事、書くかどうか迷うー。
「過去の改変による歴史修正」については、あんまり村建てがうるさく言わなくてもPCのみんなにお任せすれば良い感じになるんじゃないかなーって思って……。
お返事返しても、要約が。
「うふふ!オッケー☆」になりそうな感じ!!
[鳥の姿をしたヘローから頂いた、ルリビタキの模様が入った缶バッチ>>0:274。
ラピスがそれに『どうかよろしくお願いします』と声をかけると…それはみるみる本物の小鳥の姿を取り始め、ラピスの言葉を伝えてくれるものになりました]
イノリへ
さっきは、突然駆け出しちゃってゴメンなさい。
たくさんたくさん、楽しいことが多すぎて、はしゃいでしまって…心配かけてしまいましたよね。
…あれから、僕はユラさんと出会ったり、昔の友達に…再会できたりしました。全部思い出したんです。離れ離れになっていたことも。
……僕のお友達は、僕が現実世界でどんな扱いになるのかとても心配してくれました。イノリが心配してくれていたように…心配してくれる人が僕にもいたんです。
…イノリが一番最初に…心配してくれるニンゲンサマもいるって、おしえてくれてなかったら、僕はあの子の本当の思いに気づくことができなかったかもしれません。
だから、ありがとうございました。
イノリが僕の友達で、本当に良かった。これからも…友達です。
…僕は、現実世界ではこれからスクラップされます。けど…レオーネ様が、僕とあの子の約束を守るために、ここのスタッフにしてくれるって、言ってくれたんです。
だから、イノリが遊園地に来てくれたら、またいつだって会えます。だから、またいつか会えるのを楽しみにしています
イノリの友達 ラピス
[僕は一歩距離を縮める。
──彼女は動かない。
更に、手を伸ばせば届く距離まで縮める。
──微動だにせず。僕の事見えてるのかな??
目の前で手を振ってみる。
──焦点が合ってない。
これは一体……? と思って使用人の方を向けば、そっぽを向いている。コイツ。
……後に、" お嬢様"は極度の人見知りだという事を知る。
僕と初めて会う時もコミュニケーションが出来そうにない事を使用人に相談した所、『凛とした表情をしておられれば、相手も緊張し対話が発生する事はないでしょう』とかいう本末転倒な助言をしてやがった。
何はともあれ、警戒する以上の人物ではなかった事を僕は知り、"彼女"との距離を徐々に縮める事となった。]
[始めは手土産に孤児院の子供達を収めた写真を。
その時に、"彼女"が感嘆の声をあげて、話す事が出来ない事を知った。
その時は僕に学というものなど一切なく、"彼女"が筆談しようと読み書きした物に曖昧に笑う事しか出来なくて。
どんな事を考えているのか、何を僕に伝えてようとしているのかを理解したくて、必死に文字を勉強した。
初めて見せた写真には『きれいです』と書かれていた。
孤児院の子供達の顔が? 変な感想だなあ。
週に一度、"彼女"の元を訪れる日。
その日はサプライズに花束を用意して、容態が急変させてしまった。
その時に、"彼女"の病気の事を知った。
その時に彼女は『ごめんなさい』と紙に書いた。
どうして彼女が謝るのだろう、使用人に興奮させるなと言われていたのは僕の方なのに。]
[春を木漏れ日を迎え、夏の日差しに目を細め、秋の木枯らしに肩を震わせ、冬の贈り物を交換する。
四季を1つ、2つと越える頃には、僕はオールドタイプの写真家として、それなりに名が売れ始めていた。
孤児院で撮っていただけの我流は、使用人さんの指導の元、才能が開花したのだけど、内容がスパルタ過ぎてあまり話したくない想い出。
"彼女"は、僕がプロとして活動するならお祝いに贈り物が必要だと言ってくれた。
紙に書かれたその文字は『レテ』と書かれていた。
それは、
"彼女"の家名、"レーテ"からもじられた、非公式ではあるけど確かな繋がりと意味を持った"名前"。
孤児故に、僕はそう言った事に縁がないと思っていたから、その贈り物にはとても揺さぶられた。
その時に、初めて僕は"彼女"と何か見えない絆で繋がれた様な気がして、涙が止めどなく溢れ零れ出たのを覚えている。
恥ずかしいけど、暖かい、僕の救われた記憶。*]
[鳥の姿をしたヘローから頂いた、ルリビタキの模様が入った缶バッチ>>0:274。ラピスがそれに声をかけると…それはみるみる本物の小鳥の姿を取り始め、ラピスの言葉を伝えてくれるものになりました]
ろーずおばあちゃまへ
さっきは、お星様を一緒に探してくれて、魔法の心得を教えてくれてありがとうございました。おかげで、マウスに誕生日プレゼントを渡したとき…とっても喜んでもらえました。これもおばあちゃまの魔法のおかげです。
…それから…僕、全部思い出しました。僕の昔のお友達と再会して…また遊ぼうって約束したんです。なかなおりが、できたんです。
…その子は次の人生へと進みました。僕はあの子がまた次の人生で遊びに来てくれることを待つことにしたんです…今度こそ、心から自由に遊べるように。
『相手のことを、想うこと。
相手にどうなって欲しいか、願うこと。』
ろーずおばあちゃまの教えてくれた魔法は本物でした。
あの子も、僕も、本当に幸せになれました。
だから、ありがとうございました。
…僕は、現実世界ではこれからスクラップされます。けど…レオーネ様が、僕とあの子の約束を守るために、ここのスタッフにしてくれるって、言ってくれたんです。だから、ぼくはここで…おばあちゃまのようなみんなを笑顔にできる魔法使いになれるようにがんばります。またどうか、遊びに来てください。
ろーずおばあちゃまの弟子 ラピス
── 小さな魔法使いと交わす約束 ──
[ラピスの元に降り立ち新たなスタッフとして歓迎を!
すると、ラピスらしい意気込みを語ってくれる。>>198
その様子が嬉しくて、愛しくて。
歓迎の意を込めてラピスへブローチを贈りましょう。
意気込むラピス>>199に慈しみを込めて微笑んで]
ふふっ、ラピス・ジュナだから出来る事もありますよ。
アナタがいるだけで笑顔になる人がいる。
心にぽっかり空いた胸の穴が埋まる人だっている。
それは、今日だけでも証明されました。
アナタこそこの遊園地のスタッフに相応しい!
配属先はー……これからゆっくり考えていきましょう。
[にっこり笑えば歓迎のため集まるスタッフたち]
[特にピエロさんは自分の事のように喜んで……。>>200
思わず私もほろっと泣きそうになりました。
そうして気恥ずかしそうに笑うラピスに。>>201
スタッフのみんな微笑ましく笑顔を見せて]
ええ、ええ。 素敵な願いですね。
どこか私のマイロードを思い出す願いです。
ラピス・ジュナ。
共に願いを叶えていきましょう。
大丈夫、時間は夢のようにありますから。
あらためてよろしくお願いします。
小さな魔法使いさん。
[もふもふとラピスを全身で抱き締めてあげる。
ああ、とても温かい──……。*]
── 回想・魔女さんたちとのお話し ──
[ホラーエリアの魔女スタッフの声が聞こえる。>>183
私はにこにこ返事をしましょう]
ええ、ええ! もちろん!
今までも過去のお客様の”遺作”など渡したこともありましたね。
すると現実では「失われていた資料を発見」!
なんてニュースになったりするのです。
あまりにも歴史を覆すことは禁止ですが。
今回は見事に動いてくれましたね。>>182
ありがとうございます。
私、夢の中だけの存在ゆえこういう事には疎くて……。
今後も遊園地を共に盛り上げていきましょうね!
[ラピスと話をする前、
魔女さんたちに水晶越しにそんな事を話す一場面。*]
/*
>>218>>219
あ、レオーネのト書きからラピス「様」が抜けてるのはあえてです。来園者様ではなく共に働く仲間になったので。
親愛を込めての呼び捨てです、らぶ。
[鳥の姿をしたヘローから頂いた、ルリビタキの模様が入った缶バッチ>>0:274。ラピスがそれに声をかけると…それはみるみる本物の小鳥の姿を取り始め、ラピスの言葉を伝えてくれるものになりました]
ユラへ
さっきはありがとうございました。ユラが話を聞いてくれたおかげで…僕は、あの子と向き合う勇気が出ました。あの子の本当の気持ちを…知ることができました。
あの子は僕のことをずっと気にしてくれていました。病気なんてなければって…本当はずっと苦しんでいたことを知れました。
…そして僕も本音であの子と話せました。出会えた事が何より幸せだったって。
…そしたら、あの子も。ラズリもそうだったって言ってくれた。ずっと幸せが続いてほしかったって。…二人で泣きました。本音で話すことがこんなに怖いことだと思わなかった…けれど、話してよかった。話せてよかった。
…ユラが言葉にして伝えることを教えてくれたから…あの子と向き合えた。本当にありがとうございました。
…僕は、現実世界ではこれからスクラップされます。けど…レオーネ様が、僕とあの子の約束を守るために、ここのスタッフにしてくれるって、言ってくれたんです。だから、ユラが遊園地に来てくれたら、またいつだって会えます。ユラの友達はここにいます。だから、どうか、自分を恐れないで。また会える日を楽しみにしています。
ユラの友達 ラピス
[写真家の話をうんうんと頷き聞きつつ、間違えて連れてこられたのはどんな人だったのかと、少年は更なる話を求めた。
ただ間違えられたくらいだから自分と似てるのかなと思っただけで、深いことは何も考えておらず、どんな答えもそのままに受け止めるだけだろう。
その後逆に問いかけられたのなら楽しげな笑みが戻り、長めのチェーン─スタッフが首輪付きの子供も掛けられるように気を使って大人用を渡した─の秘宝石のネックレスを指し示して語る>>189
二人の男の子との出会い、ジャングルでの冒険。秘宝の呪いで真っ白になったこと。でもクリアよりも二人と友達になれたほうが嬉しかった話。
レンズ越しの輝く瞳は大人の相手が子供の話をきちんと聞いてくれている証のようで、“そうです!”と元気に返した少年は、マストがよく分からないことを言っているとは思わなかった。]
・運命と選択・
「めっっちゃ上手いね!」
[今の事務所に所属する前、同い年くらいの子に話しかけられたことがあった。
出会ったのは、確か駅前の路上パフォーマンスが盛んだったあの場所。
一番ぼろっちくて、スポットライトなんてなくて、それでも暖かかったあの場所。]
「ねぇねぇ、一緒にやってみない?」
[その子はとっても明るくて、楽しそうで、幸せそうで。
誘われた時、不思議と嫌な気分はしなかった。
とても、大切な友達との思い出。]
マストさんと離れる時に、影を見た気がして
でも追いつけなくて、それっきりです
僕に会いたくないからなのかも……
[しかし自然に移り変わった話題に、少年は固まった。
それから表情は沈み、俯きながら答えると
胸の前で自分の手と手を重ね、ぎゅっと握る。]
だって、皆は死んじゃったのに、
僕は生きてて、お兄ちゃんに優しくされて
遊園地のチケットも貰って楽しく過ごして……
それって凄く不公平だから
[見つかっていない理由は行動よりも心情。
マストが最初に一緒に遊園地の中へ手を引いてくれたから、マウスとラピスが仲良くしてくれて三人で過ごしてくれたから、だから夢中になって少年は過ごしていたけれど。
あれ以降探していなかったのには、その不安もまた理由だった。*]
・運命と選択・
「めっっちゃ上手いね!」
[今の事務所に所属する前、同い年くらいの子に話しかけられたことがあった。
出会ったのは、確か駅前の路上パフォーマンスが盛んだったあの場所。
一番ぼろっちくて、スポットライトなんてなくて、それでも暖かかったあの場所。]
「ねぇねぇ、一緒にやってみない?」
[その子はとっても明るくて、楽しそうで、幸せそうで。
誘われた時、不思議と嫌な気分はしなかった。
とても、大切な友達との思い出。]
ってあれ?
[庭園の道の途中、何かが煌めいたような気がして、そちらの方に。
近寄ってみれば、小さなストラップ。
懐かしい、友達からもらったプレゼント。
小さな小さな、ミニ望遠鏡。]
懐かしいな〜、どこにあったんだろ
[鞄につけて、大切にしてどこに行くにもつけてた宝物。
いつかの現場で無くなってしまった贈り物。]
まだ見えるのかな?
[小さなおもちゃのようなもので、遠くを見ることはできなかったけど、望遠鏡らしく覗くことぐらいはできたはず。
よく友達とおそろいで月を見ていたっけ。
懐かしい気持ちに包まれて、覗き込んだ。]
え…?
[特別な物が見える訳ではないはずなのに、映り込んだ姿に思わず言葉が出た。
だって、あの人はもう、この世には。]
[小学校に入る前の幼い私の記憶に残っているお母さんはとても元気で騒がしくて、そして、とても優しかった。
幼い私よりもうるさくて、いたずら好きで、強かった。
いつもお父さんがお母さんのいたずらの標的で、よく覚えてるのは笑いながらもお母さんのことを叱るお父さんの姿。
そして、とても素敵な歌を歌う姿。]
[お父さんとお母さんは音楽で出会い、バンドを組んでいた。
お母さんがボーカル、お父さんがギター、ベースとキーボードとドラムをやっていたメンバーの人達は幼い私とよく遊んでくれる人達だった。
お父さんとお母さんは結婚して、私が生まれてからバンドを辞めてしまったけれど、時々私に歌って演奏する姿を見せてくれていた。
私もそれが大好きで、よくせがんでいたのを覚えている。]
「月奏は私の歌を聴くのが好きね〜?」
うんっ!えっとね、ママのおうたさんきくとね、ぽかぽかするの!
[そんな話もしたっけ。
そのあとお父さんが僕のギターは…?なんて落ち込みながら聞いてくるか、ギターも好き!って慰めた記憶がある。
そんな幸せの日々が崩れたのは、私が小学生になった頃。]
[その日はなんてことない日だった。
ただ、お母さんが目の前で倒れた。
酷く汗をかいていて、辛そうで、何が何だかわからなくて。]
ママ、大丈夫だよね…?
「あ…あぁ…きっと、大丈夫だ」
[その日から、お母さんは入院をした。
詳しくはわからなかったが、病気だったと、聞かされた。]
[その日から、全てが変わった。
お父さんは病気のお母さんの為に今まで以上に働いた。
それこそ大好きだったギターを弾くこともなくなるほどに。
お母さんも、以前までの元気いっぱいの姿は見えなくなって、
病気で歌を歌うこともなくなっていた。
気が付けば、家族三人で奏でる演奏はなくなっていて。
いつも一人で歌っていた。
お母さんの病気が治りますように、また三人で歌を歌えるようになりますように。
祷って、祷って、縋るように、歌って。]
お母さん!
[気が付いた時にはお母さんは視界から消えていた。
でも、どちらに行ったのかは不思議とわかって。
ただ、突き動かされるように駆けた。]
[救いを求めていたんだと思う。
路上ライブというものを始めたのは、夢を追いかける為ではなかった。
ただ、歌えればよかった。]
「月奏は夢とかある?」
「私はね、武道館!」
「私と、仲間達だけで武道館に立って」
「それで、武道館を私達のファンでいっぱいにするの!」
「まだ、ファンは多くないけど」
「絶対に叶えて見せるからさ」
「その時は絶対に見に来てよ」
「招待するからさ」
[そう、楽しそうに語るあの子が羨ましかった。
だから、なのかな。]
[スカウトされた時、うなずいた。
歌には自信はあるから、なんとなく行けるかもと思ったから。
それに、あの子達がスポットライトに照らされるのを近くで見たいと思ったから。
だから、スカウトに頷いた。
歌なら、頑張れる。
けれど、求められたものは顔だったらしい。
入る仕事はモデル、そこから演技。
歌の仕事は入らなかった。
最初は知名度を得る為だって言われて、頷いて。
気が付けば私のプロフィールから歌は消えていた。]
☆ → フェアリーエリア
[お母さんを追いかけて、辿りついたのはフェアリーエリアだった。
何かに誘われるように、駆けた。
その先に何があるかわからないけれど。
ただ行くべきだと思って。]
はぁ…はぁ…
[もうすぐパレードが始まるからか、スタッフの姿はほとんどなく。
辿りついた場所は、スポットライトの光るステージ。
スタッフの姿はどこにもなくて、ただステージ上には見覚えのある楽器と一人。]
/*
ラナちゃんがキターーーーーーーー!!!!!
リアル爆発&箱破壊の状況で来てくれてありがとう!!
圧倒的感謝&どうか無理しないでねーーーーー!!!
レオーネが全力もふもふするからねーーーー!!!
[伝えたい言葉はたくさんあった。
あの日から成長したこと、いろいろと。
でも、口はうまく動いてくれなくて。
ただ何か言葉にしたくて、零れた言葉は。]
なんで、死んじゃったの…
[子供のような理不尽な恨み節だけだった。]
ずっと寂しかった
あの日が戻ってくるって思ってたのに
あっけなく、死んじゃって
お父さんはあれ以来ギター辞めちゃって
私もあの頃を忘れられなくて
歌を続けてたのに…
私だめだった
続けられなかった
あの頃に戻りたいよ…
[涙で滲む視界。
その時、何かが手をつかんだ。]
…え?お母さん?
[ステージの上で微笑んでいただけのお母さんが、気が付けば手をつかんでいた。
何も言わない、だけどあの頃のように微笑む姿に少し心が救われたような気がする。
きっと、何かを伝えたいんだと、その言葉を待った。
けれど、言葉は聞こえなくて、ただ手を引かれた。
ステージの上、楽器が置かれただけの場所に、スポットライトの下に。]
[ステージの真ん中。
私とお母さんだけがいる空間。
ステージの上に私を連れて来たお母さんは、近くにあったギターを持ってきた。]
あれ?これってお父さんの…?
[いつの間にか家から無くなっていたお父さんのギター。
そのものだった。]
それに…遼河さんのドラムに、有希さんのキーボード、春樹さんのベースもある
[お父さんとお母さんが組んでたバンドメンバーの人達の楽器。
それがこのステージ上に揃っていた。]
[お母さんは何も言わない。
けれど、どうすればいいかなんとなくわかった。]
歌え…ってこと…?
[満足そうに笑ったお母さんは、そのままステージから降りて客席に行ってしまった。
手が震える、失敗したらどうしようって。
きっとこれが最後の時だから。
ぎゅっと握った手の中、懐かしいギターがある。]
[あの頃よりも傷ついて、それでいて変わらないままのギター。
暖かい記憶がたくさん残っているギター。]
…うん、あの頃のように
[お父さんに教わったように、お母さんに教わったように。
私の気持ちを込めて。]
〜♪
[私の音に合わせて、ドラムやベース、キーボードがひとりでに音を鳴らす。
懐かしい、演奏の癖そのままに。
幸せを、奏でて。]
ふぅ
[気が付けば、スポットライトは月明りに。
楽しかった時間は長く続かなくて、最後の一音はやってきてしまう。
歌い切った疲労と、爽快感。
気が付いたらお母さんはいなくなっていた。]
お母さんに届いたかな
[呟くような祷りの言葉は、もう確認はいらない。]
[目線を合わせて、ラピスくんの顔をしっかり見つめて。
私は自分の名前を告げました。
お友達だと、宣言しました。
そのことにラピスくんが、本当に、心から嬉しそうにしていることがわかります。>>159
そんなラピスくんの姿に、私の胸にも温かなものが流れ込んでくるのがわかりました。]
私を見つけてくれて、ありがとう。
[私は改めて、感謝を伝えます。
今、こうやってラピスくんと友達になれたのは、この子がこんな高い塔の天辺に居る私を見つけて、わざわざ来てくれたから。
“あの子”と重ねて、居ても立っても居られなかったのかもしれないけれど、だからこそ。心と心で沢山のことを話すことが出来たのでしょう。]
ラピス・ジュナ
[私は内緒だという本当の名前を反芻します。
ラピスの方は先にレオーネくんが付けてくれたことは聞いていましたが、ジュナについても教えてくれたのは、ラピス──ジュナくんと私がそれだけ、心を通わせることが出来たから。
そんな風に考えることは、私の思い上がりではないと信じてもいいでしょうか。]
綺麗な名前だね。
オトモダチが、ラピスくんのことを思っていたことがわかる。
ジュナという名前は、ラピスくんにとって大切な名前なんだね。
[そんな宝物のように仕舞っていた名前を私が呼ぶことは、ふさわしくないのじゃないかという考えを振り払って、私は決めます。]
じゃあ、他のヒトが居ない時はジュナくんって呼ぶことにしますね。
[“あの子”の代わりになれるとは思わないけれど、大好きだという名前を呼ぶ人が居ないなんてことがないように。
大切に大事に、そう呼ぼうと。]
[その後は、他愛もないことを沢山の話をしました。
子犬の名前を考えていたら、いつの間にか連想ゲームになっていて、お互いにアレ?なんだかおかしいねって笑い合ったかもしれません。
そんな中、ふとラピスくんが空を見上げました。>>161]
カニス………!とても。とてもいいと思います。
星座に詳しい方だったのですね。
君もどう?素敵な名前だと思うでしょう?
[連想ゲーム中に微睡から覚めたらしい子犬は、ワンワンという犬語で返答。尻尾を振って、喜んでいるようでした。
徐に、私は隣のラピスくんに促します。]
そろそろ、パレードが盛り上がって来る時間だよ。
[以心伝心。きっと、私の言いたいことは伝わったのでしょう。
オトモダチを探しに行くとラピスくんは腰を上げました。]
いってらっしゃい。
[私は屋根を降りる小さな背中を見送ります。
会話の中でラピスくんが階段でここまで来たことを聞いていれば、別の手段もあることを伝えたでしょう。>>41]
また、ね。
[再会を当たり前のように言うラピスくんはあの時のマウスくんのよう。>>0:189>>0:234
私は目を細めて、ラピスくんが“あの子”と会えるよう祈りました。]**
[さて、僕は"彼女"の名前を見つけ出す為に、ここで何をするのかと言うと……
何を言ってんだと思われると思うけど、話を聞いてほしい。
僕はまずこの遊園地の在り方に目を付けた。
『ロストガーデン』に
つまり、この夢は、僕の夢であり、誰かの夢でもあるという事。
そして、その夢は
それらを加味すると、僕にとっての"探し物"と所縁のあるものはある程度固まってくる。
……つまりは、こういう事。]
/*
ここまで長くなると思ってなかった…!ほんとにごめんなさい
勢いで全て書いたので誤字とか多いと思います…
返信もしたいんですけどちょっと間に合う気がしない…
……すみませーん、"僕の作品"を寄贈してるっていませんかー?
[大きく息を吸って、よく通る声で写真館のスタッフさんに自意識過剰なお願いをする僕。いっそころせ。
そして、それが見つかったというのだから、侮れない話である。僕と会いたい奇特な人が居るんだな……。
今この時ほど、自分の名が売れている事を喜んだ事はないね。
こうして、無事に僕は少し締まらないながらも僕の作品『存在』を見つけ、自身が記述していた被写体の事……"彼女"の名前が記載された部分を見つけ、小さくガッツポーズを取るのだった。*]
/*
ラナちゃん来てくれて本当に良かった
突然死って、村によってはまじで一度しただけでも入村できません判定されかねないから、生存報告があった時点で一安心、ロルが来てくれてふた安心。
プレッシャーをかけてしまったこと本当に申し訳なく思いつつ、RP村って突然死なし設定のとこもあるから一応言っとこうかな…と差し出がましく言ってしまったアレそれにございます大変すみませんでした
ラナちゃーん!むりしないでーーー!
/*
ユラちゃんが二人きりのときだけジュナって呼んでくれると聞いて僕は、僕は(顔覆い)
ユラちゃん尊い…ユラちゃんのお手紙にだけジュナって名前にすればよかったと今になって気づく…書いてるときには気づかない罠……
普段はラピスと名乗ってジュナのところは少し隠してるラピスはいるかもしれない(
/*
それにしても最後の最後にクソ重ラブレターを各所に送りましたが大丈夫だよな…?足りてるよな…???
更新直前に手紙を送ったり、ラナちゃんを急かしちゃったりして
申し訳無さオブデッドエンド。殺せ。スクラップしてください(突然の不安
/*
おああああ全力で楽しみました!!!
あとは!!!終わってから!!!
ちゃんとごめんなさいする!!!で!!!!
楽しかった!!!幸せなハッピーエンドをありがとうございましたむらたてさま!!!
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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