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翌朝、 ほぼろぼ ゲイザー の死が告げられた──……。
夜が明け、村人達は互いの安否を確認する。
どこからか上がる悲鳴。
村人の一人が、凄惨な赤い跡を震える指で示した。
噂は真実だったのだろうか。隣人の顔すら歪んで見える。
猜疑心に苛まれた村人たちは、怪しい人物を排除する事にしたのだった――…。
現在所在が確認できるのは でんし ウミ、 みつかい ヌンキ、 けんきゅう シトゥラ、 あとつぎ テンガン、 ほしあつめ サダル、 揺らぎ アルレシャ、 ほんのむし エルナト の 7 名。
でんし ウミは、 揺らぎ アルレシャ を能力(襲う)の対象に選びました。
でんし ウミは、 あとつぎ テンガン を投票先に選びました。
揺らぎ アルレシャは、 あとつぎ テンガン を投票先に選びました。
あとつぎ テンガンは、 あとつぎ テンガン を投票先に選びました。
/*
物理的な手紙を情報媒体にする方法とかってあるのだろうか。SF的な場合は、物理と情報は同じものだよ、と発達した科学は魔法と同じだよを地で行くのだけれども。
持たせたいから、そうしようかな。(宝物にしたいよね)
[ カイオウに停泊した船のメンテナンス、
生体の乗組員のメディカルチェック。
流通業務そのものだけでなく、
業務に携わる者たちのケアもまた
この惑星上では日々行われている。 ]
あゆみは最近頑張っているようで、
体調は万全のようです。
≪ ああ、おかげさまで。
不摂生だの不養生だの言われるかと
思ってたけれど、定期健診の結果は
上々だったからね、今回も。 ≫
[ 技師はウミのアバターに顔を向けずに、
真新しい診断結果の通知に目を通す。
ウミが発した銀河語に、微妙な違和感を
捉える素振りも特に見せないまま。 ]
≪ 別にボクは健康に特別気を使ってるとか
そういうことをした覚えはないけれど。 ≫
はい、あゆみはそういう人です。
彼は不健康な働き者だと思うから
メディカルチェックの結果は常に陽性
不自然なのかな。
その医療チームは本当にずさんに働いていませんでしたか?
≪ ずさんな検診とかされていたら不味いな…… ≫
≪ ところで陽性判定なんて一つたりとも出てないが。
ウミ、単語の用法間違えてるな? ≫
たぶんそうです。
あゆみ、今日の教材で
医学テキストを含めます。
[ そんな、ウミと技師との日常の一部。 ]
ほんのむし エルナトは、 あとつぎ テンガン を投票先に選びました。
けんきゅう シトゥラは、 あとつぎ テンガン を投票先に選びました。
みつかい ヌンキは、 あとつぎ テンガン を投票先に選びました。
「夜明けに天の
この
我らが夜明けを迎えられる日々が
常に約束されている訳ではないが故。
かの巨竜の災禍の折、我らの多くも外なる民の多くも、
人ならぬ数多の生命も、そしてかの時代の「御子」も、
次の夜明けを迎えること叶わなかったのだから」
[ヌンキがそんな教えを受けたのは、いつの頃だったか。]
[この日は学校が休み。それでもヌンキの起床時間は変わらない。
夜明けにタムタイア語で神への感謝を捧ぐのは変わらず。
そして郵便受けに溜まっていた郵便物を朝一番で取り込むのも変わらない。]
今日は手紙、多いな。
おじさんになんか大きな封筒とか来てるし。
[ぱっと見た感じ、自分宛ての手紙は3通。加えて、同居人である保護者宛ての郵便物もそれなりに来ている。
紙の束を抱えながら、保護者が朝食の支度をして待つ家の中へと。]
[ところで、先日、惑星ジェイロに宛てて書いた手紙の銀河語の文意は、次の通りだった。]
はじめまして、
ぼくはヌンキといいます。
惑星バハラルダから、あなたにこの手紙を送っています。
ぼくは、バハラルダの先住民であるタムタイアの民です。
そしてぼくは、神様である海からの御使いです。
ぼくは将来、タムタイアの民の代表のひとりとして、バハラルダの移民の人だけでなく、星の外の人々とも交流するように求められています。
ぼくが一番よく話せるのはバハラルダ語です。
ぼくら自身の言葉であるタムタイア語も話せますが、バハラルダ語のほうを話すことが多いです。
その上でさらに、銀河語も勉強しています。
タムタイア語はよく読み書きできると褒められますが、銀河語の勉強はとても難しいです。
ジェイロの人も、銀河語を勉強するのは難しいですか?
銀河語を話すことについて、苦労があったりするのでしょうか?
そういえば、惑星ジェイロには、昆虫の羽が生えている、夢を食べる鳥が住んでいると聞きました。
バハラルダにも、トンボの羽が生えた蛇は住んでいますが、昆虫の羽が生えた鳥は住んでいません。
どんな鳥なのか、一度見てみたい、と思っています。見られるかな?
思ったことを書いていたら、長い手紙になってしまいました。
返事は無理に返さなくても構いません。
もちろん、返事がもらえたら、とても嬉しいです。
海の御使い
ヌンキ
[実際に送った手紙の中で「ジェイロ」の綴りを一カ所誤っていたことに、ヌンキは気づいていない。]
[朝食の後、ヌンキは朝から自室に引っ込んだ。
休日の間の宿題を真面目に済ませるため……ではなく、今朝届いた手紙を開くために。]
あれ。おんなじ封筒だ?
[3通のうちの2通の類似に気づき、はたと瞬く。
白い封筒というだけでなく、封をするシールも同一の形。
それに、差出人書きの文字の、色も形も。
その差出人名をきちんと確かめれば、2通とも同じ相手からの手紙なのだと判る。]
あ、もしかして、この人――。
でもなんでふたつなんだろ?
[机の上に重ねて置いた手紙のうち、上の方にあった封筒のシールからまずはがした。]
[封筒の上の文字と同様、便箋上に群青のインクで綴られている文章。
それが自分が書いた手紙への返事であるのだと、手紙の書き出しからヌンキにも解った。
ぎこちない銀河語で綴られた文章を、ヌンキの目はゆっくり、時間をかけて読み進めていく。]
……うん? 「私たち」?
神様、この人たちのことも?
[文章内のその箇所にヌンキはぱちぱちと瞬くも、それは一旦脇に置いて]
こっちのほうに、何か書いてあるかな。
[もう一通の封筒の星の形のシールをはがし、今度はそちらの手紙を読み進める。]
[さて、星の形のシールで閉じられたもう一通の手紙は……よく読んでみれば、厳密には自分宛てではなかったようだと漸く気づく。
そしてこの手紙を読んでも、最初に読んだ手紙の引っかかりの意味は解けないような――。
ひとまず、よく分からない箇所はよく分からないままにして]
こっちの手紙まで、
ぼくが返事出しちゃっていいのかな……。
[かといって同居人や近所の大人に、「バハラルダの人々」宛てであるその手紙を渡しはしない。
同居の保護者に関していえば、今日明日は、そして明後日からも慌ただしくなるとヌンキも知っていて――。
2通の手紙を独り占めしてしまったような心地で、ヌンキは返信を綴りはじめる。]
[今度の封筒の上の宛名書きには、“ 惑星ポール ”の住所のみならず、“ サダル ”の宛名が記されている。
また封筒の裏にもきちんと、具体的な住所と“ ヌンキ ”の差出人名が記されている。
それ以外の特徴は、前回の手紙と変わらない。
強いて挙げるなら、便箋の枚数が増えたことにより、少しだけ封筒の厚みが増していることくらい。]
惑星ポールへ、親愛なるサダル。
私のメッセージに返信していただきありがとうございます。
そして、バハラルダの人々に手紙を書いてくれてありがとう。
私とバハラルダの人々への手紙が私の家に届きました。
私の家には叔父も住んでいますが、今は手紙が書けないかもしれません。
したがって、私はこの手紙をバハラルダの人々への返答と併せてサダル氏に書いています。
サダル氏はプラネットマリクからプラネットポールにやってきた留学生です。
学校の友達がサダル氏の友達だったら、不思議なつながりだと思います。次回は、ポールの人とテキストメッセージを送っている友人に聞いてみます。
サダル氏が知っているように、バハラルダ海は水の海です。
そしてバハラルダ海も神です。
海、神は、御使いを通してパハラルダの人々を祝福し、祝福します。
個人的には、人々が本当に海の保護を受けているかどうかはわかりません。
しかし、過去には、海は確かに人々を飢餓と紛争から守っていました。
サダル氏が書いたように、海は私たちにとって特別です。
個人的には、私は海の御使いとして特別な人と見なされています。
(しかし、学校では、私は他の子供たちとあまり変わりません。
タムタイアはバハラルダの先住民を指します。
私はタムタイアの居住者です。
バハラルダには、もともと地球に住んでいた先住民と、ずっと前に地球にやってきた移民の両方が住んでいます。
(単に「バハラルダの人々」と言うときもあれば、移民だけを意味することもありますが、先住民と移民の両方を意味することもあります。少し紛らわしいです)
バハラルダ海は神であり、海の天使が人々に海の保護を与えるという信念は、タムタイアの人々によって伝えられました。
移民の宗教はもともとタムタイアの宗教とは異なっていましたが、私たちのように多くの人々は今、海も神であるかもしれないと信じています。
ちなみに、バハラルダに住む人々には海からの祝福と祝福が与えられます。
しかし、おそらく海は、サダル氏、マリク、ポールなど、星の外の人々を祝福し、祝福します。
太古の海はタムタイア人だけを守ろうとしたと言われていますが、今は地球上に住むすべての人を海が守っていると言われており、実は神はかつてそう言われていました。
ですから、あなたが海を気にかけているなら、彼らもあなたを守ろうとするかもしれません。
(遠くの星から人を守るのに十分な強さですか?次にゆっくりと神と話すことができるときは、神に尋ねます。
サダル氏からの手紙を読むまで、私は星マリクについて知りませんでした。
それは水で満たされた海ではなく、星の砂でいっぱいの海を持つ惑星ですか?
マリクのところに行ったことがなかったのですが、とても美しく神秘的な光景を思い浮かべました。
マリクの砂海は、マリクの人々にとっても特別なのでしょうか?
私はそれが何か特別なものであることを願っています。(ちょっとわがままかもしれませんが...)
砂海についてもっと聞きたいです。
ちなみに、この手紙を書いた数日後、私は叔父の仕事のために遠くの村に行きました。
サダル氏からの返事をいただけてうれしいですが、手紙を受け取るには遅すぎるかもしれません。ごめんなさい。
ポールで勉強するのは難しいかもしれませんが、良い学校生活を送ってください。
私も学校で勉強できるように頑張ります。
海の御使い
ヌンキ
惑星バハラルダから
[さて、ヌンキはこの手紙の中で、ある一つの内容については意図的に伏せた。
――神様は一度、タムタイアの民を守ることをやめようとしていたらしい。
これは単純に、書けば長くなる話を銀河語で纏めようとして上手く思い浮かばなかったから、というのが大きかったのだけれど。
星の地表を焼き払った巨竜に纏わるその話を書かなかったことが、「御子」の発する手紙として、果たして正しいか否か。]
[そしてこの手紙を書いた後、ヌンキは、一度机に突っ伏した。]
……スピーチでこれだけしゃべるとか……できるかな……。
[銀河語の辞書片手に悩みながら、どうしても妙だと思いながらも結局その言い回しに落ち着いてしまった……という箇所もあったのだけれど。
相手の用いた言葉をそっくりそのまま使えばいいだけの話だった、ということに思い至らぬまま、その日のうちにヌンキはその手紙を投函することになる。]
[ヌンキが辞書片手に無駄に悩んでいた言い回しとは、この手紙内で何度か繰り返される「祝福し、祝福する」のくだりである。
さて、実際には何と書きたかったかというと――]
惑星ポールにいる、親愛なるサダルへ
ぼくの手紙に返事をくれて、ありがとうございます。
そして、バハラルダの人々への手紙を書いてくれたことも、ありがとうございます。
ぼくへの手紙と、バハラルダの人々への手紙の2通とも、ぼくの家に届きました。
ぼくの家にはおじさんも住んでいますが、今はおじさんは手紙を書けないかもしれません。
そのため、バハラルダの人々への手紙のほうの返事と合わせて、この手紙をサダルさんに書いています。
サダルさんは、惑星マリクから惑星ポールに来ている留学生なんですね。
もしぼくの学校の友達が文通しているのがサダルさんの友達だったら、なんだか不思議な縁だなと思います。今度、ポールの人と文通している友達に聞いてみます。
サダルさんも知っていると思いますが、バハラルダの海は、水の海です。
そしてバハラルダの海は、神様でもあります。
神様である海は、御使いを通して、バハラルダに住む人々に祝福と加護を与えます。
ぼく自身は、本当に海の加護を人々に与えられているのか、よくわかりません。
けれども昔は確かに、海は、人々を飢えや争いから守っていたんだそうです。
サダルさんが書いた通り、ぼくらにとって、海は特別なものです。
そしてぼく自身も、海の御使いとして、特別な人であるとされています。
(けれども学校では、ぼくは他の子供たちとあまり変わりなく過ごしています)
また、タムタイアとは、バハラルダの先住民のことです。
ぼくも、タムタイアの民のひとりです。
バハラルダには、元々この星にいた先住民と、昔この星にやってきた移民の両方が暮らしています。
(「バハラルダの民」とだけ言った場合、移民のほうだけを表す時と、先住民と移民の両方を表す時があります。少しややこしいです)
バハラルダの海が神様であり、海の御使いが人々に海の加護を与えるという信仰は、タムタイアの民が伝えてきました。
移民の人々の宗教は、元々はタムタイアの宗教とは違うものでしたが、今ではぼくらと同じように、海も神様かもしれないと考えている人が多いみたいです。
ところで海からの祝福や加護は、バハラルダに住む人に与えられるものです。
けれども、もしかしたら、サダルさんやマリクの人々、ポールの人々など、星の外の人に海が祝福や加護を与えることもあるのかもしれません。
大昔の海はタムタイアの民だけを守ろうとしたけれど、今の海は惑星に住む人々をみんな守ろうとしていると伝えられているし、実際に神様もそう言っていたことがあります。
だから、海を大事にする思いがあれば、あなたたちのことも守ろうとするかもしれません。
(遠い星の人々まで守る力はあるのかな? 今度、神様とゆっくり話ができる時に聞いてみます)
マリクという星のことは、サダルさんからの手紙を読んで初めて知りました。
水で満たされた海ではなくて、星の砂で満たされた海がある惑星、ということでしょうか?
マリクに行ったことがないぼくにも、とてもきれいで不思議な景色が思い浮かびました。
マリクの人々にとっても、マリクの砂の海は特別なものでしょうか?
特別なものだといいなと、ぼくは思います。(少し勝手かもしれませんが……)
ぜひ、砂の海のことについてもっと話を聞いてみたいです。
ところで、この手紙を書いた日から何日か後に、ぼくはおじさんの仕事の都合で遠くの村まで出かけます。
サダルさんから返事をもらえたら嬉しいですが、手紙を受け取れるのが遅くなるかもしれません。ごめんなさい。
ポールでの勉強は大変かもしれませんが、良い学校生活でありますように。
ぼくも、学校での勉強を頑張ります。
海の御使い
ヌンキ
惑星バハラルダより
[今日の作業も滞りなく終了しました。地下第137層、ЖЩ-38ブロック第24書架6段目。
あと9段の本を記録し終えればこのブロックの作業は完了です。
その後は、隣接するЖЩ-39ブロックに照明を移し、同様の作業を繰り返し続けることになるでしょう。
そう言えば、現在の作業ブロックから自室に帰還する最中、本と机以外のものを見つけました。
第69層です。リフトを止めて近づいてみると、私と同じヒューマノイドが、耐用年数が過ぎて動かなくなった姿でした。
先述の通り矮惑星セラエナスにはいかなる生命体も存在しなくなって相当の月日が経つため、
実はバクテリアも黴も、それどころか菌類もほとんど存在しないのです。
人間と同様に炭素ベースで肉体を構成された私達も、この惑星から外に出ない限り、
動かなくなっても分解されたり腐敗してしまうことはありません。
おそらくは永久に変わらぬ姿のまま、図書館の一部となるのでしょう。
私に人間のような心があったら、この事実にどのような感情を抱くのでしょうか。高度なシミュレートが必要です。]
おや……
[自室に戻ると、手紙が届いていました。この惑星の機密上の重要性のため、配達員が直に地表に降りてくることはそうそうありませんが、郵便を受け取ることはできます。それはたとえば、無人機などで運ばれてくるのです。
ともかく手紙でした。それも2通。
1通は星のシールの張られた白い便箋、もう1通は私の送ったものと同じ材質の封筒。件の懸念がありましたから、一瞬送り返されたのかと思ってしまったほどでした。
6時間の休憩中にお返事をしたためることができるのか。
いえ、できなくても構わないのでしょう。
返事というものは、遅くなりすぎなければそれでよいのです。おそらく。]
……あれ?他にもあるのですか?
[どうもその2通だけではないようでした。もう1通…いやほとんど同じような内容のものがさらに2通。
これはおそらく同一人物から届いたのでしょうか。返信先と宛名だけはありますが。
いずれにせよ、返事については一考の必要がありますが、私は手紙を返送しなかったことはそうないのです。
本当に、ただ不特定多数に無秩序に送信されたと思しきものでなければ]
/*
しょんぼりーなだけど、初めて扱いか違うのか、どちらなのかそれは尋ねたいな。
でもでも、不特定多数は…!エルナトもだよって思うわけ><。。
[その手紙を受け取ったのは、人工惑星の
褐色の肌、指紋は無く、指先から上腕二頭筋周りまでは、外部からは伺えないが金属繊維が肌表面を覆っている。
彼は(或いは彼女は)、銀河語でユオピスク──本来の正式名称はもう少し名称的ではなく複雑な記号性を思わせる──と書かれた封筒の表面に、黒いインクで綴られている手紙を手に取った。
アルレシャ、さて、と彼は考えたものの、すぐに、ああ、と”思い出す”。
共有はしているが、生命体と非生命体の集団の共有は、個人としての意識持つ事を選ぶことも支持する。
その為、こうやって普段は個人として生きている者は多い。
共有自体の自覚、非自覚も、本人の希望が反映されてはいるが。
必要な時には、このように、思い出す。
これは、彼の上位者の采配と判断によるものであるが、詳細は今は割愛しよう]
[彼は、来訪者用の宙に浮かんだ建物の中で、手紙をそっと情報化する。
詳しい技術は、これもまた割愛するが、情報と物体の両方の性質を与えるものだ。
海の中にいるアルレシャが、ヒレを使って物理的な手紙を開くのは、先ずふやけてしまうし、なかなか困難な行いだ。
勿論、
これは、アルレシャに送られたもので、他の誰かが開くのは、また違う]
[空中を泳いでいるのは、サメやクジラと姿かたちが呼ばれることもあるセキュリティだ。
勿論、海の中も泳ぐことは出来る。
悪意ある訪問者が居た場合には彼らが対応するが、喜ばしいことにセキュリティが動くことは滅多に無い]
[幾人もの来訪者が、海へと潜ってゆく。
小型の簡易呼吸器を口に咥えるものもいれば、特に問題無く潜る者もいる。
泳ぎ易いように服を脱ぐものもいれば、脱がないもの、或いは体に密着する様な潜水スーツという姿もいる。
潜水スーツは貸し出すことも出来るものだ。
彼らの傍らに着くのは、
多元型通信基幹の
姿は様々で、イルカの様な姿もあれば、見た事もない様な姿、2足歩行者の姿と、様々だ。
利用者である来訪者が、実際に訪れて利用する目的は色々だ。
銀河内の特定個人の成り立ちを立体的な輪郭を伴いながら、緻密に意味論的にその時の感情すら伴って得ることも出来れば、特定事件や歴史を掘り起こすことも出来るだろう。
利用者のうち、この人工惑星を真の意味で使えるものは、そう多くは無いが、それぞれは素晴らしい情報操作能力を持つことが多い]
[幾人もの来訪者が、海へと潜ってゆく。
小型の簡易呼吸器を口に咥えるものもいれば、特に問題無く潜る者もいる。
泳ぎ易いように服を脱ぐものもいれば、脱がないもの、或いは体に密着する様な潜水スーツという姿もいる。
潜水スーツは貸し出すことも出来るものだ。
彼らの傍らに着くのは、
多元型通信基幹の
姿は様々で、イルカの様な姿もあれば、見た事もない様な姿、2足歩行者の姿と、様々だ。
利用者である来訪者が、実際に訪れて使用する目的は色々だ。
銀河内の特定個人の成り立ちを立体的な輪郭を伴いながら、緻密に意味論的にその時の感情すら伴って得ることも出来れば、特定事件や歴史を掘り起こすことも出来るだろう。
利用者のうち、この人工惑星を真の意味で使えるものは、そう多くは無いが、それぞれは素晴らしい情報操作能力を持つことが多い]
[来訪者が休憩にも使うフロート──海に浮かんだ平たい場所。静かに浮かんで揺れてはいない──に降り、海から顔を出した
受付担当はそれを見送ると、普段いる場所へと戻ってゆく]
/*
割と元ネタが分かる系のログ。
昼間書いてた分を大体そのまま投下。後のログは起きれたらかなあ。全然書けない……。
[返信の手紙に使う封筒はいつもと同じ。便箋も同じ。
両方純白の、セラエナスの地底書庫に使われているとの同じタイプの、
極薄い合成樹脂で作られた紙に、タイプ打ちしたような丁寧な銀河語がしたためられています]
―――惑星ポール サダル様
お手紙拝見しました。ありがとうございます。
この手紙を私はアルクラ星系第7矮惑星セラエナスの自室からしたためています。
あなたのお手紙は確かにセラエナスに届いています。
セラエナスは確かに人の…いえ、生物の住む星ではありません。
特に人間にとっては、この星の何もなく決して代わり映えのしない光景、何も起こらない世界は極めて苦痛であることでしょう。
人間は存在しませんが、地底書庫に収蔵された書物の研究のため、
書庫の分館ごとに1人ずつ、私のようなヒューマノイドの司書が存在します。
私はアルクラ星系の第3惑星テラステアで生まれ、各種の基礎処置と考査を経てセラエナスに派遣されています。まだこちらに来て15年と経っていません。
正確には 4.415792e+8秒です。
私達は地底書庫の全ての書物を記録する仕事についています。
蔵書は数百万とも、数億とも言われます。一説には、この宇宙の全ての知識があるとも言われます。それらを読み、記録し、作業が終われば自室で充電をします。
ほかに何もありません。こうしてお手紙を書くくらいのものでしょう。
私の全ての活動期間をかけても、そのうちのごく僅かな蔵書についてしか目を通すことはできず、私の後も、その後も、次のヒューマノイドが新たな司書として調査を続けるでしょう。おそらくそれは、あなたの活動期間よりもはるかに長期にわたると思われます。しかし、おそらく人間のどのような仕事も、おそらくは本質的にはそういったものなのです。
退屈なお話ではなかったでしょうか。よろしければ惑星ポールでのあなたの生活も教えてください。
私がポールの本を読んだとき、あなたの事を思い出すでしょう。よろしければ、お待ちしています。
惑星セラエナス地底書庫第3分館内
EL7-10
エルナト
[この手紙も合成樹脂で作られた純白の封筒に、純白の便せん。したためられた銀河語の文字はタイプしたように整っている]
―――惑星ユオピスク アルレシャ様
お手紙を拝見しました。宛先はこれでよろしいでしょうか?
似たような文面が2通届きましたため、私が返したものか少々思案しておりました。
お手紙をいただけた事を嬉しく思います。
私の拙い文面でよろしければ謹んでお受けいたしましょう。
あなたの心の機微に沿わないものでなければ良いのですが。
私はあなたのご質問にお答えすることはできます。
人間の感情の機微を必要とする質問でなければですが。
たとえば、純粋な知識や最近読んだ本の内容をご所望であればお答えできるでしょう。
しかし、私が拝見する限り、あなたがそういうものをお求めではないと演繹的に推論が可能です。
しかし正に単なるお話で良いのであれば、やはりぜひお受けいたします。
よろしければ、次のお手紙にて。
惑星セラエナス地底書庫第3分館内
EL7-10
エルナト
え?また来たの?……本当に?
[父に呼ばれたと思うと、驚くことを言われました。
連日郵便屋さんが来るなんて、いよいよおかしい。
いつもは他の施設にいる環境保護官の人も
後から来るらしいですし。
思わず黙っていると、父が手紙を差し出しました。
しかも、二通です。
片方は多分と言うべきですが──ジェイロ宛です。
これを部屋で読んで大人の邪魔をしないように。
そういうことだとどこかで感じながら、
ぱっと笑い喜んで受け取った。]
じゃあ、また手紙の人と同じ封筒と便箋が欲しい!
[一度通ったお願いは、せめてもの思いでした。
……子供は何も出来ないことが進んでいるのなら、
気を紛らわせるものくらいは望むままに。
しかし、返ったのは冷たい声と悲しい命令。
──「今日で手紙を書くのは終わりにしなさい」
息子を見る父の顔はどうにも、
己の心苦しさを隠しきれていない。
自分が提案した、それで我が子が喜んでいた。
その行為を通して孤独な子供が誰かと繋がるのなら、
買い与えた玩具を取り上げるよりも残酷な行い。]
[厳しくなりきれない男は我が子を撫でながら、
掻い摘んで説明をする。
ジェイロに来てからの我々の調査により
動植物の危険性の具合と眠る資源について
ある程度の領域まで解明された。
これから沢山の人が来て忙しくなるので
知り合いが住む惑星に暫く預かってもらう。
昨日既にその連絡をしておいた。
明日には迎えが来る筈だ──と。
なるほど、それは最後にしないといけません。
慣れない環境、大変になるでしょう。
お手紙すること、わがままかもしれません。
どこかで冷静に考えながら、
服の裾を握る手はそれに反して上手く動かせない。]
[──僕は分かっています。
研究を続けるには金銭的支援が必要です。
誰かに求められていないといけないということです。
父や他の大人達がジェイロに来たのも、
お金が沢山ある偉い人に頼まれたからです。
──……僕は知っています。
ジェイロは目をつけられているのです。
多様な生態系が、豊かな自然が、眠る資源が
新たなエネルギー開発や
惑星問題の解決の手助けになるのではと。
大使という人、たまに来ます。
ジェイロの先住民と仲良くなる仕事の人の筈ですが
研究のこと気にするばかりで
何も無い惑星嫌がって、いつもすぐ帰ります。
今度から常駐するらしいです。
研究者も色んな分野の人、人員増えるそうです。
他にも護衛の強い人とか、沢山。]
[ジェイロで暮らしたことがない人達、
生き物のことその目で殆ど確かめてない人達。
僕と入れ替わるみたいに来るんだ。
それはなんだか、それは……──
俯いて黙っていると
余り物らしき封筒と便箋を押し付ける如く渡された。
そうですね。もう材質とか、いいです。
お揃いしなくてもいいです。最後ですから。
せめて今ある手紙に、精一杯お返事しましょう。
その間は嫌なことも考えないでいられるから。]
「かわいい」
[部屋に帰り、最初の一通を改めて見る。
開く前から気に入りました。
こんなかわいいものは研究所にあるわけがないです。
かわいいを返せなくて、申し訳無い。
読んだ後に空いた思考の間は、昨日よりは短い。
多分これはミスではなく意図して届けられたもの。
そんな名前の惑星は確か、無い筈ですから。]
[ごく普通の材質の、白い封筒と便箋。
封蝋も飾り気が無いものながら、
上から黒のインクで星の絵が描かれている。
文字も全て同じインクを使われているが、
絵と比べると拙く、子供の字をしている。
ペン先を紙に置きながら迷ったような跡もあった。]
[ごく普通の材質の、白い封筒と便箋。
封蝋も飾り気が無いものながら、
上から黒のインクで星の絵が描かれている。
文字も全て同じインクを使われているが、
絵と比べると拙く、子供の字をしている。
ペン先を紙に置きながら迷ったような跡もあった。]
惑星ポール サダル様
こんにちは。
残念です、ジャイロという惑星存在しない筈です。
一番名前が似ているので、恐らくは
郵便屋さんの考え、ジェイロに届きました。
本当はここに届けたかったのだろうと思ったのです。
その厚意と僕がお返事をすること
間違ってないと良いのですが。どうですか?
ジェイロは自然豊かです。
移住者が建てた施設以外、実のところ殆ど草木です。
夜は空が黄色く染まり、グラデーションです。
黄色が暗い上のほう、星が沢山あります。
前にいた惑星では見えない景色、美しい思います。
炎を発する虫は植物を燃やさない、不思議です。
しかし生物は火傷します。特異的仕組みです。
しかし炎の色多様に変えて仲間と交流する。美しい。
ジェイロ、人間暮らすあまり適してない。
でもだから、沢山生き物見れて嬉しい。
危ないも素晴らしい思います。自然なので。
代わり学校無い、ポールのこと興味あります。
あなた学校楽しいですか。是非楽しんでください。
お手紙嬉しいので、もっと沢山書きました。
でも大人の都合、僕だけ星から出されるなりました。
父の知り合いの惑星、その住所知りません。
家族じゃない人一緒なります。わがままも言えません。
せめて、あなたのお願い叶えられているといいですが。
宇宙自然生物研究所 惑星ジェイロ支部
テンガン
「ええー……それって」
[もう一通には、書いた人の正体で驚きを与えられた。
多分、凄い人だと思う。何をしてるのかは知らない。
昔父が僕を治す手段を探し、
神頼みでそこに行こうとしかけたことがあります。
そういう神様じゃない、と取り止めたのですが。
僕なんかが手紙を返していい人なのでしょうか?
恐れ多いです。
それを除いても──僕が返すのは本当はよくない。
他の手紙と同じく、少しづつ解読して理解してるけど
その考えは多分、間違いではない筈。
だけど、叶えるのが難しい。
大人に言っても同じだと思う。今は特に。
暫く悩んだ末に、筆を執ることにした。]
[高密度の繊維を使用した滑らかな材質
耐水性を備えた業務的な窓付封筒。
しかし宛先は窓から覗くのではなく封筒の薄茶部分に
拙く幼い字で書かれていた。
中の一般的材質の白い便箋にも同じ筆跡で綴られる。
そして、一番奥に無地の紙も同封されている。]
はじめまして
あなたに本当に申し訳無い。僕はジェイロ先住民違う。
この惑星の生物調べる、研究者の子供。一緒に来た。
そしてあなたの望み通りにする、難しい思っている。
ジェイロの先住民、確かに銀河語使う代表者いる。
それ、我々来たからです。
先住民、それまで宇宙のことあんまり知らなかった。
彼らとても少ない。自然大切にする、技術は無いです。
自分守る為に難しい言葉大変でも学んだ、思います。
弱くて話し合い出来ないは、迫害されます。
彼ら、今も我々のことよく思わない。
この星、海と呼べる程の大きな水無い。
あなたのこと理解させる、難しい。
彼ら、やって来ない星の人との交流、必要感じてない。
手紙書くように促す、それも難しい。ごめんなさい。
大人最近なんだか嫌な感じに忙しい。尚更です。
あなた失望かもしれない。
あなたの大切なやるべきこと、邪魔して申し訳無い。
でも代わり答えます。受け取って読んだですから。
銀河語勉強大変です。ジェイロ語も一緒学んでます。
あなたもう言葉二つ使ってる?凄いです。
僕は生まれた星の言葉以外、得意ではない。
バハラルダ御使い、聞いたことある思います。
何をする人知りませんが、代表者ですか?
頭良い御使いのあなた、立派な代表者です。
あなたの言う鳥、ユメクイドリです。彼らは美しい。
それは本当は草食です。しかし外敵に鱗粉飛ばす。
幻覚作用がある、作用無くなる後暫く不眠になる。
だから名付けられました。恐ろしい。
翼持つヘビはトンボを生きてる、少し分からなかった。
勉強不足です。申し訳無い。気になります。
僕も色んな生き物見たいですから。
しかしあなたとお話、出来ないです。
沢山偉い人来る、代わりに僕を星から出す。
大人達はそのように決めました。
父の知り合い、それがいるところ、預けられます。
その住所知らない。わがままも言えないですから。
再びジェイロが、快い静けさになること
いつかあなたがジェイロの先住民と話せること
二つが仲良しになれる、僕は祈ります。さようなら。
宇宙自然生物研究所 惑星ジェイロ支部
テンガン
《ありがとう せめてあなた これでつたわるといい》
[一番奥に入れられた無地の紙には
一面を使い描かれる絵と短く綴られた文字。
真ん中には顔の両側に昆虫の羽が生えた鳥の絵
羽にのみ幾つも青系統の色が使われ、鮮やかだ。
帽子を被った小さな人間と、
白衣を着た大きな人間が両脇に描かれており
鳥が後者よりも更に大きいことが分かる。
添えられた言葉は小さな人間から伸びる吹き出しに。
相手がそうしていたように、
ジェイロの音韻を銀河語に乗せたものだ。]
うわ、わわわ、……あっ!
[二通を父に渡してすぐ、荷造りを命じられた。
沈む心地で部屋に戻り、
すぐ動く気にもならず過去のレポートを見ていたら。
急に聞いたことない音が鳴り、
ホログラムが展開されて
思わず仰け反った拍子に椅子ごと倒れかけた。
なんとか耐えようとしたものの、呆気なく崩れる。
それはまあ僕の端末も通信機能はついてます。
だけどジェイロと他の栄えた星の間では
送受信に一日くらい掛かるって聞いていたし
そもそも相手がいないから使ってませんでした。]
[手紙の幽霊みたいに宙に浮かぶ半透明
ぽかんと口を開け倒れたまま見上げ読みました。
無機質とも違うような気がする美しい文字は、
あまり長いものではありませんでした。
……今の僕が貰うには、
なんだかちょっと、虚しいような悲しいような。
それでも立ち上がり椅子を戻しすぐに返信をした。
きっと、元からあった寂しいは
今日父に言われたことで、もっと強くなりました。
今までと違う、何も条件無く誰かを求めた手紙
この人も寂しいのかなと、
ちょっと勝手な想像をしたところもあります。]
[それは通信端末を使用し、
電子的手段で送信された手紙。
差出人も宛先も埋まっている。
人類による一般的方法で打ち込まれた為に
文章の拙さに対し、文字は無機質に整っていた。]
『こんにちは、手紙は届いています。
急に来た。驚きました。転びました。
話し相手、是非なってほしいです。
でも僕明日から違う星に行く。大人の命令です。
この端末は持っていきますが、
忙しいなったりお返事出来ないこと、あるかも。
一緒に暮らす知らない大人、駄目って言われるかも。
それでもいいですか?
それでもいいでしたら、お願いします。
僕はテンガンです。研究者の息子。
今いる星では父とフィールドワークした。
ここで色んな生物見た。どれも素晴らしい経験です。
アルレシャはどんな人ですか。何が好きですか。
アルレシャのことも教えて下さい。』
[これで良かっただろうか?
手紙を書き終えた後には必ず少しの不安が過る。
最後のそれに対してはちょっと種類が違ったけれど。
全ての返事を済ませ、仕方なく椅子から立ち上がり
荷造りを始めることにした。
今までの記録が全て保管される端末は当然持っていく
けれどそれでも──心は重いです。
本当は記録なんかより、本物がいい。
大人が何をするのかは詳しくは分からないけれど
これから大きく変わってしまうのだろうこの星を
去りたくないと、思って仕方ない。
今夜は睡眠導入ガスを子守りAIに噴射されるまで
きっと、眠れないことでしょう。]
/*
自分からは一通も出してないの問題あるかも……
すみません、新しいものを書いたり書くに至るロルを挟み込む余裕が無いです……
おじい!
ねえ言葉が届いたの、おじいの作業台借りて開けてもいい?
不思議な匂い
[ぴょんと跳んで、いつものおじいの倉庫、シトゥラの家。
シトゥラは届いた手紙を胸に抱いて、マイクロチップをキラリ
指先で閃かせた]
ほしあつめ サダルは、 あとつぎ テンガン を投票先に選びました。
こぽぽ
わあ わあ
ゆら ゆらり およいでいるけれど
動きは すこし 普段より かろやかで ゆらゆら
くるり くる と お腹を見せて ゆっくり ゆわゆわ まわってみたり
ゆっくりと また なって
こちらをみて はなしかけてくる 姿 を みたよ
こぽっ
外からのアルレシャ宛というものは無いから
いざ届くととても嬉しいのが分かるよね
届いたのは、煌めくような輝き
まっすぐに アルレシャを見ながら話しているのは ないから
けれども、届いた手紙を見て
[ぴちょん]
[王冠の様に跳ねる水の姿。
そこから覗く、アルレシャの顔。
顔から下は水の中だけど、前側のヒレは机の上に腕を置くように水の上に覗くように置かれている]
シトゥラ
シトゥラ
初めまして
アルレシャだよ
こっちは、ユオピスク
悪いひとが来ても、
君から イキュコニのお話
もっと聞いてみたいな
好きな言葉?
ぴちぴち
はどうかな?
ぴちぴちってね
いきいき とか 跳ねたり はしゃいだり してるみたい
こまった時にも 使える言葉だよ
エウクィは シトゥラから見て どんなほし?
そらに 星がみえたり
たくさん すてきなものはおおい?
ゆらゆら ゆらめくような ふしぎなものはある?
おへんじまってる
アルレシャ
[銀河語の弾むような手紙。
前のお手紙もだけれども、特に文語としてのものでは無さそうだ。
シトゥラからの形式に近い、映像の通信の手紙は、ちょっと気合が入ってるように見える。
少し前のめりにお返事してる、みたいな]
あっ
これはなんだろう?
これは アルレシャ がお返事してもいいもの?
おくったものじゃないよ
だれかからの おてがみ ?
こんにちは エルナト
アルレシャだよ
はじめまして
これは アルレシャが返してもいいもの?
おへんじするね
感情のお話
アルレシャは知ってるよ
アルレシャ自身が知らなくても知ってるよ
もし 君が望むなら
それを与えることもできる
繋がりが必要だけども
君がひとり放り込まれて取り残されるような
その心地を 安心感に変える
お手伝いもできるかなあ
ひとりじゃなくて
共同体のなかに きみがいる
ひとりではなく 何かに所属している安心感を与えることも出来る
[砂の海から、命が運ばれてくる。
それは深い深い、マリクの地の底から。
マリクの星の心臓から、僕たちは生まれ、そして運ぶ。
人々に、星に、祝福された新しい命を。マリクの命の欠片とともに。
でも。僕は。
もう二度と、新しい命を運ぶことはない。
悲しいことではないのに。ぱたり。何故だか落ちた涙が、割れてしまった僕の石に落ちて、煌めいた。]
君は そういうことを望んでるの?
感情は
ひとりだけじゃ
沢山 うまれないものだよ
沢山本を読んで 想像で補えることもあるけれど
よく分からないなら まずは 感じるのも必要 かなあ
お返事待ってる
アルレシャ
通称ユオピスクより
[電波通信に近い形式で返事がエルナトへと送られる。
その為、手紙の様な電子的形質でのお返事とはならなかったようだ。
手紙に箔押しされているようなことも]
[きっと寂しいんだと思う。ポールに来てもう大分経つのに、急に寂しくなるなんて、おかしいな。
何かの夢を見た気がする。どんな夢だっけ?
考えても思い出せることはない。ただ、濡れてしまった石を拭こうと僕は立ち上がる。
ハンカチで、丁寧に、丁寧に水気を取った。
いくつかの欠片に分かれてしまった、僕の石。
星形だったそれが、星形を構成するためには、今は少しだけ、欠片が足りない。]
[封筒はシンプルだけど、封を開く裏面の右下の端にリボンが箔押しの様に印されている。
角度を変えれば色合いの変わるもの。
手紙の方は、美しい文字も銀河語も健在だけど、踊るように、まるで、その時の気持ちや何かが反映されているかのように、改行や文字の空け方は様々だ。
前の様に、文章の先頭は前のようには整っていない]
ヌンキ ヌンキ
初めまして
バハラルダのヌンキ!
アルレシャにお返事 ありがとう
海はね 泳げる海だよ
沢山の
でも、海でよくある塩水じゃないんだよ
いろんなひとたちが いろんな情報を 外から求めたり
実際に訪れて 色々調べたりするよ
ヌンキもよかったら 泳いでみて
泳ぐだけでも 楽しいよ
アルレシャはガイダンスじゃないけれど 一緒に泳ごう?
アルレシャはね
泳いでて ゆらゆらしてる
[ここで、便箋の空白の辺りに、ぴょんと水の上に跳ねたようなデフォルメの魚が描かれている]
ヌンキは御使いなんだね
海の神とは どうやって話すの?
神様とお話したり ご飯を一緒に食べたりするの?
とっても 仲良しなのかな?
沢山お話してみたいな
お返事 待ってる
アルレシャ
[インクは金色の様にも見えるけれども、これもまた角度を変えれば黒くも見えるという不思議なインク。
太陽に翳してみたり、違う灯りの下で見てみれば、また違う色合いが目に映るかもしれない]
[封筒はシンプルなもの。
今回は、封を開く裏面の右下の端にリボンが箔押しの様に印されている。
角度を変えれば色合いの変わるもののようだ。
手紙の方は、美しい文字も銀河語も健在だけど、踊るように、まるで、その時の気持ちや何かが反映されているかのように、改行や文字の空け方は様々。
前の様に、文章の先頭は整っているとは言えないもの]
サダルへ
お手紙ありがとう
とっても嬉しいな!
星のシール 可愛いね
アルレシャも手紙 宝物にするね
紺青も深い深い海の底みたい
あっ 夜の空の星の意味だったのかなあ
素敵だね
サダルの星の空だったの?
なんだか 照れちゃう
たくさん こころがうごくね
[手紙の材質はやはり前回送ったものと同じ、合成樹脂の封筒と便箋。
支給品は種類がこれしかないのです]
宇宙自然生物研究所 惑星ジェイロ支部
テンガン様
お返事ありがとうございます。
そして宛先が間違っていたという事で申し訳ありません。
私の記憶違いかと思ったのですが、文面の限り、記憶違いではなかったようですね。
記憶装置の不調ではないと知り、好ましく感じます。
現在のエリトラが人間に最適化された惑星である事は私も記憶しています。
セラエナスの蔵書には遥か昔のものが数多く存在します。
この巨大な地底書庫を作り上げた先史民族は、遥か太古に存在した
知的好奇心にあふれる種族だったようですから、私が読んだ図録が太古のエリトラの動植物についてのものであった可能性は大いにあります。
あなたが今お住いのジェイロは、聞く限り私が書庫で読んだエリトラの姿に大変よく似ています。
あなたの仮説には必要十分な信ぴょう性がある事でしょう。
極めて興味深い知見をいただきありがとうございます。
郵便の配送事故ということでしたが、あなたのお返事には大変感謝しております。
ユメクイドリ。私は充電中、記憶の整理とバックアップをしますが夢を見ません。
幻覚を見ることもありません。それはどのようなものでしょうか。興味深い。
ニビイロニビイロアオネコ
ニビイロヒニビイロアオネコ
ニビイロヒニビイロニビネコ。
恐らくあなたはそれらの種の見分け方をご存じなのでしょう。
私はこの書庫の知識を広く浅く取り込んでいますが、それゆえに細やかな知見を持ちません。
あなたのお話は大変興味深い事です。
サダル サダル
アルレシャも 今日あったこと お話するね
今日は いつもの通り
ユオピスクは 沢山 情報を求められて
色んな人達が 訪れたよ
ユオピスクの海は泳げるんだ
泳いで いろんな事を 調べられる
ゆらゆらと 泳ぐとね
色んな光も 遠くに見える
ゆっくり光ったり ふわっと消えたり
ぼんやりと遠くでみてると おもしろいよ
[ところで同居人は、慌ただしい中でも食事の支度は欠かさなかった。都市部に位置するこの街でのヌンキの親代わりとしての義務感故、だったのだろう。
けれどもその他の家事に関してまでは、この時は少し疎かだったかもしれない。閑話休題。
昼食の後に、ヌンキは自分宛てのもう一通の手紙を開く。
やや黄色味がかった、厚みと共にどこか触り慣れない感触を手に与える紙に、何かの花びらの形の透かしが浮かんでいる。]
変わった紙。
どこの星のかな?
[その答えは、手紙の文章の中に記されていた訳だったが――。
癖のある字体とシンプルで明瞭な字体が継ぎはぎにされたような墨色の字のひとつひとつに目を落としていく。]
アルレシャはね
何もしてないんだ
おしごとをしてないのが おしごと だけれども
[ここで、手紙の空白に一本線とその下にいるデフォルメの魚が描かれている。
どうやら一本線は水を示しているようだ。
単なるイラストに思うかどうかはサダル次第だけれども]
[それがあの時、自分がどこへとなく送った、「宝物」を求めるあの手紙への返答なのだと知り。
継ぎはぎめいた字体もあってすらすらとは読めないその文章を、食い入るように読み進めていく。
さてこの手紙には、語学力の問題とは異なる理由で、ヌンキには意味の分からない単語が幾つか記されていた。
それでもこの手紙を、同居人の「おじさん」――文字通りの叔父に見せて意味を問う気には、なんとなくなれなかった。
この手紙の言葉遣いの中に「恋文」めいた言い回しが見られたから……という思考はヌンキには無かったのだけれど]
(変に褒められても、なんかイヤだし……)
[それでもどうしても気に掛かったものだったから、ヌンキは結局、叔父にいくつかの語意について尋ねることにした。
あくまで手紙の内容は知らせずに、「学校で聞いた話」と偽ることにして。]
[とはいえ、学校で聞いた話であるなら学校の教員に尋ねるのが筋であるわけで……。ヌンキ自身、この日は食事時以外は朝から自室に引き籠っていたこともあり。
叔父にはすぐさま、手紙の遣り取りの件での質問であるのだとバレた。
幸いだったのは、叔父自身の多忙もあってか、手紙の遣り取りの具体的な内容までは問われなかったこと。
尋ねた単語のひとつ、「エウクィ」があの「再生墓場」の惑星であるという話も、ここで聞いて。]
うん、勉強熱心にやってるよ……。
明後日からは学校もしばらく休むんだし。
[その学校の宿題のほうをほったらかしにしたまま。
ヌンキは再び自室へと引き返し、返信を綴っていく。]
[今度の封筒の上の宛名書きには、“ 惑星エウクィ ”の住所と“ シトゥラ ”の名が、便箋に使われているものと同じ黒いインクで記されている。
それ以外の特徴は、前回の手紙と変わらない。]
惑星エウクィの親愛なるシトゥラ
この遠い銀河の星の間のつながりをありがとう。
私のメッセージに返信していただきありがとうございます。
シトゥラさんが住むエウクィには海がない。
私の言葉からバハラルダ海の匂いが伝わってよかったです。
叔父から惑星エウクィについて少し聞いた。
お金として使える宝物がエウクィに流れ込むと、それらは非常に迅速に売られ、星から取り出されます。
虹の殻が8色の場合、それはすでに別の惑星の人々に販売されている可能性があります。
でも、シトゥラさんが想像した奇跡も信じたいです。
それらは貝殻材料として販売されていません、そしてあなたの惑星には貝殻を愛し、彼ら自身でそれらを手に入れる人々がいるかもしれません。
エウキで無事に貝殻が見つかったらとても嬉しいです。
8つの虹の色をしたカタツムリの殻について聞いたことをお話しします。
8色の虹の殻の正確なサイズや質量はわかりません。
しかし、子供の手のひらに座るのに十分な大きさだと聞いたことがあります。
たぶんですが、「子供の手のひら」は、このメッセージが入った封筒くらいの大きさだと思います。
(私の手のひらを開くと、この封筒くらいの大きさになります。
また、シェルの重量は非常に軽いです。
それは金属機械ほど重くはなく、紙のように柔らかくて軽いものでした。
しかし、砲弾はしっかりしていて、鉄のハンマーで叩いても壊れないと聞きました。
貝殻の口元には「海のマーク」と書かれています。
シェルの表面はきらめいていますが、文字だけがきらめいていません。
シェルを光で強調表示すると、文字が表示されると思います。
また、この言語は銀河の言語で書かれているのではなく、タムタイアで書かれています。
この文の下には、タムタイヤ語の文字があります。
《海のしるし》
[この箇所の文字のみ、銀河語で使われる文字ではなく、タムタイア語独自の文字で記されている。
この文字を解読して読める言葉もまた、銀河語ではなくタムタイア語だ。]
私たちの宝物を助けてくれてありがとう。
私はあなたから愛をもらったことをとてもうれしく思います。
お宝探しの奇跡が叶い、シトラさんから良い返事をもらえると信じています。
ちなみに、この手紙を書いた数日後、私は叔父の仕事のために遠くの村に行きます。
シトゥラさんからのメッセージの受信が遅れる可能性があります。
だからあなたは私に応答するために急ぐ必要はありません。
シトゥラさん、あなたの体の世話をして、良い一日を過ごしてください。
(ユーキは生き物にとって悪いものを食べる惑星だと聞きました...)
海の御使い
ヌンキ
惑星バジャラルダから
君の星では 雪の花が咲くの?
冷たくて 可愛い花?
毎日 沢山勉強してるんだね
えらい
アルレシャはね
あまりアルレシャ自身が 星の外の人とお話することは無いんだ
だから えいっと誰かとお話したいって思ったんだ
サダルの学校は お手紙を送るのが流行ってるの?
また お話したいな
お手紙 待ってる
アルレシャ
[結びの最後には、また一本線があり、そこからヒレだけが出て、振る動作のデフォルメのイラストが描かれていた。
サダルが前に感じたように、本文のインクもとても綺麗なもののようだ]
[……それまでヌンキが聞き慣れていなかった惑星名のみならず、相手の名前、果ては「バハラルダ」や「タムタイア」といったよく使う固有名詞にまで誤記が見られる程度には。
辞書片手に銀河語の文章を一生懸命に綴っている間、少し疲れが出てきていたようだ。]
情報化された手紙のお話はまた後程として
ほんの少しだけ抜粋
ぱ、 ぱ ぱーとなー ?
いきなりの 告白 ってこと?
大胆 これはとても 刺激的
なんて
お手紙のパートナー のおはなし
とアルレシャがひとり遊びみたいにする時間があったとか無かったとか
地底書庫にはこの宇宙のあらゆる分野についての知識が収められています。
この銀河の文明、歴史、機械工学、数学、物理学、宗教、哲学、生物学、人類学…文学。
ありとあらゆる知識です。
あるいは、未来についての情報すら収められている可能性があります。
それらの索引を作るだけで数十万の蔵書を要するフロアがいくつも埋まってしまうでしょう。
あなたの知りたいことは異星人との仲良くなり方なのですね。
私は起動してからほとんどいかなる人間とも付き合いがありません。
私の読んだ本の中でも、それらについてはいくつも見解があります。
蔵書を読んでわかるかはわかりません。書物は書いた人間がそれぞれ異なりますから、
書物によって書いてあることも違い、全く逆の答えが書かれていることも多くあります。
ですからこれは蔵書を読んでの答えではなく私見です。
異星人と仲良くなるのは、あなたの隣の人間と仲良くなることと恐らくそう変わりません。
私というヒューマノイドとあなたが仲良くなることにも似ているでしょう。
それには長い時間と相手への理解が必要だと思われます。また、相手に自分と同等の理性を認める必要もあり、一方的な利害関係にないことも重要です。
つまり、とても難しい事です。
けれど、何をおいても第一には、相手を理解しようとする意志がなければならないでしょう。
間違って送ってしまいましたが、丁寧なお返事をいただきありがとうございます。
私は子供ではありませんが、起動してから15年と経っていません。
正確には 4.585211e+8秒です。
最後になりましたが、あなたの健康と活躍を願っております。
よろしければ、また。
惑星セラエナス地底書庫第3分館内
EL7-10
エルナト
あなたへ。無限の言葉に抱かれたEL7-10、そこにいるあなた
私は何も心配することがありません。
エルナトが収集する蔵書の海を想像し、心が弾みます。
お返事をありがとう。
私も多く誰かの愛という言葉に触れます。それは良い匂いがし、ゆらぎ、熱をもちます。
大事なことはほかに、それぞれにあるのでしょう。
言葉はたくさんあり、心もたくさんあるからです?
画像とテキストデータは私の歓びでした。
テキストはエルナト、あなたの危惧におよぶとおり私にはいまだ難しすぎるようでした。恥じないのはしかしそれは過去であり今であって、未来に至る道ですもの。
私はこの光をいずれ読み終えるでしょう。時はいくらあっても足りませんが星ほどの無限もあります。
渦状星雲は美しく、あなたの心を思います。
ありがとう。いつか、この言葉たちを知れたなら、また手紙を書きます。
星の彼方から愛を込めて
シトゥラ
もう一通は
じっと 見る
星を
アルレシャに 送ってくれた 星
ゆるり ゆら と
お腹を見せるように くるぅりるり
星だ 星 つん つんつん
少しだけ つついていたり 見てみたり
そうやって暫くはじっくりと楽しんでいるかもしれない
お手紙をじわじわとゆっくりと楽しんでいるかもしれない
[ そのメッセージは、非物理的な電子データとして
あなたのいる惑星に届けられる。
きちんとあなたの元にまで届くかどうかは、さて。 ]
もう一通は
じっと 見る
星を
アルレシャに
ゆるり ゆら と
お腹を見せるように くるぅりるり
星だ 星 つん つんつん
少しだけ つついていたり 見てみたり
そうやって暫くはじっくりと楽しんでいるかもしれない
お手紙をじわじわとゆっくりと楽しんでいるかもしれない
アルリーシャについて
こんにちは。お会いできて嬉しいです
ユオピスクから学んだ、
ユオピスク海で実際に泳いでいる住民の割合
手紙をもらったのはこれが初めてでした。
投稿ありがとうございます!
他の人工知能とは違い、今のところ特に任された役割はありません。
しかし、銀河語の学習もたくさんしなければなりませんでした。
なので、すぐには答えられないかもしれませんが。
それでも、あなたが快適なら、私は絶対に話したいです.
短い文章でもあなたの声は柔らかく美しい
だから私があなたの声を知っていたとしても、あゆみは話しません。
この情報は重要でしたか?口が震えました。
ご連絡をお待ちしております。
海
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