5 【半突発誰歓RP村】映画 ─玉響に“なけ”─
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…あーあ、自己嫌悪…。
[ザアザア。雨音の中、フェードアウト。]*
(393) 2023/03/03(Fri) 01:08:26
[例えば、この気の弱そうな同輩を隠れ蓑にして言いくるめて、彼を巻き込んだとする。
そして付き合っているとなったならあの子は納得するのだろうか。
好きな人がいるから無理です。
付き合っている人がいるから無理です。
女同士が無理だとか、アンタに興味がないよりはよほど優しい振り方なんだろう。
だが、竹村茜はそんな嘘がつけるほど情緒が成長しきってはいなかった。
本当に誰かを好きになった時、その相手に顔向けできなくなるような、そんな気がしてしまっていた。
そしてその考えが一瞬でも浮かんだことを、恥じる人間だった。]
[「─玉響に“なけ”─」一部抜粋]*
(394) 2023/03/03(Fri) 01:09:18
─舞台裏/梅雨・放送準備室 NGシーン─
[>>386そのアクシデントに、ビクッとこちらの方が肩を震わせてしまった。
その瞬間、剥がれ落ちる。竹村茜の仮面が、私から剥がれ落ちて素に戻ってしまう。
頭の中は真っ白で、どうしよう、大丈夫?と、声をかけて良いのか迷って、目を見開いて半端に手を伸ばそうとしてしまっていた。
だから、そこでカットが入ったのは良かった…と言うより、こちらのほうもNGの原因だったに違いない。]
ああいえっ! 大丈夫でしたか?
私も驚いて素になっちゃったんで…。
[頭の中が真っ白になった挙句、何故か『心配ないさー!』とハクナマタタなセリフが頭をよぎっていたので、カットが入って救われた。
大丈夫大丈夫。始まる前に胸に手を当て深呼吸。
3、2、1。
スッ、とスイッチを入れて切り替える。
演技に慣れてないとは言え、今は竹村茜を演じよう。
苦手なもの、慣れないものはより真剣にやらなければ。
だから今は、私は竹村茜になる。
竹村茜の仮面を被る。]**
(395) 2023/03/03(Fri) 01:10:55
村の設定が変更されました。
定員: 10人 (ダミーキャラを含む)
最低開始人数: 10人
開始方法: 人狼BBS型(更新時間が来たら開始)
役職配分(自由設定時)
/*
ごめんなさい!ロル書いてたら開始設定忘れてました!あぶな!
(-107) 2023/03/03(Fri) 01:52:19
『 成績が伸びない。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
(396) 2023/03/03(Fri) 02:07:40
― 六月/幸阪家 ―
[誰かが言い争うような声が聞こえる。
両者ともにヒートアップしているのか、
耳障りの悪い甲高い声が音量を上げていった。]
わたしだって頑張ってるもん!!!
[子どものような悲鳴をあげたのは結月だ。
彼女は僅かに息を切らせながら、目の前の女性を睨みつけている。
スーツまでは行かずともきっちりとした服装のその人は、
その見た目から生真面目さが覗いていた。
母親なのだろう。額に手を当てながら大きなため息を吐く。]
「じゃあ、どうしてこんな点数しかとれないの?」
[ぐ、と結月は奥歯を噛み締める。
テーブルの上に乗ったテストに赤点は存在しない。
しかし教科によってばらつきはあるが、半分を切るものもあった。]
(397) 2023/03/03(Fri) 02:08:01
……先生 は、
夏休みに追い込めば大丈夫だっ て ……
[結月の母はまたため息を吐く。結月の小さな肩が震えた。
嘘はひとつもついていない。
彼女の志望校なら十分問題ないと言われている。
問題は、その進路先に両親が納得していないということだ。
もっと上を目指すべきだと考えている。
実際、結月の母は「もっと上を目指しなさい」と告げた。]
……。
[結月は唇を噛み締めた。
松本と相対した時>>348より強く握りしめた拳は真白く、
彼女の内に籠る思いをカメラの向こうへ伝える。]
(398) 2023/03/03(Fri) 02:08:27
『 結月の両親は二人とも教員だ。幼い頃、帰りの遅い両親の代わりに結月の面倒を見てくれたのは、隣の家の兄のような人だった。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
(399) 2023/03/03(Fri) 02:09:33
― 六月/体育祭 ―
[耳元でびゅうびゅうと音がする。
全身が心臓になってしまったようだった。肺が熱い。
それでも結月は足の動きを止めなかった。
指先に力を込め、地を蹴る。その繰り返し。
体育祭を見事に進行してみせた放送部>>346の声も、
今は走り抜ける傍から後ろへ流れていく。
同学年の女子たちをやや後ろに、他学年はどうだったか。
生徒の保護者より優秀なカメラマンが勇姿を逃すことなく捉える。]
(400) 2023/03/03(Fri) 02:09:49
『 清々しい気分だ。このまま、ずっとずっと遠くまで走って行けたらいいのにと思った。それなのに顧問の松本の声が頭の中に木霊して現実に引き戻される。
逃がさないって、何。どうして逃げちゃいけないの。
涙が溢れそうになって、結月は走るスピードを上げた。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
(401) 2023/03/03(Fri) 02:11:03
[もし行平のアドリブ>>300が原作にもあったなら、
結月はきっとあの言葉も思い出していたと根岸は思う。
松本への苦手意識をより強くしていただろうとも。
ひたむきに努力する真宮寺>>281が松本を慕うのと対照的に、
結月は他の教師とは違う松本を無意識化で避けていた。
当時のシーンで否定したが、彼の指摘はもっともだ。>>153
正しさだけでは納得してくれない人。
「自分の浅ましさを見透かされる気がする」と原作の結月は語る。
職員室で零した呟き>>143は、少女の怯えが溢れたものだ。]
(402) 2023/03/03(Fri) 02:12:13
[何かを堪えるような表情をしている結月の後ろ、
応援する生徒たちの中には真宮寺>>286の姿もあっただろう。
一瞬で走り抜けてしまった結月と彼女の視線が交わることはない。
結月のことをユッキーと呼ぶ彼女。>>275
結月は彼女のことを真宮寺"先輩"と呼ぶ。
何の因果か彼女の肩書であった"3-A"を引き継いだ結月は、
真宮寺の壁を取っ払う挨拶>>277に出会わなかった。
彼女が結月に尋ねることを躊躇うように、>>276
結月もまた、真宮寺に声をかけることがなかなかできない。
彼女の親友である美濃を傷つけた自覚があるからだ。>>328
だからと言って、真宮寺が結月を恨んでいるとは思っていない。
……もしかしたらそうかもしれないけれど。それでも。
結月は真宮寺のことだって、偽りなく好きだったから。]
(403) 2023/03/03(Fri) 02:13:02
『 図書室にいると部活動の音がよく聞こえる。野球部の掛け声、テニス部のランニング、放送部の発声練習、軽音部の演奏。
――美術部の音はない。ないはずなのに、ふとした瞬間に真宮寺の明るい声を懐かしく思ってしまう自分に気づいて、結月はゆるく頭を振った。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
『 図書室にいると部活動の音がよく聞こえる。野球部の掛け声、テニス部のランニング、放送部の発声練習、軽音部の演奏。
――美術部の音はない。ないはずなのに、ふとした瞬間に真宮寺の明るい声を懐かしく思ってしまう自分に気づいて、結月はゆるく頭を振った。』
[『─玉響に“なけ”─』より 一部抜粋]
(404) 2023/03/03(Fri) 02:14:04
[結月は腕を伸ばした。
小さな手が落とすことなくバトンを次の走者へ手渡すと、
もう走る理由がなくなってしまう。
ゆるゆると速度を落とし、足を止めた。
ゴールを目指す生徒たち、応援の歓声が響く中、
少女は一人、取り残されたように立ち尽くしている。]*
(405) 2023/03/03(Fri) 02:14:52
/*
勉学の話まったく主軸じゃないってことをト書きにねじ込みたかったんだけど、上手くできなかった……!
真宮寺さんのテリトリーだと思ってるしそこを侵すつもりはないのだ 信じて
最初のインタビューで書いた通り、割とわがままで身勝手なので
読者の好き嫌い分かれそうな感じを目指していますが、嫌い9割になりそうで懺悔している これは中身の技量のせい……
そして遅筆が極まりすぎて、上記でやっと松本先生へのお返事を書き終わったんですよ 内面だけなの で これも懺悔
(-108) 2023/03/03(Fri) 02:19:17
/*
わたしは真宮寺先輩に自分から話しかけたことがあるかを入れ忘れました の札
(-109) 2023/03/03(Fri) 02:24:01
3-A 幸阪結月は、メモを貼った。
(A67) 2023/03/03(Fri) 02:27:06
/*
>>402
幸阪さんすごいなあ、対照的な描き方もそうなんですが
無意識で避けてたのかな?って当時思ってたシーンをここで回収して生い立ちや家庭の背景に繋げてくのすご過ぎません?
どうやったらそんな綺麗にまとめられるんですか?え、すご……
(-110) 2023/03/03(Fri) 02:27:53
/*
>>400は海藤さんメモ見た上でなので安心してほしいというメモを残しておこうね
体育祭は放送部活躍できるかなと思って生やしたので触れてくれるなら嬉しい
お分かりですか 割と行き当たりばったりです
美術部やめたことと夢と現実の狭間で迷ってることと絵を描くきっかけがあったことだけ決めて入村しました
あと隣の芝生が青いから〜のやつ その関連でバスケかバレーの話はしようとも思ってた ケンくんが素敵なボール持ってたからバスケにした ノリがバレる
だから小柄なのも決めてたな 年齢はもう少し上だったけど調整して下げました
なので兄のような人も詳しく決めてないし、参加者さんを優先したいので全然主軸じゃないです
夏祭りは行きたい あと家出はする グシャグシャに泣く
赤窓できたらメイキングカメラも回してみたい
成績が伸びないのは努力してないからです 熱がない
だから勉学主軸じゃないの 熱量の方だから
七月がまったく間に合わなかったね 仕方ないね
ノープランだからね いっそ八月まで飛ばす説ある
考え纏めながらおやすみます
(-111) 2023/03/03(Fri) 02:44:22
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