錬金術師 ラヴェーナ

だいじょぶ。食べよ！
食べきれなかったら夜も明日も食べればいいもん。

[ね、って笑いかけて小さく首を傾げた。**]

花屋 フローラ

シロツメクサの花言葉

［もしも…………
シルヴァンが、私を受け入れてくれるなら。
一度は離れた彼を、私が受け入れられるなら。

遠い昔に一緒に遊んだこの場所で。
シロツメクサの花で首飾りを作って渡そう。
もう彼が何を喜んでくれるかさえ分からなくなった。
６年の歳月と、寂しさを抱えて。>>1:57
昨日の夜。そう決めたの。

本当にありのままの私を受け入れてくれるのなら……
大人になった今の私も。
幼い頃の思い出も。
同じように大切に。愛して欲しかったから。］

花屋 フローラ

［だから首飾りは用意せずに会場に向かったの。
ただ花飾りと、衣装を夜遅くまで作って……
再会は突然だったけれど。
私ときちんと向き合ってくれたシルヴァンは。
あの頃よりも逞しくなって。元気だったけど。
変わらないところもたくさんあって…………

時が止まった別れたあの日の
あなたの年に追い付いた。
少しだけ大人になった私の目には。
怖がりで臆病で自分勝手なところも。
女心にうといのが。私を思ってくれてたからなのも。
全部。全部が愛おしくて。

だからあなたを、花畑に誘おうと思えたの。
あなたに手造りの花の首飾りを贈りたいと思えた。］

花屋 フローラ

［シロツメクサの花言葉を知ってる？

『私を思って』『幸運』『約束』それから『復讐』

ねえ。シルヴァン？
私ちょっとだけあなたに復讐しても良いわよね？
それに大事なあなたに嘘は吐きたくないの。
あなたの居なかった時間の私。
その時を支えてくれた大切な人たちの事。
私の幸せを願ってくれる。
大切な幼馴染達のこと。］

花屋 フローラ

［あなたと語る幸せな未来。>>35>>36
あなたが尋ねてくれた大切な人の名前。］


ええ。ラヴやシュクルとは仲良しよ。
それに。ライトともね？


［私は仲良しな幼馴染に。さらっと男の子の名前を混ぜたわ。だって本当のことだもの。］

花屋 フローラ

今日の髪飾りもね？
この『紫のラナンキュラス』に。
ライトが『幸福』の呪いをかけてくれたの。

私が今幸せなのは…………
歳の近い３人の幼馴染が居てくれたからかも。
あなたと結ばれたいという夢を。
諦めずにいられたのも。


［花飾りの事も話してしまいましょう。
やきもちを妬くならやけば良いのよ。］

花屋 フローラ

［でも小さく笑って教えてあげる。］


ライトには他に想い人が居るから安心してね？
ただ純粋に。私の幸福を祈ってくれたのよ。
私のもう１人の仲良しの幼馴染。


［微笑んで。『復讐』はこれくらいでおしまい。
だってあなたは『約束』を守ってくれたものね。
誰よりもたくさんの『幸運』を私にくれたわ。
そうしてこれからもきっと。誰よりもくれるの。］

花屋 フローラ

［お行儀悪く。
本を読みながらご飯を食べるあなた。>>37
想像したら幸せで微笑んでしまう。
あなたのための椅子の側には。
サイドテーブルに、お茶と共に。
小ぶりのパンや、粉が零れないお菓子を用意しよう。
そんな話も笑ってしながら。

掬ってくれたふかふかの卵を。
口を開けてあなたに食べさせてもらった。>>37

スプーンを食んで。
口を閉じたら。あなたを見詰めて微笑んだ。
私もふわふわの卵を練習しよう。］

花屋 フローラ

［花畑では彼がマントを広げてくれて。>>38］


なんだか物語の騎士様みたいね。
私はお姫様になった気分。


［そう。はにかんで。座らせてもらった。
『あのね？紫色には意味があるの？』
そんな事も花飾りを作りながらこっそり聞いて。
あの頃の冒険家さんは。私には王子様だったわ。
だから。出来上がった花の首飾りはあなたにあげる。
『私を思って』そんな小さな頃の願いと共に。］

花屋 フローラ

［花の首飾りを身に着けてくれたシルヴァン。>>39
小さな頃の夢が。もう１つ。叶った瞬間。
そうしてきっとこれから生まれるたくさんの夢も。
あなたとなら…………。*］

飴職人 シュクル

外には悪い精霊さんもいるんだ。
それは悪戯どころじゃないね…？

守り神の赤毛熊さんのおかげで良い精霊さんだけが村にいるの、素敵。

[>>47いい人ばっかりじゃないのは精霊も同じみたい。
赤毛の熊が守ってくれていたのは危険な動物とかだと思ってたから、まさか精霊もだなんてって驚いちゃった。

言葉の不思議な魔力は本当にあったみたいで、呪術の奥深さを知ることが出来た。
ジジももしかしたら精霊みたいに見守ってくれてるのかな。]

飴職人 シュクル

むぅぅ、焦らず慌てず……

[ライトでそうなら私はもっと時間がかかりそう。根気が必要みたい。
でもライトが傍にいてくれるなら怖くないやって、抱きしめてもらいながらふにゃふにゃっと笑って。

疲れたのかなって気にした時はやっぱりライトの雰囲気が違ったから。本当に？って疑っちゃったけど。
よく見ると昨日みたいに顔色が悪いというわけじゃなさそう。]

えへへ。
いっぱいしたいことがあって困っちゃうね。

[今日だけで終わらなくてもいいって思っても、我慢できるかはまた別問題。好きな物を食べる時、明日まで待てないのと同じ。

瞳を覗くとなにか言いづらそうに視線が泳いでいて。やっぱり何かあるのかなってじーーっと見つめた。]

飴職人 シュクル

[>>56ライトの言葉に頷きながら部屋の中へとエスコートしてもらう。
ずっと手を繋いでいるのに、少し離しただけで名残惜しくなっちゃうから困る。

お邪魔しますって呟きながら中を覗くと机の上にハーブとお花、そして紙があって。遠目から覗くと、今私の首にかかっている首飾りのデザインだった。
こんな風にちゃんと考えてくれただって胸が熱くなって。胸元の宝石を指で愛おしげに撫でる。]

ベッド、このまま座っても平気…？

[外を歩いた服で人のベッドの上に座ってもいいのかなってライトの方をちらっと見て。
大丈夫そうならベッドの上に正座してライトが来るのを待つだろう。]*

菓子屋 コウセツ

[ 普段自分の店の菓子に使う桜や茶の粉末を入れたケーキは、
　試行錯誤を重ねた末の漸くの成功品。

　好きなものと大事なものを組み合わせて表現するような、
　私から見た彼女を表すきらきらとした輝きを持ったケーキ。

　彼女の反応はどうだろうかとドキドキしながら伺えば、
　驚いた声とともにどんどんと頬を赤らめる彼女が居て。>>62 ]
　
　ああ。
　実物の美しさには全く叶わないけどな。
　
[ 魅入ってくれている彼女の前、
　もしもその心境が聞こえたものなら>>64
　彼女が想像している通り、
　当然のようにそうだと答えていた事だろう。 ]

菓子屋 コウセツ

[ 喜んでくれたらいいと思っていた。
　けれど、受け取ってくれるだけでも十分だとも思っていた。
　
　そんな私の気持ちを受け止めた彼女は、
　心の底から嬉しそうに、
　今私の前で笑顔を浮かべてくれている。
　
　彼女の言葉と気持ちがじんわりと胸に染み渡り、
　何よりも嬉しい褒美をもらったような心地になって。>>65 ]
　
　…はは……。
　よかった…喜んでもらえて…。
　
[ うまく言葉を紡げないのは私も同じ。
　ふわふわと浮ついた気持ちになり、
　緩む口元が抑えきれない。
　
　大好きな子に気持ちを受け入れてくれる喜びに、
　頭が甘ったるい感覚で満ちていく。 ]