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けんきゅう シトゥラは でんし ウミに意思を委ねた。
でんし ウミ は けんきゅう シトゥラ の名前を書いた紙を箱に入れた。
みつかい ヌンキ は けんきゅう シトゥラ の名前を書いた紙を箱に入れた。
けんきゅう シトゥラ は けんきゅう シトゥラ の名前を書いた紙を箱に入れた。
ほしあつめ サダル は けんきゅう シトゥラ の名前を書いた紙を箱に入れた。
ほんのむし エルナト は けんきゅう シトゥラ の名前を書いた紙を箱に入れた。
けんきゅう シトゥラ に 5名が票を入れた。
けんきゅう シトゥラ が断頭台の露と消えた。
翌朝、 みつかい ヌンキ の死が告げられた──……。
現在所在が確認できるのは でんし ウミ、 ほしあつめ サダル、 ほんのむし エルナト の 3 名。
でんし ウミは、 ほしあつめ サダル を能力(襲う)の対象に選びました。
あの娘からの手紙だ!
[ ウミは早速その手紙のテキストを読み進める。
過日の技師の忠言をそのまま守る形で、
言語学習は行わず、ただ内容を理解するだけ。 ]
[ その手紙のテキストを全て読み終えて暫く後、
ウミは、ぽつりと零す。 ]
……私はこの星から出られるのだろうか?
界王自身に搭載された人工知能である私は、
それらを星の外に出す方法はありますか?
[ まるであたかも独り言のように零された銀河語。
それを聞き拾った技師は、カイオウ語で
ウミのアバターに向けて言葉を発する。 ]
≪ 何を星の外に出す心算なんだい、ウミ?
キミが電子メールを星外に送信していたのは
ボクも把握しているけれど。 ≫
[ ウミの不完全な銀河語の最後の言葉を
あたかも額面通り受け取るかのように
技師はそんな問いを放ってみながらも―― ]
/*
お返事ありがとう。海について、タムタイアについて、教えてくれてありがとう。とても興味深いです。
バハラルダにはバハラルダの人とタムタイアの人が両方、住んでいるですね。それはポールに住む僕みたいだ。
書かれていた話を読むと、惑星バハラルダは惑星タムタイアではないですか?
元から住んでいた人がタムタイアという人々なら、星もタムタイアというのじゃないか。少し思いました。でも、あまり気にしないで。
ああ、星から手紙を送り続けます。
それ以外に、屈服したり逃げたりするようなものは何もありません
特に考えているわけではありません。
あゆみ、どうしてこの話をでっち上げたの?
≪ ……まあ、うん。でっち上げだな。悪かった。
キミがそういう心算で「それらを」だとか
出力した訳じゃないだろうとは解ってるよ。 ≫
海は神様。ヌンキ様は海の御子様。
タムタイアの星だから、海も元々はタムタイアの神様ですね。
タムタイアの人だけ守る。僕はそれが分かります。星に生きる人、星の子供。タムタイアの人、海の神様の子供。海の神様は御子様、タムタイアの人を守りたい。大切だということ。
でも今は、神様、バハラルダの人も、僕やマリクの人も守ってくれる。ありがとう。伝えてください。
祝福される。とても嬉しいことです。家族に会えたら、伝えてみたい。僕たちは海の祝福を受けていると。
災害や飢餓から人を守った。凄いです。どのようにして守ったのだろう?気になるますね。
その神様に祝福される。とても誇らしいです。
惑星マリクについて書いてくれたので、お話しましょう。
惑星マリクは、ヌンキ様が書かれた通り、水じゃない、砂でいっぱいの海のある星。
真っ白な砂が広がっている。ずっと遠くまで。海を知っている人が、まるで海みたいだと言います。それで、砂の海と言います。
砂の海は、マリクの人にとって、とても大切で、とても特別。
それは新しい命の生まれるところだからです。砂の海がなければ、子供がいなくなってしまう。言い伝えです。
もっと詳しくお話します。砂の海。特別な石が見つかるます。
それを星の欠片といいます。マリクに祝福されている証です。星集めという人が、新しい子供のために、それを探します。
マリクで生まれる人は、一人一つ、星の欠片を持ちます。色も形も様々。物質はマリクの山で見つかる石とほとんど同じ。
違うところは、持ち主が壊そうとしない限り、決して壊れないというところ。
とても不思議なので、皆、星の祝福を信じています。
大切な人ができたときに石を分けて、絆の証にするんだって。
長くなりました。難しいところや分からないところもあるかもしれません。あったら教えてください。
マリクについて聞かれるのは嬉しいことです。できる限りでお答えします。
僕もポールで勉強をします。ヌンキ様も、勉強頑張ってください。
≪ それで、本題なんだけれど。
キミがカイオウの外に出られる手段が
全く無い訳じゃないんだ、ウミ。
まあそんなに単純な方法でもないけれど。
ウミ、キミは、星の外に出てみたいかい? ≫
≪ ああ――返答はカイオウ語で頼むよ。
こういう答えはなるべく正確に知りたいから。 ≫
[ ウミのアバターが二度瞬きを繰り返した後。
そのアバターの口を動かしながら、
ウミは技師の命令通りに、カイオウ語を出力する。 ]
< ボクは出てみたいな、カイオウの外に。
でも、今すぐじゃなくていい。
銀河語がもっと上達してから、
この銀河中の様々な惑星を旅してみたいよ。 >
< そうすれば、あの銀河的スターにだって、
それに、手紙をくれたあの子たちにだって、
直接会うことも叶うかもしれないだろう? >
[出立の日にも、夜明けは何事もなく訪れる。
そのことへの感謝をタムタイア語で捧ぐのは、急ぎの出立の中でも変わらない。
……郵便受けに届いていた手紙は、危うく取り損ねるところだったけれども。
家を空けている間に届いた手紙はお隣さんに代わりに取り込んで貰うことになっていたから、郵便受けの中がパンクしたり防犯上の問題が起こったり、といった心配はなかったけれども。]
あ、うん。後で読むから大丈夫!
[星の形のシールで閉じられた封筒をこの場で開いてしまうことはなく、リュックサックに入れた他の手紙のところに仕舞いこむ。
慌てた挙句に道中で手紙を落としてしまう、なんてことにもならないように。
公共の交通機関を乗り継ぐ間、叔父に大人しくついていくヌンキは鞄を開かなかった。]
[郊外のターミナルに辿り着いてからは、荒れ地を走行できる四輪駆動車をレンタルし、目的の地に向かう。
叔父が運転する車内から、ヌンキは外の景色を眺めていた。
この車内まで来ればリュックサックから手紙を取り出しても問題はなかったのだけれど、車が揺れるものだから、落ち着いて読めそうにはない。
都市部とは異なり自然が広がる――といっても緑豊かな訳ではなく、荒涼とした岩だらけの砂漠。
疎らに草が生え、時折はるか遠くに何かの建物らしき影が浮かぶ荒野に、辛うじて道の形に整えられた一本道。
依頼主の研究者との合流地である現地の集落に着く頃には、主星も地平線の下に沈んでしまっている。]
……そのクライアントって人、大丈夫なの?
村に着くまではおじさんいなくても。
[それに対しては、「問題ないらしい」と短く返された。
どうして?と食い下がるほどの関心を、ヌンキはここでは特に抱かなかった。]
[それよりも気になっているのは、その集落に留まっている家族のことであり。
ここからは見えない海の、その「神様」とゆっくり話せていない話のことであり。
そして、リュックサックに詰め込んだ手紙のことであり、あのエウクィにいる人に助力を請うたことの、その後の顛末のことだった。]
………さて。
[少し時間をかけて手紙をしたためはしたのですが。
極めて珍しいことに、セラエナスの書庫全体に事務連絡が入りました。
第1~第37分館および本館全ての司書への通達は随分久しぶりですので何事か…と思いましたが、どうやら大規模な宇宙嵐がセラエナスの重力圏内で発生予定のため、しばらく通信障害および物理的な物資の搬入出が困難になりそうなのだとか。
あくまで一時的なものだとはいうことですが。]
これは…お返事は少し遅れてしまいそうですね。
[まだ出していない電子、非電子の手紙を手元にため息をつくと、ふと頼りなさを感じました。回路が循環参照されてどこにも行き着かないような…
これは喪失感とか寂しさに近いものでしょうか?
やはり手紙を出さなければなりません。
宇宙嵐が落ち着いてからにはなってしまいますが。
その分推敲の時間ができたと思うことにしましょうか。]
[からだのメンテナンス。
受けている間、シトゥラは外のことを知覚しない。
だって、痛いのとかはやだ。
意識はふわふわして、ちょっと夢を見たり。
頭の中のデータを整理したり。
言葉のことを考えたり。
くるり、回転する。渦を巻く星雲の腕を真似て。
たくさんの水にただようみたい。
海ってこんな感じかな? 海の匂いの言葉を思い出す]
[ピリピリって触れる感覚。
こめかみで何かが揺らいでる。シトゥラと、外の世界の境界。
通信、これはお手紙だ。
掬い上げて手紙を開いたら、
水が
ぴちょん
と跳ねるイメージ]
[あなたの元へ一通の手紙が届きます。
封筒は白。便箋も同じように白。封蝋の代わりに星の形のシールで封がされています。
宛名と差出人名、中の本文はぎこちない銀河語が紺青のインクで綴られています。精一杯書いた痕跡は見えますが、どことなく拙い文章です。
便箋の一枚に、本を読む子供のような絵が書かれています。]
Seraenasに住んでいるErnatoさんへ
セレーナはあなたの故郷ではないですよね?あなたの故郷は惑星テラステアです。
それはどんな星ですか?
よろしければ、あなたの故郷について知りたいのですが。
人々がセラエナスに住めないというのは本当だったのだろうか?私はその星ではできないことをやっている。すごいと思います。尊敬します。
しかし、セレーナに行くのは難しそうです。少し残念です。
ヒューマノイドと呼ばれる人は知っています。彼らはとても強くて、電気のエネルギーを食べる知識のある人たちだそうです。そうですか?
私はあなたの年齢を正しく理解できないと思います。
でも、私が間違っていなければ、あなたと私は同じ歳か少し早生まれのようです。
地下には図書館があり、分室には司書が派遣されている。その言葉から、私はとても大きな図書館を想像しています。
本の量を考えると、想像の何倍も大きいですね。何も思い浮かばない。あらゆる目に見える景色の中に一冊の本があるようだ。
記録に関しては、図書館に何があるかは明らかではありません。
誰がどのような目的で図書館を建てたのか?いつか明るみに出るのだろうか?
あなたの人生はどうですか?
手紙を書いたり読んだりすることは、きっとあなたの人生の小さな変化になるでしょう。
私の手紙の変更があなたのためになると嬉しいです。
書くことはあまりありませんが、極地での私の人生についても書いてみます。
私は寮に住んでいるので、寮で目を覚めます。
カーテンを開けると外は明るいです。星は遠くから見ると薄く見える。
私は服を着てご飯を食べます。レストランがあるので、そこで食べます。
私は食後に学校へ行きます。
その学校には多くのスターの子どもたちが通っている。
私たちは学校で多くのことを学ぶ。
彼らはまた、お金について、他の星から来た人々との接し方、銀河系言語の基礎、その他の星についても教えてくれます。地理、気候など。
午後の授業が終われば、残りは自由時間です。
私は図書館で勉強します。
エクウィやエリトリアから船が来ると、時々見に行きます。
夜になると、私は寮に戻って手紙を書きます。
もちろん勉強です。 銀河系は私にとってとても難しいものです。
カーテンを閉める前に窓の外を見てください。
空に星雲が見える。星は朝よりも輝いている。とても美しいです。
そう思ってから寝ます。
ポールも変わりゆくスターではない。
気候は過ごしやすく、天候はめったに変わりません。
でも、建物や学校もたくさんあって、人も多いです。それらは私に多くのことを教えてくれます。
こんな感じですか?知りたいことがあれば何でも答えてくれますか?
あなたが知りたいことを教えてくれるなら、それはとても良いことです。
また手紙をいただけると嬉しいです。
惑星ポールより サダル
ほしあつめ サダルは、 ほんのむし エルナト を投票先に選びました。
/*
ポールは朝は空が白くて、上空は霞がかったような感じになっている。
薄い帳の向こう側に星が見える感じ。
夜になるとそれがなくなって、薄闇の中にはっきりと星や星雲が見える。
/*
セラエナスに住む、エルナトさんへ
セラエナスはあなたの故郷ではないのですね。あなたの故郷は、惑星テラステア。
それはどのような星ですか?
あなたが良ければ、あなたの故郷について知りたいです。
セラエナスには人が住めないのは本当でしたか。その星で、人にはできないことをしている。凄いと思います。あなたを尊敬します。
でも、セラエナスに行ってみるのは難しそう。少し残念です。
ヒューマノイドという人々は知っているます。それは電気というエネルギーを食べる、非常に丈夫、かつ沢山の知識を持つ人々であると聞きます。合っているですか?
あなたの年齢を正しく理解はできないと考える。
しかし、僕の考えが間違えていなければ、あなたと僕の年齢は同じくらいか、少しあなたのほうが早く生まれたようです。
地下に図書館があり、分館に司書が派遣される。その言葉から、とても大きな図書館を想像します。
蔵書量を考えると想像の何倍も大きいです。ちょっと考えられない。目に見える景色全てに本がありそうです。
記録ということは、図書館に何が収められているか、全て明らかにはなってないですね。
誰が何の目的で、どうやって図書館を作ったのだろう?いつか明らかになるだろうか?
あなたの生活とはどのようなものだろう。
手紙を書くこと、読むこと。きっとあなたの生活のわずかな変化です。
僕の書く手紙が、その変化が、あなたにとってよいものだったら、嬉しいですが。
書けることは少ないですが、ポールでの生活も書いてみます。
僕は寮に住んでいるので、寮で寝起きをするます。
カーテンを開けて、窓から見える外は明るいです。そして遠くに星が薄く見えているます。
身支度をして、食事をします。食堂があるので、そこで食べます。
食事が終わったら、学校に行くます。
学校は沢山の星から来た子どもたちが共に学んでいる。
学校では沢山のことを教わるます。
お金のこと、他の星の人との接し方、銀河語の基礎、他の星についても教えてもらうことがあるます。地理とか、気候とか。
午後の授業が終わったら、後は自由時間です。
僕は、図書館で勉強するます。
エクウィやエリトラから、船が来るときは、たまに見に行くます。
夕方、寮に帰って、手紙を書いたりします。
勿論、勉強も。僕にとって、銀河語はとても難しいものです。
カーテンを閉める前に、窓の外を眺める。
空に星雲が見える。星も朝より光ります。とっても綺麗。
そう思って、それから寝ます。
ポールもあまり、変化する星とはいえないです。
気候は過ごしやすく、天候が変化することは少ない。
でも、沢山の建物と学校があって、沢山の人がいる。それらは僕に色んなことを教えます。
こんなものですか?あなたの知りたいことは、少しでも答えられますか?
知りたいことを教えられたら、それはとてもいいことです。
また、よければ手紙をくれたら嬉しいです。
[つい、と流れる映像のシトゥラは、
アレルシャの覗く水辺の映像と”重ね合わせ”返信。
ヒレの部分に手を置いたら、握り合ってるみたいに見えるかな。
厚い前髪が揺れて持ち上がって、シトゥラの蒼鉛の眼がアルレシャの方向に笑う]
アルレシャ こんにちは
シトゥラからお手紙だよ
そこは人工惑星ユオピスク?
アルレシャはあそこに住んでるんだ──遠いけど、通信だとすぐだね
デブリの衝突を防ぐ機能があるんでしょう、たまに集まったのを捨てにくるよ
サメみたいなのもいるの、海に似てるのかな
もしかしてクジラもいる? ゆらゆらって泳いでみたい
エウクィは、
うーん、食いしん坊の星
そういう神様でなんでも食べちゃうけど、銀河のたくさんいろんな、いらないものとか悪いものを集めて、夜に食べてもらってる
そうしたら、代わりに昼に”樹”が生えるんだ
“樹”はふしぎで素敵だよ
“樹”はそのうち花が咲いて、花は宇宙へ消えていくんだ
花 うん、ゆらゆら してると思う
飛んでいく花、シトゥラの家からも見えるよ 星空に向かってゆらゆら粒子が飛んでいくのが見える
映像を送るね
イキュコニ語の昔話にも、空に向かって飛んでいくお花の物語があってね、一度行ってみたい
知ってるイキュコニ語で一番好きな言葉は、「⌘इლ」かな
[その単語だけ、翻訳された銀河語ではなくイキュコニの言葉で語る]
──風上で果実が実り、美味しい匂いが漂ってくる季節
だって
そんな現象に名前がついてるの、面白いし文字が可愛
あ、長くなっちゃった、ごめんなさい
えーと、ユオピスクの素敵なものも よかったら教えてください
シトゥラ
[目的の村までの通り道の集落で、一度車を停めて食事を取ったり。
さらに進む道の最中、風雨にさらされた遺構めいた金属の塊を遠目に見つけたり。
主星がまさに地平線に触れたその時には、荒野の只中であっても車を停め、外で神への祈りを捧げたり。
こうした道のりを経て、漸くその僻地の集落へと辿り着いた頃には、ヌンキの目は長旅の疲弊でうとうとと閉じかけていた。
叔父は研究者らと合流する前に、ヌンキの両親ときょうだいが暮らす家に立ち寄り、ぼーっとしたその子供を家族のもとに託したのだった。]
[ヌンキにはなんとなく、眠る前にぼーっとした状態ながらも、本当に久しぶりに母と父の顔を見て挨拶したような記憶はあった。自分が着いた頃には、きょうだいたちはもう既に寝てしまっていたのかもしれない。
そのまま次の日の朝までぐっすりと眠りこける……ということにはならず、夜中に目を覚ました。
目が覚めてしまったものは仕方ないので、とりあえず窓の外の景色に目を遣って――]
あ、そうだ。
[窓から差すやわらかな光を頼りに、枕元に置かれていたリュックサックから、手紙のひとつを取り出す。
それは、金色の――けれど一瞬だけ黒色に見えたインクで綴られた手紙。
学校の図書室で読んだその便箋を、星明りの下に翳してみた。]
…―――星空だ!
[夜中だというのに、思わずそんな感嘆を零した。
金色に見えていたインクの色合いは、今度は満天の星の数多の色彩を帯びるよう。
蒼や朱、黄、白銀、星雲の紅や緑までもが、金色の中にきらきらと輝いて見える。]
封筒のほうも、変わるかな。
[箔押しのようなリボンの印の色の変化は、昼間の図書室でも目にしたけれども。
こちらもまた星明りに翳してみれば、あの時とはまた違った色合いに見えてくる。
こうして暫くの間、すごい、きれい、と声を上げていた。]
そうだ、返事。
[今書いたところですぐに投函できるわけでもないその手紙を、ここで綴ろうと思い立つ。
元々の故郷の下で目にした手紙の神秘に、目が冴えて眠れなくなった、というのもあってのことだった。
満点の星の灯りといえど、それだけでは、文字を綴るには明るさが些か足りない。
手元に置けるランタンを探し出して、小さな簡素な机の上に灯りをともし、そこに真新しい便箋を広げていく。]
[その手紙がポストに投函されるのは、都市部の自宅に戻ってからの話。
今度の封筒の上の宛名書きには、“ ユオピスク ”のみならず、“ アルレシャ ”の宛名が記されている。
それ以外の特徴は前回の手紙と変わらないが、便箋の枚数が多くなっていることを示すように、少しだけ封筒の厚みが増している。]
惑星ユオピスクの親愛なるアルレシャ
ユオピスクのアルレシャさん!
お返事 ありがとう。
私からの返信の送信が遅れてすみません。
封筒のリボンの跡や文字の文字の色がとても綺麗で、光によって色合いが変わりました。
私が読んだ文字の文字は、星の色の違いと星の霧が金色に散らばっているかのように星空の下で輝いていました。
ユオピスクでは、人間も海で泳ぐことができます。
(一部の人間は生き物ではありません!バハラルダでは人間が全員生きているので、ちょっと新しい感じです)
塩水ではないので海で泳ぐことは可能ですか?海で研究を行うのはどんな感じでしょうか?
すでにユオピスク海で泳いでいたら、間違いなくこれらのことを理解できると思いました。
バハラルダの外に出られるなら、絶対にユオピスク海に行きます。
一人で泳いだら迷うかもしれませんが、アルレシャさんが一緒に泳いだら大丈夫だと思います。
(ガイドでなくても一緒に泳ごうとしてくれるのがとても嬉しいです)
私たちは神である海と自然に話します。
「普段」と言っても全然わかりません(叔父さんも警告してくれました...)
私が海の近くにいるとき、神は私を召し、私は神を呼び求めます。
私が話すとき、私は私の胃と喉から音を立てます。それはあなたが他の人と話すときに聞こえるのと同じ声です。
しかし、心の中で思っていることが神様に伝わることもあります。
神の声は私には人間の声のように聞こえますが、神の声は私以外の誰にも聞こえません。
幼い頃から海と話していたと聞いて、他の人は私が海の御使いであることに気づきました。
しかし、私は神である海でご飯を食べたことがありません。一緒に食事をしようと思ったことはありませんでした。
考えてみれば、神様がご飯を食べたという話は聞いたことがありません。
次に神と話すことができるときは、神に尋ねます。
私は神の良い友達だと思います。
その日、私が失った宝物を見つけたいと彼に言ったとき、神は「ありがとう」と言われました。
私は神を愛しているので、良い友達であり続けたいです。
ちなみに、私はバハラルダから出られないかもしれません。
海の御使いはずっとバハラルダを離れることなく生きていたと言われています。
神は私が星から出てくることを望まないかもしれません。大人もうるさいようです...
でもいつか、星から抜け出したい。
他の星のことはいろいろ聞いていますが、アルレシャさんや他の星の人からメッセージを受け取ってから、ちゃんと外星に行きたいと思いました。
でも、こういうメッセージでアルレシャさんと話せるのは楽しいです。
(銀河語で書くのはとても難しいですが...)アルレシャさんのように踊るほど美しく幸せな手紙が書けたらいいのにと思います。
お返事 待ってます。
海の御使い
ヌンキ
惑星バハラルダから
アルレシャさんが手紙に書いた魚は、アルレシャさんが泳いで ゆらゆらしてる のかな?
可愛くて楽しい魚だと思いました。
バハラルダの海で泳いでいる魚は非常によく似た外観をしています。
蜂の羽が波の上を飛んでいる魚もいます。
[追伸めいて付け加えられたこの文章の下に、文字を書いたものと同じ黒いインクで描かれた絵がある。
デフォルメした……というより単純にあまり上手くない筆致の線画で、背に蜂の羽のような形の何かが四つくっついているイワシのような魚のかたちが描かれている。]
[夜中に目覚めてからの勢いで、それこそ夜が明けるまで起きてしまうのでは……という調子で。
少しだけ相手の言葉遣いを真似ながら銀河語の手紙を書き綴るうちに、今までの思いとは異なる想いが、自然と湧いていたことに気づく。]
……、ちゃんと頑張ろうかな、銀河語。
星の外に出るんだったら、絶対、必要だし。
/*
惑星ユオピスクの、親愛なるアルレシャへ
ユオピスクのアルレシャさん!
お返事 ありがとう。
ぼくからお返事を送るのが遅くなってごめんなさい。
封筒についていたリボンのしるしも、手紙の文字の色も、光によって色合いが変わって、とてもきれいでした。
星空の下で読んだ手紙の文字は、いろんな星々や星の霧の色が金色の中に散りばめられたように輝いていました。
ユオピスクでは、人間も海の中で泳げるんですね。
(生き物じゃない人間もいるんですね! バハラルダでは人間はみんな生きているので、少し新鮮な気持ちです)
塩水じゃない海だから泳げるのかな? 海の中で調べものをするのって、どんな感じなのかな?
ぼくも実際にユオピスクの海を泳いだら、こうしたこともきっと解るのかなと思いました。
もし、ぼくがバハラルダの外に出られたら、ぜひ、ユオピスクの海に入ってみたいです。
ぼくがひとりで泳いだら迷子になってしまうかもしれないけれど、アルレシャさんが一緒に泳いでくれるなら大丈夫だと思います。
(案内人じゃなくても一緒に泳いでくれようとしてくれて、とても嬉しいです)
/*
神様である海とは、普通にお話しています
「普通に」って言っても全然よく判らないですよね(おじさんにも注意されました……)
ぼくが海の近くにいる時に、神様がぼくに声をかけたり、ぼくのほうから神様に声をかけたりします。
ぼくが話しかける時は、お腹や喉から声を音にして出します。他の人々と話しかける時と同じ声です。
けれど、ぼくが心の中で思っているだけのことが、神様に伝わることもあります。
神様の声は、人間の声みたいな音としてぼくには聞こえますが、神様の声はぼく以外の人々には聞こえないそうです。
ぼくはとても小さかった頃から海とおしゃべりしていたそうで、それで他の人々にも僕が海の御使いなのだと判ったんだそうです。
/*
けれど、神様である海とご飯を一緒に食べたことはありません。ご飯を一緒に食べよう、と考えたこともありませんでした。
そういえば、神様はご飯を食べるのかどうか、今まで聞いたことがありません。
今度神様と話ができた時に、神様に聞いてみますね。
ぼくは、神様とは仲良しになれていると思っています。
この前、失くしてしまった宝物を見つけたいって言ったら、「ありがとう」って神様が言ってくれたんです。
ぼくは、神様のことは好きだから、これからも仲良しでいたいな。
/*
ところで実は、ぼく自身は、バハラルダの外に出られないかもしれません。
海の御使いはこれまでずっと、バハラルダから離れることなく生きてきたのだそうです。
ぼくが星の外に出て行ってしまうのを、神様は嫌がるかもしれません。大人の人たちもうるさそうだし……。
けれども、ぼくはいつか、星の外に出てみたいです。
他の星についての話は色々聞いたことがあったのですが、アルレシャさんや、他の星にいる人から手紙をもらってから、外の星にちゃんと行ってみたいと思うようになりました。
とはいえ、こうして手紙でアルレシャさんと話ができるだけでも楽しいです。
(銀河語の文章を書くのはとても大変ですが……。アルレシャさんみたいに、きれいで、踊っているみたいに楽しそうな手紙を、すらすら書けたらいいのにな)
お返事 待ってます。
海の御使いの
ヌンキ
惑星バハラルダから
/*
アルレシャさんが手紙に絵で書いてくれた魚は、泳いで ゆらゆらしてる アルレシャさんなのかな?
かわいらしくて、楽しそうな魚だなって思いました。
バハラルダの海で泳ぐ魚も、とてもよく似た姿をしています。
他にも、ハチの羽が生えた魚が波の上を飛んでいたりするんですよ。
--------------------
以上、アルレシャ宛ての手紙(再翻訳+手直し)の原文になります。
独り言&独り言で実際の手紙と原文の区別がややこしくなりそうだったので、大人しく中身記号付記することにしました……
[本日の作業も滞りなく終了しました。
次のブロックへの移行および新たなブロックでの作業開始。
ほどなく気づきました。
この本棚に収められた本の中には、私がつい一つ前のブロックで読んだ記憶のある本がある。
確認してみたところ、確かに同じ本でした。ただ、版が少々違い、ほんの少し、1ページだけ後書きが追記されていたのです。他は全てが同じ。
私は今まで、同じ内容の本はこの図書館に一冊だけであるという前提で作業をしていました。
それが、僅かに版が違うだけの書物が何冊も存在しているのだとしたら、一体この書架にはどれだけの本が収蔵されているのでしょうか。
それらをすべて記録するまでにどれだけの時間が…
いえ、意味があるのでしょうか。
全てを記録したところで、その知識には何の意味があるのでしょうか。この記憶の墓標を現実世界の暗黒の海から電子の海に移し替えることにどれだけの意味が…]
[……やめましょう。
私はこのセラエナスの無限地底書庫に収蔵された本を耐用年数の続く限り記録し続けるだけです。
一体、人間であったとしても、自分の今している仕事の意味をどれだけ理解しているものでしょう。
……わかりません。私には。
宇宙嵐は長く続きますが、仕事を続ければきっとすぐに収まります。
手紙が届かないのも、出せないのも僅かな間。
追加の手紙が一通届きました。
先に来たものと合わせて返事を用意しておきましょう。
宇宙嵐が過ぎ去り、再び郵便が出せるようになったら、すぐにお手紙を届けられるように。
遠い果ての、決して出会う事のないであろうあなたに向けて]
惑星ユオピスク アルレシャ様
お返事ありがとうございます。手紙もいただいておりましたね。ですからこれも紙の手紙でお返しします。
あなたに、というわけではありません。誰かに、です。ゆえに、あなたに充てたものとして十分条件を満たすでしょう。
[材質はこの間送ったものと全く同じ。]
私は確かに心というものに興味を持っています。
正確には喜び、怒り、悲しみ、楽しさ、愛、を生み出す心の働きに興味を持っています。
それは、他者とのつながりをより深く感じることのできるものであると捉えています。
あなたがそれを私に与えられるというのがどういう原理なのかはわかりませんが、恐らく可能ではあるのでしょう。
そこでゆっくりと休憩中にそのことについて考えてみました。
結論から言えば、私には心は必要ないでしょう。少なくとも今のうちは。
私は確かに誰に逢うこともなくこの書庫の中に一人きりですが、足元が不意に崩れるような覚束なさを感じたことはありません。
共同体に所属していないという事は確かですが、それも耐え難い苦痛をもたらしはしません。
むしろ、私は自分が不適格とみなされ、ここを離れて他の任につかなければならないことを、不特定多数の人と関わる事について考えた時、思考回路の乱れを感じます。
もし心を持てば、この書庫の暗闇を恐れるようになるかもしれない。心を持つと次に愛がほしくなるかもしれない。生殖能力を得たいと考えるようになる可能性すらあります。そうなれば、とてもこの仕事を続けられはしないのではないかと。
ですから、私は心を持ちたいわけではありません。
あなたのような方とお話しして、自分が得ることのないそれについて思いを巡らせたいのでしょう。
自分にない物は欲しくなる、人間もそうだと聞きました。あなたにはほしいものはありますか?
つい、長くなってしまい申し訳ありません。このあたりにさせていただきます。次はあなたのお話も聞かせていただけたら。
アルクラ星系 セラエナス無限地底書庫第3分館内
EL7-10
エルナト
[封筒と便箋は変わらず、純白の合成樹脂だ。]
―――惑星エウクィ シトゥラ様
宇宙嵐の影響でお返事が遅くなってしまいました。申し訳ありません。
お送りしたテキスト及び画像データについて、無事にお受け取りいただけたようでうれしく思います。
テキストについては確かに少々特殊な、この図書館を作った先史民族の独自のものです。
ですから読解は少々難しいかもしれません。
私の方で要約してお伝えすることはできます。クリアランスGrまでであればその権限があります。
ご遠慮はなきよう。宇宙の時は無限ですが、私達はそうではありません。
あなたが人間であるならば、あなたに与えられた時間は私以上に限られたものです。
しかし、だからこそこの渦状星雲の画像は無限のゆえに美しく、
それを撮影し研究した情熱は有限のゆえに美しいものであるかもしれません。
それは愛でしょうか。
あなたのお話によれば、愛というものは随分いろいろと種類がありそうです。
この間読んだ本は恋愛小説でしたが、主人公の少女は愛を知らず、夫として迎えた人物との半生の間にいくつかのすれ違いと衝突、二度の大戦と様々な人との出会い、別れを経て少しずつ愛を育んでいったというものでした。
私にも愛がわかる日が来るでしょうか。
私が愛を知ったら孤独に耐えられるでしょうか。
生殖能力を得て家族を持ちたいと、己の得たものを後に伝えたいと思うでしょうか。
自分の話ばかりで申し訳ありません。
本日もマイクロチップをお送りします。
かつて遥か太古の惑星エリトラにいたという、飛行するネコや数多の生物のデータです。
大変に庇護欲を掻き立てます。それも愛でしょうか。
それでは、どうかお体にお気をつけて。
まだ見ぬあなたへ。
アルクラ星系 セラエナス無限地底書庫第3分館内
EL7-10
エルナト
[手紙は前回と同じ、合成樹脂の純白の封筒と便箋。中の文字も前回以上に丁寧にしたためられている。]
―――惑星ポール サダル様
はい、私の故郷はセラエナスではなくテラステアです。
テラステアについてのお話をご希望ですか?
あの星には私はあまり長く滞在しませんでした。正確には7.884e+6秒です。
ですからあまり経験として知ることは多くありません。
しかし、一般的な他星系と交流可能な程度の文明レベルを持つ惑星です。
政体は【///開示許可されません///】しており、人々は概して幸福です。
また、ヒューマノイドにも人間と同等の人権を認めており、【///開示許可されません///】など、
優れて先進的な星ではありました。
ヒューマノイドについてのあなたの理解は概ね正しいものです。
そしてセラエナスの書庫についても。
書庫はかつての先史民族が蒐集できる限りの知識を集めていたことは確かですが、
それ以上の事は私にも不明です。いずれ私の次の、次の、さらに次の…遥か後に仕事を引き継いだヒューマノイドがそれを解き明かす時が来るかもしれません。その時書庫は、まだ誰も見たことがない最奥まで解析されているのでしょう。
いつになるかはわかりませんが。
手紙は、私にとってとても有意義なものです。あなたとのやり取りも、あなた以外の方とのやり取りも。
それは、仕事の次に私の人生の一部です。二つ合わせてほぼ全てです。
惑星ポールの生活について、興味深く思います。
つまりあなたは学生であり、他の同期の生徒達と寮に住まっているという事ですね。
規則正しく有意義な生活をされているようで、好ましく思います。
規律正しい生活は全ての成果の源です。
エクウィからの船はここには来ませんが、手紙は来ます。
そして、セラエナスの自室から見上げる星雲もまた美しいものです。
これから、星雲を見上げるとあなたのこの手紙を思い出すことでしょう。
たとえ星が変わらなくとも、人がいれば環境はいくらでも変わっていくことでしょう。
私は環境が変わる事には慣れません。しかしあなたはその生活を楽しみ、成長していつか何か仕事を始めるのでしょう。
それはとても好ましい事です。 …羨ましいという事かもしれません。私に心があれば。
大変多くの有意義なお話を聞けました。ありがとうございます。
他に聞きたい事というならば、あなたがどういった本を好んで読まれるかという事でしょうか
あなたの学友との思い出などももしあれば。人とのかかわりがどういったものなのか、興味を覚えます。
このようなところで。長くなり申し訳ありません。よければお返事をお待ちしています。
アルクラ星系 セラエナス無限地底書庫第3分館内
EL7-10
エルナト
[封筒はシンプルなもの。
封を開く裏面の右下の端にリボンが箔押しの様に印されている。
角度を変えれば色合いの変わるもののようだ。
手紙の方は、美しい文字の銀河語。
踊るように、まるで、その時の気持ちや何かが反映されているかのように、改行や文字の空け方は様々。
文章の先頭は整っているとは言えないもの]
エルナトへ
こんにちは
前にお話をした エルナトだよね!
2通も アルレシャのお手紙が 届いたの?
えいっと出したから 沢山届いたのかな
エルナトのお話なら 何でも聞きたいよ
セラエナスで エルナトはどんなものを見ているの?
どんな不思議を見ているの?
最近読んだ本で
エルナトが とても面白いと思ったもののお話を聞きたいな
判断が 難しかったら
これは! と思う 珍しい本のお話を聞きたいな
お返事待ってる
ユオピスクのアルレシャ
[結びという訳では無いだろうが、その下辺りか右端辺りにだろうか、デフォルトされた魚のイラストが手紙の空白部分に描かれている]
/*
しまったこうだった。
↓のは再送では無い感じ?だけど、訂正って事で…。
(独り言と秘話扱いの色々の差が、独り言だけでは出来ないのやつ)
最近読んだ本で
エルナトが とても面白いと思ったもののお話を聞きたいな
判断が 難しかったら
これは! と思う 珍しい本のお話を聞きたいな
お返事待ってる
ユオピスクのアルレシャ
[結びという訳では無いだろうが、その下辺りか右端辺りにだろうか、デフォルトされた魚のイラストが手紙の空白部分に描かれている]
ウミへ
わあ
ウミ 海? こんにちは
アルレシャだよ
ユオピスクとお話するのは初めて?
アルレシャもね
仕事をしてない 仕事をしているよ
だから ウミと違って 役割はあるんだ
お話してくれて ありがとう!
ユオピスクは 沢山の人とお話するから
ユオピスクの外とのやりとりは 銀河語ばかりなんだ
それでも 銀河の外と やりとりする場合は
もっと 違う共有語が ひつよう
あゆみ は ウミの友達?
ウミは いつも どんなことをして過ごしているの?
アルレシャは 泳いだりしているよ
ウミは カイオウで どんなことをして 過ごしていたり
どんなものを見てたりするのか 聞きたいな
アルレシャ
ユオピスクは 沢山の人とお話するから
ユオピスクの外とのやりとりは 銀河語ばかりなんだ
それでも 銀河の外と やりとりする場合は
もっと 違う共有語が ひつよう
あゆみ は ウミの友達?
ウミは いつも どんなことをして過ごしているの?
アルレシャは 泳いだりしているよ
ウミは カイオウで どんなことをして 過ごしていたり
どんなものを見てたりするのか 聞きたいな
アルレシャ
/*
最初にお手紙を貰って、わあ、となった時の描写とか、リアルアルレシャのゆったりめのRPが落とせて無いなあ。凄い時系列がバラバラだよ!
エピ3日間なら、ちょっとリアル調整した方が良さそう…。(エピに土日があれば最高感があったというか、あと地上1日あれば何とか落とせるかもだったので、どうにかこうにかしたい)
/*
手紙村初めてだけど、完全にキャパシティ部分ミスったというか、毎日2通はだいぶちゅらい。かも。
ログ書くよりも、手紙って大変だなあと自身の筆不精みを感じるのでした。
/*
前にも参加したかもって思ったのだけども、全然違ったというか。前のは5発言RP村だったというね。(ランダムで出た相手に毎日メッセージ送るという)
手紙は双方向!これ大事。
1日1通くらいの方が楽かも、というのはコンセプト的には有りだけれども、キャパがもっと足りてる時の方が良かったかもなあ。
[アルレシャさんの元へ一通の手紙が届きます。
封筒は白。便箋も同じように白。封蝋の代わりに星の形のシールで封がされています。
宛名と差出人名、中の本文はぎこちない銀河語が紺青のインクで綴られています。精一杯書いた痕跡は見えますが、どことなく拙い文章です。
最後の便箋に、笑顔の子供の絵が描かれています。挨拶をしているようです。]
親愛なるYuopskのArleshaへ
スターステッカーが気に入ったみたいです。よかったi。
インクは私が生まれた空によく似ています。偶然ですね。
私の生みの親であるマリクは、朝も夜もあまり明るくありません。私はいつも星を見ることができます。キラキラしていて、アルレシャの手紙のようなものだと思います。
ユオプスクはアルレシャが住んでいる星の名前ですか?
ユオプスクには海があり、多くの人が情報を求めに来ます。
海に飛び込むか確認できますか?
それはどんな体験ですか?震えているのが見えます。
夢のようなものを想像してみてください。まるで星空のようです。
マリクの視点から見た空は、黒い布の上に色とりどりの石を広げているようだった。
遠くの明るい星。きらめく星雲と流れ星がその近くを通過します。
周囲の衛生状態が近いこともあるので、地表を観察することができます。本当に面白いです。
便箋に可愛い写真が。 これは魚ですか?
魚座に海があるようなので、そこに住んでいる魚ですか?
何もしないことはあなたの仕事です。そういう人もいます。
すぐには理解できませんが、大事なことだと思います。あなたの仕事は必要です。
私の星ポールに雪の花が咲くのは確かです。
花びらが繊細な白い花です。
寒いですか? 触ったことがないのでわかりません。涼しい日が続くと咲きそうです。
他のスターとはあまり話をしません。まあ、私は話す数少ない人の1人です。
私の学校では、というか、最近はいろいろなスターの子どもたちと手紙をやりとりするのが流行っているようです。
またアルシャーと話ができることを願ってます。
あなたは私に挨拶をしていますか?本当ですか?可愛いです。
よかったらまた手紙ください。楽しみにしています。
惑星ポールより サダル
[手紙を書いていると、先生が寮にやってきた。少し急いだ様子で。]
どうしましたか?
[そう聞くと、先生は僕に手紙を差し出した。至急の用だと言って。
先生が僕に差し出した手紙は、白色のような、淡く薄桃色のような封筒。マリクの慶事に使われる封筒だった。]
[翌日僕はとても忙しくなりました。
学校だけではなく移住の為にも沢山手続きがいる、
他にも生活に必要な物を買いに行ったり。
部屋に籠もっていられたのは初日だけでした。
親しんだものとはあまりに違う世界に、
否が応でも出て行かねばならず。
帰宅した時、精神的疲労があったのは否めません。
男性は想像していたより優しい人なので
父はきっと僕がこうなるのを見越して、
手紙を最後にするように言ったのかも。
それと、恐らくは──
ジェイロを想い閉じ籠もらず、手紙で現実逃避せず
ポールに馴染む努力をするように。]
ぴゃっ……
[物思いに耽りながらベッドに横たわっていたら
無音の部屋に不意に響く水音。
見えたものに驚き跳ね上がり、
危険そうには見えないのに後退る。
何しろ半透明な魚が部屋に飛び出してきたもので。
ジェイロを出る前に届いたものを思わせる手紙を
どうやらこの魚が届けてくれたらしい。
再び展開されたやはり美しい文字、自由に綴られる。
踊るような、魚の遊泳のような。
最後の発想は多分、見たものに影響されていた。]
[ホログラム投影されていても、
それは電子的で本来は無機質な筈なのだけれど。
相手の無邪気さは伝わってくるようで、
気持ちが明るくなるような手紙でした。
名前を連呼されるのは、
まるで本当に声にして呼ばれたように
ちょっと恥ずかしくなりましたが。
それにしても驚かされました。
あんな機能も付いているのでしょうか?
──僕は無知な人間で、子供の視野しか持ってなくて
端末を弄って見たけれど、分かりませんでした。
結局諦めて返事をすることにします。]
こんにちは アルレシャ
こちらこそ、お返事をありがとうでした。
今日もやっぱりびっくりでした。
でも、嫌なびっくりじゃないのでいいです。
ユオピスクのこと、親から聞いたことあります。
難しい単語ばかり使う、あまり分かりませんでした。
アルレシャのほうが説明上手ですね。
ユオピスクが情報の海ばかりある星なこと、
そこにある知識人間求めること、分かりました。
アルレシャそこで泳いでるゆらぎ?
ゆらぎはあまり分からないけれど、
アルレシャはもしかしてお魚ですか?
引越し前に手紙くれた人、人間じゃなかった。
あなたもそうでも、納得します。
あなたちょっと不思議なので。
僕は今は惑星ポールにいます。
偉い人乗せた良い宇宙船乗せてもらったので、
沢山時間掛からず着きました。
惑星ポールは学校沢山あるです。
大人と手続きする終わると、僕も学校行きます。
学校行く、勉強する、そうやって知識得る。
ユオピスクに潜るより、古いやり方なのかも?
でも学ぶこと嫌いじゃないので、
前の星で生き物見る大好きなこと出来なくなった代わり
頑張りたいなと思います。
いつかユオピスクにも行けたらいいな。
そしたらあなた、会ってくれますか?
テンガン
[やはり無機質な電子文書だが、
今回は画像が添付されている。
それは沢山の文字が浮かぶ海を魚が泳ぐ絵。
ユオピスクを見たことがない子供が、
確かに見た透明な魚を元に描いた想像上の情報の海。]
[すぐに投函できる訳ではない手紙の便箋を、畳んで封筒に収めてから。
ずっとヌンキの頭の中にあった、ジェイロからの手紙をいまいちど読み返そうとして――]
あ、
[リュックサックの中を探り直した時に目に留まった、見覚えのある星の形のシールで閉じられたままの封筒。
それはちょうど今日届いていた、まだ読んでいない手紙だった。]
サダルからだ!
[差出人名をちゃんと見返す前からそう思いながら、ランタンの灯りの下でシールをはがし、中の便箋を広げていく。]
[自分から伝えた、バハラルダの海とタムタイアの民のこと。
ぎこちなく綴られたその文章の文字を、ゆっくりと、時に後ろの文章に戻ったりしながら、読み進める。]
惑星タム…タイア?
[そう読み取った箇所にぱちぱちと瞬き、ふっと、昔タムタイアの大人たちから聞かされた話を思い返す。
けれどもその後に続けられた相手の言葉は、率直に嬉しさを胸の内にくれるもので――。
そして、相手が教えてくれた、惑星マリクのこと。
砂の海、特別な石。マリクで生まれた人のこと。
今まで知らなかったその星の話を、またゆっくりと読み進めていく。
どことなく拙い文章で綴られたその言葉は、けれども脳裏に確かな物語と光景を浮かばせるものだった。]
不思議。
[この手紙の主自身が「星集めの人」である――もしくは、かつてそうだった――とまで、この時のヌンキは考えなかったけれど。]
[再び、真新しい便箋を広げてペンを執ろうとして――。
かくり、と不意に眠気が過る。
目が冴えてしまっていたとはいえ、流石に夜更かしが過ぎたということか。]
……今、寝たら、夜明けに、起きれない、
[結局この後、手紙の返信を綴ることは控えながらも。
夜明けの時まで、時々目を閉じながらも、眠りこけてしまわないように努めて意識を保っていた。
夜明けの感謝と日没の祈り以外、この里帰りの日々の中でヌンキに特にやらなければならないことがなかったのは幸いだった。]
/*
ヌンキが墓落ちしたから分かったことではあるんですが、
テンガンもポールに来ていて おおお! ってときめいたものです
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