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美大生 美濃伊緒 は 美大生 美濃伊緒 の名前をノートに書いた。
高校1年 鬼束瑠璃 は 美大生 美濃伊緒 の名前をノートに書いた。
3-B(留年) 真宮寺 亜美歌 は 美大生 美濃伊緒 の名前をノートに書いた。
3-A 幸阪結月 は 美大生 美濃伊緒 の名前をノートに書いた。
軽音部2年 竹村茜 は 美大生 美濃伊緒 の名前をノートに書いた。
美術部顧問 松本志信 は 美大生 美濃伊緒 の名前をノートに書いた。
3-C 飯島明良 は 美大生 美濃伊緒 の名前をノートに書いた。
帰宅部 ケン・ドリック は 美大生 美濃伊緒 の名前をノートに書いた。
放送部2年 海藤コウ は 美大生 美濃伊緒 の名前をノートに書いた。
美大生 美濃伊緒 に処分が下されることとなった。
出席を取る。
今日は全員が登校しているようだ。
静かな校舎に響くのは、狼の遠吠えのみ。
そこはもはや、生徒達の集う学舎ではない――。
名前 | ID | 生死 | 勝敗 | 役職 |
---|---|---|---|---|
田美院翔 | master | 2日襲撃死 | 敗北 | 村人 (村人を希望) |
美大生 美濃伊緒 | あっ!!シンプルにミスった〜!! | 3日処刑死 | 敗北 | 鵜の目 (鵜の目を希望) |
高校1年 鬼束瑠璃 | wallander | 生存 | 勝利 | C国狂人 (C国狂人を希望) |
3-B(留年) 真宮寺 亜美歌 | 何で喉すぐ枯れるん | 生存 | 勝利 | 人狼 (人狼を希望) |
3-A 幸阪結月 | cle | 生存 | 勝利 | C国狂人 (C国狂人を希望) |
軽音部2年 竹村茜 | もくもく | 生存 | 勝利 | C国狂人 (C国狂人を希望) |
美術部顧問 松本志信 | CClemon | 生存 | 勝利 | C国狂人 (C国狂人を希望) |
3-C 飯島明良 | Shadow | 生存 | 勝利 | C国狂人 (C国狂人を希望) |
帰宅部 ケン・ドリック | itutuboshi | 生存 | 勝利 | C国狂人 (C国狂人を希望) |
放送部2年 海藤コウ | 蒼生 | 生存 | 勝利 | C国狂人 (C国狂人を希望) |
/*
皆さまこの度はご参加いただきありがとうございました!この後の天声などはございません、
独り言も解禁いたしますので引き続きエピローグをお楽しみください。
あと、2日目最後の村建てメモだけ
ご覧いただけると嬉しいです……!
村建てもルールや判断等大いに迷った箇所がありますのでご意見ご感想お寄せくださると大変助かります……。
固い口調に見えたり怒ってる風に見えないか常に心配な村建てでした……。
/*
もしその他急を要する確認ごとやお問い合わせなどございましたらお手数ですがこちらまでお知らせください。
延長申請や延長はちょっと困るという方も同様にお知らせいただければ。
2、3人集まればいいかなと考えていたら7名の方にお越しいただけて、しかも展開される映画の内容に村建ててよかった〜!とひたすら感激してました!
改めて、集まってくださった皆さま本当にありがとうございました!
エピローグも表発言の保留時間が発生するよう設定したので(つまり本編と同じ)発言投下、即反映とはならず発言削除も可能ですのでその点はご安心ください。
リアルピンチや体調不良の方は無理せずそちらに専念なさってくださいね!
/*
あ、そういえばお聞きしたいんですが、原作や原作者の存在って有った方と無い方どちらがやりやすかったですか?
実は原作と原作者の存在一切無しにして、
単なる青春群像劇映画撮影にしようか迷ってたので参考に教えていただければ……。**
[何もなかったように話す彼女の心中>>105を結月は知らない。
喧嘩別れしたでもなし、部員との関係はまぁ良好だ。>>64
ただこちらが気まずいのもあり、交流があるとも言い難い。>>157
避けてませんよ。近づかないだけです。
胸の内で呟いた言い訳は、誰に対してのものだったか。
物思いに耽りそうだった結月を引き戻したのは当人だった。]
図鑑……ですか。
[彼女には彼女の目的があったようで、結月は胸を撫で下ろす。
撫で下ろして、相手に見えないように苦笑した。
自分に何か用だったんじゃないか、なんて。自意識過剰を恥じる。]
こちらへどうぞ。
[彼女の声は時として防犯ブザーにもなり得る。
それに比べたら、今の真宮寺は常識ある声量だ。>>106
だからと言ってカウンター前でお喋りに興じる訳にもいかない。
結月はすぐに立ち上がって書架の方へ案内した。
二人が通り過ぎるテーブルには、幸か不幸か人がいない。]
『 おいで、と彼女は言う。結月が捨ててしまった場所にまた来てもいいと言う。きっと、捨てられたなんて思ってさえいないのだろう。彼女だけじゃなくて同級生も、後輩も、もしかしたら美濃だって。顧問の松本は分からないけど。
そういう場所だった。温かくて、優しくて、誰かを思いやれる。
だから結月は、そんな場所が、みんなが――』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
好き、って。どういう意味だと思います?
[素直に返事をしないのは、結月の癖なのかもしれない。
はぐらかしているつもりはないのだ。結月にとっては必要なこと。
だから真宮寺の答えも聞かないで話し続ける。]
わたしはね、 「こーーーんなに心を動かされるんですよ!」
……って、ことだと思ってる。
[書架の隙間が広くてよかった。結月が小さくてよかった。
結月が両手を横に伸ばしても、手が背表紙を撫でることはない。]
人であっても物であっても同じ。だから嫌いも似てると思ってる。
好きの反対は無関心って言いますよね。分かるなって。
似てるだけで、その先は全然違うとも思うけど。
相手が喜んだら嬉しいし、相手がつらそうだと悲しいし。
望んだ通りになったら嬉しいし、裏切られたら悲しいし。
どうでもよかったらそう思わない。どうでもよくないからそう思う。
好きだから心が動くの? ……ううん、たぶん。
――こころが動くから、好きなの。
『 絵が好きだ。
頭の中を泳ぐ何かが指先から溢れて形になると安心した。水が抜けて、こころが地について。目からまた水が飛び込んできて、流されそうになって。その繰り返し。
昔、母にこの話をしたらよく分からないという顔をされた。それ以来誰にも話していない。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
『 友だちと遊ぶのは楽しかった。締め切りに追われない日々は穏やかだった。放課後に寄り道して食べるスイーツは美味しかった。花が綺麗だった。空が美しかった。風が心地よかった。その心に嘘はない。
描かない日々は苦しかったけど、描いてる時だって苦しかった。
幸阪結月は、今日も息をしている。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
こんなのは嫌だって身を折りたくなる時がある。
でも、次の日になったら全然平気になってたりする。
後悔する日もあれば、これでよかったって思う日もある。
先輩の言う迷子ってこういうことですか?
わたし、満たされてないですか?
どっちかに決めないといけませんか?
中途半端じゃ、駄目ですか?
だって、どの道を選んだって苦しいのに。
――夢を諦めるのは、悪いことですか?
[困ったなぁって。結月の表情は雄弁に語る。
怒っている訳でもない。悲しんでいる訳でもない。
困って、困って、どうしようもないと諦めて、受け入れて。
間違いだと言われたとしても、そうか、と頷いてしまいそうな。]
わたし、真宮寺先輩のこと大好きです。
[美術が嫌いになったかと問われて、>>0:257
好きだと返した時の温度だった。>>0:325
告げられた側の真宮寺はあの時のことを知らない。
でも「好き」の意味を語った後なら、誤解されることもないだろうか。]
気にしてもらえて嬉しかった。
それなのに、失礼なこと言っちゃってすみません。
……わたしは大丈夫ですから。
そうそう。時間があったら見に行きますね。
大変だと思うけど、応援してます。
[何もかも嘘じゃなかった。だから結月は今日も笑える。
大好きな真宮寺に真摯に謝罪して、曖昧な約束すら口にした。
それは後に叶えられる訳だが、まだ誰も知らない話だ。>>17]
[結月は真宮寺と向かい合うのをやめてしゃがみこんだ。
足元の分厚い本を両手で懸命に引き抜く。]
図鑑、探しに来たんでしたよね。
たぶんこの辺りかなって思うんですけど……うあー、かた。おも。
[話を無理に終わらせるつもりはない。引き延ばす気もなかった。
ならば結月にできるのは、大好きな彼女の願いを叶えることだ。
大きな図鑑を抱える結月の瞳は、もう、凪いでいる。]*
……っ、……っ!
[机と机の間に頽れるように膝から落ちた。
両手をつき、肩を震わせて声もなく笑い続ける。
姫野の謝罪に気にしなくていいと伝えたいのだが、
ちょっと待ってください今それどころじゃないです。]
勢いが……勢いが……っ!
[ツボに入ってしまったのか、根岸は暫く震え続けた。
思い出し笑いでNGを量産しなかったことは、
根岸の役者人生の中でも胸を張れる出来事のひとつだ。
……本当に?]*
/*
更新前に投下するという気合の下書いていたら、書き上がりが4時57分でした 諦めました
そのせいで2dアンカが死滅しましたすみませんすみません
お疲れ様です 各所お世話になっております ありがとうございます
独り言筒抜けなので解禁しますが、残りもゆっくり書いていくので眺めたりお付き合いいただければ幸いです
遅筆です 遅筆です いっぱい言っとこ
エピもよろしくお願いします〜**
/*
>>-3幸阪さん
!!
こんなに かっこういいロル お相手していいのですか?
これご褒美すぎるのでは?
安価はこちらも抜けが多いのでお気になさらず!
更新前にと言う気合い、
仕上げたくなりますよね(分かる)
お返事ありがとうございます、最後のNGまでお返事いただけると思わなかったので嬉しみに終始ニコニコしてるPLです。
ご参加ありがとうございました!遅筆もリアル事情もコアもお気になさらず引き続きお楽しみくださいませ〜[お辞儀]**
/*
おはようございますお疲れ様です〜!
竹村茜は結構書き切ってしまった感あるのでエピは見学気分になっとります。
楽しかった!
それでは家族を起こしてきます!*
/*
こんにちは。Shadowと書いて、かげと読む人です。
無事にエピ入りおめでとうございます&一区切りお疲れ様です。
竹村さん、喋って見たかった人だけどキャパが…足りなかった。
お付き合いいただいている人は本当にありがとうございます。
幸坂さん、迷いのロルめっちゃ好きで読んでます。嫌いが9割なんて言わないで(灰読み途中)
― 秋・文化祭/グラウンド ―
[溌剌とした声、円陣を組む姿。>>2:111
曲に合わせて動く彼女たちは生き生きとしている。
黒の上に新しい色が芽生えて、次々と新しい命が芽生えた。
また、新しい色が塗り重ねられて>>2:112
瞬きを忘れていた結月の瞳>>2:91が細められる。
眩しいものを見るような表情だった。
スポーツのようだ、と思う。
だからだろうか。彼女たちの命の輝きを感じた。
もしかしたら、そういう生き様も含めて芸術なのかもしれない。
触れたことのない結月には分からない。
届かない。いつだってそうだった。
結月はかつての仲間との距離を感じた。
それを示すかのように、カメラは真宮寺らと結月を引きで映す。]
『 ただ、好きでいられたらよかったのに。何もかも嫌いになれたらよかったのに。
結月には、最後まで見届ける強さもなければ、涙を流せる程素直でもない。悲劇のヒロインを気取れば少しは慰めになっただろうが、そう思い込めるだけの暗愚を持ち合わせていなかった。むしろ今こそ気取っているのかもしれない。
美しかった。大好きだった。
だからこそ、結月には目頭が熱くなる理由が分からなかった。分からないことにした。
結月は何も分からない。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]*
[背の高い人だった。顔を見つめる結月の顎はうんと上を向いた。
目端に水気を残すだけの瞳でじ、と見つめる。
時間にすれば一秒にも満たなかっただろう。
半身を逸らせて衝突を避けようとする。
彼の遮蔽が完全ではなかったからか、結月の小ささのせいか、
先に進むことはそう難しくはなかった。]
……?
[彼が何か呟いた気がしたが、咄嗟のことで聞き取れなかった。
そのせいでぶつかりかけた謝罪も不満も伝えることができないまま、
結月の身体は外へと放り出される。]
『 たくさんのことを振り切ったつもりだったのに、聞こえなかった言葉が心残りになって結月の足を縛りつけた。
あの人はどうしてこっちを見ていたんだろう。何が言いたかったんだろう。
答えの出ない問いが、名前も知らない彼を過去にしてくれなかった。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
/*
訳:文化祭以降髪下ろしてるよ!
エピなので言えることですが、どのロルに関してもどういう意味? ってあったら何でも聞いてください
「雰囲気!」って答えるかもしれないけど許してください
いつだって感覚でロルを書いている
/*
あと昨日のロルを読み返していて、逃避先が花壇→図書室になっていることに頭を抱えています。飯島くん、前に進む気がない。
― 文化祭の後/図書室 ―
[名前のない呼びかけが自分を呼んでいることに気づけたのは
声の主が鬼束だったからだ。>>2:138
春の出会い以降も彼女は図書室へ通う。>>2:42
部活をやめて、同学年以外との関わりが委員会だけになって、
そんな中で出会った鬼束は、結月の数少ない後輩だった。
声をかけてきた彼女の手には一冊の絵本がある。
普段は会釈ばかりだから珍しいと思えば、そういうことか。
結月は納得したような様子で、自分からも鬼束へ近づいた。]
こんにちは。……あは。
そういう時は、好きな話かどうかを聞くものだと思ってた。
[絵"本"なのに、鬼束は結月に絵のことを尋ねる。
POP書きを見られていたからとしても、結月は微かな苦笑を零す。
嫌がっている様子はなかった。その反応は前よりずっと穏やかだ。
鬼束が"前"を知らない以上、普通の反応というだけなのだが。]
図書室の中にある分から選んだだけではあるけどね。
うん……でも、好きだよ。正解だから困っちゃう。
水彩なの。優しくて、好き。
[困っちゃうと言う割には困った様子はなかったし、
好きだと言いながら鬼束の手にある本を見下ろす目は優しい。
結月は多くを語らなかった。
既存の作品を映画に出す難しさもありますし。
淡い空の美しさ、動物たちの優しい目、
そして種から芽吹く大輪のひまわりのこと。
絵のタッチそのもののように、穏やかに、静かに言葉を紡いだ。]
[鬼束の満足がいく説明ができただろうか。
彼女が本を借りて、いつものように図書室を出て行こうとするなら、
カウンターにいる図書委員から
「またのご利用お待ちしております」という声がかかる。
結月はそれを聞いて、鬼束を見て、]
これからも楽しんでね。
[と、手を振って見送るだろう。
別れの言葉はない。
だって、明日からも結月は大神高校の中で生きている。
だから扉が閉まるまで、結月は手を振っている。]*
/*
皆様お疲れ様でした。とても素敵な村に参加させて頂きありがとうございます。
全Cと絡みたかったのですが余裕なく、男性Cと話していない!
▼たらしの松本
これでお許しください…
/*
おじさんが犯罪的に迫ったので真行寺PL様のご負担になったのではないかと胃痛が止まりませんでした。
お相手本当にありがとうございました。
まだ読み込めてない部分、後で楽しみに読ませて頂きます**
/*
お疲れさまでした
松本センセイはたらしでしたね
と目の前に飛びつきつつ絡めなくて残念!
そして今日も幸阪さんのロルに拝む…
返答ありがとうー
/*
幸阪さん村建てさんだと思ってたら
村建てさんPCどちらとも絡めてないことに絶望している
素敵な村をありがとうございます
お身体大事に!
飯島さんはいっぱいありがとう〜〜〜〜
とても泣かせたかったことを告白
手持ちの材料が足りないなって錯誤してました
― 秋・文化祭・グラウンド ―
[不躾な視線だったろう。>>15
眉間の疎ましさの原因を払うそぶりも見せず、
結果、一瞬の交錯だ。>>16
>>2:126これ以上 彼女にかける言葉を
自分は持ち合わせていなかった。
だから、邂逅は瞬く間。]
[>>17視線の先には立ち尽くすケンの姿があっただろう。
逸れた集中をライブパフォーマンスに戻そうと
幾らかの努力を要して。
己の中に振り返りたい誘惑はあったのだが、
それをしたとして続く言葉はないのだ。]
『 一年前美術室の前で君の叫びを聞いて 』
『 あれは何だったの? 』
[そんな質問を放つのはあまりにもグロテスクだ。
苦笑を浮かべた。]
[ようやくのコンタクトと ケンの知る
彼女の象徴が失われたことによって、
画面内にいるだけ、そんな見知らぬふたりの物語は終わる。
今後映画内で、それとなく
しかしその動きには彼の意思が介在している
幸阪の姿を視認するケンの様子は描かれない。
それに探したとしても、
もうどこにも揺れるツインテールは存在しないのだ。]
[自分でも区切りがついたと認めて、
だからもう引っ掛かる必要はないはずなのに。
胸中にのぼるのは喪失にも似た何か。]
――――?
[首を傾げて、少しの間の後、思い至る。]
(ああ、これ。)
(オレは今寂しいのか。)
[教わって、まだ間もない感情を>>2:61自覚した。]
[>>2:113 気づけばエメラルドグリーンの龍は
数々の変遷を経て、舞う桜吹雪に移り替わろうとしている。
門出の季節ではないが、心中に相応しい気がして
最後の仕上げを見守った。]
[ところでケンが戻った時、
休憩時間はとうに終わっている。
鬼の形相をしたクラスメートに詰め寄られるのは
数分後の話。**]
やくそく?
[>>2:123 ケンの言葉を繰り返した。その言葉の意味を呑み込むように。それから。]
約束ね。いーよ。約束。
そこまで手伝ってくれんなら、もう美化委員なっちゃえば?とか思うけど。
まあ、そこはね。色々あるかもだし。
[委員会の面々のことを思い出して苦く笑った。
ケンと作業していることを知っている一部のメンバーからは、近頃、遠巻きにされがちなので、ケンのことを思っても、保身のためにもいいとはいえない選択肢だったが。
それでも、ありなのではないか?と思う自分がいるのも確かだった。]
あ、そうそう、パンジーじゃないけど、夏の花植えるってなったら手伝う?
[そんなことを口にしながら、飯島は確かにケンとの約束を胸に留めた。
果たされることがないなどと、微塵も疑わないまま。]*
ー 文化祭・質問と回答 ー
そっか。それならよかった。
[なんとなく、女の子とは繊細な生き物だという認識をしている。
勢いがないのは自覚していたが、そんな女の子にぶつかったという事実自体に意識を奪われていたのだった。
>>2:141 突然の質問にぽかんとしつつ、少しの間を置いて、ちゃんと説明してくれることに、真面目だな、と思いつつも感謝して。]
うん。うん。ありがとう。参考になった。
とにかく色んなことが書いてそうだし、見てみるよ。
[そう言って軽く頭を下げた。展示室内へと足を進める。
そこにある地図を眺める。彼女に教わった情報を確かめた後も。
自分の知らない、知らなかった理澄を、暫く見ていた。]*
「少年は静寂の一部だった。
彼の名を呼ぶ者の存在しない、彼のことを認知する人のいない場所で、まさしく少年は空間の一部として、そこに同化していた。
他の誰かからすれば、親しい者との時間に存在する背景であろうし、また図書室で何気なく周囲を見回す者にとっては風景であるに違いない。
彼らにとって、名も知らぬ誰かとはそこに在って、いない存在であり、いつか記憶の隅に葬り去られる存在だ。
その一人一人の人生を知らなければ、他人なんてその程度のものなのだ。
少年はただそこに居た。
その事実さえ、いつか消える存在として。彼はそこに居たかった。」
「不意に肩に軽い衝撃が伝わった。ゆるりと振り向くと、明るい髪の少女が立っていた。
少年は微笑んだ。以前彼女と会ったとき、彼女は少年の名前を呼ばなかった。
存在証明の最たるものを欠いたまま、少年は未だありふれた誰かのままだ。
消しゴムを差し出されて、少年は口を開く。」
ー 玉響に“なけ” ー 原作小説より一部抜粋
「それは消しゴムのことだと捉えられただろうか。そう捉えられて不思議はないだろう。
しかし少年は、そんなつもりはなくとも、自らを目に留めた少女に感謝した。
誰にも知られない存在として、そっと消えてしまいたいような気持ちだったのに、見つけられて嬉しかった。
矛盾に満ちた心が、どうしてだか暖かかった。」
ー 玉響に“なけ” ー 原作小説より一部抜粋**
/*
今図書館で繰り広げられようとしているシーンにすごくわくわくしています。
皆さまお疲れ様でした!
/*
そしてすごく無粋なこと聞くかもしれませんが、行平&姫野組の名前の花言葉、わからなくって毎日探してます…!
何なんだ、何の花なんだーー
/*
まだロル仕上がってませんが色々拝見してますよー
>>-17鬼束さん
>>-19>>-21松本さん飯島さんが仰った通り
「あなたの魅力を心に刻む」です!
真弓という樹木がありまして、そのお花の花言葉なんです。花言葉としてはマイナーなのすっかり失念しておりました、すみません!
(>>-20痴情の縺れなんてのもあるんですね……)
/*
>>-13松本さん
全然!姫野は成人してますし、あのアプローチに独り言でむしろキャーキャー盛り上がって胸キュンしてた人間はこちらです()
アプローチをいただけるとは全く予想してなかったのでそういった意味でもむしろありがとうしかありません、こちらこそお相手していただきありがとうございました。
ロースカツ定食のお誘い、むしろ自分が行平さんの心掴むようなこと言えたのかな?
>>-15ケンさん
村建てPC2人どちらも交流出来てないのは本当に申し訳ありません。
本来交流したい方が交流出来そうな方がいらっしゃらない場合の突撃先として設けた2人のはずなのですが、村建てのキャパが限界でした…
/*
痴情の縺れ……私が探した資料にはなかったような。
(全年齢向け村なので私からはこれ以上広げない方がいいかな)
/*
コアタイムと在席不在、離着席表示を取り除くことで
(1)リアル優先可能(2)コアタイムや在席不在タイミングを明示しにくい方がやりやすいように(3)遅筆でお待たせするのが申し訳ない方がやりやすくなるかも
村建てが(2)(3)側だなと前回参加の村で実感したのもあり手探りでルール整備、あとはRP村に「台詞忘れた!ごめん!」なんてNGや舞台裏があると楽しいかなー?という単なる好奇心です!
結果幸阪さんの取材や原作抜粋の誕生に想像の200倍、面でも楽しい囁きを賭すともっと楽しい盛りだくさんな村になってた気がします。
ただ役と役者PC1人2役状態でしたので竹村さんの負荷というご感想を拝見し、ご負担の面で申し訳ないことしきりでした。
/*
色々な人と間接的に関わるための日和見、知人多い設定立ったのに、キャパで突撃できなかったのですが、皆さんのロルが眼福で毎日幸せです。
竹村さんとか、真宮寺先輩は何となく聞いたことあると思います。
/*
>>0:-46
共演ないと書いたのを忘れていました…
きっと行平の頭の中の消しゴムが…すみませんすみません
/*
>>-29
村建て様…在席などなく、少なくて大丈夫は助かりました。
二役は赤との使い分けに迷ったりしたけど楽しかったです。
映画、というのも書きやすかったです。
/*
いずれにせよ皆様に最後までお楽しみいただけたら嬉しいです。急に真面目な話ししてすみません、体力があるうちにやっときたかった()
以上堅苦しい話終わりです、ありがとうございました!
これは個人の感想ですがお花が映画作中(原作)によく関わった作品でもあるのかな?と楽しく拝見中**
--
>>-30飯島さん
美濃も実は人と関わるための顔見知り多い設定ですが使えなかった……!
亜美歌も当時の委員長や美濃経由で飯島さんのこと知ってるかも?
皆様のロルが溢れてるっていいですよねーーーーー**
/*
>>-32松本さん
よかった!そもそも私が在席怪し目の人間なのでそうであれば本当に良かったです。
囁き発言の部分、松本さんは行平さんとしての視点も交え、演技とシーンを描いてらっしゃったので窓と分けるのお困りかな?と裏で見守ってたんですが村建て視点無問題ですよっ
(自分も丹田のロルどうしようと別の意味で迷いましたね〜)
映画は個人的にやってみたかったのもありますが書きやすかったならよかった!**
/*
>>-24>>-29
(どちらも謝るようなことではないと思うのだった)
普段からコアやオンオフ申告こまめにするタイプではなく
かつ若干申し訳なさを抱きがちなので自分も助かりましたね
PCPL両方こなすの自分にはムリなのはわかっていたので
赤は最低限にしつつ皆さんのロルはすごい!で楽しんでました
語彙の大半がすごい!でできてる系PL
>>1:-53
こちら松本先生の唯一の独り言です
[たとえ、言葉を交わすことすらなくとも。
永遠に交わることがなかったとしても。
誰にも気づかれなかったとしても。
何もかも消えてしまっても。
そこには、二人の物語が在った。]*
/*
飯島さんだ!
年上なのにかわいいのズルい(ほめてる)
植物すごい詳しいひとだーと思ってた>>0:-17
>>-27
PLさんは笑ってたんだよかった
キャラは変わっていくものわかる
/*
ということでケンくん〆かな
めーーっちゃ楽しかったです!
永遠に近づきたい話したいという心をステイさせていた
本当に……どうして話せない……知らない人だからだよ……そうだね……
飯島くんのも見てますーやったー!
るんるんしちゃうな へへ
/*
幸阪さんだ! お返事ありがとうございます
オレも楽しかった。千木良くんも中のひとも
幸阪さんだいすきでした
しかしこれが青春の距離……つらい……(おいしい)**
/*
指がひえひえなので灰を見てお返事する間にあたためる
>>-0>>-1 村建て様
たくさんお気遣いいただきありがとうございました!
在席状況がない分、皆さんをお待たせしている感がほんのり薄れた気がします。
それぞれが独立した物語みたいなスタンスだったので相性がよかったのかも?
すごい丁寧で感動していました。
流浪の民なので世間の常識を知らないのですが、もっとラフでも大丈夫なのでは……!? って思ったくらい。
2IDに諸連絡等々、改めてお疲れ様でした!
>>-2
撮影って概念な以上、表ロルに心情を書き連ねにくい部分があるので、原作小説って枠があるのはすごい助かったなと思います。すごく活用してしまった。すごく。
原作者さんは出演者さん同士の縁故を詰める時に助かるんじゃないかなぁ。今回表メインでやってたのでなかなか難しかった部分はありますが……!
/*
お疲れ様でした。
そして、昨日のメモの件、村建て様からの秘話も含めて拝見しております。
離脱と思われる記述に関して、大変申し訳ございませんでした。
今夜は早く帰りたいと思ったのですが駄目でした。
文化祭とケン君のお別れ(を告げられる)シーンは、ちまちま書き溜めて落としたい気持ちです。
ちなみに苦手(というより、キャパオーバーする)は多角かつ長め(長時間)なので、問題ありませんでしたよ!とどこかの竹村さんに言っておきます。お話しして下さり、ありがとうございました!
二役に関しては活かしきれませんでしたが、楽しかったです。
皆さんの設定を見つつ、PL視点で動きやすいように役者と役の性格を変えてみたのですが、キャパが足りませんでした。
/*
>>-36
そこに気づいてしまいましたか…
さあケンくん松本からたらされる覚悟はおありですね?(にじりよる)
/*
改めてお疲れ様です。
そして皆さまありがとう
真弓という樹木を知らないという無知が明らかになってしまったな…
もしかして漢字を並び変えるとか…?亜美歌の方の名前とか…?などしていたのでとてもすっきりです。
そしてカツラの木、宜しければ苗字に使わせていただけたらなあと思います。
最終日にえいやと絡んだお三方、お返事ありがとうございます。
この先に使えたらなあと…
/*
コウさんそして蒼生さんお疲れ様です!
絡みたかったけど絡み切れず実は謎のボドゲ部で灰で放送部と絡んでいたりしました。
役者の関西弁と、演じる自信なげな高校生のギャップがすごい愛嬌ありました…
/*
やっと全て読めました。後半あまり参加できなくて申し訳ないです。
色々と。
まず美濃ちゃん。最初のRPからとても魅惑的で、本当に映画が始まったようで…
縁故を振るのに慣れていないのでドキドキでした。
余りにも行平が褒められてこれは夢幻と。
幸阪ちゃん
ツインテかわよ。プードルにしちゃってすみません。
アドリブ、素晴らしい返しでドキドキしました!
/*
真宮寺さん&美濃さん、改めて村建てお疲れ様です。
そしてありがとうございます。
自分は**とか*の区切りだけ使っていいというシステムとても良かったです!
あとそれに伴って場面をころころ変えられるのも、暇が出来たらいっぱい喋れるし、そうでなかったら少しですむしでよかったなと思いました。
どうしても少しソロメインになると思うのですが、そういうの大丈夫な人にはとてもよい仕組みだなと思います。
/*
わんわん!
目立つシルエットは目撃してもらえるきっかけになるし、子どもっぽさの象徴にもなるかなーみたいな実用性とシリアスなツインテでした
設定から人と関わるきっかけ作ってた飯島さんも亜美歌ちゃんも素晴らしい……!
勉強になります 次にどこかで機会があったら考えてみよ
/*
幸阪村建ての場合、美濃さん(自分の2ID)相手にがっつり重めのロル回したことになりますね……!?
ただ話の長い人です 平民なので優しくしてください……
お二人駆使してた村建てさんが本当にすごいんだ
/*
ケンくん
カッコ良すぎる…絡みたかった…
痴情を縺れさせたかった…
花壇シーン良かったです。
飯島くん
え、イケメンすぎ、とても丁寧に設定が描かれていて素晴らしい。
独り言も面白かったです。
飯島くんの輝きに淫行教師は近づけなかったんだ(溶ける)
/*
あと田美院先生の存在ですが、自分は最後にちょっとだけしか出せなかったのですが、みんな『─玉響に“なけ”─』からの 引用が上手く決まっていたのと、自分みたいにうまく出せなくても、それはそれで溶け込めていた(と思っている)ので、この村では先生と原作はあって正解だったと思っています。
/*
>>-52
村建て様は千手観音だと思っていたので…
海藤くん
関西弁いいすねー体育祭が熱かった。
鬼束ちゃん
ほんわかした雰囲気が良かったです。
学生らしさ、少女らしさがもりもり。
竹村ちゃん
いじめ拾って貰えて嬉しかったです。
歌も良かった…
/*
>>-45
鬼塚さん、そしてwallanderさんお疲れ様です。
またお会いできるとは…気になるけど参加できなかった村でお名前拝見した時に無念…と思ってたので、今回お名前が見えて嬉しかったです。
灰?!と思って読んできました。ねぼっけーのロル読み駄目ですね。ボドゲ部可愛かったです。
鬼塚さんの物語も素敵だな…と拝見してました。ソロの方が動きやすそうかな?と思って行かなかったの無念ですね。
関西弁うつるは、PLの経験より。
役者も…可愛い…?首捻りつつ、ありがとうございました。
/*
亜美歌ちゃん
長くなります…KAWAii(語彙力)
元気ハツラツに一発惚れでした。
美術室のシーンは原作は二人きりだったがみんなとのシーンに変わった。
とあったのであまりシリアスな台詞はいけないかと思いましたが書いてしまいました…
凄く丁寧に拾ってくださり、後のキャラクターの成長にも活かしてくださりありがとうございます。
恋愛RPは迷いましたが松本が勝手に!
多分乗っ取られていた()
内心ご迷惑だったらとひやひやしてましたが
そうではなく良かったです。
花言葉が素敵だったので続きを書きたい欲はあります。今から書いたらご迷惑でしょうか(もう手を切り落として)
― 映画の終わり・打ち上げ会場 ―
えっと、お疲れ様でした。
鬼束役をやりました桂木と申します。
拙い演技になりましたが、皆さまのおかげで最後までやり切ることが出来て、嬉しいと同時に安堵しています。
今後は完成版の映画の公開を、地元民の目線から楽しみに待っていようと思います。
本当に、ありがとうございました。
[『玉響に“なけ”』映画版、全シーンの撮影が終わった後、暫く経った今日。
名前のある役で出演した俳優やエキストラ、そして関係スタッフ一同と街の関係者が集まった打ち上げ会が、主なロケ地になった街のホテルのパーティールームで開催されていた。
地元エキストラもそれぞれ短い挨拶をする番があり、映画に出ておきながら、有名な俳優を含む大勢の人の前で話すのには少し勇気がいった。]
[けれども、挨拶さえ終わってしまえばこっちのものだ。
今日は立食で、色んなものがテーブルの上に並んでいる。
おいしそうな物を沢山食べることが出来そうだ。
それに…
辺りの人たちをくるりと見回す。
映画の役とはいえ、同じ時間を過ごした人たち。
俳優と一般人と言う立場の違いを感じながらも、話してみたいことが、それぞれにあった。]*
/*
という感じで打ち上げ会を開いてみました。
まだ高校シーンもある中というかむしろ佳境まであるですが、息抜きネタ的に使ってもらえればな、とか思っております。
/*
>>0:-7 美濃先輩
2ID未経験なのでできるかは不明ですが、別ブラウザで管理するのは難しいんですかね……?
美濃先輩の方も楽しいIDでエピ入った時笑顔になってしまいました
>>0:-51 飯島くん
既に伝わっているような気もしますが、触れられないより触れなくてもいいよ! くらいの精神でした
>>0:-102>>0:-103
へへ……にっこにこになっちゃった
うれしいうれしい ありがとうございます!
>>0:-106 ケンくん
過去のケンくんへ 幸阪とは最後までほぼ未エンカでしたよ(おいしい)
今も全部楽しいし、そうじゃない未来もきっと楽しかった信頼があります
>>0:-110 美濃先輩
その場のノリです
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>>1:-1 美濃先輩
映画として放送される部分/そうでない部分 って分け方、すごい分かりやすかったです
シーンの合間に演者の意図を差し込む時に迷わなかったので 個人的に助かりました
>>1:-18 美濃先輩
びっくりしていたのはここだけの秘密ですよ 2IDですよね……!? ってなった
でも嬉しかったし光栄でした!
>>1:-75 亜美歌ちゃん
一度目撃してないと真似できなくて……へへへ 仕込みでした
>>2:-5 亜美歌ちゃん
よかった〜〜〜!
こちらは何でも大丈夫だしむしろいつだって最高でした!
むしろ読み落とし齟齬あったらごめんなさいです 自由に変えてくださいね
>>2:-13 茜ちゃん
これ幸阪のことかな……?
大丈夫、どんな展開でも最後は幸せになります 映画ですからねふんふん!
/*
そうなのです、この村は前に同村したことのある方が多くて、自分もエピローグで名前が見えておおっとなりました。
蒼生さんはいつもお世話になっております。
こうやって飛び込みの村で一緒になると、やっぱり好きになる村の雰囲気が似通っているのかなあ、と嬉しくなります。
何で喉すぐ枯れるんさん(どのくらいのpt枯らしてしまったんだろうか…と前回から思ってました)とShadowさんは(自分にとって)前回の村ぶりです。
前回の村で、やっぱり四季の描写って素敵だな、と思い今回メインにしてみたのですが、花の名前はネット頼みなことがばればれになってしまいましたな…
itutuboshiさんはなんと2年ほど前のかつて子どもだった〜の村でご一緒してました!お久しぶりです。屋七です。
cleさんともくもくさんとCClemonさんはきっと初めての同村だと思います。またの機会がありましたら、是非よろしくお願いします。というか今からもよろしくお願いします。
ー舞台裏 青春って劇薬だ!台詞でお題に答えちゃおう!ー
え、なんですか。これ。お題箱?
[スタッフさんから企画の概要を聞いて、僕は頷く。]
つまり、この中から引いたお題に合わせて、僕が飯島くんなら何を言いそうかを考える、と?
田美院先生のいる現場で、ちょっと緊張するというか、どきどきする企画ですね。はい。公認なのは分かってます…
じゃあ引きますよ。
[公認だと分かっていても、原作者の方が自分の回答を見ると思うと緊張する。
一つ深呼吸をしたあと、お題箱の中に手をいれて、中身の紙を一つ掴んだ。
そこに書かれていたお題を見て、一瞬息を詰める。]
『学校で勉強を頑張る学生たちに一言』
[僕はわずかに表情が強張るのを感じた。
これは僕が答えるんじゃない。飯島くんが答えるんだ。
心の中の飯島くんが、やりたくないと言っているような気がした。
一呼吸置いて、もう一度お題を確認。明るい笑顔を取り繕った。]
勉強って、クソ面倒くさいけど、まあやっといて損はないし。
将来の自分のためだと思ってやればいいんじゃない?
ん?将来が分からないやつはどうすればいいか?
うん。それはね。
とにかくやっとけばなんとかなると思うよ。
ま、勉強なんていつ役に立つか分かんないし。
逆に言えば明日役立つ可能性もあるってこと。
頑張る意味が見出だせなかったら、とりあえずやっとくだけでも価値あると思うなー、なんて。
[スタッフさんの方をちらりと見た。OKが出る。]
ぷはっ!緊張しました!心臓に悪いですね、これ…
[少し俯きがちに笑う。元気いっぱい笑うことは出来なかった。]*
/*
>>-64 鬼束さん
そうなんですよね。実は同村経験のある方とご一緒するのは初めての経験で、びっくりしたやら嬉しいやら。
何で喉すぐ枯れるんさんとwallanderさんは前回の村でお世話になりました。
お二人とも今回の村でもストーリーが重厚で、つい見入ってしまいました。
そしてCClemonさんは僕の星狩最初の村で同村してますね?確か。
松本先生、話しかけ辛そうな雰囲気に反して親しみやすい先生でした!
itutuboshiさん、cleさん、蒼生さん、もくもくさんは初めまして。
itutuboshiさん、cleさんは構っていただきありがとうございます!
PC設定作って動かしてから、誰も話しかけてくれないのでは?と思い、接触していただいたお二人には感謝しかありません。
実はお二人の返事を読むたびにPLの涙腺が決壊寸前だったのは内緒。
もくもくさんはいつかどこかで同村してみたい、と一方的に憧れていた方なので今回同村できて嬉しかったです。竹村さん、素敵です。
蒼生さんは、傍目から見ていて、海藤くん素敵だな、かっこいいなと思っていました。
―映画の終わり・打ち上げ会場―
[広々としたホテルのパーティールームは、人々の熱気に包まれている。
映画の関係者が一同に集まっての打ち上げ会が開かれているからだ。>>*13
舞台には映画名が大きく描かれた帯とくす玉、純白のテーブルクロスが掛けられた幾つかのテーブルの上には、御馳走や飲み物(未成年はノンアルコール)が並んでおり、自由に楽しむ事が出来た。
行平はパーティ用のフォーマルなグレーのスーツを着こなし、胸に白のチーフを飾った出で立ちである。
少し気障であろうか。しかし今日は、松本ではないのだから良かろう。
監督や原作者の挨拶に続き、出演者が舞台に上がる。
『それでは、美術教師松本志信役、行平幸大さんに挨拶を頂きましょう。行平さん、お願いします』
司会役からマイクを受け取ると軽く会釈し、話し出す]
ご紹介に与りました、松本志信役、行平幸大と申します。
今回の映画『─玉響に“なけ”─』では美術教師をやらせていただきました。
この映画の主役は生徒たちであり、松本は端役中の端役なのですが、とてもやりがいのある役だったと思います。
生徒たちの魅力を引き立てる演技が出来ていたら幸いです。
今日は素晴らしい映画の完成を皆さんと共に祝いたいと思っております。
お疲れ様です、ありがとうございました。
[行平が頭を下げると、厚い拍手が降り注ぐ。演技をするより素で話す方が緊張する気がした]
[さて、舞台を降りた行平はぐるりと周囲を見渡し、撮影中はあまり話をする機会に恵まれなかった
鬼束瑠璃役の少女に声を掛ける]
桂木さん、お疲れ様でした。
[少し気後れしている様子に見えたので、柔らかに親しみを込めて]
凄いですね、このホテル。綺麗で驚きました。できたばかりですかね?
[もしかしたら地元の彼女は知っているかもしれない。そんな世間話に始まり]
何かもう召し上がりましたか?
[目の前に並んでいるのはオードブルからメインディッシュまで、まさに豪華絢爛。普段は食べられないような高級食品も見受けられる。
行平は通りかかったウェイターからシャンパングラスを受け取る。
彼女は何か飲んでいるだろうか。
飲んでいないのなら、代わりにウェイターを呼んであげてもいい]*
/*
>>-65
たらしません!大丈夫です!(信用は地)
同村は皆様初めてかと思います。
飛び入りが入れる村があまりないので嬉しかったです。
idにTwitterリンクを貼りましたので、何かRP村などありましたらお声がけ頂けると喜びます。
/*
>>-41
コウもお疲れさま
返答期待してなかったロルも拾ってくれて嬉しかった
赤のインパクトと過去役から実は
役の方もヤバイ側面あるのかなってどきどきしてたよ
>>-42
PCでもPLでも犯罪では???
>>-47
オレは今 ほめられている
感想は自分も殆ど残せかったけど
幸阪さんのロルのクリティカル率はすさまじかったですね
4月から毎月を一年間やってくは
自分も当初の予定にあったんだった
すぐこれムリって諦めました
/*
>>-64
屋七…春太くん! かっこよかった春太くん
もう2年前だと…お久しぶりです死んじゃってごめん☆
鬼束さん最初から最後までロルが完成されてるのすごい
触れたほうがいいのか触れないほうがいいのか
途中計りかねたりもしたんだけどとても素敵だった
ボドゲ部員と幸せに…
>>-67
涙腺決壊寸前やったぜ
こちらこそやり取りとても楽しかった
花壇荒らしてよかった(
いつつぼしさん呼び新鮮な感覚
打ち上げは撮り終えてから行く…**
/*
水戸くん、最初希望役が違ったっていうの。正義感強い役を希望してたつもりだったんですよ。
村内だとケンくんに近い。でもケンくんではない、身長体格違いすぎる。
そしてその正義感強い役やりたい!に繋がっていったのは松本先生の『錠の輪』を視聴して、そのような人になりたいと(役としても人としても)思ったからという設定があったのですが、出すところに悩み没に。
/*
竹村ちゃんの文化祭の歌が心にダイレクトアタックで、飯島も影響受けそうだったけど、音楽系の発表って人気なイメージで調理担当から抜けさせられなかった。(人気の発表のときに交代頼まれたら断らない)
美術部のライブペインティングも…
エピローグでちらっと書けたら書くの精神。
海藤くんは無理しないで!
『 頭の中が水でいっぱいだった。
受験のこと、母との喧嘩、父から零れた溜め息。将来のこと、学部のこと、その先にあるらしい未来。高校までの道、照り返しの強い坂道、すれ違う日焼けした子どもたち。知らない家から覗く名前を知らない白い花、耳を攫う蝉の大合唱、煮詰めたみたいな空と膨らんだ雲。カレンダーの赤いばってんがもうすぐ一周してしまうこと、大好きな先輩に零した本音と夢を手放しても息をしている自分。校舎前の花壇と空になってしまった教室の花瓶。時折図書室を訪れる後輩、苦手な先生、今日の夕ご飯、明日の天気、明後日の楽しみに昨日の不安。
自分勝手に泳ぎ回る感情が、結月のこころを乱していく。
静寂は、必要な音だけを孕んだ。
少年は微笑む。少女は見ていた。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
『 穏やかな微笑みだった。それは、まるでこの場の静寂そのもののようだった。だから結月のこころは静かなままだ。それなのに、仄かな温もりだけが浮き上がって存在を示す。
結月には理由が分からない。分からないけど嫌ではなかったから、また口を閉ざしてしまった。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
『 彼の名前を呼ぶことはなかった。花壇に供えた萎び始めた花もない。
己を証明するものが何もなくとも彼が結月のことを分かっているなら、今はそれだけでいいと思った。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
[色とりどりの花が咲き誇った春は過ぎ、すっかり夏になっていた。
夏休みも変わらず週に二回、結月は図書室のカウンターにいる。
カメラが部屋全体を映した。
カーテン越しの光が差す、静かな部屋だった。]*
[どちらが正しいだろう]
[きっとどちらも正解だ>>1]
[
[目的地に到着とはすぐに気づかず>>3
道中ぐるぐる考え迷った言葉を切り出した。>>2:106
背丈より高い棚に見下ろされるような感覚、
図書室らしいわなって思いながら。>>2:106>>2:107
懐かしむようにしみじみと語る亜美歌、
僅かに下へ逸らされた視線。
(亜美歌視点)不意に幸阪が体を反転する、
気配に気づいた、一瞬歩みを止めた。
ぱちくりと、瞬く亜美歌の瞳が映った。
急なことにどしたの?と驚くかのように。]
[およ、と小さく呟く。
困ったように笑う顔があの日と一緒だって。>>4]
あー、ヘキレキね。ヘキレキ。
半濁点いらなかったんか。
ヘキ、ヘキね。よし覚えたっ。
[「……マ、です」と
困惑、苦笑に満ちた幸阪へ>>2:107>>4
「……マ。」と鸚鵡返しに呟くのを他の友人に首根っこ捕まれずるずると引きずられながら回収されてくシーン。
目撃者がどういう行動を取るかの懸念も何も
頭からすっぽ抜けていた。]
[と、ここで亜美歌は気づく、
重そうな図鑑が視界の端に映る……
目的地に着いたのだと。>>3
焦りもあり、このまま話を切り上げたくなくて
真剣な面持ちで尋ねる。>>2:108
目を見開かれた、やっぱ唐突だったかな。>>5
それでも勇気を振り絞って言葉を紡いだ。
いつしかあの仕草も消えている。
でも話に耳を傾けてくれるあたり
言える、と心のアクセルを一気に踏み込んだ。ブレーキって概念がないのか亜美歌]
へ……?
[突然の問いかけに目を瞠った。>>6>>7
でもこちらが答える前に彼女はどんどんと語り出す。]
(ユッキー?)
[小さな体躯をいっぱいに広げ大きさを示す幸阪、>>6>>7亜美歌であればきっと背表紙を撫でるどころか多分大激突。]
[でも嬉しかった、
幸阪の胸にあったであろう言葉が出てきたこと。
だって思いそのものや言葉自体は違っても
>>1:45>>1:46>>1:47>>1:48
秘められたエネルギーが全く一緒みたいでさ!
最後まで、幸阪の言葉を聞いた。
曖昧な約束に>>11「サンキュ」と笑って]
そーそー、図鑑。正確には写真が欲しいんよねー。
……あっ、やるよやるよそりゃ重いっしょ。
[引き抜くのに難儀そうな彼女の元へ駆け寄り>>12
共に引き抜こうと手を添える。
「私やっとくよ、力あっからさ」と許されるようなら
亜美歌がうんしょと図鑑を引きずり出すことだろう。
大きな図鑑を抱える幸阪に持つよと言って手を伸ばす。]
[引き延ばす気も、無理やり終わらせる気もない
幸阪相手に才能美濃以下、
反骨心美濃以上の亜美歌が口を開く。]
さっきの「好き」の意味だけどさ。
あれ全く一緒、同感。
うちら全く同じこと考えてたんね。
なんつーか、もっと早く触れたかったわ。
ユッキーが喋ってくれたことも全部、
あーユッキーは何も悪くないかんね。
それで言ったら言わんかった私も私っしょ。
[独り言のように、今度は亜美歌が喋り続ける。]
満ちるってより充実が近いんかな、
心枯れてない?って言いたかった。
別に中途半端でもいーんじゃない?
中途半端が不正解なら
世の中の人間みーんな不正解っしょ。
[不正解とは思わなかった。>>10
幸阪が聞いたことは正解のない問いに感じたから。]
ユッキーが前も今もそう考えてんなら、
どの道選んでもきっと苦しかったんじゃない?
苦しみの種類が違うだけ、付随する他の思い含め
細かなとこが違うだけっしょ、多分ね。
私は諦めたってより諦めさせられた側だから
頭の中の一杯さや苦しさはなんとなく察せても
言葉にするんが下手な分、伝わるのは何分の1よ。
[こーゆー時、伊緒っちは気の利いたこと
言えんのかもしれない。
でも自分は伊緒っちじゃない、
そして多分伊緒っちよりもドライでずっと優しくない。>>9]
ユッキーは絶望したかった?
それとも絶望出来る理由が欲しかった?
[答えはなくても構わない、窮するようなら
話を切り上げ図鑑が貸出可能かに話をそらそうか。
さっきの揺れるような瞳が脳裏をよぎった。
どの道を選んでも苦しいかどうかは選んでみないと分からないっしょ、とは今のユッキーに言っても苦しいだけだと思ってやめた。
心がそう感じるなら、結局はどの道を選んでも苦しみは消えない気がしたから。]
ユッキー、諦めること自体は別にいんじゃね?
私も卒業式や伊緒っちみたいに
絵で評価されるのとか
いっぱい諦めてきた人生だし。
なんつーか、うちら似てんね。
[亜美歌もあの困ったような笑いを浮かべて言う。]
私もね、ユッキーのこと大好きよ。
その心の中にある思い丸ごと。
前のユッキーもいいけどさ、
今のユッキーはもっと好きかも。**
─舞台裏・NGシーン─
すみません!ほんとうすみません根岸さん!!
[勢いよく窓パァーンて行ったら
台詞も同時にパァーンって飛んだよ
飛ばなくていいのよ一行台詞
>>2:*45>>2:*46>>2:*47]
「行けると思ったん」
ワンチャン、勢いで押せたら行けるかなって……
[※行けません]
[やらかしたーと崩れ落ちる窓の向こうで
根岸さんが>>*4>>*5必死に笑い堪えてるなんて
自分のことでいっぱいすぎて今は気づかぬこの姫野。]
「はーい姫野さん、
再開すんのはもうちょい待とうか。」
え?な、何で?
[(※あなたが根岸さんをツボらせたからです)
根岸がツボったと聞いたスタッフが>>*5
一旦根岸のツボが落ち着くまで待とうと
姫野に真相知らせず指示を出す。
何も分からず教室とスタッフたちを交互に見遣り
「特典映像行きだなー」と言う声にやめてください!と
抗議の声を張り上げた。**]
/*
遅くなりました!そしてお待たせしました〜
個人的に>>*1の泳ぐ感覚がわかりすぎて生かしたかったんですがPCがうまく動きませんでした……
幸阪さん他の方ともシーンありますしこっち〆でもOKです、おつきあい本当にありがとうございました!
幸阪さんの“諦め”や困ったように笑うを拾えてたらいいな………
/*
反応できてませんが独り言も全て拝見しておりますありがとうございます!
ご意見もたくさん参考になりました!(特に自分が想定してなかったメリットなど色々含め)
ちゃんとお返事したいお気持ち表明と
・松本さんの>>-57続き大歓迎です!どうぞどうぞ!
・既に鬼束さん取り入れてらっしゃいますが、カツラ苗字採用勿論大丈夫です
・鬼束さん飯島さんお久しぶりです、まさかご一緒出来ると思わずお名前みてびっくりしました。お二人の心情描写とか好きだー
・海藤さんはメモの件、どうかお気になさらずですよー
リアルお忙しそうで本当にお疲れ様です。
エピローグは金曜、延長入れて土曜まであるので落ち着いた頃にでもまたお話ししましょう!
/*
打ち上げ行きたいの気持ちと、
全体メモは前回の村で初めて使用しとても便利だと感じたので採用したと言う裏話を載せて
亜美歌の〆どうしようか考え中です
早さ、書き上げる早さが欲しい**
― 一足早い幕引き ―
[夏が過ぎ、短い秋と衣替えのシーズンが到来し、
次第に寒さも増していった。
制服の上や内にもう一枚を重ねて、
生徒たちの動作もどこか緩慢に見えた。そんな季節。]
寒そうに見えるな。
[花壇には、夏の終わりに種を蒔いたものだったか、
淡いブルーの花びら。寒空には少し心許なげに映る。
>>0:313>>0:314>>0:315 あの日、種を取って。
適した時期になったら植えた、パンジーの開花はまだ。
目を凝らせば、薄っすらと色づきはじめた蕾が判る。
もう少しなのに。軽く肩を竦めた。]
[ケンが美化委員になることはなかった。>>28
義務でなく、こんな風に時々訪れては世話をする。
それぐらいが自分の性にあっている気がしていた。
それに、特別花が好きかと問われると
傾げてしまう心があるのだ。]
冷えてきたから、
今日はもう水はやらないほうがいいか。
[それでも、ここでの作業するうちに少しは知識を得て。
土に触れながらこんな呟きもする。]
[夏の花は何を植えたのだったか。
手伝う?との飯島の問いには了承した。
それは、何かのアクシデントでもない限り
果たされただろう。
冬休みまでもう間もない、12月、この差し迫った時期に、
あの時の会話の主がここにいるかは分からないから、
その場合このシーンはただの独白となる。
別の居場所が、あの美化委員に
静穏を与えてくれるのならそれでいい。
そう思うことにしよう。]
あと2週間ぐらいかな。伝えとこうと思って。
[それでもやはり伝えておくべきだろう。
花壇か図書室か、あるいは3年の教室だったか、飯島に
帰国の件を告げる。
準備でばたついているから、学校に来るのは今月までだと。
相変わらずの無表情に淡々とした口ぶりで。]
世話になったし、挨拶。
なんか送ろうとか思ったけど、
あんたそういうの負担そうだから。
[ジュース一本でさえ遠慮するのだ。>>2:56
気にすることないのに。は、彼と話していて何百回となくのぼった感想だが、それが性分ならそれ以上求める気はなかった。]
………… 約束 守れなくてごめん。
[来年か、今年の冬か。>>2:123
当然、叶えるつもりだったこと。
いつものトーンで口にしたつもりの声は、
存外、重い響きを伴っていた。自分でも少し驚いた顔になる。]
じゃ。時間取らせた。
……ま、さよなら。
[また今度、と未来があるような、何でもない挨拶をしようとして
言い換える。
最後に、と手を差し出して求めた握手は
高校生にはあまり馴染みのないものだっただろう。
だから、返ってこなくても、特に気にはしない。
そのまま、軽く手を挙げて去って行くつもり。*]
[原作と大きく変わったケン・ドリックという役は
どうしても本人の背景や積み上げてきた過去の描写が
台詞同様少ない。
その上、途中で退場を余儀なくされる。
千木良は演じていく中で、己を通してのケンを理解していた。
それは原作とも、あるいは監督の筋書きとも
少し違ったものだったかもしれない。]
『 好きに演じていい。 』
[彼にゴーサインを出したのは、原作者だったか監督だったか。
千木良ははっきりと頷く。
無論、そのつもりだった。**]
/*
ノープランです(キメ顔)
お返事なくとも纏められるので、と先に言っとくね。
自分の〆もあると思うので。**
ー 自習後・部室棟、園芸部部室にて ー
[園芸部に頼んで、部室に出入りをさせてもらっていた。
暑い今日、日光の直接当たらない、けれども日当たりのいい窓際に、いくつかのプランターが並べられていた。
まだ咲き切らない蕾が揺れる。色彩豊かなブーゲンビリアが花開くのは、わずかに数日後の話。
まだ校舎前に並べられることのないそれを見ている少年を、一歩引いた形でカメラは捉える。]*
「少年は少女の目が空いていることが、良いことなのか、否なのか、判断がつきかねた。
少年は彼女の目が空いていたことで見つけられた。
それは彼にとってはともかく、彼女にとってはどうだったのか。
考えたとしても答えは出ない。
今、少年に分かるのは、確かに自分は彼女によって見つけられたという、それだけだ。
口をついて出そうになった言葉は、感謝の言葉ではなかったから、少年は言葉を呑み込んだ。
輪郭を持とうとした暖かさが、その形を曖昧に変えていく。
それでいいのだ。少年の感情は漢字一文字で表せられるものでもなければ、文字を連ねて言葉にできるものでもない。
彼女の去った後に、温度だけが残る。
そっと感情を胸に抱いた。穏やかで心地のいい気持ちだった。」
「静かな部屋にブーゲンビリアの蕾が揺れた。
色彩豊かな色が、校舎前花壇付近を彩るのは、もうすぐのことだから。
わざわざ言わずとも、彼女は見ていてくれるだろう。」
ー 玉響に“なけ” ー 原作小説より一部抜粋*
/*
亜美歌ちゃんのも飯島くんのも見てますありがとう!
ケンくんのもにっこにこで見てる これは視聴者
毎回残すのもあれなので今後すべての発言に適用するんですが、幸阪が落とすロルは常に〆で大丈夫なつもりで投げてるので好きなところで閉じていただいてOKです。
投げたように見えるの拾わなくてもいいし、投げてないように見えるの拾ったっていい。
自分のやりたいことを優先してくれるのが一番嬉しいので……!
そんな感じでよろしくです〜*
ーー二人のその後のその後?
“真弓“の花言葉ー
[桜散る散る、桜舞う。
薄桃は花びらだけじゃない、
二人の頬もほんのり染まる。
初デート?としてトンカツ屋での食事を果たした後、二人の距離はどうなったのかーー>>*2:136
姫野真弓の女優としての開花は、
満開桜も驚く程の咲き誇りであった。
舞台役者であった彼女の羽ばたきは目覚ましく、テレビでその仕事ぶりを見掛けることも。
LINEでは、マメな行平は忙しい中も「おはよう」や「おやすみ」を送った。
余りLINEスタンプなど使い慣れないおじさんのメッセージを彼女がどう感じたかわからないが。
[彼女からは好きだという鳥類の写真が送られてくる。
昔実家でプードルを飼っていた行平も動物好きだ。
忙しい中の一服の清涼剤のように感じた。>>2:*140
仕事の相談には勿論真摯に対応し、テレビの現場独特の振る舞いなどをアドバイスしただろう。
>>*2:137
二度目の逢瀬は映画を観に行った。彼女が好きだと言うノンフィクション。
有名画家サルバドール・ダリの波乱な生涯を描いたもの。
行平自身は映画で演じた美術教師・松本のように絵画に詳しくはないのだが、そういう知識がなくとも楽しめる映画であった]
……素敵でしたね。ダリという画家が、最愛の妻ガラを亡くした後脱け殻になる様は心打たれた。
ダリは「わたしはガラなしではダリになれない」「彼女はわたしの内密の真実、分身なのであり、わたしと同一人である」と言っていたけれどーー
二人の存在が互い足り得る。
そんな様に憧れました。
[二人の強い絆に行平は惹かれてしまったが、隣にいた彼女はどうであったか。
映画の後食事は、前回のトンカツ屋とは一転、お洒落なイタリアンレストランへ。
食欲旺盛な彼女は、トンカツ屋でもびっくりするほど食べていたが>>2:*140、行平からするとそれは微笑ましく、可愛らしく。
今回も色々注文しただろうか。
あんな小さな唇に吸い込まれた食べ物はどこへ?
……桜の花びらように可憐であるのに。
慌て目を逸らしたりはしたが。ちなみに会計は歳上である行平に払わせて頂きたく]
[三度目は、彼女が好きな鳥が沢山いて、そして花が溢れる動物園を訪れた。
色とりどりの季節の花。珍しい鳥たちに彼女は目を奪われたであろうか。
温室の中を歩きながら、行平は彼女を見つめた。
映画の撮影の時より、服装やメイクでかなり大人びて、可愛いもあるが時折美しい彼女。
テレビで見る時も眩しいが、余りに眩しくて]
……花たちも、鳥たちも美しいけれど。
あなたには敵わないな。
ーーまた、たらしちゃいましたかね。
[くす、と笑いながら照れて。ふと思い出す。彼女の名前の花、真弓の花言葉を]
ーーあなたの魅力を心に刻む。
[ポツリと呟く。立ち止まり、彼女と向き合う。背の高い行平は彼女を見下ろしながら、柔らかな笑みを、視線を注ぐ]
姫野さん。私の心にはもう、深く深く刻まれてしまった。あなたが。
あなたの明るい声が、あなたの愛らしい姿が。
あなたの立ち振舞いが。あなたのーー全てが。
……あなたが、好きです。
私とお付き合いして頂けませんか?
あなたと、もっと色々な場所に行き、色々な景色を見て、色々な物を食べてーー時を過ごしたい。
[この胸の高鳴り、ときめきを。
聞かれるのではないかと。
行平は焦りながら、彼女の言葉を待った]*
/*
終わったら皆さんのCの絵を描きたいと考えております。幸阪ちゃんは前に描いたのがあります。
Twitterにのせますので、ご興味あるからはidリンクからおいでください…
/*
わぁ
そういや映画内では
こういう恋愛テイストなかったなって
(赤ログ凝視)
>>-83 飯島さん
暴れるの気になる〜〜〜〜しつつ
自分も幸阪さん>>-84みたいな感じです
あ、Nixさんが来てたサインください!
/*
ちょっと待ってくださいね、独り言へお返事してたら突然破壊力の高い行平さんのロルが見えて撃沈しております……姫野もPLも顔真っ赤だ、ひぇ……
お返事、村終わり前にお返事します!
Twitterさんの絵も承知しました!
皆さまからのご意見やロル、色々拝見して情緒が迷子るっ**
/*
>>-88
描きます!アイコンは大神学園の川瀬です。描きました。
>>-89
どうぞゆっくりとお返事を…
たらしですみませんすみません…
[行平さん。映画の中では、松本先生。
ちょっとくたびれた感じの美術の先生役だったのだが、今の彼はスーツを着こなし、そんな面影はほぼほぼない。
こうなると、やはりひしひしと俳優オーラを感じてしまい、ちょっと気後れしてしまう。
とはいえ同じ時間を過ごした共演者だ。
少しくらいは対等に話をしてみたい。]
ええ、行平さんもお疲れ様でした。
撮影の時と全然雰囲気が違って、やっぱり俳優さんですね。
ホテルはそうですね、改装したんです。
駅前で昔からあるホテルなんですけど、少し前に全面改装して、本当に綺麗になりました。
[俳優を"行平さん"と呼ぶことが既に恐れ多い感じがする。
けれども、話し始めてみれば、何となく、松本先生と話している気持ちにもなってくる。]
あ、ええ、なんかお洒落な南蛮漬けを…
いや、もっとちゃんと英語の名前もあった気がするんですが…
でも、美味しかったですよ。
行平さんは何か食べました?
[行平がシャンパングラスをウェイターから受け取る、その様になった様子に思わずおお…とため息をつきつつ、飲み物の様子を窺われたことに気が付けば、自分も同じウェイターからシャンパングラスを受け取った。]
行平さん、乾杯しましょうか。
ええと… 何に対してかは、お任せします。
[微笑んで、彼に向かって軽くグラスをあげた。]*
「少年は、机を挟んで一人の女性と相対していた。女性は少年の母親だった。
少年は母に、自身の名の由来について質問していた。
特別な理由はない。それは少年に学校から出された宿題だった。
母は笑った。緩やかに答えが紡がれていく。
明るい良い子に。父親はいないけれど、不自由のないように。
簡単にまとめれば、そのような内容だった。
少年は母を見た。自分の保護者たる、優しくて快活で働き者の彼女を、少年はとても大切に感じていた。
母に失望されたくはなかった。母の誇りに少年はなりたかった。
自分の名前に託された願いは、母の想いは、彼の心に重大事として刻まれた。」
ー 玉響に“なけ” ー 原作小説より一部抜粋
ー 秋・文化祭後、理澄市散策 ー
[ある休日、飯島は受験勉強を放り出して、一日中色々なところをを歩き回った。
金木犀の香りがした。視界にちらちらと、オレンジの小さな花が映る。>>2:*18
飯島は歩いた。
秋のおはなちゃんまんじゅうを買って食べた。>>2:141
猫の縄張りを遠巻きに眺めて、猫があくびをするのを眺めた。
喫茶店に寄ってコーヒーを頼んだ。
無人販売所で夕飯用に季節野菜の詰め合わせを買った。
交流センターで皇帝ペンギンの絵を見た。>>1:132
そして、夏祭りの時には花火が見えるという隠れ絶景スポットから、遠く、海を眺めた。>>1:43
ぎゅっと、目を瞑る。]
はは、ふっ、…
[そっと溜め息のように笑い声が零れた。]
「大衆から弾き出され、ありふれた誰かにすらなれない。
彼らはありふれているようで、ずっと唯一の存在だった。
だから少年は、そっと風景になってしまいたかった。
当たり前のように、人は誰もが主役になり得る。
それを知って、そうなれない少年は、ただの端役でいたかった。」
ー 玉響に“なけ” ー 原作小説より一部抜粋**
― 夏休み・八月の終わり頃/図書室 ―
[結月は週に二回、図書室のカウンターにいる。
日差しの強い日も、夕立が酷かった日も、
夜遅くまで帰らず両親にひどく叱られてしまった次の日も。
少女は明るい髪を二つに結び、静寂の中に佇んでいる。]
『 図書室は、結月のこころを休ませる唯一の城だった。ここにいる間だけ、結月は何も考えなくていいことを自分に許した。むしろ、こころを揺らすことを許さなかった。
低い鼻を鳴らす。少しだけ埃っぽい本の匂いが、結月にここが自分と縁遠い場所だと教えてくれるようだった。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
『 幸阪結月は心優しい少女ではなかった。頭の中に流れ込んでくるものが結月のこころを結月の知らない場所へ連れて行こうとするから、ただ必死に耐え忍んでいた。口を開いたら結月の知らないものが溢れてしまいそうで、ずっと息を潜めていた。
後輩に慕われるような人間じゃない。大好きな人たちを捨てられる人間なのだ。
結月の中は、いつも不安と不満でいっぱいだった。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
『 彼女は困ったような顔で笑いながら、自分たちは似ていると言った。飲み込みきれなかった結月を好きだと言った。
自分と違う考え方を尊重できて、苦しかっただろう過去すら口にしてみせて、同じ考えを見つければ喜びを伝えてくれる。
結月は、「残酷なことを聞きますね」とすら言えなかったのに。
本当は言えなかったのではなく、言いたくなかった。好きだから。幸せでいて欲しいから。笑っていて欲しいから。結月の言葉が何の意味を持たないとしても、少しの傷もつけたくない。
だから、結月はいろんなことを飲みこんでしまうのに。
結月が愛したものは、いつだって簡単に結月のこころをぐちゃぐちゃに乱していく。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
[幸阪結月の考えは、相手を鑑みない身勝手なものである。
どうして自分ばかりがと憂いて、一人で内へ沈もうとする。
読者の中には痛々しいと受け取る者もいるだろう。
好ましくないと眉を顰める者もいるかもしれない。
しかし、自分の周りが世界のすべてだと思い込む少女にとっては、
どこまでも真剣でまっすぐな思いだった。]
[結月は一度だけしっかりと目を閉じる。
瞬きよりは長く、呼吸よりは短いくらいの沈黙。
再び目を開ければ、浮かぶ笑みは穏やかさだけを残す。
最初から今まで、瞳が揺れても雫は落ちない。]
ありがとうございます。
[困ったように笑う真宮寺に向かって、図鑑を差し出した。
彼女が受け取ってくれたなら立ち上がるつもりだ。
ぐっと手を伸ばして背を逸らす。二つの尾が後ろに垂れ下がった。]
『 幸阪結月は、真宮寺亜美歌の夢が叶うことをこころから願っている。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]*
― ??? ―
努力って必ずしも実りはしないし、
全員が夢を叶えるのも難しいですよね。
その可否って思いの強さとか努力の量で決まる訳じゃない。
もちろん理由やきっかけになることはたくさんありますけど。
だから、夢は……諦めてもいい、と思うんです。
どれだけ優秀になったって、目標に必ず届くとは言えないですし。
[八年間下積みを続け、未だ花開いたとは言い難い根岸。
彼女は諦めていない側ではあるが、
自分よりいい演技をする人たちが夢破れる様をいくつも見てきた。
明るく楽しく前進する傍ら、冷静な目も持っているつもりだ。]
―文化祭準備期間中―
[校庭で看板などを作成する作業をしている生徒を撮影しながら、ふと思い出す。
そういえば、一時期、校舎前の花壇が荒れていた事があった。
いつの間にかきれいに整えられていて安堵したのを覚えている。
今は小さな芽が生えているのは来年に向けた美化委員会の仕事だろうか。
テスト期間の憂鬱な朝も、心を慰められた気持ちになっていた。
文化祭近くの昼休みには、機材の扱いに慣れてきた一年生が、各部活や部活の展示の見どころを一分間で紹介するコーナーを設けている。
取材に同行し、作成した原稿を編集するのは先輩の役目。
その中には軽音部やボードゲーム部、美術部や合唱部もあっただろう。
タイムキーパー役も板についてきた少年の、備品の貸出の受付も淀みなく行っている様子を見て、成長したな、と先輩が言った。]
そう、ですかね。
[少年は控えめに笑う。
相変わらず、慣れていない人と話すのには手間取るが、前よりも視線が交わる瞬間は増えるようになった。
安心して任せられそうだ、との言葉には曖昧に頷いた。*]
―文化祭当日―
[文化祭当日は例年になく大忙しだった。
アナウンス班は放送室で当日のアナウンスを、各班はハンディカメラを持って自分達の手の空いている時に構内を回る。]
えっと、お疲れ様です。
[裏方の少年はエプロンを畳むと教室を出ていく。
放送準備室で準備を整えて朗読班が向かうのは、>>2:110グラウンドで行われるライブペインティングだ。
>>1:113 7月に中庭で行われていたのは、見る事が叶わなかったので楽しみにしていたのだ。
場所取りを行ってくれた先輩の隣に、カメラを構えた少年が立つ。
メンバーたちが円陣を組んだ後に音楽が流れる。
最初は流行曲だっただろうか。
黒地のパネルにエメラルドグリーンが一筋舞った。
それは水神を連想させる龍になる。
別の少女達によって銀色の虎が横に描かれた。
黒いパネルの中で相まみえる龍虎の図は鮮やかな山吹色でかき消され、さらに別の絵が描かれていく。]
(すごい……。)
[口を押えていないと、うっかりと声を上げてしまいそうだった。
何層にも重なる絵、流れる音楽の合わさったパフォーマンス。
何も描かれていなかった黒いパネルから幾つもの絵が生まれては消えていった。
ライブペインティングは初めて見たが、ずっと見ていたくなる程に素晴らしいものだった。
けれど時間は有限。
後ろ髪を引かれつつ、途中からやって来た三年生に後を託し、他のクラスの出し物の取材へと向かう。]
[体育館では、演劇部や合唱部などの発表が交代で行われていた。
こちらの進行を務めるのは、文化祭実行委員会である。
少年が向かったのは、>>1:16軽音部の発表の時間。
>>0:391絶対に聞きに来て、と言われたのもあった演目に間に合ったのは僥倖。
予め手配していた撮影用のスペースに少年達は入らせて貰う。
やがて幕が開き、ステージに立った軽音部のメンバー達がライトで照らし出されていた。
その中心に、竹村の姿があった。
彼女が今回発表する曲の名前を告げる。]
[『白紅日を貫く』
世界は色に溢れ、皆、少しずつ違う色を纏っている、という内容から始まり、人に決められた色に逆らわんとする曲中の“私”。
そして、人は音も決めてしまうと“私”は言う。
皆違う音をしているのに、まるで一つしかないように。
反乱は正義か悪か。
“私”の中では正義が白で悪が黒であるとは決まっていない。
正義が澄んだ音で、悪が暗い音とも決まっていないのだろう。
霧虹が太陽を貫く。
七色と決められた事に逆らうように。
白に染め上げられたなら、他のものの色は見えないだろう。
私の色は私が決めてみせる、という力強い言葉で締めくくられた。]
「先輩、大丈夫ですか?」
[そう声を掛けられたのは、幕が閉じて暫く経ってからの事だった。
少年は人の退出する為に照明の付いた体育館で我に返る。]
……だ、大丈夫。
なんか、圧倒されてた……。
[思い出したようにそっと息を吐き出す少年に、わかります、と後輩も笑う。
ステージ上に立っていた彼女は、とても格好良かった。
眩い照明の中で少しも見劣りする事なく、きっと皆が彼女達に釘付けになっていただろう、と少年は思っていた。
その後に起きる事など想像も出来ない。]
……ええと、次はダンス部かな。
今年は期待の新人がいるから期待してってインタビューで言ってたよね。
「その後は校舎を回らないとですね。忙しいけど楽しいです。」
…うん、本当に。
[快活に笑う後輩に少年は静かに笑って頷く。
準備期間までの動画は既に纏めてあった。
文化祭も後半に近づけば持ち寄った映像を元に放送準備室で編集作業が始まる。
何処を切り取るかは編集者の腕の見せ所だろう。
先程のステージも映ればいいなと少年は密やかに思った。
自由時間が終われば再度クラスに戻って裏方をしつつ、店内の様子を撮らせて貰った。
その中にケンの姿もあっただろうか。*]
―文化祭・閉会式―
[編集作業はギリギリまでかかった。
パソコンに向かう編集担当の奮闘はすさまじかった。
何で5分しかないの!と叫んでいたが、嬉しい悲鳴と言う奴だろう。
文化祭の華やいだ装飾の残るステージで、校長挨拶の後、壇上の机が片付けられる。
テーマソングのイントロと共にスクリーンに最初に映ったのは、文化祭の看板だった。
文化祭の準備の様子、クレープ屋や喫茶店。
美術室の作品や、書道部の達筆な文字。ボードゲーム部達の共同展示。
合唱部や演劇部、軽音部の発表。ダンス部のダンスから、ライブペインティングへと移る。]
……足りないよ。
だって、まだ一年もあるのに。
[固唾を飲んで映像を見守る体育館の一角に放送部はいた。
映像以外は非常灯くらいしかの灯のない中、少年がシャツの胸の辺りを握りしめている姿が映る。
顔に浮かんだ表情は達成感に満ちたようでもあり、同時に苦しそうでもあった。
今回の映像制作をやりきれば、放送部への未練もなくなるかと思った。
けれど無理だ。
全然やり切れていない。むしろもっと続けたいと思うようになった。
来年はもっとこう出来たら、と、そういった事を考えてしまう。]
……辞めたくない。
[少年はシャツを握りしめた手を抑えながら、ぽつりと零す。
彼の願いは、発した先からテーマソングのサビにかき消されていった。*]
──たった一年半と少しで、やりきれるわけないんや。
俺なんて高校から六年やったって、やりきれた気なんてせんかった。
だから、今でも続けてる。
[撮影が終わった後、青年は台本を撫でながらそっと呟いた。*]
―舞台裏―
[その日、青年は珍しく緊張した顔をしていた。
共演者とのスケジュール調整の関係で、少年の家庭のシーンは一度に撮る事になっていた。
先に放送部を辞めるように父親に言い渡されるシーン。
そうして、休憩と打ち合わせの後に文化祭後を撮る事になる。
読み合わせで相手役と顔を合わせていたが、海藤の父親役として衣装を身に着けた俳優は静かな威圧感を感じさせていた。]
……やっっば、スタッフに親父の知り合いでもおるんかと思った……。
[休憩時間、海藤は胸の辺りを抑えながら呟いた。
セットが誂えられたスタジオに入り、父親役を捉えた瞬間、羽藤は僅かな動揺を見せた。
あまりに実の父親に雰囲気が似ていたからだ。
すぐにいつものゆるい笑顔で挨拶してみせたし、前半の撮影自体は滞りなく済ませる事が出来たのだが。]
[海藤は深呼吸を何度か繰り返した。
そうして両頬を手で叩く。
パチン、という音が休憩室に響いた。]
……っし、やったろーやないかい。
[青年は鏡の前で自分に言い聞かせる。
これはいつかの俺ではないと。]
―文化祭後、海藤家―
あ、あの……、お父さん。
[文化祭の企画会議の後のシーンと同じ構図。
テーブルを挟んで父親と海藤が向かい合い、母親は少し離れた場所で彼らを見守っている。
少年は僅かに喉を震わせながらも決意の滲む顔で父親を見た。]
……僕は放送部、辞めたくありません。
勉強ももっと頑張りますから、続けさせて下さい。
お願いします……っ。
[そう言って、少年は父親に頭を下げた。
口を真一文字に結んだ父親は驚いたようにテーブルの向こう側から息子を見ていた。]
『海藤は、いつも父親の言う事を聞く子供だった。
主体性の低い息子が緊張した面持ちでやりたいと告げたのが放送部だった。
努力はしていたようだが、二年生の夏も実を結ぶ事はなく、向いていないのだろうと思った。
向いていない事を続けさせるより、勉学に集中させた方が息子にとって有益だろうと。
──だから、辞めるように言った。
けれど、目の前の息子は怯えながらも、彼の言いつけにNOと言った。
物心がついてからは恐らく初めて。
即断できなかったのは、父親の言葉に逆らう事に気後れしたのか。
あるいは、辞める事を考えたのかは分からないが。』
『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋
[重たい溜め息が吐き出される。
発したのは父親だ。
頭を下げたままの少年の肩が僅かに震えた。
少年はまた一歩踏み出した。
けれど視界には床が映るばかりで、父親がどのような顔をしているのかは見えない。
呆れているのか、怒りを沈めようとしているのか。
どうしても悪い方に捉えがちで、表情は暗いものになる。]
「……そこまで言うのなら、次の試験でお前のやる気を見せてみなさい。」
は、はい!
[少年は顔を上げて応えた。
そこには希望が一筋浮かんだように見えた。*]
―12月―
[>>2:69ケンの事情を少年はどれだけ知っていただろうか。
生まれ故郷を出るという事は大きな変化だ。
それが海を隔てた外国であれば猶更。
出会った頃には普通に日本語で話していたから、彼がどのような過程を踏んでこの句の習慣や言語を取得してきたのかは想像してみるしかない。
少年だったら耐えられただろうか?
いつも自信のない自分に比べて、彼は揺らがない芯を持った人だと思っていた。
人をストレートに褒められるところ。
自分にないところを持つ級友に青年は憧れを持っていた。
出会ってから、一年足らず。
タイプが違うのに仲良くなれた、少年に自信を与えてくれた友人。]
……え……。
[年が明けたら、国に戻る。
そう告げられた時、少年は暫し呆けた。
大学は無理かもしれないが、卒業までは一緒なのではないかと、勝手に思っていた。]
……そっ、か。そうなんだ。
寂しくなるな……。
[文化祭を経て、少し前向きになった海藤はそっと俯く。
彼には彼の事情があると理解できても、戸惑いを隠せなかった。
今生の別れであるとは限らないが、年を越えるまで、もう一か月を過ぎている。
どうしようと考えた。
見送りに行ってもいい?だとか、メールをしてもいいだとか。
そう言った言葉が幾つも浮かんでは消えて。]
……あ、あの、
日本を発つ前にさ、海に行かない?
あ、いや、海じゃなくてもいいんだけど……。
[自分でも突飛な事を言っていると分かっている。
別れる前に何か思い出を作れたら嬉しいと思った。
──この海には理髪店はないけれど。*]
― 冬が訪れるまで ―
[鮮烈な歌を聴いた。>>1:*1>>1:*2>>1:*3>>1:*4
見覚えある顔、その唇から零れる音に乗る感情>>2:37を浴びて
結月は呆けたような表情を浮かべた。>>2:14
脳裏に浮かんでいたのは晩春の背中だった。>>1:117
結月は超能力者ではない。>>1:77
故に彼女の抱く思いを読み取れるなんて不可能だ。
しかし綴られた言葉に意思が宿っていることくらいは理解できた。
名前も知らない彼女は歌う。こころを歌う。
いい歌だった。きっと多くの人のこころに届いただろう。
感動を直接伝えに行く人もいるのかもしれない。
結月が彼女の下を訪れることはない。
友人と感想を語り合うだけだ。>>2:15
だって、結月にはどうにも眩しすぎたものだから。
近づこうなんて考えもしなかった。]
/*
ケン君はお誘いしましたが時間は有限なので、やりたい事を優先して下さいませ。
延長頂けるなら有難いです。**
─その後のその後のさーらにその後?桜の後に真弓の花は
[薄桃のように染まる2人の頬を知るのは
恐らくきっと桜だけ?>>*30
トンカツ屋での食事デート(?)を果たした後
行平は行平の、姫野は姫野の日々を過ごしていたことだろう。
ただ姫野のテレビ出演が決まった時は劇団に震撼走る。
「あいつ一気に売れてくな?」
「芸歴10年目にして遅咲きの花だな」
大丈夫咲き誇りぶりに一番ビビってるのは本人です。]
[亜美歌は経験したことのない忙しさに
目を回しつつも演技や作品の勉強は欠かさない。
ただ以前と比べ行平の姿を追うことが増えたような。
お忙しいだろうに>>*30そんな中でも
返信をくださる行平さんのお返事1つ1つが嬉しかった。
スタンプを使いなれてない部分は
気づいても特に気にしてはいない。
それで言ったら自分は劇団の人たちが送りつけて来る
「シャケーッッ!」と書かれたメザシのスタンプや
コンビニ店員あるあるスタンプとか
一般受けしにくいのがほとんど。
むしろ有り触れたスタンプを使うだけじゃなく
スタンプ自体が少ない姫野のメッセージが
どう映るかもまた予測出来ない。]
[テレビ現場独特の振る舞いについて
教えられなかったらどうなってただろう。>>*31
真摯にお仕事の相談をする度、
真摯に返してくださる行平さんに心惹かれていった。
『ありがとうございます!
やっぱり行平さんにご相談してよかったです』と
毎回安堵とともにお辞儀する雀のスタンプを添え
お礼を告げるのも忘れずに。
親しき仲にも礼儀あり、馴れ馴れしくないかなと
それでも若干緊張しながら。]
2度目の逢瀬は映画館。>>*31
ちょうど見たかった
サルバドール・ダリのノンフィクション物。
でも行平さんには確か言ってなかったような……]
行平さん何で私が見たい映画分かったんですか!?
[言ってから“あ、これティーチャー関連でかな?”
“ノンフィクション好きって言ったから選んでくださったのかな?”
色々浮かんだけど映画自体は
絵画や作家に詳しくない姫野でも十分に楽しめた。]
[行平さんが映画の感想を口にする。>>*31]
本当ですね。
ダリにとってガラという奥さんの存在は
それほどまでに大きい証左なんだと思い知りました。
精神的な面で、マネージャーのような経営管理面で
ダリの才能を気にかけ、見抜き共に居た女性が
色々な側面はありますけど
最後まで彼への愛を絶やすことはなかった。
[行平さんが2人に憧れるのは
何となく、分かる気がする。
あの日離婚の話を聞かされたときを思い出す。>>1:*21>>1:*22
行平さんと織部さんは
お互いの存在が互いに足り得ない経験を経ていたはず。
行平さんにとって離婚経験がどれだけ今の人生に影響を与えているか、その一端に触れたようで。]
映画ではダリから見たガラの存在が出ましたが、
ガラもまたダリなしでは
ガラで在れなかったのかなと
映画に出た数々の記述や
周囲の印象を聞いて思うんです。
比翼連理ってこういうことを言うのかなって。
[2人の絆に惹かれたような行平に肯定し、>>*32
姫野はお互いに貫き通された
愛という名も持つ絆に感心していた。]
“二人の存在が互い足り得る”
人生で1回言ってみたいですね、そんな台詞。
[最後にぽろっと漏れ出た言葉は無意識。]
[映画の後の食事は>>*32
先輩の奢りでも行ったことなさそうな
お洒落なイタリアンレストラン。]
(ひぇっ!?ここ入っていいの……?)
[売れ始めても悲しいかな、すぐに貧乏感覚は抜けません。場違いじゃないか不安だったけど
お料理の雰囲気や緊張が解け始めれば楽しみが優って色々と注文してしまった。]
行平さん、これも美味し……
[途中で自分が夢中になって食べ進めたことに気づき、
恥ずかしさで赤面したりしたので逸らされた目に気づかぬあたり姫野はかなりの鈍感かもしれない。
お会計も最初割り勘を言い出そうとしたけれど、行平さんの支払いの意思を感じれば申し訳なさそうに頭を下げた。一応先輩のはずだけど年齢と収入は確かに下なので。]
[3度目は動物園。>>*33
誰かと行くなんて先輩や後輩、友人に家族以来だ。
しかも連れてってくださった動物園は
色とりどりの花や鳥たちに溢れてるみたいだ。]
えっ!?こんな場所あったんですか!?
すごーい!
[目どころか心まで奪われた姫野は右から左、
あちらからこちらへと興味を惹かれたものにまっしぐら。
服装やメイクで大人びる努力はしても本質はなかなか変わらない。
温室の中を歩き回り、というより
うろちょろしてるに姫野の行動は近いが
時折ハッとしたように行平へ駆け寄る瞬間も
姫野はとても好きだった。]
[行平の側はとても居心地がいい。
まるでティーチャーと亜美歌の距離感みたいだ。
落ち着いた中に感じる
お芝居への熱意を真摯な相談で感じた。
自分を自分として受け止めてくれるような、
それと同時自分も行平さんの在り方を丸ごと受け止めたくなった。
自分はどれぐらい相手に返せているのだろうか。
彼が感じる眩しさを知らず、姫野は心でひとりごちる。]
……行平さん、まさかのオニオオハシ
左腕に乗っちゃいました。
[突如左腕に乗っかったオニオオハシに動じず
見て見てと言わんばかりに行平へ腕と笑みを向ける。
声とは裏腹に微塵も困ってない笑みを。]
[どれくらい経ったときだろうか。
行平の言葉に、クスッとはにかむ。>>*33
1つ大事なことを忘れていると。]
──あなたが美しくしてくれたから、
美しくいられるんですよ。
[鳥や花に負けぬぐらい自分が美しく見えるなら、
それはあなたのおかげでもあり
あなたの前でだけだと暗に告げようか。]
ええ、中々のたらしでしたね。
[でも裏腹に声は喜びの色を乗せていた。]
[息を呑む、真弓の花言葉。>>*34
あの日告げた言葉がもう調べられてるとは思わず
笑みの中、少しだけ動揺する。
立ち止まる彼に合わせて自分も動きを止めた。
彼の方へ顔を見上げる、柔らかな笑みと
視線に目が合った気がする。
沁み込むような言葉に耳を傾けた。]
行平 、 さん 。
[嬉しかった、彼の言葉全てが。
どれほどの気持ちで彼はこれを口にしてくれたんだろうか。
いやきっと軽くはないと思う。
過去の経験と今まで過ごした時が証明に思えた。
彼の焦りと胸の高まり、ときめきにまで
思いは馳せられなかったけれどなんと言う偶然。抱いた思いはきっと、ほとんどが同じ。]
……喜んで。
[あの日告げた台詞と全く同じ言葉。>>1:*80
でも込めた思いは桁違い。
“私も”と言うメッセージをたった一言に込めて。]
思えば私の初恋はあの日からでした。
真摯さに、ギャップに最初は驚いて。
でもいつしか心は行平さんを追っていた。
最初は亜美歌に引っ張られてかと思いましたけど
今ならそれは違うと、ハッキリ分かります。
[どうしよう、なんだか緊張する。
でも私からも告げたいんだ。]
私も──大好きですよ、行平さん。
[羞恥心でしゃがみ込みそうになるのを何とか堪える。
彼の頬へそっと、無意識に手を伸ばした。]
色々な場所に行って、色々な景色を見て。
色々なものを食べて色々な景色を見るのも
とてもとても楽しみですけど……
──まずは、あなたをもっと知りたい。
あなたが私の好きを
いっぱい満たしてくださったように、
私もあなたの“好き”をいっぱい知って満たしたい。
[脈が早鐘を打つ、頬に熱が集まるのが自分でもわかる。
自分の焦りやドキドキはとっくに見抜かれてる気がしないでもないけど。]
ダメ、ですか?
[真剣に聞いてしまうあたり
駆け引き能力皆無な恋愛初心者マークは
少しの不安も入り混ざり、
相手の瞳を覗き込もうとしてしまう。
“二人の存在が互い足り得る”>>*31片方に
立候補した小さな花の名による全身全霊の勇気。
あなたの名のような大きな幸を
隣で、横で、私もプレゼントし続けたいから。**]
/*
行平さん(松本さん)お待たせしました……
でもそちらがやりたいこと優先してくださいね!
>>-96海藤さん
延長希望承知しました。
支障がある方がいらっしゃらないようですので、
サクッと延長押しちゃいますね。
延長遅くなって申し訳ないです……
村の設定が変更されました。変更された箇所は以下の通りです。
村の更新日が延長されました。
/*
遅くなってすみません、延長入れました!
延長方法で手こずってしまい操作に手間取ってたらこんな時間になりました……
これで3/11の土曜朝5時エピ終了ですので、
あと1日ゆっくり過ごしてください。
危うくあと2時間ちょいで村終わらせるところでした……
/*
違うあと1日が2日になっただけか勘違いしてました、すみません村建てのうっかり発動です()
もしご予定ある方は一言仰っていただければ(他の方とロルやり取り中じゃない場合)自由解散も可ですのでご自分のペースでご参加ください。
やばいもうすぐ村終わる!と村建てがうっかりしてました!(土下座ァッ!!)
/*
/*
>>-35飯島さん
原作者と原作小説へのご意見ご感想ありがとうございます。設定をト書き、心情を原文抜粋で説明出来ると言う点に目から鱗でした。
(当時そこまで考えておらず)
原作者は縁故、設定の際自由にご活用頂けたらと考えてましたので接点という強みに「先生入れてよかったな」と実感中です。
(美濃や他の俳優さんたち含め、水戸さんとても綺麗に絡めてくださってる!?と驚愕でいっぱいなんですが!?)
ご負担の少なさや2PCお楽しみただけてよかった!
映画と裏で雰囲気違う楽しさは村建ても同感です。
元々この村の動きと方向がどうなるか予測つかない状態だったので不慣れとはまた別の難しさがあったのかも?
(不慣れで言えば村建てもなので)
/*
>>-40幸阪さん
もう指のひえひえは大丈夫でしょうか?
こちらこそ思春期らしい幸阪さんの心の揺れと、
根岸さんという皆さんにも大人気な女優さん
(囁きでの“役と自分の似てるところ”インタビューありがとうございます!)
どちらも素敵なPCのログをたくさんありがとうございます!
在席状況表示なしがほんのりでも効果があればよかった。群像劇というところどころ誰かと誰かのストーリーが混ざりつつも、独立したスタンスと相性は確かにいいのかも。
私もRP村不慣れ&世間様の常識は勉強中なので標準をまずあまり知らないのですが、もっと息抜いても大丈夫そう、ですかね……?
なかなか息抜けない性格が影響してるかもしれないです()
/*
幸阪さんには進行中お気遣いいただいたり、
他の方と交流していただいたりとPC視点村建て視点でも頭が上がりません。
どこかで何名かが仰った村建てさんだと思ったに、
「分かる」と思った本人です。
正直幸阪さんに助けられた部分はかなり多かったのでその点でもありがとうございました。
/*
>>-46松本先生
松本先生お疲れ様です。
参加については48h1発言でもOK村ですのでお気になさらず。
美濃のRPについても褒めてくださりありがとうございます!最初の導入RPはかなり悩んだので照れる……
美濃はちょい役になるかと思っていたら、
同じプロダクションの先輩後輩に共演経験、尊敬や(美濃にとっては)良き好敵手と縁故が膨らむ過程に驚きつつもお返事するのが楽しかったです。
美濃視点役者として熱心な人や勉強家、努力を怠らない人物が好きなので行平さんドンピシャでしたね……。
離婚の部分も触れたかったんですが触れ過ぎて
他の方と縁故結べる余白まで取りすぎるんじゃないかとボツにした経緯があります。
こちらこそ美濃・姫野ともに映画でも縁故でもたくさん構ってくださりありがとうございました。
/*
>>-57松本さん
元気溌剌さが響いたのであればよかった!
テーマが1人はいそうなこギャルだったので
(結果かけ離れてしまいましたけど!)
体力持ってかれつつ動かすの楽しいキャラでしたねー。
原作と映画で描写が違うシーン、
すいませんあれ完全に何も考えてませんでした……。
原作の映画化なので原作と違うシーンあってもおかしくないよなで書いた勢い任せです……。
シリアスな台詞がダメだとかは全然!
むしろ本来なかった台詞や田美院がどう台詞を言ったかの描写まで入れてくださったおかげでふわふわだった亜美歌が固まったとこあります。
姫野へのアプローチはもうご褒美なんですが?????
PCが勝手に動くのありますよね!
私もティーチャーや(丹田)として根岸さんへのアドリブや幸阪さんに対する丹田記憶喪失とバームクーヘンはもう突っ走った記憶しかありません()
そこまで拾ってくださった幸阪さんにはもう感謝感謝しかありません。
/*
>>-66>>-67飯島さん
(シリアスでもいいんですよ)
同村経験のある方と初めてご一緒した仲間いたー!
ストーリー重厚な方から重厚との評価は嬉し恥ずかしで照れますね…ありがとうございます。
実は最初>>0:82で絵を眺めた理由はなんだろうと思っていたら>>0:115で夢の得難さ(>>0:79)を
心情だけでなく仕草やオーラで表され“そういうことか!”と
謎解きのようにスッキリしたのを覚えてます。
>>2:-63(主人公側は意外だな〜)でも確かに>>2:*6置いてかれたような、取り残されたような描写と飯島さんの状況で見ると
PLも同じ気持ちになったかもしれません。
水戸さんとの違いやリンクする箇所も重ねて読むと切なくなるような。
/*
独り言へのお返事はひとまずこれで全部書けたかな。
長々と失礼いたしました…………**
/*
幸阪さんロルお返しありがとうございます〜
>>-84その他も拝見してます
幸阪さんの心情や風景描写が素敵で、自分がこれ以上筆を重ねるとただ蛇足になりかねない気がしましたので一旦こちらからは〆にさせてください。
亜美歌はここで幕引きが一番いい気がしました
プロローグからのお付き合い本当に、本当にありがとうございました〜**
― 一月/冬空のベンチ ―
[試験を終えた生徒がぞろぞろと会場を出て行く。
結月もその列に続いた。外に出ると冷たい空気が肌を刺す。]
……もしもし、お母さん?
[スマホを耳に押し当てながら、結月は人の波を外れた。
細い隙間を通り抜け、自販機隣のベンチへ腰かける。
大通りへの道から正反対の場所にあるからか、人の通りは少ない。
マフラーへ口元を埋めた。下ろした髪がもふりと乗る。]
うん……まぁ、自己採点してみないことにはだけど、そこそこ。
数A覚悟してたけど時間も何とか足りたし。
うん……うん……大丈夫、歩いて帰るから。
お母さんこそ冬休み明けでしょ。電話してて平気?
[両足を交互にぶらぶらさせながら会話を続ける。
母の用件が終わったのか、返事をしていた結月の口も閉じた。]
……あのさ。いつもありがとね。
[少女の声は決して大きなものではなかった。
ぽつりと呟いて、また沈黙。耳元で母の声が聞こえる。]
別に何もないよ。今なら言えるかなって思っただけ。
え? 本当だって。テストが駄目だったとかない。
[喉の奥でくつくつと笑う音。母の声に耳を傾ける間。呼吸。]
うん。わたしは大丈夫。
[力強くはなかったが、結月ははっきりと言葉にした。
子どもみたいに遊ばせていた足を止める。]
はい、はい、はーい。……ふふ、うん。
忙しい時にありがとね。お仕事がんばって。
[通話を終え、耳元からスマホを離す。
バッグに仕舞う気にもなれずに膝の上に手を落とした。
背もたれに寄りかかり、首を後ろへ倒す。]
……ハ、
[息を吐いた。
冷たい空気が白を挿して、結月の頭上に色をつける。
それをぼんやりと見つめてから、少女は静かに目を閉じた。]*
― 二月/図書室 ―
[テーブルが映り、その上に何冊かの本が降ってくる。
傷つけないよう慎重な手つきで本の底から指を引き抜いた。]
ふぅ。
[結月は一仕事終えた様子で辺りを見渡す。
普段は読書や受験勉強に用いられることの多いテーブルに
ジャンルも大きさも様々な本が積み上がっていた。]
ん? あぁ、大丈夫だよ。
ちょうど登校日だったし、時間も……あっちゃまずいか。
まぁ、息抜きしないのも効率悪いって言うし。
[申し訳なさそうな様子の後輩へ、結月は首を横に振る。
本棚の入れ替えにたまたま遭遇したのだ。
扉の方を向くと、無音を好む図書室には珍しく全開だった。
入れっぱなしだとどうしても埃が溜まってしまうからだろう。
現に作業中の生徒何人かは、口元をタオル等で覆っている。]
『 もうすぐこの世界は終わりを告げるらしい。
制服を脱ぎ捨て、みんなバラバラの道へと進んで行く。三年過ごした日常がなくなってしまう。結月には未だその実感がない。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
[結月は花壇を見下ろしていた。
髪を耳にかけた手が毛先を摘まみ、傷んだ部分を持ち上げる。
手前をちらつく色が、一瞬だけ少女の視線を奪った。]*
― 三月/卒業式 ―
「幸阪結月」
[名前を呼ばれ、歩き出す。
小さな身体は今更成長するなんてこともなく、何も変わらなかった。
それでも背筋を伸ばして、胸を張って前へ進む。]
――。
[体育館の中は静かだった。
冬の温度は緩んだが、緊張感を滲ませる静寂には冷たさがあった。
結月は真剣な面持ちで前を向いている。
マイクを通した大人の声が広い空間に響いていた。
結月の背中が映る。
明るい色をした髪の毛が、肩の上で揺らいでいた。]
[無事卒業式を終え、結月は友人と校舎の外へ出てくる。
残念ながら桜にはまだ少し早い。
空から祝いの花が降ってはくれないようだった。]
ちょっと切りすぎたかなー。
子どもっぽくない?
[自分の首元を触る結月と、その頭に手を乗せぐりぐりする友人。
「いいよいいよ」とご機嫌な彼女に結月はされるがままだ。]
首。首やる。いたいいた……あ。
[何かを思い出したように制止の声が止まった。
それに気づいた友人が、結月へ何事かと問いかける。]
忘れ物した。先行ってて。
[何とも軽い一言。しかし友人も止めはしない。
一応今月末までは籍がある訳だけど、
それでも今日と明日では意味が違ってくるのだ。
「また後で」と彼女に別れを告げ、結月は来た道を戻る。]
……。
[校舎前の花壇の横を通り過ぎ、靴は地面に置いたまま。
靴下で三年過ごした世界の廊下を踏みしめる。]
/*
皆さんのロルを噛み締めるように読む
やっぱりそれぞれに大切な物語があるのいいなぁ
幸阪も幸せになるので安心してください
何も決めてない けど
すべてを人との関わりで決めてきたので……最後までには必ず
松本先生のイラストも拝見させていただきますね〜楽しみ!**
/*
>>-122幸阪さん
こちらこそ美濃と亜美歌、2人で絡んだにも関わらずたくさん拾ってくださってありがとうございます!
幸阪さんが亜美歌から逃げ腰なのはなんとなく
PLも亜美歌も察してましたが亜美歌視点幸阪さんの中にある芯(プライド?ガッツ?)を感じ“同じだからこそ”内にあるものを折りたくなくて手は差し伸べるけど、掴まないならそれが彼女のプライドだと割り切ってたんでしょうね。
(でも突いて揺さぶろうとはする酷い元先輩)
いえいえ話を引き出すにしても亜美歌ははぐらかされるであろう背景を察せてしまったがために、
美濃に至っては気づかなかったせいで何れにせよ引き出しは難しかったと思います。(幸阪さん全然悪くない)
幸阪さんは基本諦めた側の視点を書きたいのかな?と踏み込めなかったのもありますが、
逆にその対比やギリギリまで迫って最後の最後、
薄氷を踏めない理解に見せかけたすれ違い(解釈間違ってたらすみません!)もエモーショナルな結末だよなあと増えたロル拝見して振り返ってますです。
/*
>>95の余韻が表現できないけど好きです……
>>84>>85一度は言い合いしたお母様への感謝の言葉もイイな〜……
実はライブペインティング始めたのは、
幸阪さんの1人集中する姿を羨ましく思い(原作のみの描写ですが)教わって貰って多少改善した時に突如退部宣言。
さらに親友が後輩に関する記憶で何かあったことを察してしまい、追っていた背中がなくなったことで
美術室の中1人集中する意味を見失ってしまい、
それなら遠慮してやれなかったことやっちゃおうが背景にありました。
劣等感を抱いたけど同時に好きで尊敬していた幸阪、
美濃がいなくなったことで2度目の3年生から2人のいない美術室の空気に虚しさを感じていましたという裏話。
/*
なので幸阪さんの影響がとても大きいのと、>>68の頑張ってねで美術や美術部との決別を感じて1人寂しい胸中(でも見せない)ではあります。
でも同時に戻ってこないと悟ったからこそ、
亜美歌が吹っ切れた箇所があるので描けてはいませんがターニングポイントいただけてPLがありがたみに拝んでます……。
意味あるどころか最初から意味しかありませんでした……**
/*
>>-125
>(原作のみの描写ですが)教わって貰って
○(原作のみの描写ですが)金属デッサンで声かけて貰って>>1:*29
でしたね失礼しました
感情と言語化が追いつかない悲しみ
他の方のも言語化する能力が欲しかった**
― 4月 ―
[モップでガラスを割って、>>0:69
新しい学年の教室で素敵な声の友人に会えた。>>0:117
美術室で捉えたある日のツインテールの>>0:206
存在を風景ではない彼女を認識した図書室。>>0:309]
― 7月 ―
[花壇に足を運んで、友人ともきっと話した。
賑やかなBGMに惹かれて足を止めた、
中庭のライブ・ペインティング。>>1:131
誰かの自転車を借りて、かき氷を食べにも行く。>>0:367]
― 8月 ―
[夏休み。一年生の時は家族で里帰りをしたが、
今年は『 生きもの見てるから 』と断った。
たまに花壇を見に学校へ行って、
教師や生徒から不審がられることもあった。]
― 9月 ―
[学校の裏庭に迷い込んだ猫と遭遇。>>0:220
瞬時にタゲられ、付きまとわれる。(好感度UPイベント)
しかし『 ドリックくん……ネコ、好きなんだ? 』
女子生徒の問いに『 (感触柔らかすぎてどう扱えばいいのか
わからないので)……気持ち悪い 』と答えてバッドエンド。]
― 10月 ―
[文化祭。
同学年、竹村の歌を聞く。彼女の境遇には気づけない。
>>70忙しそうな海藤とはゆっくり話すような時間は
取れなかっただろうが、彼がクラスに戻ってきた時、>>75
『 お疲れさん。糖分やる。 』
休憩時間に買ってきたクレープを手渡して。>>2:57
ありがたくも個包装されていたので、
手が空いた時に食べられるだろう。]
[それから。
>>2:94 知る。はじまることのなく終わりを迎える物語。
これから先、幾度となく蘇る一粒―――― というのは
いささから大げさに過ぎるだろうか?
いや、忘れてしまった人もいるかもしれないが、
高校生の一瞬はそれくらいの価値があるのだ。
ライブ・ペインティングでは桜が舞っていた。]
― 11月 ―
[何らの事件があったかもしれないが、
おそらくは変わり映えのない。しかし繰り返す日常は
積み重ねた分だけ、解像度が上がっている筈だ。]
[12月。
>>80 ケンの簡潔な報告に、海藤は呆、とした反応を示す。
マズったか? 他の婉曲な言い方があったかもしれない。
どちらにせよ内容に変わりはないのだが、
少しバツが悪くなり、軽く頭を掻いた。
春の始業式の頃に比べると、地面よりも
前を見ることの増えた友人。丸まりがちな背筋も
ここ最近で、伸びることも多くなっていただろうか。
父親との関係まで聞き及んでいたか不明だが、
放送部の進退についての情報は隠されたものではない。>>1:168
だから、文化祭後も部活を辞めた様子のない彼に
ケンは安堵を覚えていた。]
海?
[>>81 海藤の申し出に目を瞠る。
迷う理由はどこにもなかった。ケンは笑みを浮かべる。
誰の目にも笑顔の形だと理解できるレベルのものだ。]
いいよ、行こう。
もう長いこと行ってないんだ。
さすがにこの時期じゃ 泳ぐのは無理だけどな。
[ここを離れる前に、
この理澄のあちこちを一人で見て回ろう、そう考えていた。
その中に誰かと行く場所があるのも悪くない。]
[互いに都合の良い時間を決めて、会話を終えた。
約束を守ることができるというのは心を軽くさせる。**]
/*
力技で消化していくスタイル
延長ありがとうございます
文化祭の月わからんくて10月にしたが(見落としあったらごめん)
9月のが都合良い方いたらオレの9月と10月のカレンダーが
入れ替わるだけなので、逆にしてください
コウは忙しいのにありがとう! ムリせずにね
ひとまずここまで**
ー 冬・校舎前花壇にて ー
寒いねー
[>>50 ケンの言葉の行き先が、まだ柔らかく閉じたままの蕾に向けられていると分かっていて、飯島はそう答えた。それから言葉をつけ足す。]
パンジーは寒さに強いから大丈夫。あ、でも強いのと寒いのは別か。
どっちにしても、ケンくんがそう言ってくれるの、ちょっと嬉しいかな。
[口から出た言葉は本心だった。
なんとなく、彼が花を気にかけてくれているような。
ただ思ったことをそのまま口にしたのかもしれないが、そんな風に思える台詞に表情は綻んだ。
彼は本当に真面目に飯島の話を聞き、知識も少しずつ積み重ねていた。>>51
彼の言葉に、肯定を返す。]
うん。やっぱ寒いしね。
そんな土も乾燥してるわけじゃないし、暖かい日に水やりすればいいと思う。
後は時間?日が落ちるの早くなってきたし、水やるなら昼休みが一番いいのかな。後は朝か。
[そんなことをいいながら、ちょっと笑って花壇の方を見た。]
[夏は暑いし、直射日光対策に水やりなど色々とやることが多いが、今の花壇はそんなにやることがあるわけではなかった。
だから作業は夏の間に比べれば大分早く終わる。
それでも習慣のように、作業の合間、作業終わりにほんの少し休憩をした。
ケンとの時間で何度も繰り返したことを、今日も繰り返す。きっとこれから先もそうであったように。
続きが存在しないなどと、やはり微塵も思わなかった。]
「しかしそれらは、彼に責任のあることではない。
花壇にボールを放ったのはケンでも、ボールが跳ねるのは彼の意思ではなかった。
一回で終わるはずだった手伝いが続いたのは、飯島の言葉もあっただろう。
きっといつも事態は、彼の意志の外側にあったのだ。
だから約束が果たされないことも。
彼のせいではないのだと。そう思いはするのに。
彼の言葉を呑み込みはじめた脳は、そう理解をするのに。
感情が。
理解を拒む。」
「一体どんな顔をしていたのだろう。
自身の顔が笑っているのか、強ばっているのか、あるいはもっと別の顔をしているのか。分からない。
自身が怒っているのか、悲しいのか、寂しいのか、あるいはもっと別の感情なのかすら。分からない。
分からないから、分からないなりの顔をしていたのだろう。
仕方がないと分かっているから、仕方がないと言いたかった。
それなのに言葉は喉に張りついて、一向に口から出てこない。
彼の言葉と状況を冷静に理解する思考。それに追いつかない心。
相反しているから、どちらにも振りきれない。」
ー 玉響に“なけ” ー 原作小説より一部抜粋
仕方ない。
って、言ってあげられれば、よかったんだけど、なー!!
[投げやりにそう言った。嫌悪感が身内に渦を巻くくせに、やめられない。
それが愚かだと分かっているから、普段は平静に努めるのに。]
ごめんって言うなよ!
どうしようもないことをよ!
[がなった声は擦り切れた。喉から強い声が零れていく。]
謝るなよ!謝ったってどうしようもねえだろがよ!
悪いと思ってんなら、最初から…
どうしたらいいか、分かんなくなるだろ。くそ…
[最後は尻すぼみに、空気へと言葉が吸い込まれていく。
差し出された手を握りたかったのに、代わりに口をついたのはこんな言葉だ。]
/*
な、長すぎる。
俺もそれぞれのしたいこと優先で大丈夫です。としつつ。
飯島の感情が開放されました。握手したいよー
― 冬・校舎前花壇 ―
じゃあ、今日はホットで。
[>>109 音に乗ると、寒さを再認識できる気がする。
別段決め事ではなかったはずだが、
時々行われていた飲み物交換の提案を口にして、
習慣となった休憩時間に
今までの延長、みたいに告げるつもりだった。>>53
ここまでは上手くできていたと思う。]
[いつかの多彩を思い出す。>>0:169
あの時は 映り変わる色を
半ば感嘆の念で、ただ眺めていた。
軽快な笑みのした蠢く繊細で複雑な感情を。
感心しながら、静かな心持ちで、ただ。]
[思いもしなかった強い咆哮に、>>113
ケンの心にも波が起こる。
こんなことを言ったら、また苛立たせるかもしれない。
だけど、今、自分は嬉しいのだ。
彼の叫びが 焦燥が 自分が理由だと分かるから。
そう、自分は彼の考えているような出来た人間ではない。>>0:355
充分に欲があって、充分に浅ましい。
それでも、彼の掠れた声を痛ましいと思う心があった。]
いいじま、さん……、
そんな声の出し方したら、喉痛める……
[僅かに眉を顰めて言った。
どうしようもないことを謝った自分と、
どうしようもないと知りながら叫んだ飯島。
どこにも行きつかない問答。]
最初から?
[どうしようもない呟きを拾う。
吸い込まれた言葉の続きを受け取る。>>*73
触れた領域の狭いうちに
互いに影響のないうちに終わらせること。
はじまることのなかった物語のように?
―――――――― 嫌だ。]
何もなかったほうが良かった?
繋がらないなら……二度とがないなら……
なくなってしまうなら、最初からないほうが?
一度きりの知り合いのほうが、良かった?
[本当はきっと、飯島自身理解している。
理解していてなお飲み込めない。
その、拒もうとする心を嬉しいと思う。]
オレは……嫌だ、
これからがなくなったとしても、
これまでがなくなってしまうのは、
覚えとくよ。
[痛みごと、寂しさごと抱えて持っていく。
それでも、続く言葉を形にするまで、
躊躇うような数拍の間があった。]
[結局、口から零れるのは
いつも通り、飾りのないシンプルな言葉だ。
少し語尾が震えてしまった。
激しい感情が乗ってしまわないように、努力を要したから。
さよならの前にわざわざ口にする必要なんてない。
未分化のままですませればよかった感情を。
困らせるだろう、裏切ってしまっただろう
気持ちを放って。しばらく押し黙る。]
ごめん。今までありがと。
[沈黙の後、やはり、謝ってしまう。
それから微笑んで、感謝の言葉を伝えた。**]
/*
この映画男女の告白シーンがないのでは?
と若干心配になりつつ
満足!(やりきった顔)
飯島さんとてもありがとう
感情解放最高〜〜〜〜
>>-130 頷く**
/*
体力値が底値を切ってますが何とか……
(体調不良ではなく単に体力の上限が少ないだけです)
飯島さんとケンさんのシーン最高!感情解放いいですね〜
>>-130わかります
>>-131男女の告白シーン必須とは限りませんから笑
(そもそも告白に至れそうな男女が限られてるような?)**
/*
>>-131
MOEが、MOEが…普段はだんだん畑の人間なので歓びいっぱいに眺めておりまする。
きっと作者の田日院先生は、そういったまだ世間では一般的ではないとも言われてしまう恋愛を色々な形で描きたかったんですね。
ただ肯定するでもなく、否定的な人間も描くのが深いですね。
だらしない中年の痴情の縺れを描かなかったのはきっと先生のご配慮…()
ああ、目の保養。
―映画の終わり・打ち上げ会場―
[会場にいるのは女優俳優たちであるのだから、その装いが煌びやかであるのは当たり前。
しかし彼女のドレスも負けていない。深紅の色合いがとても美しく、輝いて見えた]>>*35
そうですか?ありがとうございます。松本はまあ、あれが味ですからね。
[苦笑して肩を竦める。彼女の言葉に改めて会場を見渡した]
なるほど、それでこんなに。
良いですね。料理も豪華だし、良いシェフもいるようだ。
[今は独り身故に普段の食事は割りと簡素であるが、たまにレストランなどで食事を取る行平。
その場合安い店には行かないのだが、このホテルの料理は負けてはいない]
エスカベッシュかな?あれは美味しいですね。>>*37
私はまだですがーーカナッペでも頂きたいですね。
[南蛮漬け。つまり酢漬けであろうから、恐らく。
彼女から乾杯を求められたら、快く応じてグラスを響かせる]
乾杯。ーー映画の完成と、すべての出逢い、幸に。
……ところであのおはなちゃんまんじゅうなんですが、違う中身もあるんですかねーー
[雑談に花を咲かせる時は愉しいものだ。これも全て、映画が結んでくれた縁である。
この後も、撮影中の苦労したシーンについてなど、長く話し込んだと思われるーー]
/*
鬼頭PL様、お待たせ致しました。
これで〆です。エスカベッシュであってるのかな…
南蛮漬けって一番に鯵が浮かび、魚で洋風なら、と推理したのですが。
違ったら行平の無知ということで…
/*
>>-132
村建て様が元気になれるようなものが、自分に書けたかわからないのですが。
精一杯を。
─君よ、花よー
[行平がLINEを使い慣れていないのは、これまでマネージャーとの連絡に使うぐらいだったからだ。
姫野とのやり取りにて、スマホに通知が来ると心が弾むようになったが。
彼女が使っていた雀のスタンプに微笑み、>>*60一大決心。購入したスタンプを彼女に送る。
まるまる太った秋田犬が『おはようございますわん!』と挨拶する絵であった。むしろ反応が怖いのは行平か]
……観たい映画で良かったです。ノンフィクションで何か良いのがないか探してこれだったんですが。
[ノンフィクションは戦争ものなど色々あった。
が、人生を描きながらラブストーリーめいた側面もあるこの映画を選んだのは、亜美歌と松本なら観に行ったかもしれない、そんな想いがあったからだ。>>*63
彼女が語る内容に頷く。最後、ポツリと溢した言葉にはーー少しだけ、表情を緩め]
次は姫野さんの選ぶ映画を観てみたいですね。
[果たして彼女はどんな映画に行平を連れていってくれるのか。夢は広がった]>>*64
[逢瀬が重なれば重なるほど。言葉を交わせば交わすほど。
行平幸大は、姫野真弓という女性の等身大に惹かれていく。
歳の差を意識すれば世間的には揶揄されるかもしれないが、それでも。
動物園にて、オニオオハシを乗せた、否、腕に乗られた彼女に愛しさが爆発してしまったのだ。
オレンジ色の大きな嘴、ユーモラスな顔つきの鳥に困惑しながらも愉しそうな様子]>>*66
ふふ、鳥にも好かれてしまうのですね、あなたは。
[この一時が、愉しくて嬉しくて。彼女とこれからずっと、こんな風に過ごせたら。
前に進みたい。
彼女との距離を一歩、そう。
届く範囲に。
行平の告白に彼女は、永遠のように長い刹那の後に応えてくれた。
あの時を意識した彼女の答え。69
あの時を思い出した行平。
時が止まる。二人だけの空間に一滴の濁りもない空気が流れる]
[想いが積み重なったのは行平だけではなかった。
行平はずっと彼女を見ていた。
松本という役から始まって、プライベートの付き合いに入って、ずっと。
彼女もまた、役柄から始まり、役柄を抜け出しても、行平を見ていたーー>>*69
白魚のように繊細な彼女の指先が、行平の頬に触れる、優しく。
ふわり、浮き立つ気持ちの高揚]
ええ、勿論です。どうか私を知ってください。>>*70>>*71
私もあなたを知っていきます。
そしていつか、もし互い足り得る存在になれたらーー…真弓。
[映画内で松本は、真行寺亜美歌をフランクに下の名呼びしていた。
それを思い出しつつ、彼女の名を呼ぶ。
恋人の距離で。
役者同士であるが、素の二人は何も演じてはいない。
全てが本物だーー恋に堕ちて。
行平の真っ直ぐな眼差し]
[ゆっくりと身を屈める。彼女の顔の上に行平の影が被さった。
花びらを散らさぬように出来れば幸い。
もしも叶ったならば。
それは蝶が花に止まるような淡いふれあいであったろうーー]**
/*
お許し下さい…お許しください…
お嫌でしたらオニオオハシくんを確定で乱入させて下さい…(嘴でつつかれる行平)
ここで〆でも大丈夫です。お任せです。
/*
>>-135>>-136
[照れと糖度と羞恥心で突っ伏している]
松本さんどうやったらそんなにかっこいい人になれるんですか……?
松本さんみたいに恋愛描写かけてない自分が本当に悔しい
だめだニマニマしてしまう、嬉しさで……
全然嫌じゃないです大丈夫ですよ、最後の一文も承知しました
体力次第になるかもです!**
/*
>>-137
お褒めの言葉が有り難いです。
ご無理をなさらずに。
そう言えば、もし村建て様がまたこのような愉しげな村をお建てになるのでしたら、是非参加させて頂きたいです。もしお声掛け頂けたら…
この国が沢山のRP村で栄えたら良いですね。
自分も村建てとか出来ないかなあとか(wikiの編集が不安)考えています。
/*
>>-139
ありがとうございます。自分は行ったことはないのですが、鳥好きの友人から聞きました。
ムードいっぱいですよね。
/*
あと幸阪さんと飯島君はずっと惑ってるんだけど、ここまでずっと積み重なったものを見てきたから今が一番感慨深い、凄い迷いに迷って結局迷い続けることもあるし、根岸さんが言ってた通りなんですよね。
/*
行平さんお疲れ様です。
南蛮漬けみたいなものは本当に南蛮漬けみたいなものです…
なんか前にホテルのビュッフェに行ったとき、れんげにちまっと乗ってるお洒落な南蛮漬けみたいなのがあって、食べたら美味しかったんですよね、3つは食べた。
もしかしたらエスカベッシュかもしれない。
/*
今調べたら、エスカベッシュだった…!!
行平さんすごい
そういえば、鬼束が買ってきたゲームはウィザードというゲームのつもりでした。本気でトランプでいいじゃんって感じのゲームですが、絵に味がありまくって良いです。
― 早春の図書館 ―
[冷たい冬の風の時期も終わり、温かい日差しが図書館の窓辺に差し込む時期が来た。
3年生は卒業の時期、そして、1、2年生は進級の時期が近い。
ふと、正反対の時期に会った先輩…真宮寺先輩のことを思い出した。
文化祭での彼女を含めた美術部員たちのライブペインティングは大きな話題になった。
自分はその現場にはいかなかったが、文化祭が終わっても暫く掲示されていたその絵は、何度か見に行った。
自分は先輩の事を何も知らない。
いきなりおやつをもらっただけだ。
だけど、凄く先輩っぽい絵だな、と思った。
何かを激しく塗りつぶした上に描かれた、この学校の校門と、満開の桜の花吹雪。
春の絵なのだが、まるで台風のような勢いの絵だった。]
[その先輩も、もう卒業なのだろうか。
そして、幸阪先輩も。
少しだけの寂しさを感じつつ、本棚から探していた本を見つけると、利用者用テーブル席の方に戻り、あの時先輩が優しくて好きだと言っていた、絵本をぱらぱらと開き始めた。
その時一度借りて帰っているから、内容は知っている。
その淡く、穏やかで温かい内容を知っているからこそ、また見たかった。
何より今は、難しいことは、考えたくなかった。
あの日以降、先生の家には行っていない。
もう今は3月だから、今行っても既にあの家はもぬけの殻かもしれない。
何も言えないまま、先生はこの街を去って行った。
結婚を控えた先生に、何を言えるはずもなかった。
このままきっと、もう二度と会うこともないのだろう。]
…
[黙って絵本を捲る。
その時、絵本の上に鳥の影が走って顔を上げた。
窓の外を見ると、まだ全く咲いていない桜の木の枝に、雀が2、3匹とまっているのが見えた。
そういえば、と思い出す。
以前、あのあたりから幸阪先輩が何かを見ていたことがあった。
一体何が見えるんだろう。
絵本を机の上に置いたまま、窓の方へと向かう。
そして、温かな日差しの中、手すりに手を置きつつ、窓の外を、先輩の見ていた方を見た。]
花。
[そこから見えたのは、校舎前の花壇だった。
一部には既に小さな花をつけている苗が植えられている。
あれは、パンジーだろうか。]
先生の家には、なかったな。
[まだ枝しかない桜の木を見る。
この木にも、きっとしばらくすれば、あの嵐のような勢いの桜の絵のごとく、一斉に淡いピンクの花達が咲き始めるだろう。
けど、先生の家には、なかった。
あの小さな美しい花々の咲き乱れる庭には、もう二度と足を踏み入れることはない。
自分はこうやって、先生とわたしだけがいたあの庭とは全く違う景色と花々に囲まれてこれから先を生きていく。]
いいじゃん。
花、綺麗だし。
[もう一度、寒空の下小さく花をつけているパンジーを見た。
きっと、春になればもっとたくさんの花が付くだろう。
まだ空いている花壇にも、多くの苗が植えられ、花をつけるに違いない。]
桜も咲くしさ、
悪くないじゃん。
なんで涙が出るのかな…
[ぽたぽたと手すりに落ちる涙を見て、顔を腕で拭い、鼻を啜って上を向く。
雀が桜の枝から2匹一緒に青い空に向かって飛んでいくのが目に入る。
そのまま自然と、溢れた涙が収まってくるのを待った。
あの冬の日に比べたら、全然涙は流れない。
それが少し、寂しかった。
暫くの後、真正面に向き直って、窓ガラスの方に向かって小さく気合を入れる。]
よし、今日こそ部長に勝つ…!
[そして、もう一度、眼下、校舎前花壇のパンジーの咲く姿を見て微笑んだ。
もうすぐ春が来る。
桜も花壇の花々も、綺麗に咲くのが楽しみだ。]**
――美濃 伊緒 役、丹田 沙也加さんの印象はいかがでしたか?
美濃先輩は映画の冒頭に登場するキャラクターですね。
物語の顔とも言える方ですが、終始受け手側の印象です。
群像劇ですから、主人公よりきっかけとなる方なのかなと。
結月ちゃんは、美濃先輩のことを尊敬していました。
もちろん彼女の才能や技術といった側面もですが、
分け隔てなく接する人柄も理由のひとつだった気がしますね。
だからこそ複雑な感情を抱くことになる訳ですが、
その感情を嫉妬と言い切るのは難しいとも思います。
たぶん「そうじゃない」って睨まれちゃいそう。
一つの言葉で言い表せるなら、きっともっと楽だったでしょうから。
丹田さんは美濃先輩に似た包み込むような優しさを持つ方で。
……あ、でも優しいだけではなかったですね。
撮影初期に美術部のシーンがあったんですけど、
怒涛のアドリブを振っていただきまして……あれはすごかったなぁ。
作品はもちろん、お芝居そのものに対しての情熱を感じました。
いえいえ、困ったりはしてないですよ。
むしろ不慣れだった時にぐっと引き込んでいただいたような。
大神高校の内側に連れて行っていただいた気がしました。
――真宮寺 亜美歌 役、姫野 真弓さんはいかがですか?
パワーのありましたね。華のある方だと感じました。
真宮寺さんも姫野さんも、ですね。はまり役だったと思ってます。
真宮寺さんへの思いは美濃先輩へのものと似ているんですが、
結月ちゃんの対極にいたのは真宮寺さんだった気がします。
結月ちゃんが内に籠る中、真宮寺さんは外へ表現できる。
じゃあ、真宮寺さんが正解で
結月ちゃんが間違いだったかと言うとそうじゃない。
作中で真宮寺さんが言った通り、似ている部分もいっぱいあって。
共に歩めないからこそ、お互いに影響を受けたんじゃないかな。
姫野さんも真宮寺さんみたいに明るい方でした。
でも、何事も真摯に真面目に取り組む印象です。
真宮寺さんが真面目じゃなかったってことではないんですが、
芸術肌!って感じがしませんか? 感性を信じているというか。
姫野さんはそういう一面もありつつ、
培った経験を活かして演じられているなと感じる部分もあって、
私も見習わなければと思いましたね。
あと、勢いのあるNGは本当に面白かったです。
撮影中で一番笑いました。すみません……。
――竹村 茜 役のNixさんは?
Nixさんは、難しい題材を上手く演じられていたなと思います。
好きな人が自分のことを好きじゃなかった。
それは決して珍しいことではないんですけど、
好きだからこそ拒絶されるのって苦しいですよね。
だからといって相手を責めていい理由には一切ならないんですが、
心が自分の思い通りなら誰かを好きになったりもしないので。
だからといって相手を傷つけていいなんてないですけど。
特にいじめだけはね。ダメです、絶対。
竹村さんがもっと優しく伝えていたらっていうのも難しいですよね。
だって自分の知らない感情をぶつけられて驚かないのは難しい。
その上、あなたも認めて同じものを好きになれっていうのは大変。
誰かの好きを尊重できて、誰かの苦手を否定しない。
それが理想ではありますが、自分ばかりが責められて
求められた竹村さんはずっと苦しかったと思ってます。
松本先生のような頼れる大人がいて本当によかったです。
難しい役どころなのに、Nixさんは全力で立ち向かっていて。
あ、対立する女の子役の方たちとも撮影外で
話し合いながら演じられていましたよ。ギスギスはないです。
私はシーンをご一緒する機会は少なかったですけど、
まるで姉のように声をかけてくださることもあって……光栄でした。
それと、歌が、本当に、いい。
文化祭のシーンも、歌詞も、いっぱい聞いてください。
――松本先生の話が出ましたが、行平 幸大さんは?
あのー……行平さんは丹田さんと一緒の事務所なんですが、
アドリブをしかける社風?があるんですかね?
……ふふ。それは半分冗談として。
お芝居への情熱がすごいかただなと思います。
一緒に演じていて私も焚きつけられちゃったなと。
丹田さんも行平さんも、役を自分の中にしっかり落とし込んで、
身体に馴染ませていらっしゃるような印象を受けました。
多くの生徒に慕われる松本先生ですが、
結月ちゃんは彼のことがあまり得意じゃないんですよね。
それは彼女の個性なので、意識しながら演じるようにしました。
他の先生と違うから、正しさだけでは納得してもらえない。
結月ちゃんは自分が間違っていると思っているので、
正面から指摘されたくなくて避けてたんじゃないかなと思ってます。
あれ以上ツッコまれてたら泣いちゃうところでしたね。
原作と違い、今回の松本先生は脇役に徹していらっしゃいます。
それでも彼の信念や思いが覗く場面はあるので、
行平さんの熱演と共に観ていただけたら嬉しいです。
――海藤 コウ 役の烏藤 柊平さんともシーンが少ないですね。
そうなんですよ……!
全員が全員濃く関われる訳じゃないのは当然ですが、
個人的に残念だったことの一つです。
彼は部活動に焦点を置いた登場人物でしたね。
学生生活の中で多くの時間を占めるといっても過言ではない。
三年間だけ情熱を注いでやり切る方も、
大人になったその先も縁があって続けている方もいる。
高校生活って三年しかない。
通っている間は永遠であるような気もするんですが、
過ぎてしまえば本当にあっという間で。
海藤くんが「足りない」って思うシーンが印象に残っています。
ご家族との関わりも、彼が一歩踏み出すところも。
その背景に、文化祭までの人との影響があるのがまたいいなと。
撮影の関係上、
烏藤さんとはたくさんお話できたという訳ではないのですが、
切り替えの上手な方だなと感じています。
乗り移った、とはまた違うのかもしれませんけれど、
烏藤さんの演じる海藤くんには命が宿っていたんだと思いますよ。
あ。烏藤さんが歌詞を書いた歌ってもう出てますか?
私も完成版を聞くの、とっても楽しみにしてます。
――ケン・ドリック 役、千木良 ケインさんはいかがでしたか?
どうして会えないんでしょうねー……!
すれ違い続けてやっと顔を合わせたらもう終わりなんですよ。
もっと話したかったなぁ。向かい合いたかったなぁ。
……って、思ってます。ずっと。
ケンくんは人の心を揺さぶれる人なんだと思ってます。
原作と違って彼自身の"動"な部分は減りましたが、
相手を動かす力自体は変わってないんじゃないかな。
結月ちゃん、ケンくんと知り合うだけで全然違ったと思いますよ。
言動やそれに伴う未来もですけど、たぶん性格も。
抑えてた分がもっと爆発してた気がしますね。
ケンくんがどうかは分かりませんが……一番影響されたと思う。
でも、会えなかった。関わることがなかった。
だからこそ結月ちゃんはケンくんのこと一生忘れないと思います。
何も……名前すら、知らないんですけどね。
それがいいなって。もったいないって思えるのが嬉しい。
千木良くんはいい子でした。差し入れ一緒に食べました。
現役より若い中学生ってことで、
今の流行について聞いてみたこともあったと思います。
……大丈夫ですか? 私困らせてませんか?
あと、すごく身長が高いので立ち姿は勝手に参考にしてました。
海に行ったシーン、自分の手足は千木良くんくらい長いんだ!
って信じながら動いてましたね。
だからあのシーンを気に入っていただけたなら、彼のおかげです。
観てくださった皆さんが物足りないって思ってくれたら嬉しいです。
意味のあることが全部叶わないのも人生ですから。
ぜひ、私と一緒に惜しんでください。
――飯島 明良役の水戸 泰誠さんとは会えましたね。
会えましたねー。
花壇毎日通うのは目立つだろうと思うんですけど、
結月ちゃん自身には会おうという意思はなかったと思いますよ。
飯島くんとの話は言葉にするのが難しいんですよね。
もう……観て。観てください。いっぱい頑張りました。
作中でも台詞がたくさんある場面は少なくて、
動きや表情、間で向き合う瞬間も多かったです。
私は舞台の経験しかなかったので、
カメラじゃなきゃ見えない細かい表現には悩むこともありました。
本番での沈黙ってどうしても緊張感があるんですけど、
水戸さんとご一緒している時はあまり感じませんでした。
気が抜けるってことではなくて、いい意味で力が抜けるというか。
そのおかげで二人の独特の空気感まで表現できた気がします。
水戸さんの演技はとても自然で美しいんですけど、
面と向かうとよく考えられて編みこまれている印象もあって。
でも編み目がとても綺麗なので、目立たず自然に見える。
飯島くんの言葉にできない感情を
ケンくんの前で爆発させるまで大切に育んでらっしゃったな、と。
あくまで私が感じたことなので本当にそうかは分からないですけど、
繊細な部分まで行き渡る演技を尊敬しています。
だからというか、彼との花壇のシーンが一番楽しかったです。
もちろん全部の撮影が楽しかったですよ。
でも、あの後どれだけ続けても苦しくないというか。
私の知らない私に出会えた気がするんです。
結月ちゃんにとっても重要な場面だったと思います。
何もかも、不思議な体験でした。
――今回は地元の方も多く出演されていました。
そうですね。
エキストラはもちろん、お名前ありで出演された方もおられました。
中でも図書室に通ってくれる鬼束さん役の方とは
ご一緒する機会が多かったですね。
撮影の合間に理澄市周辺のお話を伺ってみたこともあります。
緊張されていらっしゃったご様子でしたが……あ、
おはなちゃんまんじゅう、食べましたよ。私も。
撮影の間、ずっと羨ましかったんですよね。
鬼束さんの物語は学校の中より外で織り成されているので、
結月ちゃんとの関わり自体はあまり大きな意味を持ちません。
けれど、彼女が高校生として過ごした足跡になれたみたいで
ささやかな交流が嬉しくありましたね。
結月ちゃん自身も数少ない「先輩」と呼んでくれる後輩なので
ひっそり喜んでいたと思いますよ。
結月ちゃんの章はひと月ごとに描かれるので、
とある月はなんてことない日々だったりもするんですが
そういう日常こそ彼女にとっては必要なものだったとも思います。
鬼束さんは間違いなくその中にいたんだ、とも。
/*
二十行制限に一生勝てない
遅筆ゆえ早めに書いてしまっただけで、過去や未来を確定するものでは一切ありません
/*
にやにや追従
自分のロルへの反応ありがとうございます
美濃さんの灰へのお返事すごい
オレはそろそろすごい禁止令を出すべき
村建てさんロルも灰のお返しもとても丁寧で
細やかに気配りされるのにこのID!?って目に入るたび思う
>>127 ふえっ><
/*
鬼束さんのロルはひとつの綺麗な物語だなってずっと思ってます
色とか音とかが静かに降り注いで、鬼束さんの感情と一緒にほろほろ落ちてくる みたいな ろくろ
飯島くんの爆発とケンくんの気づきにヒュ〜って拍手してるし、甘酸っぱい恋模様にもにこにこしてる
感想に情緒がない 語彙をください
/*
根岸さんが今日もパワフル&愛が広過ぎてにこにこする
二十行はぐぬぬってなるね なる
でもこの国、動作軽くてインターフェースも
とても好みだった〜
全体メモは存在をすぐ忘れてしまうけど
きっと慣れたら便利
/*
>>-124->>-127 亜美歌ちゃん
よかった〜〜〜
いつだってお互い無理なく楽しむことを至上の喜びとしているので亜美歌ちゃんのターニングポイントになれたならるんるんです
・いい子が多いだろうから悪い子になろうね
・松本先生みんな慕いそうだから苦手だと思おう
・飯島くんの感情はケンくんが揺さぶるだろうから幸阪は大人しくしよ
・夢を叶えたい傾向にあるだろうから諦めるのもありだな
お分かりですか 隙間産業です
上記は指針であって絶対じゃないので、美術部に戻るルートは想定の範囲内でした
ソロルになりがちなので変化は少ないかな〜とは思ってたくらい
なので書きたいことは幸阪の人生だったので、本当にノープランです
それっぽく見せてただけでした へへ
丁寧に読み解いてくださる方のおかげなんですよ
亜美歌ちゃんの思考や心情を伺えて嬉しかった〜
改めていろいろありがとうございました!
―12月―
[>>106父親との関係は、あまり話をしない事、話しづらいと感じていると話していた。
放送部の進退については、少し思いつめた顔で成績が伸び悩んでいるのでやめた方がいいと言われた、と伝えたが、どうすべきか、といった事は話さなかった。
それは彼がいい声だと、少年に自信を持たせてくれたから。
ぶっつけ本番で臨んだ体育祭の時も、彼の言葉に救われた。
その一方で、少年が辞めると決めたなら、彼は静かに頷くのだろうと思っていた。
辞めないで済んだ翌日はまだ実感がわかなかったが、数日後くらいに軽く報告をした。]
……う、うん……。
[>>107突飛な申し出には、瞠目の後、笑みと共に諾を返された。
少年はほっとしたように表情を緩める。]
あ、ありがとう。
ふふ、そうだね。
僕も冬の海にはあまり行かないかも。
[夏と言えば海だが、運動能力は一般人レベルかそれより下なので、海水浴も小学生の頃に行ったきり。
寒中水泳なるものとも当然、無縁だった。
冬に海に行く事があるとすれば、自転車で何処かに行ったついでに少し眺めるくらい。
そんな少年が海を思い浮かべたのは、少年が春から練習していた短編集を思い出したから。]
[お互いの都合のいい時間を調整して、その日は別れる事となる。
断られなくて良かった、とそっと安堵の息をついた。*]
―12月某日・海―
[約束の日は土曜日の午後に。
待ち合わせは、海の近くのバスの停留所で。
ケンの方はどういった手段できたか。
少年は自転車を引いていた。彼がバスなどを利用していたなら、一角に自転車を停める心算。]
やっぱり、寒いね。
[海風に自身の長めの前髪が攫われるのを横目に、少年はてらいなく笑う。
晴れているが、空はやや灰色がかった色をしていた。
コートとマフラーで固めてきたのは正解だった。
動いている時はいいが、立ち止まっていると体が冷えてしまう。
錆びついた自販機で缶コーヒーを購入し、暖を取りながら、少年達は冬の海を眺める。]
[テトラポッドを越えて、ぶらりと海岸を歩いたりもしたか。
肌に触れる風は冷たいが、澄んだ空気は心地よかった。
防波堤に腰かけて海を眺めながら、出会って以降の事をぽつぽつと話した。]
ケン君、友達になってくれてありがとう。
放送部の事、君に言われて自信がついたんだ。
君の言葉に救われた。
……本当だよ。
成績の事は要努力だけど、放送部を続けていきたいから頑張るよ。
来年こそは、朗読部門で出たいしね。
[そう語る少年の背中は、出会った頃と比べてすっと伸びていた。
それは、この一年の少年の変化を示している。
途上ではあるが、確かな変化だ。]
今日は付き合ってくれてありがとう。
これからは海を見たら、ずっと向こうには君がいるんだなって想像すると思う。
[思い出して寂しくもなるかもしれないが、それもまたこの一年未満の親交が少年に与えた影響が大きかった証なのだろう。]
あちらに行っても元気でね。
[最後に笑顔で渡す餞別は二つ。
一つは健康守りだ。
近所の神社で買ったお守りは光沢のある常盤色の布地で出来ていた。
彼があちらで健康で暮らせますように、との祈りを込めて。
もう一つは、文化祭で流した映像を焼いたCD-ROM。
他にも撮っていたら、と思ったのだが、文化祭のものしかなかった。
あの日流れた文化祭の光景の中には、名も知らないままだった彼女の姿もあったかもしれない。*]
/*
と、ケン君宛を置いておきます。
同じクラス縁故、ありがとうございました。
CD-ROMはお節介かもしれない。
「もう少年には自分の感情を押し留める術が分からなかった。
頭の芯が熱を持つ。
一方に傾いた天秤は、自分でも制御できない濁流となって外へと溢れた。
頭の片隅には、それを押し留めようとする冷静な自分がいることを自覚していたが、それすら感情の波に呑まれていく。
否、理性でもって場を解決することを感情が赦さなかった。
負の感情は恐ろしい。簡単に自分を傷つけ、他人を傷つける。>>0:-69
それを分かっているのに、無意味に傷つける自分への嫌悪感で吐き気を催すほどなのに。それでも止まらない。
消えないケンへの怒りが、ずっと平静を保とうと努力している片隅の自分の干渉を赦さなかった。」
ー 玉響に“なけ” ー 原作小説より一部抜粋
「こんな醜態を覚えていられたくはなかった。>>119
空虚で醜い、曖昧で行く先も見えない自分。
そんな自分が嫌だから、背景であろうとした。
せめて大衆の一人でありたかった。それにすらなれなかった。
無力で何者にもなれないくせに、そんな人間として記憶されてしまうなら、せめて綺麗に終わりたかった。
その後に何も残らなくてもいい、跡形もなく何もかもが消えてもよかった。>>1:170>>*9
人生が物語なら、自分が主役なら。中身のない物語に、軸のない主役に意味はない。
それを理解しているから、端役になっていたかった。
静寂を抗議が打ち破ろうとした。押し留めたのはケンの言葉だった。>>120
激情が姿を消した。冷静な思考が意思を取り戻す。」
ー 玉響に“なけ” ー 原作小説より一部抜粋
[何かを言いかけた口をつぐんだ。
いつの間にか下に落としていた視線をはっとしたように上げて、ケンの顔を見た。]
忘れてよ。
[そう洩らす。最低な一言だと思った。]
俺は綺麗でいたかったんだ。
だから怒りたくない。いつも明るくいたい。
好きだって言うなら、綺麗な俺でいさせてよ。
一緒にいて、楽しかったりしたときの、綺麗な俺だけ覚えてて。
[困るより、裏切られたと感じるより、何より。
そんな言葉を自分のために吐いた。]*
[続く彼の言葉と微笑みを、少年は静かな顔で見ていた。]
謝らなくていいから。
[その手を握れただろうか。いっそのこと、嫌ってくれたっていいのだ。
そう思いながら、手を伸ばした。]**
―舞台裏のウラ―
ど、どうでした……?
[>>2:*36 Nixの元に自分の書いた歌詞が渡ったと聞いて、羽藤は恐る恐る様子を聞いた。
スタッフ曰く、喜んでくれたらしい──が。
素人の詞なんて目に適う筈がないものと思っていた。
後日、Nixの歌声もついた音源が届けられた時には、勿体なさ半分、怖いもの聞きたさ半分で聞いてみた。]
お、おわぁ……。
[少年はイヤホンの上から耳を抑えた。
一時間で挑んだ結果は、自分の心情を連ねたようなもの。
てっきり歌詞はいい感じに修正されると思っていたが、引かれる事も足される事もなくそこにあった。
音になるとより鮮明になった気がして、青年はのたうち回りたくなる気分を気合で押し込んで音源を聞き終えた。]
……マジか。
マジですか。今ってほんまに現実……?
[スタッフに真顔で確かめる。
自分の詞をプロが曲を付けて歌ってくれる世界線があるなんて思わなかった。]
え、いやいやこれを独り占めなんて出来るわけありませんて……!
サウンドトラックでも、DVDやBDの特典でも何でもどうぞ。
煮るなり焼くなり好きにしてもろて。
[と、使用許可を出した。
そうして最後に問い掛けを一つ。]
……あ、この音源は貰ってええんです?**
/*
特典になります。
Nixさんありがとうございました。
赤で結構お話しさせて貰ったので、拾っていいのか??
??と眺めていたのですが、勇気を出してよかったです。
飯島さん、感情の発露イイ…。
/*
>>-130>>-131>>-132 松本先生 ケンくん 真宮寺先輩
ありがとう。怒りとか喧嘩とかロルで書いたことあんまりないから、やり過ぎてないならよかった。
可愛いとは。我儘少年の暴走ですよ。でも嬉しい。
>>-142 鬼束さん
飯島は本当は何も決めたくないので、ずっと惑ってますね。
>>-149 ケンくん
情緒は破壊された。覚えてろよー(悪役の捨て台詞)
>>-151>>-153 幸坂ちゃん
飯島は幸坂ちゃんと話しているとき、とても安心していたので、実は感情は揺られてました。表に出ないだけ。ちゃんとケンくんとは別方向だったし、関わりいただけて嬉しかったです。
PL、無理はしないように気をつけます。
/*
そして餞別はCD-ROMでなくてDVD-ROMでした。
映像も焼けるっぽいですけど、画質はDVDの方が良さげ。
/*
飯島君、今までのふわふわ惑ってた感じが一気に形になっていく感じ>>*111すごい…!
>>-156わかる。そして音源いいな…
>>-107毎回すごい褒めてもらってもう恐縮です…でもたまたま当たりが連続してる可能性大いにあります。
>>-147幸阪さんも嬉しいです。ありがとうございます。
恐らく物語っぽい感じになったのはこの『─玉響に“なけ”─』 の舞台のおかげだと思います。
折角小説が舞台なので、全然関係ないと思っていた役者が実は関係者だった…?みたいな小説あるあるをやろうとして話書いていったところあります。
本当に魅力的な舞台と、あと最悪4回しか来れなくても四季の話でソロで終われるのではとか思っていたのにもう途中からすごい仲間に入りたかった生徒&先生の話が良かった…です!
そして>>-118 7000pt…!逆になんで喉枯れるんって問いかけたい…!でも前回含めて重厚な設定&みんなの読み込み・拾いの立ち回りを見て居るとありうる…!
/*
というか、海藤くん!微塵も触れられてないけど好き!!
お父さんと役が重なるとことか、三年程度じゃやりきれないとか、海藤くんの気持ちに寄り添った役者さんと、精一杯自分の意思を貫いてみようと決意した海藤くん。いい。
/*
Wallanderさん以外ははじめまして。
また何処かの村でご一緒できたら嬉しいです。
RP村の参加率がここ数年低下しているので、半隠居しているような感じです。
RP村企画、増えると良いですね。ペア村だと参加できないので…。
羽藤、及び海藤について触れて頂き、どうもありがとうございました。
真宮寺さんも劇団仲間だって事に後で気付きました。本当にごめんなさい。
最初のインタビューは勢いで喋ってる感じ、かつ革新的なところははぐらかしているので捉えどころがない、という美濃さん視点の印象は大正解だと。
幸阪さんとダイレクトに絡めそうなのって、多分メイキングカメラだったと思うんですが、
何処が似てると思いますー?^^って宇藤がはぐらかしそうだったのと、似ているところは文化祭前後のシーンに出てくるので出し惜しみしてしまった……。
/*
革新違う核心。
幸阪さんの体育祭のふりがなければ、多分、海藤は音楽係だったと思うんですよね。
能動的に関わらせてみようって思ったのは、イベントを出して下さったお陰です。
ケン君の、羽藤の過去の役がヤバかったから海藤もヤバい奴かも疑惑はちょっと笑いました。
羽藤を知っている人は、きっとこう思った事でしょう。まともな役…だと?と。
>>-160飯島
ありがとうございますー。
花壇を拾う事で間接的に触れられた気になってみた私です。
時期は違うんですが、海藤も羽藤もやりたい事を父親に反対される(そして譲れない)というところが一番の共通点でした。
海藤は向き合って理解して貰おうとしますが、羽藤は見切りをつけて家を飛び出してしまう、というところが違いますが。
/*
>>-157
松本飯島くんのシーンがあったら…
いやあったら危険でした。
生々しい感情が素晴らしい
/*
>>-161
次どこかでお逢い出来ましたら、是非絡んでください。
海藤くん、役者とのギャップ良かったです。
/*
>>-172
刑事ドラマの色々拾いたかったです。
無念。
うっめちゃくちゃ好みです。
ケンくんとの…を、見守っています!
/*
Σケン君もたらし判定されてる?!
>>-170松本
ありがとうございます。
その機会があると嬉しいです。
上手く立ち回れていたなら取材許可とかで接触ワンチャンあったかもしれないのが無念。
/*
飯島くんも海藤くんもそれぞれの背景はもちろん、共にすごした思い出だったり感情だったりがそのまま形になったみたいでどちらも違う美しさがありますね
海藤くんは場面とか風景とか状況とか、そういう出来事の積み重ねがすごい上手くて感動する
飯島くんは綺麗なだけじゃない感情が人間くさくてまったく完璧じゃないところが本当に……美しい……文章が良すぎてたぶんそろそろファンを名乗る
よいものを見ました
/*
>>-157 飯島くん
高校時代の幸阪はハリネズミなので、棘を出さないでおこうみたいな感じです>大人しく
怒らせたり悲しませたりしそうなのはやめようねってしてました。
だから静かに感情揺らせてたならとっても幸せ。幸阪も……説明は無粋なのと難しいのでほわほわですが、飯島くんと話せるの嬉しかったですよ。
>>-159 鬼束さん
水彩で描かれた世界みたいでした。絵本のタッチがそうなったの、実は鬼束さんの影響です。内容は別として……。
最後の展開もすごく好きでした。生徒が生徒だった……じゃないのがね、よりいいですね。
仲間に入りたいとても分かる。『─玉響に“なけ”─』 、素敵なお話でした。
>>-161>>-164 海藤くん
めちゃくちゃ嬉しいです……!
体育祭は海藤くんが放送部っていうのを見て書こうと思ったシーンだったので。
直接的な関わりはなくとも、応援の声がしっかり届きました。ありがとうございました。**
― 春・三月/大神高校昇降口 ―
[カメラが小柄な少女の後ろ姿を捉えた。
本来であれば人混みに紛れてしまいそうな体躯だ。
しかし、ほとんどの生徒が巣立ってしまった靴箱は人も疎らで
残りの生徒も結月のことを気にする様子はない。
肩口で切りそろえられた明るい髪だけが、
辛うじて彼女を他とは違うものとしてその場に留めている。
喧騒が遠のかなかった。遠くから生徒たちのはしゃぐ声もする。
――この場所で、少女はなんにも特別じゃなかった。]
『 春の日差しの柔らかな黄色が好きだった。夏の空の鮮やかな青が好きだった。秋の葉の燃えるようなオレンジが好きだった。冬が息を染める白が好きだった。
喜びが歌うのはビスマスイエロー、怒りを染めるのはカドミウムレッド、悲しみを彩るのはプルシャンブルー。母の声はコバルトグリーンで、父の溜め息はペインズグレイ。四月はアイボリホワイトで、五月はビリジャンヒュー。
結月の頭の中はいつも流れ込むものでいっぱいで、それにはすべて色がついていた。』
『 絵を描くのは楽しかった。
見た物をそのまま描くのも、頭の中の物を連れ出すのも。キャンバスの上に乗せられた色が少しずつ思い描いた形へ生まれ変わっていくことにドキドキした。
それは、結月だけの世界だった。箱庭だった。少女は決められた枠の中で踊る色を好んだ。
思った通りの色が出ると嬉しかった。上手く描けないと悲しかった。頭が色でいっぱいになると自分が見えなくなりそうで不安だったし、いつまで経っても減らない色は時として結月を苛立たせた。
結月が色を愛しても、色は結月を愛してくれない。こんなに好きなのに、こんなに努力しているのに、どうして応えてくれないの。苦しくて苦しくて、吐き出すようにまた絵を描いた。
こころが動くから、好きならば。
相手の愛を求めることが、そうならば。
結月のこれは、確かに恋だった。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
[強張りの解けた顔で、少女は肖像画を見上げる。
瞳に宿るのは慈しむような色、作品を敬うような温度。]
……先輩。
あのね、もういいみたいです。
[結月は物言わぬ絵に向けて呟く。
返事がないことを知っていたから、躊躇わずに背を向けた。
出しっぱなしの靴に足を差し込む。
踵を入れるのももどかしくて、踏みつぶしたまま前に進んだ。]
『 それは、結月が目指す向こうにあるものだった。頭ひとつ分届かない手の先にあるものだった。
彼女の絵を見ると、美しさに震えるこころが同時に熱く燃え滾るのを感じた。結月はその温度に決して名前をつけなかった。つけてしまったら、自分がもっと醜いものに成り果ててしまう気がしたから。
息を潜めて、殺して、抗って。ある時、自分がどうしようもなく疲れ果てていることに気づいた。
肖像画を見上げても、結月のこころはあの頃のような熱を持たない。
今なら、黒い海を泳いだ龍の行き先も見届けられたかもしれない。
一年と更に半年が過ぎていた。
ようやく、結月に巣食う恋ごころは死に絶えたのだ。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
[結月は扉を抜け、友人の後を追おうとする。
歩みはすぐに止まった。
通い慣れた足が自然と傍らの花壇の前へ至る。
少女はしゃがみこんで、瞳いっぱいに色を映した。]
君たちは……ずっと綺麗だったね。
[春に咲いたパンジー、夏を彩ったブーゲンビリア。
秋はどうだったか。冬と、春のはじまりを告げる今は。
たとえ空白があったとしても、結月は土の色を愛せた。
不審者は、周りを気にすることなく花壇に話しかける。]
『 誰かにとって約束だったその場所は、結月にとってひとつの絵画だった。そして季節を巡る度に思い出となり、守る者に似て結月のこころを慰めてくれた。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
もっと見ていたかったけど、もう駄目だって。
[残念そうな声、伏せた睫毛。
いじけるようにレンガの縁をなぞると指先が黒く汚れた。]
……ありがとう。
[ぽつり、と。零れた思いが終わりの合図だった。
絵の具で汚れてばかりだった手は、今や土の色をしている。
視線を落とした結月は微笑んだ。短くなった髪が頬をくすぐる。]
[少女のこじんまりと丸まった背中が映っている。
名残惜しむように立ち上がると、画面の端へ消えて行った。
カメラが離れた場所に寄る。土埃が一筋綺麗になっただけだった。
幸阪結月の存在証明はどこにも存在しない。]
海藤くんの歌、海藤くん歌いませんか?
[と、烏藤柊平氏にお願いしているNixの姿があったらしい。
特典がどうなったのかは、また後日。]**
― 12月・海 ―
[土曜日の午後。>>132
バスから降りた時には、自転車の傍らに海藤が立っていた。
一角に自転車を停めて、海まで一緒に歩いた。
潮風が心地よい、と言えればよかったのが、
冷たい風が衣服越し、容赦なくなぶっていく。]
さ、む。コウ、これ。
[カイロを投げた。
防寒はしていたようだが、取れる暖は多いほうがいいだろう。
ケンはニットキャップにウインドブレーカーという格好で、
動くたびにカシャついた音が鳴った。]
救われた、はさすがに大げさ。
でも、口に出して言われるのは嬉しいな。
コウが本気でいうヤツって知ってるし。
来年は3年だし、 勉強も大変だろうけど応援してる。
……次は出れるといいな。
[>>133 海藤の前向きな『 頑張る 』という言葉に頷きで返す。
背丈は知り合った当時とそう変わらないかもしれない。
それでも、大きくなったな、そんな印象を受けた。
来年は自分はこの街にはいない。
彼の朗読を聞けないのは残念だな、と初めて強い実感を伴って。]
んー、全然。
オレも一緒に来れてよかった。
いいよな、ここの海。なんかさ、派手じゃなくて。
[>>134 感謝と労いを表す友人に寛いだ様子で答えた。
冬の海は土曜であっても人気がなく、空気も澄んでいる。
思い切り息を吸い込むと、潮の匂いがした。]
餞別?
え、わざわざ……へぇ、御守り。
……健康祈願、な。
助かる、正月に神社行く時間なさそうだから。
そっちは音楽? 映像、ああ、文化祭の時の。
コウ、お前泣かせようとしてるだろ。
[彼から受け取った二つの餞別。
DVD-ROMは彼が忙しくしていた文化祭の日のものらしい。
何が映っているかは、見てからのお楽しみだ。]
待って、オレも何か返す。
[笑顔で送り出そうとしてくれる海藤に、
少し慌てた様子になって(慌てているつもりだが、
あまり変化はない。あるいは、これまでの付き合いの中で
気付けるようになっているかもしれない)。
貰いっぱなしでは居心地が悪い。
とはいえ、贈り物に相応しいものなど持ち合わせていなかったし、
近くに適当な店もなさそうだった。
ポケットに当たる革の感触、少し逡巡して取り出す。]
これ、コインケース。
コウのために選んだやつじゃないんで、
アレだけど……、合いそう。
[ネイビー色した馬蹄型のそれを差し出した。
もし受け取ってもらえなくても『 そうか 』と呟く程度で。]
ホントにありがとう、コウ。
お前も元気で。
[最後にもう一度、笑顔を向けてくれただろうか。
彼に微笑んで、冬の海を後にしただろう。*]
/*
〆 友人になってくれてありがとう
思ったより影響あったみたいで嬉しい
コウのロルはいつも丁寧で律儀さを感じるもので
打ち震えてました
/*
最終日なのに若干の体調不良です。
昨日のロル、蛇足だった気もする&あまりにも辛いので、ご意見あれば遠慮なく…感情爆発にも限度がありますからね。
あまりにもブレーキを踏まなすぎた。
[淡い、青いで暈して
その方が綺麗な思い出になるだろうに。
違うことにすれば/手放してしまえば/留めておけば
この心臓を軋ませることもない。
でも、種は撒かれてしまった。
暗く湿った土の中。己の中で芽吹くときを待っている。
摘んでしまうわけにはいかない。
あの時の花のように
殺してしまいたくはなかった。]
― 冬・校舎前花壇 ―
[実の弾けて 跳んだ花の種。>>135
一度萎みかけた怒声は、再び勢いを取り戻す。
罵声を受け止めて、声の主を真っ直ぐ見つめた。
空気が震えているようだった。
ケンの肌も、微かに粟立つような感覚がある。
彼のことを怖いと思ったことなど一度もないのに。
伝わってくるからだろう。彼の濁流が。]
飯島さんは、
[いいかけて、言葉を探す。
>>136>>137>>138 彼の願いを聞いて、叶えたいと思う。
卒業式で綺麗に終わらせて、
明るい笑顔で卒のない先輩であって、
当たり障りのないポートレートみたいに、
明け方に見た夢みたいに。
彼は本当にそれで満足なのだろうか。
それでも、それが彼の望みなら叶えたいと思う。]
飯島さんは、ぐちゃぐちゃに考えて、
がんじがらめで、それでももがいている姿が
一番綺麗だよ。
[彼の覚えていてほしい姿を、
忘れてほしい像で持っていく。そう応えた。
忘れてしまうのは難しかった。
充分な形で叶えられなくて申し訳ないと思う。
だけどこの感情は、己のものだから。]
[>>139 気づくと静かな目が自分を見ていた。
伸ばされた手の意味に気づくまで、少しの間。
ケンももう一度差し出して、飯島の手を取った。
小柄であっても、普通の青年だ。柔くも薄くもない。
それでも力を籠めてしまうのは躊躇われて、軽く握る。]
わかった。今までありがと。
[>>122 少し言葉を違えて、それから手を離した。]
/*
>>-181
えっ
とても楽しんでいてすまないの気持ち
何もかもありがたいが過ぎる
拝みながらロル打ってたのだった
体調不良〜〜〜〜><
お身体大事に…!
[田美院翔の原作と映画の脚本のなかで
ケン・ドリックの抱いた感情は、恐らく
友情として描かれている。]
― 出演者インタビュー ―
そうですね、演じてるうちに、
特別好きでもない花を世話し続ける理由とか、
自分のこと考えて苦言を零したことが
嬉しくて笑うとか
理由を考えるとそうなんだろうな、と
考えるっていうか、理解してというのが正しいかな
監督も最初ははっきり描くつもりはなかったらしくて
僕の演技でバレ……気づいたみたいで
最終的には好きにやっていい、と
嬉しかったですね
台詞はほぼそのままなんですけど
いわれなくてもやるつもりだったんじゃって?
あは
まあ、でも僕なら幸阪さんに告ると思います(笑) *
/*
>>-182 ケンくん
本当?楽しんでいるなら安堵。だけど、何かあったら遠慮なく。
ケンくんのロルが一往復毎に強く美しさを増していくので、抑えられなかったPL。握手できたけど辛さが凄い。PLが泣く。
心配の言葉ありがたい…安静にします…
>>*125
ケンくんから好きって言葉が出てくるまで普通に友達だよなーと思ってたから、解釈が間違っていなかったことを知って安堵。
いや、好きって言葉、友達でも使うよな?と思っていたのだけど、男女の告白シーンという言葉で深読みしてしまったのでした。
映画内の意図としては問題なさそう?と思いつつ、友情だったとしても飯島が勘違いしたということでひとつ。
>>*126>>*127
千木良くんの言葉からなんとなく雰囲気で伝わるもの好き。
笑いと笑顔でちょっと誤魔化している感じとか。
あと幸坂ちゃんに告白する、分かる。
/*
飯島さんあても〆
ほんとうにずっとありがとう〜〜〜〜
飯島さんの描写するケンが
クリティカルにかっこよすぎて
これは凶行に走るわけにはいかないなって
気を引き締めたのは良い思い出…
>>-155
飯島さんの感情の向きは割とよめていたので
この、色々考えたという言葉だけでまじで!?
ありがたい〜〜〜〜に溢れている
/*
男子生徒3人しかいないのに
どちらともかなり遣り取りさせてもらって
途中からすまない…すまない…の気持ちだった>両手にフラワー
でもローラーは遠慮します…!
>>-183
深読みではないよだいじょうぶ
灰でうっかり書いてしまって しまったな、とは**
― 春/??? ―
[グラスに刺さったストローをぐるりと回しながら結月は嘆く。
向かいの人物に話しかけているようだが、
遮蔽物に阻まれ相手の姿は見えない。]
恥ずかしすぎる……思い出したくない……嘘、
大事なことと楽しかったことは忘れたくない……。
イタかった部分だけ奥の方にしまい込みたい……。
[頭痛を堪えるようにこめかみに指を押し当てる。
彼女の髪は纏められていて、長さは分からなかった。
カフェの近くにある桜並木が季節だけを教えてくれる。]
[近くを車が通り過ぎる音。]
ん? なかったことにはしないよ。
必要なことだったと思うもん。
[ウェイターが手前の席にやって来た声。]
絵は描いてる。たまに、趣味の範囲でだけど……ほら。
やっぱりガス抜きしないと調子悪くてさ。
でも全然駄目。デッサンもぼろぼろだよ。
[何匹もの鳩が飛び立っていく。]
最初からこうしてればよかったなって思うけど、
たぶん無理だった気がする。
一回痛い目見ないとっていうか、
自分が納得できなきゃ前に進めないっていうか。
[回し続けたストローが氷を落とした。からん。]
面倒くさいよね。自分ルールも多くてさ。
やっぱりずっと苦しいよ。ちっとも楽にならない。
でも、わたしはわたしだから。
自分くらいは付き合ってあげないとね。
死ぬまで頭も身体も捨てられないんだし。
……。
ところで……さ。
[幸阪の手が止まった。
相手を伺うような視線、手はグラスを前へずらす。]
今日まだ寒かったー。冷たい。
ね、交換しない? 駄目?
[飲み物の交換を迫る彼女の表情は穏やかだ。
苦しいと躊躇いなく口にして、笑う。
不安も不満も受け入れた結月は、もう子どもではなかった。]
[開いたままのスケッチブックが映る。
見覚えのある花がデッサンされた紙の上に
薄桃色の花びらが落ちて、ただ静かに寄り添った。]*
/*
朝間に合わなかった分。お昼に捻じ込んでおく。
一足先に大人になりますね。ばいばい。
幸阪の言動で不快にさせた方がいらっしゃったら申し訳ないです。
改めてありがとうございました。
皆さんの物語をじっくり噛み締めつつ、
幸阪に告白するのは一切全くおすすめしませんよ……**
ー 一月・■■大学、受験会場にて ー
[その場所を包むのは、静寂であり、静かな喧騒だった。
全てが恙無く終われば、数ヵ月後には、この場所は少年の生活の一部となるのだろう。
周囲で自分と同じように机に向かうのは、いつか知人となる誰かだろうか。それとも交わらないままの誰かだろうか。
高校という世界は狭かった。たった数百人で築かれる、小さな世界。
すれ違う名前も知らない生徒の顔を認識してしまえるくらいに高校は狭かった。
それに比べて、大学という世界は格段に開かれた世界だった。構内に足を踏み入れれば、嫌でも分かる。
広い敷地に、多くの人。きっとすれ違う全ての人の顔を認識することは不可能だろうし、高校の時よりもずっと、何も知らずに終わっていくのだろう。
目の前の紙面に視線を落とす。この結果が自分の未来に繋がっている。合図の声で紙面を開いた。
あまりにも薄く、あまりにも軽い人生の音が辺りに満ちていった。]
[不意に白い塊が転がり落ちた。音を立てなかったそれは、誰の意識にも留まることなく、少年の意識すら掻い潜って、少年の足元へと転がる。
手を伸ばしたそこに、目的の感触を空振りして、少年は瞬く。
一瞬の空白。文房具入れから、まだ角の取れない新品を取り出した。
そうして紙面に視線を戻し、合図が再び聞こえるまで、手を動かす。
時折、まだ使い慣れないそれで、ぎこちなく間違いを訂正しながら。]
[全てが終わって、息をついた。それから机の下を覗き込む。
自分の足元、誰の目にも留まることのない小さな塊が、薄闇の中、白く存在を主張していた。
手を伸ばして、小さな文房具を手の中に収める。]
「どこにでもあるような消しゴムだ。失くしたところで、新しいものにすればいい。
頭の中に浮かんだ、そんな思考をぼんやりと弄びながら。
少年は、ただ、暫く小さな文房具を手の中に収めていた。
軽く握った掌の中、転がる感触とわずかな重さが存在を伝える。」
「使い込まれて歪になった小さな塊は、新品の物よりも手に馴染む気がしたから、失くすのが惜しく感じたのかもしれない。」
ー 玉響に“なけ” ー 原作小説より一部抜粋**
/*
>>-183
体調お大事に。PLが泣く凄くわかります。良いRPは響く。
感情に線引きって必要なのかと自分は思ったり。
田美院先生がいるとして。竹村ちゃんの物語も、ケンくんたちの物語も書いたとして。
解釈、答えは見る人に委ねるようになってる気がするんですよ。
友情?恋愛?線引き出来ない、理屈じゃない気持ちは男女だろうとあるし、自分の気持ちも相手の気持ちもわからず戸惑い揺れる、まさに青春ではないかと。
飯島くんの繊細さ、文から伝わりました。
震えるような文が素晴らしかった。
素敵でした!
/*
>>-185
松本はおにゃのこばかりと絡んでしまいました。
全員と絡みたいけど時間との戦いですよね。
たらしローラーは冗談です!
ただ、ケンくんとても魅力的なキャラでしたよ、の気持ち
▼松本(揺るぎなく)
/*
>>-186
えっ不快とかミリもありませんでしたが。
(幸阪ちゃん熱演!素晴らしき)
しかし、お気持ちわかります。自分も書いて「いやこれいじめとか繊細な題材だし不快な人いなかったかな…」とか「恋愛ふったけど真行寺PL様が困ってたらどうしようか」胃を痛めていました。
難しいですよね、RP。
この村は皆さんが皆さんに気遣い溢れ、いい村だ…と私は思っております(村建て様も凄く頑張っていて…)
/*
https://twitter.com...
亜美歌ちゃんです。次はケンくん描こうかと思っております。
― 映画の終わり・撮影終わり ―
…お疲れ様でした。
ありがとうございます。
[少し離れた所でこのシーンの監督が合図をしたのをきっかけに、力を抜いた。
これで、自分の出演シーンの全ての撮影が終わった。
笑って周りの皆に挨拶をすると、一礼した。
少しの後、早速撤収を始める皆の中で、再び窓の外を見た。
眼下では、パンジーの花が小さく風になびきながらも咲いている。
次に声を掛けられるまで、暫くその様子をじっと眺めていた。]*
すべての幸いに乾杯。
[彼とグラスを軽く合わせた。
その後、おはなちゃんまんじゅうのことを聞かれれば、かなり短期の幻餡も含めて十数種類はあるらしい…と話ははずんだ。
なんだか、有名な俳優さんと地元のまんじゅうについて話していると、出逢いとは、本当に不思議なものだと思う。
緊張をほぐそうとしてくれているのだろうか。
優しいな、と思うとやや緊張していると自覚していた表情も柔らかくなってくる。
シャンパンの効果もあり、話は長く盛り上がっただろう。]**
ー 舞台裏・自身の役についてインタビュー? ー
飯島くんって、花壇の近くにいる描写や花の世話をしている描写が多いですけど、彼の視点できちんと花が咲いている描写をされているのは、一番最初の見頃も終わるパンジーだけで、それもすぐ切り花にしてしまうんですよね。後は終盤まで出てこなくて。
面白いですよね。美化委員として活動していて、蕾まで世話をしている描写は沢山あるのに、最初のパンジーも殆ど眺めている描写はないし。思い出としての描写はあっても、現在進行形で感慨を持って眺めるなんて、花壇で初めて登場したときくらいで。
じゃあ、一体何のために育てているんだって、最初は思いました。 今は、なんとなく分かるような気がします。
きっと花が咲くこと自体は、彼にとってそんなに大切なことではないんです。いや、大切だけど、彼はきっと蕾の方が大切だった。
だって彼が見ていなくても、綺麗に咲いた花は、きっと誰かしらが見ていてくれますから。
誰かのために花を咲かせていたんです。
だから、咲いた後の花は、他の人の視点から映されることが多い。
でも、約束は違います。だって、約束って自分のためのものでもあるわけですから。
ー 玉響に“なけ” ー キャストインタビューより*
/*
出逢いあれば別れありってことか…
別れたくない人とはずっと別れずにいられればいいのにな…
『飯島明良』
呼ばれた名前に、視線を上げる。
いつの間にか、自分の番が巡ってきたのだと知った。
壇上に登る。視線は前に、一歩、一歩と壇上へと登る。
小学校、中学校と、当たり前に経験のあることなのに、何故か一歩が重く印象に残る。
体育館の匂い。静寂。人がいるはずなのに、その気配よりも、どこか静かで寂寥感を感じる空気がこの場所を満たしている。
卒業証書を受け取って、壇上から降りる。
注がれた無数の視線は痛いくらいなのに、やはりどこか静かだった。]
「無関心の人間に注ぐ視線とは、本来静かなものではないのだろうか。
それを失念していたのは、どうしてなのだろう。」
ー 玉響に“なけ” ー 原作小説より一部抜粋*
―舞台裏のウラ/まさか、本当に?―
[>>*120音源について聞いてみれば、貰って問題ないらしい。
Nixさん太っ腹―となどと喜んだのも束の間。
何と、海藤の声で聞きたいというリクエストがついて来た。]
ふぁっ?!
え……エイプリルフールにしては早過ぎません?
[驚いた後に、チェシャ猫のような笑顔で返した。
キーが合わないのでは、などと思いながら試しに楽屋でハミングしてみれば、これが意外と問題なく。
楽屋は防音されているわけではなかったので、スタッフの誰かは耳にしたかもしれない。]
[彼女が訪ねてくれば、拙い歌詞をいい歌にしてくれた事に感謝を述べたが]
……ほんまに、聞きたいです?
俺、素人ですよ?
[>>*121面と向かってお願いされれば、僅かに目を泳がせた後にそう言った。
纏う空気はゆるいものではあったが、放送準備室で撮ったシーンにほんの少しだけ似ていたかもしれない。
誰得……と思いつつも、本人に出られれば断れず。
歌うならちゃんと歌いたいと、指導を乞う事もあっただろうか。]*
―12月・海―
[>>147自転車を停めて、歩く。
ケンの装いは少年よりも軽装。
少し着ぶくれた少年と違い、彼らしい動きやすそうな格好だった。
寒い、と漏らす隣の声に、やはりチョイスをミスしただろうかと眉尻を下げたが。]
あ、ありがとう。
[投げられたカイロは危ういながら少年の手に。
じんわりと伝わってくる熱が少年の手指を温めてくれる。]
[救われた、と言えば、大袈裟だと言われた。
けれどそれは少年の本心だと、彼も理解しているらしい。]
ありがとう。
後輩達も段々うまくなってきて、追い越されないようにしないとって。
……あのさ、出場が決まったら、報告してもいい?
[>>148少し高い位置にある級友の方を見て、少年は笑う。
応援しているという言葉は素直に嬉しかった。
身長はそこまで伸びていないが、猫背が改善されれば身長も伸びて見えるもの。
連絡してもよいかという問いを口にするのは、少しだけ勇気がいった。
否と言うなら、素直に従っただろう。]
それなら良かった。
……うん、
何だか、落ち着く感じがするよね。
[>>149 一緒に来られてよかった、と返ってくれば、少年の顔には心の底からの笑みが浮かんだ。
そうして、背負っていたリュックから餞別を取り出して、渡す。
遅いクリスマスプレゼントとはいかないが、持ち歩きやすいように手持ちのついた袋に収めていた。]
そっか、出国の準備も佳境だろうしね。
えぇっ、そんな事ないよ?
思い出、みたいな感じで。
もっと撮っておけばよかったなって。
[>>150正月は神社に行く時間がなさそうとの言葉は、いよいよ旅立ってしまうのだという実感を伴う。
泣かせようとしている、と言われれば、大いに慌てた。]
……え?
[>>151彼は少し慌てた様子で自分も何か渡す、と言った。
餞別は、見送るものがする事だ。
お返しなんて想定していなかった。
少年はそんな、気にしないで、ともごもごとしていたが、やがて彼がポケットから探り当てたのは紺色の馬蹄型。]
あ、ありがとう。
本当にいいの?
[>>152差し出されたコインケースを、両手で受け取った。]
そんな、こちらこそ、だよ。
ケン君、ありがとう。
[少年は、心よりの笑顔を彼に向けた。
微笑む彼に手を振って見送る。
──風が少年の前髪を浚う。
灰色がかった空を、海藤は暫く見上げていた。
カメラは少し引いた位置にある。
空は高く、広く。
少年の髪越しに窺えるその横顔には、無事に見遅れた安堵と一抹の寂しさが混じっていた。*]
/*
こちらこそありがとうの〆です。
影響ありましたよ。
打ち振るわせてしまっていた??
そして今気づいたのですが、羽藤と烏藤で悩んで烏藤にしたのに、ナチュラルに羽藤って書いてましたね…??うっかり八兵衛かな?
海藤と反対で、空のイメージで探したのでした。
[飯島は暫く、校舎前花壇から、図書室の窓を見上げていた。
それから歩いて。向かった先は敷地内の自販機。
小銭を入れて、ボタンを押した。鼓膜に響く音は一本分。
身を翻して校舎前花壇へと戻った。そっと縁に腰を下ろす。
キャップに手をかける。ぱき、という小気味いい音が、やけに大きく軽快に響いた。
ゆっくりと口をつけて、傾ける。慣れない味が口の中に広がった。]
「甘い。甘い味がゆっくりと口の中に広がって、喉を滑り落ちていく。
自分が一度も飲んだことのないカフェオレは、いつもケンが飲んでいたものだ。
慣れない味。慣れない匂い。それと共に在った人。自分が言葉と気持ちを踏みにじった人。その全ての記憶を。忘れないように。
同時に、この学舎の記憶を留めるために。]
「綺麗に消えたいと思っていた。何もかも跡形もなく。
でも、何もかも跡形もなく消えていくのは嫌だった。
先輩と一緒に植えたパンジーも、少女の供えてくれた花も、図書館の静寂も、知らなかった世界の地図も、ブーゲンビリアの色彩も、ケンとの約束も。
きっといつかは事実ごと消えてしまうから。
その事実を、出来事と共にあった想いを、消える日まで覚えていく。
誰かが自分を覚えているように。
知らずとも見ていてくれたように。
甘い味は、確かに一年間の記憶を紐づけてくれるだろう。」
ー 玉響に“なけ” ー 原作小説より一部抜粋
げほっ
[実はそんなに甘いものは好きではない。それでも、ペットボトル一本のカフェオレを飲み干した。
一年間の記憶。辛いことも苦しいことも沢山あった。
忘れてしまいたいことも、誰の記憶にも残ってほしくないこともある。
それでも手放してしまうに惜しかった。
この場所に確かに生きていた。せめて数人の記憶だけでも。]
覚えてる。ずっと…
[花壇に視線を落とした。揺れる花に合わせて、わずかに視界が揺れた。
暖かく、過去が滑り落ちていく。
少年は、そっと顔を覆った。そして息を殺す。
いつか忘れてしまいたくなっても、何もかも手放したくなってしまっても。
この記憶だけは、絶対に手放さない。]**
― 舞台裏/海藤くんの歌! ―>>*135>>*136
うーん、だって海藤くんの歌じゃないですか。
海藤くんの作った、海藤くんの。
[またもや海藤くんがゲシュタルト崩壊しているが。
でも、その雰囲気が役の彼と重なってパチリと目を瞬かせる。そして、ふふっと笑ってしまった。]
ふふ、この感じは海藤くんの中の海藤くんですね。
やっぱり、似ているところってあるもんですね。
私だけに聞かせてくれても良いんですよ、烏藤さん?
[コロコロ笑いながら、でも折角だし、と宥めすかしつつ歌のレッスンを入れていこう。
かくして特典が増え、Nixの活動はより作曲に力が入ることになるのだが。それはまた後日の話。]*
/*
そういや青春って劇薬だ的なのは入れられなかったなあ。
でも、濃い場面をやらせてもらってたから、竹村茜の映画でのシーンは他は少なそうだな!と思ったりしたのでした。
ついでに、いじめのことを手紙で伝えたのは竹村に告白した子だと思ってる。
劇薬-青い春の応援歌-
的なテーマソングなんだきっと(
/*
海藤くんは多分普通の村だったらめちゃくちゃ絡んでかまってかまってー!しに行きたくなる子だったから、それが滲み出てしまってますね!
海藤くんに告白シーンとか入れようか迷ったけど、入れたら出番多すぎる&濃すぎるな?と思って告白せずにした記憶。
/*
>>-197 挟まっていいのかというところに挟まってしまいましたがお話ありがとうございました!
>>-199 出来上がりが楽しみです… 烏藤さんは地元が同じところも親近感でした。けどあまり帰りたいという感じでもないのかな。
>>-200 卒業おめでとうございます、「暖かく過去が滑り落ちていく」とかどうやったら言えるのって綺麗さですよ…
>>*133の水戸さんの飯島君への高理解度感がすごくて、これは本気で特典。なんか水戸さんが理解してくれてることで安心を覚えるというか…
>>*141 竹村さんうまく絡めなかったけどお疲れ様です…!レタスに負けてないのエール… >>-205悪役で耐えてたのが孤高でかっこよかった。進路少しでてきてたの自分も気になるかも
[竹村茜はそれでも、夢を諦めたわけではなかった。
けれど夢だけを追うには力が足りないことを、今回のことで思い知ったのだ。
両親は彼女の夢を全面的に否定したりはしない。
けれど、夢を追うならばと一つ課題を出した。
"何かしら一つ国家資格を得ること。"
もし夢破れたときに、仕事を得ることができるように。
夢を追うだけでは現実に抗えない。
現実が壁として立ちはだかった時のことを考えての親心だった。
だから竹村茜は言語聴覚士の資格を得る道を選んだのだ。
もし夢破れたなら、誰かの為になる仕事がしたい。
それでいて、滑舌や発音などを科学的に理解し、自分の歌いたい歌を歌う為の道筋にもしたかったからだ。
竹村茜の心はまだ死んではいない。
寧ろ、折れた心を火種にして、新たに燃え上がっていたのだ。
[「─玉響に“なけ”─」一部抜粋]*
/*
父親が警察官、母親が弁護士。
これほどまでいじめ関係に強い親はなく、話し合いに出てこられたら嫌な親はないだろう。嫌がるのは勿論、いじめ相手と教員達だ。
みたいなw
/*
竹村PL様、絵を見て頂きありがとうございます。
今、ない画力を振り絞りケンくんを描いています。 出来たら飯島くんに捧げます…
/*
みんなの進路いいな〜
進路希望見る度にみんなえらいなとずっと思ってました
茜ちゃんの家族構成や目標も素敵……
夢を追いつつ将来も考えてるとこ、個人的に誰よりも冷静で大人な部分があると思っている
そんな茜ちゃんが幸阪の弱点です
「青春は劇薬だ」って高校の時点で自覚できないだろうなと思ってたので、結構手前でお薬仕込んどきました
でも揃えて最後に書くのもよかったかな 村はなまもの たのしい
/*
わーいプロのレッスン。スパルタだったりします?
>>-204竹村
そう思って頂けたなら何よりです。
海藤に告白シーン???(スペキャ顔)
隠れ蓑にだったらなれるよ!ちょろいよ!と思っていた村中でした。
>>-207鬼束
楽しみですね。
これを機会にボイトレとか始めるかもしれませんね。
地元同じ縁故を活かせなかった…。
鬼束さんが故郷のナビみたいなのをしているのを楽しんでみていました。
役では逆ですけど、烏藤より桂木さんの方が年上なんですよね。
何処かですれ違っていたかも、と思うと面白いです。
十年後くらいには丸くなってたまに戻ってきたりするんじゃないでしょうか。
/*
村が終わっちゃう雰囲気を感じると、小さい頃に友だちと遊んでいた時をいつも思い出します。
空が暗くなってきてもう帰らなきゃって、ちょっと寂しくなる感じ。
飯島くんのも読みました。気持ちに言葉がぜんぜん足りないんだけど、弱くて完璧じゃないところがずっとずっと最高でした。
幸阪についても触れてくれてありがとう。
これ以上掘ると優しいだけじゃいられないので、幸阪には飯島くんが透明な色で見えていました、とだけお伝えしておきます。
原作にはもうちょっとありました。きっと。
/*
松本先生のイラストも拝見しました〜
幸阪ちゃん元気いっぱいでかわいい……本来の姿を思い出せた気がします
亜美歌ちゃんは愛情いっぱいの微笑みが素敵。ほのかちゃんじゃなくて亜美歌ちゃんって感じ
ケンくんのラフも既に本人って感じの雰囲気があってとても良いですね〜
鬼束さんの本編ロルも大好きだったんですが、エピでの感想も大好きです
感情に寄り添ってくれるような温かさがある
文章にほわっとするような温度があってすごくいいなって思いました
―舞台裏のウラ/まさかまさかの―
そりゃあ、そうですけどー。
[>>*141ゲシュタルト崩壊も慣れたものだ。
劇中で少し歌った事はある。
その時は地声に近かったので問題なかったが、海藤として歌うのであれば、レッスンを受けなければならないだろう。
烏藤の地声は低め、海藤の声のトーンは僅かに高い。
そんな事を考えていたのだが、笑い声が聞こえてきてゆるりと首を捻る。]
……っ!
[そうして向けられた言葉に青年は瞠目した。
それも一瞬の事。]
もー、何言ってはるんですかー?
[青年はけらりと笑う。
まるで二人きりの秘密のような言葉に少しどきりとした、なんて。
気付かれたくない。]
やー、でも慧眼御見それしました。
よろしゅうお頼もうします、センセ?
[そんな事を言いながら、宥められる振り。
烏藤の生徒としてどうだっただろうか。
短いながらも妥協のない録音の成果もあって、特典の一角を飾る事となった。
未来の話。
Nixのライブがあったなら、生徒より、とだけ書かれたカードの添えられた花束が届く事もあるかもしれない。]*
/*
松本さんの絵、拝見しました。
素敵でした。
>>-217竹村
そうですよね。しっかり扱いてやって下さい。
その正義感が尊くて…拝んでました。
全部話されたら、「はい、が、頑張ります!」って偽の恋人演じようと頑張ったかもしれません。
Nixさんのライブに行きたい(そしてこっそりお花贈りたい)という気持ちをそっと置いておきます。
/*
筆が遅すぎて永遠に間に合わないので、推敲かなり甘めで投下してたんだけど、ここの表現もっとあったな〜とか一文差し込みたいな〜とか構成こっちの方がよかった〜とか思ってしまうので精進していきたい しかも結局何にも間に合わなくていろいろ書けなかった でも楽しかった
明らかに一人だけ糖度0のブラックコーヒーだったことはちょっと悔いている もうちょっと人に興味を持つべきだった
でも幸阪は人のこころが分からないから……ぐるぐる
>>-219
うれしいうれしい。
幸阪も卒業式で飯島くんに気づいてたと思います。
髪とか消しゴムとか目に見えるものと心情をリンクさせるの好きなので……へへ。
だから受験の時のお話も大切に大切に読んで、宝箱へ仕舞っておきますね。
/*
烏藤さんを拝む(こう言う関係性大好きマンです
ぶっちゃけると、たぶん演技や演劇はあまり興味なかったし名前覚えられないマンだったけど、みんなの演技とかみたさに舞台に行くよきっと行く。その筆頭が烏藤くんだと思う。
そしてテレビ見ながら「先生出てる〜」「あ、おねえちゃんだ!」とかやってる(最初にインプットされた名前が消えない
/*
文章書き換えた周辺の調整が甘くて副詞助詞がぼろぼろなことが一番ダメージ大きい リズム感が テンポが
いろいろ悔いが残ることは楽しかった証なので、青春の痛みと共に思い出として持ち帰ります。
ということで、少し早いですがご挨拶しておきますね。
名前……くれでいいか。くれです。
特に呼ばれることないので、分かれば何でも大丈夫です。
面白そうな村企画だな〜とふらふら寄ってきました。
RP村の経験少ないのでドキドキでしたが、皆さんが優しく構ってくださるので最後まで楽しく遊べました。
何度も言いましたが、村建て様の丁寧な対応と愛情いっぱいなお話にも心から感謝です。
幸阪は主人公ポジションから外れた好みの分かれるタイプなイメージです。中の人は大好きです。
でも毎日を一生懸命生きている至って普通の女の子なので、原作を読む際は頭の隅でいいのでぜひ気にかけてやってください。
実はちょっぴりハンデがあるのはここだけの秘密だよ。
みんな大好きです。ありがとうございました。
/*
最近花粉の薬変わって眠気がもうひどいので…私も。
もくもくです。面白そうな設定に飛びついて参加しました。
個人的には寝落ちが酷い人なので、それを気にせず参加できることと原作、映画、裏側と分けてRPできるのが楽しそう〜そして実際楽しかったし楽でした!
またこんな村あったら参加したいです。
もしまたどこかでお会いできましたら、遊んでやってくださいね。
ちなみに竹村茜はほんとうに歌を聞いてて思いついたキャラでした。
Nixさんは、竹村茜のキャラ設定前に軽音部入ってそう!というだけで歌い手設定つけられた子でしたが動かしやすくて楽しかったです。
一緒に参加してくださった皆様も村たて様もありがとうございました。
/*
挨拶してもちらちら見てはいます
でも明日もお仕事だから……平日終わるのに どうして [検索]
>>-224 飯島くん
よく分からないから気を抜くと傷つけちゃうんですね。
でも傷つけたくはないので……みたいな感じでした。皮の下はほとんどエゴでできている。
たぶんかげさんが思っているより いっぱい 見てるぞ
という気持ち。地図の話を聞いた後に巡るシーンとかも好きです。
どたばた転がる消しゴムに笑ってくれたところも好き。
カフェオレ飲むけど甘いの苦手だったところも最高でしたね。
語彙と時間が足りないので無念の省略しますが、一歩一歩積み重ねていく飯島くんの思いがずっとずっと綺麗で素敵でした。
改めてありがとうございました。
>>-227 茜ちゃん
半数以上の名前を知らないし、それ以上に名前を知られていません いばれない
ね〜 群像劇っぽくていいですよね
茜ちゃん本当にかっこよかった〜!
最初のもどかしい気持ちもだし、歌うシーンも、号泣シーンもすごくよかったです!
/*
作品と役者で分かれてるから、また共演のチャンスがあるの新鮮で面白いですね
次は全然違う関係性になれるの絶対楽しい
誰とどんな作品やりたいかって考えるのも新鮮な楽しみ方だー
そういえばお歌 後半よくこれ聴いてた
https://www.youtube.com...
飯島くんや茜ちゃん残してくれた曲も聴いてます
村の思い出が別の形になったみたいでとてもいい
どの曲もいいですよね 好き
/*
ということでふーわふーわと泡になっていきます。
季節の変わり目ですから、皆さんご自愛くださいね。
忘れられない青春をありがとうございました。*
―映画の終わり・打ち上げ会場―
[『玉響に“なけ”』映画版の、全シーンの撮影が終わった。
関係者を集めた打ち上げ会場は、青年も知るホテルだった。
>>*36けれど地元を離れている内に全面改装したらしく、記憶と異なった姿に少し戸惑ったりもして。
困ったのは服装だ。
何せ、こういったパーティーには縁が薄い。
どんな服を着たらいいのか分からずに、劇団員たちに意見を募ったところ、白タキシードを着ろ、紋付袴を着ればいい、いやいや真っ赤なスーツだ、などと言いたい放題である。
結局、仲良くなったスタッフからこういう時に相応しい服装などを聞いたりして紺色のスーツを購入した。
シャツは首元と袖口に紺の切り替えが入った淡い水色。
ネクタイを付けるのは窮屈な気がして、代わりにループタイを付けた。
海藤の役作り用に伸ばしていた前髪をほんの少しだけ切って、左側だけ耳に掛けた。
浮いていないか心配だったが、>>*18フォーマルなグレーのスーツや>>*35深紅のドレス姿の人もいるあたり、恐らく大丈夫なのだろう。]
[監督や原作者の挨拶が終わり、出演者が舞台に上がる。
舞台に立ち慣れしてはいるものの、マイクを渡されて挨拶を、といった経験は初めての事だ。
それでも青年はいつもの笑みを浮かべてみせる。]
どうもー、ご紹介に預かりました、劇団螢雪の烏藤 柊平です。
今回の映画では、海藤コウ役を演じさせて頂きました。
普段は板の上で演じさせて貰っております。
ドラマで単発の役を演じた事はありましたが、映画で名前付きの役で出演させて頂くのは今回が初めてでした。
経験豊富な方々の胸を借りる心算で、海藤の小さな成長を、大事に演じさせて頂きました。
絡みの多い方々は経験浅めの方が多かったんですけど、それもいい刺激になりました。
色々な場所で活躍している方々が一堂に会して一つの作品を作る。
今回の経験は、役者人生でとても貴重な経験だと思います。
歌も歌わせて頂いたりね。
[視線の先には、先生がいたかどうか。]
[普段よりは方言の薄れた口調で話す姿は、クランクイン時よりも落ち着いた様子に見えただろう。]
この映画を機に、久しぶりに故郷の土を踏みました。
数年ぶりに見たこの街は、変わったところもあれば、変わらないところもあって。
最初は他所者になった気分でしたが、撮影で色々な事を思い出したりもしました。
この作品を見た大人のお客様が、自分の高校時代を思い出したりしてくれたら光栄ですね。
完成版は、多分、ホームで観ます。
お疲れ様でした。
そして、どうもありがとうございました。
いつかまた、お仕事をご一緒する機会があれば嬉しいです。
[青年は笑みを浮かべて一礼すると、司会者にマイクを渡して舞台から降りた。
後は、観客気分である。
皆の挨拶が終わる段階になれば、ふらりとシャンパンのグラスを手に取って喉を潤す。
立食形式のご馳走に舌鼓を売ったり、共演者達に挨拶をした後は。]
楽しかったなー。
[ぽつりと零しながら、窓から見える理澄市の眺望を眺める。
変わったところもあり、変わらないところもある、生まれ故郷を。**]
/*
と、会場のところも書いてみましたが、描きたいところは描けたので満足です。
>>-225竹村
お付き合いありがとうございました、と!
会場の見送りに役者が出てくるタイプの劇団なので、見つけたら(マジで?)と思いつつ、深呼吸一つしてから、センセーって声かけるかもしれませんね。
こちらもライブに出かけるようになりますね。
TVは録画するし、共演者の方の舞台も見に行ったり、CDや雑誌も買います。
/*
>>-235松本
つ【検索結果】
ループタイは思い付きですが。
PLがファッション詳しくないので、精一杯のおめかしですね。
PCには格好いい服や可愛いお洋服を着せたいのでネットの海を彷徨います。
烏藤もゆるい服の方が好きです。
/*
学生らしい服装もいいと思います!この男なら赤スーツでも行けるんじゃ?と思いましたが自重しました。
ネイビー=紺という事で。
海藤に合いそう、とケン君が言ってくれたカラーにしてみました。
/*
よく見る(?)役者さんのクランクアップの日に、共演者の皆でお花とか持ってお祝い…とかも過りました。
そういうのもあったらいいな。
/*
>>-239飯島
この男なら着こなしそうで怖いですね。
>ストーリー
折角なので!
PL的にもイメージカラーは青系だと思います。
/*
>>-241飯島
卒業式のシーンの後に、卒業生役の役者さんに花束あげたりとかもいいですね。
撮った写真を「先輩卒業おめでとう」
とか書いて、映画の情報公開した後くらいにSNSにアップしたりとか烏藤はしそう。
/*
>>-244飯島
最近(?)は、SNSでもそういうのあるじゃないですか。
ああいうのいいなって。
水戸君、千木良君、一緒に撮らへん?って誘いたいですね。
男子生徒組で撮ってから、
松本センセも撮りましょーとか烏藤ならお誘いしそうです。
/*
くれさん、お疲れ様です。
秘密にそうだったんだ!?と思いつつ、あれから?年、とても穏やかな終わり方で嬉しかったです。
そして歌!映画観ましたよー 歌もめっちゃいいですよね。
そして流れで竹村さんの曲もあるんだと知り探して聞いていた今。(飯島君の曲は発見していた)
竹村さんだって感じだった…!
お洒落に頷く、タイトな深い赤のドレス、具体性はあるようでない。
写真きっと3人で撮れるよ…!男子生徒勢の写真はいっぱいはーとつくでしょう…
/*
忘れないうちに。
蒼生と申します。
最近はエンカウント率の低いRP村住民です。
薔薇も百合も桃もおいしく頂く雑食。
人外や吸血鬼モチーフの村に惹かれがちなバトル下手の横好き陣営です。
今回は、役者と役の二人分のロルが紡げる、面白そう!とお邪魔させて頂きました。
ケン君、竹村さんはお世話になりました。
二年生組とは何かしら触れたかったので、望みが叶いました。
絡めなかった方々のロルも噛み締めています。素敵なロルがいっぱいで眼福な村でした。
沢山お話しして下さった方も、お話し出来なかった方も、どうもありがとうございました。
また何処かの村でご一緒出来たら嬉しいです。
/*
飯島君お疲れ様!
ちょっと鳩で書いてるって中々衝撃ですよ
自分も夏のブーゲンビリアに触れたくて触れられなかったのが無念です 結構夏のシーンあったのに…
―映画の終わり・打ち上げ会場―
[行平と話は盛り上がり、シャンパンもおかわりを飲み終わったころ。
そろそろ行平を拘束し続けるのは良くない、と何となく自然に話を切り上げる。
そこで目に入ったのは、市街地の眺望を眺める烏藤の姿だった。
さっきの挨拶を聞くまで、全く彼が地元出身者だということを知らなかった。
映画の中でも海藤と鬼束が同じシーンにいることはほとんどなく、彼を遠くから眺めることはあっても、挨拶程度で話すことはなかったのだ。
…確か、映画のBD特典には彼が作詞、Nix作曲の曲が、そして歌い手もなんとNix版と海藤版の2種類が入っていると聞いた。
Nixもそうだが歌も演技もこなしてしまう烏藤もさすが住む世界が違う人間だ…と怖気づいてしまう。
しかし、シャンパンが2杯入り、行平と楽しい時間を過ごした今、もうこんなふうに集まることもないであろうこの機会に、できれば多くの人と色んな事を話してみたかった。
年下だぞ、行ける、と自分を鼓舞しつつ、話しかける。]
烏藤さん、お疲れ様でした。
鬼束役をやっていました、桂木です。
ええと、撮影中はあまり同じシーンになることもなかったですが…
だからこそ、勝手に見させてもらったりしていました。
[そして、彼に並んで、彼の眺めていた方を眺めた。]
ここからは、この街が良く見えますね。
高層階だから、遠いですけど海までも見える。
ふふ、実家見えたりしますか?
私の家は、あの川を越えた、海寄りの方…
視力がめちゃくちゃ良ければ見えるかもですね。
[彼がどんな表情で外を眺めていたかはよくわからないまま、景色の中に知っている場所を探しだす。
話の中では、烏藤さん、歌得意って聞いてますよ。とBD特典にも触れたかもしれない。]**
/*
と、お返事はなくともOKな感じで打ち上げふってみました。
そもそも何時の打ち上げなんだろう…食べているのは昼食?夕食?と思いつつ書いております。どっちもありだなあ…
/*
エピ入りのときに、ちらっと挨拶してしまったんですが、改めまして。
Shadowと書いて、かげと読む人です。基本RP村にいます。実はIDは間違えて設定したものをそのまま使っているので、別の国ではちゃんとかげです。もしよければ仲良くしていただると、とても喜びます。
縁故繋ぎが受け身になりがちなので、ケンくんと幸坂ちゃんにずっと感謝してます。他の方々も素敵でした。
ゆるく参加できる村いいなー、と思って飛び込みました。
コンセプトも、シリアスに突っ走ってても後ろは気にしなくていいし、時系列の整合性もあまり気にしなくていいし、最高!と思っています。あと単純に青春っていいよね。実際楽しい村でした。
飯島は映画だと花壇のシーン以外はほぼガヤのイメージです。
映画の背景にいる端役が人格を持ったらみたいなのがコンセプト。
原作でも大体同じようなものですが、家にいるシーンがきっとあります。普通に高校生としてご飯作ってる飯島はどこかにいる。
人間らしい不整合があるキャラがPLは好きなのですが、生々しい感情の発露が苦手な読者もきっといると思います。
村たてさまと同村者の皆さんには感謝を。ありがとうございます。
村たてさまのIDめちゃくちゃ面白くて好きです。エピ入った瞬間笑いました。
/*
自分もご挨拶をしておきますね(まだ最後まで覗きにきますが)
idはCClemon、souと申します。
別の場所でガチやRPをしていましたが、最近移住してきました。
バトルシリアスギャグなんでもやります。
薔薇百合男女問わず、左が得意です。
この界隈のお友達が少ないので、お友達になって頂けると喜びます。
いつかペア村に行きたい…
お相手頂いた方は勿論、エンカ出来ずもお話してくださった方々には胸いっぱいの感謝を。
また何処かの村でご一緒出来たら幸い。
村建て様、素敵な村を本当にありがとうございました。
/*
飯島PL様にこれを届けるまで死ねない
https://twitter.com...
同村した方からは絵の依頼なども受けております。
(下手ですが)
村のお誘いなども歓迎です。
/*
わぁい、エンカ。
>>-253の下段に赤べこしつつ。
>>-247飯島
ですです。宣伝にもなるかなと。
二年生組とも一緒に撮ろ―って誘っていそうではあります。
異性とのツーショはあれですが、三人ならセーフと信じて。
その緊張を察して、そっと先生の隣に配置したりしてみたいです()
烏藤の関西弁はゆるいので、威圧感を感じさせないのもいいのかもしれませんね。
男子学生組、烏藤が一番年上…?お兄ちゃんしなきゃ、と思いました。
若い子に奢りたい精神が。いっぱい食べて大きくなるんやで…。
/*
自分もご挨拶、wallanderです。
現在滞在時間短めで何とかなる村に入るように心がけている不安定コアの人です。
そのためこの村のコンセプトはとてもがっつり自分向けでした。
さらにこの村の、みんなが卒業や学年の終わりに向かって行く様子がまさに今の季節と合致して、今日の帰りも少し暖かかったんですが、この村のことを思い出しつつしみじみ帰ってきたりしていました。
季節を感じる村、とても良かったです。
また桜が咲きはじめたら、この村の事思い出してしまうかも。
皆様のRP、ソロ寄りならではのキャラに向き合った描写が凄く良かったと同時に、それを見るほどに皆とがっつり話をするRPもしてみたかったなという思いも生まれるという複雑な気持ちです…
是非次お会いする時には、もっとたくさん話ができたらなと思います!
まずは自分のリアルを何とかしたいなと思います!何とかなれ!
またの同村の際にも、よろしくお願いいたします。
/*
まだ〆ロル書いてないのにすごく眠いんだ…
>>-255
えぇぇ目が覚めるありがたい
そっとふぁぼる……
―映画の終わり・打ち上げ会場―
[>>*149鬼束役を務める桂木が地元出身だという話は小耳に挟んでいた。
知らない間に何処かですれ違っていたかもしれないと思うと、不思議な縁を感じた。
二年生同士の交流や部活動が軸となっていた海藤に対して、鬼塚はボードゲーム部や教師と一緒のシーンが多かった。
学年が違い、軸も異なる二人が撮影を共にするシーンは、体育祭や文化祭などの全校生徒が参加するイベントだっただろうか。
顔を合わせれば挨拶はしたが、話す機会に恵まれなかった。
そんなわけで烏藤作詞・Nix作曲の曲の特典の話が皆の耳に入っていて、歌も演技もこなせるなんて、などと彼女に思われているとは知る由もなく。
撮影終了の余韻を味わいながら市街地をぼんやり眺めていると、>>*150声が掛かる。]
[話しかけてきた相手が行平と話していた彼女と分かると、青年はぺこりと頭を下げた。]
あ、お疲れ様ですー。
海藤役の烏藤です。
撮影、お疲れ様でした。
全体の撮りではご一緒してても、科白のやり取りとかありませんでしたもんねぇ。
って、えぇ、そうなんですか?
恥ずかしいところ、見られてへんとええんですけど。
[勝手に見させてもらっていた、という言葉には照れたように眉尻を下げた。]
桂木さんは、先生とのシーンが多かったですよね。
俺、先生と最後に抱き合うシーン、優しくて、それでも切なくて、好きです。
/*
>>-262
「パトラッシュ、なんだかとっても眠いんだ」
喜んで頂けてなにより。
イケメンは世の宝。
友達になってください…
怖くないです…
では。おやすみなさい。
そうですね。
俺が住んでた時は此処も改装とかしてなくって。
こんな高いところにある部屋なんて縁がなかったから、今日、初めて見たんですけど……。
なんか、懐かしいなーって気がします。
そうなんですか。
俺の実家は……川の反対側の、あそこの橋の近くですかね。
小中学校の学区は違ったんかな。
あの辺って確か、川を境にしてましたよね。
[彼女につられ、青年は目を凝らして実家の付近を指さしてみる。
暫く足を運んでいない場所を懐かしむよう、目を細めた。]
[歌が得意と言われたなら、いやいや、と両手を振ってみせる。]
あれはその、勢いっていうか、断り切れんかったっていうか。
……まぁ、良かったら俺の方も聞いたって下さい。
一応、聞けるもんになるようにセンセについて頑張りましたんで。
[眉尻を下げながら、そう、笑ってみせた。]**
― それから ―
[飛行機の中、窓の外には白と青が広がっている。
離陸から既に大分経過していて
昨日まで住んでいた理澄市は遥か遠く。
2度目の機内食にチキンを選んだ。
当たり前に腹が減って、普通に喉を通る。
そのことが何だかおかしい。
ケンが座っているのは窓際の席。
ひとつ間を空けて、座っているのは見知らぬ他人で
母親と妹が通路を隔てて向かい側だ。
父親は一足先に帰国。
音楽を聴くでなく 映像を観るでなく
ぼんやりと過ごす。]
[酷いことをした。
それでよかった。それしか選べなかった、自分には。
ぼんやりと、そんな形にならない思いが
ぐるぐると渦巻いて
幾度も幾度も胸の中をめぐる。
なんども廻って このぐるぐるは
薄くなって、やがて―――― 消えて いくのだろうか?
今は分からない。何も。
だけど、特に何かを分かりたいわけじゃない。]
[滑走路のライトが夜を照らす。
今回は一時の里帰りではない、
降り立った生まれ故郷の空気は、うまく身体に馴染まない。
だけど、すぐに慣れていくんだろう。
そのことが寂しくて、少し笑った。*]
ああ、ヘイラリーガーデンでもやってたな、
アートライブ。
[海藤から餞別に貰ったDVDを観たのは
帰国して暫く経ってから。
リビングのソファにもたれ掛かりながら
従姉弟たちと一緒に、いつの間にか視聴会の様相を呈して。
エメラルドグリーンの龍にBeautiful!の声。
日本の学校に興味津々らしい従姉弟たちは
アニメライクなイラストの描かれた看板や
ボードゲーム部のコレクション、
生徒によって若干アレンジされた制服、
そんなひとつひとつに興奮したような声を上げる。
ついでに貰った御守りにも好反応だった。
おかげで画面が捉えた幾つかのシーンのインパクトを抑えることができた。]
『 ねえ。楽しかった? ケン。 』
[楽しかったよ、呟く表情のなかに何を見たのか
羨ましそうな顔をされた。]
この映像は友人が撮ったんだ。
違う、アートデザイナーじゃない、
ナレーションを学んでて、
良いニュースが届くのを待ってるところ。
[>>172 聞くまでもない、勿論、喜んで
『 待ってる 』と告げた。
もうすぐ春が来れば、そのすぐ先にある筈の良い報告を。*]
― 打ち上げ会場 ―
すみません、僕、もう時間なんで。
[役者という仕事をしているとはいえ
酒も飲めない中学生だ。
撮影以外の門限は案外厳しい家の子なので、
関係者への挨拶を素早くすませた後、
好物だけはしっかり腹に収めて退散だ。
ダメ元の『 サインください! 』は果たされたかどうか。]
え、鬼束さん、そんな年なの、なんですか?
ぜんっぜん、見えないです。
[そんな失礼極まりない台詞を吐きもした。]
[帰り際、駅のプラットフォーム、
電車を待つ数分の間に携帯の履歴の一番上に触れる。]
あ、ママ? 今帰るとこ。半には着くよ。
そう、それで、続けてみようと思うんだ。
役者だよ。
もっと真剣にさ、あ、電車来たから、またね。
[通話を切って、ステップを渡る。
千木良の軽やかな声は、
他者に見せるいつもの調子と変わらない。]
[自分とは違う、自分ではない誰か。
似ていない、知らない、違う存在を
演じるうちに理解して、
望みを知ることができる。
その顔にはあの時の周囲に応えるだけの>>0:91
作られた笑顔とは違う千木良があった。
─玉響に“なけ”─
今から、彼自身のその時青春の始まり。**]
[撮影の途中から、少し不気味がられているのを感じていた。
それでも相手はプロだから、しっかり演技をこなしていたのだが、春に出会ったころの演技外での優しい態度が、冬に一緒のシーンの撮影が全て終わった時にはどこかほっとしたような様子になっていたのは、こちらが少し申し訳ない気持ちにもなったりしたものだ。
きっと、変に気持ちが入っていたのだろう。
小説をなぞったとはいえ、「先生」に心を向ける理想の鬼束を自分が過剰に、不気味がられるほどに演じてしまったのは、本来ならば許しがたいことである。
でも、演じ始めた自分には、どうすることもできなかった。
手を抜くことも、できなかった。]
ありがとうございます。
俳優さんにそう言って貰えるのは恐縮です。
それにしても、行平さんにも思ったんですけど、やっぱりさすがに本職の人ですね。
海藤くんと烏藤さん、全然雰囲気が違う。
海藤くんが勇気を振り絞ってお父さんに放送部を続けるのを直談判したシーンとか、どちらかといえば弱気な雰囲気の海藤くんがよくぞ、って思いましたもん。
あれがもし「海藤くん」じゃなくて烏藤さんだったら、お父さんへの対応もかなり違うものになりそうですよね。
[そして、外を見だすと、今度はそちらで話は弾む。]
そう、川が学区の境なんですよ。
あっちの橋の辺りに住んでる子は向こうの学校の方が近いっていいながらこっちに通ってきたりとか…
[普段の生徒たちの様子を思い出して、微笑んだ。]
でも、あそこの橋辺りなら、母校は…
いや、これ以上は個人情報の詮索になりますね。
家には良く戻られるんですか?
あの支流の川沿いとか、桜が綺麗に咲くでしょう。
いい場所ですね。
[何の気なしに聞きつつ、歌の話を聞けば、またまた、ご謙遜を、と笑った。
しかし「センセについて頑張りました」と聞けば、少しだけむむっとなった。
もしかして、あのNixの個人レッスンのようなものを受けたりしたのだろうか。
それは大分、羨ましい。
けれどもまた、遠い世界の話でもあった。]**
/*
そして会話の途中ではありますが、自分もそろそろ眠りにつきそうな予感がします。烏藤さんも返事はなくてもOKですよ。
皆さま、一週間と少しありがとうございます。
そして村建てさんには特にこういうコンセプトの村を建てていただき感謝しております。
最後に打ち上げ会場に来てくれた皆もありがとう、楽しく話が出来て良かった…!
お先に失礼いたします、おやすみなさいー
[>>*158彼女の笑みが零れた理由は分からない。
けれどきっと悪い意味ではないのだろう。
鬼束の出演していた中でもっとも印象に残ったシーンについて話せば、彼女は少し迷った様子を見せた。
>>*159烏藤は教師役の役者と彼女との間の空気を把握していなかった。
役者として、彼女の演技が素晴らしいものだと感じたから。
機会があるなら、それを素直に伝えたかった。]
どういたしまして。
そう言って貰えると、役者冥利に尽きますねー。
あはは。桂木さん、鋭い。
そうなんですよね。
俺とフジコーは違うから、結果も違いました。
[過去形の発言は、かつてそれに類した事が起きたのだと、彼女に感じさせたかもしれない。]
境近くの家の子は、ちょっと可哀想ですよねぇ。
俺、登下校の時間は好きでしたけど。
[>>*160彼女の本職は何だったのか。
会話をしていなかった所為で、彼女の事を知らない。]
あはは、詳しいですね。もしかして先生だったり?
あー……、実はここ数年は全然。
あそこの桜、暫く見てないなぁ。
[学区からある程度絞られるという事は学校の関係者だろうか、と予想を立てつつ。
実家について聞かれれば、少しだけ気まずそうにしつつも笑ってみせた。
特典の話。
レッスンについて話せば、何やら彼女の雰囲気が変わったような。
もしやNixのファンだろうか。
だとすれば、彼女に師事したというのはNGだったかもしれない。
Nixさんのファンですか?などと探りを入れつつ、その後も暫く彼女と話していただろう。]**
―END/そして次の舞台は―
[烏藤は土産を携えてホームへと帰った。
劇団の方は、一つの公演の練習の佳境に入っていた。
今回は映画の撮影があった為、青年は裏方仕事に回る事となる。
小器用な青年は、舞台監督の下について、作業の進行状況に応じてあちこち駆け回った。
そんなある日。
チラシを付近の劇場に配る作業の途中、車中で座長から次回作の構想を聞いた。
二人芝居を若手俳優が複数組で行うという企画。
同じ筋書きだが、役者が異なるなら全く同じ演出にもならないだろう。
役者の個性が如実に表れる。
面白いと思った。
何でも、他の劇団から客演も呼ぶ予定らしい。]
二人芝居で、二時間、ほぼ板に立ちっぱなしですか?
それはまた、ごっつい……面白そうな企画ですねー。
「何、他人事みたいに言うてんねん。お前も出るんやで。」
……は?
[青年は思わず隣を見た。]
「映画の余韻、まだ抜けてへんのか?出るんは若手俳優やって言うたやろ。お前も若手やし。」
[座長は道路から目を離さないまま言った。]
え、ほんまですか?
「嘘言ってどないすんねん。」
[青年はじわじわと座長の言葉を実感する。
若手俳優にとってはこの企画はチャンスでもある。
それを与えられた喜びと、二時間舞台に立ちっぱなしになるという珍しい舞台に立つという武者震いにも似た感覚。]
が、頑張らせて貰います……!
「声量落とせ、耳が潰れる。」
[その公演の情報は、一か月後にはSNSで公開される事となる。**]
/*
思いついたので。
(モデルとなる舞台はあります)
これをもって烏藤の〆とします。
皆様、お疲れ様でした。**
/*
根性でこんな時間に起きてしまったけどログがまた伸びてるのうれしい悲鳴ですね!
みんなのいろんな姿が見れて眼福村ってのが一番ありました
―Nix―
[映画撮影という大仕事を終えて、私はとても疲れ切っていた。
とても楽しかったけれど、私には役者は向いていない気がする。あの泣きの演技もそうだけれど、全力投球し過ぎて深みに入りすぎてしんどいのだ。
これがまだ茜ちゃんのような、若いな〜と俯瞰して見られる子なら良い。
いつか悪役とか回ってきた時には自分まで悪い人間になりそうな、そんな予感があった。
きちんと切り替えられる役者さんすごい。
でも、そんなすごい役者さんたちと肩を並べて仕事ができたのだからとても貴重な経験だった。
自分の演技もおおよそ好評価を貰えて一安心。
ライブなどの仕事も順調で、嬉しい悩みと言えば役者や声優としてのオファーがチラホラ入ってきた事だ。
今の所一通りお断りはしているけれど。
あんなに全力投球して誰かを理解し、誰かを演じようとすることは、多分無いと思うんだ。
…誰かに恋をしたりしたら、別かもね?]
[だからNixは今日も歌う。
言葉を紡ぎ、曲を編んで、自分の歌を空に送り届け続ける。
玉響に泣く誰かの為に。
玉響に泣いていた自分の為に。
劇薬のような青春を送る皆の為に。
Nixは今日も、歌を唄う。]**
/*
肝心の村建てが顔出しできずすみません!
体力結局持ちませんでした……
せめて最後にご挨拶を。
何で喉すぐ枯れるんです、この度はご参加ありがとうございました!
どこかでまたお会いできたら嬉しいです、その後のログはまだ全て目を通せてはいませんが終了後じっくり拝読させていただきたいと思います。
皆さま季節の変わり目、体調などどうかご自愛くださいませ。それでは!**
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