菓子屋 コウセツ

─ 青空の下のカフェ→広場へ ─
[ 美味しい軽食とデザート、ドリンクなどを楽しんだ私達は、
　暫くして花畑のカフェから席を立つ事にした。
　
　此処に来たときより更に睦まじい様子の私達に、
　店員もどこか微笑ましそうにしているのがむず痒い。
　けれど”おめでとう”と告げられれば、
　ありがとう。と素直に返すことができた。
　
　いい店だったと感謝を告げると、
　ラヴと共に広場の方へ向かおうか。

　村人の多くが集まる広場の中心へ。
　愛しい彼女と二人、手を取り合って踊るために。 ]

菓子屋 コウセツ

[ 恋人たちに向けたカフェスペースとは別に、
　村の広場には例年通り
　食べ物や酒が並んだテーブルがあった。
　既に楽しそうに出来上がった人たちの姿も見え、
　組み木の周りでは祭りの音楽に揺られて
　楽しそうに踊っている人たちの姿も見える。
　
　その中にはもしかしたら、
　入れ替わりで友人たちの姿も見れたかもしれない。
　>>1:373>>1:357
　
　踊る男女の輪の前で、繋いでいたラヴの手を軽く持ち上げる。
　シルヴァンと内緒でした練習の成果>>0:415は、
　うまく出せるかわからないけれど。 ]
　
　踊ろう、ラヴ。
　私達のこれからの幸福の為にも。
　
[ そう言って、笑って二人で踊りの輪に入ろうか。 ]

菓子屋 コウセツ

[ 練習したおかげか、
　なんとか形になっているステップを踏んで。
　時々バランスを崩しそうになれば、
　やっぱり下手だなと笑ったりして。
　
　今日だれよりも綺麗な君を手にしているのは私なのだと、
　村中に見せつけてしまおう。
　
　中途半端に下手くそな私の踊りは、
　ロマンチックというよりは
　どこか面白おかしい物になったかもしれないけれど。
　
　花に満ちたこの村で、自分の花を見せつけるように、
　君との踊りを楽しもうか。** ]

錬金術師 ラヴェーナ

→　広場　

[コウにいとカフェを出て広場の方へと向かう。
人で行きかう大通りを抜け、
何もなければ真っ直ぐ向かったはず。

村の男の人たちが作っていた組み木の周りで踊ってるのは
やっぱり男女のペアが大半だ。
まあこの中で一人で踊るのなかなか強心臓だなって思うし…。

フローラはシルヴァンとお祭りを回るって言ってたし、
アロイスは誰か誘うつもりだったみたいだし、
ライトも何か予定があるみたいだった。

もしかしたら知り合いカップルとか居たりするかも？って
少し辺りを気にしてみたりもしたけど、どうだったかな。
もし誰かを見つけたとしても邪魔するつもりはないけどね。]

錬金術師 ラヴェーナ

[手を軽く持ち上げられ、うんと頷いて
一緒に踊りの輪の中に飛び込む。>>5

別にリズム感ないわけじゃないけど
ボクだって踊りなんてしたことないし、
コウにいのこと笑えなかったかもな。
足を踏まないようにしながら二人で
ぎこちなくステップを踏む。

でもさ、踊りが上手か下手かなんて
ボクにとってはどうでもいいことで。
君がボクの手を取って目の前にいる。
それが何よりも一番大事で、幸せなことなんだ。]

錬金術師 ラヴェーナ

あははは！楽しいね！コウにい！

[皆と一緒にどこにでもいる、
幸福な恋人たちの一人になって。

花に彩られた広場で青空の下、
明るい笑い声を響かせていた。**]

呪術師 ライト

工房

［>>1シュクルが想像していたのは土地神様なのはそうだろう。
言葉でお願いすることで役割を担う精霊とは違い、何かしら役割があるほうが自我もあり好みがある］


精霊は役割がないといろいろ勝手にするからね。
じめじめした日が続くとカビが生えやすいのも、
放っておいたバナナが早く黒くなるのも、
見られていないと起こることは大体精霊かもね。


［役割を与えると棚でやっているように働いてくれるのだから、仕事がなくて力を持て余している感じなのかもしれない］

呪術師 ライト

うん、うん。
たくさんお話して仲良くなるとね。
自然とお呪いができるようになるんだ。

ただ、精霊が見えていないと話かけても
気づかないふりをされちゃうね。


［そこがお呪いの難しいところで、精霊を視認できるか否かが最初の関門になる。
今シュクルが見えているのは自分が引っ付いているからで見えるようになるまでの歳月は本来それなりにかかるものだ。

ただ>>2前向きなシュクルの言葉にはちかちか光る精霊もいるので気に入られそうではある雰囲気だった］

呪術師 ライト

うん、なるほどな？


［部屋の中央の台に置いていた品に宿っていた精霊がシュクルの言葉に反応して手のひらに集まって勝手に宿り始めるのを見てそう呟く。

一見成功したように見えるがこれは悪戯されてるやつだなと小さく笑うとシュクルの瞳を見つめて目を細めた］


これは協力してくれたみたいじゃないかな。
あとはそれこそ毎日お話して友達になると。
もっと出来ると思えるよ。


［見様見真似での同じようにという想いに反応したのだろうなとケラケラと笑うように明滅する手のひらの精霊を見つめて、うん、と頷いて成功だねと伝えよう。

嬉しくて喜んでくれるならそれでいいし成功したかもっていう経験は大切なものだ］

呪術師 ライト

工房はこんな感じだよ。
ここで仕込んだものを赤毛熊の毛皮の内ポケットに
入れて持ち運んでお呪いをしているんだ。

ここでやれるのはこれくらい、かな。
あとは森で採集したり田畑を耕したりしてるよ。

その辺は村の皆と変わらないと思うけど。


［あとは何が見たいかなと問いかけながら、ふぅ、と熱い吐息を零した**］

菓子屋 コウセツ

[ 考えてみれば、この祭りで誰かと踊ったことがないのは
　何も私だけじゃない。
　ラヴだって練習を重ねてきてはいないだろうし、
　互いにぎこちない踊りになってしまったのは当然のことだろう。
　
　優雅とは言えない。
　二人して、こっちが先だっけ？と顔を見合わせながら
　下手くそなステップを踏んで踊って。
　
　それでも自然と笑みが溢れ、
　気づけば笑い声すら抑えずに二人手を取り踊っていた。>>9 ]
　
　ふ、あはは…っ！
　ああ……こんなに楽しいものだったんだな…
　
[ 君と踊るまで知らなかった。
　シルヴァンとの練習も楽しかったが、
　どちらかというと互いに練習として真剣なもので
　こんな風に”楽しむ”ためだけのものではなかったから。 ]

菓子屋 コウセツ

[ 君がどこか寂しそうな顔をする度。
　君が折れてしまいそうになる度。
　
　日々の暮らしの中、
　何かを諦めたような言葉を言う度。
　
　いつか君に、ひだまりの中で幸福に包まれて笑って欲しいと
　私の腕で抱きしめて、涙も笑顔も全て受け止めてしまえたらと
　
　何度も何度も願ってきたんだ。 ]