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ふふ、勿論たくさんございますよ。
他にも書きたい方がいらっしゃいますか?
[その言葉にまたふと浮かび上がる昔の―――親友のあの諦めたような表情。逃げずに向き合うための一歩として その残像から逸らさずに 大きく頷いた。が、ふと思い立ったことにがくりと肩を落として。]
「………でも、住所が分からないと 届いたりとかしないですよね。」
……もしかしたら、不思議なことがおきたりするかもしれませんよ。
それに、貴方様のそれが一歩 なのでしょう?
[目を細めて いくつかの便箋の中から親友の目の色に近い 鳶色を手に取り 筆に取る。一瞬逡巡し されど意を決したように進めていく筆先は普段使わないからかぎこちなくあったが それでも素直に思いを載せていく。女将は微笑まし気に 然しながら途中から視線が外れていく。そんなことにもお構いなく、長年のフラッシュバックへの思いは途切れることなく。
あの時はごめん。
そんな顔をさせてごめん。
———また、あの時のように笑って話すことができる日がくれば。
つらつらと書かれていく最後の行に、ぽとりと落ちた 一滴の滴。
その先へと視線を向けるも誰もおらず 上を見ても 雨漏りでもなく。
でも、滲んだその墨痕に 何故だか酷く安堵を覚えてしまうのだった。]
……… よかったね、嬉しい手紙だねぇ。
/*
ごめんなさい、タイムアップ……
蛍籠ちゃんのお手紙のお返事書きたかったぐぬぬ
今回の村で女将さんとの手紙のやり取りの中で一人称視点の旅行客の話も進めていき、一人称視点の旅行客にも手紙を書かせてみたいな~~と思ってました。
駆け足すぎました。
旅行客の方がお手紙書く中で、おばあちゃんの視線の先にはきっと見えないものがいたんでしょうね。
村建て様は企画、運営等本当にありがとうございました!
特に48h村で本当に私としてはありがたい設定でした……24hは中々余裕が無く……
先日申しましたが手紙村が好きなのでまた今後あったときも遠くで見守るか、或いは時間があれば入らせて頂けたらと思います。
同村した方々もありがとうございました!楽しかった!!ですね!!
また何処かでお会いしたときはよろしくお願いいたします!
[さて、その日に書店に届いた、南天と雪が彩る封筒。
ペット禁止のアパートの部屋で、切手とシールとにそれぞれ描かれた柴犬に目元を緩ませる。
封の口を守る柴犬を破いてしまわぬよう、はさみで封筒の上部を切って、中の手紙を読み進め――]
え、 ええっ!?
[思わず挙げてしまった大声は、その時風呂に入っていた秋鳥には聞こえなかったようだが、隣室にまで声が響いていないとは限らない。
努めて落ち着きを保ちながら、続きの文字を静かに目で追う。]
( それっぽい子……
いた、気はする、けど…… )
[民宿のアルバムの写真、そしてあの宿で女将以外に出会った者の記憶を引っ張り出してみるが――。
妖精の忘れっぽさがこの時に災いして、これだ、と確信に至れる記憶に辿り着けない。]
[そしてもう一つ、自分が前回の手紙で筆を滑らせてしまったと思しきことも、手紙には綴られていた。]
( しまったな。
そりゃ、心配にもなるよな……。 )
[書き記すにも少々物騒な話だったが、変に隠すことも憚られ、雉笛の君は筆を執る。]
[切手の絵柄は冬らしく、雪降る室内に灯るキャンドル。
けれども封筒は春の意匠で、薄紅色の紙に淡い緑色の葉が描かれたもの。
便箋に使われている紙は封筒の葉模様と同色の淡い緑色で、やはり封筒の地と同色の薄紅の桜花が描かれている。]
蛍籠
お手紙ありがとう、蛍籠。
猫の切手だけでなく絵も楽しんで貰えて良かった!
干支のモチーフが手元で見つからず、
それでボクなりに表してみたものだったんだ。
二匹の柴犬、凛としながらも可愛かったよ。
犬に親近感を覚えるのはボクが狩人だからかな。
今は住まいの事情もあって犬を飼えないけれど、
思わぬ形で手元に送って貰えて嬉しかったな。
女王様の元を発ってからそれなりの時が経ち、
今どのようなご様子か、とボクも思うところ。
あの方にも、この人間界から手紙を
送ることが叶えば良いのだけれど……。
大祓さんの宿に蛍籠も泊まったことがあったんだね。
まさかの偶然に、思わず声を上げてしまったよ。
ボクが見たアルバムの写真の中にも
アナタの姿があったんだと思うと、
もう一度見返したい、ってすごく気になるよ!
そういえば、ボクが泊まった時にも、
小さな女の子がいたような気がしたけど……
ボクの見た目が大人の男性だったからか、
その子に声を掛けられた覚えがないんだよな。
次の春にもう一度、大祓さんの民宿にさ、
帰ろうと考えているところなんだ。
(帰りを待っている、とあの人は伝えてくれた!)
その時に、あの子ともちゃんと話ができたらいいな。
多分、ボクが言うまでもないことだと思うけど、
女将さんはきっと蛍籠の「帰り」も待ってくれてる。
アナタが宿で出会った子も、きっとそうだと思うよ。
疲れてしまう現状に慣れるのは悪いことだと
語る人もいるし、事実、そうである場面もある。
けれど、どうにか現実を受け入れることも、
自分や目の前の相手の為に必要な時がある。
今の蛍籠のいる場所は後者なんだろう、と思う。
それでも未来を思い、小さなところから、
自分はこうであるよう勤めていこう、という
アナタの言葉に触れて安心した。
その思いもまた、今この世界を生きるための
支えになれる筈って、ボクは信じているよ。
そういえば妖精界の雨の話、ちゃんと書いてなかったな。
一過性のこともあるし、断続的に繰り返しもする。
ボクら妖精には気まぐれなところがあるのだけど、
雨の降り方にも少し似ている節があるかな。
そして労わりの言葉、ありがとう。
次の梅雨の時は、覚悟して頑張ってやり過ごすよ。
そしてお褒めいただいて鼻が高い……なんてね。
おにぎりを作るのが一番簡単だったから、
今のところは昆布おにぎりのお弁当ばかりかな。
サンドイッチも作れるようになってみたいけれど
綺麗な形に切る自信はまだないな……。
それと、心配かけさせてしまって、ごめん。
あまり大きな声では言えないのだけれど……
つい去年に、悪いアヤカシを狩る人間に
狩られて死にかけたことがあったんだよ。
もっとも、様々な方面のお陰で命は助かったし、
どうにか駆除の対象からも外して貰えたから、
今はもう、心配することは何もない。
傷も癒えはしたけど……身体、大事にするね。
本当のことを言うと、ボクの本質はあまり、
人間に対して善良とは言い難い。
側に長くいる人間の心を奪う……という性質は
確かに人の世の秩序からすれば好ましくない。
幸い、この性質を抑える道具を作ってくれた方のお陰で、
今は人間とも心穏やかに付き合えてる。
本当に、感謝してもしきれなくて……
だからこそ今、ボクの本性を受け入れてくれる
あの人の隣にいることも許されている。
そして、アナタと共に食べ歩きしたいって夢も、
罪の意識無しに見ることができるんだ。
蛍籠が頑張ってくれるのは心強いけれど、
ボクの迷惑にはならないよう、って考えなくて……
ううん、考えてくれてもいい! だってそれは、
蛍籠がボクの為に頑張ってくれるってことだから。
だからボクも、蛍籠にとってのよすがでありたい。
アナタの手を確りと握りしめる、そのひとりに。
アナタがくれた手紙のなごり雪に相応しく、
少しずつ春に近づいている折。
暖かな日差しを待ち遠しく思いながら、願う。
これからも互いに幸を分かち合えるように。
雉笛の君
/*
ほたるちゃんへのお返事間に合った……!
そして添木先生と女将さんのお手紙も みました !! ああああああありがとうございます……!
先生からシマエナガが来た……だと……
そして女将さんの家にも龍宮シリーズがあることを把握してそわそわしております。
お手紙としてのお返事はお返ししきれないかもですが、残り時間でなんとか書けるところだけでも落としたいところです。
― 雪解ける頃 ―
[雉笛はヒトの姿で、小さな荷物を抱えてアパートの部屋を出る。
鞄の中に相変わらずスマートフォンは無かったが、その手には部屋の合鍵が握られている。]
それじゃあ、お言葉に甘えて
ひとりで有給消化してきますね、ご主人。
……ちゃんと無事に帰ってきますから。
[店主である秋鳥はこの時期の勤務に穴を開けられず、この町に留まるとのこと。
雉笛の行き先はもともと携帯圏外の地だったが、公衆電話の数も減っている中、旅先での連絡が取りづらいことに対しての心配は当然のようにあって――。
大丈夫、と屈託なく笑ってから、雉笛はアパートの階段を下りていく。]
[雉笛は鳥呼びの笛。
雉に似せた音色で雉をおびき寄せる、狩人の道具。
狩りの名手であるのみならず、ヒトを惑わす魔性をも有する妖精にこの名を授けた森の女王は、蛍籠が記した通り、人の世界とその妖精とをよく見聞きした知者に違いない。
雉笛の君が己の本質を自覚してなお、ヒトの前で「雉笛」を名乗り続けるのは、自らへの戒めのため。
それでもこれから行く――否、「帰る」先では、狩人の名から暫く離れてしまっても良いと「りょうま」は思う。
いい加減な気まぐれで名乗った名が、今はその妖精に肩の力を抜かせていた。]
[道中の電車の窓際で、黒いフーディーを羽織った雉笛は便箋を広げ、記された文字に改めて視線を落とす。
その一瞬にあった姿と記憶を切り取り残していくのが写真であれば、文字によって綴られた手紙は、時間をかけて心の動きや在り方を残していくものか。
ヒトとしての大元の記憶を失い、アヤカシと化してからの記憶も時にいい加減になるこの妖精は、褪せた記憶の色を辿ることさえ難くなっていくというその人の経てきた生を思う。]
『また是非、女将さんと 写真を撮りたいです。
去年の春とはまた違う その時を
残せたら と 楽しみにしています。』
[出立の前に雉笛が書き記した手紙には、そんな一文がある。]
[……そしてもう一通、とあるもうひとりからの手紙も携えている。
正確には、一通の手紙と二枚の写真。
鳥の子紙の封筒の中に、紅梅に留まる「雪の妖精」と共に、丁寧に折りたたまれて在る。]
( 実は添木先生と手紙の遣り取りしていた……
って言っても自慢ったらしくならない、よな?
折角だから、女将さんに写真も見せたいし……。 )
[かの人、もといかのアヤカシから「私と友人になって頂けたら」と伝えられたことまでは、流石に畏れ多さが勝って打ち明けるのを憚られるも。
添木に対しての雉笛の答え自体は、「よろこんで!」以外に無い!]
[この頃には既に『龍宮』第五巻の単行本は雉笛の手元にあったのだが、書店の多忙と物語の味読との両方で、まだ感想の手紙を書くことはできていないが――。
ヒトの住まう地上と海の異界との距離感、異なる立場からの考えの相違と災禍の回避。
自身が身を以て体験したことも振り返れば決して他所事でないこの物語は、けれども、アヤカシのことを何も知らない人間の心を支える物語にもなれればと、このひとりの読者は思う。]
( 女将さんも新刊、買ってるかな。
一緒に感想会できたら……なんて、ね。 )
[近代的な町の建物もまばらになり、田畑や山の木々が広がりゆく景色を側に、雉笛はそんな夢を見てしまうのだ。]
/*
自分の遅筆を考慮してこうした形でのお返しになりましたが、改めて、お二方ともお手紙ありがとうございます。
添木先生と友達になれるなんてファン兼書店員は尊さで死んでしまう いや 死なないですが!!
大祓さんは本当にお忙しい中、顔出しもロル、お手紙もありがとうございます!
女将さんも添木さんファンだったプロットが……!と驚きつつ、
旅行客さんの物語もすごく切なかった……お客様のお手紙もありがとう……
/*
村閉じ間近なので、急いでご挨拶を……
改めて、参加者の皆様、お疲れ様でした!
忙しい時期にも遊べる村を……というコンセプトでしたが、本当にお忙しい中でも楽しんで貰える村にできたなら何よりです。
突然死があったことは残念ですが、皆様ひとりひとりみんな素敵な方で、また共にお手紙を交わしたり素敵な物語を描いていただけたりで、
村建てとしても、ひとりの参加者としても、本当に幸せな村を過ごせて良かったと思っています。
皆様、この度は一緒に遊んでくださり、ありがとうございました!
手紙村も含めて、またどこかでお会いした時には、どうぞよろしくお願いいたします。
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