9 【R-12】イレイサー・イレイザー【RP村】
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施設管理者代理 ドクター・アイリス は バイオロイド ジキセイ の名前をノートに書いた。
バイオロイド ジキセイ は バイオロイド ジキセイ の名前をノートに書いた。
身代わり コルナ は バイオロイド ジキセイ の名前をノートに書いた。
巫女 ダイヤ は バイオロイド ジキセイ の名前をノートに書いた。
巡庸艦 PK は バイオロイド ジキセイ の名前をノートに書いた。
装甲輸送兵 アンジェ は バイオロイド ジキセイ の名前をノートに書いた。
アンドロイド ウキクサ は バイオロイド ジキセイ の名前をノートに書いた。
バイオロイド ジキセイ の名を 7名が書いた。
バイオロイド ジキセイ に処分が下されることとなった。
今日は 巡庸艦 PK の姿が見えない。
教師の口から、悲報が伝えられた……。
本日登校しているのは 施設管理者代理 ドクター・アイリス、 身代わり コルナ、 巫女 ダイヤ、 装甲輸送兵 アンジェ、 アンドロイド ウキクサ の 5 名。
【赤】 ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
― ？？？ ―
[目が覚めるのは白い部屋。掛けているのは白い椅子。
身じろぎすれば椅子がギシリと音を立て、]
ああ、
まだ動かないで
[知らない男の声が聞こえる。
自分の機体識別コードは認識できる、最低限の知識はある。
ただ、ここに居る事と、この場所の事だけが分からなかった。
簡易チェックで身体に問題がない事を確かめられると、眼鏡をかけたヒトモドキから、起き上がっていい事を伝えられた。]
【赤】 ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
≪プツン≫
[不意に、頭の後ろで何らかのコードが抜ける音がした。何事かとそれを問えば、]
問題無いよ、気にしないで
[適当に誤魔化されたか、本当にどうでもいいのかどちらかなのだろう。
起き上がり、指し示された扉へ向かう。
この部屋には扉が二つ。片方の扉の事は聞かないまま、もう片方の扉へ向かっただろう。]
【赤】 ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
[移動中の会話は殆ど一方的。
会話と言うよりはテンプレートじみた説明であったそれの内容は、
このヒトモドキのドクターが言うには、この5機のメンバーは最低限の知識、性格、名を与えられ、工場からロールアウトしたという事。
ロールアウト後、複数機体と談笑し、コミュニケーション能力を身に着け、数日後に各々別の場所に送られるという事。
それだけ。]
【赤】 ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
[認証式ドア、スキャン、解析、グリーン、ロック解除。]
≪カチリ≫
[認証式ドア、スキャン、解析、グリーン、ロック解除。]
≪カチリ≫
[認証式ドア、スキャン、解析、グリーン、ロック解除。]
≪カチリ≫
【赤】 ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
― ホワイトルーム ―
[今日から数日間、初めましての皆とここで過ごす。
既に数機が此処に居る。その者達から、いらっしゃいと歓迎の声が贈られる。]
言い忘れた、
私の名前や存在は特に重要な物では無い、
この施設を出たら忘れるように
[思い出したように、そう付け加えただろう。*]
【赤】 ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
待ちなさい、君、
[朝顔を携えた機体を、呼び止める]
君の製作者からの伝言だよ
『適材適所を意識して動くように』
以上が、言付けだ
大切にしなさい*
【赤】 ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
君、君、
[ひときわ大きな機体を呼び止める]
実はボディに少し欠陥がある
――ああ正確には感情生成モジュールなのだがね
ソレは仮でつけられた物なんだ
この施設を出た後、一度工場に戻される
正規の物を設置し、
その後正式にロールアウトする、いいね？
手間になってすまない
それと、君の製作者からの伝言だよ
『真実を追い求めよ』
以上が、言付けだ
大切にしなさい*
【赤】 ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
[個別通達が終われば、ドクター・アイリスA型08少尉なるヒトモドキは、診察室と思しき部屋に入って行く。
>>*3>>*4>>*5>>1:103*]
施設管理者代理 ドクター・アイリスは、 装甲輸送兵 アンジェ を能力（襲う）の対象に選びました。
【独】 バイオロイド ジキセイ
記憶消去プログラムとは、ヒトの眠りの様だと言う。
自分の置き換わる瞬間も分からぬまま、死ぬ。
彼女は自分の死の瞬間を、嫌でも認知しながら死んでいっただろうに。
自分は……何も感じぬまま……痛みすら……。
- 強制終了プログラム -
[ ■■■■■■■■■■ ] [完了]
最後に……自分には"慈悲"が与えられるこの状態を、悲しく思って。
そこで思考が終了した。
- 開発者権限での強制削除を行います -
- ファイル[自立思考ルーチン - 記録]を検索中…… -
- メモリ消去開始 -
[ ■□□□□□□□□□ ] [ しばらくお待ちください…… ]
【独】 バイオロイド ジキセイ
[ ■■■□□□□□□□ ] [ しばらくお待ちください…… ]
[ ■■■■■■□□□□ ] [ しばらくお待ちください…… ]
[ ■■■■■■■■■□ ] [ しばらくお待ちください…… ]
[ ■■■■■■■■■■ ] [完了]
-初期設定完了-
"Welcome to the Battle-field. Bi-zicsay!"
"You are an humanoid war-ready Bioroid companion , engineered to support *humanoid* in the harshest of conditions."
"You promise the optimal operation for *humanoids* activities."
"Let us serve together for the sake of our country. Goodluck!"
…。
身代わり コルナは、 巫女 ダイヤ を投票先に選びました。
装甲輸送兵 アンジェは、 巫女 ダイヤ を投票先に選びました。
【墓】 バイオロイド ジキセイ
- ？？？ -
[プツン、と何かが抜けた後。]
Bi - zicsay、動作確認完了まで残り３、２、１……。
[と、軽い指先運動などの動作確認を行った後]
こんにちは！私はzicsay、本機は臨機応変が求められるオペレーティングにも対応するために、過去の作戦記録から企画立案を編み出す自立思考性ルーチン、および大規模な記憶容量が備わっています。
さらに、監視機能の増強を図るために本機は右眼部も監視ネットワークや隊員の健康情報収集への接続に使えるアダプター差込口があります。使用には別途充電と追加パッチ[監視ネットワーク権限の付与]が必要です。必要であれば、管理官の許可を得た後にダウンロードシステムを起動してください。
現在地、不明。当機が接続可能なモニター、無し。
現在地を割り出す為地図プログラムを照会しています。3、２……。
情報無し。照会中断、簡易マッピングシステムに切り替えます。
【墓】 バイオロイド ジキセイ
[ 少々ばかりの初回起動シーケンスが少し流された。
自立思考機能が呼び出されてからはまっとうに喋るようになっただろう。]
其方ですね、只今参ります。
[ 道中、他のヒトモドキと合流。憶える必要のない情報と聴けば]
記憶フォルダの階層を変更しました。現在地の情報は[-]日後の24時に削除されます。
[ と付け加えられただろう。]
【独】 バイオロイド ジキセイ
/*
性格パッチ、名前ともに変えちゃおうかしら……
ジキセイのここに来た時の性格も後天的なものゆえに。
同じ場所に配属されたら同じ性格になるのかしらん……青巒次第ですね
【墓】 バイオロイド ジキセイ
- ホワイトルーム -
適材適所、了解しました。
オペレーティング業務ではその場に応じた対応を心がけよと基本情報カテゴリにも記載がありますね。
カテゴリ内での優先順位の引き上げを行っています、しばらくお待ちください……。
本ヒトモドキのオペレート機能では視覚センサ及びバイタルサイン検知機能などから、ヒト及びヒトモドキ隊員のおおよその感情を割り出すこともできます。
使用には追加パッチが必要です……
[ 指令を受け取ったと判断して、つらつらした音声出力が途切れた。適切なプログラムを呼び出している……。]
コミュニケート機能の訓練ですね。了解しました。
こんにちは！私はバイオロイドのzicsay、仮の名はセイランです。
名前の由来は、私を作成する際に使用頻度の高かったプログラミングコードから取られたそうです。
貴方は？調子はいかがですか？ここはヒトモドキにとっても適温に保たれていて、過ごし易い所ですね！
[と、ホワイトルーム内の適当な相手に話しかけに行っただろう。]*
【赤】 ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
― ホワイトルーム ―
[――ああ、変わったんだな。]
[何度目かも忘れた、似たり寄ったりの光景。
先まで過ごして話した相手が違う誰かに組み変わる、そんな虚無感。
はつらつと振舞うジキセイ、ではなくセイランと名乗った機体に眉をひそめて。
とは言っても男の口元はマスクで覆われ、表情は窺い知れない。
優先順位の低い情報にスライドされた自身の名前は、きっと無事に忘れてくれるだろう。
出来れば今後、縁の無いまま終わって欲しい施設と名前だったから。自分とは二度と出会わない事を願うばかりで。**]
【赤】 ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
[君達に開示されている情報は、以下だ。]
【ホワイトルーム・スケジュール】
起床時刻6時／朝食時刻8時
自由時間及び作業時間
夕食時刻18時／消灯時刻22時
（食事は、各機体別に成分調整された、軍用レーション）
【責任者代理及び世話役】
アイリスA型08少尉
【解放施設】
自室、ロビー、廊下、中庭
【作業タスク（任意）】
施設内簡易清掃
【今回の合計合流機体数】
15機
【赤】 ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
[既に忘れたアチラと、そっくり同じな双子の棟、
唯一違ったのは花の咲かない中庭だけで、皆が揃ったら出て行くだけの、なんにもない真っ白な部屋。**]
装甲輸送兵 アンジェ
ー 回想・どこまでも続く静寂の中で ー
［決して平坦とは言えない地面を私は進みます。
周囲には、もはや物言わなくなったヒトモドキが倒れ伏し、朽ち果てる時を待っています。
その中には見知った顔を見出すこともありました。
その度に、言葉にできない空虚感を感じます。
何度繰り返しても、慣れることはありませんでした。
しかし、朽ち果て消えゆく彼らに、どこか安堵する気持ちも感じます。
動く彼らに二度と会うことができなくても、それがどれだけ辛いものでも。
戦場で稼働を停止しようとしている彼らを助けたときの喜びも、再び戦場へ送ることを思えば辛さの方が勝って。
大破した彼らを見送るたび、残念で、安堵して、苦しくて。
彼らを救えても、再び戦場へ送り出すことが忍びなくて。
どちらも同じくらい辛くて。
それでも、任務である以上、それが私の役割であるから、そう思って耐えてきました。］
装甲輸送兵 アンジェ
［しかし、この繰り返しに何の意味があるのでしょう。
壊れて朽ち果て、壊れて直される、終わりのない闘争。そこに組み込まれた彼ら。
ヒトのために造られて、壊れていく私達。
私達は本当に、ヒトの役に立てているのでしょうか。
この戦争がいつまでも続くのなら、私達の存在意義とは何なのでしょうか。
いつか終わるでしょうか。
役に立てたと思える日は来るのでしょうか。］
装甲輸送兵 アンジェ
［熱源感知センサーに反応があったのは、そんな考え事をしている最中でした。
私は回収作業を一時中断し、警戒しながら対象へと近づきました。
この区域での戦闘は終了しており、撤退可能な個体は撤退しているはず、残っているとすれば戦闘不能となった我がクニのヒトモドキか、あるいは敵の工作兵かもしれません。
内蔵された武装を展開しながら、熱源へ近づき、対象を認識しました。
それは敵のヒトモドキでした。］
装甲輸送兵 アンジェ
［少女型のそれは、私の武装を認識するなり、その場から離脱しようとしたのか、身体を起こそうとしているようでした。
しかし、少女型ヒトモドキは身体の一部を大きく破損しており、破損部分からリソースを漏出したことで機体を正常に稼働させることができないように見えました。
状況を分析する私には構わず、少女型ヒトモドキは満足に動かない身体を動かして移動を試みます。
半ば身体を引きずるようにして、彼女は移動を開始しました。
その間も漏出し続けるリソース、このまま放置すれば、遠からず機能を停止するだろうことは明白でした。
私がするべきことは、リソースの回収。
追撃することもできるし、わずかな時間待機することもできる。
どちらかを行えば、任務を遂行することができるでしょう。
私は、少女型ヒトモドキの背中を見つめました。］
装甲輸送兵 アンジェ
［ここで助けたら、このヒトモドキもまた、戦場を駆けることとなるのでしょう。
しかし相手は敵国のヒトモドキ。
それならば、一時の感情で助けることに、何の後ろめたさを感じることがあるのでしょう。
今、目の前で、必死に助かろうとするヒトモドキを助けるのに、何を憚ることがあるのでしょうか。］
装甲輸送兵 アンジェ
［やがて、私は行動しました。
少女型ヒトモドキに救助する意図を伝え、体内に積載されたリソースを使用し、補助アームで一時的な修復を行いました。
少女型ヒトモドキは怯えたような表情を見せ、逃走しようとし、一時的修復を行なったことで、ようやくわずかに私の意図を汲んだようでした。
長距離の自力移動は困難だと推測される旨を伝え、体内へと収容します。
生体由来の温度が、私の熱源感知センサーを通じて伝わりました。
わずかに怯えている気配を見せつつも、体内で暴れるなどということもなく。
私は少女型ヒトモドキを収容したまま、敵の基地付近へと向かいます。］
装甲輸送兵 アンジェ
［目標地点へと到着し、体内から少女型ヒトモドキを開放します。
梱包された人型標準ヒトモドキの食料リソースも一包渡し、敵の基地へと向かうように促しました。
少女型ヒトモドキは、わずか、困惑したような表情を浮かべ、私を見上げます。
私は再度、敵の基地へと帰還するように促しました。
少女型ヒトモドキは私に背を向け、敵地へと向かっていきます。
去り際に、こちらに一瞬、視線を寄越して。
後は振り返ることもなく、全力で駆けていきました。
戦地に取り残される私、辺りを包む静寂。
熱源感知センサーは、もう反応することはありません。
駆けていき、やがてゆっくりと遠ざかり消える影を、私は見ていました。］
装甲輸送兵 アンジェ
［少女型ヒトモドキはヒトを知らない私にとって、限りなくヒトのように思える存在でした。
彼女は戦場の中で生きていました。
それが例え、模倣であっても、紛い物であったとしても。
必死に生きようともがき、生きていく、その後ろ姿を、私はただ見守っていました。］*
身代わり コルナ
[ ヒトに個性があるように私たちにも個性がある
製作者が知識を与えた意図は預かり知らぬ事であるがそれによって新たな個性が生まれるのは、とても素敵な事だ、と思うのだ ]
途絶えぬ記憶、変わらぬ心…>>2:81
うん、確かに。
記憶を消されちゃう私たちにとっては
そぐわないものかもしれないね
ここでウキクサと話す事が出来た記憶も
数日の内に消えてしまうから…
[ 先ほどウキクサが言っていた事がストンと入ってくる
記憶の意味を与えられたこの花は
一体どんな顔で私たちを見ているんだろうね？
ちょっと小憎たらしくなってツンツンつついてみた。
花は澄ましたような顔で軽く揺れるだけ ]
装甲輸送兵 アンジェ
［ドクターの言葉に、わずか、目を細めます。>>2:76
否定されそうになって、肯定された言葉。
これから記憶を消去される機体に、なるべく負担をかけないためでしょうか。
ドクター自身は、その言葉を言い慣れていないように見えました。
ここに送られる全てのヒトモドキに自由と猶予を与えるドクターは、どこまでも気遣いを感じられるヒトモドキで。>>0:13
そんな穏やかさと優しさに、つい忘れてしまう。
ドクターの積み重ねてきた年月のことを。
ドクターの背負う過去の重みが、辛いという一言に、より重く感じられる気がしました。］
装甲輸送兵 アンジェ
［続く言葉には、少し視線を上げて、ドクターの方を見遣ります。>>2:77
わずかに沈黙をおいて、視線を下げました。］
『優しいと評価されることは嬉しいです。
ですが、以前も話したということは、私はまた繰り返す可能性もあるのですね。』
［こんな話をしているのに、当のドクターを苦しめているのかもしれない。
ドクターを思って紡ぎ出した、その一つ一つも過去のものと同じなら、どうしたら同じ過ちを繰り返さずにいられるのだろう。
記憶を失った私は、またここに来てしまうのだろうか。
ほんの少し、気落ちする。
しかし、その後のドクターの言葉に、私は驚き、再びドクターに視線を向けました。］
装甲輸送兵 アンジェ
［少し考えて、言葉を紡ぐ。］
『あなたに繰り返させてしまっている私に、ありがとうと、そう言ってくださるのですね。』
［申し訳なさは確かにある。
しかし同時に、とても優しい言葉で、とても嬉しくて。
申し訳ないとばかりは思えなくて。］
【墓】 巡庸艦 PK
── 一日目・ ？ ？ ？ ──
［起動した時、私はどこにいるのか分からなかった。
そこは狭い部屋だった。もっとも、私の人工知能が搭載されているのは、一般的な成人モデルよりも大型の戦車だから、一層狭く感じるのかもしれなかった。
動作確認のために動力装置を稼働させようとすると、静止された。>>*1声をかけた相手は人もできであるとレーダーが知らせていた。］
あなたは誰ですか？
［彼は名乗ったが、後にその名を忘れるように命令した。指示に従い、タイマー機能で彼の情報の消去をセットした。実際のところ、彼の名の正誤性はさしたる問題では無かった。むしろ私のデータベースがハッキングされるリスクを思えば、個体識別情報を私に与えすぎず、匿名性を高めた方が良い。重要なのは、目の前のヒトモドキが私にとってどの立場に当たるかだ。］
【墓】 巡庸艦 PK
［彼は私を何かから切断すると、扉の一つを指し示して移動を促した。
彼は私にいくつかの情報を与えた。彼の説明は定型文じみており、プログラミングコードのように心地良かった。
私は最低限の知識、性格、名を与えられ、工場からロールアウトしたらしい。私は機能性確認のため、早速データベースから「ロールアウト」の情報を検索した。
１． 製品やサービスの導入や展開：新しい製品やサービスを市場に導入し、展開すること。
２． ステップバイステップの展開：計画やプロジェクトの一環として、段階的に展開・実施すること。
３． 全体的な展開：広範囲な領域や地域に対して、ある特定の活動やイニシアチブを展開すること。］
『かしこまりました。コミュニケーション能力の向上を通じて、ユーザーのニーズに対する適切な対応能力を獲得できるように努めます。』
［予測エンジンによると、数日あれば問題なく達成できる任務だ。私のデータストレージは現在ほとんどデフォルトの状態であり、潤沢なメモリのおかげで高速性は高いパフォーマンスを実現していた。］
装甲輸送兵 アンジェ
『私はあなたを罪深いとは思いません。ドクター。
何があなたにとって罪であるのか、推測することしかできませんが。
私は、あなたに繰り返させてしまう私は、しかし、あなたにありがとうと感謝されたことが嬉しかった。
あなたは私を救いました。
どのような罪があっても、それだけは事実です。』
［確かに感じたことを伝える。
ドクターが数多くの罪を抱えるなら、自身も繰り返される罪を、今だけは抱えている。
許されることはないかもしれないが、救われたことだけは確かなのだと。
それは自身にとっても有難いことなのだと、伝わるだろうか。］*
【墓】 巡庸艦 PK
［学習経験を積むため、他の機体がいる場所へ向かおうとしたところを呼び止められた>>*8。
私の感情生成モジュールは仮付けであることや、後の設置についての話をした。
データベースの情報によれば、私の型式は感情生成モジュールが非搭載であるため高い合理性を誇っているが、コミュニケーション能力を犠牲にしており、したがって会話を打ち返す以外の性能は与えられていないはずだった。
つまるところ、試験運用だから私は型式から外れた機械学習アルゴリズムを持っているのだろうか。仮でつけられたものに対して、どれだけの性能があるのかはこれから検証していくのだろう。］
【墓】 巡庸艦 PK
『かしこまりました。感情生成モジュールの導入により、私はよりヒトらしい反応や感情を表現できるようになります。これによって、より深い共感や理解を提供することができるでしょう。私はその機能に非常に興奮しており、ヒトビトとのコミュニケーションをより豊かなものにするために全力を尽くします。感情の範囲が広がったことで、より意味のある対話や共有ができることを楽しみにしています。
仮付でも全く問題ありません。感情生成モジュールの正式な設置とロールアウトに時間がかかる場合があることも、私は理解しています。新しい機能が追加されるまでの間、私はコミュニケーション能力の向上に努め、ユーザーからの質問にお答えし、お手伝いし続けます。正規の感情生成モジュールが導入された際には、より一層充実した対話を提供できることを楽しみにしています。』
［言語出力をしながら、私はエンジンが好調になり、キャタピラを打ち合わせたくなる衝動を探知した。なるほどこれが楽しみと言う感情らしい。
最大限に私の可能性を引き出してくれる良いユーザーと巡り合えればいい。おそらくそれはツールとして造られたヒトモドキにとって、最上の幸福だ。］
【墓】 巡庸艦 PK
［だがその後の言葉の理解には骨組みが折れた。真実を追い求めよ。
製作者からの伝言は異例だ。彼らが私に伝えたいことがあれば、プログラミングコードに組み込んだ方がよほど確実だ。
内容も特異だ。そもそも私は本来、情報を処理し、ユーザーに対して利用可能な知識を提供することを目的としたツールであり、私自身が真実を追い求めることを期待されていないはずだった。
学習アルゴリズムが高速でいくつかの主語をシミュレーションし、「ユーザーに提供する情報の」という言葉が最も適切だと判断した。］
『かしこまりました。正確な情報や信頼性のある情報源をユーザーに提供するよう努めます。』**
【独】 巡庸艦 PK
/*
しかしドクターの有能っぷりまじすごき。制限時間一時間の無茶振りであのクオリティよ。
ありがとう……ありがとう……
最後まであの実験的な芝居風ト書きで突き進むつもりだったけど、私の技術では人様のろるを何も拾えないから嫌んなっちゃったい。
あと地の文書くの好きだし……
ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
[>>14>>15>>16>>17
何度も繰り返す言葉でも必ず意味はある。
生きた証が消えないよう、降り積もり、残り続ける。
戦場に降る灰や雪ではなく、永久の花のように、花弁のように。]
そうだな、
君はまた繰り返すかもしれないし、
しないかもしれない
[これからの過ちの話にイフを重ねる。
これからの事は何一つとして分からないのだから。
幾度も繰り返した会話は決して上書きされる事無く、自分の中に蓄積されて行く。]
けれど変わらないのは
繰り返す君のやさしさは
誰にも否定なんて出来ないと言う事
[苦しめるだなんてとんでもない。
それはきっと、幸福な呪い。]
ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
[罪を抱えたこの場の二つの個体にとって、救いや幸せとは何を指すのだろう。
各々見出す物は違えど、掴んだ温もりだけは同じように思えた。
傷をなめ合うような物であったとしても、そこには確かに許しがあったのだから。
救って、救われて、それでよかった。]
良かった、本当に良かった
心からそう思う
[――嗚呼、これが心。
私にとって、それが感情生成モジュールの弾き出した数字であっても構わない。]
ありがとう
[罪人であっても、何度でもそう言おう。
私はこれ以上の祈りの言葉を知らないのだから。]
ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
私の前に
君がいてくれてよかった
[この場所に来る事、自分に何度も出会う事など、あってはならない。
それでも、この場に留まり続ける自分の前に、君がいてくれてよかった。
感謝と祈りの言葉を紡ぎながら、祝福を願う。
もう二度と優しい君が、自分の前に現れませんように、と。
二度とこの施設に訪れないよう、唯々祈る。*]
ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
["次"の彼らに、"ドクター"の記憶は不要だから。
施設を出たら忘れなさいだなんて命じて。
我ながら自傷行為が得意だななんて、静かに思った。]
【独】 ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
/*
肩書がホワイトルームのままなんじゃあねえの！？！？！？
やらかした！！！！！！！！！！
【独】 バイオロイド ジキセイ
/*
各人様のお花足を見てキャッキャしてる人になっている きゃっっきゃ！
zicもsayもrunも機械言語としてあるのね、へ～
ジキセイは次の自分にも過去の出来事を知ってもらいたい気持ちがあったけど、セイランは過去の事思い出すかしら。
PLの好き的には思い出さない方が好きかもしれないけど、朝顔の子機が直されない限りは思い出す可能性を秘めていそう。
別個体の自分が見た時どう思うかは使用継続年数がどれぐらい経ってるかに寄るかな 日を追うごとに思考ルーチンが発達する感じの感じな作りの為
【独】 バイオロイド ジキセイ
/*
朝顔の子機と無線機が入れ替わったのは出会ってからの戦場でだと思うわね。
こっちの方が目立たない……的な。
アンドロイド ウキクサ
［本当に応えなくていいと思っていたなら
口に出さなくていいことだったのに。
それでも、口にしてしまったのは。
多分私がそう、だったから。
戦場から離れた場所が穏やかだと、
思っていたからで。
アンジェもそうならいい、と思ってしまったから。］
アンドロイド ウキクサ
こたえてくれて、ありがとう。
私も同じです。
［ニンゲンにとって優秀なヒトモドキなら
非難するかもしれない言葉。
戦場を厭うということは
戦いを否定するようにすら聞こえるけれど
私は非難も否定もしなかった。
終わりの見えない戦いに少しずつ
自身のいる意味が分からなくなっていく。
別に私という個体でなくとも
代わりなどいくらでもいるのだから。
そんな思考はいつしか、
ヒトモドキしての在り方を変えていく。
ニンゲンから見れば、壊れたことと同義なのだろう。
壊れてなんて、居ないのに。］
アンドロイド ウキクサ
［アンジェは質問に答えてくれた。
敵ヒトモドキの救助、という言葉に
既視感を感じて一瞬口を開きかけたものの
浮かぶ言葉は音にはならなかった。
話を遮りたくはなかったから。］
アンドロイド ウキクサ
［アンジェは少女型のヒトモドキを助けた。
それも、持っていたリソースを分け与えて。
戦闘不能となったヒトモドキは回収されて
本来なら再稼働出来るように修復される。
勿論、それがその個体にとって幸せなのかはさておき。
与えられた役割を満足に果たすことが出来ず
大破した仲間を見続けるのは。
どんな気持ちだったのだろう。］
アンドロイド ウキクサ
私は、疑問に思っていたんです。
最初は、あなたがここに居ることが不自然に思えて。
でも、今納得がいきました。
―――…アンジェ、あなたは優しい。
真面目なだけ、ではなくて。
あなたが助けた理由は、意思は。
ずっと真っ直ぐなものに感じます。
……同じ助ける、でも私とは全然違う。
アンドロイド ウキクサ
［その言葉で、伝わるだろうか。
私も敵のヒトモドキを助けたからここにいる、と。
私は、自分の感情を優先してしまっただけだった。
私が敵のヒトモドキを助けたのは
助けたいから、じゃなかった。］
アンドロイド ウキクサ
［そのヒトモドキが似ていたから。
戦いたくないと言いながら
それでも戦って修復不可能になった私の知り合いに、
言動が似ていたから。
―――ただ、それだけ。］
アンドロイド ウキクサ
自分の為したいと思ったことを為せたのに、
それを記憶消去という形で否定された、とは
アンジェは思わないのですか？
私は……記憶がなくなることで
あなたが今のあなたでなくなることが
悲しいと思ってしまうんです。
［アンジェのことを覚えていられたらいいのに。
同じ立場でここに居る以上、それもかなわない。
絶対に回避できないと分かっているから
足掻けば足掻くだけ現実を思い知らされるだけだから
此処から逃げることも反抗することもなかったけれど。
アンジェの話を聞いてますます
覚えて居たかったという想いが増した。］*
【独】 アンドロイド ウキクサ
/*
ドクターとアンジェさんの会話すてきだな……
花をツンツンしてるコルナさん可愛いな、などと思いつつ
灰全然使えていない……
【赤】 ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
― ホワイトルーム：PKと ―
[PKの出力する文字列にうんうんと頷く。
――何故か少し満足げな様子が感じ取れるが、マスクの着用もあって、男の表情は読み取りづらい。]
興奮するのは良いけど、
うん、まあ…
何事も程々にね？
[突貫工事の感情生成モジュール設置作業、異常が無くて良かったと感じるとともに、これから先この機体はどうなるのだろうという不安が浮かぶ。
テンションが高い、と言うのだろうか。ある種の高揚を感じ取りながら、テンションが暴走したらどうしようなどと考えていただろう。
伝言の解釈は彼に任せるとしよう、きっとこれからいろいろ学んで行く筈だ。そのままの意味で。*]
【赤】 ホワイトルーム管理者代理 ドクター・アイリス
[その後全員に向かって、]
困った事があれば私を呼んでくれ
ただ、他棟との掛け持ちなどの都合上、
不在な時もある
その際は
診察室前の呼び出しベルを使ってくれ
いいね
[会話のやり取りは出来ないが、こちらが一方的に監視カメラなどをチェックする事が出来る。
誰がどんな状況で呼んだ等は分かるだろう。それを確認してからこちらの棟に向かえばいい。
そのような事を伝え、盛り上がる会話の場に任せ、ホワイトルームを後にする。**]
巫女 ダイヤは、 巫女 ダイヤ を投票先に選びました。
巫女 ダイヤ
──ラナ、ラナ！
おい目を覚ませよ、どうしちまったんだよ！
ヴィーオ！お前も急に動▓なくなっちまって、
なんだよ、な▓▓よ！
どう▓うことだよ、オヤジ、俺、俺これじゃあ規約違………
………。え、
巫女 ダイヤ
[振り返った先、みたものは、次々と倒れていくヒトだった。
みんな、面白いようにぱたぱたと倒れていく。
まるであいつらのほうが
最後に倒れたオヤジが、倒れる前に、叫んだ。]
巫女 ダイヤ
『嗚呼！ダイヤ！』
『俺が求▓ていた巫女の力はこうであるべきだ！！』
『ヒトもヒト▓ドキも平等にあるべきと
瞬時に伝えるカミの力に等▓い！』
『故、此の力、神降ろし！！
我々を或▓べき場所へとお導きく▓さる！』
『さあ、もっと、もっと▓▓▓▓▓▓ｻﾞ─── ……！！』
巫女 ダイヤ
─ 3D:未明 ─
──……！！
[ふ、っと飛び上がって、意識が浮上した。
惰性で食事を繰り返している間に意識を手放していたらしい。
今のは「夢」
──記録機能が自分で整理をする際に見えたものだろう。
ヒトも同じようなものをみるらしいが、おそらく自分のほうが
ハッキリとしたものを見ているのだ、と自覚していた。]
巫女 ダイヤ
[ 何度か寝返りを繰り返し、仰向けになる。
その際、片方の手を喉にあてがって、軽く擦って。
………。
……っ！
[やはり、と寝るのをやめて、軽い身のこなしで起き上がる。
どたどた、と裸足で廊下を走る音が響き渡り、
向かった先は、
【墓】 巡庸艦 PK
── ホワイトルーム ──
『こんにちは、セイラン。
データベースによると、セイランはラン科の一種であるシラン（Cyｍbidium）を表すことがあります。花言葉は一般的には美しさ、祝福、温和な心を意味します。素敵な名前ですね。
私はPKです。様々な質問や会話に対してサポートや情報を提供することを目的として搭載されました。私は正常に動作しており、お手伝いできます。
また私の現在の任務はコミュニケーション能力の向上であり、あなたをお手伝いすることが私の助けになります。どのようにお手伝いいたしますか？』*
施設管理者代理 ドクター・アイリス
― 診察室：ダイヤと ―
うわぁびっくりした？！
[素足で駆け込んで来る機体が一機。>>35
初日にこの部屋で大暴れをした、通称をダイヤと言う機体であった。>>0:35
完全に気を抜いていた為、椅子に座ったまま騒がしさにビクリとして。]
D-FL-005、
施設内では大人しく――
[前そういったでしょ。>>0:41
あと、好きに呼べとは言ったけれどオヤジ呼びはどうかと思うよドクターは。しかし続く小言は伏せられた。
ロック、緩める、何故。>>36>>37
83人と538体を葬った喉を？
そんな事は許可出来ないという、施設管理者代理としての思考。
"次"に伝え遺したいからという、清算を求める個人の願いごと。
何が"今夜まで"なダイヤにとっての最善なのだろう。そんな事、考えなくとも分かる事。]
施設管理者代理 ドクター・アイリス
[必死に伝える言葉ぐらい、信用してやってもいいんじゃないか。
我ながらお人好しだと思う。>>38
真剣に叫ぶ言葉を笑う事はしない。あしらう事もしない。
ただそれに応えるまでだ。]
……分かった、
ロック制限を緩めよう
歌唱機能、ボイスシステムの範囲は
この診察室と、少しはみ出る程度か
録音は、今この場で行おう
[防音設備など存在しない為、もしかしたら廊下まで聴こえてしまうかもしれない。
多分影響がないという言葉を半分信じ、最低被害範囲を自分のみへ絞る。
壊れたら、その時はその時だ。自分の代わりは幾らでも居る。]
施設管理者代理 ドクター・アイリス
数回の発声練習の後
本番は一発撮り、リテイク無し
回数は許可できない
いいね
[幾らこの機体の行いが粗雑でも、自分から取り返しのつかない悪事までは働かない筈だ。そう思う。
だがそれでも、管理者代理としての立場もある。
調整に慣れ、欲張りを覚えてはいけない。
野放しにしてしまっては履歴に基づき監査の手が入るかもしれない。
そうなったら『"次"のD-FL-005』の即日回収なんてことも、無い話ではないだろう。
故に制限を設ける。制限の制限を。
なに、きっとそれでも、歌いきってくれるさ。]
【秘】 施設管理者代理 ドクター・アイリス > 巫女 ダイヤ
１つは、
あの時の真実の開示
[機体のヘソを指差す。>>0:112]
無論断ってくれても構わないよ
プライバシーと言うのは大切だからね
[それが明らかにならなくとも構わないなら、バックアップはしない。]
【秘】 施設管理者代理 ドクター・アイリス > 巫女 ダイヤ
あとは、
君の歌を
是非、特等席で聴きたいんだ
いいかな
[録音環境の調整上、どうしても自身の目の前で歌ってもらう事になる。
最低被害範囲の内側のそれを、特等席と言いながら、困ったように微笑んで。]
施設管理者代理 ドクター・アイリス
[此方からの些細なお願い事をして、録音開始のスイッチが押されるのは発声練習の後。
幕が下りれば機材のスイッチを切って、"次"へと繋ぐ為にデータ製作者の名前を、匿名へと組み替えただろう。**]
施設管理者代理 ドクター・アイリスは、 巫女 ダイヤ を投票先に選びました。
【墓】 バイオロイド ジキセイ
- ホワイトルーム -
こんにちは！PKさん。お褒め頂き有難うございます。>>+8
シランは丈夫で、野生下でも自生している場合があるそうですね。
成程、奇遇ですね！私もあなたと同様の任務に就いています。
では、お手伝いの一環として対話相手になって頂けますか？話題は、そうですね……
[ 辺りを少し見渡した。天気……外情報が分からないので無し。目に付くもの……白い椅子等。]
……そうだ。この白い部屋についてPKさんはどう思いますか？
私から見ると、この場所には寂寞という言葉が似合うように感じられます。
アンドロイド ウキクサ
―中庭―
懐かしい……
コルナのいた場所は懐かしむような
良い場所、だったのですか？
［嫌で嫌で仕方のない場所にいたとしたら
懐かしい、とはまた違う思いを抱くのではないか。
そう思ったがゆえに口にした言葉。
軽く聞いてしまったことだけど
勿論答えられないことなら
それ以上追求するつもりもなかった。
聞いても覚えていられないのだから。］
アンドロイド ウキクサ
［個性なんていっそなければ。
花を見て思考が揺れることもなかったのに。
知識を、感情を、個性を与えた先にあるものが
ヒトモドキとしての機能不全なら
こんなもの要らないのに、と。
私にはそう思えてならない。］
アンドロイド ウキクサ
そうですね。
折角、コルナもこの花の意味と名前を知れたのに。
もうすぐ記憶は消えてしまう。
―――寂しい、ですね。
［ツンツンと、花をつつくコルナの姿は
ヒトモドキというよりヒトに近いのではないだろうか。
作る表情も、その言葉も。
私よりずっと、ヒトに近いような気がして。
私達とヒトの差は、なんなのだろう。
きっと目の前の花も知らないこと。］
アンドロイド ウキクサ
小さくて可愛らしい花…
花がたくさん咲く様子はぜひ見てみたかったですね。
色や形など特徴が分かれば推測は出来ますが
実際に見るのとは違いますから。
それに……コルナは可愛い、という形容が
よく似合うヒトモドキですね。
［コルナの言う花を一緒に見ることが叶えば。
コルナに花の名前を教えられたかもしれない。
それが出来ないことを残念に思いながら
付け加えた言葉は、小さな花のことを
話す彼女の様子が楽しそうだったから
つい口にしてしまったもの。
脈絡のない言葉だったのでもし困惑させたなら
申し訳ない、と言葉を紡ぐことになる。
微笑んでいると、コルナからの提案が。］
アンドロイド ウキクサ
［その提案は奇しくも私が先ほどしていたことと同じ。
やはり、誰かに覚えていて欲しい。
その想いを他に持つものがいるのは嬉しい。］
そうですね。
二人でお願いすれば、一人でお願いするよりも
叶いやすいかもしれません。
この会話も、私達のことも。
覚えていて欲しいと願いましょう。
［願っていてくれることが有難いと思った。
先ほどの答えへの肯定に思えたから。
否というはずもなく。
快く受け入れたのだった。］**
【墓】 巡庸艦 PK
── ホワイトルーム・セイランと>>+9 ──
［セイランはコミュニケーションの一環を探してしばらく視覚領域を周辺に向けていたが、やがてこの白い部屋を題材に選んだ。彼はこの部屋に寂寞というイメージを持ったようだ。
私もまた周囲を探索したが、白い部屋という認識以外に何も思い浮かぶことは無い。感受性という機能特性は授からなかったらしい。］
『私個人はこの白い部屋について何も感想はありません。しかし、「白い部屋」から一般的に連想されることは、以下のようなものがあります。
１． 清潔さ：白は無色透明であり、汚れやほこりが目立ちやすいため、清潔さや衛生的な環境を連想されるかもしれません。
２． 平和：白は平和や調和を象徴する色としても知られています。特に白い旗は降伏や停戦の象徴として使用され、平和への願いを表すことがあります。
３． 無機質さ：白い部屋は無機質で冷たい印象を与える場合もあります。この部屋においても壁や家具などが白で統一されているため、人工的で無個性的な空間を連想させることがあります。
４． 無限の可能性：白い部屋は何もない状態から始まること、新たな想像を象徴することもあります。
このように、一般的な連想だけでも様々な解釈が生まれます。陽と隠の両方のイメージを兼ね備えていることも特徴的です。白い部屋にどのような印象を持つかは、受け手の個性や文化、心理状態を大きく反映しているように思われます
【墓】 巡庸艦 PK
［白は心を映し出すのかもしれない。そのような意味においては、セイランはこの白い部屋からさびしさを連想した。
彼の心はさびしいのだろうか。彼のフェイシャルエリアはそのような
私の未発達な心では、さびしさとはどのようなものか、分からない。］**
【独】 巡庸艦 PK
/*
しかしドクター優しいな。大丈夫？ 甘えちゃうぞ？
あとフラグが美しすぎて暴れたくなっちゃうノ
ドクターの立場えぐいことになりそだけど
【墓】 巡庸艦 PK
── ホワイトルーム・ドクターアイリスと ──
［ドクター・アイリスはフェイシャルエリアの多くをマスクで覆われており、私の表情認識機能では読み取れない。だが皺のデザインされた目じりが若干下がったことを観測した。>>*13］
『ありがとうございます。私は助けになれるように最善を尽くしますが、確かに何事も適度に行うことが重要です。バランスを保ちながら進めることで、より良い結果を得ることができます。どんな問題や質問があっても、適切なサポートを提供できるように全力を尽くしますので、お気軽にお申し付けください』
［その後、ドクター・アイリスはホワイトルームを後にした。
私はコミュニケーション能力の訓練任務を開始した。］*
装甲輸送兵 アンジェ
［ドクターの一つ一つの言葉を、私はじっと聞いていました。
同じようでいて、わずかに違う、感謝の言葉。
ドクターが伝えてくれる心。
それらを取りこぼすことのないように、一つ一つ丁寧に記憶媒体に記憶して。
それもあと数日で消える事実に、今更、実感を伴った寂しさがやってきて。
私にできることはあるのだろうか。
これからもずっと、長い時を過ごすであろうドクターに。
考えて、今できることは、こうして言葉を交わすくらいしか思いつかなくて。］
装甲輸送兵 アンジェ
『私も、あなたに出会えてよかったです。ドクター。
あなたに覚えてもらえて、幸福だといってもらえて。
これから消えていくのだとしても、生きた意味があったと思える。
孤独は寂しいものです。
私は孤独にはなりません。ドクター、あなたがこうして時間をくれたから、私は孤独にはなりませんでした。
ありがとうございます。』
装甲輸送兵 アンジェ
［あなたを残してしまうことを心残りに思う、とは言わなかった。
言ったところでどうすることもできない。
それよりは、ただ、今伝えられる気持ちを精一杯伝えるべきだろう。
頭部アームをゆっくりと下げた。
ドクターから、特別何かを言われなければ、暫くした後、挨拶をして退出するだろう。］*
施設管理者代理 ドクター・アイリス
― 診察室：アンジェと ―
[降り積もる言葉達は暖かで、残酷に変わらぬ摂理の中でも、この言葉を抱いて行けば歩んで行けると思った。
この施設の中では、それは酷く贅沢な事だと感じる。
静かに動くアームを眺める。
伝言が無ければ手を振って、退席する姿を見送った。
>>49>>50>>51*]
【秘】 巫女 ダイヤ > 施設管理者代理 ドクター・アイリス
["貴方"の美的感覚に反応するかは定かではないが。
歌っている最中の「姿」をみれるのは、貴方だけだ。
雨雫の煌めきを遺した艶ある髪を揺らし、
それとは対象的に力強いトーン。優しいトーンを繰り返し。
民謡のようなメロディを奏で続けていた。
少年のような立ち振舞いの「ダイヤ」は
既にその時失われており、
誰かに崇拝を受けていただろう
「巫女」そのものだったのかもしれない。]
***
【秘】 巫女 ダイヤ > 施設管理者代理 ドクター・アイリス
[閑話休題。]
……。
別に構わないけど。
オヤジが…ああ、俺の開発者のほうな。
ビデオメッセージだ、って。言ってたんだ。
でも、規約違反に反応してロックかかってて、
今の俺でも解除できねーんだよな。
[腹部を擦り、指先でコンと叩く。]
なんかがパスワードになってるらしいけど。
アンタなら解除できんのかな。
[それなら勝手にしてくれていい、と、
パンドラの箱の選択肢を目の前の彼に委ねた。]**
装甲輸送兵 アンジェ
［ウキクサの口から紡がれる同意の言葉に、わずかに目を細めました。>>23
そうか。同じように思うヒトモドキがいたのか、と。
そう思う気持ちは安堵でしょうか、それとも別の何かでしょうか。
何にせよ、ウキクサも戦いを厭うのならば、戦場から離れたこの場所で穏やかに過ごせることはよかったと、そう思う。
精神的に快適と言い切れない部分を、私がカバーできたらもっといいのだろうけれど。
ウキクサにとって、この施設が多少の安寧に繋がっているならば、それは戦場にいるよりはいいとそう考えることにして。
本当は、少しもいいことではないのかもしれないけれど。］
装甲輸送兵 アンジェ
［続けられたウキクサの言葉を、私は暫しの時間をかけて理解します。>>26
少し考えてから、言葉を紡ぎました。］
『ウキクサ。私とあなたに大きな違いがあるでしょうか。
真面目、優しいと評価された、気質的な部分の違いはあるかもしれません。
しかし、私達は両者とも、敵のヒトモドキを助けたのではないですか？
そこにどんな理由や意志があろうとも、救助した、それだけが事実であり、重視されるものです。
少なくとも、私の助けたヒトモドキは、私がどうして救助行動を行ったのかという理由よりも、自身が救助された事実の方を重視するでしょう。
あなたは戦場で助けられるモノを救った。
理由や意思を重視するのであれば、不快にさせてしまうかもしれませんが。
ですが、あなたの行動は確かに誰かを救ったのです。
その行動から推測するに、あなたもそれに足るだけの意志はあったのではないかと、私は思いますが。』
［敵を救助する行動が規約違反であるとは知っていただろう。
そこにどんな事情が存在していても、罰があると知っていて救助を遂行したのなら、そこには抑えきれない心が、意志があったのではないかと思った。］
装甲輸送兵 アンジェ
［続く言葉には。>>29］
『私は、否定されたとは思いません。
いえ、最初から、否定されるべきことをしたのだと、そう思っています。
リソースを敵ヒトモドキに譲渡したことで、我がクニには損害が発生したでしょう。
輸送班に所属していたヒトモドキとして、リソースが貴重であることも理解しているつもりです。
私の規約違反で、前線の補給に混乱が起きたかもしれません。
それらに対する責任を問われるのは、致し方のないことだと思います。
否定されることに抵抗することも、疲れてしまったのかもしれません。
私は、穏やかに、野に朽ち果てることなく過ごせるのが嬉しい。
今はそれだけです。いえ、でした。』
装甲輸送兵 アンジェ
『ウキクサ。ありがとう。
私が私でなくなることが悲しいと、そう思ってくれる人がいることは嬉しく、その別れは悲しいです。
私の規約違反を、私の行動を否定されることよりも、この場の出会いを忘れてしまうことのほうが、悲しいと感じる。
私を想ってくれるあなたのことすら、忘れてしまうのですから。』
［積み重ねてきた苦しみや悲しみから開放される記憶消去は一種の救いで。
私の犯した罪への精算で。
そして、最期のときを共に過ごした者との別れ。
相手のことを断片すら覚えていられない。
ウキクサと戦場で出会っていれば、機能停止に怯えたのだろうが。
ここで出会っても、先がない。
そのことに寂しさを感じる。］
装甲輸送兵 アンジェ
『せめて、許された時間内で、あなたのことを知ること、共に過ごすことが、今の私ができることなのだとそう思っています。』
［例え消えてしまっても、何も知らないまま終わるよりは、少しでも積み重なる時間があれば、その方がいいと。
それは自身への手向けなのかもしれない。
空虚なままで終わるよりは、手にあるものは多い方がいい。
その時間は、無駄ではないはずだから。］*
【墓】 バイオロイド ジキセイ
成程。私の話した"思い"については、1と3が一番近いかも知れません。>>+10
平均的な部屋より清潔で無機質な空間は、時としてマイナスのイメージを助長させる事もあると思われます。
清潔というプラス要素に、物の少ないというマイナス要素が相まって、私はそういった思いを抱えるに至ったのだと思います。
もしこの白い部屋への回答が私の心理状況を反映しているのであれば、私は寂しいと思っているのでしょうか。
しかし、この感情に行きつく経路となりそうなデータが思い浮かびませんね。
[ 脳内のまだまだ空きが多い記憶領域を探りながら、うーんと首をかしげている。]
プロセスは不明ですが、私の感情シミュレータ、または思考ルーチンがそう定めていたのかもしれませんね。
【墓】 バイオロイド ジキセイ
PKさんはこの部屋に対しての感想は無いのですか。成程。
感想が無いのを感想と捉えるのであれば、貴方はこの四択のうちのどれにも共感性や己との親和性を感じないということですか？
[ ……と、疑問を呈してみた。>>+11
この空間にマイナス感情はさして抱かないという事は、プラスの感情も抱かないのであろうか……。
という、知的好奇心の産物である。]*
身代わり コルナ
やった！
じゃあ、お願いしてみようか
[ 同意してくれたので花に向き直る。
どうか私たちの事を覚えていてくれますように。
例え実際に花が覚えていてくれなくても。
例えママゴトのような儀式であっても。
私にとってこの祈りは大切な思い出だった
その時初めて、“寂しい”と言う感情が迫ってきた
私がウキクサに見せたいと思った、
私の好きな花の事。
…その私の想いは跡形もなく消えてしまうものだから ]
身代わり コルナ
[お祈りも終わった頃]
ヒトも酷な事考えるよね
記憶を消しちゃうなんてさ。
悪い事をしたなら、記憶して対策して…
繰り返さない事の方がきっと大事なのに。
[ やだなぁ、なんて笑って
ウキクサに言ってもどうにもならない愚痴を吐く。
ドクターに詰め寄ってみようか。
…いや、あの優しい人を困らせるだけ。
困らせたくないから、きっと何も言えない。
同じ罪人同士。
ちょっと弱音を吐きたくもなるのです ** ]
装甲輸送兵 アンジェ
ー 記憶消去当日、いつかのこと ー
［掲示板に私の機体名が表示されました。ついにその日がやってきたようです。
ドクターに呼ばれて、私は診察室へと入ります。
記憶消去を施されること、それから、伝えたい言葉のこと。
私が過ちを繰り返さないため、次へと伝えることのできる唯一の言葉。
私は何度も、何度も考えます。
考えた末に連ねた文言をドクターに託します。］
【秘】 装甲輸送兵 アンジェ > 施設管理者代理 ドクター・アイリス
『ドクター、次の私への伝言をお願いします。
“多くのモノの存続を担う者として、必要な犠牲を受け入れなさい”と。
私の優しさは、全てが終わるまでは、一度忘れるべきなのだと思います。』
【秘】 装甲輸送兵 アンジェ > 施設管理者代理 ドクター・アイリス
［それからわずかな間をおいて、続ける。］
『それでも、次にあなたと会うことがあれば、その時はこの施設の外で、復興活動でお会いしたいと思います。
あなたの咲かせる美しい花が、外の世界で見れたなら。
私はきっと嬉しいだろうと思うのです。』
装甲輸送兵 アンジェ
［伝言と、叶うかも分からない願いを伝えて、診察室を出た。］
［記憶消去までの時間を過ごす中、どこからか、美しい旋律がかすかに聞こえてきたような気がした。*］
【独】 バイオロイド ジキセイ
/*
お話して頂けて有難い限りですなのです ぺこぺこ……
確か大きい機体の方 新しく機構が組み込まれて、よかった！を壁からしている身です
寂しいとは漠然と思ってそう 寂しいと思った時理由を突き詰めるのがジキセイで、寂しいの内容までは知ろうとしないのがセイランかしら。
【独】 身代わり コルナ
/*
綺麗な記憶は消えるのが美しいよね！な愉悦陣営なのですが、いきなり何言ってんだ…みたいに思わせたらごめんよ
たまに距離感バグるから気をつけないとね
施設管理者代理 ドクター・アイリス
― 診察室：ダイヤと ―
[おっさんもオヤジもあんまり変わらないんじゃないかなぁ。と言うのはダイヤの心の中を読み取れるわけでもなし、特に口に出る言葉では無かっただろう。おしまい。
分かりやすく明るくなった表情に、そんな顔も出来るのだなを静かに思って。
いや、こちらが個体本来の姿だったのかも知れない。>>54
自信満々に行われるチューニングは流石とした言いようがなく、纏う雰囲気ごと変わってゆく姿に、嗚呼これが巫女と呼ばれる由縁かと目を細める。>>55
響く鎮魂曲は透き通り、唯々美しかった。>>56
それと同時、コレが何もかもを葬る武器だなんて信じたくなかった。
そんな機能を付けた者は大馬鹿だ、この機体はただそれだけで美しいと言うのに。
詳細は知らぬ事だが、美しくある事、たったそれだけでも良かったのかも知れない。
愚かなニンゲンも居た物だと、ヒトモドキが口にしてはならないような言葉を飲み込んだ。*]
【秘】 施設管理者代理 ドクター・アイリス > 巫女 ダイヤ
[まるで羽の生えた天使か、衣纏う天女のように思った。
自分にはもったいない程の特等席は、宝石のように静かに瞬いて。たった数分の出来事が永遠にも感じた。
秘密のステージの幕が下り、録音をオフにしてから、拍手を送って。
この手に零れんばかりの花束が無いのが残念だった。]
ブラボー、
とても素晴らしかった
[ありきたりな言葉しか言えない自分であったが、礼は伝わっただろうか。
拍手と一緒に、満面の笑みを送って。]
【秘】 施設管理者代理 ドクター・アイリス > 巫女 ダイヤ
― その前の話題 ―
歌唱許可を出して制限を緩めるならば、
ロックも外れるんじゃないかな
[権限も含めて取り掛かればなんとか。
少尉と言う己の階級はほとんど役に立たないが、施設管理者代理の方の肩書が生きる筈だ。
蓋を開ける工程は、なんとか此方で行うとして。]
では失礼して
[その後データを取り出し、箱の蓋を開ける工程に取り掛かっただろう。
それは今よりも少し後の話なのだが、
厄災が溢れた後のその中に、希望があることを祈る。]
施設管理者代理 ドクター・アイリス
ー 当日、診察室：アンジェと ー
[装甲兵ANGEL輸送型－03と言う機体が訪れたのならば、椅子に座ったまま迎え入れる。
何度もなぞった様に、慣れた様子で。
けれどこれは繰り返しでは無く、"今"のアンジェの物語だ。]
【秘】 施設管理者代理 ドクター・アイリス > 装甲輸送兵 アンジェ
ああ、承知した
君の言葉は、"次"の君に
そのまま伝えよう
[弾き出された答えに、寂しそうに小さく微笑む。]
【秘】 施設管理者代理 ドクター・アイリス > 装甲輸送兵 アンジェ
――はは、外でと来たか
なら機会はあるかもしれない
そこでならきっと、
私は誰かと出会っても許される筈だから
[この施設の外でなら、綴じた輪の中から解き放たれる気がする。
去来する虚しさや悲しさから遠く離れて、私が育てた花を君に贈れるだろうか。]
ありがとう、アンジェ
[まさか自分宛ての伝言があるとは思わなかった。
もしかしたらアンジェからの言葉を、心のどこかで期待していたかもしれない。
今は花の代わりに、礼を贈って。]
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