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店長 バーバは 店員 テッドに意思を委ねようとしたが、その心は届かなかった。
店長 バーバ は 店員 テッド の名前を書いた紙を箱に入れた。(ランダム投票)
店員 テッド は 店長 バーバ の名前を書いた紙を箱に入れた。
少女 ドール は 店長 バーバ の名前を書いた紙を箱に入れた。
客人 シュクル は 店長 バーバ の名前を書いた紙を箱に入れた。
竜のまねごと ニコラ は 店長 バーバ の名前を書いた紙を箱に入れた。
メイド ラブ は 店長 バーバ の名前を書いた紙を箱に入れた。
学生 ユキナ は 店長 バーバ の名前を書いた紙を箱に入れた。
店長 バーバ に 6名が票を入れた。
店員 テッド に 1名が票を入れた。
店長 バーバ が断頭台の露と消えた。
今朝は全員が顔を見せた。
何もなかった?
もう怯えなくてよいのだろうか。それとも──……。
村人達は互いに手を取り合う。
ああ、血の恐怖に怯える日々は去ったのだ──……!
名前 | ID | 生死 | 勝敗 | 役職 |
---|---|---|---|---|
赤い木の実 ハムスター | master | 2日襲撃死 | 勝利 | 村人 (村人を希望) |
店長 バーバ | Ellie![]() |
3日処刑死 | 敗北 | 人狼 (人狼を希望) |
店員 テッド | mmsk![]() |
生存 | 敗北 | C国狂人 (C国狂人を希望) |
少女 ドール | 鬼葉![]() |
生存 | 勝利 | 村人 (村人を希望) |
客人 シュクル | hotcake_nama![]() |
生存 | 勝利 | 村人 (村人を希望) |
竜のまねごと ニコラ | itutuboshi![]() |
生存 | 勝利 | 村人 (おまかせを希望) |
メイド ラブ | 蒼生![]() |
生存 | 勝利 | 村人 (村人を希望) |
学生 ユキナ | mikanseijin![]() |
生存 | 勝利 | 村人 (おまかせを希望) |
/*
ご参加頂きありがとうございます。
灰は即解禁で大丈夫です。
エピも引き続きゆるっとお過ごしください。
ケーキとクッキーは鋭意制作中です!
/*
お邪魔させていただきありがとうございました
はじめてのRP村だったのでなにか無礼がありましたらすみませぬ
エピものんびり過ごします
/*
わかる ごはん飯の描写がめっっっっっちゃ、おいしそうで……すんごいお腹が空く村でした……
/*
みなさんこんばんわこんばんわ!!
お客さんのお名前きくの、ユキナさんでおしまいって言ったんだけど、ラブさんの聞いてませんでした。
吊ってください。
/*
お疲れ様でしたー
なんかあまり喋れなくてごめんね
賑やかしにと思ったけど、4月が意外と忙しかったのとそれに伴い体力がつき……
/*
慣れていない村ですと、ボタンの押し間違い未遂も含めてあるあるで。
テッドさんも、店主さんも、お料理ロルが途切れず、「お疲れ様です…!美味しく頂きます!」とエールを送っていました。
可愛いお店でした。
通いたい。
/*
我々そろって表誤爆してるのw
村建て含めゆるく過ごすのがコンセプトなので浮上率は気にせずご飯を食べてくださいね!
かなしみを思い出さなくても未来で癒える可能性もあるのだ。
因みにババは魔女だけどよその土地から来た訳ではなくこの街に発生した概念のようなものです。テッドの設定も始まる前にゆるっと話してたけど、お迎え描写入れられなかったね。それもまた村。
/*
出社が増えて、体力が間に合わない感じがあったのですが、久々に村に入りたいなって…。
ゆるっと入れる村は、とてもありがたいです。
/*
うちの子かわいかろ。
なめテッド絶対かわいいと思ってたけど蓋を開けたらほんまに寸分の狂いもなく可愛いからとんでもない。
[ケーキの生地には絞ったすりおろしにんじんと
アーモンドプードルを。
生地がオレンジ色に染まる。
レシピによっては鮮やかな色を出す為に
オレンジジュースを加えたり、彩りのアクセントに
レーズンを加えたりするけれど、今回は
甘いにんじんそのものの味を楽しむケーキにする。
卵白を泡立てて少量生地に混ぜ、
薄力粉とふくらし粉を加えてまた混ぜ、
メレンゲ、粉、メレンゲ、と混ぜて
エンゼル型に移して焼く。]
[勿論すぐに「チン」とすることは出来るけれど、
オーブンから立ち上る焼く途中の香りをかぐのも
店で食事する楽しみのひとつではないかしら?]
[だから、焼いている途中にクッキー生地を出して、
打ち粉をした大理石のペーストリーボードの上で
均一の厚みに伸ばす。
骨、骨、骨、
抜いた残りの生地は纏めて、ボールの形はどうだろう。
天板に並べて隣のオーブンに入れたら、
ほらバターの良い香り。
紅茶はフレーバーのついていないものにしましょうね。
渋みのないディンブラ。
焼けたばかりのクッキーはまだ柔らかいから
粗熱を取って。]
勿論です。
[>>52待ち時間が必要と聞けば、素直に肯く。
客は四人いて、注文は五月雨のように落ちていく。
それを二人で回しているのだから、時間がかかるのはご愛嬌。
焼成時間を折り畳む事が出来ると聞いたなら、魔法とは便利だと目を輝かせるだろうが。
サンドイッチはまだ残っている事だし、後の予定もない。
見せて貰った穴の開いたエンゼル型は小ぶりのサイズだ。
フルーツキャロットという名に覚えはないが、その名の通り甘いのだろう。
女は、楽しみだと心を踊らせる。
のんびりとサンドイッチを食べながら、白パンのサンドイッチも美味しそうだなと思ったり、
香辛料の食欲を誘うよい香りがテーブル席にも届けば、また一つ美味しい料理が出来上がるのかと、興味をそそられたりしていた。]
はい、お待たせしました。
こちらがキャロットケーキです。
木苺のジュース、テッド、ご用意できる?
そしてこちらが骨型クッキーと紅茶です。
どうぞ。**
/*
このチップが使いたいが為にバーバチップにしたけど
結果的に世界観のインスピレーションももらったので良かったな、バーバ。
そして灰にも書いたんですが、毎回お集まりくださる皆さん、参加頻度がたとえゆるでも紡がれる物語がそれぞれめちゃんこ素敵でありがたく思っています。
そして明日から子の弁当が始まるババはこのあたりでおやすみなさいなんですよ。
[サンドイッチを食べ終えて一息ついた頃、キャロットケーキが焼きあがる。
焼きあがる前から仄かに漂ってくる甘い香りに、期待感は膨らんでいた。
やがて天使の輪の形をしたキャロットケーキがサーブされれば、女は心の中で歓声を上げる。]
ありがとうございます。
[焼き立てのケーキは、とても美味しそうに見えた。
気が逸るのを抑えながら、ケーキの丸い輪郭に慎重にフォークを差し入れる。
そうして切り取った一口目を口に運べば、しっとりとした食感で、ニンジンの素朴な甘さとアーモンドの香ばしさが広がった。
これ“も”美味しい、と女は舌鼓を打つ。]
『──おあがりなさい。
頑張ってくれたご褒美よ。』
[内緒話をするように口元に人差し指を指して笑う人の笑顔が、脳裏にちらつく。
確か、あの時のキャロットケーキには少しスパイスが入っていて、それが甘さを引き立てているように感じたのだった。
その人は、手ずから作った素朴な菓子を使用人に振る舞うのを好んでいた。
それは別に女が特別だったわけではなく、使用人皆に平等に与えられたものだった。]
美味しい、です。
[感想と共に、閉じ込めていた涙が一筋、頬を伝った。
口元は笑顔のまま、眉尻が少しだけ下がったような表情で。
この街にいる時に感じた痛みが、実体を結ぶ。
──もう、自分はあの人の使用人ではないのだと、思い出した。**]
[喫茶店でクッキー。それも、形を指定したクッキーという無理難題にも嫌な顔ひとつせずに用意してくれるのは、流石魔女の喫茶店だなあと少年はぼんやり考えた。>>2:53
“なんでも”用意できるという言葉には、嘘も偽りもなかったのだ。]
え。わ、形が。
[老婆が見せてくれた丸いクッキー型が、老婆の指の動きに合わせて変形していく。眺めていれば、丸いクッキー型はいつの間にやら少年が望んだ骨のような形にと変わっていた。
この世界には魔法が存在している。わかっていても、やっぱり魔法を見ると驚いてしまう。]
はい、形、それで大丈夫です。
お願いします。楽しみです。
[カウンター席の椅子にに深く腰掛け直して、少年はクッキーが焼きあがるのを待つ。
待つのは嫌いじゃないけれど、やっぱり、りんごのジュースは一気飲みしないで残しておくべきだったかもしれない。なんて考えながら、まだ残っていた水をひとくち飲んだ。
店内には新たに注文されたらしいカレーのスパイシーな匂いと、ハンバーグのジューシーな匂いが漂っている。>>2:45]
[気がつくと、いつの間にやら漂ってきていたのは、ケーキが焼ける甘い匂い。>>3
それから少し遅れて、バターのいい香り。>>4
提供されたクッキーは、所狭しと骨型のクッキーが沢山に、ボール型のクッキーが少々。先ほど嗅いだバターのいい香りが、クッキーが近くにあるから、いっそう強くなった気がする。
同時に届いた紅茶からは、香ばしい香りとともに果実のようなフルーティな香りが漂ってくる。]
ありがとうございます。
[クッキーの提供にお礼の言葉をひとつ。
それから骨型のクッキーを手にとって。口にいれるでもなくなんとなしに眺めてみる。
粗熱を取ったとはいえ、まだ少し温かいクッキーを見ていると、なんだか懐かしい気持ちになる、気がした。
この色に、この形。どこかで見たことあるんだよな。どこだったっけ。]
[ウンウン唸っても思い出せないものは思い出せない。
せっかくの作ってもらったクッキーなんだから、考えてないで焼き立てが食べたいと、少年は思考を手放した。
手に持っていた骨型のクッキーを口に入れて、ひとくち。
サクサクしっとりのバタークッキーは、口に入れればバターの風味と甘い味。
素材の味を活かしたクッキーは、至ってシンプル。だからこそ美味しい。]
おいしい……。
[美味しいけれど。ちょっと違う。
ああ、確か、どこかでこんなクッキーをひとつ、ふざけて食べたんだ。
あのとき食べたクッキーは、こんな形で、こんな色で、もっと、もっと甘くなくて、シンプルで。まるで人が食べることは想定されてないような味で。でも思ったよりは美味しくて。
そうだ、あのクッキーは、人が食べる用のクッキーじゃなかった。]**
/*
ボクも思い出していくぞーおー!
参加して思ったけど思ったよりも遅筆だったので遅筆を許してくれてありがとうございましたッ
寝**
[ 私は、なにを食べてみたかったのだろう。
私は、なにが食べたかったのだったっけ。
でも──けれど、そう、私は誰かと向かい合ってた。
机の上にはお菓子ばかりが並んでいて。
砂糖漬けの薔薇が乗った甘そうなパンケーキに、
りんごや白桃、いちごのフルーツゼリー。
黄金色に満ちたちいさなグラス。
私はいつも、どんな時も、その影と一緒だった。 ]
[ 少女の知識に、果物の旬という概念はなかった。
この店が不思議な店で良かったと言う他ないだろう。
なるほど、ゼリーは固まらせる必要があるのか、と
老婆の言葉に新しい知見を得て、少女は頷いた。
不躾にならぬ程度に老婆の作業を眺め、
彼女の手元でフルーツが彩られていく様を眺める。
はちみつレモンソーダを一口飲めば
ぱち、と炭酸が喉の奥で泡沫に消えた。 ]
[ これが、貴方が食べてみたかったお菓子の味。
貴方と食べてみたかった、願いの残滓。
薔薇が乗ったパンケーキも
季節がバラバラのフルーツが盛られたゼリーも、
はちみつの金色に満ちたレモンソーダも。
私と貴方が向かい合って見つめていたお菓子は
「いつか一緒に本物を食べたいね」と言って笑った、
雲のように儚く消える夢だった。** ]
村の設定が変更されました。変更された箇所は以下の通りです。
村の更新日が延長されました。
/*
延長をかけましたが、ゆる村ですので参加は引き続きゆるで大丈夫です。
謎解きのように皆さんの記憶が明かされていくのを楽しみにしています。
[二杯目の紅茶を身体に 心に
染み渡らせるよう、のんびり味わっていた。
ふと、視線の先。>>10
零れる滴に気付いて、はっと息を呑む。
しかし、クラシカルなメイド服を纏う
娘の口元は笑みを形作っていた。
──”彼女”とは違って。]
[古い地層近くで拾った骨の欠片を大事に抱えていた。
母親は「それは恐竜のものじゃないのよ」と
苦笑いで窘める。
幼いニコラはぶんっと首を振った。]
ぜったいに これは恐竜だよ
プトロダクティルスのつばさか
エオラプトルのしっぽ
ひょっとして
イクチオサウルスのひれの骨かも!
[「ニコラは恐竜博士だな」
父親が笑い声をあげて、母親は肩を竦める。]
***
『 いつまで 夢を見ているの? 』
[”彼女”はマット仕上げの塗料みたいな
光沢のない眸でニコラを見詰めていた。
最早、溜息など嗄れ尽くしたといった
義務的な呼吸には何の感情も窺えない。
涙ながらに詰られた時期すら懐かしく思える。
笑い顔ともなれば、
もう随分長いこと目にしていなかった。]
『 ……あなたの
子供じみたところはもうたくさん
さよなら
残りの荷物は適当に処分して 』
[淡々と告げて、”彼女”は振り向きもせず
部屋を出て行った。]
[付き合い始めの頃揃えたペアのマグカップ、
色違いの室内履きにストライプのバスタオル、
記念日に買った磁器のフォトフレーム、
旅行先のテンションで選んだ幾何学模様のタイル、
お香立て、ランプ、レースの付いたテーブルマット。
”彼女”にとって不要になったがらくたが
化石みたいに置き去りにされている。
ニコラもまた 置き去りにされたひとつなのだ。]
[子供の頃、夢中になって手放さなかった何かの骨は
とうに紛失していたというのに。
”彼女”には見透かされていた。
大人になりきれない自分を。]
……忘れたままで 良かったな
[ぽつり呟くニコラの姿は、
もう少年の容をしていない。
大人の男の手が
無意識に、胸の辺りを撫で擦った。
そうして そこに存在している筈の痛みを
確かめる。]**
/*
延長感謝です
初年度が初年度し過ぎてて
でも村の空気吸いたいなので
ゆるりと綴れる場所はありがたい
[店員さんはレシピも見ずに、難しそうな料理をてきぱきと作っていく。リクエストするのは簡単だけど、手間のかかる料理だ。それを嫌な顔一つせずに作ってくれている。料理を作るって大変なんだなあと私は食べる立場から思った。>>2:55
子供ではないけれど、大人とも言えない年齢。
それなのに、ご飯を作ってもらって、当たり前……な、お子様な感覚はまだあった。
食欲がないと、実際おいしくないように感じて、手間暇かかる料理を作ってもらっているのに残したりして、私は。よくないことをしていたな。と思い出す。]
…………ううん。
[それだけ落ち込んでいたということだけど、心配かけただろうな……お母さんに。また一つ、思い出した。]
/*
テッドはおまたせしました。
ゆっくりでいいよに甘えてゆっくりしています……
背景語るのは間に合わせるつもり。なんとしてでも。
/*
ところでシュクルさんはなんだかとても心配している感じだったけどまずいことはしてないと思うなあ 少なくとも私から見ると
むしろ初めてに見えなくて、おおーとなるところ。
記念的初村で同村は光栄ですね。
今回は動き鈍しなみかんですが。
はい、ユキナさん。
カレーのドリア、召し上がれ!
おいしくできてたら、うれしいです!
[お客さんにおいしく食べてもらうのが、何より一番だから。
ハンバーグもよくできてるといいな*]
[ほんとは感想も聞きたかったのだけど、それよりなにより、木苺のジュース!
おまたせしちゃってるから、急がなきゃ、急がなきゃ。
木苺は酸っぱいから、ジュースにするときはシロップも混ぜる。
甘いと酸っぱいがどっちもバランスよく混ざり合って、おいしい木苺のジュースになるんだから。
グラスに氷を入れて、真っ赤なジュースを注ぎ入れる。]
ばーばさまーっ。
木苺のジュース、こちらでいいですかーっ?
[何か特別な注文はあったかしらと、首かしげ*]
[人とうまく話せなくて。人とうまく関われなくて。人間への擬態が下手くそで。
どこへ行っても、どこまで行っても、人との間に分厚い膜があるのが常。
だから『キミ』が唯一の友達で家族だった。
キミとだから、遠くまで散歩しに行って、迷いに迷って帰れなくなったときも楽しかった。
キミとだから、泣きに泣いた夜もいつの間にやら笑顔になっていた。
キミとだから、ニガテな遠出もいつの間にか楽しい予定になっていた。
キミとだから、ふざけてキミ用のクッキーを食べて怒られたことも、楽しい思い出だった。
キミとだから、キミとだから、キミとだから。]
[けれど現実は無情に、時は無情に。
人と動物の生命の埋められない差は確実に存在していて。]
どうしても、休めないんですか?
[キミの命が尽きそうなときも、ボクは人間の擬態に忙しくて。]
わかりました。
……本当にごめんね、帰って来るまで、待っててね。
[キミに、ボクの都合を押し付けて。帰りを待っててくれるように祈るしかできなくて。]
[その祈りは、結局のところ届かなかったのだけど。]
[物言わぬ骸を見た。
温かな生命が、冷たい物になったのを見た。
お別れを、言う事もできなかったことを知った。]
[悲しくて、悲しくて。それでもボクは人間の擬態に忙しくて。
簡素なお別れだけを済ませて、泣くこともできずに、ただただ日々をやり過ごすことしかできなくて。
心が擦り切れて、摩耗して。
もう何も考えられなくなりそうになって。
……気づいたら、記憶を失って、ここにいたのだ]
[甘い、甘いクッキーをかじりながら、温かな紅茶をすする。
クッキーの甘さを紅茶の渋みが包みこむ。
ほう、と息をついた。
そうだった。ひどく傷ついていたのに、傷つく時間すらなかった。
心にポッカリと穴が空いていたのに、穴に向き合う時間すらもなかった。
だから、なのだろうか。ボクがここに来たのは]**
/*
>人の擬態
一瞬シュクルががわんこなのかと思ってしまった
そんなことはなかったが、
チップもわんこっぽく見えてくる
/*
シュクルさん記念すべき初RP村に選んで頂きありがとうございます。
ありがたいことにおひとりさまシリーズがRP村デビューの方がちらほらいらっしゃるので、ハードルが高くない村を建てられてるんだなと村建てとして励みになりますね。
そしてまたどこかの村で再会するのも楽しみだったりします。
今は老婆なんですが、普段はゴリゴリのR18プレイヤーなのであんまりお会いする機会はないかもしれませんが……。
[奥様は、旦那様を亡くしてから、療養を理由にご子息と別居されていた。
私がお屋敷に来た時には、既に“そう”だった。
私の家は農業を生業としていたけれど、家族が食べていくには足りなかった。
女の私は兄さんみたいに力仕事が出来るわけではないし、奉公に出れば食べるには困らないから。
寂しかったけれど、月に一回の仕送りで家族の生活の足しになると思えば誇らしかった。
事業家のお屋敷にしては手狭らしいけれど、実家が何個入るか分からないくらいには大きかった。
使用人仲間は年齢の幅は広かったけれど皆いい人で、すぐに打ち解けられて。
厨房の隣にある休憩室の四人掛けテーブルで交代しながら、賑やかに食事を摂った。
──まるで、もう一つの家族みたいだった。
奥様はお優しくて、私の事も気遣って下さる。
素晴らしい主人に仕える事が出来て良かったと私は思っていた。]
[使用人と主人は一緒に食事を摂らない。
時折お客様がいらっしゃる以外は、奥様の食卓につくのは一人だけだった。
お客様はご子息ではなく、奥様や旦那様のご友人だ。
ご子息が会いにいらっしゃらないのは、忙しいからだと奥様は寂しそうに笑った。
お父様の事業を引き継いで、あちこち飛び回っているからだと。
幼い頃のご子息、奥様と旦那様。
家族揃った肖像画を、奥様はとても大事にされていた。
額縁をなぞる指先が愛おしげで、少し寂しそうで。
ご子息のお仕事が落ち着いて、こちらにいらっしゃればいいのに、と私はひっそりと願っていた。]
[奥様と同じアメジストの瞳を凍てつかせたご子息は、事業に失敗してしまったらしい。
その補填の為に、このお屋敷と周辺の土地を引き払うのだと。
だから奥様には本邸に戻るようにと。
それは打診ではなく、決定だった。
使用人は古株の執事と侍女頭以外は解雇すると聞かされて、私達に動揺が走った。
紹介状を書いて持たせればいい、と言ったご子息様の目はとても怖かった。
“どうしてそんな子に育ってしまったのか”と嘆息する奥様に、”貴女がそう育てたのだ”とご子息は言った。
奥様はまるで重大な罪を突き付けられたように沈痛な面持ちで黙り込んでしまった。
執事から聞いた話だけれど、奥様はご子息を立派な跡継ぎにすべく、とても厳しく接していらっしゃったらしい。
旦那様が亡くなられた後、ご子息と上手くいかなくて離れて暮らすようになったのだと。
厳しい奥様のお姿を想像する事は出来なかった。
だって私の知る奥様は、とってもお優しい方なのに。]
[奥様は私達の就職先を世話する為に時間が欲しいと頼んで下さったけれど、猶予期間は譲歩して頂けなくて。
ひと月の間に奥様はあちこちに連絡を取り、人と会って何とか私達の就職先を探して下さった。
私の就職先は、遠方にいる奥様の知人のお屋敷だった。
奥様はお疲れのご様子で、厨房に足を運ぶ元気もなくなってしまわれた。
私達の気持ちを置き去りにして、刻一刻とお屋敷を引き渡す時期は迫っていく。
此処を離れたくない。
奥様と、皆と一緒に居たい。
けれど仕方のない事。
私達使用人に決定権なんかはない。
奥様は私達の就職先を見つける事で真心を示して下さった。
だから、弁えなければ。
そう言い聞かせた。]
[最後の日の朝。
身だしなみを整えると、料理長が作った朝食を食べる。
何人かは既に次の就職先へ発っていて、休憩室は広く感じた。
乗り合い馬車に間に合うように、お屋敷を出る。
玄関前には奥様や残った使用人がいて、思わず目の奥がつんとなったけれど、奥様に泣き顔を見せたくなかったから拳を握り締めて我慢した。
もしも私の事を思い出して下さる事があるなら、笑顔がいいから。
奥様は私の肩に触れて、今まで勤めた事への感謝を伝えてくれて、“貴女はまだ若いから、きっと新しい屋敷にもすぐに慣れる”と声を掛けて下さった。
“そんなの無理です”と言いたかったけれど、私は笑顔で今まで優しくして下さった事への感謝と奥様の健康を祈っている事を伝えた。]
[これで、私と奥様は無関係の人間となる。
遠方に出掛けられる程、奥様のお身体は丈夫ではないし、新しい主人が奥様に会いに行かれるとしてもお供をするのはきっと私ではない。
もうお会いする事は叶わないだろう。
門の前で一礼すると、乗合馬車の停留所を目指して、手提げ鞄を持って歩きだす。
泣いてしまうかと思ったけれど、涙は流れなかった。
まるで凍ってしまったかのように。
林を抜けて、街の方へ近づいていく。
お使いや、休日の日にちょっとした小物を買いにいった店が、余所余所しく見えた。
奥様達は明日に本邸に向かわれると、侍女頭から聞いた。
本邸は冬の寒さが厳しい土地にあるそうだ。
奥様は寒いのが苦手なのに。]
[何故、奥様がご子息の事業の損失を補填しなければいけないの。
ご子息は奥様との同居を望んではいなさそうだった。
きっと奥様だって、ご子息よりも私達と一緒に暮らしている方が──。
そんな考えが過ったけれど、私は首を振ってそれ以上考えない事にした。
雇い主の事情によって使用人の身の振り方が変わるのはよくある事。
ご子息を恨む意味も、権利もない。
紹介状を渡されて、放り出されたっておかしくなかった。
就職先の世話をして下さった事に感謝しなければ。]
[涙が口の中に入って塩辛い。
氷が解けたように涙が溢れていくのを、慌ててポケットを探ってハンカチを取り出して拭った。]
おくさま……。
[零れた声は、まるで迷子のようだった。
私は奥様を慕っていたけれど、奥様は私達を少しは惜しんで下さっただろうか。
叶わなくたっていい。
同じ熱量でなくたっていい。
あの時、“手離したくない”と言って欲しかった。*]
/*
延長ありがとうございます。
皆さんの背景がちらほらと…。
シュクルさん、RP村が初めてとは思えませんでしたね。
[口に含んだカレードリアは、ドリア仕様のためなのか本家のカレーより薄味。
味が濃すぎるとハンバーグやたまごの味がわからなくなるし、辛すぎる食べ物は苦手だから、ちょうどいい塩梅。とても食べやすくて、一口食べたら次いで二口、三口。お米を全部食べてしまいそうになる前に、ハンバーグにもスプーンを伸ばす。まずは乗せずに、焼かれたハンバーグにソースをかけて少し割った。あむり。]
美味しい……
[単品で食べたくなるハンバーグに感動している。
表情には出にくいけれど。
食べつくす前にカレードリアと一緒にスプーンにとって、口に運んだ。好物を一度に味わえるこのメニューで大正解。
我ながら単純だけど、美味しいものをたくさん味わえて、とても幸せ気分。]
[しばし黙々と食べることに集中していたのもあり、あっという間に食べつくしてしまった。はぁ……と満足げに溜息をついた。幸せ気分で、胸の痛みがだいぶ和らいだような。けれど、もう一押し。]
ドリア、ごちそうさまでした。
大変に美味しかったです。
あとは……食後のデザートということで、いちごのショートケーキ、お願いします。
[食欲旺盛な十代。甘いものは別腹。
追加の注文を終えると、水をぐいっと飲んで口の中をすっきりさせた。あとはデザートで締めるつもり。
ふと、食事を終えたから周囲に何気なく目を向ければ、さきほどまで少年がいたところに大人の男の人が座っていて。>>24
思わず二度見するなどしていた。**]
/*
お食事ロルはお腹がすいてしまって書くのがつらい(つらたん)
ラブさんの背景なるほど……お別れのつらさ。
皆思い出していっている中まだ食べるつもりの女です。
甘味も食べなきゃもったいなし。
/*
死別か、お別れか、村中に悩んだなど。
ユキナさん、いっぱい食べてー。
ニコラさんの変化にも気付きたい!と思いつつ、今夜は失礼します。**
[痛みの記憶に沈んでいたニコラを
引き戻したのは、とても小さな呟き。>>43
耳に捉えて ゆっくり店内に目を向ける。
先ほど挨拶を交わした女性が
変化したニコラの姿に目を止める様子にも
気付く。>>45
何となく、バツが悪い心地で曖昧な笑みを向けた。
物思いに耽っていたのは
そう長い時間ではないと思われるが、
目の前の紅茶の残りは冷えている。
冷めたそれを一息で飲み干すと、
思い出したように財布を取り出した。
茶色い革財布は>>0:74
確かに少年の持ち物としては
大人びたものだ。]
[中を開きはしなかったが、
それなりに厚みはある。]
もう一杯だけ紅茶をもらえますか?
……今度は、
少しだけブランデーを入れて
[少し思案した後、注文を。
先ほどよりずっと低い男の声だ、
少し気恥ずかしくなって、こほんと
小さく咳払いひとつ。]
[できることなら思い出したくない記憶であった。
物はあるのに空っぽのひとりの部屋で
傷つきながらも
後悔の念を抱かない自分自身を
どれ程寂しい男だと判じたことか。
同じくらい あるいはそれ以上
”彼女”を傷つけただろうに。
そんなことを静かに考えられるくらいには
持ち直せているのかもしれない。
その理由ならば知っている。
充満する幸せな美味しさの気配に包まれて
元いた場所に戻るためのもう一歩を得るため
最後の一杯を待つ。]**
[ 私と貴方の間にあったのは、いつも同じ世界。
春を待つことも冬の花枯れを識ることもないまま、
いつだって甘いお菓子を夢見てた。
ちいさな箱庭、貴方とふたり。
並んだ食事はどれも固く、無機質に艶めいて
貴方はいつも笑ってそれを眺めるばかりだった。
指先が灯す明かりも、すこしの穏やかな風も、
決して机の上に並んだお菓子を変えたりしない。
私たちの間にあったお菓子は、ただの偽物。 ]
[ 貴方が住む国は、魔法があるだけの貧しい場所だった。
国同士の戦争が絶えず、穏やかに眠れる夜もなく、
なのに貴方は決して私を手離さなかった。
木製の椅子に、白く塗られたきれいな机、お菓子の夢。
私はドール。
貴方の、
けれど貴方は願った。
私が話すこと、私と語らうこと、私と遊ぶこと。
今は机の上に鎮座するだけのおもちゃのお菓子を、
いつか、私と一緒に食べること。 ]
[ 私は見てた。私は視ていた。
貴方は夜な夜な大人の目を盗み、
私が人間みたいに動けるように魔法をかけてくれたこと。
嬉しかった、──叶えてあげたかった。
悪い魔女が街を燃やし、たくさんの人が消えても
私たちの夢は潰えないと信じていたの。
貴方が、魔法を完成させた夜。
本当はその時すぐに笑って話しかけるべきだったんだ。
でもほんのすこし、思ってしまった。
────明日の夜。
いつもみたいに忍び込んだ貴方を笑顔で出迎えたら
どんな顔して、驚いてくれるのかな、って。 ]
[ 貴方はいつまで待っても来なかった。
窓の外ではゆらゆら炎が揺らめいて、
それから、たくさんの人の声が響いていた。
どんなに待っても、待っても、願っても、
私は貴方の
わたし、 わたしは、あなたの、
/*
明日には全部まとめるぞぉ
と 言っていたら、明日が村閉じだと気付きました。
皆のお話、じんわりした気持ちで読んでいます……
[悲しむ時間がなかった。それに気づいた瞬間にぽろりとひとしずく、涙がこぼれた。
ひとつこぼれたら、もう止まらなくて。ぽろぽろ、ぽろぽろ。ぼろぼろ、ぼろぼろ。
袖で拭って。それでも溢れて止まらないから、隠そうと思って慌ててカウンター席に突っ伏した。
あとでカウンター席を拭わなきゃ、なんて考えながら、流石に人の前だからと声を押し殺してぼろぼろ泣いた。
ひとしきりぼろぼろ泣いて、次に顔を上げた時、ぐちゃぐちゃの顔だったけれど、なんだか気分は晴れやかだった。
ああ、ボクは泣きたかったのだと、その時初めて気がついた。
忙殺された心では、気付けなかったことだった。ここに来たから、泣けたのだ。
美味しい匂いと、美味しいご飯と、温かい空気に包まれて。
ここだから、泣けたのだ。]
すみません、カウンター席で。
[なははとぐちゃぐちゃの顔でひとつ笑って、汚れた席をテーブルナプキンで拭く。
多分後でまた店員さんがきれいにするだろうけど、お世話になった店を汚したままにするのはなんだか嫌だった。]
[ず、ともう一度紅茶をすする。長く泣いたつもりだったけど、紅茶はまだ温かく、泣きじゃくった体を芯から温めてくれた。
さて、これからどうしようかと思案する。
きっと、このままここに居ても誰も文句は言わないし、文句を言う人間は置いてきてしまった。
きっと、向こうに帰らなくても悲しんでくれる人間は居ない、だろうし。
きっと、ここに残れば楽だろう。
きっと、きっと、きっと。
いや。
クッキーを1枚、口に放り込んで、紅茶をもう一口。
キミは、もう居ないけれど。キミは、向こうにいるんだもんね。
キミは虹の橋を渡らずにボクを待ってくれているんだろうか? キミを見送れなかった愚かなボクだけど、待ってくれているんだろうか?
それを確かめてみたいと、思った。その時まで、キミに恥じないように生きていきたいと、思った。
そうしておとなになっていくんだろう。心の傷を踏み越えて、いつかボクは少年から大人になるんだろう。
と、不意に聞き馴染みのない低い声の紅茶の注文が聞こえて、思わず振り返った。>>47
そこには先程まで少年が居たはずなのに、気づけば大人の男性が。
え、とまた驚いた声が自分の口から漏れて、思わず笑ってしまった。本当に、何が起こるかわからない場所だ。]
[クッキーと紅茶を少しずつ食べ進めて。残りが僅かになった頃。
さみしいな、やっぱりまだいたいな。なんて思いながら。最後のひとつと、最後のひとくちを十分に味わってから。老婆にひとつ、声を掛ける。]
すみません、ごちそうさまでした。
お金、何円ですか。
あと、帰り道を、教えてくれますか?
**
/*
そういえば延長ありがとうございましたを言いそびれておりました
延長ありがとうございました
明日閉じ!? 本当に!?
[涙が落ち着けば、女は再びキャロットケーキに向かい合う。
あの時のキャロットケーキは、休憩室でホールの大きなものを切って、皆で分けたのだった。
奥様は使用人達が舌鼓を打つのを嬉しそうに見ていた。
皆と離れ離れになるなんて、想像もしていなかったあの日の記憶。
二口、三口と進めていけば、心の痛みが慰められるように感じた。
美味しいものを食べたからだろうか。
もしかしたら、この店の料理が特別なのかもしれない。
店内に視線を走らせれば、テーブル席にいたのは大人の男性で声こそ上げなかったが驚いた。
けれど先程までいた少年の姿の面影を残している。
不思議な事が起きる、不思議な店。
女がメイド服を着ているのも、そうなのかもしれない。
屋敷を出る時には、確かに私服を着ていた筈なのに。]
[客人の半数が記憶を失ったという女の言葉に反応を示していたが、今では皆、先程までとは少し雰囲気が違うように見える。
忘れていた記憶を取り戻したのだろうか。
やがて、木苺のジュースが届けられる。]
ありがとうございます。
[女はサーブしてくれた人に笑顔を向けた。
グラスの中に入った濁りのない綺麗な赤。
何故注文したくなったのか、今なら分かる。
敷地内で取れたのを、ジャムにしたり、ジュースにしたりしていたからだ。
女は味見をさせて貰うのが楽しみだった。]
[そっとグラスに口を付ける。
店員の少年が持ち込んだのを使ったのだろうか、新鮮な木苺の甘酸っぱい香りが鼻を擽る。
果汁だけでは強い酸味を感じるものだが、甘みを加え、甘酸っぱさが絶妙なバランスを保っていた。]
美味しいです。
[余韻を味わいながら思わず表情を緩め、そっと息を吐き出しながら、感想を漏らす。
記憶に残る味に似ているように感じて、懐かしいと感じてしまう。
女の好物だったが、木苺の季節は過ぎてしまっていたから。
心残りが一つ解消された気分だ。]
へへ、採れたてですよ、木苺!
すっぱいかもしれないから、気をつけてくださいね。
[たくさん、シロップは入れたけど。
ボクはそれでもびっくりしちゃうことがあるから、言い添えておいた。
おいしい、が聞こえてきたら、それが一番。
だいだいだいせいこうで、パーフェクト!]
[るんるん気分でキッチンに戻ったら、……あれ。
シュクルさんが泣いてる。いたいのかな、くるしいのかな。
――それとも、思い出したのかな。]
んーん、だいじょうぶです。
ばーばさま、いつか言ってました。
『ひつようなこと』なんだって。
いっぱい泣いたって、いいんですよ。
いっぱいくるしいことがあったら、泣いていいんですよ。
そうしなかったら、もっともっと、くるしくなっちゃうでしょ。
[だから、シュクルさんはここではしたいようにしていい。
カウンターを拭くのだって、本当はしなくってもいいことだけど、シュクルさんがしたいと思うことを、したらいい。]
[お会計とお帰りのことは、ばーばさまにおまかせします。
ちょっぴりさみしいけれど、だいじなこと。
気がつけば、ニコラさんは大きくなっているし、少しずつ、少しずつ、何かが変わってきている。
もうすぐ、お仕事も一区切りかも。]
紅茶と、それから、いちごのショートケーキ。
ケーキは……おまたせしちゃうかも、いいですか?
[OKがもらえるなら、たまごと小麦粉を準備しよう。]
["おひとりさま"のケーキだから、このショートケーキもおひとりさまぶん。
たまごを黄身と白身に分けて、白身をふんわり、ぽってりに泡立てる。重たくなったら、黄身を溶いたのとなじませて、小麦粉、おさとう、ほんの少しのふくらし粉。
泡をつぶさないように、まぜて、まぜて……
小さな四角い型に流して、オーブンへ。]
[おまたせするとは言ったけれど、焼き時間はそれほど長くない。
その間にクリームを泡立てて、いちごも切らなくちゃならないから、おおいそがし。
いちごはうすく切ったのと、ヘタだけ取ったの、ふた種類。
クリームはメレンゲよりはかたくなく、きれいなつのが残るくらい。]
焼けちゃう、焼けちゃう。
いそげ、いそげ。
[ほんとは紅茶も、淹れたかったんだけどな。
そこまで同時には、むずかしい。]
[焼けたスポンジは、型から出して厚みの真ん中でスライス。間にクリームを塗って、いちごを並べてサンドウィッチ。
まわりもまっしろにクリームを塗ったら、てっぺん真ん中にぽてっとまんまるに絞って、おっきなまるごといちごをちょこん!]
ようし、ショートケーキ、できました!
めしあがれ、めしあがれ、ユキナさん!
[急いで作って持っていったから、クリームがほっぺたに飛んでいるのに、気づかないまま**]
/*
ぽってぽてメレンゲに黄身を合わせてホケミ(小麦粉砂糖とふくらし粉)を合わせるスポンジのレシピは、時短ショートケーキで検索して見つけたやつです。ほんとはレンチン3分でスポンジが焼けるレシピ。
シフォンケーキと蒸しケーキのあいのこくらいのになってた。おいしそうでした。
それじゃあ、いただきます。
[きちんと手を合わせ、きれいなケーキにフォークを入れる。
やわらかいスポンジから一口分、切り取った。
最近、ショートケーキを食べる時はいちごを先に食べるようにしていたけれど、今日は最後まで残しておいて、後で食べようと決めていた。
王道といえるいちごのショートケーキ。
変わり種もいいけど、ケーキといえばこれ!みたいなイメージのショートケーキもたまに食べたくなる。甘くて白いクリーム、優しい甘さのスポンジ、甘酸っぱいいちごの味。どこか懐かしい。]
[なくなるのは惜しいけれど、甘くて美味しいからケーキを切り取る手は止まらない。
最後に残った、真っ赤ないちご。
……あの人が、いちごは先に食べた方が酸っぱくなくていいと答えていたから、真似しだしたんだったっけ。本当は私、甘いものを食べたあと、酸っぱさを感じてもさっぱりもするから、後に残す方が好みだった。
ぱく、っと一気に口に入れて、そんなこだわりごと食べてしまおう。]
……ふぅ。
ご馳走様でした。
[もう一度手をあわせた。
これで本当に、お食事はおしまい。*]
ここを出て、まっすぐに。
お客さまの帰る場所にいるお客さま自身の姿を
思い浮かべながら。
[帰り道にも意味はない。
ただ、「帰る」という行動は、起点から終点への移動と、終点を帰る場所と認識していることによって確定するものなので。*]
/*
昨日は仕事でぐったりだったので健康しました。
あと少しで村閉じですが、どなたさまも最後までご無理なさいませぬよう。
[突然大きくなったように見える元少年や、何か考えている様子の女の人や、魔法みたいなお料理が出てくるお店の中とか、気になることはあるしまだまだ居たい気持ちもあるけれど。>>61
食事が終わったのに居座り続けるには、このお店はちょっと小さい気がするのだ。次のお客さんの為に席を空けなくちゃ。]
このお店、来れて良かったです。
なんだか元気になれた気がするので。
[そうバーバさんに話しかけながら、私はお財布の中身をとりあえず全部、テーブルの上に置いた。お話自体は他のお客様への指示だったけれど、私ももう行くつもりだったから。>>71
会話はほとんどなかったけれど、他のお客様も傷ついていたことがあったなら、美味しいご飯で元気になれていたらいいなと思う。]
では。
[席を立つと、忘れ物はないか、椅子の上や机を一度確認し。
ぺこ、と軽く頭を下げると、店の外へと。*]
ゆっくりでいいよ
別に 急いでいるわけじゃなし
[>>66 厨房に投げかけた声が
働き者のテッドに届いたかはわからないが。
やがて ニコラのテーブルに届けられるだろう
ブランデー入りの紅茶は、
幸福な少年時代には飲めなかったもの。]
……こればかりは
大人になった役得ってやつだね
[その香りに満足そうに頷き、口を付けた。]
[居心地の良い空間に、
どれくらい佇んでいたものか、
ゆっくり三杯目の紅茶を飲み干せば
椅子から立ち上がる。
気付けば骨のクッキーを食べて
泣きじゃくった少年も>>57
最後にやってきた女性客も>>73
席を立っていた。
ニコラの変声に驚いた様子の少年の>>56
零した笑みは
気のせいだろうか、訪れたときより
鮮明な響きを帯びてているように聞こえる。
釣られたように
ニコラは柔らかな笑みを浮かべていた。]
[今はまだ胸の中に残る痛みの記憶。
日常に戻ってからも、
キリキリ
ニコラの心を苛むこともあるんだろう。
それでも 不思議な街に紛れ込んで
魔女のいる喫茶店で過ごした
優しく美味しい時間を思い出すことは
きっと慰めになるに違いない。
そんな予感があった。]
────お先に。
[帰り際、
キャロットケーキと木苺のジュースを
注文していた娘に声を投げる。
まだ、思案している様子の彼女に。
何故だろう
子供の頃 母親の作ってくれた
キャロットケーキの味を思い出したのか
それとも。]
/*
ここエピって発言保留時間とか
ないんだね
お婆さんの発言見えて
慌てて削除しようとしたら投下されてた…
リロらずごめんなさい
僕もおいとま
/*
エピの保留、村建てメニュー開いたらありましたが、いまさらなので編集はせずにおきますね……。
ご参加ありがとうざいました!
/*
締めようと思ってた の、ですが、熱で寝て起きたらこの時間で絶望しました
(落ち着いたらみんなのログ読むんだ……)
[友達が好きだと言っていた男性アイドルグループ。
おススメ!聞いて!と押し付けられた音楽データ。
試しに聞いて、良い曲だなと思って他の曲も聞いて。
そのうち、メンバーのうちの一人の声がすごく好みだと気づいて。
その人の歌が聞きたくて、生まれて初めてコンサートに行ってみたりして。
でもクール系キャラを気取っていたから、せいぜい学校では「あのグループの中ではあの人が好き」というくらいで、熱心に語ったりはしなかった。
部屋の中をグッズであふれさせるような真似もしていなかったから、私がとあるアイドルにかなり夢中になっていたことは、周りはあんまり知らないと思う。]
[そんな、私が大好きだった男性アイドルは。
数か月前に週刊誌に写真を撮られて熱愛発覚。
そして、先日電撃結婚してしまったのだ。
恋ではなく、ファンだったと思うのだけれど。
別に本気で付き合いたいとか付き合えるとも思っていなかったんだけど。
今までファンの皆に向けられていた愛は、これからはただ一人に向けられてしまうのだ……と考えるとどうしようもなくショックで。でも、私がその人を好きだったことはおおやけにはしていなかったから、私のショックは周囲にうまく打ち明けられなくて。
食事の量も減り、部屋に閉じこもりがちになってしまった私を、多分両親は心配していたことだろう。
一人で悲しさを抱えて、抱え続けて、重さに耐えられなくなって……気が付けば、私は全て忘れて草原に転がっていたというわけだ。>>0:75]
[目を開けた。
店を出た、と認識した後、視界が真っ白になって。
思わず目をつぶって、その後。
私はいつもの帰り道に立っていたのだ。]
……ゆめ?
[けれど、お腹はいっぱいで、そして胸の痛みも和らいでいる心地がする。きっとおいしいご飯を久しぶりにお腹いっぱい食べたせい。]
/*
今の今気づいたという…
こちらこそ まったりできて楽しかったです
村建てありがとうございました
お婆さんの正体も実は気になっていたのですが>>0:4
……ふふ。
[思い出した傷はまだちょっと痛いけど、しばらく経ったら、そんな時もあったな、と笑えるだろうか。
お腹はいっぱいだけど、お母さんが夕飯を作ってくれているだろうから、少しだけでも食べようかな。
色々考えながら、私は帰り道を歩き出した。**]
[ケーキは段々と小さくなってゆき、いつの間にか最後の一口。
人参とアーモンドの味が女の口に残る。
その余韻をゆっくりと味わった後にジュースを飲んだ。
……かろん。
グラスをテーブルに置いた際に氷が小さな音を立てる。]
ご馳走様でした。
出して頂いたお料理も、全部、とっても美味しくて。
……職場も斡旋できると言って下さって、とっても嬉しかったです。
どうぞ、お元気で。
[女は笑顔で一礼すると、手提げ鞄を下げてドアを潜る。
新しい職場へと向かう道を思い浮かべながら。
女はレグホーン色のワンピースの裾を翻して外へ出て行った。**]
/*
〆られました…!
ドールさんはお大事に。
街の住民になるのも考えたのですが、思いのほか前向きになれたようです。
[急がなくていいと言われたから、最後の紅茶はゆっくり淹れた。
ブランデーは飲まないから、さてどれくらい入れたらいいのか。
思いのまま入れたけれど、きっと濃すぎたり、薄すぎることはなかっただろう。
ここは、そういうお店だからだ。]
おとなになったやくとく。
[ニコラさんの言葉を繰り返して、けれどその割にはすこし苦しそうなのを、ボクはそっと、見守っていた。]
な、泣いてない……は無理がある……か。
[ぐしぐしと荒く涙を拭いながら、小さな店員へと言葉を返す。>>63
泣いてもいいんだろうか。向こうにいる間は泣く時間なんてなかったから。
泣くことは、『ひつようなこと』なんだろうか。
……でも、泣いたらやっぱりちょっとスッキリしたから。
ぐちゃぐちゃの顔で小さな店員に笑いかけた。]
ありがとう、心配してくれて。
[そう告げて、ふと思う。そういえば、彼もまたこの不思議な店の店員なわけだから。見た目が少年なだけで中身は大人なのかもしれない。
なにせ、いっこ、前例が。]
あ、ありがとうございます。心配してくれて。
[今更の、敬語。
もしかしたら、小さな店員さんは気にしていないかもしれないけれど。]
財布を。わかりました。
[カウンターに財布を置くと、ゆっくりとした動作で椅子から降りる。まだ少しだけこの店が名残惜しかった。
それでも、ボクは帰らないといけない。]
あのう、もしもまたボクが落ち込んだ時は、また呼んでくださいね。
[出口へと一歩二歩進んで、振り返って老婆に一言。
それから返事を聞かないでお店の出口へ。
返事は必要なかった。
きっとボクはまた傷ついていく。キミのことを乗り越えたとしても、また別のことで傷ついていく。
人の擬態が下手くそなボクに定められた、ある種宿命のようなものだろう。
でも、もしボクがなにか、また傷ついたとしても。そうしたらきっと、このやさしい喫茶店へ来ることができる。かもしれない。という、それだけで心の支えになると思ったから。
一番最後に来店した少女と、かつて少年だった青年も、メイド服の女性も、店の出口へと向かっている。
もし、もしここに来る面々が皆一様になにかに傷ついていたとするならば、彼らもその傷に決着をつけたのだろうか?
そうであればいいな、と思った。]
[カウンター席で話した少女と__ドールさん、と、目があってもあわなくても、去り際に手を降って。]
またいつか、話しましょう。
[そう声をかけた。きっともう会うことはないだろうけれど、それでも、それでもまたいつかがあるのなら、なんて。これもきっとおまじない。
最後にふと思い出す。この店に案内してくれた黒い影のことを。
あのコは一体誰だったのだろうか。空腹のボクが生み出した幻覚だったのだろうか。
それとも、ボクの心の傷を心配してくれたキミが、案内してくれたんだろうか。
後者であってほしい、そう祈りながら店のドアを押した。
カラン、と『黎明街』のドアベルが鳴った。]**
/*
勝手にドアベルを生やしました(コロンビア)
改めてありがとうございました! 楽しかったです……!
ドールさんはお大事にしてくださいな 体調第一
/*
ドールさんおだいじに
ユキナさんの傷心 リアリティあるなあ
皆さんおつかれさまでした
またご縁がありましたらどうぞよろしく
[その願いの持ち主は、彼らを大切に想っていた人かもしれないし、
その魂をかつて愛した人かもしれないし、
これから先に出会い慈しみを向けてくれる人かもしれない。
彼らがどれだけ想われているかは所持金とは比例しないが
大切に想われたという事実は彼らのこの店への旅費と
食事代として変換される。
だからいくら食事しても足りないということはないし、
何日滞在しても所持金が尽きることはない。
財布の中身は元の場所に帰ると自然と消えるものだから、
「お会計」という儀礼を行わなくとも問題はない。]
[余談。
留まる選択をする多くの人はそれでも、何もしないことに
罪悪感を覚えて仕事を探すのだが。
そしてそういう人だからこそ、足りるだけの想いを
向けられてここまで来れるのだが。]
テッドや。
[魔女は呼びかける。
この街で唯一、かなしみを癒す時間と場所を提供する
使命を持って自然に発生した概念は、長く存在する内に
さびしくてかなしくなってしまって、
でも自然発生した魔女はどれだけ長く存在しても
そのかなしみを忘れて過ごす旅費を得られないから
――「あげられる」存在になろうと思ったのだ。]
次のお客さんが来たようだねえ。
[以来。魔女の傍には「愛しい」が形を成した
存在がいる。
かなしくない老婆は、これからもたくさんの客人に
料理を作ることができる。]
[みんな、みんな、ひとりずつ、帰ってゆく。
ほんのちょっぴりさみしい、けれどそういうお店だから、きっといいことなんだ。]
ありがとうございました。
[――だから、ボクはそうやって、小さく頭を下げるだけ。
『またお越しください』は言わない。
これから向こう、お客さんが少しでも、よく生きられますように**]
!
いらっしゃいませ!
[おしまい、おしまいと思ったけれど。
おしまいはまた新しい”はじまり”だった。
次のお客さんは、さてどんな人だろう**]
/*
皆さんそれぞれの物語を読ませて頂き、改めて村を建ててよかったなと思っています。
ドールさんはお大事に。しっかりお休みくださいね。
テッドは今回も傍にいてくれてありがとう。
皆さんまたいつかどこかで。
/*
会話はあまり出来ずともロルはうんうんなるほどと見ています みんな癒されよ。
お店やバーバさんもそういう事情があったのね。
行きたし。
/*
店員さん組もさみしくなくてかなしくないならよかった〜
皆さんの物語、よかったですほんとうに ありがとうございました。
RP村にどれくらい今後入っていくかは未知数なのですがまたお会いできましたらよろしくしてくださいな。
お疲れ様でした!
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